JPH11180401A - 充填包装機及びその制御方法 - Google Patents

充填包装機及びその制御方法

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JPH11180401A
JPH11180401A JP35422497A JP35422497A JPH11180401A JP H11180401 A JPH11180401 A JP H11180401A JP 35422497 A JP35422497 A JP 35422497A JP 35422497 A JP35422497 A JP 35422497A JP H11180401 A JPH11180401 A JP H11180401A
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JP
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film
horizontal
filling
cutter mechanism
cutter
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JP35422497A
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Inventor
Katsumi Honma
克美 本間
Yoshimori Takahashi
吉守 高橋
Yasuhito Miyazawa
泰人 宮澤
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被包装物の充填量が大容量の包装袋を生産す
る場合であっても、フイルムのシールを良好に行うこと
が可能な充填包装機及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 カッター機構9は区画形成されるフイル
ムFの横シール機構7により形成される横シール部FS
を切断する。第1の回転検出手段は横シール機構7の回
転動作に応じて原点信号を発する。第2の回転検出手段
はカッター機構9の回転動作に応じて原点信号を発す
る。制御手段は前記第1,第2の回転検出手段から発せ
られる前記各原点信号をそれぞれ入力し、前記各原点信
号の周期が同期するように横シール機構7及びカッター
機構9の各ステップモータ(駆動用モータ)に制御信号
を出力して加減速処理し、フイルムFをカッター機構9
により切断する際に、カッター機構9より上方に位置す
る横シール機構7の一対のシール板7aでフイルムFを
抑えるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻かれ
たフイルムを製袋して、その包装袋内に液体,粉体ある
いは粘稠物質等の内容物を充填する充填包装機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】液体,粉体あるいは粘稠物質等の内容物
を充填する充填包装機として、例えば特開平1−153
410号公報や特開平2−4626号公報あるいは特開
平2−32929号公報等に開示されているように、充
填包装機は、機台を有し、この機台の側部には一対の原
反軸が設けられ、この原反軸にフイルムを巻回した原反
が脱着交換可能に保持されており、前記機台の上部にフ
イルム案内部及びフイルム折返し部を配設し、前記機台
の前面部に上側から縦シール機構(フイルム繰り出し機
構)、第1,第2の横シール機構、カッター機構が備え
られ、原反よりフイルムを前記縦シール機構により引出
し、前記フイルム案内部を介して前記フイルム折返し部
に導出し、前記フイルム折返し部に設けられたガイドに
よりフイルムを長手方向に二つ折りにして、前記縦シー
ル機構に対向する一対の縦ヒートシールロールでフイル
ムの折返し端部同士を重ね合わせて熱シールして送り出
し、この縦シールによりフイルムを筒状に形成し、前記
第1の横シール機構の対向する一対の横ヒートシールロ
ールでフイルムを横方向に横シールし、この横シールに
より底部を形成し、これにより有底筒状に形成されたフ
イルム内に充填機構の充填ノズルにより例えば食料品等
の被包装物(内容物)を充填し、更にフイルムが送られ
て再び第1の横シール機構の横ヒートシールロールによ
りフイルムの袋口側を横シールして被包装物を封止し、
この横シール箇所を第2の横シール機構の横ロールによ
り更に加圧封止し、次いで横シール部分を回転式の前記
カッター機構で切断することにより包装袋を得るものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような充填包装機
において、包装袋の品種毎の包装形態に応じて被包装物
の充填量は様々である。前記充填量が少量の場合、前記
カッター機構による前記フイルムの切断については比較
的問題は少ないが、前記充填量が大容量(例えば、充填
量が100gを越えるもの)の包装袋を生産する場合に
あっては、前記カッター機構により連続包装袋を切断す
ると、切断の反動による脈動が、前記カッター機構より
上方に位置する前記第1,第2の横シール機構及び前記
縦シール機構に伝わり、縦,横シールにばらつきが生じ
てしまうといった問題点があった。
【0004】そこで本発明は、前記問題点に着目し、被
包装物の充填量が大容量の包装袋を生産する場合であっ
ても、フイルムのシールを良好に行うことが可能な充填
包装機及びその制御方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するため、連続移送されるフイルムを縦シール機構
により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機構に
より横シールして、区画形成される連続包装袋に被充填
物を充填する充填包装機において、前記フイルムの前記
横シール機構により形成されるシール位置を切断するカ
ッター機構と、前記フイルムを前記カッター機構により
切断する際に、前記カッター機構より上方に位置する前
記横シール機構の一対の横シールロールで前記フイルム
を抑えるよう前記横シール機構及び前記カッター機構の
各駆動用モータを制御する制御手段と、から構成される
ものである。
【0006】また、連続移送されるフイルムを縦シール
機構により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機
構により横シールして、区画形成される連続包装袋に被
充填物を充填する充填包装機において、前記フイルムの
前記横シール機構により形成されるシール位置を切断す
るカッター機構と、前記横シール機構の回転動作に応じ
て原点信号を発する第1の回転検出手段と、前記カッタ
ー機構の回転動作に応じて原点信号を発する第2の回転
検出手段と、前記第1の回転検出手段からの原点信号を
入力すると、前記原点信号が任意に設定される一定の周
期で入力されるように前記横ロール機構の駆動用モータ
の加減速処理を行うとともに、前記第1の回転検出手段
から略一定周期で発せられる原点信号の第1の検出時間
と、前記第2の回転検出手段から発せられる原点信号の
第2の検出時間との時間差を求め、この時間差が任意に
設定される設定値内にあるか否かを絶えず判定し、前記
設定値以外の場合に前記カッター機構の駆動用モータを
加減速調整する制御信号を出力し、前記第1の検出時間
に対する前記第2の検出時間の時間差が常に一定になる
ように制御することで、前記フイルムを前記カッター機
構により切断する際に、前記カッター機構より上方に位
置する前記横シール機構の一対の横シールロールで前記
フイルムを抑えるように制御する制御手段と、から構成
されるものである。
【0007】また、連続移送されるフイルムを縦シール
機構により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機
構により横シールして、区画形成される連続包装袋に被
充填物を充填する充填包装機において、前記フイルムを
繰り出す繰り出し機構と、前記フイルムの送り速度を検
出する移送速度検出手段と、前記フイルムの前記横シー
ル機構により形成されるシール位置を切断するカッター
機構と、前記横シール機構の回転動作に応じて原点信号
を発する第1の回転検出手段と、前記カッター機構の回
転動作に応じて原点信号を発する第2の回転検出手段
と、前記移動速度検出手段から出力される検出信号を入
力すると、前記検出信号が任意に設定される一定の周期
で入力されるように前記繰り出し機構の駆動用モータの
加減速処理を行うとともに、前記移送速度検出手段から
略一定周期で発せられる検出信号の第1の検出時間と、
前記第1,第2の回転検出手段から発せられる各原点信
号の第2,第3の検出時間との各時間差をそれぞれ求
め、この各時間差が任意に設定される設定値内にあるか
否かを絶えず判定し、前記設定値以外の場合に前記横シ
ール機構及び前記カッター機構の各駆動用モータを加減
速調整する制御信号を出力し、前記第1の検出時間から
前記第2,第3の検出時間までの時間間隔が略等しく、
かつ前記第1の検出時間に対する前記第2,第3の検出
時間の各時間差が常に一定になるように制御すること
で、前記フイルムを前記カッター機構により切断する際
に、前記カッター機構より上方に位置する前記横シール
機構の一対の横シールロールで前記フイルムを抑えるよ
う前記横ロール機構及び前記カッター機構を同期制御す
る制御手段と、から構成されるものである。
【0008】また、前記横シール機構は複数の横ロール
機構から構成され、前記フイルムを前記カッター機構に
より切断する際に、前記カッター機構に最も近い前記横
ロール機構により前記フイルムを抑えるように前記制御
手段により制御されてなるものである。
【0009】また、前記カッター機構を上下方向に移動
可能とする調整機構を備えるものである。
【0010】また、前記調整機構は、上下方向に微調整
可能な駆動用モータを備えてなるものである。
【0011】また、前記調整機構の移動量を設定する設
定値入力手段と、品種毎の包装形態に応じて前記駆動用
モータの移動量データを不揮発的に記憶する記憶部と、
を備えてなるものである。
【0012】また、前記繰り出し機構は前記縦シール機
構からなるものである。
【0013】また、連続移送されるフイルムを縦シール
機構により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機
構により横シールして、区画形成される連続包装袋に被
充填物を充填する充填包装機の制御方法において、前記
フイルムの前記横シール機構により形成されるシール位
置を切断するカッター機構を備え、前記フイルムを前記
カッター機構により切断する際に、前記カッター機構よ
り上方に位置する前記横シール機構の一対の横シールロ
ールにより前記フイルムを抑えるよう前記横シール機構
及び前記カッター機構の各駆動用モータを制御する充填
包装機の制御方法である。
【0014】また、前記横シール機構は、複数の横ロー
ル機構からなり、前記フイルムを前記カッター機構によ
り切断する際に、前記カッター機構に最も近い前記横ロ
ール機構により前記フイルムを抑えてなる充填包装機の
制御方法である。
【0015】また、前記カッター機構を上下方向に移動
可能とする調整機構を備え、前記フイルムの横シール間
隔が変更された際に、前記調整機構により前記カッター
機構の高さを調整してなる充填包装機の制御方法であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、連続移送されるフイル
ムを縦シール機構により縦シールし、かつ前記フイルム
を横シール機構により横シールして、区画形成される連
続包装袋に被充填物を充填する充填包装機及びその制御
方法に関するものである。フイルムFの第1,第2の横
シール機構6,7により形成される横シール部FSをカ
ッター機構9により切断する際に、カッター機構9より
上方に位置する第2の横シール機構7の一対のシール板
7a(横シールロール)でフイルムFを抑えるよう第2
の横シール機構7及びカッター機構9の各ステップモー
タ(駆動用モータ)31,33を制御することにより、
充填量が大容量の包装袋を生産する場合であっても、カ
ッター機構9により連続包装袋を切断することにより発
生する脈動を第2横シール機構7により抑制することが
できるため、フイルムFの良好な縦,横シールを得るこ
とができ、包装袋FWの品質を安定させることができ
る。
【0017】また、フイルムFの第1,第2の横シール
機構6,7により形成される横シール部FSを切断する
カッター機構9と、第2の横シール機構の回転動作に応
じて回転検出信号(原点信号)を発する回転検出手段
(第1の回転検出手段)25と、カッター機構9の回転
動作に応じて回転検出信号(原点信号)を発する回転検
出手段(第2の回転検出手段)27とを備え、回転検出
手段25からの回転検出信号を入力すると、前記回転検
出信号が任意に設定される一定の周期で入力されるよう
に第2の横ロール機構7のステップモータ31の加減速
処理を行うとともに、回転検出手段25から略一定周期
で発せられる回転検出信号の第1の検出時間と、回転検
出手段27から発せられる回転検出信号の第2の検出時
間との時間差を求め、この時間差が任意に設定される設
定値内にあるか否かを絶えず判定し、前記設定値以外の
場合にカッター機構9のステップモータ33を加減速調
整する制御信号を出力し、前記第1の検出時間に対する
前記第2の検出時間の時間差が常に一定になるように制
御し、フイルムFをカッター機構9により切断する際
に、カッター機構9より上方に位置する第2の横シール
機構7の一対のシール板7aでフイルムFを抑えるよう
に制御することで、カッター機構9により連続包装袋を
切断することにより発生する脈動を第2横シール機構7
により抑制することができるため、フイルムFの良好な
縦,横シールを得ることができ、包装袋FWの品質を安
定させることができる。
【0018】また、本発明の充填包装機は、フイルムF
を繰り出す縦シール機構(繰り出し機構)5と、フイル
ムFの送り速度を検出するフイルム速度検出手段(移送
速度検出手段)23と、第1の横シール機構6により横
シールされたフイルムFの横シール部FSを押し圧する
第2の横シール機構7と、区画形成されるフイルムFの
第1,第2の横シール機構6,7により形成される横シ
ール部FSを切断するカッター機構9と、カッター機構
9を上下方向に移動可能とする調整機構11と、第2の
横ロール機構7の回転動作に応じて回転検出信号(原点
信号)を発する第1の回転検出手段25と、カッター機
構9の回転動作に応じて回転検出信号(原点信号)を発
する第2の回転検出手段27と、フイルム速度検出手段
23から出力される検出信号を入力すると、前記検出信
号が任意に設定される一定の周期で入力されるように縦
シール機構5のステップモータ29を加減速処理を行う
とともに、フイルム速度検出手段23から一定周期で発
せられる検出信号の第1の検出時間と、第1,第2の回
転検出手段25,27から発せられる各原点信号の第
2,第3の検出時間との時間差をそれぞれ求め、この各
時間差が任意に設定される設定値内にあるか否かを絶え
ず判定し、前記設定値以外の場合に第2の横ロール機構
7及びカッター機構9の各ステップモータ31,33を
加減速調整する制御信号を出力し、前記第1の検出時間
から前記第2,第3の検出時間までの時間間隔が等し
く、かつ前記第1の検出時間に対する前記第2,第3の
検出時間の各時間差が常に略一定になるように制御する
ことで、フイルムFをカッター機構9により切断する場
合に、カッター機構9より上方に位置する第2の横ロー
ル機構7の一対のシール板7aでフイルムFを抑えるよ
うに制御する制御手段を備えるものである。よって、カ
ッター機構9により連続包装袋を切断することにより発
生する脈動を第2横シール機構7により抑制することが
できるため、フイルムFの良好な縦,横シールを得るこ
とができ、包装袋FWの品質を安定させることができ
る。
【0019】また、本発明の充填包装機には、フイルム
Fをカッター機構9により切断する場合、第2の横シー
ル機構7によりフイルムFを抑えるように第2の横シー
ル機構7及びカッター機構9のステップモータ31,3
3の制御するものであるが、フイルムFの横シール間隔
の変更に伴い、カッター機構9を上下に移動させる必要
がある。そのため、カッター機構9には、カッター機構
9を上下方向に移動可能とする調整機構11を備える
が、この調整機構11の高さを微調整(例えば、0.5
mm単位で移動可能とする)することが可能なステップ
モータ13を用いることにより、微細なカッター機構9
のカット位置補正が可能となるため、連続包装袋の適切
な横シール位置を切断することができる。
【0020】また、調整機構11の移動量を設定する設
定値入力手段22と、品種毎の包装形態に応じた調整機
構11の駆動用モータ13の移動量データを不揮発的に
記憶する不揮発性メモリ19とを備えることにより、品
種毎に包装形態により横シールピッチが変わる場合であ
っても段取り換えを容易に行うことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を添付図面に記載した実施例に
基づき説明する。
【0022】図1において、機台1の側方には原反軸2
が設けられ、この原反軸2にフイルムFをロール状に巻
回したフイルム原反Rが着脱交換可能に設けられ、機台
1の上部にフイルム案内部3及びフイルム折返し部4を
配設し、機台1の前面部に上側から縦シール機構5と、
第1,第2の横シール機構(横ロール機構)6,7と、
フイルムFの側縁シール部FHに開封用ノッチ(図示し
ない)を入れる開封用ノッチ機構8と、包装袋FWを切
断するカッター機構9とがそれぞれ備えられ、前記ロー
ル状フイルム原反RよりフイルムFを引き出し、フイル
ム案内部3を介してフイルム折返し部4に導出し、フイ
ルム折返し部4に設けられた折返しガイドによりフイル
ムFを長手方向に沿って二つ折りにし、縦シール機構5
の対向する一対の縦ヒートシールロールでフイルムFの
折返し端部同志をヒートシールして送り出し、この縦シ
ールされたフイルムFの側端シール部FHによりフイル
ムFを筒状に形成し、第1の横シール機構6の対向する
一対の横ヒートシールロールでフイルムFを横方向にヒ
ートシールし、この横シール部FSにより包装袋FWと
なる底部を形成し、これにより有底筒状に形成されたフ
イルムF内に充填機構10により、例えば、ソースや醤
油等の液体からなる被充填物(内容物)を充填し、更に
フイルムFが送られて再び第1の横シール機構6の横ヒ
ートシールロールによりフイルムFの袋口部を横方向に
ヒートシールして前記被包装物を封止し、前記被包装物
の上下を横方向にヒートシールした横シール部FS箇所
を第2の横シール機構7の横ヒートシールロールによっ
て更に封着(押し圧)する。次いで前記被包装物を封入
した包装袋FWの側端シール部FHの端縁部分に開封用
ノッチ形成機構8により開封用ノッチを形成し、続いて
前記横シール部FS箇所の中間部をカッター機構9で切
断し、これによって連続した包装袋FWを分離してコン
ベア等で取り出し搬送するように構成している。
【0023】また、カッター機構9には、図2,図3で
示すような調整機構11が備えられている。この調整機
構11は、機台1に取り付ける取付台12と、正逆転可
能で所定の制御回転が付与されるステップモータ13
と、このステップモータ13のモータ軸(図示しない)
から減速機14及び歯車(傘歯車)11aを介し接続さ
れたねじ軸15と、このねじ軸15に螺着されたナット
体16と、ねじ軸15が回転する際に、カッター機構9
を上下方向にスライドさせるスライドレール11bと、
から構成され、品種毎に包装形態に応じて、後で詳述す
る電気制御によりカッター機構9を上下方向へ移動可能
とするものである。
【0024】次に、かかる構成の充填包装機の回路構成
を図4を用いて説明する。
【0025】図中、17は一定間隔でパルスを発信する
発信器(図示しない)と、前記発信器からのパルス信号
をカウントするカウンタ(図示しない)とを有し、後述
する各検出手段から発せられる検出信号及び原点信号が
入力された検出時間を計測し、後述するROMのプログ
ラムを実行するCPU、18はシステムプログラムを記
憶したメモリ部(ROM)、19は包装袋FWの品種毎
の包装形態に応じた品種データ及び前記包装形態に応じ
た調整機構11の移動量データ等を不揮発的に記憶する
EEPROMやバックアップRAM等からなる不揮発性
メモリを示し、このCPU17とメモリ部18と不揮発
性メモリ19はバス20を介してインターフェイス回路
21に接続されている。また、このインターフェイス回
路21には、入力手段として、任意に設定される生産速
度(送り速度)や調整機構11の上下方向の移動量等を
設定するための外部から入力可能とする、例えばキーボ
ード等からなる設定値入力手段22と、フイルム折返し
部4の上端部に設けられ、フイルムFに形成されたレジ
マーク(図示しない)を検出する透過型センサやフイル
ム案内部3からのフイルムFをフイルム折返し部4側へ
折り返す折返ローラの回転を検出するフォトセンサ等か
らなるフイルム速度検出手段(移送速度検出手段)23
と、第1,第2の横シール機構6,7及び開封用ノッチ
形成機構8,カッター機構9の回転を検出する近接スイ
ッチ等からなる各回転検出手段(原点検出手段)24,
25,26,27が接続されいる。
【0026】尚、前記フォトセンサは、前記折返ローラ
に備えられるスリットや突起等からなる検出部を検出す
ることで、前記折返ローラの回転を検出する。
【0027】また、インターフェイス回路21に接続さ
れる出力手段としては、設定値入力手段22により入力
された設定値や生産条件等を表示する、例えば液晶表示
器等からなる表示手段28が接続され、また、縦シール
機構5及び第1,第2の横シール機構6,7、開封用ノ
ッチ形成機構8、カッター機構9、調整機構11の各機
構を回転駆動させる各ステップモータ(駆動用モータ)
29,30,31,32,33,13が各ステップモー
タ制御回路(ドライバ)35,36,37,38,3
9,40を介し接続されている。かかる回路構成によ
り、充填包装機はCPU17の監視下でメモリ18に格
納されているプログラムに従って前述した各機構が制御
される仕組みになっている。
【0028】次に、図5から図7を用いてメモリ部18
に格納されているプログラムに従って実行される本発明
の充填包装機の処理手段を説明する。
【0029】フイルムFを任意に設定した送り速度(包
装袋FWの品種毎の包装形態に応じてCPU17が演算
処理にて求める速度)で繰り出す縦シール機構5の制御
方法として、CPU17は、インターフェイス回路21
を介し、フイルムFのレジマークを検出する透過型セン
サや折返ロールに備えらフォトセンサ等からなるフイル
ム速度検出手段(移送速度検出手段)23からの検出信
号を入力すると(ステップS1)、この信号が検出信号
であるか否かを判定し(ステップS2)、検出信号と判
定すると、この検出信号の入力エッジを検出した時間
(第1の検出時間)T1と、次の検出信号の入力エッジ
を検出した時間T2とを測定する(ステップS3)。
【0030】そして、新測定時間となる時間T2から旧
測定時間となる時間T1を減算処理(T2−T1)する
ことにより(ステップS4)、この減算処理した時間T
3と後で詳述する目標値となる設定時間T4(CPU1
7が演算処理により求める時間)とを比較し(ステップ
S5,S6)、設定時間T4に対し減算処理時間T3が
小さい場合は(T4>T3)、縦シール機構5の縦シー
ルモータ29を減速制御する制御信号をドライバ35に
出力し(ステップS7)、また、設定時間T4に対し減
算処理時間T3が大きい場合は(T4<T3)、縦シー
ルモータ29を加速制御する制御信号をドライバ35に
出力することにより縦シールモータ29をコントロール
する(ステップS8)。そして、前述の新測定時間(第
1の検出時間)T2を旧測定時間T1として置き換えス
テップS1に戻り時間T2を基に前述した処理を繰り返
す(ステップS9)。
【0031】上記ステップS1からステップS9を繰り
返し制御することにより、フイルム速度検出手段23か
ら発せられる検出信号の周期を一定に保つことができ
る。即ち、一定速度でフイルムFを移送することが可能
となる。
【0032】尚、レジマークにより設定時間T4を設定
する場合は、設定値入力手段22により任意に設定され
る生産速度(フイルム送り速度)とフイルムFのレジマ
ーク形成間隔(形成ピッチ)とから演算処理により求
め、また、折返ローラにより設定時間T4を設定する場
合は、前記生産速度と前記折返ローラの1回転当たりに
フイルムFが送られる距離(前記折返ローラの円周長
さ)とから演算処理により求められる。
【0033】次に、本発明の特徴となる第2の横シール
機構7及びカッター機構9の各モータ31,33の同期
制御方法について説明する。
【0034】第2の横シール機構7及びカッター機構9
の制御方法として、CPU17は、第2の横シール機構
7の回転検出手段(第1の回転検出手段)25及びカッ
ター機構9の回転検出手段(第2の回転検出手段)27
からの各回転検出信号(原点信号)を入力すると(ステ
ップS11)、回転検出信号であるか否かを判定し(ス
テップS12)、この入力が各回転検出信号であった場
合、各回転検出信号の入力エッジを検出し、この各時間
(第2,第3の検出時間)T5,T6を測定する(ステ
ップS13)。
【0035】そして、前述した制御方法により一定周期
で入力されるフイルム速度検出手段23からの検出信号
の入力エッジを検出した時間(第1の検出時間)T1を
前記各時間T5,T6から減算処理(T5−T1,T6
−T1)することにより(ステップS14)、この減算処
理した各時間T7,T8と、フイルムFのシールピッチ
や材質,ヒートシール温度,被充填物の充填量等の生産
条件を考慮し、CPU17が設定値入力手段22により
予め設定される品種毎の包装形態に応じて演算処理にて
求める設定時間T9とを比較し(ステップS15,S1
6)、設定時間T9に対し各減算処理時間T7,T8が
小さい場合は(T9>T7,T9>T8)、第2の横シ
ール機構7及びカッター機構9の各モータ31,33を
減速制御する制御信号を各ドライバ37,39に出力し
(ステップS17)、また、設定時間T9に対し各減算
処理時間T7,T8が大きい場合は(T9<T7,T9
<T8)、第2の横シール機構7及びカッター機構9の
各モータ31,33を加速制御する制御信号を各ドライ
バ37,39に出力する(ステップS18)。
【0036】上記ステップS11からステップS18を
繰り返し制御することにより、前記各時間差T7,T8
が設定時間T9に一致するように第2の横シールモータ
31及びカッター機構モータ33を常に制御するもの
で、即ち、フイルム速度検出手段23からの検出信号の
入力エッジの検出から第2の横シール機構7及びカッタ
ー機構9の各回転検出信号の入力エッジの検出までの各
時間差を略等しく、かつ一定に保つように制御すること
により、第2の横シール機構7及びカッター機構8の各
ステップモータ31,33が同期して回転することにな
るので、フイルムFは、図8に示すようにフイルムFの
横シール部FSを第2の横シール機構7の一対のシール
板(横シールロール)7aで押し圧されている時に、カ
ッター機構9のカッター刃9aによりフイルムFの横シ
ール部FSを切断することが可能になるものである。
【0037】尚、第1の横シール機構6及び開封用ノッ
チ機構8の制御方法について、CPU17は、前述した
縦シール機構5の制御方法により、フイルム速度検出手
段23から一定周期で発せられる検出信号の検出時間
と、第1の横シール機構6及び開封用ノッチ形成機構8
の各回転検出手段24,26から発せられる各回転検出
信号の各検出時間との時間差をそれぞれ求め、この各時
間差と、前記生産条件を考慮し、設定値入力手段22に
より予め設定される各設定時間とを絶えず比較し、前記
各設定時間と、前記各時間差が等しくなるように各機構
6,8の各モータ30,32を加減速制御することで、
フイルムFの適正箇所を横シール及びノッチ形成するこ
とができる。
【0038】また、前述した第2の横シール機構7及び
カッター機構9の制御方法において、任意に設定される
設定時間T9と各時間T7,T8を比較するようにした
が、例えば、任意に設定される設定時間を第2の横シー
ル機構7用とカッター機構9用とで2つ用意し、この各
設定時間を同時間に設定し、前記各設定時間と前記時間
T7,T8とをそれぞれ別に比較するように処理しても
良い。
【0039】次に、包装袋FWの品種毎の包装形態に応
じてフイルムFの横シール間隔が変化する場合のカッタ
ー機構9に備えられる調整機構11の高さ調整について
説明する。第2の横シール機構7及びカッター機構9を
同期制御し、かつフイルムFの横シール間隔が変わるこ
とにより、カッター機構9の高さ方向Hの調整が必要に
なる。本実施例における調整機構11は、前述したよう
に調整機構11の高さ方向Hに対し移動可能とするステ
ップモータ13を備えている。調整機構11のステップ
モータ13を制御する場合におけるCPU17は、設定
値入力手段22により設定される調整データや補正デー
タ(予め設定してあるデータを補正する)等に応じてス
テップモータ13を駆動させ、カッター機構9の高さ方
向Hの調整を行うものである。本実施例における調整機
構は、品種毎の包装形態に応じて、調整機構11のステ
ップモータ13の移動量を不揮発性メモリ19に記憶さ
せることにより、設定値入力手段22により品種毎の包
装形態に応じた品種データを入力した際に、前記品種デ
ータに応じた調整機構11の移動量を不揮発性メモリ1
9から読み出して、ステップモータ13を動作させ、前
記品種データに応じたフイルムFの横シール部FSに自
動的にカッター機構9のカッター刃9aが位置するよう
に移動させるものである。尚、前述したステップモータ
13は、調整機構11の高さ方向Hの調整を、例えば
0.5mm単位の微少調整を可能とする駆動用モータが
用いられる。
【0040】かかる充填包装機は、前述したように、第
2の横シール機構7とカッター機構9のステップモータ
31,33が同期回転するように制御することにより、
フイルムFを第2の横シール機構7の一対のシール板7
aで抑えながらカッター機構9により切断することがで
きることから、充填量が100gを越えるような大容量
の包装袋を生産する場合であっても、カッター機構9に
より連続包装袋を切断することにより発生する脈動を第
2横シール機構7により抑制することができるため、フ
イルムFの良好な縦,横シールを得ることができ、包装
袋FWの品質を安定させることができる。
【0041】また、被包装物の充填量が大容量の場合に
おいて、フイルムFは、被充填物の充填量及び温度,フ
イルムFの材質等の品種毎の包装形態に応じて特に伸縮
作用が生じやすいが、カッター機構9の高さ方向Hの微
調整を可能とするステップモータ13を調整機構11を
備えることにより、微細なカッター機構9のカット位置
補正が可能となるため、連続包装袋の適切な横シール位
置を切断することができるようになる。
【0042】また、調整機構11の移動量を設定値入力
手段22により設定し、この設定した移動量データを品
種データに応じて不揮発性メモリ19に記憶させ、品種
毎の包装形態に応じてこのデータ読み出すことによっ
て、調整機構11の高さを可変することができることか
ら、品種毎に包装形態により横シールピッチが変わる場
合の段取り換えを容易に行うことができる。
【0043】また、前記充填量が大容量の包装袋FWを
得るために、フイルムFの間欠送りによる縦型充填包装
機を用いていた従来に対し、前述した制御方式を採用す
ることにより、フイルムFを連続送りする充填包装機に
より大容量の包装袋FWを得ることができるため、生産
性の向上を図ることができる。
【0044】尚、本実施例では、フイルム速度検出手段
23からの検出信号の入力エッジの検出から第2の横シ
ール機構7及びカッター機構9の各回転検出信号の入力
エッジの検出までの各時間差を略等しく、かつ一定に保
つように制御し、第2の横シール機構7及びカッター機
構9を同期運転させるようにしたが、本発明は、第2の
横シール機構7の回転検出手段25からの検出信号を入
力すると、前記検出信号が包装袋FWの品種毎の包装形
態に応じて任意に設定される一定の周期でCPU17に
入力されるように第2の横ロール機構7のステップモー
タ31の加減速処理を行うとともに、回転検出手段25
から略一定周期で発せられる検出信号の第1の検出時間
と、カッター機構9の回転検出手段27から発せられる
検出信号の第2の検出時間との時間差を求め、この時間
差が任意に設定される設定値内にあるか否かを絶えず判
定し、前記設定値以外の場合にカッター機構9のステッ
プモータ33を加減速調整する制御信号を出力し、前記
第1の検出時間に対する前記第2の検出時間の時間差が
常に一定になるように制御し、フイルムFをカッター機
構9により切断する際に、カッター機構9より上方に位
置する第2の横シール機構7の一対のシール板7aでフ
イルムFを抑えるように制御する制御手段を備えるよう
にしても、本実施例と同様な効果が得られるものであ
る。
【0045】また、本発明は、カッター機構より上方に
位置する横シール機構の一対の横シールロールでフイル
ムを一対のシール板により抑えるよう前記横シール機構
及び前記カッター機構の各ステップモータを制御するも
のであれば良く、前記各ステップモータの制御方法は任
意である。
【0046】また、本実施例の充填包装機では、縦シー
ル機構5及び第1,第2の横シール機構6,7、開封用
ノッチ形成機構8、カッター機構9を備えた充填包装機
を例に挙げ説明したが、本発明は必ずしも前述した各機
構が全て備えられた充填包装機に限定されるものではな
く、例えば、縦シール機構、横シール機構(1つの横ロ
ール機構)、カッター機構を備える場合の充填包装機で
は、前記カッター機構より上方に位置し、かつ前記カッ
ター機構に最も近い前記横シール機構の一対の横シール
ロールによりフイルムを抑え前記カッター機構により切
断することで、切断時の脈動を抑えることができ、良好
なフイルムのシールが得られるものである。
【0047】また、前記横シールロールは、フイルムF
を熱溶着するもの、あるいはフイルムFの横シール部F
Sを再加圧するものの何れであっても良い。
【0048】また、本実施例の充填包装機は、縦シール
機構5を繰り出し機構としているが、この縦シール機構
5とは別の例えば、送り出しローラ等による繰り出し機
構を設け、この繰り出し機構を等速制御させ、縦シール
機構5をその他の機構(第1の横シール機構6,開封用
ノッチ機構)と同様に制御するようにしても良い。
【0049】また、本実施例では、設定値入力手段22
と、設定値入力手段22で入力した内容や生産条件を表
示する表示手段28とを別々に備えているが、入力手段
及び表示手段を一体に備えたタッチパネル等を用いても
良い。
【0050】また、本実施例における調整機構11はス
テップモータ13により高さ方向Hの調整を行うように
構成したが、モータの駆動力を用いないものであっても
良い。
【0051】
【発明の効果】本発明は、連続移送されるフイルムを縦
シール機構により縦シールし、かつ前記フイルムを横シ
ール機構により横シールして、区画形成される連続包装
袋に被充填物を充填する充填包装機及びその制御方法に
関するものであって、カッター機構より上方に位置する
横ロール機構でフイルムを抑えるように制御すること
で、充填量が大容量の包装袋を生産する場合であって
も、前記カッター機構により前記連続包装袋を切断する
ことにより発生する脈動を前記横シール機構により抑制
することができるため、前記フイルムの良好なシールを
得ることができ、包装袋の品質を安定させることができ
る。
【0052】また、包装袋に充填される被包装物の充填
量が大容量の場合において、前記フイルムは、被充填物
の充填量及び温度,前記フイルムの材質等の品種毎の包
装形態に応じて特に伸縮作用が生じやすいが、前記カッ
ター機構の高さ方向の微調整を可能とする駆動用モータ
を調整機構に備えることにより、微細な前記カッター機
構のカット位置補正が可能となるため、前記連続包装袋
の適切な横シール位置を切断することができるようにな
る。
【0053】また、前記調整機構の移動量を設定値入力
手段により設定し、この設定した移動量データを品種デ
ータに応じて不揮発性メモリに記憶させ、このデータを
品種毎の包装形態に応じて読み出すことによって、前記
調整機構の高さを可変することができるため、品種毎に
包装形態により横シールピッチが変わる場合の段取り換
えを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す充填包装機の正面図。
【図2】同上実施例の調整機構を示す正面図。
【図3】同上実施例の調整機構を示す要部断面図。
【図4】同上実施例の電気的構成を示すブロック図。
【図5】同上実施例の縦シール機構の処理動作を示すフ
ローチャート。
【図6】同上実施例の第2の横シール機構及びカッター
機構の処理動作を示すフローチャート。
【図7】同上実施例の前記処理動作を示すタイミングチ
ャート。
【図8】同上実施例の第2の横シール機構及びカッター
機構を示す図。
【符号の説明】
5 縦シール機構(繰り出し機構) 6 第1の横シール機構 7 第2の横シール機構 7a シール板(横シールロール) 8 開封用ノッチ機構 9 カッター機構 10 充填機構 11 調整機構 13 ステップモータ(駆動用モータ) 17 CPU 18 ROM 19 不揮発性メモリ 23 フイルム速度検出手段(移送速度検出手段) 24〜27 回転検出手段 29〜33 ステップモータ(駆動用モータ) 35〜40 ステップモータ制御回路 F フイルム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続移送されるフイルムを縦シール機構
    により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機構に
    より横シールして、区画形成される連続包装袋に被充填
    物を充填する充填包装機において、前記フイルムの前記
    横シール機構により形成されるシール位置を切断するカ
    ッター機構と、前記フイルムを前記カッター機構により
    切断する際に、前記カッター機構より上方に位置する前
    記横シール機構の一対の横シールロールで前記フイルム
    を抑えるよう前記横シール機構及び前記カッター機構の
    各駆動用モータを制御する制御手段と、から構成される
    ことを特徴とする充填包装機。
  2. 【請求項2】 連続移送されるフイルムを縦シール機構
    により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機構に
    より横シールして、区画形成される連続包装袋に被充填
    物を充填する充填包装機において、前記フイルムの前記
    横シール機構により形成されるシール位置を切断するカ
    ッター機構と、前記横シール機構の回転動作に応じて原
    点信号を発する第1の回転検出手段と、前記カッター機
    構の回転動作に応じて原点信号を発する第2の回転検出
    手段と、前記第1の回転検出手段からの原点信号を入力
    すると、前記原点信号が任意に設定される一定の周期で
    入力されるように前記横ロール機構の駆動用モータの加
    減速処理を行うとともに、前記第1の回転検出手段から
    略一定周期で発せられる原点信号の第1の検出時間と、
    前記第2の回転検出手段から発せられる原点信号の第2
    の検出時間との時間差を求め、この時間差が任意に設定
    される設定値内にあるか否かを絶えず判定し、前記設定
    値以外の場合に前記カッター機構の駆動用モータを加減
    速調整する制御信号を出力し、前記第1の検出時間に対
    する前記第2の検出時間の時間差が常に一定になるよう
    に制御することで、前記フイルムを前記カッター機構に
    より切断する際に、前記カッター機構より上方に位置す
    る前記横シール機構の一対の横シールロールで前記フイ
    ルムを抑えるように制御する制御手段と、から構成され
    ることを特徴とする充填包装機。
  3. 【請求項3】 連続移送されるフイルムを縦シール機構
    により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機構に
    より横シールして、区画形成される連続包装袋に被充填
    物を充填する充填包装機において、前記フイルムを繰り
    出す繰り出し機構と、前記フイルムの送り速度を検出す
    る移送速度検出手段と、前記フイルムの前記横シール機
    構により形成されるシール位置を切断するカッター機構
    と、前記横シール機構の回転動作に応じて原点信号を発
    する第1の回転検出手段と、前記カッター機構の回転動
    作に応じて原点信号を発する第2の回転検出手段と、前
    記移動速度検出手段から出力される検出信号を入力する
    と、前記検出信号が任意に設定される一定の周期で入力
    されるように前記繰り出し機構の駆動用モータの加減速
    処理を行うとともに、前記移送速度検出手段から略一定
    周期で発せられる検出信号の第1の検出時間と、前記第
    1,第2の回転検出手段から発せられる各原点信号の第
    2,第3の検出時間との各時間差をそれぞれ求め、この
    各時間差が任意に設定される設定値内にあるか否かを絶
    えず判定し、前記設定値以外の場合に前記横シール機構
    及び前記カッター機構の各駆動用モータを加減速調整す
    る制御信号を出力し、前記第1の検出時間から前記第
    2,第3の検出時間までの時間間隔が略等しく、かつ前
    記第1の検出時間に対する前記第2,第3の検出時間の
    各時間差が常に一定になるように制御することで、前記
    フイルムを前記カッター機構により切断する際に、前記
    カッター機構より上方に位置する前記横シール機構の一
    対の横シールロールで前記フイルムを抑えるよう前記横
    ロール機構及び前記カッター機構を同期制御する制御手
    段と、から構成されることを特徴とする充填包装機。
  4. 【請求項4】 前記横シール機構は複数の横ロール機構
    から構成され、前記フイルムを前記カッター機構により
    切断する際に、前記カッター機構に最も近い前記横ロー
    ル機構により前記フイルムを抑えるように前記制御手段
    により制御されてなることを特徴とする請求項1から請
    求項3の何れかに記載の充填包装機。
  5. 【請求項5】 前記カッター機構を上下方向に移動可能
    とする調整機構を備えることを特徴とする請求項1から
    請求項4の何れかに記載の充填包装機。
  6. 【請求項6】 前記調整機構は、上下方向に微調整可能
    な駆動用モータを備えてなることを特徴とする請求項5
    に記載の充填包装機。
  7. 【請求項7】 前記調整機構の移動量を設定する設定値
    入力手段と、品種毎の包装形態に応じて前記駆動用モー
    タの移動量データを不揮発的に記憶する記憶部と、を備
    えてなることを特徴とする請求項5もしくは請求項6に
    記載の充填包装機。
  8. 【請求項8】 前記繰り出し機構は前記縦シール機構か
    らなることを特徴とする請求項3に記載の充填包装機。
  9. 【請求項9】 連続移送されるフイルムを縦シール機構
    により縦シールし、かつ前記フイルムを横シール機構に
    より横シールして、区画形成される連続包装袋に被充填
    物を充填する充填包装機の制御方法において、前記フイ
    ルムの前記横シール機構により形成されるシール位置を
    切断するカッター機構を備え、前記フイルムを前記カッ
    ター機構により切断する際に、前記カッター機構より上
    方に位置する前記横シール機構の一対の横シールロール
    により前記フイルムを抑えるよう前記横シール機構及び
    前記カッター機構の各駆動用モータを制御する充填包装
    機の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記横シール機構は、複数の横ロール
    機構からなり、前記フイルムを前記カッター機構により
    切断する際に、前記カッター機構に最も近い前記横ロー
    ル機構により前記フイルムを抑えてなることを特徴とす
    る請求項9に記載の充填包装機の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記カッター機構を上下方向に移動可
    能とする調整機構を備え、前記フイルムの横シール間隔
    が変更された際に、前記調整機構により前記カッター機
    構の高さを調整してなることを特徴とする請求項9もし
    くは請求項10に記載の充填包装機の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7159376B2 (en) 2001-12-12 2007-01-09 Tna Australia Pty Limited Rotary packaging machines
JP2007223659A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Taisei Lamick Co Ltd 充填包装装置
CN115285450A (zh) * 2022-07-22 2022-11-04 西门子(中国)有限公司 颗粒包装机对标方法、系统、颗粒包装机及存储介质

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