JPH11181759A - 鋼管杭 - Google Patents
鋼管杭Info
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- JPH11181759A JPH11181759A JP35027597A JP35027597A JPH11181759A JP H11181759 A JPH11181759 A JP H11181759A JP 35027597 A JP35027597 A JP 35027597A JP 35027597 A JP35027597 A JP 35027597A JP H11181759 A JPH11181759 A JP H11181759A
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- cylindrical
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Abstract
揮することができて、ストレート杭よりは十分大きな支
持力が得られ、しかも製作が容易でコストを安くできる
鋼管杭を提供する。 【解決手段】 上部側が径大となり、下部側が径小とな
るように径の異なる複数の鋼管製円筒部材3a,3bを
同軸一体に連結してなる鋼管杭3。
Description
用の基礎杭として使用される鋼管杭に関する。
ートパイルも使用されるが、鋼管杭は、コンクリートパ
イルに比べて重量が小さく、曲げ剛性が強いから、衝撃
による破損のおそれが少なく、運搬、打ち込みなど取扱
い作業が簡単容易で迅速に行える上、製造コストも安い
と言った利点がある。
は、図4の(C)に示すように、杭全長にわたって径が
一様な円筒状に形成されるストレート杭1である。この
ようなストレート杭1は、一般に、地盤反力が小さいた
め、打ち込みが比較的容易である反面、支持力が小さく
なる難点がある。従って、十分な支持力を確保するため
には、杭1の長さを長くすればよいわけであるが、打ち
込み作業に相当な手間を要する上、杭自体のコストも高
くつき、住宅建築施工費の高騰を来すことになる。
力が得られる杭としては、図4の(A)に示すように、
上端部から下端部にかけて漸次径小となるテーパ杭2が
理想である。このようなテーパ杭2は、地盤中において
楔効果が発揮されるから、打ち込みは困難であるけれど
も、地盤反力が大きく、比較的短い杭長でより大きな支
持力が得られる。
ようなテーパ杭2を鋼材により製作することになると、
製作が極めて困難で、コストが非常に高くついて、実用
性に乏しい。コストが高くつく点では、コンクリートで
テーパ杭2を製造する場合も同様である。
パ杭とほぼ同様な楔効果を地盤中で発揮することができ
て、ストレート杭よりは十分大きな支持力が得られ、し
かも製作が容易でコストを安くできる鋼管杭を提供する
ことを目的とする。
管杭は、例えば図1の(A)及び(B)に示すように、
上部側が径大となり、下部側が径小となるように径の異
なる複数の鋼管製円筒部材3a,3bを同軸一体に連結
してなることを特徴としている。
て、例えば図1の(B)に示すように、上下に隣合う上
部側円筒部材3aと下部側円筒部材3bとは、両円筒部
材3a,3b間に段部4を形成する鋼板製リング状部材
5を介して溶接7,8により連結されてなることを特徴
としている。
杭において、例えば図1及び図2に示すように、最下部
側の円筒部材3b,13c,23dにはその下端部に補
強用の肉厚部6,16,26が形成されていることを特
徴としている。
すもので、この鋼管杭3は、同図の(A)に示すよう
に、鋼管製の上段側円筒部材3aと、上段側円筒部材3
aよりも径小でこれの下端に同軸一体に連結された鋼管
製の下段側円筒部材3bとによって2段円筒状に形成さ
れている。
側円筒部材3bとは、上下両円筒部材3a,3b間に段
部4を形成する鋼板製のリング状部材5を介して溶接に
よって連結されている。即ち、リング状部材5は、図1
の(B)から分かるように、その外径が上段側円筒部材
3aの外径より若干大きく、中央孔部5aの内径が下段
側円筒部材3bの内径とほぼ同じ程度に形成されたもの
で、このリング状部材5の上面外周部側と上段側円筒部
材3aの下端部とが溶接され(その溶接部を7で示
す)、このリング状部材5の下面内周部側と下段側円筒
部材3bの上端部とが溶接されている(その溶接部を8
で示す)。
側円筒部材3bとを連結するには、例えば上段側円筒部
材3aの下端と下段側円筒部材3bの上端とにそれぞれ
フランジを突設しておいて、両フランジをボルト止めす
るようにしてもよいが、上記のように上下両円筒部材3
a,3b間に鋼板製のリング状部材5を介在させて、こ
のリング状部材5を上段側円筒部材3aの下端と下段側
円筒部材3bの上端とに溶接するようにすれば、上下円
筒部材3a,3bの連結作業が簡単で、鋼管杭3の製作
を容易に行うことができる。
強用の肉厚部6が形成されている。この補強用肉厚部6
によって、鋼管杭3を地盤中に打ち込む時に下段側円筒
部材3bの下端部が破損したり変形するおそれが少な
く、鋼管杭3の寿命を延ばすことができる。
径小の下段側円筒部材3bとからなる2段円筒型鋼管杭
3を地盤W中に打ち込んだ状態を図4の(B)に示す。
この2段円筒型鋼管杭3によれば、下段側円筒部材3b
の下端面以外に、上段側円筒部材3aと下段側円筒部材
3bとの間の段部4、即ちリング状部材5の下面側に上
向きの大きな地盤反力を作用させることができ、しかし
てこの2段円筒型鋼管杭3を全体的に見れば、この鋼管
杭3が地盤に対して、テーパ杭による楔効果と同様な作
用を発揮することになり、従って大きな支持力が得られ
る。
さくなっている上段側円筒部材13aと中段側円筒部材
13bと下段側円筒部材13cとからなる3段円筒型鋼
管杭13を示し、また同図の(B)は、同様にそれぞれ
の外径が順次小さくなっている最上段側円筒部材23a
と2段目側円筒部材23bと3段目側円筒部材23cと
最下段側円筒部材23dとからなる4段円筒型鋼管杭2
3を示している。これら3段円筒型鋼管杭13及び4段
円筒型鋼管杭23において、それぞれ上下に隣合う上部
側円筒部材と下部側円筒部材との連結構造については、
2段円筒型鋼管杭3を例示した図1の(B)に示される
2段円筒型鋼管杭3の連結構造と同じであり、また最下
段の円筒部材13c,23dの下端部には、2段円筒型
鋼管杭3の場合と同様に補強用肉厚部16,26が形成
されている。
び(B)に示す3段円筒型鋼管杭13や4段円筒型鋼管
杭23のように、円筒部材の個数が多くなるほど、図4
の(A)に示されるテーパ杭2に近い構造となって、そ
れ相応の楔効果が発揮され、それにより大きな地盤反力
が作用して、十分大きい支持力が得られる。
ている。この打ち込み用機械は、クローラクレーンKの
前部に立設されるリーダ9にオーガマシン10を昇降自
在に支持させ、このオーガマシン10の下端部に鋼管杭
3の上端部を連結したもので、オーガマシン10によっ
て鋼管杭3を回転しつつ下動しながら、この鋼管杭3を
地盤中に打ち込むようにしている。
は、上部側が径大となり、下部側が径小となるように径
の異なる複数の鋼管製円筒部材を同軸一体に連結してな
るものであって、上下に隣合う上部側円筒部材と下部側
円筒部材との間の段部下面側に上向きの地盤反力が作用
するから、鋼管杭の全体においては、この鋼管杭が地盤
に対し楔効果とほぼ同様な作用を発揮することになり、
この楔効果によって鋼管杭に大きな地盤反力が作用し、
それによって大きな支持力が確保される。従って、本発
明の鋼管杭によれば、杭長が短くても十分大きな支持力
が得られる。
部側円筒部材と下部側円筒部材とを、両円筒部材間に段
部を形成する鋼板製リング状部材を介して溶接により連
結することによって、鋼管杭の製作が容易となり、コス
トを安くできる。
材の下端部に補強用の肉厚部を形成することによって、
鋼管杭を地盤中に打ち込む時に最下部側円筒部材の下端
部が破損したり変形するおそれが少なく、使用寿命を延
ばすことができる。
ある2段円筒型鋼管杭を示す側面図、(B)は同鋼管杭
の拡大縦断面図である。
杭を示す側面図、(B)は更に他の実施形態である4段
円筒型鋼管杭を示す側面図である。
ある。
を示す概略側面図、(B)は本発明に係る鋼管杭を地盤
中に打ち込んだ状態を示す概略側面図、(C)はストレ
ート杭を地盤中に打ち込んだ状態を示す概略側面図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 上部側が径大となり、下部側が径小とな
るように径の異なる複数の鋼管製円筒部材を同軸一体に
連結してなる鋼管杭。 - 【請求項2】 上下に隣合う上部側円筒部材と下部側円
筒部材とは、両円筒部材間に段部を形成する鋼板製リン
グ状部材を介して溶接により連結されてなる製1に記載
の鋼管杭。 - 【請求項3】 最下部側の円筒部材にはその下端部に補
強用の肉厚部が形成されている請求項1又は2に記載の
鋼管杭。
Priority Applications (1)
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JP35027597A JP3197247B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 鋼管杭 |
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ID=18409400
Family Applications (1)
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JP35027597A Expired - Lifetime JP3197247B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 鋼管杭 |
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