JPH1118011A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JPH1118011A
JPH1118011A JP9165802A JP16580297A JPH1118011A JP H1118011 A JPH1118011 A JP H1118011A JP 9165802 A JP9165802 A JP 9165802A JP 16580297 A JP16580297 A JP 16580297A JP H1118011 A JPH1118011 A JP H1118011A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3層のポリシリコン膜からなる全画素同時読み
出し方式の撮像装置において、異なるパルスの印加され
る第2層目のポリシリコン膜同士の電気的短絡が生じ
る。 【解決手段】垂直転送電極8は第1層目のポリシリコン
膜で、垂直転送電極9および10は第2層目のポリシリ
コン膜で、又垂直転送電極11は第3層目のポリシリコ
ン膜でそれぞれ形成されている。更に垂直最終転送電極
20は第1層目のポリシリコン膜で、水平蓄積電極18
aおよび18bは第2層目のポリシリコン膜で、又水平
障壁電極19aおよび19bは第3層目のポリシリコン
膜で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置および
その製造方法に関し、特に転送電極構成が3層のポリシ
リコン膜からなる全画素同時読み出し方式のインターラ
イン型CCD撮像装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像装置を用いた業務用およ
び家庭用ビデオカメラが広く普及している。これら従来
の業務用および家庭用ビデオカメラは、テレビジョン方
式(例えば、NTSC方式やPAL方式)に対応させる
ため、水平信号ラインを1ラインおきに走査するインタ
ーレース方式(飛び越し走査方式)を採用していた。一
方、最近ではパーソナルコンピュータ用の画像入力カメ
ラが盛んに開発されているが、この種のカメラの水平走
査方式は、高解像度静止画を得るため、およびコンピュ
ータのディスプレイへの出力のし易さの観点から、全画
素同時読み出し方式が採用されている。この方式は、順
次走査方式、ノンインターレース方式、あるいはプログ
レッシブスキャン方式などとも呼ばれている。全画素同
時読み出し方式のカメラに用いられる固体撮像装置は、
全画素の信号電荷を同時に、かつ、独立に読み出す必要
がある。以下に、このような全画素同時読み出し方式の
固体撮像装置について説明する。
【0003】図10は、従来の全画素同時読みだし方式
インターライン型CCD撮像装置の構成を示す平面図で
ある。本撮像装置は大きく分けて、撮像領域1、水平C
CD2及び出力部(電荷検出部)3から構成される。撮
像領域1には、光電変換しその信号電荷を蓄積するフォ
トダイオード4が2次元マトリックス状に複数個設けら
れている。さらに、各フォトダイオード列の間には、垂
直方向に信号電荷を転送する垂直CCD5が設けられて
いる。フォトダイオード4と垂直CCD5との間には、
各フォトダイオード4から垂直CCD5に信号電荷を読
み出すトランスファーゲート領域6が設けられている。
撮像領域1のこれら以外の部分は素子分離領域7であ
る。
【0004】次に、この種の固体撮像装置の動作を説明
する。一定期間内にフォトダイオード4で光電変換さ
れ、蓄積された信号電荷は、トランスファーゲート領域
6を介して垂直CCD5に読み出される。垂直CCD5
に読み出された信号電荷は、1水平ラインづつ水平CC
D2に転送される。水平CCD2に転送された信号電荷
は、出力部3まで転送され検出される。
【0005】図11(a)は全画素同時読み出し方式に
対応した一般的な撮像装置における画素の平面図、図1
1(b)は図11(a)におけるA−A断面図である。
画素はフォトダイオード4、垂直CCD5、トランスフ
ァーゲート領域6、および素子分離領域7からなる。垂
直CCD5には、画素あたり4つの垂直転送電極8〜1
1が設けられている。この4つの垂直転送電極のうち少
なくとも1つの垂直転送電極は、フォトダイオード4か
ら垂直CCD5に信号電荷を読み出す読み出し電極12
を兼ねている。
【0006】垂直転送電極8〜11は3層のポリシリコ
ン膜から形成されている。なお、ポリシリコン膜の形成
順序は、第1層目、第2層目、第3層目の順とする。第
1層目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極8は、垂
直方向に隣接するフォトダイオードを分離する素子分離
領域7上を通り、撮像領域の左右に延在している。第2
層目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極9および1
0は、垂直転送電極8の側壁を覆いながら、撮像領域の
左右に延在している。第3層目のポリシリコン膜からな
る垂直転送電極11は、垂直転送電極8、9、および1
0で覆われていない垂直CCDチャネル上部を覆い、か
つ、垂直転送電極8の上部を通りながら、撮像領域の左
右に延在している。
【0007】図11(b)で示すように、N型シリコン
基板13の一主面上にP型ウェル14が形成され、P型
ウェル14の表面にN型埋め込み層15が形成される。
シリコン基板上には、絶縁膜16を介して第1層目のポ
リシリコン膜からなる垂直転送電極8が形成され、絶縁
膜16を介して第2層目のポリシリコン膜からなる垂直
転送電極9および10が形成され、さらに絶縁膜16を
介して第3層目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極
11が形成される。これら3層のポリシリコン膜はそれ
ぞれオーバーラップしている。
【0008】図12に、水平CCD2の電荷転送方向の
断面図を示す。水平CCD2では、N型シリコン基板1
3の一主面上にP型ウェル14が形成され、P型ウェル
14の表面部にN型埋め込み層15が形成されている。
N型シリコン基板上には、絶縁膜16を介して第1層目
のポリシリコン膜からなる水平蓄積電極18および第2
層目のポリシリコン膜からなる水平障壁電極19が形成
されている。水平蓄積電極18aと水平障壁電極19
a、および水平蓄積電極18bと水平障壁電極19bは
それぞれ電気的に接続されており、例えば2相の水平転
送パルスφH1およびφH2により駆動される。水平障
壁電極19aおよび19b下部のN- 型埋め込み層17
は、水平蓄積電極18aおよび18b下部のN型埋め込
み層15よりも不純物濃度が低く、電子に対するポテン
シャルが高くなっている。
【0009】図13は、従来の垂直CCDと水平CCD
の接続部の平面図である。この種の固体撮像装置の構成
は、例えば特公平4−19752号公報に開示されてい
る。ここでは、垂直最終転送電極20が第1層目のポリ
シリコン膜からなる場合について説明する。この垂直最
終転送電極20にオーバーラップするように第2層目の
ポリシリコン膜からなる水平障壁電極19aが形成され
る。ここで、水平障壁電極19aは、垂直CCD5のチ
ャネル上の垂直最終転送電極20の側壁を覆うように垂
直CCD5をまたいで形成されているが、隣接する垂直
CCD5に対応する水平障壁電極19a同士は、素子分
離領域7上で分離されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の固体撮
像装置では、図13に示されるように、水平蓄積電極1
8aの側壁部21では、異なるパルスが印加される水平
障壁電極19aおよび19bが1μm程度の比較的近い
距離で隣合っていた。図14は、図13の矢印方向から
見た水平蓄積電極18aの側壁部21あたりの斜視図で
ある。次にこの部分の構造の形成順序の概略を説明す
る。
【0011】まず、水平蓄積電極18となる第1層目の
ポリシリコン膜をパターニングし、次に熱酸化膜やCV
D酸化膜などの絶縁膜16を形成する。その後、第2層
目のポリシリコン膜を全面に形成し、レジストマスクを
用いて水平障壁電極19aおよび19bをパターニング
する。ここで、第2層目のポリシリコン膜のパターニン
グの際に、側壁部21に第2層目のポリシリコン膜のエ
ッチング残りが発生すると、異なるパルスが印加される
水平障壁電極19aと水平障壁電極19bとの間が電気
的に短絡し、歩留まりが低下するという問題があった。
【0012】側壁部21におけるエッチング残りを抑制
するには、サイドエッチング量を多くすればよいが、出
来上がり寸法のばらつきが増加し、CCDの転送電荷量
などの特性が変動する要因となるため、特に画素寸法が
5μm角以下のような固体撮像装置では好ましくない。
ここでは、水平蓄積電極18aおよび水平障壁電極19
aおよび19bがそれぞれ第1層目のポリシリコン膜お
よび第2層目のポリシリコン膜で形成される場合につい
て説明したが、それぞれ第2層目のポリシリコン膜およ
び第3層目のポリシリコン膜で形成される場合について
も同様の問題に直面することは言うまでもない。
【0013】側壁部21のエッチング残りを除去する別
の方法として、側壁部21のみ開口されたレジストマス
クを用いて追加エッチングを行う方法もある。しかし、
側壁部21の近傍は数10nmの絶縁膜の形成されたア
クティブ領域であるため、エッチングダメージによりデ
バイス特性が劣化する恐れもあり、かつ、リソグラフィ
工程数も増加するため好ましくない。また、エッチング
ダメージが発生しても素子分離領域上なのでデバイス特
性の劣化が仮に生じないとしても、短辺1μm以下の微
細な開口部を有するレジストマスクを位置ずれなく形成
することは容易ではないので好ましくない。
【0014】本発明の目的は、特性及び歩留まりの向上
した固体撮像装置およびその製造方法を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板の
一主面上に2次元マトリックス状に配列された光電変換
素子群と、該光電変換素子に蓄積された信号電荷をトラ
ンスファーゲート部を介して垂直方向へ転送する複数列
の垂直CCDと、該垂直CCDの一方の端部に対応して
設けられ信号電荷を水平方向に転送する水平CCDと、
該水平CCDに転送された信号電荷を検出し出力する電
荷検出部とを有し、前記垂直CCDの垂直転送電極が絶
縁膜で分離された3層のポリシリコン膜からなる固体撮
像装置において、前記光電変換素子群と前記垂直CCD
と前記トランスファーゲート部と前記水平CCDとから
なるアクティブ領域における第1層目のポリシリコン膜
の側壁が第2層目のポリシリコン膜により覆われている
ことを特徴とするものである。
【0016】ここで、第2層目のポリシリコン膜は、第
1層目のポリシリコン膜より後工程で、かつ、第3層目
のポリシリコン膜より前工程で形成されており、垂直転
送電極のうち、絶縁膜を介して水平転送電極に接する垂
直最終転送電極が、第1層目のポリシリコン膜で形成さ
れている。また、垂直最終転送電極に絶縁膜を介して接
する水平転送電極が、第2層目のポリシリコン膜からな
る。
【0017】さらに、アクティブ領域から、その周囲の
フィールド領域へ延在する垂直転送電極のうち、第2層
目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極の延在する長
さが最小であることが望ましく、かつ、第1層目のポリ
シリコン膜からなる垂直転送電極の延在する長さが最大
であることが望ましい。
【0018】さらに、第2層目のポリシリコン膜をパタ
ーニングした後、絶縁膜を形成する前に、フィールド領
域上に形成された第1層目のポリシリコン膜の側壁部分
の一部を選択的にエッチングしてもよい。
【0019】
【作用】撮像領域を始めとするアクティブ領域において
は、第1層目のポリシリコン膜の側壁が、絶縁膜を介し
て、第2層目のポリシリコン膜によってすべて覆われて
いる。そのため、アクティブ領域では、第1層目のポリ
シリコン膜の側壁部において第2層目のポリシリコン膜
のエッチング残りは発生しない。したがって、第2層目
のポリシリコン膜からなる異なる転送パルスの印加され
る転送電極同士の電気的な短絡が抑制される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態の撮像
装置における、垂直CCDと水平CCDの接続部を示す
平面図である。
【0022】垂直転送電極8〜11は、従来と同様に3
層のポリシリコン膜から形成されている。形成方法につ
いては後述する。なお、ポリシリコン膜の形成順序は、
第1層目、第2層目、第3層目の順とする。垂直転送電
極8は点線で示すように第1目のポリシリコン膜で形成
され、垂直転送電極9および10は一点鎖線で示すよう
に第2層目のポリシリコン膜で形成され、垂直転送電極
11は実線で示すように第3層目のポリシリコン膜で形
成されている。また、垂直最終転送電極20は第1層目
のポリシリコン膜で形成されている。さらに、水平蓄積
電極18aおよび18bは第2層目のポリシリコン膜で
形成され、水平障壁電極19aおよび19bは第3層目
のポリシリコン膜で形成されている。
【0023】ここで注目すべき点は、アクティブ領域内
においては、第1層目のポリシリコン膜からなる垂直最
終転送電極20の水平CCD側の側壁は、絶縁膜を介し
て、第2層目のポリシリコン膜からなる水平蓄積電極1
8aで完全に覆われていることである。さらに、垂直最
終転送電極20の垂直CCD側の側壁も、絶縁膜を介し
て、第2層目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極1
0で完全に覆われている。なお、画素の垂直転送電極の
構成は図11で示した従来例と同様であり、第1層目の
ポリシリコン膜からなる垂直転送電極8の側壁は、第2
層目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極9および1
0で完全に覆われている。
【0024】このように第1の実施の形態によれば、ア
クティブ領域内では、第1層目のポリシリコン膜の側壁
はすべて第2層目のポリシリコン膜で覆われているた
め、第1層目のポリシリコン膜の側壁部において第2層
目のポリシリコン膜のエッチング残りは発生しない。し
たがって、第2層目のポリシリコン膜からなる異なる転
送パルスの印加される転送電極同士の電気的な短絡が抑
制され、製造歩留まりが向上する。
【0025】次に、撮像領域の外側における垂直転送電
極と垂直バスラインとの接続構成について説明する。図
2は、本発明の第2の実施の形態の撮像装置における、
配線領域の垂直転送電極と垂直バスラインとの接続部の
構成図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は図2
(a)におけるB−B断面図、図2(c)は図2(a)
におけるC−C断面図である。ここでは、垂直CCD5
が4相の垂直転送パルスにより駆動される場合を示して
いる。
【0026】図2(a)に示されるように、各垂直転送
電極8〜11は配線領域まで延びており、垂直転送電極
と直交して設けられた垂直バスライン22〜25とそれ
ぞれコンタクト孔26により接続されている。各垂直転
送電極8〜11の下部には図2(b)に示すように、数
百nm〜2μmの厚い絶縁膜27が形成されている。こ
のように、通常、配線領域は厚い絶縁膜27の形成され
たフィールド領域に設けられる。なお、本明細書の記述
の上では、アクティブ領域以外の領域をフィールド領域
とする。また、ここでは撮像領域の右側の配線構成につ
いて説明したが、撮像領域の左側についても同様であ
る。尚図2において14はシリコン基板上に形成された
P型ウェルである。
【0027】図2(a)から明らかなように、配線領域
では、垂直転送電極8の側壁が垂直転送電極9および1
0で完全には覆われていない。これは、垂直転送電極9
および10には異なる垂直転送パルスが印加されるため
である。したがって、第1層目のポリシリコン膜の側壁
に沿って第2層目のポリシリコン膜のエッチング残りが
生じ、垂直転送電極9および10が電気的短絡する恐れ
がある。
【0028】ところで、電気的短絡は、第2層目のポリ
シリコン膜によって覆われていない第1層目のポリシリ
コン膜の側壁部の長さLが短い程発生し易いと考えられ
る。そこで、図2に示した本発明の第2の実施の形態で
は、長さLをより長くするため、第1層目のポリシリコ
ン膜からなる垂直転送電極8を撮像領域から最も離れた
位置の垂直バスライン25と接続できる位置まで延在さ
せ、かつ、第2層目のポリシリコン膜からなる垂直転送
電極10および9を撮像領域に最も近い位置の垂直バス
ライン22およびその次に近い位置の垂直バスライン2
3と接続できる位置まで延在させている。ここで、垂直
転送電極9および10と垂直バスライン22および23
との接続の仕方は逆でもよい。
【0029】このような垂直転送電極構成にすることに
より、第1層目のポリシリコン膜の側壁に第2層目のポ
リシリコン膜のエッチング残りが発生し、電気的短絡が
生じやすい状態になった場合でも、長さLを長く確保し
ているため電気的短絡の程度が低減される。ここで、低
減の効果を見積もる。最も電気的短絡が生じやすい垂直
転送電極構成(図示しない)は、第1層目のポリシリコ
ン膜からなる垂直転送電極が、他の層のポリシリコン膜
からなる垂直転送電極よりも撮像領域に近い側までしか
延在していない場合である。この時の長さLは、第1層
目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極に重なる2つ
の第2層目のポリシリコン膜からなる垂直転送電極の間
隔と等価であり、通常1μm程度である。一方、図2に
示した垂直転送電極構成にすれば、長さLを数10μm
にすることが可能なため、電気的短絡不良を数10分の
1に低減できる。
【0030】なお、垂直転送パルスが4相以上であって
も、上述のように長さLが長くなるような垂直転送電極
構成にすることで、第2層目のポリシリコン膜からなる
垂直転送電極同士の電気的短絡を抑制できることは明白
である。
【0031】つぎに、さらに歩留まりを向上させるため
のデバイスの製造方法を説明する。図3〜図9は、本発
明の第3の実施の形態の撮像装置の製造方法を説明する
ための図である。ここで、図3〜図5、図8、および図
9は、図2に示した平面図および断面図にそれぞれ対応
しており、図6および図7は図2の平面図に対応してい
る。ここで示した製造工程は垂直転送電極と垂直バスラ
インとの接続部の形成方法のみであるが、その他の画素
の製造方法などについては一般的な製造方法と同様であ
る。
【0032】まず、図3(a)〜(c)に示すように、
シリコン基板上にP型ウェル14を形成したのち、酸化
膜や窒化膜からなる厚い絶縁膜27を形成する。次でこ
の厚い絶縁膜27上に第1層目のポリシリコン膜を全面
に形成した後、レジストマスク(図示しない)を用いて
エッチングし、垂直転送電極8を形成する。続いて、図
4(a)〜(c)に示すように、垂直転送電極8の周囲
に、熱酸化あるいはCVD(化学気相成長)などにより
絶縁膜を形成する。その後、第2層目のポリシリコン膜
を全面に形成する。続いて、図5(a)〜(c)に示す
ように、レジストマスク(図示しない)を用いて第2層
目のポリシリコン膜をエッチングし、垂直転送電極9お
よび10を形成する。この際、エッチングが不十分であ
ると、第1層目のポリシリコン膜の側壁部に第2層目の
ポリシリコン膜のエッチング残り28が生じる。
【0033】そこで、第1層目のポリシリコン膜の側壁
部近傍のみ開口されたレジストマスクを用いて追加エッ
チングを行うことでエッチング残り28を完全に除去す
る。このときのレジストマスクパターンは、図6に示す
ような、第1層目のポリシリコン膜の側壁部を取り囲む
ようなパターン29、あるいは、図7に示すような、第
1層目のポリシリコン膜の側壁部および上部を含む四角
いパターン30などを用いる。
【0034】続いて、図8(a)〜(c)に示すよう
に、垂直転送電極9および10の周囲に、熱酸化あるい
はCVDなどにより絶縁膜を形成する。その後、第3層
目のポリシリコン膜を全面に形成した後、レジストマス
ク(図示しない)を用いてエッチングし、垂直転送電極
11を形成する。さらに、図9(a)〜(c)に示すよ
うに、CVDなどにより絶縁膜を形成したのち、レジス
トマスク(図示しない)を用いてドライエッチングなど
によりコンタクト孔26を開口する。その後、図2
(a)〜(c)に示すように、アルミニウム膜やタング
ステン膜などの金属からなる垂直バスライン22〜25
を形成し、さらに酸化シリコン膜や窒化シリコン膜など
からカバー膜(図示しない)を形成し固体撮像装置を完
成させる。
【0035】以上のように、第1層目のポリシリコン膜
の側壁部に第2層目のエッチング残りが発生した場合で
も、追加エッチングすることでエッチング残りを完全に
除去できるため、電気的短絡は完全に回避できる。ま
た、追加エッチングに用いるレジストマスクパターンは
数μm以上の大きさで形成でき、特に精度の必要な目合
わせも必要ないため、極めて容易にパターニングでき
る。さらに、この領域は厚い絶縁膜の形成されたフィー
ルド領域であるため、追加エッチングによるダメージで
デバイス特性が劣化することはない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、垂
直転送電極を構成する3層のポリシリコン膜のうち、第
1層目のポリシリコン膜の側壁部に沿う、異なるパルス
の印加される第2層目のポリシリコン膜間の距離を長く
確保できるため、第1層目のポリシリコン膜の側壁部に
形成される第2層目のポリシリコン膜のエッチング残り
による電気的短絡を低減できる。さらに、第2層目のポ
リシリコン膜のエッチング残りが発生すると考えられる
部分を局所的に追加エッチングすることで、完全にエッ
チング残りを除去できるため、電気的短絡を回避でき
る。この場合、追加エッチングする箇所はフィールド領
域のため、エッチングダメージによりデバイス特性を劣
化させることがない。さらに、追加エッチングをする箇
所は、数μm以上の大きいパターンであるため露光の目
合わせ精度を特に必要とせず、エッチングの制御精度も
特に必要ない。したがって、工程が増えても、固体撮像
装置の製造歩留まりの向上が図られるうえ、その増加工
程もそれほど精度を必要としないため効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実の形態の撮像装置における、
垂直CCDと水平CCDの接続部を示す平面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分における平面図及び断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分の製造方法を説明する為の平面図及び断面
図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分の製造方法を説明する為の平面図及び断面
図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分の製造方法を説明する為の平面図及び断面
図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分の製造方法に用いるマスクパターンを示す
図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分の製造方法に用いる他のマスクパターンを
示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分の製造方法を説明する為の平面図及び断面
図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の撮像装置におけ
る、配線部分の製造方法を説明する為の平面図及び断面
図である。
【図10】従来の全画素同時読みだし方式インターライ
ン型CCD撮像装置の平面図である。
【図11】全画素同時読み出し方式に対応した一般的な
撮像装置における、画素の平面図及び断面図である。
【図12】水平CCDの電荷転送方向の断面図である。
【図13】従来の撮像装置の垂直CCDと水平CCDの
接続部の平面図である。
【図14】従来の撮像装置の垂直CCDと水平CCDの
接続部の斜視図である。
【符号の説明】
1 撮像領域 2 水平CCD 3 出力部(電荷検出部) 4 フォトダイオード 5 垂直CCD 6 トランスファーゲート領域 7 素子分離領域 8〜11 垂直転送電極 12 読み出し電極 13 N型シリコン基板 14 P型ウェル 15 N型埋め込み層 16,27 絶縁膜 17 N- 型埋め込み層 18 水平蓄積電極 19 水平障壁電極 20 垂直最終転送電極 21 側壁部 22〜25 垂直バスライン 26 コンタクト孔 27 厚い絶縁膜(フィールド絶縁膜) 28 第2層目のポリシリコン膜のエッチング残り 29 第2層目のポリシリコン膜を局所的に追加エッ
チングするパターンの第1例 30 第2層目のポリシリコン膜を局所的に追加エッ
チングするパターンの第2例

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主面上に2次元マトリッ
    クス状に配列された光電変換素子群と、該光電変換素子
    に蓄積された信号電荷をトランスファーゲート部を介し
    て垂直方向へ転送する複数列の垂直CCDと、該垂直C
    CDの一方の端部に対応して設けられ信号電荷を水平方
    向に転送する水平CCDと、該水平CCDに転送された
    信号電荷を検出し出力する電荷検出部とを有し、前記垂
    直CCDの垂直転送電極が絶縁膜で分離された3層のポ
    リシリコン膜からなる固体撮像装置において、前記光電
    変換素子群と前記垂直CCDと前記トランスファーゲー
    ト部と前記水平CCDとからなるアクティブ領域におけ
    る第1層目のポリシリコン膜の側壁が第2層目のポリシ
    リコン膜により覆われていることを特徴とする固体撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固体撮像装置を製造する
    方法であって、第2層目のポリシリコン膜が第1層目の
    ポリシリコン膜より後工程で、かつ、第3層目のポリシ
    リコン膜より前工程で形成されることを特徴とする固体
    撮像装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法により製造された固
    体撮像装置であって、垂直転送電極のうち、絶縁膜を介
    して水平転送電極に接する垂直最終転送電極が、第1層
    目のポリシリコン膜で形成されていることを特徴とする
    固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 垂直最終転送電極に絶縁膜を介して接す
    る水平転送電極が、第2層目のポリシリコン膜から形成
    されていることを特徴とする請求項3記載の固体撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 アクティブ領域からその周囲のフィール
    ド領域へ延在する垂直転送電極のうち、第2層目のポリ
    シリコン膜からなる垂直転送電極の延在する長さが最大
    であることを特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 アクティブ領域からフィールド領域へ延
    在する垂直転送電極のうち第1層目のポリシリコン膜か
    らなる垂直転送電極の延在する長さが最大であることを
    特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の固体撮像装置を製造する
    方法であって、第2層目のポリシリコン膜をパターニン
    グした後、絶縁膜を形成する前に、フィールド領域上に
    形成された第1層目のポリシリコン膜の側壁部分の一部
    を選択的にエッチングすることを特徴とする請求項4記
    載の固体撮像装置の製造方法。
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