JPH11179743A - 管状物の製造装置および製造方法 - Google Patents
管状物の製造装置および製造方法Info
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- JPH11179743A JPH11179743A JP9364997A JP36499797A JPH11179743A JP H11179743 A JPH11179743 A JP H11179743A JP 9364997 A JP9364997 A JP 9364997A JP 36499797 A JP36499797 A JP 36499797A JP H11179743 A JPH11179743 A JP H11179743A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
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- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 管状物の離型性を向上させ、管状物を芯体で
ある筒状部材に被せ再加熱することにより、ガラス管の
成形時間を短縮し、生産性を向上させること。 【解決手段】 第1の管状部材1の表面に材料の溶液を
均一に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層が
少なくとも管状物としての強度を保持できるまで加熱後
取り出して、取り出された塗布層が第2の筒状部材12
に配設、再加熱され、前記第2の筒状部材12から管状
物を取り出して成形する管状物の製造装置および製造方
法において、前記第1の筒状部材1が、ガラスの中空円
筒体10によって構成されている管状物の製造装置およ
び製造方法。
ある筒状部材に被せ再加熱することにより、ガラス管の
成形時間を短縮し、生産性を向上させること。 【解決手段】 第1の管状部材1の表面に材料の溶液を
均一に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層が
少なくとも管状物としての強度を保持できるまで加熱後
取り出して、取り出された塗布層が第2の筒状部材12
に配設、再加熱され、前記第2の筒状部材12から管状
物を取り出して成形する管状物の製造装置および製造方
法において、前記第1の筒状部材1が、ガラスの中空円
筒体10によって構成されている管状物の製造装置およ
び製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状物の製造装置
および製造方法に関し、さらに詳しくは、管状部材の表
面に材料の溶液を塗布し、加熱して管状物を製造する装
置および方法において、筒状部材の少なくとも溶液を塗
布する表面をガラスによって構成することにより、管状
物の離型性が向上し、管状物を芯体に被せ再加熱するた
め、ガラス管の成形時間が短縮でき、生産性を向上させ
る管状物の製造方法に関するものである。
および製造方法に関し、さらに詳しくは、管状部材の表
面に材料の溶液を塗布し、加熱して管状物を製造する装
置および方法において、筒状部材の少なくとも溶液を塗
布する表面をガラスによって構成することにより、管状
物の離型性が向上し、管状物を芯体に被せ再加熱するた
め、ガラス管の成形時間が短縮でき、生産性を向上させ
る管状物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機等の画像形成装置に
おける加熱定着装置は、従来のロール方式にかわり、ウ
ォームアップ時間の短縮や処理時間の高速化、装置の簡
素化を目的としてシームレスベルト等を用いた新しい加
熱定着装置が用いられるようになってきている。
おける加熱定着装置は、従来のロール方式にかわり、ウ
ォームアップ時間の短縮や処理時間の高速化、装置の簡
素化を目的としてシームレスベルト等を用いた新しい加
熱定着装置が用いられるようになってきている。
【0003】この加熱定着装置は、搬送される転写材と
接しながら該転写材の搬送速度と同速度、同方向に移動
する耐熱性のシームレスベルト等と、該転写材に担持さ
れた未定着トナー像を加熱溶融する熱を供給する発熱体
を有するヒートロール等の加熱装置により形成されてい
る。
接しながら該転写材の搬送速度と同速度、同方向に移動
する耐熱性のシームレスベルト等と、該転写材に担持さ
れた未定着トナー像を加熱溶融する熱を供給する発熱体
を有するヒートロール等の加熱装置により形成されてい
る。
【0004】このシームレスベルトには、耐熱性の要求
からポリイミドが用いられることが多い。シームレスベ
ルトを得るためには、内面を処理した金属製円筒形の内
面又は外周上に、ポリイミドの原液でありボリイミド前
駆体であるワニスを塗布し、円筒型を回転させることで
膜厚を均一化して加熱成形させる手法がとられる。
からポリイミドが用いられることが多い。シームレスベ
ルトを得るためには、内面を処理した金属製円筒形の内
面又は外周上に、ポリイミドの原液でありボリイミド前
駆体であるワニスを塗布し、円筒型を回転させることで
膜厚を均一化して加熱成形させる手法がとられる。
【0005】成形方法としては、所定の成形温度で所定
時間加熱し、一度取り出してポリイミド管状物を芯体に
被せ前記成形温度より高い加熱温度において再加熱する
方法がとられている。
時間加熱し、一度取り出してポリイミド管状物を芯体に
被せ前記成形温度より高い加熱温度において再加熱する
方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シームレスベルトの原
料であるポリイミドは、固形化する際、被コート材との
間で化学結合をとり密着することが知られている。その
ため型からはずれなくなるため、成形においてはあらか
じめポリイミド前駆体を塗布する円筒型表面をメッキ、
コーティング等の処理をし離型性被覆層を設ける必要が
あった。
料であるポリイミドは、固形化する際、被コート材との
間で化学結合をとり密着することが知られている。その
ため型からはずれなくなるため、成形においてはあらか
じめポリイミド前駆体を塗布する円筒型表面をメッキ、
コーティング等の処理をし離型性被覆層を設ける必要が
あった。
【0007】このため型費用が高価となるうえ、離型性
被覆層の上に、シリコン系離型剤及びフッ素系離型剤か
ら選ばれる離型剤を薄く均一に塗布し、100〜250
℃で焼き付けて離型剤の皮膜を形成するため、製造行程
が複雑になるという問題があった。
被覆層の上に、シリコン系離型剤及びフッ素系離型剤か
ら選ばれる離型剤を薄く均一に塗布し、100〜250
℃で焼き付けて離型剤の皮膜を形成するため、製造行程
が複雑になるという問題があった。
【0008】特に耐熱性が要求される場合に選択される
前記熱硬化タイプのポリイミドは、接着力が強く、通常
のメッキ処理等では剥離が困難であるという問題があっ
た。
前記熱硬化タイプのポリイミドは、接着力が強く、通常
のメッキ処理等では剥離が困難であるという問題があっ
た。
【0009】そこで本発明者らは、管状部材の表面に材
料の溶液を塗布し、加熱して管状物を製造する装置およ
び方法において、筒状部材の少なくとも溶液を塗布する
表面をガラスによって構成するという本発明の技術的思
想に着眼し、さらに研究開発を重ねた結果、管状物の離
型性が向上し、管状物を芯体である筒状部材に被せ再加
熱するものであるため、ガラス管の成形時間を短縮し、
生産性を向上させるという目的を達成する本発明に到達
したものである。
料の溶液を塗布し、加熱して管状物を製造する装置およ
び方法において、筒状部材の少なくとも溶液を塗布する
表面をガラスによって構成するという本発明の技術的思
想に着眼し、さらに研究開発を重ねた結果、管状物の離
型性が向上し、管状物を芯体である筒状部材に被せ再加
熱するものであるため、ガラス管の成形時間を短縮し、
生産性を向上させるという目的を達成する本発明に到達
したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の管状物の製造装置は、第1の管状部材の
表面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、
形成された塗布層が少なくとも管状物としての強度を保
持できるまで加熱後、前記第1の管状部材から管状物を
取り出して、取り出した管状物を第2の筒状部材に配
設、再加熱し成形する管状物の製造装置において、前記
第1の管状部材の少なくとも表面が、ガラスによって構
成されているものである。
の第1発明)の管状物の製造装置は、第1の管状部材の
表面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、
形成された塗布層が少なくとも管状物としての強度を保
持できるまで加熱後、前記第1の管状部材から管状物を
取り出して、取り出した管状物を第2の筒状部材に配
設、再加熱し成形する管状物の製造装置において、前記
第1の管状部材の少なくとも表面が、ガラスによって構
成されているものである。
【0011】本発明(請求項2に記載の第2発明)の管
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記第1の
管状部材の外周面が、ガラスによって構成されているも
のである。
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記第1の
管状部材の外周面が、ガラスによって構成されているも
のである。
【0012】本発明(請求項3に記載の第3発明)の管
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記第1の
管状部材の内周面が、ガラスによって構成されているも
のである。
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記第1の
管状部材の内周面が、ガラスによって構成されているも
のである。
【0013】本発明(請求項4に記載の第4発明)の管
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記第1の
管状部材が、昇温可能な加熱乾燥炉内に配設された回転
成形治具によって脱着自在に配設されるとともに回転駆
動されるガラスの中空円筒体によって構成されているも
のである。
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記第1の
管状部材が、昇温可能な加熱乾燥炉内に配設された回転
成形治具によって脱着自在に配設されるとともに回転駆
動されるガラスの中空円筒体によって構成されているも
のである。
【0014】本発明(請求項5に記載の第5発明)の管
状物の製造装置は、前記第4発明において、前記第1の
管状部材を構成する前記ガラス管が、パイレックス、石
英等を使用するものである。
状物の製造装置は、前記第4発明において、前記第1の
管状部材を構成する前記ガラス管が、パイレックス、石
英等を使用するものである。
【0015】本発明(請求項6に記載の第6発明)の管
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記ガラス
管の表面が、0.02μmRa〜1μmRaの粗さに形成さ
れているものである。
状物の製造装置は、前記第1発明において、前記ガラス
管の表面が、0.02μmRa〜1μmRaの粗さに形成さ
れているものである。
【0016】本発明(請求項7に記載の第7発明)の管
状物の製造方法は、ガラス管より成る第1の管状部材の
表面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、
前記第1の管状部材が少なくとも管状物としての強度を
保持できるまで加熱され、取り出された前記管状物を芯
体としての第2の筒状部材に配設、再加熱され、再加熱
され形成された前記管状物が前記第2の管状部材から取
り出されるものである。
状物の製造方法は、ガラス管より成る第1の管状部材の
表面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、
前記第1の管状部材が少なくとも管状物としての強度を
保持できるまで加熱され、取り出された前記管状物を芯
体としての第2の筒状部材に配設、再加熱され、再加熱
され形成された前記管状物が前記第2の管状部材から取
り出されるものである。
【0017】本発明(請求項8に記載の第8発明)の管
状物の製造方法は、前記第7発明において、前記第1の
管状部材の内周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層
が形成されるものである。
状物の製造方法は、前記第7発明において、前記第1の
管状部材の内周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層
が形成されるものである。
【0018】本発明(請求項9に記載の第9発明)の管
状物の製造方法は、前記第7発明において、前記第1の
管状部材の外周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層
が形成されるものである。
状物の製造方法は、前記第7発明において、前記第1の
管状部材の外周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層
が形成されるものである。
【0019】本発明(請求項10に記載の第10発明)
の管状物の製造方法は、前記第7発明において、前記第
一段階の成形温度が、80〜120℃の間に設定されて
いるものである。
の管状物の製造方法は、前記第7発明において、前記第
一段階の成形温度が、80〜120℃の間に設定されて
いるものである。
【0020】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
管状物の製造装置は、前記第1の管状部材の少なくとも
ガラスによって構成されている表面に材料の溶液を均一
に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層が少な
くとも管状物としての強度を保持できるまで加熱後、前
記第1の管状部材から管状物を取り出して、取り出した
管状物を第2の筒状部材に配設、再加熱し成形されるの
で、管状物の離型性が向上し、管状物を芯体である筒状
部材に被せ再加熱するものであるため、ガラス管の成形
時間を短縮し、生産性を向上させるという効果を奏す
る。
管状物の製造装置は、前記第1の管状部材の少なくとも
ガラスによって構成されている表面に材料の溶液を均一
に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層が少な
くとも管状物としての強度を保持できるまで加熱後、前
記第1の管状部材から管状物を取り出して、取り出した
管状物を第2の筒状部材に配設、再加熱し成形されるの
で、管状物の離型性が向上し、管状物を芯体である筒状
部材に被せ再加熱するものであるため、ガラス管の成形
時間を短縮し、生産性を向上させるという効果を奏す
る。
【0021】上記構成より成る第2発明の管状物の製造
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材のガラスによって構成された前記外周面に、溶液
を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層
が第2の筒状部材に配設され、加熱後管状物を取り出し
て成形されるので、管状物の離型性が向上するととも
に、滑らかな内周面の管状物の製造を可能にするという
効果を奏する。
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材のガラスによって構成された前記外周面に、溶液
を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層
が第2の筒状部材に配設され、加熱後管状物を取り出し
て成形されるので、管状物の離型性が向上するととも
に、滑らかな内周面の管状物の製造を可能にするという
効果を奏する。
【0022】上記構成より成る第3発明の管状物の製造
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材のガラスによって構成された前記内周面に、溶液
を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層
が第2の筒状部材に配設され、加熱後管状物を取り出し
て成形されるので、管状物の離型性が向上するととも
に、滑らかな外周面の管状物の製造を可能にするという
効果を奏する。
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材のガラスによって構成された前記内周面に、溶液
を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層
が第2の筒状部材に配設され、加熱後管状物を取り出し
て成形されるので、管状物の離型性が向上するととも
に、滑らかな外周面の管状物の製造を可能にするという
効果を奏する。
【0023】上記構成より成る第4発明の管状物の製造
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材が、昇温可能な加熱乾燥炉内に配設された回転成
形治具によって脱着自在に配設されるとともに回転駆動
されるガラスの中空円筒体によって構成されているの
で、前記第1の管状部材のガラスの中空円筒体によって
構成された前記外周面または内周面に、溶液を均一に塗
布して塗布層が形成され、形成された塗布層が第2の筒
状部材に配設され、加熱後管状物を取り出して成形され
るので、管状物の離型性が向上するとともに、滑らかな
内周面または外周面の管状物の製造を可能にし、前記ガ
ラスの中空円筒体の内周面および外周面における塗布層
の形成を可能にするとともに、同一の加熱乾燥炉内にお
いて前記第1の管状部材による塗布層の形成および前記
第2の筒状部材による管状物成形用の最加熱を可能にす
るという効果を奏する。
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材が、昇温可能な加熱乾燥炉内に配設された回転成
形治具によって脱着自在に配設されるとともに回転駆動
されるガラスの中空円筒体によって構成されているの
で、前記第1の管状部材のガラスの中空円筒体によって
構成された前記外周面または内周面に、溶液を均一に塗
布して塗布層が形成され、形成された塗布層が第2の筒
状部材に配設され、加熱後管状物を取り出して成形され
るので、管状物の離型性が向上するとともに、滑らかな
内周面または外周面の管状物の製造を可能にし、前記ガ
ラスの中空円筒体の内周面および外周面における塗布層
の形成を可能にするとともに、同一の加熱乾燥炉内にお
いて前記第1の管状部材による塗布層の形成および前記
第2の筒状部材による管状物成形用の最加熱を可能にす
るという効果を奏する。
【0024】上記構成より成る第5発明の管状物の製造
装置は、前記第4発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材を構成する前記ガラス管が、パイレックス、石英
等を使用するので、ガラスの中空円筒体によって構成さ
れた前記第1の管状部材の前記外周面または内周面に対
して、溶液を塗布することによる塗布層の形成を高温に
おいて行うことを可能にするという効果を奏する。
装置は、前記第4発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材を構成する前記ガラス管が、パイレックス、石英
等を使用するので、ガラスの中空円筒体によって構成さ
れた前記第1の管状部材の前記外周面または内周面に対
して、溶液を塗布することによる塗布層の形成を高温に
おいて行うことを可能にするという効果を奏する。
【0025】上記構成より成る第6発明の管状物の製造
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記ガラス管
の表面が、0.02μmRa〜1μmRaの粗さに形成され
ているので、滑らかな表面が形成された管状物の製造を
可能にするという効果を奏する。
装置は、前記第1発明の作用効果に加え、前記ガラス管
の表面が、0.02μmRa〜1μmRaの粗さに形成され
ているので、滑らかな表面が形成された管状物の製造を
可能にするという効果を奏する。
【0026】上記構成より成る第7発明の管状物の製造
方法は、ガラス管より成る第1の管状部材の表面に材料
の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された
塗布層が少なくとも管状物としての強度を保持できるま
で加熱され、加熱され形成された前記管状物が前記第1
の管状部材から取り出され、取り出した管状物を第2の
筒状部材に配設、再加熱して取り出されるので、管状物
の離型性が向上し、管状物を芯体である筒状部材に被せ
再加熱するものであるため、ガラス管の成形時間を短縮
し、生産性を向上させるという効果を奏する。
方法は、ガラス管より成る第1の管状部材の表面に材料
の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された
塗布層が少なくとも管状物としての強度を保持できるま
で加熱され、加熱され形成された前記管状物が前記第1
の管状部材から取り出され、取り出した管状物を第2の
筒状部材に配設、再加熱して取り出されるので、管状物
の離型性が向上し、管状物を芯体である筒状部材に被せ
再加熱するものであるため、ガラス管の成形時間を短縮
し、生産性を向上させるという効果を奏する。
【0027】上記構成より成る第8発明の管状物の製造
方法は、前記第7発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材の内周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が
形成されるので、滑らかな外周面の管状物の製造を可能
にするという効果を奏する。
方法は、前記第7発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材の内周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が
形成されるので、滑らかな外周面の管状物の製造を可能
にするという効果を奏する。
【0028】上記構成より成る第9発明の管状物の製造
方法は、前記第7発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材の外周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が
形成されるので、滑らかな内周面の管状物の製造を可能
にするという効果を奏する。
方法は、前記第7発明の作用効果に加え、前記第1の管
状部材の外周面に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が
形成されるので、滑らかな内周面の管状物の製造を可能
にするという効果を奏する。
【0029】上記構成より成る第10発明の管状物の製
造方法は、前記第7発明の作用効果に加え、前記第一段
階の成形温度が、80〜120℃の間に設定されている
ので、管状物の離型性が向上し、滑らかな表面を備えた
管状物の製造を可能にするという効果を奏する。
造方法は、前記第7発明の作用効果に加え、前記第一段
階の成形温度が、80〜120℃の間に設定されている
ので、管状物の離型性が向上し、滑らかな表面を備えた
管状物の製造を可能にするという効果を奏する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
図面を用いて説明する。
【0031】(実施形態)本実施形態の管状物の製造装
置および製造方法は、図1ないし図3に示されるように
第1の管状部材1の表面に材料の溶液を均一に塗布して
塗布層が形成され、形成された塗布層が少なくとも管状
物としての強度を保持できるまで加熱後取り出して、取
り出された塗布層が第2の筒状部材12に配設、再加熱
され、前記第2の筒状部材12から管状物を取り出して
成形する管状物の製造装置において、前記第1の管状部
材1が、ガラスの中空円筒体10によって構成されてい
るものである。
置および製造方法は、図1ないし図3に示されるように
第1の管状部材1の表面に材料の溶液を均一に塗布して
塗布層が形成され、形成された塗布層が少なくとも管状
物としての強度を保持できるまで加熱後取り出して、取
り出された塗布層が第2の筒状部材12に配設、再加熱
され、前記第2の筒状部材12から管状物を取り出して
成形する管状物の製造装置において、前記第1の管状部
材1が、ガラスの中空円筒体10によって構成されてい
るものである。
【0032】本実施形態は、熱定着方式による画像形成
装置定着フィルム等の基材となるポリイミドのシームレ
スベルトを成形及び製造するものである。
装置定着フィルム等の基材となるポリイミドのシームレ
スベルトを成形及び製造するものである。
【0033】本実施形態の管状物の製造方法は、前記第
1の管状部材1としてポリイミド等の離型性に優れてい
るガラス製円筒管10を用いて一次成形を行い、管状成
形物を一旦成形型より脱離取り出した後、前記第2の管
状部材12としての金属等の芯体に再加熱し、管状物成
形物を製造するものである。
1の管状部材1としてポリイミド等の離型性に優れてい
るガラス製円筒管10を用いて一次成形を行い、管状成
形物を一旦成形型より脱離取り出した後、前記第2の管
状部材12としての金属等の芯体に再加熱し、管状物成
形物を製造するものである。
【0034】本実施形態の管状物の製造装置すなわち成
形装置は、図1の概略図に示されるように500℃まで
昇温可能な加熱乾燥炉9と、該加熱乾燥炉9中に前記第
1および第2の管状部材12を6000rpmまで回転
できる回転成形治具2、3を組み込むものである。
形装置は、図1の概略図に示されるように500℃まで
昇温可能な加熱乾燥炉9と、該加熱乾燥炉9中に前記第
1および第2の管状部材12を6000rpmまで回転
できる回転成形治具2、3を組み込むものである。
【0035】前記第1の管状部材1を構成する前記ガラ
ス管10が、パイレックス、石英等を使用するもので、
該ガラス管の表面は、0.02μmRa〜1μmRaの粗さ
に形成されている。
ス管10が、パイレックス、石英等を使用するもので、
該ガラス管の表面は、0.02μmRa〜1μmRaの粗さ
に形成されている。
【0036】前記第1の管状部材1としてのガラス管型
10および第2の管状部材12としての芯型の型寸法
は、ほぼ同じであり、成形装置中央部で容易に脱着が可
能である。
10および第2の管状部材12としての芯型の型寸法
は、ほぼ同じであり、成形装置中央部で容易に脱着が可
能である。
【0037】前記回転成形治具は、前記加熱乾燥炉9内
に植設されたフレーム6に回転自在に配設され、モータ
8によってカップリング7を介して回転駆動され、対向
面にハの字状の傾斜した内周壁が形成された一方のフラ
ンジ2と、前記加熱乾燥炉9内に移動自在に配設された
ブロック4に回転自在に配設され、前記一方のフランジ
2に対向して配設され、対向面にハの字状の傾斜した内
周壁が形成された他方のフランジ3とから成る。
に植設されたフレーム6に回転自在に配設され、モータ
8によってカップリング7を介して回転駆動され、対向
面にハの字状の傾斜した内周壁が形成された一方のフラ
ンジ2と、前記加熱乾燥炉9内に移動自在に配設された
ブロック4に回転自在に配設され、前記一方のフランジ
2に対向して配設され、対向面にハの字状の傾斜した内
周壁が形成された他方のフランジ3とから成る。
【0038】前記ブロック4は、前記一方のフランジ2
と前記他方のフランジ3とを結ぶ線上に延在するガイド
50上をスライドするスライダー51上に配設され、前
記第1の管状部材としてのガラス管型1および第2の管
状部材としての芯型12の脱着に当たり、ハンドル5の
揺動により図1中左右方向に容易かつ確実に移動させる
ように構成されている。
と前記他方のフランジ3とを結ぶ線上に延在するガイド
50上をスライドするスライダー51上に配設され、前
記第1の管状部材としてのガラス管型1および第2の管
状部材としての芯型12の脱着に当たり、ハンドル5の
揺動により図1中左右方向に容易かつ確実に移動させる
ように構成されている。
【0039】本実施形態における管状物製造プロセスを
図2に示す。原料であるワニス等をガラス管型1内に塗
布し、回転成形治具を構成する前記一方および他方のフ
ランジ2、3にセットする。
図2に示す。原料であるワニス等をガラス管型1内に塗
布し、回転成形治具を構成する前記一方および他方のフ
ランジ2、3にセットする。
【0040】前記ガラス管型1を300〜6000rp
mまで回転させ、30分〜5時間回転成形する。この時
の加熱炉の温度は60〜120℃としておく。こののち
ガラス管型を治具より外し、仮成形された管状物をガラ
ス管型より脱離させる。脱離には真空脱離や鋭利なリン
グを利用する手法などがある。
mまで回転させ、30分〜5時間回転成形する。この時
の加熱炉の温度は60〜120℃としておく。こののち
ガラス管型を治具より外し、仮成形された管状物をガラ
ス管型より脱離させる。脱離には真空脱離や鋭利なリン
グを利用する手法などがある。
【0041】脱離した管状物を第2の管状部材としての
金属等の芯型に嵌め込み、再度回転成形治具にセットす
る。芯型12の材質としては、一般的には鉄やステンレ
ス等が用いられる。
金属等の芯型に嵌め込み、再度回転成形治具にセットす
る。芯型12の材質としては、一般的には鉄やステンレ
ス等が用いられる。
【0042】今度は100〜500rpmの低速で回転
させ、400℃以上の雰囲気に、30分〜5時間成形す
る。なお、この時は一般的に収縮が激しいため、管状物
14をリング等で芯型12に強固に固定する必要があ
る。
させ、400℃以上の雰囲気に、30分〜5時間成形す
る。なお、この時は一般的に収縮が激しいため、管状物
14をリング等で芯型12に強固に固定する必要があ
る。
【0043】上記構成および作用の実施形態の管状物の
製造装置は、前記第1の管状部材1のガラス表面に材料
の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された
塗布層が少なくとも管状物としての強度を保持できるま
で加熱後取り出して、取り出された塗布層が第2の筒状
部材12に配設、再加熱され、前記第2の筒状部材12
から管状物を取り出して成形されるので、管状物14の
離型性が向上し、該管状物14を芯体である第2の筒状
部材12に被せ再加熱するものであるため、ガラス管の
成形時間を短縮し、生産性を向上させるという効果を奏
する。
製造装置は、前記第1の管状部材1のガラス表面に材料
の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、形成された
塗布層が少なくとも管状物としての強度を保持できるま
で加熱後取り出して、取り出された塗布層が第2の筒状
部材12に配設、再加熱され、前記第2の筒状部材12
から管状物を取り出して成形されるので、管状物14の
離型性が向上し、該管状物14を芯体である第2の筒状
部材12に被せ再加熱するものであるため、ガラス管の
成形時間を短縮し、生産性を向上させるという効果を奏
する。
【0044】また本実施形態の管状物の製造装置は、前
記第1の管状部材1が、昇温可能な加熱乾燥炉内に配設
された回転成形治具2、3によって脱着自在に配設され
るとともに回転駆動されるガラスの中空円筒体10によ
って構成されているので、前記第1の管状部材1のガラ
スの中空円筒体10によって構成された前記外周面また
は内周面に、溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、
形成された塗布層が第2の筒状部材12に配設され、加
熱後管状物を取り出して成形されるので、滑らかな内周
面または外周面の管状物の製造を可能にし、前記ガラス
の中空円筒体10の内周面および外周面における塗布層
の形成を可能にするとともに、同一の加熱乾燥炉9内に
おいて前記第1の管状部材1による塗布層の形成および
前記第2の筒状部材12による管状物成形用の再加熱を
可能にするという効果を奏する。
記第1の管状部材1が、昇温可能な加熱乾燥炉内に配設
された回転成形治具2、3によって脱着自在に配設され
るとともに回転駆動されるガラスの中空円筒体10によ
って構成されているので、前記第1の管状部材1のガラ
スの中空円筒体10によって構成された前記外周面また
は内周面に、溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、
形成された塗布層が第2の筒状部材12に配設され、加
熱後管状物を取り出して成形されるので、滑らかな内周
面または外周面の管状物の製造を可能にし、前記ガラス
の中空円筒体10の内周面および外周面における塗布層
の形成を可能にするとともに、同一の加熱乾燥炉9内に
おいて前記第1の管状部材1による塗布層の形成および
前記第2の筒状部材12による管状物成形用の再加熱を
可能にするという効果を奏する。
【0045】さらに本実施形態の管状物の製造装置は、
前記第1の管状部材1を構成する前記ガラス管10が、
パイレックス、石英等を使用するので、ガラスの中空円
筒体10によって構成された前記第1の管状部材1の前
記外周面または内周面に対して、溶液を塗布することに
よる塗布層の形成を高温において一様に行うことを可能
にするという効果を奏する。
前記第1の管状部材1を構成する前記ガラス管10が、
パイレックス、石英等を使用するので、ガラスの中空円
筒体10によって構成された前記第1の管状部材1の前
記外周面または内周面に対して、溶液を塗布することに
よる塗布層の形成を高温において一様に行うことを可能
にするという効果を奏する。
【0046】また本実施形態の管状物の製造装置は、前
記ガラス管10の表面が、0.02μmRa〜1μmRaの
粗さに形成されているので、滑らかな表面が形成された
管状物の製造を可能にするという効果を奏する。
記ガラス管10の表面が、0.02μmRa〜1μmRaの
粗さに形成されているので、滑らかな表面が形成された
管状物の製造を可能にするという効果を奏する。
【0047】さらに本実施形態においては、前記一方の
フランジ2および他方のフランジ3の対向面にハの字状
の傾斜した内周壁を形成したので、前記第1および第2
の筒状部材1、12の脱着を容易にするとともに、前記
第1および第2の筒状部材1、12の芯出しを可能にす
るという効果を奏する。
フランジ2および他方のフランジ3の対向面にハの字状
の傾斜した内周壁を形成したので、前記第1および第2
の筒状部材1、12の脱着を容易にするとともに、前記
第1および第2の筒状部材1、12の芯出しを可能にす
るという効果を奏する。
【0048】さらに本実施形態の管状物の製造方法は、
ガラス管10より成る第1の管状部材1の表面に材料の
溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、少なくとも管
状物としての強度を保持できるまで加熱され、前記第1
の管状部材1から取り出された前記塗布層が芯体として
の第2の筒状部材12に配設、再加熱され形成された前
記管状物が前記第2の管状部材12から取り出されるの
で、管状物の離型性が向上し、管状物を芯体である筒状
部材に被せ再加熱するものであるため、ガラス管の成形
時間を短縮し、生産性を向上させるという効果を奏す
る。
ガラス管10より成る第1の管状部材1の表面に材料の
溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、少なくとも管
状物としての強度を保持できるまで加熱され、前記第1
の管状部材1から取り出された前記塗布層が芯体として
の第2の筒状部材12に配設、再加熱され形成された前
記管状物が前記第2の管状部材12から取り出されるの
で、管状物の離型性が向上し、管状物を芯体である筒状
部材に被せ再加熱するものであるため、ガラス管の成形
時間を短縮し、生産性を向上させるという効果を奏す
る。
【0049】また本実施形態の管状物の製造方法は、前
記第一段階の成形温度が、80〜120℃の間に設定さ
れているので、管状物の離型性が向上し、滑らかな表面
を備えた管状物の製造を可能にするという効果を奏す
る。
記第一段階の成形温度が、80〜120℃の間に設定さ
れているので、管状物の離型性が向上し、滑らかな表面
を備えた管状物の製造を可能にするという効果を奏す
る。
【0050】本実施形態においては、従来のようなポリ
イミド等塗布層の前記ガラス管10の型との接着はなく
なり、容易に型10より脱離することが可能となり、表
面処理もいらず安価な形成型を利用することができると
いう効果を奏する。
イミド等塗布層の前記ガラス管10の型との接着はなく
なり、容易に型10より脱離することが可能となり、表
面処理もいらず安価な形成型を利用することができると
いう効果を奏する。
【0051】(実施例)本実施例の管状物の製造方法
は、ポリイミドワニス(宇部興産製Uワニス−S)50
gを、N−メチル−2−ピロリドンに溶解させ、ポリイ
ミド樹脂原料とした。この原料が図3に示されるように
第1の管状部材1のガラス管型10の内壁に塗布され
る。そして前記ガラス管型10が一方のフランジ2と他
方のフランジ3によって、固定できるようにブロック4
を移動し、ハンドル5の操作によってブロック4を固定
して、これでガラス管型10の回転成形治具へのセット
が完了する。
は、ポリイミドワニス(宇部興産製Uワニス−S)50
gを、N−メチル−2−ピロリドンに溶解させ、ポリイ
ミド樹脂原料とした。この原料が図3に示されるように
第1の管状部材1のガラス管型10の内壁に塗布され
る。そして前記ガラス管型10が一方のフランジ2と他
方のフランジ3によって、固定できるようにブロック4
を移動し、ハンドル5の操作によってブロック4を固定
して、これでガラス管型10の回転成形治具へのセット
が完了する。
【0052】前記一方のフランジ2とカップリング7を
介して接続されているモーター8によって、前記ガラス
管型10の回転数を1500rpmに設定し、1時間成
形した。加熱炉9は、60℃から30分かけて昇温し、
120℃で保持されている。用いたガラス管型10は、
直径Φ60mmのパイレックスで構成され、表面粗さは
0.03μmRaであった。
介して接続されているモーター8によって、前記ガラス
管型10の回転数を1500rpmに設定し、1時間成
形した。加熱炉9は、60℃から30分かけて昇温し、
120℃で保持されている。用いたガラス管型10は、
直径Φ60mmのパイレックスで構成され、表面粗さは
0.03μmRaであった。
【0053】成形後、前記ハンドル5によって前記ブロ
ック4の固定を解除し、前記他方のフランジ3、ブロッ
ク4、およびハンドル5を、それぞれ3′、4′、5′
の位置へ移動させ、前記ガラス管型1を、回転成形治具
2、3から取り外す。本実施例においては前記ガラス管
型10内に、精度よく挿入できる真空脱離治具を入れ、
吸引によってポリイミド成形物を剥離した。
ック4の固定を解除し、前記他方のフランジ3、ブロッ
ク4、およびハンドル5を、それぞれ3′、4′、5′
の位置へ移動させ、前記ガラス管型1を、回転成形治具
2、3から取り外す。本実施例においては前記ガラス管
型10内に、精度よく挿入できる真空脱離治具を入れ、
吸引によってポリイミド成形物を剥離した。
【0054】図4に示されるように剥離した2のシーム
レスポリイミドを、鉄製芯型12に嵌め込み、両端を固
定部材13によって強固に固定し、再度回転成形治具
2、3に、前記ガラス管型1と同様の方法でセットし、
200rpmで1時間、450℃雰囲気下で成形した。
レスポリイミドを、鉄製芯型12に嵌め込み、両端を固
定部材13によって強固に固定し、再度回転成形治具
2、3に、前記ガラス管型1と同様の方法でセットし、
200rpmで1時間、450℃雰囲気下で成形した。
【0055】成形後上述したガラス管型10と同様の方
法で取り外す。両端の前記固定部材13を取り、前記鉄
製芯型12からシームレスポリイミド14が抜き取られ
る。
法で取り外す。両端の前記固定部材13を取り、前記鉄
製芯型12からシームレスポリイミド14が抜き取られ
る。
【0056】上述した本実施例は、前記ガラス管型10
内に、真空脱離治具を入れ、吸引によってポリイミド成
形物を剥離したので、精度よく挿入できるとともに、剥
離は良好で亀裂、破損等は発生しないという効果を奏す
る。
内に、真空脱離治具を入れ、吸引によってポリイミド成
形物を剥離したので、精度よく挿入できるとともに、剥
離は良好で亀裂、破損等は発生しないという効果を奏す
る。
【0057】上述の実施形態およひ実施例は、説明のた
めに例示したもので、本発明としてはそれらに限定され
るものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明お
よび図面の記載から当業者が認識することができる本発
明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能
である。
めに例示したもので、本発明としてはそれらに限定され
るものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明お
よび図面の記載から当業者が認識することができる本発
明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能
である。
【図1】本発明の実施形態の管状物の製造装置を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本実施形態の管状物の製造プロセスを示すチャ
ート図である。
ート図である。
【図3】本実施形態の管状物の製造装置における第1お
よび第2の筒状部材の脱着状態を示す断面図である。
よび第2の筒状部材の脱着状態を示す断面図である。
【図4】本実施形態における第2の筒状部材への塗布層
の装着態様を示す説明図である。
の装着態様を示す説明図である。
1 第1の管状部材 12 第2の筒状部材 10 ガラスの中空円筒体
Claims (10)
- 【請求項1】 第1の管状部材の表面に材料の溶液を均
一に塗布して塗布層が形成され、形成された塗布層が少
なくとも管状物としての強度を保持できるまで加熱後、
前記第1の管状部材から管状物を取り出して、取り出し
た管状物を第2の筒状部材に配設、再加熱し成形する管
状物の製造装置において、 前記第1の管状部材の少なくとも表面が、ガラスによっ
て構成されていることを特徴とする管状物の製造装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の管状部材の外周面が、ガラスによって構成さ
れていることを特徴とする管状物の製造装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記第1の管状部材の内周面が、ガラスによって構成さ
れていることを特徴とする管状物の製造装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記第1の管状部材が、昇温可能な加熱乾燥炉内に配設
された回転成形治具によって脱着自在に配設されるとと
もに回転駆動されるガラスの中空円筒体によって構成さ
れていることを特徴とする管状物の製造装置。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記第1の管状部材を構成する前記ガラス管が、パイレ
ックス、石英等を使用することを特徴とする管状物の製
造装置。 - 【請求項6】 請求項1において、 前記ガラス管の表面が、0.02μmRa〜1μmRaの粗
さに形成されていることを特徴とする管状物の製造装
置。 - 【請求項7】 ガラス管より成る第1の管状部材の表面
に材料の溶液を均一に塗布して塗布層が形成され、 前記第1の管状部材が少なくとも管状物としての強度を
保持できるまで加熱され、取り出された前記管状物を芯
体としての第2の筒状部材に配設、再加熱され、再加熱
され形成された前記管状物が前記第2の管状部材から取
り出されることを特徴とする管状物の製造方法。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記第1の管状部材の内周面に材料の溶液を均一に塗布
して塗布層が形成されることを特徴とする管状物の製造
方法。 - 【請求項9】 請求項7において、 前記第1の管状部材の外周面に材料の溶液を均一に塗布
して塗布層が形成されることを特徴とする管状物の製造
方法。 - 【請求項10】 請求項7において、 前記第一段階の成形温度が、80〜120℃の間に設定
されていることを特徴とする管状物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9364997A JPH11179743A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 管状物の製造装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9364997A JPH11179743A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 管状物の製造装置および製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179743A true JPH11179743A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18483183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9364997A Pending JPH11179743A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 管状物の製造装置および製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179743A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012040729A (ja) * | 2010-08-17 | 2012-03-01 | Nitto Denko Corp | シームレスベルトの製造装置およびシームレスベルトの製造方法 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9364997A patent/JPH11179743A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012040729A (ja) * | 2010-08-17 | 2012-03-01 | Nitto Denko Corp | シームレスベルトの製造装置およびシームレスベルトの製造方法 |
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