JPH11179934A - インクジェットプリンタ装置 - Google Patents

インクジェットプリンタ装置

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JPH11179934A
JPH11179934A JP35390697A JP35390697A JPH11179934A JP H11179934 A JPH11179934 A JP H11179934A JP 35390697 A JP35390697 A JP 35390697A JP 35390697 A JP35390697 A JP 35390697A JP H11179934 A JPH11179934 A JP H11179934A
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昌志 清水
Hiroyuki Kuriyama
弘之 栗山
Chikanobu Ikeda
親信 池田
Yasushi Miura
康 三浦
Shigeru Watanabe
繁 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷ヘッド下面に付着したワタゴミを、不吐出
ノズルを検知する検知部により検知する。 【解決手段】ノズルが直列に配置されたヘッド1を、光
ビーム8の上を通過させる。ゴミがヘッドに付着してい
ると、光センサ9により検出される光信号の強度が弱ま
り、ゴミを検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の印字ノズル
からインク滴を吐出して画像を印刷するインクジェット
プリンタ装置に関し、特に印刷ヘッドに付着したゴミを
検知する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷方式は、被印刷物に
直接インクを吐出することで画像を形成する方式で、高
速印刷や高解像度化のために微細なノズルからインク滴
を高速に吐出させる必要がある。このインクジェット方
式のインク吐出方式として、インクをヒータにより加熱
して膜沸騰させることでインク滴を吐出させる、いわゆ
るバブルジェット方式が実現されている。インクジェッ
トプリンタでは、ノズルの微細化やインク吐出の高速化
につれて、インク中に不純物が溶けてノズルを詰まらせ
たり、ノズル内のインクの乾燥、酸化による固着が生じ
たり、バブルジェット方式特有のヒータの断線によって
発泡体の熱膨張が不十分になるなどの原因から、インク
の不吐出が生じ易くなっている。インクが吐出されない
ノズルが存在すると、被印刷物にすじ状のノイズが発生
し、生産物の品質を著しく低下させることになってしま
う。
【0003】このような問題を解決するために、従来の
インクの不吐出を検知する方法を図6に示す。インクを
吐出する印刷ヘッド1はその下面に直列に配置された多
数のノズル2を備えており、矢印3,4の往復方向で主
走査を行いつつインクを吐出する。
【0004】そして被印刷物5の外側の所定位置に配置
されたインク受け部材上で、主走査している印刷ヘッド
1から順次インク滴6を吐出させていく。同時に、印刷
ヘッド1の下面を主走査方向に対して斜めに横切るよう
に発光素子7から光ビーム8を出力させてインク滴6に
照射させ、インク滴6によって遮られた光ビーム8を光
センサ9で受光させる。すなわち、印刷ヘッド1の各ノ
ズルから吐出させるインク滴がちょうど光ビーム8を通
過するタイミングで、主走査をしつつ各ノズルから順次
インク滴を吐出させる。こうすることで、インク滴6を
吐出させるタイミングと、光センサ9の出力とに基づい
て、印刷ヘッド1からインク滴6が吐出しているかどう
かが検知できる。すなわち、インク滴を吐出させてから
所定時間後に、光センサによりインク滴の通過が検知さ
れたならばそのノズルからインクは正常に吐出されてい
ると判定できるし、インク滴の経過が検知できなければ
そのノズルは不吐出のノズルであると判定できる。
【0005】また図7のように、印刷ヘッド1の下面に
存在するノズル2の、インク滴5の出力口10に被印刷
物5のごく一部がゴミとして付着することがある。特
に、被印刷物が布帛のような繊維質の場合、細かいほこ
り状の繊維がワタゴミとして付着し、時間とともに成長
していく。ヘッド1に付着したワタゴミ11が被印刷物
に到達し、インク滴6の一部を吸収してしまうと、被印
刷物5にすじ状の汚れが入ってしまう。このワタゴミ1
1を除去するため、被印刷物5の外側で、図7のように
ルビ12が上昇してヘッド1のワイピングを行い、前記
出力口10のワタゴミを取り除き、印刷の品質の低下を
防止している。ルビ12は印刷ヘッド1のワイピングが
終了した後、洗浄部で付着したゴミを取り除く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来例における
インクジェットプリンタ装置では、出力口10以外の印
刷ヘッド1の下面、例えば金属面にもワタゴミが11付
着することがある。しかし、ルビ12は、インク滴6の
出力口10、特にノズル2自体を傷つけないようにする
ためかなりの軟らかい物質であるため、ルビ12で金属
面をワイピングするとルビ12の消耗が激しくなる。ま
た、金属面に付着している油汚れや大きいワタゴミ11
がルビ12に付着し、ルビ12を洗浄する前にノズル2
に付着して印刷品質に影響を与えることが起こるので、
ルビ12は金属面のワイピングには使用しなかった。
【0007】よってルビ12では、インク滴6の出力口
10に付着したワタゴミ11を取り除くことは可能であ
るが、その他の金属部分に付着したワタゴミ11は除去
できない。そして付着したままのワタゴミ11にインク
が付着して被印刷物5にすじ状の汚れを発生させたり、
インクの不吐出検知時にインク滴6ではなくワタゴミ1
1を検知してしまい、不吐出検出の精度を低下させる原
因にもなっていた。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、ヘッドに付着したごみを検知して、印刷する画像の
品質を向上させるとともに、不吐出ノズルの検出を確実
に行なえるインクジェットプリンタ装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を発明するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は次のような構成から成る。すなわ
ち、複数のノズルが直列に配置されたヘッドを走査して
印刷するインクジェットプリンタ装置であって、ヘッド
の記録面側かつ記録領域の外にあって、少なくとも前記
ヘッド幅の間隔で固設された発光部と受光部とを有し、
その間を遮る物体の有無及びその位置を検出する検出部
と、前記発光部と受光部との間を、インクを吐出させず
に前記ヘッドを通過させ、なんらかの物体が検知された
場合には、その位置に応じてオペレータに通知する通知
手段とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1に本発明
の第1の実施形態に係る捺染プリント装置を示す。この
捺染プリント装置は、インクジェット方式により被記録
媒体である布帛に絵柄をプリントする。
【0011】図1において、印刷ヘッド1の下面には多
数の印刷ノズル13が存在している。その印刷ノズル1
3から下向きにインク滴6を吐出しており、矢印3の往
方向で主走査印刷を行い、矢印4の復方向で補完印刷を
行う。被印刷物5は矢印14の方向に間欠的に副走査送
りされる。非印刷物5上の領域15はすでに印刷された
部分、領域16はこれから印刷される部分である。
【0012】印刷領域の外側には、不吐出検出領域が設
けられ、そこには不吐出検出時に吐出されるインクを受
けるためのインク受け部材21が設けられている。その
上を通って、通常の主走査速度で印刷ヘッドを往方向3
に向けて移動しつつ、図1におけるヘッド1の上端のノ
ズルから順次インク滴を所定の時間間隔Tで吐出した場
合に描かれる直線に沿うように、光ビーム8が発光部7
から発せられている。光ビーム8は、受光部9で検知さ
れ、その強度が電気信号として出力される。
【0013】この場合の光ビーム8のノズルの並びに対
する角度θは、図2に示したように、印刷ヘッド1の主
走査方向に移動する速度V[mm/ms]、インク滴6
の吐出間隔T[ms]、各ノズルの間隔D[mm]よっ
て決定される。それぞれの関係式は下式となる。
【0014】Dtanθ=VT 印刷ヘッド1の位置は、印刷ヘッド1を搭載しているキ
ャリッジ17に取り付けられた読みとりヘッド18と、
本体に固定された目盛り19とで構成されるリニアエン
コーダによって判定できる。このリニアエンコーダは印
刷ヘッド1の位置を監視し、どの位置でどのデータを印
刷すべきか制御している。そのため、印刷ヘッドの位置
は、印刷画像の印刷の基準になっているとともに後述の
ようにインク滴6の不吐出検出のための基準ともなって
いる。そして、印刷ヘッド1は、主走査を行ないつつ発
光素子7から出力された光ビーム8の中にインク滴6を
順次打ち込んでいく。そして光センサ9によってその時
の光ビーム8の強度を測定する。
【0015】インク受け部材21は不吐出検出のために
吐出されたインク滴6を受ける部材で、間欠的に少量の
洗浄水がこの上面から注がれ、吸引ポンプによって排出
されるようになっている。
【0016】印刷ヘッド6が矢印3方向に往移動し、被
印刷物5の外側にある不吐出検知領域に到達したなら、
光ビーム8にインク滴があたるタイミングで、所定の吐
出間隔T毎に端(図1では上端)のノズルから一つずつ
順次インク滴6を吐出させていく。同時に、発光素子7
から光ビーム8を出力させてインク滴6に照射させる。
【0017】ビーム光8はインク滴6を照射したのち、
光センサ9に入力される。ここで、光センサ9は、発光
素子7とインク滴6とを結んだ直線上に存在させる。よ
って印刷ヘッド1下面にワタゴミ11が存在しないと仮
定すると、インク滴6の吐出が正常に行われると各イン
ク滴6により光ビーム8が遮ぎられるので光センサ9の
出力は小さくなり、不吐出の際には光ビーム8は遮られ
ないため光センサ9の出力は大きくなる。
【0018】図8は、本実施形態のインクジェット捺染
装置の制御ブロック図である。装置全体はCPU113
がメモリ803に格納されたプログラムを実行すること
によって制御される。CPU113は、後述する不吐出
の検出や吐出コントローラ802を介しての印刷ヘッド
1の制御をおこなう。図示していないが、副走査のため
の被印刷物の搬送や、ヘッドの主走査の制御も行なう。
光センサ9からの出力信号は、補正回路801により後
述するデジタル信号に補正され、その出力信号はCPU
113に入力されて、不吐出やワタゴミの検出が行なわ
れる。また、リニアエンコーダ804により、印刷ヘッ
ド1の位置を知ることができる。操作パネル805は、
オペレータに通知する情報を表示したり、オペレータか
らの指示を入力するために用いられる。
【0019】次に、補正回路801の詳細を説明する。
光センサ9の出力信号は、図3の補正回路801で処理
されて不吐出が検出される。
【0020】図3において、光センサ9から出力される
吐出検知信号100は、不要なノイズ成分を含んだ信号
であるためバンドパスフィルタ101によってノイズ成
分を除去され、フィルタ信号102となる。フィルタ信
号のままでは電圧レベルが低いので、フィルタ信号10
2はアンプ103によって増幅され、アンプ信号103
aとなる。アンプ信号103aはADコンバータ104
でデジタル信号105に変換され、同期回路106に入
力される。同期回路106では、吐出コントローラで作
成された同期クロック107によりデジタル化された検
知信号105を整形する。ここでは、デジタル化された
検知信号105のスパイクノイズなどの不要部分を取り
除き、さらに精度の高い検知信号107aを得ている。
【0021】次に、実際のインク滴検知を順を追って説
明する。その際のタイムチャートを図4に示す。 (1)t1:吐出カウント信号108がラインカウンタ
109に入力され、カウンタがインクリメントされてカ
ウントデータ110が「1」になる。それと同時に、リ
ニアエンコーダ19の出力に同期した吐出カウント信号
108は、レジスタ111のクリア端子にも入力され、
吐出検知データ112が「0」クリアされる。 (2)t2:検知信号107aの立ち上がりで、第1ノ
ズルのインク滴が検知されたことにより、カウントデー
タ110「1」がレジスタ111にラッチされる。ラッ
チデータである吐出検知データ112は、「0」から
「1」に変化し第1ノズルのインク滴検知をCPU11
3にデータバスを介して知らせる。 (3)t3:吐出カウント信号108がラインカウンタ
109のカウンタをインクリメントしカウントデータ1
10を「2」にする。それと同時に、レジスタ111の
吐出検知データ112を「0」クリアする。 (4)t4:検知信号107の立ち上がりで、第2ノズ
ルのインク滴が検知されたことにより、カウントデータ
110「2」がレジスタ111にラツチされる。ラツチ
データである吐出検知データ112は、「0」から
「2」に変化し、第2ノズルのインク滴検知をCPU1
13にデータバスを介して知らせる。 (5)t5:吐出カウント信号108によりラインカウ
ンタ109のカウンタがインクリメントされてカウント
データ110が「3」になる。それと同時に、レジスタ
111の吐出検知データ112を「0」クリアする。 (6)t6:検知信号107はインク滴の検知状態にな
く、立ち上がりエッジが無いために、カウントデータ1
10「3」をレジスタ111にラッチすることができな
い。ラッチデータである吐出検知データ112は、
「0」のまま変化せず、第3ノズルのインク滴未検知、
すなわち不吐出をCPU113にデータバスを介して知
らせる。
【0022】以上のことから、各インク滴6を吐出させ
るタイミングと光センサ9の出力との時間的な兼ね合い
が判明するので、すべてのノズルを一本ごとにインク滴
6が吐出しているかどうかが検知できる。
【0023】次に、図5に示すように、印刷ヘッド1が
矢印4のように復移動をしており、かつ印刷ヘッド1が
主走査印刷範囲の外側のゴミ検知領域(不吐出検知領域
と同じでよい)に到達したとき、次のようにゴミ検知処
理を行う。ゴミ検知においてはインク滴6の吐出は行わ
ないが、発光素子7,光センサ9,補正回路801はイ
ンク滴6の不吐出の検知で使用したものを使うことを特
徴とする。
【0024】印刷ヘッド1が復移動してゴミ検知領域に
到達したなら、発光部7から光ビーム8を出力させる。
光ビーム8の印刷ヘッドに対する角度は、インク滴6の
不吐出検知と同等であり、光ビームは8光センサ9に入
力される。このときにヘッド下面にワタゴミ11が付着
していると、ワタゴミ11が光ビーム8を遮ぎるので光
センサ9の出力は小さくなる。
【0025】次に光センサ9からの出力が、補正回路8
01で処理される流れを示す。ここで、使用する補正回
路はインクの不吐出検知で使用した回路なので、図2、
図3で説明する。
【0026】光センサ9からの出力であるワタゴミ検知
信号100は、不要なノイズ成分を含んだ信号であるた
めバンドパスフィルタ101によってノイズ成分を除去
され、フィルタ信号202となる。フィルタ信号は電圧
レベルが低いのでアンプ103によって増幅され、アン
プ信号103となる。アンプ信号103はADコンバー
タ104でデジタル信号105に変換され、同期回路1
06に入力される。同期回路106では吐出コントロー
ラで作成された同期クロック107によりデジタル化さ
れた検知信号106を整形する。ここでは、デジタル化
された検知信号106のスパイクノイズなどの不要部分
を取り除き、さらに精度の高い検知信号107を得てい
る。
【0027】実際のワタゴミ検知を順を追って説明す
る。 (1)t1:リニアエンコーダ19の出力に同期したワ
タゴミカウント信号108がラインカウンタ109に入
力され、カウンタをインクリメントしカウントデータ1
10を「1」にする。それと同時に、ワタゴミカウント
信号108は、レジスタ111のクリア端子にも入力さ
れ、ワタゴミ検知データ112を「0」クリアする。 (2)t2:検知信号107の立ち上がりで、第1ノズ
ル方向のワタゴミが検知されたことにより、カウントデ
ータ110「1」をレジスタ111にラッチする。ラッ
チデータであるワタゴミ検知データ112は、「0」か
ら「1」に変化し第1ノズル方向のワタゴミ検知をCP
U113にデータバスを介して知らせる。 (3)t3:ワタゴミカウント信号108がラインカウ
ンタ109のカウンタをインクリメントしカウントデー
タ110を「2」にする。それと同時に、レジスタ11
1のワタゴミ検知データ112を「0」クリアする。 (4)t4:検知信号107の立ち上がりで、第2ノズ
ル方向のワタゴミが検知されたことにより、カウントデ
ータ110「2」をレジスタ111にラツチする。ラツ
チデータである吐出検知データ112は、「0」から
「2」に変化し第2ノズル方向のワタゴミ検知をCPU
113にデータバスを介して知らせる。 (5)t5:吐出カウント信号108がラインカウンタ
109のカウンタをインクリメントしカウントデータ1
10を「3」にする。それと同時に、レジスタ111の
ワタゴミ検知データ112を「0」クリアする。 (6)t6:検知信号107はインク滴の検知状態にな
く、立ち上がりエッジが無いために、カウントデータ1
10「3」をレジスタ111にラッチすることができな
い。ラッチデータであるワタゴミ検知データ112は、
「0」のまま変化せず、第3ノズル方向のワタゴミ未検
知をCPU113にデータバスを介して知らせる。
【0028】光ビームの印刷ヘッドに対する角度θは予
め決まっており、ヘッドの位置はリニアエンコーダ80
4により知ることができるので、ワタゴミが検知された
ときのヘッドの位置が判明すれば、印刷ヘッド下面に付
着したワタゴミの位置を検出することができる。このと
き、検出したワタゴミが前記ルビで除去可能な位置にあ
るときはこのまま印刷処理を行ってルビによりゴミを除
去し、除去不可能な位置のときには印刷処理をストップ
させ、操作パネル805あるいは不図示のホストコンピ
ュータに通知してオペレータにその旨知らせ、ゴミを取
り除かせるようにする。
【0029】以上説明したように、ヘッドに付着したゴ
ミを、その位置も含めて検出できるので、ワタゴミにイ
ンクが付着して被印刷物にすじ状のノイズを出すこと
や、ノズルの不吐出検出時に誤検出することを防止でき
る。
【0030】
【他の実施形態】第1の実施形態に対して、補正回路が
データバスを通じてCPUにワタゴミ検知を知らせた
後、CPUがその結果をメモリに格納しておいて、次の
主走査ラインでインクの不吐出検知にフイードバックす
ることで、不吐出の検出精度を向上させることができ
る。
【0031】実際のフイードバック動作を以下に示す。
【0032】第1の実施形態で説明した要領でワタゴミ
を検知すると、CPU113はその結果を、すなわちカ
ウントデータごとのワタゴミの検知データをメモリ80
3に書き込む。すべてヘッドについてワタゴミ検知が終
了したとき、メモリにはカウントデータごとにワタゴミ
の検知データが書き込まれたことになる。そして次ライ
ンのインク滴の不吐検知を行う際、CPUは各ノズルの
不吐検知データを補正回路から読み込む前に、同じカウ
ントデータのワタゴミ検知結果を読み込んで照合する。
ワタゴミが検出された位置のノズルが不吐出ではないと
判定された場合には、そのワタゴミの除去を操作パネル
への表示等により要求してから、あるいはルビによりワ
イプしてからあらためて不吐出のテストを行なうように
すれば、インクの吐出とゴミの検知とを混同することが
無くなる。
【0033】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0034】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0035】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0036】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0037】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0038】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷ヘッド下面に付着したワタゴミの検知を行うこと
で、ワタゴミにインクが付いてしまったときに発生する
被印刷物にすじ状のノイズを抑えることが可能となり、
またワタゴミをインクの吐出と認識してしまうという、
不吐出の誤検知がなくなる。
【0040】さらに、ワタゴミの検知と不吐出検知を同
一のセンサで行うため、新たな外部機器を設けるよりも
余分なコストがかからず結果的にコストダウンになり、
また、機械の外形を大きくさせずに済む。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるインク滴の不吐検知の
ための構造の斜視図である。
【図2】光ビームの方向を示す図である。
【図3】本発明におけるワタゴミ検知信号の補正回路の
ブロック図である。
【図4】本発明におけるワタゴミ検知信号処理のタイミ
ングチャートである。
【図5】本発明の実施例におけるワタゴミ検知の構造図
である。
【図6】従来におけるインク滴の不吐検知に関する図で
ある。
【図7】従来におけるワタゴミのワイピングに関する図
である。
【図8】本発明に係るインクジェットプリンタの制御構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 印刷ヘッド 2 ノズル 3 往方向の矢印 4 復方向の矢印 5 被印刷物 6 インク滴 7 発光素子 8 光ビーム 9 光センサ 10 インク滴の出力口 11 ワタゴミ 12 ルビ 13 印刷ノズル 14 副走査方向の矢印 15、16 領域 17 キャリッジ 18 読みとりヘッド 19 リニアエンコーダ 20 インク滴に打ち込まれた後のビームの光 21 部材 100 吐出検知信号 101 バンドパスフィルタ 102 フィルタ信号 103 アンプ 104 アンプ信号 105 デジタル信号 106 同期回路 107 同期クロック 107a 検知信号 108 吐出カウント信号 109 ラインカウンタ 110 カウントデータ 111 レジスタ 112 吐出検知データ 113 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡辺 繁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルが直列に配置されたヘッド
    を走査して印刷するインクジェットプリンタ装置であっ
    て、 ヘッドの記録面側かつ記録領域の外にあって、少なくと
    も前記ヘッド幅の間隔で固設された発光部と受光部とを
    有し、その間を遮る物体の有無及びその位置を検出する
    検出部と、 前記発光部と受光部との間を、インクを吐出させずに前
    記ヘッドを通過させ、なんらかの物体が検知された場合
    には、その位置に応じてオペレータに通知する通知手段
    とを備えることを特徴とするインクジェットプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドを拭うルビを更に備え、前記
    検出部により検知された物体が、前記ルビにより拭える
    位置にある場合には、前記ルビによりヘッドを拭ってそ
    の物体を除去することを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェットプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドを前記発光部と受光部との間
    を通過するように往復移動させ、往移動時に前記ヘッド
    のノズルから順次インク滴を吐出させてインク滴を検知
    することで不吐出ノズルを検出し、復移動時には前記ヘ
    ッドからインク滴を吐出させないことでヘッドの付着物
    を検出することを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ットプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドを前記発光部と受光部との間
    を通過するように往復移動させ、往移動時に前記ヘッド
    からインク滴を吐出させないことでヘッドの付着物を検
    出し、復移動時には前記ヘッドのノズルから順次インク
    滴を吐出させてインク滴を検知し、インク滴の吐出が検
    知されたノズルの位置に付着物が検出された場合には、
    その旨前記通知手段により通知することを特徴とする請
    求項1記載のインクジェットプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 インク滴の吐出が検知されたノズルの位
    置に付着物が検出された場合には、前記ルビによりヘッ
    ドを拭うことを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    トプリンタ装置。
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