JPH11182830A - コンバスタ温度制御方法 - Google Patents

コンバスタ温度制御方法

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Publication number
JPH11182830A
JPH11182830A JP36552497A JP36552497A JPH11182830A JP H11182830 A JPH11182830 A JP H11182830A JP 36552497 A JP36552497 A JP 36552497A JP 36552497 A JP36552497 A JP 36552497A JP H11182830 A JPH11182830 A JP H11182830A
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JP
Japan
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temperature
combustor
outlet gas
cyclone outlet
set value
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP36552497A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Shiomi
康之 塩見
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11182830A publication Critical patent/JPH11182830A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はサイクロン出口ガス温度が基準値を
越えた場合に、その越えた温度に比例してコンバスタ温
度設定値を下方修正してコンバスタ温度を制御すること
によりボイラ性能をフルに発揮できるコンバスタ温度制
御方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 前記コンバスタ1の後流側に設けたサイ
クロン出口ガス温度が規定値を超過した場合に、該超過
したサイクロン出口ガス温度に基づいて修正用信号(補
正係数)を生成する関数発生器21を設け、例えば減算
器22若しくは乗算器にて前記コンバスタ温度設定値よ
り前記修正用信号を減算若しくは乗算して、下方修正さ
れた設定値に基づいてコンバスタ温度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は循環流動床ボイラの
流動層燃焼炉(コンバスタ)の温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より可燃廃棄物や粉粒状石炭等の固
形可燃物を流動材とともに混合燃焼させながらその熱エ
ネルギーを利用してボイラ水を過熱する循環流動床ボイ
ラ(以下CFBという)は公知であり、かかるCFBの
構造について図2に基づいて簡単に説明するに、1は流
動層燃焼炉(以下コンバスタという)で、一次空気ダク
ト6及び二次空気ダクト7より燃焼用空気を導入しなが
ら、前記可燃物を流動材とともに混合燃焼させ、その燃
焼ガスをサイクロン2に導き、灰や飛散流動材を除去し
た後、後部ガスパス3に導き、該後部ガスパス3内でボ
イラ水若しくはボイラ蒸気と熱交換した後、不図示の集
塵機、誘引通風機等を介して煙突より排出される。
【0003】一方、前記サイクロン2では後記する温度
制御回路よりの信号に基づいて灰取り出し弁4を駆動操
作しながら、前記サイクロン2で捕足した流動材は外部
熱交換器5に送られ、ボイラ水等と熱交換した後、若し
くは直接コンバスタ1に送られ、流動材の還流が行なわ
れる。又前記コンバスタ1にはコンバスタ温度検出器8
が、又サイクロン2の出口通路2aにはサイクロン出口
ガス温度検出器9が、夫々取り付けられ、後記する制御
が行なわれる。
【0004】図3は従来技術に係るコンバスタ温度制御
回路とサイクロン出口ガス温度監視装置を示す。本従来
技術のコンバスタ温度制御回路はコンバスタ温度をコン
バスタ温度検出器8で検出し、温度調節計12にて該コ
ンバスタ温度とコンバスタ温度設定器11で与えられた
基準温度との偏差を求め、該偏差値に対応する制御信号
と先行信号13とを信号加算器14で加算して、その加
算信号に基づいて灰取出弁4を駆動操作しながらコンバ
スタ1内の温度を制御する。一方、サイクロン出口ガス
温度は、温度検出器9で検出され、該検出温度を警報設
定器15とトリップ用温度検出器16に入力してサイク
ロン出口ガス温度の監視等を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従ってかかる従来技術
の制御回路においては、コンバスタ温度の制御と、サイ
クロン出口ガス温度の制御が互いに無関係に行なわれて
いるために、サイクロン出口ガス温度が規定値を超過し
た場合においても単に警報設定器15による警報がなさ
れるだけで、後記する本発明のようにコンバスタ温度設
定値を自動的に修正しながら、サイクロン出口ガス温度
を下げる制御は行なわれていなかった。
【0006】本発明はサイクロン出口ガス温度が基準値
を越えた場合に、その越えた温度に比例してコンバスタ
温度設定値を下方修正してコンバスタ温度を制御するこ
とによりボイラ性能をフルに発揮できるコンバスタ温度
制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は予め設定された
コンバスタ温度設定値と実際のコンバスタ検出温度とを
比較しその偏差に基づいてコンバスタ温度を調整するよ
うにしたコンバスタ温度制御方法において、前記コンバ
スタの後流側に設けたサイクロン出口ガス温度が規定値
を超過した場合に、該超過したサイクロン出口ガス温度
に基づいて修正用信号を生成するとともに、該修正用信
号により前記コンバスタ温度設定値を下方修正し、該下
方修正された温度設定値に基づいてコンバスタ温度を制
御することを特徴とするものである。
【0008】即ち本発明はサイクロン出口ガス温度の超
過分に対応して前記コンバスタ温度設定値が下方修正さ
れる為に、その結果、コンバスタ温度が低下し、そして
サイクロン出口ガス温度もコンバスタ温度に対応して低
くなり、サイクロン出口ガス温度の異常超過を防止でき
る。そして後記する実施例に示すように、前記サイクロ
ン出口ガス温度が規定値を超過した場合に、該超過した
サイクロン出口ガス温度に基づいて修正用信号を生成す
る関数発生器21を設け、減算器22にて前記コンバス
タ温度設定値より前記修正用信号を減算して、減算され
た設定値に基づいてコンバスタ温度を制御するように構
成してもよく、又、前記関数発生器21で超過したサイ
クロン出口ガス温度に対応する補正係数を生成し、例え
ば乗算器にて前記コンバスタ温度設定値に1以下の小数
点の補正係数を掛けて、前記コンバスタ温度設定値を下
方修正するように構成してもよい。いずれの場合も、コ
ンバスタ温度が低下し、サイクロン出口ガス温度もコン
バスタ温度に対応して低くなり、サイクロン出口ガス温
度の異常超過を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。図1は、本発明の実施形態に係るコン
バスタ温度制御回路を示し、図3の従来の制御回路に、
サイクロン出口ガス温度の関数発生器21とコンバスタ
温度設定値減算用の信号減算器22が付加されている。
【0010】前記従来制御回路では、コンバスタ温度設
定器11で与えられている基準コンバスタ温度設定値は
固定値であるが、本実施形態では、サイクロン出口ガス
温度が規定値を超過した場合に、該超過したサイクロン
出口ガス温度に基づいて関数発生器21で生成されたコ
ンバスタ温度設定値修正用信号を信号減算器22に入力
し、前記基準コンバスタ温度設定値より前記修正用信号
を減算して、減算された修正設定値に基づいてコンバス
タ温度を制御する為に、言換えればサイクロン出口ガス
温度の超過分に対応して前記コンバスタ温度設定値が下
方修正される為に、その結果、コンバスタ温度が低下
し、そしてサイクロン出口ガス温度もコンバスタ温度に
対応して低くなり、サイクロン出口ガス温度の異常超過
を容易に防止できる。
【0011】即ち、より詳細に説明するに、本実施形態
の関数発生器21は、サイクロン出口ガス温度が規定値
(A点)を超過した場合に、前記修正用信号に基づいて
コンバスタ温度設定値を減算して下方修正された設定値
をコンバスタ温度調節計12に出力する。その設定値
は、図1の関数発生器21内に図示されるとおり、サイ
クロン出口ガス温度が規定値以下(21の入力A点以
下)では修正用信号の出力は零である。そしてサイクロ
ン出口ガス温度が規定値(A点)を越えるとこれに比例
して修正用信号の出力が増加し、例えば関数発生器21
の入力がB点では出力がYとなる様に関数が設定され
る。
【0012】つまり、関数発生器21の修正用出力信号
は、サイクロン出口ガス温度が規定値(A点)を越えた
場合に限り出力され、その出力値は、サイクロン出口ガ
ス温度の超過度合いに比例して増加する関数として設定
される。信号減算器21では、コンバスタ温度設定器1
1よりの出力信号から、上述の関数発生器21の出力を
減算し、下方修正されたコンバスタ温度設定値23をコ
ンバスタ温度調節計に出力し、コンバスタ温度制御を行
なう。
【0013】従って本実施形態によれば、コンバスタ温
度設定回路に、サイクロン出口ガス温度による関数発生
器21と信号減算器22を付加することにより、サイク
ロン出口ガス温度が規定値(A点)を超過した場合に
は、コンバスタ温度設定値を自動的に下方修正し、その
結果、計画炭種・燃料でコンバスタ温度を規定値に制御
することによりサイクロン出口ガス温度も規定値(A
点)以内に下げることが出来、ボイラ性能をフルに発揮
できる。
【0014】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、サイ
クロン出口ガス温度が基準値を越えた場合に、その越え
た温度に比例してコンバスタ温度設定値を下方修正して
コンバスタ温度を制御することによりボイラ性能をフル
に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコンバスタ温度制御回
路を表した制御ブロック図である。
【図2】CFB廻り系統を表した要部概略図である。
【図3】従来の流動層燃焼炉温度制御回路とサイクロン
出口ガス温度監視装置の回路を表した制御ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 流動層燃焼炉(コンバスタ) 2 サイクロン 4 灰取出弁 5 外部熱交換器 8 コンバスタ温度検出器 9 サイクロン出口ガス温度検出器 11 コンバスタ温度設定器 12 コンバスタ温度調節計 14 信号加算器 15 警報設定器 16 トリップ用温度検出器 21 関数発生器 22 信号減算器 23 コンバスタ温度設定値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されたコンバスタ温度設定値と
    実際のコンバスタ検出温度とを比較しその偏差に基づい
    てコンバスタ温度を調整するようにしたコンバスタ(流
    動層燃焼炉)温度制御方法において、 前記コンバスタの後流側に設けたサイクロン出口ガス温
    度が規定値を超過した場合に、該超過したサイクロン出
    口ガス温度に基づいて修正用信号を生成するとともに、
    該修正用信号により前記コンバスタ温度設定値を下方修
    正し、該下方修正された温度設定値に基づいてコンバス
    タ温度を制御することを特徴とするコンバスタ温度制御
    方法。
JP36552497A 1997-12-22 1997-12-22 コンバスタ温度制御方法 Withdrawn JPH11182830A (ja)

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JP36552497A JPH11182830A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 コンバスタ温度制御方法

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JPH11182830A true JPH11182830A (ja) 1999-07-06

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JP36552497A Withdrawn JPH11182830A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 コンバスタ温度制御方法

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