JPH11184684A - 状態遷移表自動生成方法及び記録媒体 - Google Patents

状態遷移表自動生成方法及び記録媒体

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JPH11184684A
JPH11184684A JP9354293A JP35429397A JPH11184684A JP H11184684 A JPH11184684 A JP H11184684A JP 9354293 A JP9354293 A JP 9354293A JP 35429397 A JP35429397 A JP 35429397A JP H11184684 A JPH11184684 A JP H11184684A
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JP9354293A
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Kenichi Hasegawa
賢一 長谷川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は設計対象となるシステムを構成する装
置への時系列の入出力信号と処理を配列した処理シーケ
ンス図に基づいて当該装置の状態遷移表を自動生成する
状態遷移表自動生成方法及び記録媒体に関し,処理シー
ケンスと状態遷移表の設計書間に設計者の編集ミスによ
る矛盾の発生を防止することを目的とする。 【解決手段】複数の処理シーケンス図のデータを格納す
る記憶部と処理シーケンス図のデータを読み出して状態
遷移表を生成する処理部とを備え,処理部は処理シーケ
ンスのデータを読み出して識別を行って,対象装置の初
期状態を抽出して現在状態を列方向の初期状態の欄を生
成する。設定された初期状態における要因入力を検出し
て行方向の要因欄を生成すると共に,要因に対応する入
力処理を検出し,検出された処理を現在の要因欄と状態
欄の交点に記入し,各処理に対応して遷移先の新たな状
態欄を順次生成するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置,情報処理
装置,シーケンス制御装置等の各種のシステムの処理シ
ーケンス図から状態遷移表を自動生成するための状態遷
移表自動生成方法及び記録媒体に関する。
【0002】通信装置,情報処理装置,シーケンス制御
装置等の各種のシステムにおいてソフトウェア設計の設
計書として,一つの処理毎にその流れを図式化する処理
シーケンスと全ての処理を網羅するため表形式化した状
態遷移表とがある。
【0003】従来は,全体のイメージの把握のための処
理シーケンス図に対し,処理漏れの防止のための状態遷
移表をソフトウェア設計書として設計者が作成してい
た。
【0004】
【従来の技術】図22は従来の処理シーケンスと状態遷
移表の例を示す。図22のA.は通信部(回線を収容し
て送受信を行い,メイン部との間で転送制御を行う部
分)とメイン部(制御部)とで構成する通信装置(交換
機等)の処理シーケンスの動作例を示す。この例では,
通信部に対し回線から着信が発生すると,メイン部に対
し着信を通知する。メイン部から着信の「許可」を表す
通知が通信部に対し送り返されると,通信部は回線に対
して「受付」を表す信号を発信側(図示せず)へ通知す
る。この後,発信側から「データ」が送られてくると,
通信部で一旦受信し,その後でメイン部に対しデータを
送信する。通信部に対して回線から「切断」の信号が送
られてくると,通信部はメイン部に対し「切断」を送
り,メイン部から切断を受付たことを表す通知が通信部
に送られてくると,通信部は回線に対し「切断」を通知
する。
【0005】図22のB.はこの図22のA.に示す処
理シーケンスに基づいて設計者が作成した通信部の状態
遷移表である。この場合,要因である「回線」に関す
る,着信,データ,切断及びメイン部の許可,受付に対
し,レディ,許可待ち,通信中,復旧中等の状態が発生
し,要因と状態が交差する位置に図22のB.に示すよ
うな各処理が実行されることを表す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように,従来
は処理シーケンス図と状態遷移表を個別に設計者が作成
し,処理漏れの防止を図っていたが,設計書の編集ミス
等により互いに矛盾が生じる可能性があった。そのた
め,設計者は,双方の設計書を作成した後,互いに矛盾
が生じていないかをチェックする必要があった。
【0007】本発明は処理シーケンスと状態遷移表の設
計書間に設計者の編集ミスによる矛盾の発生を防止する
状態遷移表自動生成方法及び記録媒体を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
である。図中,1は状態遷移表生成を行う処理部,10
は処理シーケンス解読部,11は初期状態設定部,12
は要因欄設定部,13は状態欄設定部,14は処理設定
部,2は複数の処理シーケンスデータを格納する第1の
記憶部,3は状態遷移表データを格納する第2の記憶
部,4は状態遷移表の要因欄,状態欄等を新規に生成し
たり,以前と同じものと見なす基準または要因欄を新た
に分割する場合の基準を格納した第3の記憶部である。
なお,第1乃至第3の記憶部は処理部1の内部メモリを
使用することができる。
【0009】図1において,設計の対象となるシステム
を構成する装置に関する複数の処理シーケンスのデータ
が第1の記憶部2に格納されている。処理部1がこの第
1の記憶部2から一つの処理シーケンスのデータを時系
列の順番に読み込みながら,処理シーケンス解読部10
で各シーケンスが解読される。最初に処理シーケンスの
初期状態を抽出して,初期状態における要因(処理が発
生する要因)を行方向の要因欄として内部の第2の記憶
部3上に生成し,その要因により実行される処理が実行
される状態を表す欄を列方向に生成する。
【0010】初期状態の後に時間の経過に対応して新た
な要因の発生を検出すると要因欄設定部12により対応
する要因を行方向の欄として設定し,ある要因に対する
特定の状態において新たな処理の実行により新たな状態
が発生すると,状態欄設定部13により新規の状態欄
(列方向)を生成する。そして,ある状態である要因に
ついて信号の発生等の処理が実行されると,生成された
状態遷移表の該当する交差点にその処理が設定される。
このように,新たな要因と状態に対応して状態遷移表が
順次生成されて,一つの処理シーケンスに対応する状態
遷移表が自動生成される。この時,以前に作成した要因
欄,状態欄と実質的に同じか,または異なる新たなもの
かまたは要因を分割する必要があるか否かを第3の記憶
部4に格納された基準情報に基づいて判断する。
【0011】更に,一つの処理シーケンスの状態遷移表
が作成されると,次に設計対象となるシステムの同じ装
置について作成された別の処理シーケンスについて,各
要因,状態について以前に作成した状態と実質的に異な
る(新たな)ものか否かの判断を第3の記憶部4の基準
に従って行い,更新を行う。
【0012】図2は本発明による状態遷移表自動生成の
イメージを表し,図2の20−1,20─2,20─3
は図1で符号2で表す処理シーケンスの例であり,各装
置AA,BB,CC,DDについての処理シーケンスが
記述されている。これらの各装置の処理シーケンスか
ら,図2の21〜24に示すように各装置AA〜DDに
ついて状態遷移表が作成される。
【0013】
【発明の実施の形態】上記図1に示す状態遷移表生成の
処理はプログラムにより実現することができ,図3乃至
図6は本発明の実施例のフローチャート(その1)〜
(その4)である。このフローチャートにより状態遷移
表を作成する対象となる処理シーケンス図は記憶部2に
格納される。なお,図3乃至図6に示すフローチャート
で表す処理はプログラム化してCD−ROMまたフレキ
シブルディスク,またはハードディスク等の記録媒体に
格納することができ,これらの記録媒体の内容を読み出
してCPUを含む処理装置のメモリにローディングした
上で実行することができる。
【0014】また,図7は本発明により状態遷移表を作
成する対象となる処理シーケンス図のデータ構成の例,
図8は本発明の処理により作成された状態遷移表のデー
タ構成の例を示し,前記図7の処理シーケンス図により
生成された状態遷移表の一部のデータである。
【0015】図7に示すように処理シーケンス図は,デ
ータ内容(タスク,状態,要因等の区別)と,データ
長,タスク名称(通信部(cm),制御部(main)等)等のデ
ータがテーブル形式で格納されている。また,図8は状
態遷移表のデータ構成であり,座標,データ長,状態名
称(レディ,応答待等),要因名称(着信,rcv,
等)の状態遷移表を構成するデータが本発明の処理フロ
ーにより格納される。
【0016】図3乃至図6に処理を説明すると,最初に
未チェックの処理シーケンス図はあるか判別し(図3の
S1),存在すると処理シーケンス図を読み込む(同S
2)。この場合の処理シーケンス図は,各入出力信号の
名称,発生元,発生先(送信先)の装置名等が時系列に
配置されたデータ構造を備える。この読み込んだ内容に
ついて未チェックのタスク(図7参照)があるか判別し
(図3のS3),存在しないとS1に戻るが,存在する
場合,処理シーケンス図内のタスク内容を読み込む(同
S4)。
【0017】次に読み込んだタスクに対応する状態遷移
表を作成済か判別し(図3のS5),作成済でない場合
は状態遷移表を新規に作成し(同S6),作成済の場合
は既存の状態遷移表を更新する(同S7)。続いてタス
クに初期状態設定があるか判別し(図3のS8),この
判別結果に対応する処理は図4に移行し,初期状態設定
が無い場合は状態遷移表に既存の初期状態があるか判別
し(図4のS9),ある場合は現在の状態を初期状態に
するが(S11),無い場合は状態遷移表の状態欄に初
期状態を入力して(同S10),現在の状態を初期状態
にする。前記S8において初期状態設定があると判断さ
れた場合は,設定された状態と同一名の状態が既にある
か判別し(図4のS12),無い場合は現在の状態を設
定された状態にし(同S14),同一名の状態が無い場
合は状態遷移表の状態欄に設定された状態を入力して
(同S13),現在の状態を設定された状態にする。生
成された状態遷移表のデータは図8にその一部を示すよ
うなデータ構成を備える。
【0018】この後,次の入力要因があるか判別し(図
4のS15),無い場合はタスクの情報を最後まで読み
取り済か判別する(同S16)。読み取り済の場合はS
15に戻るが,読み取り済でない場合は上記図3のS3
に戻り次の未チェックのタスクを探す。上記S15にお
いて,次の入力要因がある場合,状態遷移表に同一名の
要因が既にあるか判別する(図4のS17)。これは以
前に同一名称の要因があれば同じものを重複して設けな
いための判断であり,ここで無いことが分かった場合は
状態遷移表の要因欄に要因を追加する(図4のS1
8)。
【0019】同一名の要因が存在する場合及びS18で
要因を追加した場合は,現在の要因欄を設定された要因
にする(同S19)。この後,次の入力処理があるか判
別し(図4のS20),無い場合は現在の要因欄と状態
欄の交差(処理欄)に処理のないものがあるか判別し
(同S21),処理のないものが無い場合は,後述する
図5のS23に移行し,処理のないものが有る場合は,
後述する図5のS27に移行する。
【0020】上記図4のS20において,次の入力処理
があると判別されると,現在の要因欄と状態欄の交差
(処理欄)に同一の処理があるか判別する(図5のS2
2)。同一の処理が存在する場合,次の入力状態がある
か判別し(同S27),有る場合には現在の要因欄と状
態欄の交差(処理欄)に同一の遷移先があるか判別する
(同S28)。ここで同一の遷移先があることが分かっ
た場合及び上記S27において次の入力状態がないこと
が分かった場合は,既存の遷移先状態を現在の状態に設
定し(同S31),続いて図6のS37へ移行する。
【0021】上記S28で同一の遷移先が無いことが分
かった場合,状態遷移表の処理欄に分割処理を追加する
(同S29)。この分割の詳細は後述する。続いて,状
態遷移表の処理欄に処理を入力し,処理が無ければ入力
しない(図5のS30)。また,上記図5のS22にお
いて,同一の処理が無いことが分かると,現在の要因欄
と状態欄の交差(処理欄)は空欄か判別し(図4のS2
3),空欄でない場合は状態遷移表の処理欄に分割処理
(詳細は後述する)を追加し(同S24),続いて上記
S23で空欄である場合と同様に状態遷移表の処理欄に
処理を入力し,処理がなければ入力をしない(同S2
5)。
【0022】次に次の入力状態があるか判別し(同S2
6),その判別結果に対応して次の図6の処理が実行さ
れる。すなわち,次の入力状態がある場合,既存の状態
に同一名のものがあるか判別し(図6のS32),無い
場合は後述するS33に移行し,ある場合は現在の状態
を設定し(同S35),処理欄の遷移先に現在の状態を
入力する(同S36)。続いてタスクの情報を最後まで
読み取り済か判別し(同S37),読み取り済なら上記
図3のS3に戻るが,読み取り済でない場合は上記図4
のS16に戻る。また,上記図5のS26において,次
の入力状態がないと判別されると,状態遷移表の状態欄
を追加し(同S33),追加した状態欄に設定内容を入
力して(同S34),上記のS35に移行する。
【0023】上記図3乃至図6に示すフローチャートを
プログラム化してCD−ROMや,フレキシブルディス
ク等の記録媒体に記録し,記録内容を読み出して処理装
置(CPU及びメモリ)にローディングすることで,本
発明を実施することができる。また,要因欄や状態欄を
新規に生成するか,要因を分割するか否かの基準(図1
の第3の記憶部4に格納)も記録される。
【0024】上記図3乃至図6に示す状態遷移表生成の
処理フローにおいて,この実施例における開始状態,同
一状態,及び遷移先の分割,及び遷移を行う場合の基本
法則は次の通りである。
【0025】(1) 各処理シーケンスの開始状態は,明記
していない場合は全て同一状態と判断する。 (2) 各処理シーケンスの開始状態で,明記されているも
のと明記されないものは別状態と判断する。
【0026】(3) 各場所において明記されている同一名
の状態は同一状態と判断する。 (4) シーケンスが同一であるのに遷移先が異なる場合,
双方ともに状態名が明記してあると分割欄で遷移先を分
割する。少なくとも片方に状態が明記されていない場合
は同一と判断する。
【0027】(5) 状態が明記されていない限り,状態は
次々に遷移していくものとする。 以下に,各状態についての具体例により遷移表の生成例
を示す。図9は開始状態の生成例である。この例では
(1),(2),(3) の3つの処理シーケンスが存在し,各処理
シーケンスでは,上記従来例の図22と同様に,「c
m」(通信部を意味する)と「main」(メイン部,
制御部を意味する)の処理シーケンスであり,通信部
(cm)は回線と接続され,メイン部(main)との
間で制御信号やデータの送受を行う。最初に(1) の場合
は開始状態が「レディ」と明記されており, 状態遷移表
はA.に示すように.「レディ」の状態欄(列)が設け
られる。一方,(2) と(3) の処理シーケンスは開始状態
が明記されてなく同一状態と判断するが,(1) のように
明記されている開始状態とは別状態として未記入の状態
欄(列方向)を生成する。
【0028】図10は分割欄の生成例1である。図10
のA.とB.の処理シーケンスは,「rcv」まで同一
であるが,遷移先はA.の場合が「応答待」で,B.の
場合が「通信」であり,双方共に状態名が明記されて異
なるので,C.に示す状態遷移表に示すように分岐先を
分割する。なお,片方,または双方に状態が明記されて
いない場合は,同一状態と判断し,分割欄にはしない。
【0029】図11は分割欄の生成例2である。この場
合,図11のA.とB.の処理シーケンスは同一である
が,発生要因が異なる例である。この場合,C.に示す
ように状態遷移表では分割欄で発生先要因を分割する。
【0030】図12は分割欄の生成例3である。この場
合,図12のA.のシーケンスとB.のシーケンスは同
一であるが,それぞれの処理概要記述が,A.の場合が
<処理1>,B.の場合は<処理2>となっており相違
している。この場合は,C.に示すように状態遷移表に
おいてそれぞれの要因に対応する分割欄を作成する。な
お,片方または双方に処理概要記述が記入されてなく,
シーケンスが同一であれば,分割欄にはしない。
【0031】図13は分割欄が形成される条件を示す図
である。作成済の状態遷移表との比較において,ケース
1〜ケース3について,現在の状態,発生元要因が同じ
場合に,処理概要記述,発生先要因及び遷移先状態の何
れか一つが異なる場合に分割欄か生成されることを示
す。
【0032】次に図14は状態が明記されてない場合の
状態生成例である。この場合,A.に示す処理シーケン
スでは「通信」の状態が明記されているが,B.の処理
シーケンスでは明記されてない。この場合,B.には明
記されてないがシーケンスがA.と同じであるため状態
遷移表はC.に示すようにA.と同一の「通信」状態と
判断する。
【0033】図15,図16は各場所において同一名の
状態の例の状態遷移表の例(その1),(その2)であ
る。図15の(a) 〜(c) に3つの処理シーケンス図が示
され,各処理シーケンスを順番に状態遷移表化した時の
変化を図15のA.と図16のB.及びC.に示す。図
15のA.は(a) に示す処理シーケンスから生成した
「cm」の状態遷移表であり,レディ状態で回線への着
信で,「rcv」を「main」へ送り,「応答待」の
状態へ遷移し,応答待の状態で「main」がackを
受け取ると,受付の信号を回線へ送り,通信状態に遷移
している。
【0034】図16のB.は上記図15の(2) の処理シ
ーケンスに対応する遷移を図15のA.に示す状態遷移
表に追加したものである。この場合,(b) の「応答
待」,「通信」の状態は既に登録されている状態名と同
一であると判断され,回線の着信の要因欄と応答待ちの
状態欄との交点に「rcv」を「main」へ送信し
て,「通信へ」という処理を記入し,「通信」状態は既
に設定されているので新たに設けない。
【0035】次に図16のC.は上記図16のB.に示
す状態遷移表に対し図15の(c) に示す処理シーケンス
による状態を追加したものである。この場合,図15の
(a)とはシーケンスが同一であるが遷移先が異なるため,
分割欄を作成するが, 遷移しない。すなわち, 回線の
着信の要因を分割して,新たな要因欄を生成し,「レデ
ィ」の状態欄(列)との交点に「rcvをmainへ送
信し,遷移せず」の処理を記入する。
【0036】図17は処理シーケンス図の例を示し,
A.とB.は処理シーケンス図1と処理シーケンス図2
である。この図17の処理シーケンス図からの状態遷移
表の生成を上記図3乃至図6に示す処理フローにより実
行した場合の状態遷移表生成の過程(その1)〜(その
4)を図18乃至図21に示す。
【0037】最初に図17のA.に示す処理シーケンス
図1の「cm」(通信部を表す)の状態遷移表を作成す
る過程を図18の(1) から図20の(11)に示す。すなわ
ち,図18の(1) において, 状態遷移表の要因欄(第1
行)に対しレディの状態欄(第1列)が設けられ,(2)
より要因欄に「回線」,「着信」を入力する。次に(3)
において図17のA.に示すように回線の要因欄とレデ
ィの状態欄との交点に「rcv からmainへ」の処理を記入
し,「応答待ちへ」の状態を記入すると共に,状態欄
(第2列)として新たに「応答待ち」を設定する。次に
(4) では図17のA.に示す「main」の要因欄が新たに
第2行に設けられ,「ACK」が記入される。次の(5)
において,状態欄の応答待(第2列)と「main」の要因
欄の交点に処理を記入する(受付を回線へ)。この交点
に対する状態の記入が処理シーケンス図に無いため未入
力の状態欄(第3列)を作成する。
【0038】図19の(6) では,図17のA.のデータ
(回線)を受信した状態を状態遷移表に設定するもの
で,回線について「データ」の要因欄(第2列)が追加
される。これは発生元の状態遷移表名が同一(回線が該
当)のものがあれば,その後の行に追加し,発生元状態
遷移表名欄の表示は自動的に連結表示する。次に図17
のA.のデータ(DT)をmainへ送信する処理を状態遷
移表に設定するもので,図19の(7) に示すように,回
線の「データ」の要因欄(第2行)と未入力の状態欄
(第3列)の交点に処理を記入し,その状態が明記され
ていないが,次々に遷移していくものとして更に未入力
状態欄(第4列)が作成される。
【0039】次に,図17のA.で回線に「切断」が入
力されると図19の(8) のように回線の要因に「切断」
の要因欄が新たに追加される。次の図20の(9) におい
て,「切断」の要因欄と第4列の状態欄との交点に処理
(DISCをmainへ通知) を設定し, その状態に対応する未
入力状態欄を第5列に作成して,図20の(10),(11)が
順に得られる。同様に処理シーケンス図1から「main」
の状態遷移表を作成することができる。
【0040】次に図17のB.に示す処理シーケンス図
2から「cm」の状態遷移表が上記図20の(11)に対し
追加作成される。この時,各場所において,明記されて
いる同一名の状態は同一と見なす。従って,図18の
(5) までは処理シーケンス図1で既に作成されているた
め,状態遷移表に変化はない(第3列の状態に遷移した
所まで)。回線で「切断」の要因が発生した所から新し
い遷移が発生し,図21の(12)の切断の要因(第3行)
と第3列の状態との交点に「DISCをmainへ通知」が記入
され,状態欄の第6列が生成される。更に図21の(13)
において, 状態欄の第6列と要因欄の第5行(DISC) の
交点に切断を回線へ通知し,レディ状態となる処理が記
入される。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば通信装置,情報処理装
置,シーケンス制御装置等の各種のシステムにおいて,
処理シーケンス図から状態遷移表を自動生成することが
できるため,互いの設計書間で設計者の編集ミスによる
矛盾や誤りの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】本発明による状態遷移表自動生成のイメージを
表す図である。
【図3】本発明の実施例のフローチャート(その1)を
示す図である。
【図4】本発明の実施例のフローチャート(その2)を
示す図である。
【図5】本発明の実施例のフローチャート(その3)を
示す図である。
【図6】本発明の実施例のフローチャート(その4)を
示す図である。
【図7】本発明により状態遷移表を作成する対象となる
処理シーケンス図のデータ構成の例を示す図である。
【図8】本発明の処理により作成された状態遷移表のデ
ータ構成の例を示す図である。
【図9】開始状態の生成例を示す図である。
【図10】分割欄の生成例1を示す図である。
【図11】分割欄の生成例2を示す図である。
【図12】分割欄の生成例3を示す図である。
【図13】分割欄が形成される条件を示す図である。
【図14】状態が明記されてない場合の状態生成例を示
す図である。
【図15】各場所において同一名の状態の例の状態遷移
表の例(その1)を示す図である。
【図16】各場所において同一名の状態の例の状態遷移
表の例(その2)を示す図である
【図17】処理シーケンス図の例を示す図である。
【図18】状態遷移表生成の過程(その1)を示す図で
ある。
【図19】状態遷移表生成の過程(その2)を示す図で
ある。
【図20】状態遷移表生成の過程(その3)を示す図で
ある。
【図21】状態遷移表生成の過程(その4)を示す図で
ある。
【図22】従来の処理シーケンスと状態遷移表の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 処理部 10 処理シーケンス解読部 11 初期状態設定部 12 要因欄設定部 13 状態欄設定部 14 処理設定部 2 第1の記憶部 3 第2の記憶部 4 第3の記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計対象となるシステムを構成する装置
    への時系列の入出力信号と処理を配列した処理シーケン
    ス図に基づいて当該装置の状態遷移表を自動生成する状
    態遷移表自動生成方法において,複数の処理シーケンス
    図のデータを格納する第1の記憶部と,前記第1の記憶
    部からの処理シーケンスのデータを読み出して第2の記
    憶部に状態遷移表を生成する処理部とを備え,前記処理
    部は処理シーケンスのデータを読み出して識別を行っ
    て,対象装置の初期状態を抽出して現在状態を列方向の
    初期状態の欄を生成し,設定された初期状態における要
    因入力を検出して行方向の要因欄を生成すると共に,前
    記要因に対応する入力処理を検出し,検出された処理を
    現在の要因欄と状態欄の交点に記入し,各処理に対応し
    て遷移先の新たな状態欄を順次生成することを特徴とす
    る状態遷移表自動生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,現在の状態欄の処理
    において遷移先が明記されていないと,最後の状態欄に
    未入力の状態欄を追加作成することを特徴とする状態遷
    移表自動生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,一つの処理
    シーケンス図から前記対象となる装置について状態遷移
    表を作成し,続いて同じ装置についての他の処理シーケ
    ンス図のデータを読み出した時,シーケンスが同一で遷
    移先が異なると一つの要因について分割欄を作成し,遷
    移先が異なる場合は異なる状態欄を生成することを特徴
    とする状態遷移表自動生成方法。
  4. 【請求項4】 設計対象となるシステムを構成する装置
    への時系列の入出力信号と処理が記述された処理シーケ
    ンス図のデータを読み出させ,読み出したデータを識別
    させて状態遷移表を作成する対象装置の初期状態を抽出
    して処理発生の要因を行方向の要因欄として生成すると
    共に,前記要因に対応して発生する状態を表す欄を列方
    向に生成し,前記処理シーケンス図の時間の経過に対応
    して新たな要因の発生と状態の発生を検出に応じて順次
    新たな要因欄を生成すると共に,要因欄と状態欄との交
    点に実行される処理を記入させて状態遷移表を作成させ
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019050046A (ja) * 2018-11-29 2019-03-28 株式会社アイ・エル・シー シーケンス図作成装置、シーケンス図作成方法およびシーケンス図作成プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019050046A (ja) * 2018-11-29 2019-03-28 株式会社アイ・エル・シー シーケンス図作成装置、シーケンス図作成方法およびシーケンス図作成プログラム

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