JPH11179179A - メディアを用いた分散機 - Google Patents

メディアを用いた分散機

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JPH11179179A
JPH11179179A JP10128256A JP12825698A JPH11179179A JP H11179179 A JPH11179179 A JP H11179179A JP 10128256 A JP10128256 A JP 10128256A JP 12825698 A JP12825698 A JP 12825698A JP H11179179 A JPH11179179 A JP H11179179A
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dispersion
disperser
medium
dispersing machine
container
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JP10128256A
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English (en)
Inventor
Takeshi Asami
剛 浅見
Aiko Ishikawa
愛子 石川
Kazuo Tsubushi
一男 津布子
Akihiko Goto
明彦 後藤
Takeshi Yuyama
武 湯山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例え高粘度の分散液であっても短い時間で調
整することのできる、メディアを用いた分散機を提供す
る。 【解決手段】 ボールミル分散機1は、モータ6で駆動
されるミル3を有する。このミル3の内壁には、直径方
向に対向して配置された2枚の突起板11が設けられ、
この突起板11は、軸線方向に延び、また、ミル室7の
軸線方向長さとほぼ同一の長さ寸法を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メディアを用い
た分散機に関し、より詳しくは、電子写真に用いられる
液体現像剤、感熱液、OPC、感熱リボン、インクジェ
ット、インク、塗料などの顔料、染料及び樹脂を主成分
とする分散液の調整に用いられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真に用いられるトナーの
うち湿式トナーは、特開昭62−135842号公報に
見られるように、粒状のメディアを用いた回転式分散機
で製造される。この種の回転式分散機において、従来、
500mPa・S以上の高粘度分散調整液を効率良く短
時間に分散させるには、直径の大きなメディアを大量に
投入したうえで分散時間を延長することで対処しなけれ
ばならない状況にあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した高粘度の分散
調整液に関連し、従来にあっては、直径の大きなメディ
アを大量に投入して長期間、例えば3日間にわたって分
散すれば、比較的粘度の高い分散調整液であったとして
も2〜3μmの粒径まで分散させることができるが、こ
のような手法によれば、得られる分散液の粒径を、例え
ば液体現像液(湿式トナー)として使用可能な特性を得
るのに必要な1μm以下の粒径まで分散させるには、1
週間以上の期間にわたって分散させなければならず、こ
のことから理解できるように生産性が非常に悪いという
問題があった。
【0004】また、近年のカラープリンタの急激な普及
に対応して、様々な顧客の要望に応えたカラー塗工液を
調整することが必要となっているが、この要望に応じる
ために各色毎に専用の分散機を用意することは、例えば
非常に需要の少ない色に対して専用の分散機を設置する
ことは実際問題として困難であり、このため、要請のあ
った色の塗工液を調整するには、その量の大小にかかわ
らず、分散機の内部を徹底的に洗浄して混色を防止する
ことが必要となっていた。
【0005】勿論、特定の色の塗工液を調整している最
中は、別の色の塗工液を調整することができず、複数の
色の異なる液を同時に調整することは不可能であり、こ
のことは、同一色であっても、分散液の材料の異なるも
のを少量づつ調合したい場合、一つの材料についての分
散液を分散中は、別の材料についての分散液を分散する
ことができないという不都合があった。
【0006】本件発明者は、このような従来のメディア
を用いた分散機の問題点を鑑みて鋭意研究した結果、分
散機の分散室を形成する容器の内壁に突起を設けること
で、常温で500pa・S以上の高い粘度の分散液を短
時間に1μm以下の粒径まで調整することができること
を発見した。また、この突起の配置によって、比較的粘
度の低い分散液においても比較的短い時間で調整できる
ことを発見した。
【0007】そこで、本発明の主なる目的は、比較的短
い時間で分散液を調整することのできる、メディアを用
いた分散機を提供することにある。本発明の更なる目的
は、比較的短い時間で高い粘度の分散液を調整すること
のできる、メディアを用いた分散機を提供することにあ
る。本発明の更なる目的は、比較的短い時間で高い粘度
の分散液を1μm以下の粒径まで調整することのでき
る、メディアを用いた分散機を提供することにある。本
発明の第2の目的は、種々の分散条件の分散液を同時に
調整することのできる、メディアを用いた分散機を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の主なる
目的及び更なる目的は、分散室を形成する容器の内壁に
突起を設けたことを特徴とする、メディアを用いた分散
機を提供することによって達成される。これは、高い粘
度の分散液であったとしても分散室において突起により
メディアがかき上げられて正常なメディアの流れを生成
することによると考えられる。また、本発明の第2の目
的は、上記の分散機において、更に、上記容器が隔壁に
よって軸線方向に複数の分散室に区画されていることを
特徴とする、メディアを用いた分散機を提供することに
よって達成される。この第2の発明のように複数の分散
室に分割することにより、一度の分散工程で異なる種類
の分散液を同時に分散させることができる。ここに、異
なる種類の分散液とは、色が異なる場合の他に、同じ色
であったとしても、その材料や濃度の異なる場合を含
む。分割室の数としては、3ないし5程度が現実的であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の分散機は、具体的には、
2種類の分散機を含む。その一つは、容器が回転する例
えばボールミル分散機を含む回転式分散機であり、他の
一つは、定置した容器内のディスクが回転するサンドミ
ル分散機である。突起は、板状、半球状、半楕球状、立
方体、円錐状、円柱状などの形状であってもよく、ま
た、異なる形状の突起を適当に組み合わせて使用しても
よい。例えば、回転式分散機の回転容器に複数の板状の
突起を用いた場合、これら突起は、回転容器の回転方向
に離置して複数枚設けるのが好ましく、より好ましくは
2枚ないし4枚である。これ以上の数の突起を設けたと
しても分散時間の短縮効果が少ないと考えられる。突起
は、分散室の軸線方向全域でその作用を発揮するために
も、分散室の軸線方向の長さとほぼ等しい長さ寸法を有
するのが好ましい。
【0010】突起の突出量つまり分散室の内壁面から内
方への突出量は、メディアの直径の0.1ないし10
0.0倍であるのが好ましく、より好ましくは、1.0
ないし2.0倍である。突起の突出量がこれによりも小
さいと突起を設けたことによる分散時間の短縮効果が限
られたものとなり、他方、これよりも大きいと、メディ
アの回転の妨げとなって分散時間の短縮効果が少なくな
る傾向になると考えられる。突起の配置として、例えば
回転式分散機に2枚の突起板を設ける場合には、分散室
の直径方向に対向した位置に夫々配置してもよく、分散
室の縦断面においてその一方側に偏倚させて配置させて
もよい。対向した方が粒径分布はシャープになる。あえ
て粒径分布を広くしたい場合には、一方側に配置させる
こともある。
【0011】突起の材質は、メディアと同じ材質であっ
てもよく、特に撥水性の特性を備えていることが、分散
液に含まれる樹脂などの付着が少なくなるため、分散を
円滑に進行させる上で好ましいものとなる。突起の大き
さ又は板状の突起であればその板厚は、特に限定される
ものではなく、突起の材質によって左右されるが、一般
的には、メディアの直径の1.5ないし4倍程度である
のが好ましい。板状の突起がこれよりも薄いと、メディ
アとの衝突または接触による衝撃によって破損し易くな
り、他方、これによりも厚いと、メディアが引っかかり
難くなって適切な分散を促進することが難しくなる傾向
になる。
【0012】本発明にいう単一及び複数の分散室は、本
発明の効果を有効に発揮させるために、その内径と軸線
方向の長さ寸法との比つまり内径/長さが0.5ないし
1.5であるのが好ましい。内径/長さが0.5よりも
小さい場合つまり分散室の軸線方向の長さ寸法が内径に
比べて大きすぎると、分散過程でメディアが軸線方向に
広がりすぎて粒子の粉砕効果が希薄化する虞がある。逆
に、内径/長さが1.5よりも大きい場合つまり分散室
の内径が軸線方向の長さ寸法に比べて大きすぎると、分
散過程でメディアが径方向に集合しすぎて粒子の粉砕が
適切に行われなくなる虞がある。
【0013】回転容器の回転数又は容器の中に配置した
回転ディスクの回転数は、時間の経過に依存させること
なく一定であってもよいが、分散時間の経過に応じて回
転数を変更するようにしてもよい。このように回転数を
分散の進行度合いに応じて変更することにより、分散効
率を一層向上させることができる。例えば、分散液の特
性として、一般的には、分散の開始直後と、分散の中間
段階と、最終段階とでは、分散液の粘度が異なったもの
になる。この粘度の差異に応じて、例えば分散開始の当
初の粘度が高いときには回転数を高めに設定し、粘度が
低くなったら、この粘度の低下に応じて回転数を低めに
設定すれば、分散液の粘度に応じた最適な分散状態が得
られ、常に一定回転数で分散させる場合と比較したとき
に、短時間で一定の粒径まで粉砕することが可能にな
る。回転数を変更する変速の際の変速ショックを抑える
には、無段変速機構を採用して無段階に変速するのが好
ましい。
【0014】前記容器に、作業者が前記分散室の中の分
散液のメディアの流れ状況を確認することのできる窓を
設けるのが好ましい。これにより、作業者が分散液中の
メディアの流れが正常であるか否かを確認することがで
きる。また、分散室の中の温度を制御するための分散室
温度制御手段を設けることで、季節の変化による外気の
温度変化の影響を受けることなく、年間を通じて管理さ
れた所定の温度で分散させることができる。
【0015】本発明の分散機の容器の材料としては、メ
ディアとの長時間の接触による摩耗を回避し、更に、分
散に用いられるアイソバー、トルエン、メチルエチルケ
トンなどの有機溶剤に対して抵抗力を有するものであれ
ば任意の材料を選択すればよい。このような材料として
は、例えばナイロン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂がある。
【0016】本発明の分散機と一緒に使用することので
きるメディアの条件としては、分散に用いられる溶剤に
よって汚染されず且つ分散室の内壁つまり回転容器の内
壁との接触により摩耗しないものであれば任意のものを
選択することができる。これに反して、摩耗し易いメデ
ィア、分散溶剤に溶解し易いメディアを採用したときに
は、摩耗材料、溶剤に溶解した材料が分散液の中に混入
して分散液自体の変色、分散液の特性に影響を及ぼすこ
とになる。本発明の分散機と一緒に使用することのでき
るメディアとしては、例えば、ジルコニア、アルミナ、
非酸化物、シリカ、ガラス又はスレンレスからなるメデ
ィアがある。代表的なメディアの特性を次の表1に列挙
する。
【0017】表1(各種メディアの特性) メディアの種類 ジルコニア アルミナ スチール シリカ かなずり摩擦率(ppm/h) 1以下 200〜500 1,000 100硬度(kgf/mm2) 1,400 1,200 500 700 密度(g/cm3) 6.1 3.5 7.8 2.2 ここに、「かなずり摩擦率(ppm/h)」とは、HD
A−5ポット分散機(容量2リットル)に直径10mm
ボール仕込量1リットル、水仕込量0.8リットルにて
回転数100rpmで48時間運転したときの単位時間
あたりの平均摩耗率をいう。
【0018】この表1から、耐摩耗性に優れたジルコニ
アが本発明に適したものであることが分かる。メディア
は、その純度が90%以上のものは特に化学的安定性が
高く、分散溶液との反応やメディア同士の接触による反
応が少ないために好ましいものである。95%以上の純
度のメディアは特に優れたメディアといえる。
【0019】上述した耐摩耗性など特性以外に、分散球
として分散粒径、分散時間などの分散効率に寄与するた
めにメディアに要求される要件として、(1)大きさ
(直径)と、(2)密度とを挙げることができる。本発
明の分散機と一緒に用いることのできるメディアとして
は、メディアの直径が1mmないし10mm程度である
のが好ましい。1mmより小さい直径のメディアを採用
したときには、短時間に分散が細かく行われるが塗工液
として使用可能な分散液の収量が減ってしまうと考えら
れる。逆に10mmよりも大きな直径のメディアでは、
1μm以下の微細分散が困難となり粒径分布が大きくな
り易いと考えられる。
【0020】メディアの密度としては、4.0〜7.0
g/cm3であるのが好ましい。密度が4.0g/cm3
よりも小さいメディアを採用すると、分散室の内壁への
衝撃が少なくこれに伴う壁面の摩耗が少なくなるが、軽
すぎて分散液を粉砕する力が弱くなる傾向となる。逆
に、密度が7.0g/cm3よりも大きいメディアを採
用すると、分散効率が高いものの分散室の内壁の摩耗及
び衝撃が大きくなるため壁面の損傷が激しくなるだけで
なく、駆動源及び駆動機構を構成するモータ、動力伝達
ベルトなどの力学的な負荷が大きくなるために、これら
の寿命が短くなる傾向になると考えられる。図11の
(a)は突起板を付けないで、高粘度の分散液を分散し
ている時の不適正な分散状態を表したものであり、ボー
ルミル横方向から見た図である。また、図11の(b)
は突起板を付けた場合の適正な分散を表したものであ
り、メディア(ボール)、分散液が適正な高さまで引き
上げられ、なだれ状態で分散できるため効率よく分散が
行われる。
【0021】分散を最適に行うには、分散室の大きさ、
溶剤の投入量、樹脂などの材料、分散室の大きさに対す
るメディアの投入量の影響が大きい。メディアの投入量
としては、分散室の大きさ全体の35%〜55%程度が
好ましい。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の好ましい実施例を添付の図
面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明に従う
第1実施例のボールミル分散機を示す。このボールミル
分散機1は、垂直支柱2に支持されたミル3を有する。
ミル3は横置きにした有底円筒状の形状を有し、ミル3
の水平回転軸4は、歯車列5を介して、無段変速機を具
備したモータ6に連結されている。ミル3は、その側壁
の長手方向中央部分に配置された、ミル室7に通じる運
転蓋8と、運転蓋8と直径方向に対向した位置に配置さ
れたバランスウエイト9及びエアーベント10とを具備
している。ミル3は、その軸線方向に延びる2つの板状
の突起11を有し、これら各突起11は互いに直径方向
に対向した位置に配設されている。任意ではあるが、ミ
ル3の側壁に、作業者が前記分散室の中の分散液のメデ
ィアの流れ状況を確認することのできる窓を設けてもよ
い。
【0023】図3及び図4は、本発明に従う第2実施例
のボールミル分散機を示す。この第2実施例の分散機2
0は、上述した第1実施例の分散機1の変形例に相当す
るものであることから、共通の要素には同一の参照符号
を付してその説明を省略し、以下に、第2実施例の分散
機20の特徴部分について説明する。分散機20のミル
3は、軸線方向に並置された第1ないし第3の3つのミ
ル室21を有し、これらミル室21は、軸線方向に離間
して配置された2つの隔壁22によって区画されてい
る。また、ミル3は、上述した第1実施例と同様に軸線
方向に延びる2つの板状の突起11を有し、これら各突
起11は、バランスウエイト9の側に偏倚して配置され
ている。
【0024】次ぎに、上記の第1実施例の分散機1又は
第2実施例の分散機20を用いた試験結果を説明する。試験例1 (1)試料:下記の組成からなる電子写真用液体現像剤
を試料にした。 (a)樹脂 50重量部 (b)着色剤 20重量部 (c)アイソパーH 100重量部 (2)メディア:クロムからなる比重7.8の球体を使
用した。メディアの直径は10mmであった。 (3)分散機:第1実施例の分散機1を使用した。分散
機1の内容量は50リットルであった。板状の突起11
はS314から作られ、その板幅は0.8mmであり
(板幅/メディア径:0.08)、板厚は5mmであっ
た。ミル室7の内壁の材料はSUS314であった。分
散機1は40rpmのミル回転数で運転した。 以上の条件で、24時間、48時間、72時間の分散を
行った。その結果を以下の表1に示す。比較例として、
従来の分散機(突起板:無し)を用いて上記の条件と同
一条件で同じ試料を調整した。この比較試験において、
試料の分散時の液粘度は約700mPa・Sであった。
【0025】表2 分散時間 24時間 48時間 72時間 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 比較例 20% 1.9μm 15% 1.6μm 13% 1.3μm 試験例1 8% 0.9μm 5% 0.8μm 3% 0.7μm ここに、「粗大粒子」とは2.0μm以上の粒子をい
う。また、「平均」とは平均粒径をいう。粒径分布の測
定は、島津製作所のSA−CP3を使用して行った。上
記の表2から分かるように、本発明に従う分散機1は、
従来の分散機に比べて分散性が良好であり、同じ粒径ま
で分散させるのに要する時間を大幅に短縮することがで
きる。また、本発明に従う分散機1によれば、24時間
分散で1μm以下の粒径の液体現像剤を得ることができ
た。
【0026】試験例2 (1)試料:上記の試験例1と同じ組成からなる電子写
真用液体現像剤を試料にした。 (2)メディア:上記の試験例1と同じクロムからなる
比重7.8の球体(直径10mm)を使用した。 (3)分散機:上記の試験例1と同様に第1実施例の分
散機1を使用したが、突起板11の板幅を15mmに変
更した(板幅/メディア径:1.5)。分散機1は、試
験例1と同様に40rpmのミル回転数で運転した。 以上の条件で、24時間、48時間、72時間の分散を
行った。その結果を以下の表3に示す。
【0027】表3 分散時間 24時間 48時間 72時間 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 試験例2 5% 0.7μm 3% 0.6μm 2% 0.6μm 前述した試験例1の表2と対比すると、この表3から、
突起板11の板幅を「0.8mm」から「15mm」に
拡大することで、更に良好な分散性が得られることが分
かる。
【0028】試験例3 (1)試料:下記の組成からなる第1ないし第3の電子
写真用固形分液体現像剤を試料にした。 第1試料 (a)樹脂 50重量部 (b)イエロー着色剤 20重量部 (c)アイソパーH 100重量部 第2試料 (a)樹脂 50重量部 (b)アゼンタ着色剤 25重量部 (c)アイソパーL 100重量部 第3試料 (a)樹脂 50重量部 (b)シアン着色剤 25重量部 (c)アイソパーL 100重量部
【0029】(2)メディア:直径10mmのジルコニ
アからなる球体を使用した。 (3)分散機:第2実施例の分散機20を使用した。第
1ないし第3の各ミル室21の内容量は15リットルで
あり、ミル室21の内壁の材料はナイロン系樹脂であっ
た。板状の突起11はナイロンから作られ、その板幅は
8mmであり(板幅/メディア径:0.8)、板厚は2
0mmであった。分散機20は35rpmのミル回転数
で運転した。 以上の条件で、24時間、48時間、72時間、96時
間の分散を行った。その結果を以下の表4に示す。比較
例として、第2実施例の分散機20から突起11を取り
除いた機械を用いて上記の条件と同一条件で同じ試料を
調整した。この比較試験において、試料の分散時の液粘
度は、約900mPa・Sであった。
【0030】表4(平均粒径) 分散時間 24時間 48時間 72時間 96時間 (イエロー) 比較例 2.8μm 2.3μm 2.0μm 1.9μm試験例3 1.5μm 0.8μm 0.5μm 0.5μm (マゼンタ) 比較例 3.1μm 2.5μm 2.1μm 1.9μm試験例3 1.8μm 1.1μm 0.8μm 0.7μm (シアン) 比較例 3.0μm 2.6μm 2.3μm 2.2μm試験例3 1.9μm 1.3μm 1.0μm 0.8μm
【0031】表4から分かるように、従来の変形例とし
て本発明に従う分散機20から突起11を取り除いた機
械では、極めて長時間の分散である96時間分散を行っ
ても、1μm以下の粒径を作ることができなかった。こ
れに対して、本発明に従う分散機20によれば、各色と
も72時間分散(イエローでは48時間分散)で1μm
以下の粒径を作ることができた。
【0032】試験例4 この試験例は、ミル室の内径と長さとの比が分散性に及
ぼす影響を考察するために、第1実施例のボールミル分
散機1において、ミル室7の内径/長さの比を変えた3
種類の分散機を用意して、試験例1と同一の条件で48
時間の分散試験を行った。その結果を下記の表5に示
す。
【0033】表5 内径/長さ 平均粒径 粗大粒子 粒径分布 0.4 0.6μm 12% 0.1〜2.8 1.2 0.8μm 8% 0.4〜1.8 2.0 1.5μm 30% 1.0〜3.1 ここに、「粗大粒子」とは、2.0μm以上の粒子をい
う。上記表5から、内径/長さの比「1.2」のもの
は、「0.4」及び「2.0」のものと比較して、粒径
分布の点で優れた結果を得られことが分かった。また、
分散性については、内径/長さの比が小さいほど優れた
結果を得ることが分かった。
【0034】試験例5 この試験例は、図5に示すように、第2実施例のボール
ミル分散機20(板状の突起板11の板幅は8mmであ
り、また、ミル室21の内壁の材料はナイロン系樹脂で
あった)にタイマ30およびリングコーン変速機31を
付設したシステム32を用いて、ミル回転数を段階的に
変更した場合の分散性への影響を試験したものである。
変速パターンは、0〜12Hの当初の12時間は35r
pmの回転速度に設定し、12〜24Hの中間段階の1
2時間は40rpmに設定し、分散開始から24H経過
後は45rpmに設定した。メディアは、直径10mm
のジルコニアからなる球体を使用して、粒径が0.8μ
mになるのに要する分散時間を測定した。測定に供した
試料は、試験例3の第1、第2、第3試料と同じ固形分
液体現像剤を用いた。比較例として、試験例3のもの
(35rpmの定速回転)を採用した。その結果を次の
表6に示す。
【0035】表6 粒径0.8μmになるまでの分散時間 試験例5 第1試料(イエロー) 35時間 第2試料(マゼンタ) 50時間 第3試料(シアン) 61時間 比較例 第1試料(イエロー) 48時間 第2試料(マゼンタ) 72時間 第3試料(シアン) 96時間 上記の表6から、ミル回転数を段階的に変更すること
で、約2/3の分散時間で1μm以下の粒径まで分散す
ることができることが分かった。
【0036】試験例6 上述した試験例1の条件に温度一定(40℃)の条件を
付加して、シアン、マゼンタの液体現像剤を作成した。
使用したシステムを図7に示す。このシステム40は、
ボールミル分散機1に熱交換器41及び温水タンク42
を付加した構成を有する。その結果、温度制御を行わな
い場合に比べて、1μm以下の粒径になるまでに要した
分散時間は、約5/6の時間であった。具体的には、温
度制御を行わない場合には24時間要したのに対して、
この試験例6では20時間の分散時間で1μm以下の粒
径を得ることができた。
【0037】図7ないし図9は、本発明に従う第3実施
例のサンドミル分散機を示す。このサンドミル分散機3
0は、基台31に対して固定具32を介して固定されて
分散室33を形成する円筒状の容器34を有する。容器
34の上方には変速機35が配置され、この変速機35
から垂下するスピンドル36が容器34の中に侵入して
いる。変速機35はモータ37に機械的に連係され、こ
のモータ37によりスピンドル36が回転駆動される。
スピンドル36の回転速度は変速レバー38を操作する
ことによって調整することができる。スピンドル36に
は、その下端部分に複数のディスク39が互いに軸線方
向に所定の間隔を隔てて取付けされている。このディス
ク39の配置に関連して、容器34の内壁には複数の突
起40が取り付けられている。この複数の突起40は、
ここでは容器34の円周方向に延びる板状の突起で構成
され、これら突起40は2枚のディスク39、39で挟
まれた間隙を臨む位置に配置されている(図9参照)。
なお、図8では、線図の錯綜を避けるために突起40の
図示を省略してある。
【0038】容器34は、図10に示すように、その内
部に隔壁41を設けて、スピンドル36の軸線方向に複
数の分散室33を形成してもよい。図10に示す参照符
号42は各分散室33に連通する分散物入口ポートであ
り、参照符号43は分散物取出ポートである。突起40
は、板状、半球状、半楕球状、立方体、円錐状、円柱状
などの形状であってもよく、また、異なる形状の突起4
0を適当に組み合わせて使用してもよい。また、ディス
ク39と突起40との間の距離、突起40の配置などは
特に限定されるものではなく、その最適な距離、配置な
どは実験によって決定するのが望ましい。容器34に
は、作業者が前記分散室33の中の分散液のメディアの
流れ状況を確認することのできる窓を設けてもよい。
【0039】次ぎに、上記のサンドミル分散機30を用
いた試験結果を説明する。試験例7 (1)試料:下記の組成からなる電子写真用液体現像剤
を試料にした。 (a)樹脂 50重量部 (b)着色剤 20重量部 (c)アイソパーH 100重量部 (2)メディア:クロムからなる比重7.8の球体を使
用した。メディアの直径は2.0mmであった。 (3)分散機:第3実施例の分散機30を使用した。分
散機30の容器34の容量は50リットルであった。突
起40はS314から作られた板状の形状を有し、その
板幅は0.8mmであり(板幅/メディア径:0.
4)、板厚は5mmであった。容器34の材料はSUS
314であった。分散機30のディスク39の回転数は
100rpmであった。 以上の条件で、2.0時間、4.0時間、7.0時間の
分散を行った。その結果を以下の表7に示す。比較例と
して、従来の分散機(突起板:無し)を用いて上記の条
件と同一条件で同じ試料を調整した。この比較試験にお
いて、試料の分散時の液粘度は、約700mPa・Sで
あった。
【0040】表7 分散時間 2.0時間 4.0時間 7.0時間 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 比較例 21% 2.4μm 18% 1.6μm 14% 1.3μm 試験例7 8% 0.8μm 5% 0.6μm 3% 0.5μm 上記の表7から分かるように、本発明に従う分散機30
は、従来の分散機に比べて分散性が良好であり、同じ粒
径まで分散させるのに要する時間を大幅に短縮すること
ができる。また、本発明に従う分散機30によれば、2
時間分散で1μm以下の粒径の流体現像剤を得ることが
できた。
【0041】試験例8 (1)試料:上記の試験例7と同じ組成からなる電子写
真用液体現像剤を試料にした。 (2)メディア:上記の試験例7と同じクロムからなる
比重7.8の球体(直径2.0mm)を使用した。 (3)分散機:上記の試験例7と同様に第3実施例の分
散機30を使用したが、板状の突起40の板幅を15m
mに変更した(板幅/メディア径:15)。分散機30
は、試験例7と同様に100rpmのミル回転数で運転
した。 以上の条件で、2時間、4時間、7時間の分散を行っ
た。その結果を以下の表8に示す。
【0042】表8 分散時間 2時間 4時間 7時間 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 粗大粒子 平均 試験例8 1.0% 0.4μm 0.3% 0.21μm 0.2% 0.18μm 前述した試験例7の表7と対比すると、この表3から、
突起40の板幅を「0.8mm」から「15mm」に拡
大することで、更に良好な分散性が得られることが分か
る。
【0043】試験例9 (1)試料:下記の組成からなる第1ないし第3の電子
写真用固形分液体現像剤を試料にした。 第1試料 (a)樹脂 50重量部 (b)イエロー着色剤 20重量部 (c)アイソパーH 100重量部 第2試料 (a)樹脂 50重量部 (b)アゼンタ着色剤 25重量部 (c)アイソパーL 100重量部 第3試料 (a)樹脂 50重量部 (b)シアン着色剤 25重量部 (c)アイソパーL 100重量部
【0044】(2)メディア:直径10mmのジルコニ
アからなる球体を使用した。 (3)分散機:第3実施例の複数の分散室33を備えた
分散機30を使用した。第1ないし第3の各ミル室33
の容量は15リットルであり、容器34の壁の材料はナ
イロン系樹脂であった。突起40はナイロンから作ら
れ、その板幅は8mmであり(板幅/メディア径:0.
8)、板厚は20mmであった。ディスク40の回転数
は80rpmであった。 以上の条件で、2時間、4時間、7時間、9時間の分散
を行った。その結果を以下の表9に示す。比較例とし
て、第3実施例の分散機30から突起40を取り除いた
機械を用いて上記の条件と同一条件で同じ試料を調整し
た。この比較試験において、試料の分散時の液粘度は、
約900mPa・Sであった。
【0045】表9(平均粒径) 分散時間 2時間 4時間 7時間 9時間 (イエロー) 比較例 2.8μm 2.3μm 2.0μm 1.9μm試験例9 1.5μm 0.8μm 0.5μm 0.5μm (マゼンタ) 比較例 3.1μm 2.5μm 2.1μm 1.9μm試験例9 1.8μm 1.1μm 0.8μm 0.7μm (シアン) 比較例 3.0μm 2.6μm 2.3μm 2.2μm試験例9 1.9μm 1.3μm 1.0μm 0.8μm
【0046】表9から分かるように、従来の変形例とし
て本発明に従う分散機30から突起40を取り除いた機
械では、極めて長時間の分散である9時間分散を行って
も、1μm以下の粒径を作ることができなかった。これ
に対して、本発明に従う分散機30によれば、各色とも
7時間分散(イエローでは48時間分散)で1μm以下
の粒径を作ることができた。
【0047】試験例10 この試験例は、分散室33の内径と長さとの比が分散性
に及ぼす影響を考察するために、第3実施例の分散機3
0において、分散室33の内径/長さの比を変えた3種
類の分散機を用意して、試験例7と同一の条件で4時間
の分散試験を行った。その結果を下記の表10に示す。
【0048】表10 内径/長さ 平均粒径 粗大粒子 粒径分布 0.4 0.6μm 12% 0.1〜2.8 1.2 0.8μm 8% 0.4〜1.8 2.0 1.5μm 30% 1.0〜3.1 ここに、「粗大粒子」とは、2.0μm以上の粒子をい
う。上記表10から、内径/長さの比「1.2」のもの
は、「0.4」及び「2.0」のものと比較して、粒径
分布の点で優れた結果を得られことが分かった。また、
分散性については、内径/長さの比が小さいほど優れた
結果を得ることが分かった。
【0049】試験例11 分散機30の突起40の板幅は8mmであり、また、容
器34の内壁の材料はナイロン系樹脂であった。また、
使用した分散機30は、第2実施例と同じようにタイマ
を付設して変速機35によってディスク40の回転数を
段階的に変更した場合の分散性への影響を試験したもの
である。変速パターンは、0〜1Hの当初の1時間は6
0rpmの回転速度に設定し、2〜4Hの中間段階の3
時間は100rpmに設定し、分散開始から4H経過後
は500rpmに設定した。メディアは、直径1.0m
mのジルコニアからなる球体を使用して、粒径が0.8
μmになるのに要する分散時間を測定した。測定に供し
た試料は、試験例9の第1、第2、第3試料と同じ固形
分液体現像剤を用いた。比較例として、試験例9のもの
(80rpmの定速回転)を採用した。その結果を次の
表11に示す。
【0050】 表11 粒径0.8μmになるまでの分散時間 試験例11 第1試料(イエロー) 2時間 第2試料(マゼンタ) 2時間 第3試料(シアン) 3時間 比較例 第1試料(イエロー) 5時間 第2試料(マゼンタ) 5時間 第3試料(シアン) 6時間 上記の表11から、ミル回転数を段階的に変更すること
で、約1/2の分散時間で1μm以下の粒径まで分散す
ることができることが分かった。
【0051】試験例12 上述した試験例7の条件に温度一定(40℃)の条件を
付加して、シアン、マゼンタの液体現像剤を作成した。
使用したシステムは、分散機30に熱交換器及び温水タ
ンクを付加した構成を有する。その結果、温度制御を行
わない場合に比べて、1μm以下の粒径になるまでに要
した分散時間は、約1/2の時間であった。具体的に
は、温度制御を行わない場合には2時間要したのに対し
て、この試験例6では1時間の分散時間で1μm以下の
粒径を得ることができた。
【0052】以上、本発明を様々な具体例で説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
試験例では、電子写真に用いられる液体現像材を例に説
明したが、感熱液、OPC、感熱リボン、インクジェッ
ト、インク、塗料など他の材料の分散にも適用可能であ
り、また、実施例ではボールミル分散機を例示したが、
メディアを用いる分散機であれば本発明を適用可能であ
ることは、当業者であれば理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う第1実施例の回転式分散機の側面
図である。
【図2】図1のII−II線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】本発明に従う第2実施例の回転式分散機の側面
図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】第2実施例の分散機にタイマ、変速機を付加し
たシステムの全体構成の概略側面図である。
【図6】第1実施例の分散機に温度制御機構を付加した
システムの全体系統図である。
【図7】本発明に従う第3実施例のサンドミル分散機の
正面図である。
【図8】図7に示す第3実施例の分散機の側面図であ
る。
【図9】第3実施例の分散機の容器の内部を示すための
断面図である。
【図10】第3実施例の分散機の変形例を示す要部断面
図である。
【図11】不適正な分散状態と適正な分散状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 ボールミル分散機 3 ミル 6 モータ 7 ミル室 11 突起板 20 ボールミル分散機 30 サンドミル分散機 33 分散室 34 分散室を形成する容器 39 回転ディスク 40 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 明彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 湯山 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散室を形成する容器の内壁に軸線方向
    に延び且つ分散室の内方に向けて突出する突起板を設け
    たことを特徴とするメディアを用いた分散機。
  2. 【請求項2】 前記容器が隔壁によって軸線方向に複数
    の分散室に区画されていることを特徴とする請求項1に
    記載のメディアを用いた分散機。
  3. 【請求項3】 前記容器に、作業者が前記分散室の中の
    分散液のメディアの流れ状況を確認することのできる窓
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の回転式分散機。
  4. 【請求項4】 前記突起が撥水性材料から作られている
    ことを特徴とす請求項1〜3のいずれか一項に記載のメ
    ディアを用いた分散機。
  5. 【請求項5】 前記分散機は、前記容器が回転する回転
    式分散機である請求項1〜4のいずれか一項に記載のメ
    ディアを用いた分散機。
  6. 【請求項6】 前記分散機は、前記容器が定置されて該
    容器の内部に配置されたディスクが回転するサンドミル
    分散機である請求項1〜4のいずれか一項に記載のメデ
    ィアを用いた分散機。
  7. 【請求項7】 前記分散室の内方に突出する前記突起の
    高さが、メディアの直径の0.1ないし100倍の寸法
    を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項
    に記載のメディアを用いた分散機。
  8. 【請求項8】 前記突起が板状の形状を有し、該板状の
    突起の板幅が、メディアの直径の1.0ないし2.0倍
    の寸法を有することを特徴とする請求項5に記載の回転
    式分散機。
  9. 【請求項9】 前記分散室の内径と長さとの内径/長さ
    の比が、0.5ないし1.5であることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか一項に記載の回転式分散機。
  10. 【請求項10】 前記回転する容器の回転数又は前記デ
    ィスクの回転数を時間の経過に伴って変更することので
    きる回転数制御手段を有することを特徴とする請求項5
    又は6に記載の回転式分散機。
  11. 【請求項11】 前記分散室の中の温度を制御するため
    の分散室温度制御手段を有することを特徴とする請求項
    1〜10のいずれか一項に記載の回転式分散機。
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