JPH1117980A - 垂直同期パルス発生回路 - Google Patents

垂直同期パルス発生回路

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JPH1117980A
JPH1117980A JP9184575A JP18457597A JPH1117980A JP H1117980 A JPH1117980 A JP H1117980A JP 9184575 A JP9184575 A JP 9184575A JP 18457597 A JP18457597 A JP 18457597A JP H1117980 A JPH1117980 A JP H1117980A
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signal
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vertical
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Masahiko Chiba
雅彦 千葉
Satoru Furuya
悟 古屋
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New Japan Radio Co Ltd
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New Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弱電界時や無信号時における周期性ノイズに
よって誤動作することなく、正常な垂直同期パルスを得
ることのできるようにする。 【解決手段】 弱電界状態や無信号状態において、同期
分離回路1からの信号が正常ではなくなると、信号検出
回路11から論理値Lowに対応する信号が出力され、
AND回路12の一方の入力段に入力される。このた
め、垂直同期離回路2からの信号が正常なものでなくな
っても、AND回路12を介して垂直カウント回路3へ
入力されることはなく、垂直カウント回路3は、水平A
FC回路4からのクロック信号を基に、いわゆるフリー
ラン状態で、垂直同期パルス信号を発生することとな
り、周期性のノイズ信号に同期するようなことが回避さ
れ安定な動作が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機における垂直同期パルス発生回路に係り、特に、受信
信号の強度が弱い場合や、入力信号の無い場合における
誤動作の防止を図った垂直同期パルス発生回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路としては、例えば、
図3に示されたようないわゆるカウントダウン方式と称
される方式に基づく回路構成の垂直同期パルス発生回路
が公知・周知となっている。ここで、図3を参照しつつ
この従来の垂直同期パルス発生回路について、概括的に
説明すれば、まず、この回路は、同期分離回路1と、垂
直同期分離回路2と、垂直カウント回路3と、水平AF
C回路4とに大別されて構成されたものとなっている。
【0003】同期分離回路1には、映像信号と垂直及び
水平同期信号とが一体化された複合映像信号が入力され
るようになっており、映像信号から分離された垂直及び
水平同期信号からなるいわゆるコンポジット同期信号が
垂直同期分離回路2及び水平AFC回路4を構成する位
相比較回路5へ、それぞれ入力されるようになってい
る。垂直同期分離回路2においては、コンポジット同期
信号から垂直同期信号のみが分離されて垂直カウント回
路3へ入力されるようになっている。そして、垂直カウ
ント回路3においては、水平AFC回路4から入力され
る所定の周波数信号をクロックとして、いわゆるカウン
トダウン(分周)が、垂直同期分離回路2から入力され
た垂直同期信号に対する同期を図りつつ行われ、所定の
パルス幅、繰り返し周期の垂直同期パルス信号が得られ
るようになっている。
【0004】一方、水平AFC回路4は、垂直カウント
回路3に必要なクロック信号を、安定して生成するため
のもので、位相比較回路5、ローパスフィルタ(図3に
おいては「LPF」と表記)6と、水平同期信号の32
倍の周波数の信号を出力する電圧制御発振器(図3にお
いては「VCO」と表記)7と、分周回路8とを具備
し、いわゆるPLL(Phase Locked Loop)回路が形成
されたものとなっており、水平同期信号の周波数をfH
とすると、2fHの周波数のクロック信号が出力される
ようになっている。
【0005】このような回路構成を有してなる垂直同期
パルス発生回路においては、例えば、受信信号の強度が
弱く(弱電界時)、垂直同期分離回路2からノイズを多
く含んだ垂直同期信号が出力されて、垂直カウント回路
3に入力されたとしても、また、無信号状態となって
も、回路が同期した状態であれば、安定した垂直同期パ
ルス信号を発生することができ、また、仮に、非同期状
態の場合には、いわゆるフリーラン状態となって垂直同
期パルス信号が出力されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の回路において、例えば、弱電界時や無信号時
に、同期分離回路1の入力段へ、複合映像信号と同レベ
ルの周期的なノイズ信号が入力されると、同期分離回路
1の入力が低い周波数に振られた状態となり、同期分離
回路1及び垂直同期分離回路2からは本来の周波数より
も低い周波数の周期性ノイズパルスが出力されることが
あり、その結果、垂直カウント回路3がこのノイズパル
スに同期するように動作してしまい、本来の周波数とは
異なる周波数の垂直同期パルス信号が生成されてしまう
という欠点がある。
【0007】また、弱電界時や無信号状態において、垂
直カウント回路3がいわゆるフリーラン状態にある場合
に正常な信号が入力されると、垂直カウント回路3は、
フリーラン状態から同期状態に復帰するが、この際、正
常な同期状態となるまでに、垂直同期信号の1周期に相
当する時間を要するという欠点がある。これは、垂直カ
ウント回路3には、いわゆるカウントダウン用のカウン
タが用いられているが、このカウンタのフリーラン状態
におけるいわゆるフリーランパルスと、正常に入力され
たパルスとの間において、同期がとれるまでの時間は、
入力された正常な信号とフリーランパルスとのタイミン
グに依存し、それが、場合によって、最悪時には、丁度
垂直同期パルス信号の1周期を要することがあるためで
ある。
【0008】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、弱電界時や無信号時における周期性ノイズによって
誤動作することなく、正常な垂直同期パルス信号を得る
ことのできる安定性、信頼性の高い垂直同期パルス発生
回路を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る垂直同期パルス発生回路は、複合映像信号からコンポ
ジット同期信号を分離して出力する同期分離手段と、前
記同期分離手段から入力されたコンポジット同期信号か
ら垂直同期信号を分離して出力する垂直同期分離手段
と、前記コンポジット同期信号に同期した所定のクロッ
ク信号を生成するクロック信号生成手段と、前記垂直同
期分離手段からの垂直同期信号と、前記クロック信号生
成手段からのクロック信号とを基に、前記垂直同期信号
に同期した垂直同期パルス信号を生成する垂直同期パル
ス生成手段とを具備してなる垂直同期パルス発生回路に
おいて、前記同期分離手段の出力信号が正常か否かを判
定し、前記出力信号が正常ではないと判定された場合
に、前記垂直同期分離手段からの前記垂直同期パルス生
成手段への信号入力を禁止する入力制御手段を具備して
なるものである。
【0010】かかる構成においては、例えば、弱電界状
態や無信号状態において同期分離手段へ周期的なノイズ
信号が入力され、そのノイズ信号が同期分離手段からあ
たかもコンポジット同期信号であるかのように出力され
たような場合、入力制御手段によって、本来のコンポジ
ット同期信号とは異なると判定され、この判定がなされ
ると同時に、垂直同期分離手段から垂直同期パルス生成
手段への信号入力が禁止されることとなる。そのため、
垂直同期パルス生成手段が垂直同期分離手段から出力さ
れた周期的なノイズ信号に同期するようなことが回避さ
れ、安定したいわゆるフリーラン状態が保持されること
となるものである。
【0011】特に、このような入力制御手段としては、
同期分離手段の出力信号が正常であるか否かを判定し、
正常である場合に、所定の信号を出力する信号検出回路
と、垂直同期分離手段の出力信号と、前記信号検出回路
の出力信号との論理積を出力するAND回路とを具備し
てなるものが好適である。
【0012】かかる構成においては、同期分離手段から
の出力信号が正常である場合、信号検出回路から、例え
ば、論理値Hihgに対応する信号が出力されるように
構成しておくと好適である。そして、この論理値Hig
hの信号がAND回路の一方の入力段に入力されること
で、AND回路の他方の入力段に入力された垂直同期分
離手段からの正常な信号は、AND回路を介して垂直同
期パルス生成手段へ入力されることとなる。一方、同期
分離手段からの信号が正常ではない場合には、信号検出
回路からの論理値LowがAND回路の一方の入力段に
印加されるため、例え垂直同期分離手段から本来の信号
と同レベルのノイズ信号が出力されてもAND回路から
出力されることはなく、垂直同期パルス生成手段のいわ
ゆるフリーラン状態が安定に保持されることとなる。
【0013】また、入力制御手段は、同期分離手段の出
力信号が正常であるか否かを判定し、正常である場合
に、所定の信号を出力する信号検出回路と、前記信号検
出回路の出力信号の論理反転を行う反転回路と、前記反
転回路の出力信号に遅延を施して出力する遅延回路と、
前記遅延回路の出力信号と垂直同期分離手段の出力信号
との論理和を出力するOR回路と、前記OR回路の出力
信号と前記信号検出回路の出力信号との論理積を出力す
るAND回路と、を具備してなるよう構成されたものも
好適である。
【0014】かかる構成においては、特に、OR回路を
設け、このOR回路の一方の入力段には、遅延回路から
の信号、すなわち、信号検出回路の反転信号であって遅
延されたものを、他方の入力段には垂直同期分離手段か
らの信号を、それぞれ入力するようにしたことで、垂直
同期分離手段の出力信号が確実に正常な信号となってか
らAND回路へ入力されるようになっている。すなわ
ち、同期分離手段への入力信号が正常でない状態から正
常な状態へ復帰した場合、信号検出回路の出力信号は、
論理値Lowに対応する信号から論理値Highに対応
する信号へ変わるが、反転回路及び遅延回路を介してO
R回路へ入力されるため、OR回路の入力段において論
理値Lowとなるのが少なくとも遅延回路による遅延時
間だけ遅れたものとなり、これ以後、垂直同期分離手段
からの信号がOR回路を介してAND回路の他方の入力
段へ印加されることとなるために、垂直同期分離手段か
らの信号が充分確実に正常な信号となってからAND回
路へ入力されることとなり、正常状態へ復帰した瞬間に
おける回路の不安定な状態に起因する垂直同期パルス発
生手段の誤同期が防止されるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1及び図2を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。最初に、第1の回路構成例について、図1
を参照しつつ説明する。なお、図3に示された従来回路
と同一の構成要素については、同一の符号を付すことと
する。この垂直同期パルス発生回路は、同期分離回路1
と、垂直同期分離回路2と、入力制御回路10と、垂直
カウント回路3と、水平AFC回路4とに大別されてな
るものである。
【0016】同期分離回路1は、映像信号と垂直及び水
平同期信号とが一体化された複合映像信号が入力され、
この複合映像信号から垂直及び水平同期信号とからなる
いわゆるコンポジット同期信号が分離、出力されるよう
になっているものである。垂直同期分離回路2は、同期
分離回路1から入力されたコンポジット同期信号から垂
直同期信号のみを分離、出力するようになっているもの
である。入力制御回路10は、信号検出回路11と、A
ND回路12とから構成されてなるもので、信号検出回
路11は、同期分離回路1から入力された信号が正常時
の信号である場合には、所定の信号、例えば、論理値H
ighに対応するような信号を出力するように構成され
たもので、実質的に同期分離回路1へ正常な複合映像信
号が入力されているか、ノイズが入力されているかを判
定し、その判定結果を出力するものである。
【0017】また、AND回路12は、垂直同期分離回
路2から出力された垂直同期信号と、信号検出回路11
からの信号との論理積を出力するもので、信号検出回路
11から論理値Highに対応する信号が出力されてい
る間、垂直カウント回路3に対して垂直同期分離回路2
からの垂直同期パルス信号が入力されるようになってい
る。
【0018】垂直カウント回路3は、入力制御回路10
を介して入力された垂直同期信号に同期した垂直同期パ
ルス信号を水平AFC回路4から供給されるクロック信
号を基にして、いわゆるカウントダウンにより生成、出
力するようになっているものである。水平AFC回路4
は、同期分離回路1から入力されたコンポジット同期信
号と同期した所定のクロック信号を生成、出力するため
のもので、位相比較回路5、ローパスフィルタ(図1に
おいては「LPF」と表記)6、電圧制御発振器(図1
においては「VCO」と表記)7、分周回路8とを具備
し、公知・周知のいわゆるPLLループが形成されたも
のとなっている。
【0019】位相比較回路5は、同期分離回路1からの
コンポジット同期信号と分周回路8から入力される出力
信号の一部との位相比較を行うもので、位相比較結果
は、PLLループの動作の安定性のために設けられたロ
ーパスフィルタ6を介して電圧制御発振器7へ入力され
るようになっている。電圧制御発振器7は、ローパスフ
ィルタ6を介して入力された位相比較結果に対応する電
圧信号のレベルに応じて、その出力周波数が変化するよ
うになっており、この垂直同期パルス発生回路の正常動
作時において、水平同期信号の周波数fHの32倍の周
波数すなわち32・fH(Hz)の周波数信号を出力する
ようになっているものである。ここで、水平同期信号の
周波数は、例えば、この垂直同期パルス発生回路が用い
られるテレビジョン受像機がNTCS(National Televi
sion System Committee)方式によるものである場合、1
5.734KHzである。
【0020】分周回路8は、電圧制御発振器7からの信
号を分周するもので、垂直カウント回路3のクロック周
波数として適する2×fH(Hz)の周波数信号を分周
出力するようになっており、この出力信号は、垂直カウ
ント回路3へクロック信号として入力されると共に、先
に述べたように位相比較回路5へも入力されるようにな
っている。
【0021】次に、上記構成における動作について説明
する。最初に、正常時、すなわち、同期分離回路1へ適
切なレベルで複合映像信号が入力されている場合につい
て説明すれば、この場合、信号検出回路11からは、論
理値Highに対応する信号が出力される一方、垂直同
期分離回路2からは、コンポジット同期信号から分離さ
れた垂直同期信号が正論理で出力されるため、AND回
路12からは、垂直同期信号がそのまま出力されて垂直
カウント回路3へ入力されることとなる。また、水平A
FC回路4には、適切な信号レベルでコンポジット同期
信号が入力される結果、PLLループの動作によって分
周回路8からは2×fH(Hz)のクロック信号が出力
されて垂直カウント回路3へ印加されることとなる。
【0022】そして、垂直カウント回路3においては、
分周回路8からのクロック信号のカウントダウン(分
周)が、垂直同期信号に同期して行われる結果、正常な
垂直同期パルス信号VDが出力されることとなる。ここ
で、垂直カウント回路3における分周比は、テレビジョ
ン受像機がNTSC方式によるものである場合には、1
/525に設定されたものとなっている。
【0023】次に、受信信号のレベルが極度に小さくな
るような弱電界状態や、無信号状態にあって、周期性の
ノイズが同期分離回路1へ入力された場合について説明
する。この場合、まず、同期分離回路1においては、同
期分離回路1自体は、映像信号かノイズかを判別する機
能を有していないため、周期性のノイズがある程度以上
の信号レベルであるとすると、ノイズ信号はあたかも同
期分離回路1で映像信号からの分離が施された信号と同
様に出力されて、垂直同期分離回路2、信号検出回路1
1及び位相比較回路5へそれぞれ入力されることとな
る。そして、垂直同期分離回路2においても、入力され
たノイズ信号がある程度のレベルがある場合には、出力
信号として出力されてしまう。一方、信号検出回路11
においては、入力された信号が、正常時に入力されるコ
ンポジット同期信号と同一の周期で入力されたものであ
るか否かが判定されるようになっているために、ノイズ
信号の入力に対しては、論理値Lowに対応する信号が
出力されることとなる。
【0024】したがって、例え垂直同期分離回路2から
ノイズ信号が出力されても、AND回路12の論理積が
論理値Lowとなる結果、垂直カウント回路3へは、垂
直同期分離回路2を通過したノイズ信号の入力が禁止さ
れることとなる。そのため、垂直カウント回路3におい
ては、垂直同期分離回路2を通過してそのまま垂直カウ
ント回路3へノイズ信号が入力される度後に、フリーラ
ン状態からノイズ信号へ同期した状態となることを繰り
返し、カウントダウンがノイズ信号の入力タイミングで
変動するような従来の不安定な動作が回避され、安定し
たフリーラン状態が保持されることとなる。なお、AN
D回路12は、例えば、半導体からなるようないわゆる
スイッチ素子であってもよいものである。これは、上述
したような動作から、AND回路12は、信号検出回路
11の出力信号に応じて、垂直同期分離回路2からの信
号の通過を制御するいわゆるスイッチとしての機能を果
たすようになっているものであるからである。
【0025】次に、第2の回路構成例について、図2を
参照しつつ説明する。なお、図1に示された回路構成例
と同一の構成要素については、同一の符号を付してその
詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明する
こととする。この第2の回路構成例は、入力制御回路1
0Aの構成が第1の回路構成例と異なるものである。
【0026】すなわち、入力制御回路10Aは、信号検
出回路11、反転回路13、遅延回路15、OR回路1
4及びAND回路12を具備してなるもので、信号検出
回路11からの論理出力信号がOR回路14へ入力され
るタイミングが、垂直同期分離回路2からの信号に比し
て、所定時間だけ遅延されるようになっている。
【0027】次に、上記構成における動作について説明
する。最初に、同期分離回路1へ適切な信号レベルで複
合映像信号が入力されている場合について説明すれば、
この場合、信号検出回路11からは、論理値Highに
対応する信号が出力されて、反転回路13及びAND回
路12へそれぞれ入力される一方、垂直同期分離回路2
からは、コンポジット同期信号から分離された垂直同期
信号が正論理で出力されてOR回路14へ入力されるこ
ととなる。また、反転回路13では、信号検出回路11
からの論理信号が反転されるため、論理値Lowに対応
する信号が出力され、OR回路14に入力されることと
なる。結局、垂直カウント回路3からは、正常な垂直同
期パルス信号が出力されることとなる。反転回路13と
OR回路14との間に、遅延回路15があっても、遅延
回路15の出力は、Lowが出力されるため、OR回路
14からは正論理で入力された垂直同期信号が出力さ
れ、AND回路12へ入力される。結局、垂直カウント
回路3からは、正常な垂直同期パルス信号が出力される
こととなる。
【0028】一方、受信レベルが極度に小さくなるよう
な弱電界状態や、無信号状態にあって、周期性のノイズ
が同期分離回路1に入力された場合について説明すれ
ば、この場合、信号検出回路11からは、論理値Low
に対応する信号が出力され、反転回路13及びAND回
路12の他方の入力段に入力される。
【0029】垂直同期分離回路2からは、ノイズ信号が
出力され、OR回路14の一方の入力段に入力される
が、反転回路13及び遅延回路15を介して論理値Hi
ghに対応する信号が入力されることとなる結果、OR
回路14からは論理値Highの信号が出力され、AN
D回路12の他方の入力段に入力されることとなる。し
かし、AND回路12の一方の入力段が信号検出回路1
1により論理値Lowとされているため、結局、AND
回路12の出力は、論理値Lowに対応する状態とな
り、垂直カウント回路3へは、不規則なノイズ信号が入
力されることがなく、垂直カウント回路3は、ノイズ信
号に影響されることなくいわゆるフリーラン状態で垂直
同期パルス信号を出力することとなる。
【0030】上述のような状態から、同期分離回路1へ
の入力信号が正常に戻ると、垂直同期分離回路2から
は、正常に分離された垂直同期信号が出力されるが、O
R回路14の一方の入力段における論理信号の変化、す
なわち、論理値HighからLowへの変化は、反転回
路13の出力信号が遅延回路15を経ているために、垂
直同期分離回路2からの正常な信号が入力されてから若
干遅れて変化することとなる。そのため、垂直同期分離
回路2からの出力信号は、遅延回路15による遅延時間
分だけ遅れて、AND回路12の他方の入力段へ入力さ
れることとなり、垂直同期分離回路2から正常な信号が
確実に出力された状態で垂直カウント回路3への入力が
行われることとなり、特に、正常状態への復帰時におけ
る回路動作の安定性が確保されるようになっている。
【0031】なお、上述した発明の実施の形態において
は、同期分離回路1により同期分離手段が、垂直同期分
離回路2により垂直同期分離手段が、水平AFC回路4
によりクロック信号生成手段が、垂直カウント回路3に
より垂直同期パルス生成手段が、それぞれ実現されたも
のとなっている。
【0032】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
正常時の信号に代わって周期的なノイズ信号が入力され
た際に、そのようなノイズ信号を、垂直同期信号とクロ
ック信号とから垂直同期パルス信号を生成する回路部分
へ入力しないような構成とすることにより、ノイズ信号
に同期したような垂直同期パルス信号が生成されること
が回避され、垂直同期パルス信号を生成する回路部分の
安定したいわゆるフリーラン状態が確保されるので、安
定性、信頼性の高い垂直同期パルス発生回路を提供する
ことができる。また、入力制御手段は、同期分離手段の
出力が正常ではない状態から正常状態に復帰した際、正
常状態に復帰したと判定された後に、垂直同期分離手段
の正常な信号を垂直同期パルス生成手段へ入力するた
め、正常状態に復帰する瞬間の誤同期を防止することが
できる回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における第1の回路構成例
を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態における第2の回路構成例
を示す回路図である。
【図3】従来の回路構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…同期分離回路 2…垂直同期分離回路 3…垂直カウント回路 4…水平AFC回路 10…入力制御回路(第1の回路構成例) 10A…入力制御回路(第2の回路構成例) 11…信号検出回路 12…AND回路 13…反転回路 14…OR回路 15…遅延回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合映像信号からコンポジット同期信号
    を分離して出力する同期分離手段と、前記同期分離手段
    から入力されたコンポジット同期信号から垂直同期信号
    を分離して出力する垂直同期分離手段と、前記コンポジ
    ット同期信号に同期した所定のクロック信号を生成する
    クロック信号生成手段と、前記垂直同期分離手段からの
    垂直同期信号と、前記クロック信号生成手段からのクロ
    ック信号とを基に、前記垂直同期信号に同期した垂直同
    期パルス信号を生成する垂直同期パルス生成手段とを具
    備してなる垂直同期パルス発生回路において、 前記同期分離手段の出力信号が正常か否かを判定し、前
    記出力信号が正常ではないと判定された場合に、前記垂
    直同期分離手段からの前記垂直同期パルス生成手段への
    信号入力を禁止する入力制御手段を具備したことを特徴
    とする垂直同期パルス発生回路。
  2. 【請求項2】 入力制御手段は、同期分離手段の出力信
    号が正常であるか否かを判定し、正常である場合に、所
    定の信号を出力する信号検出回路と、 垂直同期分離手段の出力信号と、前記信号検出回路の出
    力信号との論理積を出力するAND回路とを具備してな
    ることを特徴とする請求項1記載の垂直同期パルス発生
    回路。
  3. 【請求項3】 入力制御手段は、同期分離手段の出力信
    号が正常であるか否かを判定し、正常である場合に、所
    定の信号を出力する信号検出回路と、 前記信号検出回路の出力信号の論理反転を行う反転回路
    と、 前記反転回路の出力信号に遅延を施して出力する遅延回
    路と、 前記遅延回路の出力信号と垂直同期分離手段の出力信号
    との論理和を出力するOR回路と、 前記OR回路の出力信号と前記信号検出回路の出力信号
    との論理積を出力するAND回路と、 を具備してなることを特徴とする請求項1記載の垂直同
    期パルス発生回路。
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