JPH1118095A - 撮像装置および記録媒体 - Google Patents

撮像装置および記録媒体

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JPH1118095A
JPH1118095A JP9163897A JP16389797A JPH1118095A JP H1118095 A JPH1118095 A JP H1118095A JP 9163897 A JP9163897 A JP 9163897A JP 16389797 A JP16389797 A JP 16389797A JP H1118095 A JPH1118095 A JP H1118095A
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JP
Japan
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unit
image
light
signal
imaging
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JP9163897A
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Satoshi Ejima
聡 江島
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体に応じて、モワレのないシャープな画
像を撮影することができるようにする。 【解決手段】 撮影レンズ3と被写体の間に、偏光板8
1が回動部71を介して回動可能な状態で配置される。
偏光板81が撮影レンズ3の光軸上にあるとき、被写体
からの光束に含まれるP偏光とS偏光のうちのS偏光だ
けが偏光板81を透過し、撮影レンズ3において集光さ
れた後、光学的ローパスフィルタ61に入射する。光学
的ローパスフィルタ61に入射したS偏光は、1/4波
長板62により左回りの円偏光に変換された後、光学的
ローパスフィルタ63に入射し、P偏光とS偏光に分離
された後、CCD20に入射される。偏光板81を撮影
レンズ3と被写体の間から除去した場合、P偏光も撮影
レンズ3に入射し、最終的に4本の光束に分離され、C
CD20に入射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置および記
録媒体に関し、例えば、光学的ローパスフィルタを用い
てモワレを抑制するとともに、モワレの心配のない被写
体については、光学的ローパスフィルタの作用を無効に
することにより、シャープな画像を撮影することができ
るようにした撮像装置および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、モワレを除去するためにCCD
(charge coupled device)やMOS(metal oxide sem
iconductor)等の撮像素子の前に、光学的ローパスフィ
ルタが設けられている。光学的ローパスフィルタは、図
18に示すように、光学的ローパスフィルタ(水晶フィ
ルタ)61によって通常光を常光(P偏光)と異常光
(S偏光)に分離する。このように、1本の光束を2本
に分離することにより、空間高周波数成分を除去するよ
うになされている。そして、このことにより、撮像素子
の画素によって決まるサンプリング周波数の1/2以上
の高周波数成分を除去し、モワレの発生を抑制してい
る。
【0003】図18において、2枚の水晶フィルタ6
1,63、および水晶フィルタ61,63の間に配置さ
れた1/4波長板62を組み合わせることにより、1本
の光束を最終的に4本の光束に分けることができる。即
ち、撮影レンズ3を透過してきた光は、水晶フィルタ6
1において、P偏光とS偏光に分離された後、1/4波
長板62に入射する。1/4波長板62においては、P
偏光は右回りの円偏光に変換され、S偏光は左回りの円
偏光に変換される。
【0004】これらの円偏光は、さらに水晶フィルタ6
3に入射し、それぞれP偏光とS偏光に分離される。こ
のようにして、1本の光束が最終的に4本の光束に分離
され、CCD20に入射される。
【0005】従って、1点より発せられた光は、4本の
光束に分離された後、CCD20を構成するR(赤)、
G(緑)、B(青)の各色に感度のある4個の画素にそ
れぞれ入射することになる。これにより、特定の色に感
度を有する画素にだけ、光が入射することを抑制するこ
とができ、色モワレやモワレの発生を抑制することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、1本の光束を4本の光束に分離すると、画像をわ
ずかにぼかすことになるので、シャープなピントの合っ
た画像を撮影することができない課題があった。
【0007】また、例えば文字のように、周期的な模様
のない、従ってモワレの心配がない被写体の場合でも、
シャープな画像を撮影することができない課題があっ
た。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、必要に応じてシャープな画像を撮影するこ
とができるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の撮像装
置は、被写体からの光束を集光し、光学像を生成する撮
像手段(例えば、図10の撮影レンズ3、光学的ローパ
スフィルタ61、1/4波長板62、光学的ローパスフ
ィルタ63)と、撮像手段によって生成された光学像を
電気信号に変換する光電変換手段(例えば、図10のC
CD20)と、撮像手段と光電変換手段の間に設けら
れ、光束を偏光方向が異なる2本の光束に分離する分離
手段(例えば、図10の光学的ローパスフィルタ61、
1/4波長板62と光学的ローパスフィルタ63)と、
被写体からの光束から、分離手段が分離可能な2本の光
束に対応する偏光方向が異なる2つの偏光のうちの一方
を除去する除去手段(例えば、図10の偏光板81)と
を備え、除去手段を被写体と分離手段の間に設けたこと
を特徴とする。
【0010】また、分離手段は水晶フィルタからなり、
除去手段は偏光板からなるようにすることができる。
【0011】また、除去手段を光束の光路から待避させ
る待避手段(例えば、図10の回動部71)をさら設け
るようにすることができる。
【0012】また、除去手段と分離手段の間に設けら
れ、除去手段からの光束の偏光方向を変更する偏光変更
手段(例えば、図12の液晶板91)をさらに設けるよ
うにすることができる。
【0013】また、分離手段が光束を分離不可能な状態
で撮像手段によって生成された被写体の光学像に対応す
る、光電変換手段によって変換された電気信号を輝度信
号とし、分離手段が光束を分離可能な状態で撮像手段に
よって生成された被写体の光学像に対応する、光電変換
手段によって変換された電気信号を色差信号とし、輝度
信号と色差信号とを合成する合成手段(例えば、図14
のDSP33)をさらに設けるようにすることができ
る。
【0014】また、合成手段により輝度信号と色差信号
が合成された合成信号を出力する出力手段(例えば、図
14のインタフェース48)をさらに設けるようにする
ことができる。
【0015】また、合成手段により輝度信号と色差信号
が合成された合成信号を記録する記録手段(例えば、図
14のメモリカード24)をさらに設けるようにするこ
とができる。
【0016】また、偏光変更手段は、除去手段からの光
束の偏光方向を45度だけ変更するようにすることがで
きる。
【0017】請求項9に記載の記録媒体は、分離手段が
光束を分離不可能な状態で撮像手段によって生成された
被写体の光学像に対応する、光電変換手段によって変換
された電気信号を輝度信号とし、分離手段が光束を分離
可能な状態で撮像手段によって生成された被写体の光学
像に対応する、光電変換手段によって変換された電気信
号を色差信号とし、輝度信号と色差信号とを合成するよ
うに、合成手段を制御する制御プログラムを記録したこ
とを特徴とする。
【0018】請求項1に記載の撮像装置においては、撮
像手段が被写体からの光束を集光し、光学像を生成し、
光電変換手段が撮像手段によって生成された光学像を電
気信号に変換し、分離手段が、撮像手段と光電変換手段
の間に設けられ、光束を偏光方向が異なる2本の光束に
分離し、被写体と分離手段の間に設けられた除去手段
が、被写体からの光束から、分離手段が分離可能な2本
の光束に対応する偏光方向が異なる2つの偏光のうちの
一方を除去する。
【0019】請求項9に記載の記録媒体においては、分
離手段が光束を分離不可能な状態で撮像手段によって生
成された被写体の光学像に対応する、光電変換手段によ
って変換された電気信号を輝度信号とし、分離手段が光
束を分離可能な状態で撮像手段によって生成された被写
体の光学像に対応する、光電変換手段によって変換され
た電気信号を色差信号とし、輝度信号と色差信号とを合
成するように、合成手段を制御する制御プログラムを記
録した。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施の形態の構成例を示す斜視図である。本実
施の形態の電子カメラにおいては、被写体を撮影する場
合において、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユ
ーザ側に向けられる面が面X2とされている。面X1の
上端部には、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファ
インダ2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及
び被写体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4
が設けられている。
【0022】さらに、面X1には、ストロボ4を発光さ
せて撮影を行うときに、ストロボ4を発光させる前に発
光させて赤目を軽減する赤目軽減LED15、CCD2
0(図4)の動作を停止させているときに測光を行う測
光素子16、および、CCD20の動作を停止させてい
るときに測色を行う測色素子17が設けられている。
【0023】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1のファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が形
成されている上端部に対応する位置)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6及び操作キー7は、ファインダ
2、撮影レンズ3、発光部4及びスピーカ5よりも、鉛
直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後述
するペン型指示装置の接触操作により、指示された位置
に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブ
レット6Aが配置されている。
【0024】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0025】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザに
よる操作(入力)を検知し、CPU39(図6)に供給
するようになされている。
【0026】操作キー7のうちのメニューキー7Aは、
LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作される
キーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択され
た記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0027】キャンセルキー7Cは、記録情報の再生処
理を中断する場合に操作されるキーである。デリートキ
ー7Dは、記録した情報を削除する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0028】面X2には、LCD6を使用していないと
きに保護する、摺動自在なLCDカバー14が設けられ
ている。LCDカバー14は、鉛直上方向に移動させた
場合、図3に示すように、LCD6及びタッチタブレッ
ト6Aを覆うようになされている。また、LCDカバー
14を鉛直下方向に移動した場合、LCD6及びタッチ
タブレット6Aが現れるとともに、LCDカバー14の
腕部14Aによって、面Y2に配置された電源スイッチ
11(後述)がオン状態に切り換えられるようになされ
ている。
【0029】この電子カメラ1の上面である面Zには、
音声を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホン
が接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0030】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10と、撮影時の連
写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り
換えスイッチ13が設けられている。このレリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13は、面X
1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ
3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0031】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、電源スイッチ11が設けられている。この録音ス
イッチ12及び電源スイッチ11は、上記レリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13と同様
に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮
影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されてい
る。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイ
ッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちら
の手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0032】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0033】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0034】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0035】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0036】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図4は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
【0037】ファインダ内表示素子26は、ファインダ
2の視野内に配置され、ファインダ2を介して被写体を
視ているユーザに対して、各種機能の設定状態などを表
示するようになされている。
【0038】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3の乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供
給されるようになされている。さらに、LCD6の鉛直
下側には、バッテリ21とともに、発光部4に光を発光
させるための電荷を蓄積するコンデンサ22が配置され
ている。
【0039】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する、種々の制御回路が形成されている。ま
た、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間に
は、挿抜可能なメモリカード24が設けられており、こ
の電子カメラ1に入力される各種の情報が、それぞれ、
メモリカード24の予め設定されている領域に記録され
るようになされている。
【0040】さらに、電源スイッチ11に隣接して配置
されているLCDスイッチ25は、その突起部が押圧さ
れている間のみオン状態となるスイッチであり、LCD
カバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5(a)
に示すように、LCDカバー14の腕部14Aによっ
て、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換えられ
るようになされている。
【0041】なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位
置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ25
とは独立に、ユーザによって操作される。例えば、LC
Dカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されてい
ない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25がオフ状態になっている。この
状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5(c)
に示すように、オン状態に切り換えると、電源スイッチ
11はオン状態となるが、LCDスイッチ25は、オフ
状態のままである。一方、図5(b)に示すように、電
源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオフ状態にな
っているとき、LCDカバー14が開かれると、図5
(a)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイ
ッチ25がオン状態となる。そして、この後、LCDカ
バー14を閉じると、LCDスイッチ25だけが、図5
(c)に示すように、オフ状態となる。
【0042】なお、本実施の形態においては、メモリカ
ード24は挿抜可能とされているが、回路基板23上に
メモリを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とする
ようにしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)
に記録されている各種情報を、図示せぬインタフェース
を介して外部のパーソナルコンピュータ等に出力するこ
とができるようにしてもよい。
【0043】次に、本実施の形態の電子カメラ1の内部
の電気的構成例を、図6のブロック図を参照して説明す
る。複数の画素を備えているCCD20は、各画素に結
像した光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するよ
うになされている。デジタルシグナルプロセッサ(以
下、DSPという)33は、CCD20にCCD水平駆
動パルスを供給するとともに、CCD駆動回路34を制
御し、CCD20にCCD垂直駆動パルスを供給させる
ようになされている。
【0044】画像処理部31は、CPU39に制御さ
れ、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミ
ングでサンプリングし、そのサンプリングした信号を、
所定のレベルに増幅するようになされている。アナログ
/デジタル変換回路(以下、A/D変換回路という)3
2は、画像処理部31でサンプリングした画像信号をデ
ジタル化してDSP33に供給するようになされてい
る。
【0045】DSP33は、バッファメモリ36および
メモリカード24に接続されるデータバスを制御し、A
/D変換回路32より供給された画像データをバッファ
メモリ36に一旦記憶させた後、バッファメモリ36に
記憶した画像データを読み出し、その画像データを、メ
モリカード24に記録するようになされている。
【0046】また、DSP33は、A/D変換回路32
より供給された画像データをフレームメモリ35に記憶
させ、LCD6に表示させるとともに、メモリカード2
4から撮影画像データを読み出し、その撮影画像データ
を伸張した後、伸張後の画像データをフレームメモリ3
5に記憶させ、LCD6に表示させるようになされてい
る。
【0047】さらに、DSP33は、電子カメラ1の起
動時において、CCD20の露光レベルが適正な値にな
るまで、露光時間(露出値)を調節しながら、CCD2
0を繰り返し動作させるようになされている。このと
き、DSP33が、最初に、測光回路51を動作させ、
測光素子16により検出された受光レベルに対応して、
CCD20の露光時間の初期値を算出するようにしても
よい。このようにすることにより、CCD20の露光時
間の調節を短時間で行うことができる。
【0048】この他、DSP33は、メモリカード24
への記録、伸張後の画像データのバッファメモリ36へ
の記憶などにおけるデータ入出力のタイミング管理を行
うようになされている。
【0049】バッファメモリ36は、メモリカード24
に対するデータの入出力の速度と、CPU39やDSP
33などにおける処理速度の違いを緩和するために利用
される。
【0050】マイクロホン8は、音声情報を入力し(音
声を集音し)、その音声情報をA/DおよびD/A変換
回路42に供給するようになされている。
【0051】A/DおよびD/A変換回路42は、マイ
クロホン8により検出された音声に対応するアナログ信
号をデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をC
PU39に供給するとともに、CPU39より供給され
た音声データをアナログ化し、アナログ化した音声信号
をスピーカ5に出力するようになされている。
【0052】測光素子16は、被写体およびその周囲の
光量を測定し、その測定結果を測光回路51に出力する
ようになされている。測光回路51は、測光素子16よ
り供給された測光結果であるアナログ信号に対して所定
の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタ
ル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0053】測色素子17は、被写体およびその周囲の
色温度を測定し、その測定結果を測色回路52に出力す
るようになされている。測色回路52は、測色素子17
より供給された測色結果であるアナログ信号に対して所
定の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジ
タル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0054】タイマ45は、時計回路を内蔵し、現在の
時刻に対応するデータをCPU39に出力するようにな
されている。
【0055】絞り駆動回路53は、絞り54の開口径を
所定の値に設定するようになされている。絞り54は、
撮影レンズ3とCCD20の間に配置され、撮影レンズ
3からCCD20に入射する光の開口を変更するように
なされている。
【0056】CPU39は、LCDスイッチ25からの
信号に応じて、LCDカバー14が開いているときにお
いては、測光回路51および測色回路52の動作を停止
させ、LCDカバー14が閉じているときにおいては、
測光回路51および測色回路52を動作させるととも
に、レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで、C
CD20の動作(例えば電子シャッタ動作)を停止させ
るようになされている。
【0057】CPU39は、CCD20の動作を停止さ
せているとき、測光回路51および測色回路52を制御
し、測光素子16の測光結果を受け取るとともに、測色
素子17の測色結果を受け取るようになされている。
【0058】そして、CPU39は、所定のテーブルを
参照して、測色回路52より供給された色温度に対応す
るホワイトバランス調整値を算出し、そのホワイトバラ
ンス調整値を画像処理部31に供給するようになされて
いる。
【0059】即ち、LCDカバー14が閉じているとき
においては、LCD6が電子ビューファインダとして使
用されないので、CCD20の動作を停止させるように
する。CCD20は多くの電力を消費するので、このよ
うにCCD20の動作を停止させることにより、バッテ
リ21の電力を節約することができる。
【0060】また、CPU39は、LCDカバー14が
閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるま
で(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、
画像処理部31が各種処理を行わないように、画像処理
部31を制御するようになされている。
【0061】さらに、CPU39は、LCDカバー14
が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作される
まで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるま
で)、絞り駆動回路53が絞り54の開口径を変更など
の動作を行わないように、絞り駆動回路53を制御する
ようになされている。
【0062】また、CPU39は、ストロボ駆動回路3
7を制御して、ストロボ4を適宜発光させるようになさ
れている他、赤目軽減LED駆動回路38を制御して、
ストロボ4を発光させる前に、赤目軽減LED15を適
宜発光させるようになされている。
【0063】なお、CPU39は、LCDカバー14が
開いているとき(即ち、電子ビューファインダが利用さ
れているとき)においては、ストロボ4を発光させない
ようにすることができる。このようにすることにより、
電子ビューファインダに表示されている画像の状態で、
被写体を撮影することができる。
【0064】CPU39は、タイマ45より供給される
日時データに従って、撮影した日時の情報を画像データ
のヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画像記録
領域に記録するようになされている。(すなわち、メモ
リカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像
データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0065】また、CPU39は、デジタル化された音
声情報を圧縮した後、デジタル化及び圧縮化された音声
データを一旦、バッファメモリ36に記憶させた後、メ
モリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録す
るようになされている。また、このとき、メモリカード
24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声デー
タのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0066】CPU39は、レンズ駆動回路30を制御
し、撮影レンズ3を移動させることにより、オートフォ
ーカス動作を行う他、絞り駆動回路53を制御して、撮
影レンズ3とCCD20の間に配置されている絞り54
の開口径を変更させるようになされている。
【0067】さらに、CPU39は、ファインダ内表示
回路40を制御して、各種動作における設定などをファ
インダ内表示素子26に表示させるようになされてい
る。
【0068】CPU39は、インタフェース(I/F)
48を介して、所定の外部装置(図示せず)と所定のデ
ータの授受を行うようになされている。
【0069】また、CPU39は、操作キー7からの信
号を受け取り、適宜処理するようになされている。
【0070】ユーザの操作するペン(ペン型指示部材)
41によってタッチタブレット6Aの所定の位置が押圧
されると、CPU39は、タッチタブレット6Aの押圧
された位置のX−Y座標を読み取り、その座標データ
(後述するメモ情報)を、バッファメモリ36に蓄積さ
せるようになされている。また、CPU39は、バッフ
ァメモリ36に蓄積したメモ情報を、メモ情報入力日時
のヘッダ情報とともに、メモリカード24のメモ情報記
録領域に記録するようになされている。
【0071】次に、本実施の形態の電子カメラ1の各種
動作について説明する。最初に、本装置のLCD6にお
ける電子ビューファインダ動作について説明する。
【0072】ユーザがレリーズスイッチ10を半押し状
態にすると、DSP33は、CPU39より供給され
る、LCDスイッチ25の状態に対応する信号の値か
ら、LCDカバー14が開いているか否かを判断し、L
CDカバー14が閉じていると判断した場合、電子ビュ
ーファインダ動作を行わない。この場合、DSP33
は、レリーズスイッチ10が操作されるまで、処理を停
止する。
【0073】なお、LCDカバー14が閉じている場
合、電子ビューファインダ動作を行わないので、CPU
39は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆
動回路53の動作を停止させる。そして、CPU39
は、CCD20を停止させる代わりに、測光回路51お
よび測色回路52を動作させ、それらの測定結果を、画
像処理部31に供給する。画像処理部31は、それらの
測定結果の値を、ホワイトバランス制御や輝度値の制御
を行うときに利用する。
【0074】また、レリーズスイッチ10が操作された
場合、CPU39は、CCD20および絞り駆動回路5
3の動作を行わせる。
【0075】一方、LCDカバー14が開いている場
合、CCD20は、所定の時間毎に、所定の露光時間
で、電子シャッタ動作を行い、撮影レンズ3によって集
光された被写体の光画像を光電変換し、その動作で得ら
れた画像信号を画像処理部31に出力する。
【0076】画像処理部31は、ホワイトバランス制御
および輝度値の制御を行い、その画像信号に対して所定
の処理を施した後、画像信号をA/D変換回路32に出
力する。なお、CCD20が動作しているときは、画像
処理部31は、CPU39により、CCD20の出力を
利用して算出された、ホワイトバランス制御および輝度
値の制御に利用される調整値を利用する。
【0077】そして、A/D変換回路32は、その画像
信号(アナログ信号)を、デジタル信号である画像デー
タに変換し、その画像データをDSP33に出力する。
【0078】DSP33は、その画像データをフレーム
メモリ35に出力し、LCD6にその画像データに対応
する画像を表示させる。
【0079】このように、電子カメラ1においては、L
CDカバー14が開いている場合、所定の時間間隔で、
CCD20が電子シャッタ動作し、その度に、CCD2
0から出力された信号を画像データに変換し、その画像
データをフレームメモリ35に出力して、LCD6に被
写体の画像を絶えず表示させることで、電子ビューファ
インダ動作を行う。
【0080】また、上述のように、LCDカバー14が
閉じている場合においては、電子ビューファインダ動作
を行わず、CCD20、画像処理部31、および、絞り
駆動回路53の動作を停止させ、消費電力を節約してい
る。
【0081】次に、本装置による被写体の撮影について
説明する。
【0082】第1に、面Y1に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」
と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を
投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設
けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の
撮影処理が開始される。
【0083】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0084】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によってサンプリングされる。画像処理部31に
よってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回路
32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に
出力される。
【0085】DSP33は、その画像データをバッファ
メモリ36に一旦出力した後、バッファメモリ36よ
り、その画像データを読み出し、離散的コサイン変換、
量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Jo
int Photographic Experts Group)方式に従って圧縮
し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報
として記録される。
【0086】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押されても、それ以降の撮影は行われない。また、レリ
ーズスイッチ10が継続して押されると、LCDカバー
14が開いている場合、LCD6に、撮影した画像が表
示される。
【0087】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カ
メラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリー
ズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始され
る。
【0088】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0089】ファインダ2で観察される被写体の光画像
は、撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備え
るCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体
の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処
理部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素の画像電気信号のうち4分の3の画素を間引
く。
【0090】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図7に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分
割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されてい
る1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を
間引く。
【0091】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回
目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の
右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,
c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサン
プリング時においては、左下の画素c、右下の画素d
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0092】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0093】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、メモリカー
ド24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデー
タが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0094】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子
カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリ
ーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始さ
れる。
【0095】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0096】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引
く。
【0097】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図8に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
【0098】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0099】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0100】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、撮影日時の
ヘッダ情報を付随して、メモリカード24の撮影画像記
録領域に記録する。
【0101】なお、必要に応じて、ストロボ4を動作さ
せ、被写体に光を照射させることもできる。ただし、L
CDカバー14が開いているとき、即ち、LCD6が電
子ビューファインダ動作を行っているとき、CPU39
は、ストロボ4を、発光させないように制御することが
できる。
【0102】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説
明する。
【0103】タッチタブレット6Aがペン41のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU
39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ
36に記憶される。また、フレームメモリ35における
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータを書き込
み、LCD6における上記X−Y座標に、ペン41の接
触に対応したメモを表示させることができる。
【0104】上述したように、タッチタブレット6A
は、透明部材によって構成されているので、ユーザは、
LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧さ
れた位置の点)を観察することができ、あたかもLCD
6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができ
る。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動さ
せると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表
示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上
で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の
移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユー
ザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文
字、図形等のメモ情報を入力する。
【0105】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン41によってメモ情報が入力さ
れると、このメモ情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ35で合成され、LCD6上に同時に表示さ
れる。
【0106】なお、ユーザは、所定の操作をすることに
より、LCD6上に表示されるメモの色を、黒、白、
赤、青等の色から選択することができる。
【0107】ペン41によるタッチタブレット6Aへの
メモ情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ36に蓄積されているメモ情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカード24に
供給され、メモリカード24のメモ情報記録領域に記録
される。
【0108】なお、メモリカード24に記録されるメモ
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力されたメモ情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用い
られるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く情報量が小さくならず、圧縮及び伸張に必要と
される時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
メモ情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0109】そこで、本実施の形態においては、ファッ
クス等において用いられるランレングス法によって、メ
モ情報を圧縮するようにしている。ランレングス法と
は、メモ画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の
各色の情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入
力のない部分)の継続する長さを符号化することによ
り、メモ情報を圧縮する方法である。
【0110】このランレングス法を用いることにより、
メモ情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮され
たメモ情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、メモ情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0111】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力のメモ情報がフレームメ
モリ35で合成され、撮影画像とメモの合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、メモ情報は、メモ情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像とメモの合成画像から、いず
れか一方の画像(例えばメモ)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0112】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、またはメモ情報記録領域にデータを記録し
た場合、図9に示すように、LCD6にその一覧表を表
示させることができる。
【0113】図9に示すLCD6の表示画面上において
は、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この
場合、1996年11月1日)が画面の上端部に表示さ
れ、その記録年月日に記録された情報の番号と記録時刻
が画面の左側に表示されている。
【0114】記録時刻の右側には、サムネイル画像が表
示されている。このサムネイル画像は、メモリカード2
4に記録された撮影画像データの各画像データのビット
マップデータを間引いて(縮小して)作成されたもので
ある。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報
である。つまり、「10時16分」、および「10時2
1分」に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が
含まれており、それ以外の時間に記録された情報には画
像情報が含まれていない。
【0115】また、メモアイコン「□」は、線画情報と
して所定のメモが記録されていることを表している。
【0116】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声アイコン(音符)が表示され、その右隣りには録音時
間(単位は秒)が表示されている(音声情報が入力され
ていない場合には、これらは表示されない)。
【0117】ユーザは、図9に示すように、LCD6に
表示された一覧表の中の所望の音声アイコンを、ペン4
1のペン先で押圧して再生する情報を選択指定し、図2
に示す実行キー7Bをペン41のペン先で押圧すること
により、選択した情報を再生する。
【0118】例えば、図9に示す「10時16分」の表
示されている音声アイコンがペン41によって押圧され
ると、CPU39は、選択された録音日時(10時16
分)に対応する音声データをメモリカード24から読み
出し、その音声データを伸張した後、A/DおよびD/
A変換回路42に供給する。A/DおよびD/A変換回
路42は、供給された音声データをアナログ化した後、
スピーカ5を介して再生する。
【0119】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像
を、ペン41のペン先で押圧することによりその情報を
選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再生させ
る。
【0120】即ち、CPU39は、選択されたサムネイ
ル画像の撮影日時に対応する撮影画像データをメモリカ
ード24から読み出すように、DSP33に指示する。
DSP33は、メモリカード24より読み出した上記撮
影画像データ(圧縮されている撮影画像データ)を伸張
し、この撮影画像データをビットマップデータとしてフ
レームメモリ35に蓄積させ、LCD6に表示させる。
【0121】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0122】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0123】通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣
化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間
引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしま
う。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモー
ドにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間
に8コマの速さで再生された場合においては、各コマの
画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間
の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に
人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍
になる。
【0124】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にして
も、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気
にすることなく再生画像を観察することができる。
【0125】さらに、本実施の形態においては、各コマ
毎に異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングし
た画素をLCD6に表示するようにしているので、人間
の目に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を
間引いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるLモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0126】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0127】本実施の形態においては、Lモード及びH
モードで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再
生時における画質の劣化が気にならない程度にCCD2
0の画素を間引くようにしているので、DSP33の負
荷を低減することができ、DSP33を、低速度、低電
力で作動させることができる。また、このことにより、
装置の低コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0128】ところで、本実施の形態においては、既述
のように、被写体の光画像を撮影するだけでなく、メモ
(線画)情報を記録することも可能である。本実施の形
態においては、これらの情報を入力するモード(撮影モ
ードおよびメモ入力モード)を具備しており、ユーザの
操作に応じてこれらのモードが適宜選択され、情報の入
力がスムーズに実行されるようになされている。
【0129】図10は、撮影レンズ3、CCD20等か
らなる撮像部の詳細な構成例を示している。なお、簡単
のため、絞り54の図示およびその説明は省略する。こ
の例の場合、撮影レンズ3の前方(被写体側)に、回動
部71に保持された偏光板81が設けられている。偏光
板81は、被写体からの光に含まれるP偏光およびS偏
光のうちのいずれか一方だけを透過するようになされて
いる。この例の場合、S偏光だけを透過するものとす
る。
【0130】撮影レンズ3は、偏光板81を介して入射
した光を集光するようになされている。光学的ローパス
フィルタ61は、撮影レンズ3を介して入射した光をP
偏光とS偏光に分離するようになされている。この例の
場合、偏光板81を透過する光は、S偏光だけであるの
で、光学的ローパスフィルタ61はS偏光をそのまま透
過する。
【0131】1/4波長板62は、入射した光を円偏光
に変換するようになされている。例えば、入射した光が
S偏光である場合、それを1/4波長板62を基準とし
て左回りの円偏光に変換し、入射した光がP偏光である
場合、それを右回りの円偏光に変換するようになされて
いる。
【0132】光学的ローパスフィルタ63は、入射した
光をP偏光とS偏光に分離するようになされている。
【0133】次に、その動作について説明する。被写体
において反射または出射され、偏光板81に入射した光
は、偏光板81により、その光を構成するP偏光および
S偏光のうちのS偏光だけが透過され、撮影レンズ3に
入射する。撮影レンズ3に入射した光は集光された後、
光学的ローパスフィルタ61に入射する。光学的ローパ
スフィルタ61に入射した光は、この例の場合、S偏光
だけであるので、S偏光がそのまま透過し、1/4波長
板62に入射する。
【0134】1/4波長板62に入射したS偏光は、左
まわりの円偏光に変換された後、光学的ローパスフィル
タ63に入射する。光学的ローパスフィルタ63に入射
した円偏光は、P偏光およびS偏光に分離され、CCD
20に入射する。従って、偏光板81を光学的ローパス
フィルタ61の前方に配置することにより、入射した光
束が2本の光束に分離されるようにすることができ、図
18に示した場合と比較して、シャープな画像を得るこ
とができる。
【0135】図11は、図10に示した撮像部を有する
電子カメラ1の電気的な構成例を示すブロック図であ
る。図11に示した電子カメラ1においては、図6に示
した電子カメラ1において、光学的ローパスフィルタ6
1,63および1/4波長板62により構成される光学
的(オプティカル)ローパスフィルタ60が、絞り54
とCCD20の間に配置されている。また、偏光板81
が撮影レンズ3の前方に配置され、偏光板81を回動部
71を中心にして回動させ、撮影レンズ3の前方に配置
したり、撮影レンズ3の前方から除去する偏光板駆動回
路82が設けられている。その他の構成は、図6に示し
た場合と同様である。
【0136】上述したように、偏光板81は、CPU3
9に制御された偏光板駆動回路82により制御され、撮
影レンズ3の前方に配置されたり、撮影レンズ3の前方
から除去されたりするようになされているので、回動部
71を介して偏光板81を偏光板駆動回路82の制御に
より回動させ、撮影レンズ3の前方から偏光板81を除
去することにより、図18に示した従来の撮像部と同様
の構成とすることができる。これにより、被写体に応じ
て撮影部の構成を変化させることができ、被写体に応じ
て、入射した光束を2本または4本のいずれかに分離す
るようにすることができる。
【0137】例えば、周期的な模様のない被写体、例え
ば文字などのように、撮影時にモワレの発生する心配が
ない被写体の場合、CPU39は、偏光板駆動回路82
に対して、偏光板81を撮影レンズ3の前方に配置する
ように指令する。偏光板駆動回路82は、CPU39か
らの指令に従って、偏光板81を回動部71を介して回
動させ、偏光板81を撮影レンズ3の前方に配置する。
これにより、図10に示したように、入射された光束が
2本の光束に分割された後、CCD20に入射される。
従って、比較的解像度の高い、シャープな画像を撮影す
ることができる。
【0138】一方、周期的な模様のある被写体のよう
に、撮影時にモワレの発生する恐れがある被写体の場
合、CPU39は、偏光板駆動回路82に対して、偏光
板81を撮影レンズ3の前方から除去するように指令す
る。偏光板駆動回路82は、CPU39からの指令に従
って、偏光板81を回動部71を介して回動させ、偏光
板81を撮影レンズ3の前方から除去する。これによ
り、図18に示した従来の場合のように、入射された光
束が最終的に4本の光束に分割された後、CCD20に
入射される。従って、比較的解像度が低いが、モワレや
色モワレのない画像を撮影することができる。
【0139】図12は、撮像部の他の構成例を示してい
る。図12に示した撮像部の場合、図10に示した撮像
部において、偏光板81を常時、撮影レンズ3の前方に
配置し、偏光板81と撮影レンズ3の間に液晶板91を
設けるようにしている。その他の構成は、図10に示し
た撮像部の場合と同様である。液晶板91には、CPU
39により制御された液晶板駆動回路92(図14)よ
り、所定の制御電流が供給されるようになされており、
液晶板91の動作がオン/オフされるようになされてい
る。
【0140】液晶板91がオフされた場合、図12に示
すように、偏光板81を透過してきたS偏光が液晶板9
1をそのまま透過し、撮影レンズ3に入射する。そし
て、撮影レンズ3において集光されたS偏光は、光学的
ローパスフィルタ61を透過し、1/4波長板62にお
いて左回りの円偏光に変換された後、光学的ローパスフ
ィルタ63に入射する。光学的ローパスフィルタ63に
おいては、1/4波長板62より入射した左回りの円偏
光がP偏光およびS偏光に分離された後、CCD20に
入射する。このように、液晶板91がオフされていると
き、入射された1本の光束が2本の光束に分離された
後、CCD20に入射される。
【0141】一方、液晶板91がオンされた場合、図1
3に示すように、偏光板81を透過してきたS偏光の偏
光方向が液晶板91において45度だけ変更された後、
撮影レンズ3に入射される。従って、液晶板91を透過
した光束には、P偏光成分とS偏光成分が含まれること
になる。撮影レンズ3に入射した光束は、集光された
後、光学的ローパスフィルタ61に入射される。光学的
ローパスフィルタ61に入射した光束には、上述したよ
うに、P偏光成分とS偏光成分が含まれているので、P
偏光とS偏光に分離された後、1/4波長板62に入射
する。
【0142】1/4波長板62に入射したP偏光は右回
りの円偏光に、またS偏光は左回りの円偏光にそれぞれ
変換された後、光学的ローパスフィルタ63に入射す
る。光学的ローパスフィルタ63に入射した1/4波長
板62からの右回りの円偏光および左回りの円偏光は、
それぞれP偏光およびS偏光に分離された後、CCD2
0に入射される。このように、液晶板91がオンされて
いるとき、入射された1本の光束が最終的に4本の光束
に分離された後、CCD20に入射される。
【0143】従って、この例の場合、液晶板91を電気
的にオン/オフするだけで、入射された1本の光束を2
本の光束または4本の光束のいずれかに分離することが
できる。
【0144】図14は、図12および図13に示した撮
像部を有する電子カメラ1の電気的な構成例を示すブロ
ック図である。上述したように、偏光板81が撮影レン
ズ3の前方に配置され、液晶板91が偏光板81と撮影
レンズ3の間に配置されている。そして、液晶板91
は、液晶板駆動回路92の制御により、オン/オフされ
るようになされている。また、光学的ローパスフィルタ
61,63および1/4波長板62により構成される光
学的ローパスフィルタ60が、絞り54とCCD20の
間に配置されている。
【0145】液晶板91をオンにする場合、CPU39
は、液晶板駆動回路92に対して、液晶板91をオンに
するように指令する。液晶板駆動回路92は、CPU3
9からの指令に従って、液晶板91に制御電流を供給
し、液晶板91を動作させる(オンにする)。一方、液
晶板91をオフにする場合、CPU39は、液晶板駆動
回路92に対して、液晶板91をオフにするように指令
する。液晶板駆動回路92は、CPU39からの指令に
従って、液晶板91に対する制御電流の供給を停止し、
液晶板91の動作を停止させる(オフにする)。このよ
うにして、被写体に応じて、液晶板91の動作をオン/
オフさせることができる。
【0146】例えば、モワレの起きない被写体の画像を
撮影する場合、液晶板91をオフにして比較的解像度の
高い画像を撮影し、モワレの起きる恐れのある被写体の
画像を撮影する場合、液晶板91をオンにし、解像度を
犠牲にして、モワレのない画像を撮影するようにするこ
とができる。いずれの方法で撮影するかは、被写体に応
じてCPU39が判断するようにしたり、ユーザが選択
するようにすることができる。
【0147】図15、図16は、撮影部のさらに他の構
成例を示している。図15は、液晶板91をオフにした
場合の例を示しており、図16は液晶板91をオンにし
た場合の例を示している。これらの例の場合、図12お
よび図13において、1/4波長板62を偏光板81の
前方に配置するようにしている。その他の構成は、図1
2および図13に示した撮像部の場合と同様である。液
晶板91には、CPU39により制御された液晶板駆動
回路92(図14)より、所定の制御電流が供給される
ようになされており、液晶板91の動作がオン/オフさ
れるようになされている。
【0148】1/4波長板62に入射した光束は円偏光
に変換された後、偏光板81に入射される。即ち、1/
4波長板62に入射した光束を構成するP偏光は右回り
の円偏光に変換され、S偏光は左回りの円偏光に変換さ
れ、偏光板81に入射される。偏光板81においては、
右回りの円偏光および左回りの円偏光に含まれるS偏光
成分だけが透過され、液晶板91に入射される。
【0149】液晶板91がオフされている場合、図15
に示すように、偏光板81を透過してきたS偏光が液晶
板91をそのまま透過し、撮影レンズ3に入射する。そ
して、撮影レンズ3において集光されたS偏光は、光学
的ローパスフィルタ61、光学的ローパスフィルタ63
を透過し、CCD20に入射する。このように、液晶板
91がオフされているとき、入射された1本の光束に含
まれるP偏光およびS偏光の両方が、S偏光に変換され
た後、1本の光束としてCCD20に入射される。
【0150】一方、液晶板91がオンされている場合、
図16に示すように、偏光板81を透過してきたS偏光
の偏光方向が液晶板91において45度だけ変更された
後、撮影レンズ3に入射される。従って、液晶板91を
透過した光束には、P偏光成分とS偏光成分が含まれる
ことになる。撮影レンズ3に入射した光束は、集光され
た後、光学的ローパスフィルタ61に入射される。光学
的ローパスフィルタ61に入射した光束には、上述した
ように、P偏光成分とS偏光成分が含まれているので、
P偏光とS偏光に分離された後、光学的ローパスフィル
タ63に入射する。
【0151】光学的ローパスフィルタ63に入射したP
偏光およびS偏光は、それぞれCCD20に入射され
る。このように、液晶板91がオンされているとき、入
射された1本の光束が最終的に2本の光束に分離された
後、CCD20に入射される。
【0152】従って、この例の場合、液晶板91を電気
的にオン/オフするだけで、入射された1本の光束が1
本の光束のまま、CCD20に入射されるようにした
り、あるいは2本の光束に分離された後、CCD20に
入射されるようにすることができる。
【0153】図15および図16に示した例の場合、C
CD20に入射される光束には、1/4波長板62に入
射したP偏光およびS偏光が含まれている。従って、例
えば、水面の画像を撮影するような場合、水面で反射さ
れた光に含まれる所定の偏光成分だけが、偏光板81に
よって取り除かれるといったことがなくなり、不自然な
画像が撮影されることを抑制することができる。
【0154】次に、図17のフローチャートを参照し
て、被写体の画像を撮像する場合に、色モワレやモワレ
を防ぐとともに、解像度を上げるようにする方法につい
て説明する。まず、最初に、ステップS1において、入
射した1本の光束を2本の光束に分離する。即ち、例え
ば、図10に示したように、撮影レンズ3の前方に偏光
板81を配置し、偏光板81においてS偏光だけが透過
され、撮影レンズ3にS偏光が入射されるようにする。
【0155】そして、ステップS2に進み、CPU39
の制御により、被写体の画像が撮像される。即ち、図1
0を参照して上述したように、入射された1本の光束が
最終的に2本の光束に分離された後、CCD20に入射
される。そして、CCD20において、入射した光束の
強度に応じた電気信号に変換される。この電気信号は、
CPU39に制御された画像処理部31によりサンプリ
ングされ、輝度情報とされる。従って、この輝度情報
は、図18に示した従来の撮影部において得られる輝度
情報より、解像度が高くなっている。この輝度情報は、
DSP33の制御により、バッファメモリ36に一旦転
送され、記憶される。
【0156】次に、ステップS3において、入射した1
本の光束を4本の光束に分離する。即ち、CPU39
は、偏光板駆動回路82に対して、偏光板81を撮影レ
ンズ3の前方から除去するように指令する。偏光板駆動
回路82は、CPU39からの指令に従って、回動部7
1を介して偏光板81を回動させることにより、撮影レ
ンズ3の前方から偏光板81を取り除き、図18に示し
た従来の撮影部の場合と同様の構成にする。
【0157】そして、ステップS4に進み、CPU39
の制御により、被写体の画像が撮像される。即ち、図1
8を参照して上述したように、入射された1本の光束が
最終的に4本の光束に分離された後、CCD20に入射
される。そして、CCD20において、入射した光束の
強度に応じた電気信号に変換される。この電気信号は、
CPU39に制御された画像処理部31によりサンプリ
ングされ、色差情報とされる。従って、この色差情報
は、色モワレが除去された色差信号に対応する。この色
差情報は、DSP33の制御により、一旦バッファメモ
リ36に転送され、記憶される。
【0158】そして、ステップS5において、DSP3
3の制御により、バッファメモリ36に記憶された輝度
情報が読み出され、各画素に対応する輝度情報が演算さ
れる。即ち、例えば、図10に示したように、2本に分
離された光束が入射するCCD20を構成する画素の中
の隣合う2つの画素から出力される信号(輝度信号)に
対応する輝度情報の平均値を演算し、その平均値をこれ
ら2つの画素に対応する輝度情報とする。そして、CC
D20を構成する全画素について上記処理を行い、全て
の画素に対応する輝度情報を演算する。
【0159】次に、ステップS6において、DSP33
の制御により、バッファメモリ36に記憶された色差情
報が読み出され、各画素に対応する色差情報が演算され
る。即ち、例えば、図18に示したように、4本に分離
された光束が入射するCCD20を構成する画素の中の
隣合う4つの画素から出力される信号(色差信号)に対
応する色差情報の平均値を演算し、その平均値をこれら
4つの画素に対応する色差情報とする。そして、CCD
20を構成する全画素について上記処理を行い、全ての
画素に対応する色差情報を演算する。
【0160】このようにして、CCD20を構成する全
ての画素に対応する輝度情報と色差情報を演算によって
求めることができる。そして、ステップS7に進み、ス
テップS5およびステップS6において演算された各画
素に対応する輝度情報および色差情報が各画素毎に合成
され、各画素の画像情報とされる。このようにして得ら
れた画像情報は、インタフェース48を介して、外部の
機器に出力される。あるいは、DSP33の制御によ
り、メモリカード24に転送され、記憶される。
【0161】同様に、図12および図13に示したよう
に、液晶板91を用いる場合においても、液晶板91を
オフにして、光束が2本に分離された状態で撮影された
画像に対応する電気信号を輝度信号とし、液晶板91を
オンにし、光束が4本に分離された状態で撮影された画
像に対応する電気信号を色差信号とする。以下、図1
0、図17、および図18を参照して上述した場合と同
様にして、CCD20を構成する各画素に対応する輝度
情報と色差情報を演算によって求めることができる。
【0162】このように、被写体の画像を所定の時間間
隔で2回だけ撮影し、撮影した2枚の画像を合成するこ
とにより、色モワレを取り除くとともに、比較的解像度
の高い画像を得ることができる。
【0163】以上のように、偏光板81を用いて、被写
体より入射する光束に、P偏光またはS偏光のいずれか
一方だけが含まれるようにすることにより、被写体側に
位置する光学的ローパスフィルタ61の作用を不能にす
ることができ、シャープな画像を得るようにすることが
できる。また、偏光板81を回動部71を介して回動さ
せることにより、偏光板81を光路から待避させること
ができるので、必要に応じて光学的ローパスフィルタ6
1の作用を不能にしたり、可能にすることができ、被写
体に応じた撮影が可能となる。
【0164】また、偏光板81と光学的ローパスフィル
タ61の間に、偏光方向を変更する液晶板91を配置し
たので、機械的に偏光板81を光路から待避させること
なく、ほぼ同様の効果を得ることができる。さらに、光
学的ローパスフィルタ61の作用を不能にした状態で撮
影した比較的シャープな画像から得られる輝度情報と、
引き続いて、光学的ローパスフィルタ61の作用を可能
にした状態で撮影した、色モワレが除去された色差情報
を合成することにより、色モワレのない、比較的シャー
プな画像を得ることができる。
【0165】また、上記実施の形態において、図17の
フローチャートに示した処理をCPU39に行わせるプ
ログラムは、電子カメラ1のROM43やメモリカード
24等に記憶させるようにすることができる。また、こ
のプログラムは、予め上記ROM43やメモリカード2
4に記憶された状態で使用者に供給されるようにしても
よいし、ROM43やメモリカード24にコピー可能な
ように、CD−ROM(compact disc-read only memor
y)等に記憶された状態で使用者に供給されるようにし
てもよい。その場合、ROM43は、例えば、電気的に
書き換え可能なEEPROM(electrically erasable
and programmable read only memory)等で構成するよ
うにすることができる。
【0166】なお、上記各実施の形態においては、偏光
板81はS偏光だけを透過させるように配置したが、P
偏光だけを透過させるようにしてもよい。
【0167】また、上記実施の形態においては、偏光板
81を撮影レンズ3と被写体の間に配置するようにした
が、光学的ローパスフィルタ61と被写体の間の任意の
位置に配置するようにしてもよい。
【0168】また、上記実施の形態においては、液晶板
91を偏光板81と撮影レンズ3の間に配置するように
したが、撮影レンズ3と光学的ローパスフィルタ61の
間に配置するようにしてもよい。
【0169】また、上記各実施の形態においては、絞り
54を光学的ローパスフィルタ60の前に配置するよう
にしたが、これに限定されるものではなく、光路上の他
の位置に配置するようにすることも可能である。
【0170】さらに、上記各実施の形態においては、本
発明を電子カメラに応用した場合について説明したが、
ビデオカメラやその他の撮像装置にも本発明を適用する
ことが可能である。
【0171】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の撮像装置
によれば、撮像手段が被写体からの光束を集光し、光学
像を生成し、光電変換手段が撮像手段によって生成され
た光学像を電気信号に変換し、分離手段が、撮像手段と
光電変換手段の間に設けられ、光束を偏光方向が異なる
2本の光束に分離し、被写体と分離手段の間に設けられ
た除去手段が、被写体からの光束から、分離手段が分離
可能な2本の光束に対応する偏光方向が異なる2つの偏
光のうちの一方を除去するようにしたので、シャープな
画像を撮像することができる。また、除去手段の動作を
制御することにより、被写体に応じて撮影方法を変更す
るようにすることができる。
【0172】請求項9に記載の記録媒体によれば、分離
手段が光束を分離不可能な状態で撮像手段によって生成
された被写体の光学像に対応する、光電変換手段によっ
て変換された電気信号を輝度信号とし、分離手段が光束
を分離可能な状態で撮像手段によって生成された被写体
の光学像に対応する、光電変換手段によって変換された
電気信号を色差信号とし、輝度信号と色差信号とを合成
するように、合成手段を制御する制御プログラムを記録
したので、モワレのないシャープな画像を撮像すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置を適用した電子カメラの一実
施の形態を正面の側から見た斜視図である。
【図2】電子カメラ1をLCDカバー14を開けた状態
で背面の側から見た斜視図である。
【図3】電子カメラ1をLCDカバー14を閉じた状態
で背面の側から見た斜視図である。
【図4】電子カメラ1の内部の構成例を示す図である。
【図5】電子カメラ1のLCDスイッチ25とLCDカ
バー14の動作を説明する図である。
【図6】電子カメラ1の内部の電気的構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】間引き処理を説明するための図である。
【図8】間引き処理の他の例を示す図である。
【図9】電子カメラ1のLCD6に表示される表示画面
例を示す図である。
【図10】本発明の撮像装置を適用した電子カメラ1の
撮像部の構成例を示す図である。
【図11】電子カメラ1の内部の他の電気的構成例を示
すブロック図である。
【図12】電子カメラ1の撮像部の他の構成例を示す図
である。
【図13】図12に示した撮像部において、液晶板91
をオンにしたときの光束の光路を示す図である。
【図14】電子カメラ1の内部のさらに他の電気的構成
例を示すブロック図である。
【図15】電子カメラ1の撮像部のさらに他の構成例を
示す図である。
【図16】図15に示した撮像部において、液晶板91
をオンにしたときの光束の光路を示す図である。
【図17】輝度情報と色差情報の合成方法を説明するフ
ローチャートである。
【図18】従来の撮像装置の撮像部の一例の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ファインダ 3 撮影レンズ(撮像手段) 4 発光部(ストロボ) 5 スピーカ 6 LCD 6A タッチタブレット 7 操作キー 7A メニューキー 7B 実行キー 7C キャンセルキー 7D デリートキー 7E スクロールキー 8 マイクロホン 9 イヤホンジャック 10 レリーズスイッチ 11 電源スイッチ 12 録音スイッチ 13 連写モード切り換えスイッチ 15 赤目軽減LED 16 測光素子 17 測色素子 20 CCD(光電変換手段) 21 バッテリ 22 コンデンサ 23 回路基板 24 メモリカード(記録手段) 26 ファインダ内表示素子 30 レンズ駆動回路 31 画像処理部 32 アナログ/ディジタル変換回路(A/D) 33 ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)(合成
手段) 34 CCD駆動回路 35 フレームメモリ 36 バッファメモリ 37 ストロボ駆動回路 38 赤目軽減LED駆動回路 39 CPU 40 ファインダ内表示回路 41 ペン 42 A/DおよびD/A変換回路 45 タイマ 48 インタフェース(出力手段) 51 測光回路 52 測色回路 53 絞り駆動回路 54 絞り 61 光学的ローパスフィルタ(撮像手段、分離手段) 62 1/4波長板(撮像手段、分離手段) 63 光学的ローパスフィルタ(撮像手段) 71 回動部(待避手段) 81 偏光板(除去手段) 82 偏光板駆動回路 91 液晶板(偏光変更手段) 92 液晶板駆動回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光束を集光し、光学像を生
    成する撮像手段と、 前記撮像手段によって生成された前記光学像を電気信号
    に変換する光電変換手段と、 前記撮像手段と前記光電変換手段の間に設けられ、前記
    光束を偏光方向が異なる2本の光束に分離する分離手段
    と、 前記被写体からの前記光束から、前記分離手段が分離可
    能な前記2本の光束に対応する偏光方向が異なる2つの
    偏光のうちの一方を除去する除去手段とを備え、 前記除去手段を前記被写体と前記分離手段の間に設けた
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段は水晶フィルタからなり、
    前記除去手段は偏光板からなることを特徴とする請求項
    1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記除去手段を前記光束の光路から待避
    させる待避手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1または2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記除去手段と前記分離手段の間に設け
    られ、前記除去手段からの前記光束の偏光方向を変更す
    る偏光変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1または2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段が前記光束を分離不可能な
    状態で前記撮像手段によって生成された前記被写体の光
    学像に対応する、前記光電変換手段によって変換された
    電気信号を輝度信号とし、前記分離手段が前記光束を分
    離可能な状態で前記撮像手段によって生成された前記被
    写体の光学像に対応する、前記光電変換手段によって変
    換された電気信号を色差信号とし、前記輝度信号と前記
    色差信号とを合成する合成手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項1,2、または4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記合成手段により前記輝度信号と前記
    色差信号が合成された合成信号を出力する出力手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項5に記載の撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記合成手段により前記輝度信号と前記
    色差信号が合成された合成信号を記録する記録手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項5または6に記載の
    撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記偏光変更手段は、前記除去手段から
    の前記光束の偏光方向を45度だけ変更することを特徴
    とする請求項4乃至7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 被写体からの光束を集光し、光学像を生
    成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された前
    記光学像を電気信号に変換する光電変換手段と、前記撮
    像手段と前記光電変換手段の間に設けられ、前記光束を
    偏光方向が異なる2本の光束に分離する分離手段と、前
    記分離手段が前記光束を分離不可能な状態で前記撮像手
    段によって生成された前記被写体の光学像に対応する、
    前記光電変換手段によって変換された電気信号を輝度信
    号とし、前記分離手段が前記光束を分離可能な状態で前
    記撮像手段によって生成された前記被写体の光学像に対
    応する、前記光電変換手段によって変換された電気信号
    を色差信号とし、前記輝度信号と前記色差信号とを合成
    する合成手段とを備える撮像装置で使用される制御プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、 前記分離手段が前記光束を分離不可能な状態で前記撮像
    手段によって生成された前記被写体の光学像に対応す
    る、前記光電変換手段によって変換された電気信号を輝
    度信号とし、前記分離手段が前記光束を分離可能な状態
    で前記撮像手段によって生成された前記被写体の光学像
    に対応する、前記光電変換手段によって変換された電気
    信号を色差信号とし、前記輝度信号と前記色差信号とを
    合成するように、前記合成手段を制御する制御プログラ
    ムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010085000A1 (en) * 2009-01-26 2010-07-29 Ricoh Company, Ltd. Imaging element and imaging apparatus using the same

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