JP2000237563A - 連続式分散装置 - Google Patents

連続式分散装置

Info

Publication number
JP2000237563A
JP2000237563A JP11044167A JP4416799A JP2000237563A JP 2000237563 A JP2000237563 A JP 2000237563A JP 11044167 A JP11044167 A JP 11044167A JP 4416799 A JP4416799 A JP 4416799A JP 2000237563 A JP2000237563 A JP 2000237563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vessel
dispersed
shaped portion
cone
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11044167A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Yoshida
文夫 吉田
Terumasa Suzuki
輝正 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP11044167A priority Critical patent/JP2000237563A/ja
Publication of JP2000237563A publication Critical patent/JP2000237563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い粉砕効率、分散効率が得られ、経済的に
も有利な連続式分散装置を提供すること。 【解決手段】 原料供給口2a側方向からミルベース排
出口2b側方向へ流れるベセル2内に充填されたビーズ
3と顔料との混合物は回転軸9に設けられた複数の平板
リング形状部10aとその内周側に設けた開口10bを
有するコーン形状部10cとからなる原料とビーズ3の
混合物が撹拌羽根10により撹拌される。前記混合物が
流れる方向とは反対方向に向かって押されるため、ビー
ズ3の分布がベセル2内全体で均一になり、ベセル2内
でのビーズ3の充填率は約90%まで高めることができ
た。その結果、顔料の粉砕効率と分散効率が従来技術に
比して高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷インク、塗
料、医薬品、化粧品、歯磨き粉などの医薬部外品、食
品、飼料などまたはその原料を製造する分散装置に関
し、特にベセル内に導入した顔料とワニスなどからなる
被分散材料をベセル内に充填している粒状メディアの撹
拌により分散させる連続式分散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷インキ、塗料等の製造では
粉体顔料をワニス、溶剤等に高濃度に分散させたミルベ
ースが使用される。この粉体顔料とワニス、溶剤等の混
合物は分散装置を用いて粒状メディアにより分散される
が、その分散工程で顔料一次粒子が凝集した二次粒子か
らなる粉体顔料はワニス中で粉砕、分散され、粗大粒子
の存在しない微細な顔料粒子からなるミルベースが得ら
れる。得られたミルベースは着色力に優れた印刷イン
キ、塗料などの原料として用いられる。
【0003】分散装置としては、従来からサンドミル、
グレインミル、ボールミル等が知られている。このよう
な分散装置の内、連続的にミルベースを生産できるもの
は、図7に示すように、分散装置21は円筒形ベセル2
2の軸芯を通る回転軸23に放射状に取り付けられた被
分散材料(図示せず)と粒状メディア24の混合物撹拌
用の複数の円板型羽根25とベセル22に設けた原料供
給口22aから連続的にミルベース原料を供給し、ベセ
ル22内に充填している粒状メディア24の撹拌により
前記原料を分散処理を行った後、連続的に排出口22b
からミルベースが排出されるような構成を備えている。
【0004】しかしながら、上記分散装置21では、原
料供給口22aから供給されたミルベース原料はベセル
22内で一様に分散されず、いわゆるショートパスが生
じて粗大な顔料粒子を含むミルベースが排出口22bよ
り出てきてしまうという問題点があった。
【0005】ベセル22内の粒状メディア24の充填率
を高くすることによって、上記した、いわゆるショート
パスはある程度防止できるが、ビーズなどの粒状メディ
ア24の充填率を高くし過ぎると、ベセル22内部で粒
状メディア24が排出口21b側に偏るチョーキング現
象が起こり、分散装置21の安定した運転ができなくな
ることがある。このため、通常はビーズなどの粒状メデ
ィア24のベセル22内での充填率は約75〜80%
(最密充填の充填率に対する比率、以下同じ)として分
散装置21は運転されている。
【0006】本発明者らは、このような問題点を解決す
るために、原料供給口から供給されたミルベース原料
が、いわゆるショートパスを生じないで、ベセル内で一
様に分散される連続式分散装置の発明をして特許出願し
た(特開平6−134271号)。
【0007】図8に示すように上記特許出願発明(特開
平6−134271号)の連続式分散装置31は円筒形
ベセル32の軸芯を通る回転軸33に放射状に取り付け
られた被分散材料(図示せず)とビーズ34の混合物撹
拌用の複数のピン型羽根35と、ビーズ34は通過しな
いが被分散材料は通過できるスリット状間隙を有する隔
壁36とを設け、該隔壁36でベセル32内部を複数の
室32e、32fに分割した連続式分散装置である。
【0008】上記本発明者らの特許出願発明(特開平6
−134271号)により、原料供給口32aから供給
されたミルベース原料が前記したショートパスの発生は
スリット状間隙を有する隔壁36により防止できた。し
かし、この連続式分散装置31を繰り返して使用してい
ると、ビーズ34は隔壁36側にたまり易くなる。ビー
ズ34が隔壁36側にたまると、隔壁36近傍ではビー
ズ34が過密状態になり、ビーズ34同士の接触による
摩擦熱で発熱し、場合によってベセル32内が過負荷状
態になる。ビーズ34のベセル32内での充填率を70
〜75%に下げるとビーズ34が隔壁36近傍にたまる
ことを防ぐことができるが、顔料などの被分散材料の粉
砕性能、分散性能が低下する。
【0009】このようにビーズ34がベセル32内で均
一に分布しなくなると、顔料などの被分散材料の粉砕性
能、分散性能が低下する。
【0010】上記図8のピン型の撹拌羽根35による被
分散材料の粉砕性能、分散性能を改善する工夫として図
9の平面図(図9(a))と断面図(図9(b))に示
すように、平面部を貫通してテーパ状の開口(穴)41
aを設けた平板型羽根41が知られている。そしてテー
パ状の開口41aの長径側が図8のベセル32の原料供
給口32a側にあり、短径側がミルベース排出口32b
側にあるように平板型羽根41をベセル32内の回転軸
33に複数個並列配置している。
【0011】上記平板型羽根41を回転軸33に複数個
並列配置した構成により、図9(b)の矢印Aに示すよ
うに、原料供給口32aから当該平板型羽根41を通り
越してミルベース排出口32b側に流れたビーズ34は
テーパ状の開口41aを経由して原料供給口32a側に
還流することで、ビーズ34がベセル32内で均一に分
布させることができる。しかし、図9に示す平板型羽根
41は厚さが約12mmであり、長時間使用すると、羽
根先端の面取部又はテーパ状に設けた開口41aが摩耗
してしまうという欠点がある。
【0012】また、図10の平面図(図10(a))と
図10(a)のX−X線断面図である図10(b)に示
す、いわゆる朝顔型の撹拌羽根51が古くから知られて
いる。これはリング状の平板羽根51aが傘枝状の骨組
51bを介して回転軸に固着される基部51cに接続さ
れたものである。この場合も傘枝状の骨組51bはテー
パ状になっており、その長径側が図8に示すベセル32
の原料供給口32a側にあり、短径側がミルベース排出
口32b側にあるように、この羽根51をベセル32内
の回転軸33に複数並列配置している。
【0013】上記図10に示す朝顔型の羽根51では傘
枝状の骨組51bはテーパ形状をしているが、骨組51
bは表面積の小さい棒状体であるので、骨組51bの摩
擦により内容物を矢印Bで示す方向(原料供給口32a
側)に送り出す力が弱く、主に重力で内容物を排出口3
2bに向けて送り出すことしかできないので、鉛直方向
に回転軸33(図8)を設けた縦型の分散装置に用いら
れている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
の分散装置21、31では、ベセル22、32内でビー
ズ24、34を均一に分布させることが難しく、顔料な
どの被分散材料の粉砕性、分散性が低下する問題があっ
た。
【0015】本発明の課題は、上記の連続式分散装置の
問題点を解消し、高い粉砕効率、分散効率が得られ、経
済的にも有利な連続式分散装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、両
端部に被分散材料供給口および分散済みの被分散材料排
出口をそれぞれ設け、粒状メディアを内蔵するベセル
と、該ベセル内にはベセルの軸芯を通る回転軸と、該回
転軸に取り付けられ、平板リング形状部と該平板リング
形状部の内周側に設けた開口を有するコーン形状部とか
らなる被分散材料と粒状メディアの混合物撹拌用の羽根
を備えた連続式分散装置により解決できる。
【0017】撹拌羽根の最外周部に設けられ平板リング
形状部は顔料などの被分散材料の分散に、コーン形状部
に開口(穴)があることにより、コーン形状部に沿って
ベセルの下流側に移動した粒状メディア及び被分散材料
の混合物が、平板リング形状部の外周を巡り原料の供給
口側に向けて戻る流れ(図3(a)の矢印A方向)を形
成することができる。前記コーン形状部の開口がない
と、粒状メディアなどの前記戻り流が形成されなく、粒
状メディアの片寄りが生じて発熱の原因になり、被分散
材料の分散効率が低下する。
【0018】また、上記コーン形状部は、ベセル回転軸
上に中心を有する末広がり状の傾斜面を備えた部分のこ
とを言い、本発明の望ましい実施の形態ではコーン形状
部は、ベセル内の被分散材料と粒状メディアの混合物の
流れの下流側から上流側に向けて(ミルベース排出口方
向から原料供給口方向に向けて)末広がり状の形状にす
ることで、該コーン形状部に沿って前記混合物が下流側
から上流側に向けての移動(図3(a)の矢印B方向)
を促し、前記矢印A方向の流れとの協働作用で、混合物
の撹拌に効果的に作用する。
【0019】また、平板リング形状部の平面とコーン形
状部のテーパとのなす角度は45〜20度であるが、好
ましくは前記角度を30〜20度にすることにより、撹
拌羽根の配置バランスが良くなり、また被分散材料と粒
状メディアをコーン形状部に沿って下流側にスムーズに
移動させることができ、かつコーン形状部に設けた開口
を経由して粒状メディアをベセル上流側に向けて効果的
に戻すことができる。また、前記角度が小さ過ぎるとコ
ーン形状部に沿って被分散材料と球状メティアの混合物
のベセル下流側への移動が効果的に行えなくなり、また
前記角度が45度を超えると粒状メディアが前記開口を
経由してベセル上流側に戻り過ぎるため、ミルベース排
出口側のベセル内における粒状メディアの数が少なくな
り、ベセル内での粒状メディアの均一分布性が崩れ、被
分散材料の分散性、粉砕性が低下する。
【0020】また、本発明の撹拌羽根の周速は7〜15
m/秒、望ましくは10〜15m/秒である。撹拌羽根
の周速が7m/秒未満であると、被分散材料の分散性、
粉砕性が低下し、また撹拌羽根の周速が15m/秒を超
えると、ミルベース排出口側のベセル内に粒状メディア
が偏在し、従来技術と同様にチョーキング現象が起こ
り、分散装置の安定な運転ができなくなる。
【0021】また、本発明の撹拌羽根の平板リング形状
部とコーン形状部との回転軸方向から見た投影面積比率
は略同一であり、また、コーン形状部内に設けられる開
口(穴)と全面積との回転軸方向から見た投影面積比は
約25〜30/100であるが、これら撹拌羽根の回転
速度、投影面積比は、被分散材料の材質、分散目的、粒
状メディアの形状、大きさ、材質などにより適切な値の
ものに適宜変更できる。
【0022】撹拌羽根の平板リング形状部は図5に示す
ようにコーン形状部10cの端部からベセル2の内壁面
までの平板リング形状部10aの平面に沿った方向の距
離aとコーン形状部10cの端部からベセル2の内壁面
までのコーン形状部10cのテーパ面に沿った方向の距
離bとを比較すると、距離a<距離bである。そのた
め、平板リング形状部10aをコーン形状部10cの外
周に設けることで、距離aの方向に粒状メディアを誘導
することができ、平板リング形状部10aをコーン形状
部10cの外周に設けないで、距離bの方向に粒状メデ
ィアを誘導する場合に比べ粒状メディアのベセル2の内
壁面への衝突力が大きくなり、被分散材料の粉砕性、分
散性が良くなる。
【0023】本発明の撹拌羽根のコーン形状部をベセル
内の被分散材料と粒状メディアの混合物の流れの上流側
から下流側に向けて(原料供給口方向からミルベース排
出口方向に向けて)末広がり状の形状になるようにベセ
ル内に配置して用いることもできる。この場合にはコー
ン形状部による図3(a)に示す矢印B方向への粒状メ
ディアの搬送作用により、粒状メディアがミルベース排
出口方向に溜まり易くなるので、ベセル内の粒状メディ
ア充填率を高くすることはできない。
【0024】また、図5に示す平板リング形状部10a
の端部からベセル2の内壁面までの間隔Lが粒状メディ
アの粒径の3倍より小さいと、粒状メディアが前記間隔
Lに詰まることがあるので、前記間隔Lは粒状メディア
の粒径の3倍以上とする。
【0025】本発明の上記連続式分散装置は、粒状メデ
ィアを通過させないが被分散材料を通過させるスリット
状間隙を有する隔壁を少なくとも一つ設け、該隔壁でベ
セル内部を複数の室に分割した構成でも良い。
【0026】前記隔壁のスリット状の間隙は、ベセルの
内壁に近いところに形成することが好ましい。この理由
は、撹拌羽根が回転するとその遠心力により粒状メディ
アはベセルの内壁付近に分布するようになる。したがっ
て、ベセルの内壁付近の被分散材料は粒状メディアによ
り効率よく分散されるが、回転軸付近の被分散材料は分
散状態が不良となるため、分散の進んだ被分散材料を隔
壁のスリット状間隙を通して効率的に次の室に移送する
ことができるようにするためである。
【0027】また、隔壁を回転軸に脱着自在に固定した
円板とベセル内部に固定したリング板とを回転軸の軸芯
を中心軸とする同心円上に配置し、前記円板とリング板
との間に環状のスリット状間隙を設けた構成として良
い。このとき回転軸上に固定する円板の半径を撹拌羽根
の半径より大きくすることによってベセル内から回転軸
に固定された撹拌羽根を引き出す際に、攪拌羽根がベセ
ル内部に固定した隔壁のリング板部分に触れることな
く、容易に攪拌羽根を分散装置から取り外して分解がで
き、メインテナンス性の高い分散装置とすることができ
る。
【0028】また、本発明の分散装置を構成するベセル
は円筒状又は多角筒状などの形状とするが、当該ベセル
の一方の端部には、例えば、粉体顔料とワニスもしくは
溶剤等からなる被分散材料の原料供給口が設けられ、こ
の原料供給口から原料が連続的に供給される。ベセルの
隔壁により仕切られた各室で分散された被分散材料はベ
セルの他方の端部に設けられた排出口から連続的に排出
されるようになっている。
【0029】また、本発明の分散装置では粒状メディア
の粒径を各室ごとに変えることも可能である。すなわ
ち、最初の室では比較的大きな粒径を有する粒状メディ
アとすることで、被分散材料の分散をより効率的に行う
ことができる。
【0030】本発明により、原料供給口側方向からミル
ベース出口側方向へ流れるベセル内に充填された粒状メ
ディアと被分散材料との混合物は、撹拌羽根のコーン形
状部に設けた開口を経由してミルベース排出口側方向か
ら原料供給口側方向に向かって戻されるため、粒状メデ
ィアの分布がベセル内全体で均一になり、ベセル内での
粒状メディアの充填率を80〜95%まで高めることが
でき、被分散材料の分散性能、粉砕性能が従来技術に比
して高くなる。
【0031】なお、粒状メディアをベセル内に最密充填
した場合の充填率を100%とするとベセル内にはベセ
ル内部空間全体に対する空隙率が約45%の空間がで
き、この空間に顔料などの被分散材料が入ることにな
る。しかし粒状メディアのベセル内への充填率を100
%近くにすると、粒状メディアは動くことができないの
で、前記充填率80〜95%は顔料などの分散装置とし
てはほぼ最高の充填率である。
【0032】このように、本発明ではベセル内での粒状
メディアの充填率を、ほぼ上限値の80〜95%とする
ことができるので、粒状メディアと被分散材料との混合
物の流速を上げることができ、被分散材料を繰り返しベ
セル内に循環させて効率的に練肉することが可能にな
る。
【0033】上記ベセル内での粒状メディアの充填率を
80〜95%と高くできるのは湿式分散装置の場合であ
り、本発明の構成は乾式分散装置としても用いることが
でき、その場合にはベセル内での粒状メディアの充填率
は40〜60%程度にして用いる。
【0034】さらに、本発明の連続式分散装置は縦型の
筒型ベセル内に回転軸を鉛直方向に向けて配置した縦型
の分散装置としても使用できるが、縦型の湿式分散装置
として用いる場合には原料供給口はベセル下端部に、ミ
ルベース排出口はベセル上端部にそれぞれ設け、また、
攪拌羽根はそのテーパ部が被分散材料と粒状メディアの
混合物の流れの下流側から上流側に向けて末広がり状の
形状になるようにベセル内に配置して用いることもでき
る。
【0035】なお、縦型の分散装置の起動前には粒状メ
ディアはベセル下端部に堆積しているが、この粒状メデ
ィアがベセル下端部に密に充填していると、ベセル下端
部にある撹拌羽根は駆動できなくなる。したがって、縦
型の分散装置の起動時には粒状メディアの充填率を十分
小さくしておき、起動後に、被分散材料と共に粒状メデ
ィアをベセル内に順次導入するなどの方法で運転する必
要がある。
【0036】また、縦型の分散装置では、ベセル内での
粒状メディアの充填率を高くし過ぎると、粒状メディア
がベセル内で自由に移動できないので充填率は最高60
〜70%程度とすることが望ましい。
【0037】本発明で用いる粒状メディアは球状、偏平
状又は無定形の鋼、セラミックス、ガラス、石等を用い
ることができ、球状のメディアを採用した場合、平均粒
径が0.3〜3mmのもの、望ましくは1.0〜2.0
mmのものが使用できる。
【0038】本発明の連続式分散装置は、各種印刷イン
ク、塗料、医薬品、化粧品、医薬部外品、食品、飼料な
どまたはその原料を製造することができ、粒状メディア
のベセル内充填率を90%以上にあげることができる特
徴を生かすことができる被分散材料材の湿式分散に特に
適している。このときはペースト状の分散物が得られ、
顔料とワニスの混合物からなる印刷インクや塗料の他
に、ペースト状の貼り薬などの医薬品、歯磨き粉などの
医薬部外品、練り食品などの製造に用いることができ
る。また、本発明の連続式分散装置を乾式分散装置とし
て用いることにより、粉体塗料、粉状の薬品、食品また
は飼料を製造することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。本発明の実施の形態の印刷インキ製造用
の連続式分散装置の断面図を図1(a)に示し、図2に
は連続式分散装置を用いる分散システム全体図を示し、
図3には連続式分散装置で用いられる撹拌羽根の側断面
図(図3(a))と平面図(図3(b))とを示し、図
4には撹拌羽根の斜視図を示す。
【0040】図1(a)に示す連続式分散装置1は、円
筒形のベセル2内に供給される図示しない顔料とワニス
との混合流体(ミルベース)をベセル2内に予め充填さ
れているビーズ3(図1(a)にはベセル2内に充填す
るビーズ3の一部分のみ図示している)を用いて顔料を
均一な粒径を有するように粉砕すると共にワニス中に顔
料を均一に分散させるためのものである。
【0041】顔料とワニスとの混合流体は図2に示すよ
うに予めタンク4内で撹拌機5で混合されており、得ら
れた混合流体はポンプ6により円筒形のベセル2内に原
料供給口2aから供給され、ベセル2内でビーズ3(図
1(a))により分散された後、ミルベース排出口2b
から再びタンク4内に送り出される。この混合流体のベ
セル2とタンク4との循環回数により顔料の粉砕度合
い、顔料のワニス中への分散度合いが異なるが、要求さ
れる印刷インキの性能に応じて循環回数を適宜選択する
ことができ、得られた印刷インキはタンク7に収納され
る。
【0042】図1(a)の分散装置1の断面図に示すよ
うに円筒形のベセル2と該ベセル2の円筒部の両端面の
少なくとも一端面で支持されてベセル2の円筒部の中心
軸に沿って伸びた回転軸7を有しており、円筒形ベセル
2の一方の端部には原料供給口2aが設けられ、他方の
端部にはミルベース排出口2bが設けられている。
【0043】図1(a)にはベセル2の形状として円筒
形のものを図示したが、その横断面は4角形状、6角形
状、8角形状、コーン形状とすることができる。ベセル
2の容量は、ビーズ3の大きさによって異なるが、0.
5リットルより大きなものであれば実用上使用できる。
【0044】そしてベセル2内の回転軸7には複数の同
一形状の撹拌羽根10が並列的に取り付けられており、
各撹拌羽根10は平板リング形状部10aと該平板リン
グ形状部10aの内周側に設けた開口10bを有するコ
ーン形状部10cとからなり、上記コーン形状部10c
はベセル2内を流れる顔料とワニスとの混合流体の流れ
の方向に対して逆向きに、すなわち、ミルベース排出口
2b方向から原料供給口2a方向に向けて末広がり形状
となっている。
【0045】一例として30リットルの容積からなる内
径260mmのベセル2内に配置される撹拌羽根10は
次のような寸法を有する。すなわち、平板リング形状部
10aの厚みは10mm、外径は220mm、内径は2
10mmであり、隣接する撹拌羽根10の平板リング形
状部10a同士の幅は56mm、コーン形状部10cの
回転軸7方向の幅は34mm、回転軸7に挿入するコー
ン形状部10cの基部10dの外径は78mm、内径は
60mmである。撹拌羽根10の開口(穴)10bの形
状は図3(b)の平面図では略楕円形状であるが、開口
(穴)10bの形状はこの形状に限定されず、適宜の形
を取り得る。
【0046】撹拌羽根10の最外周部に設けられ平板リ
ング形状部10aは顔料の分散に効果があり、コーン形
状部10cはビーズ3のベセル2内での前方移動(排出
口2b方向への移動)に効果がある。また、コーン形状
部10cに設けた開口10bは平板リング形状部10a
の外周を巡り原料供給口2a側に向けてのミルベースと
ビーズ3の戻り流路((図3(a)の矢印B方向)とし
て用いられる。このビーズ3の戻り流路となる開口10
bが無いと、ビーズ3がミルベース排出口2b側に片寄
り、摩擦熱で発熱すると同時に顔料の分散効率が低下す
る。開口10bは撹拌羽根10のコーン形状部10cの
平面に均等間隔で配置されるならば、その設置数は限定
されない。ただし、コーン形状部10cの平面はビーズ
3とミルベースとの混合物を前方移動(排出口2b方向
への移動)を行わせるに十分な所定の面積がなければな
らない。
【0047】撹拌羽根10の形状は、削り出し方式で製
造すると製造コストが高くなるので、精密鋳造で製造
し、材料は耐摩耗鋼を用いることが望ましい。
【0048】原料供給口2a側方向からミルベース排出
口2b側方向へ流れるベセル2内に充填されたビーズ3
とミルベースとの混合物はコーン形状部10cに設けた
開口10bを経由して、前記混合物が流れる方向とは反
対方向、すなわち、ミルベース排出口2b側方向から原
料供給口2a側方向に向かって戻されるため、ビーズ3
の分布がベセル2内全体で均一になり、ベセル2内での
ビーズ3の充填率は約95%まで高めることができた。
その結果、顔料の粉砕効率と分散効率が従来技術に比し
て高くなることが判明した。結果を表1に示す。
【0049】複数の撹拌羽根10で分散されたミルベー
スは排出口2b側の回転軸7上に設けられたフィルター
8によりビーズと分離され、略円錐形状の排出口2bの
空間内に配置され、回転軸7に固定された三角翼状の回
転羽根9により押し出されて排出口2bから排出され
る。
【0050】また、最後端部の撹拌羽根10とフィルタ
ー8との間には円板13が配置されている。この円板に
は図1(b)(図1(a)のX−X線矢視図)に示すよ
うに、適宜の数の穴13a(図1(b)では4個)と適
宜の数の突起13b(図1(b)では4個)が設けられ
ている。穴13aはビーズ3が通過可能な大きさであ
り、また突起13bはフィルター8の周辺にビーズ3が
滞留しないようにするためのものである。図1(b)か
ら分かるように、一対の突起13bが2組、それぞれ円
板中心から異なる半径方向位置に配置され、ビーズ3の
払い除け作用が効果的に行われるようになっている。
【0051】また、図1(a)に示す分散装置1の回転
軸7は動力(図示せず)により周速8m/秒〜12m/
秒で回転するようになっている。さらに、ベセル2には
冷却水流路2cが設けられており、ベセル2内が高熱化
するのを防いでいる。
【0052】ベセル2内に充填されるビーズ3は用途に
より異なるが、球状、偏平状又は無定形の鋼、セラミッ
クス、ガラス、石等を用いることができる。
【0053】本発明の上記連続式分散装置には、図6に
示すように図1(a)に示す分散装置1のベセル2中央
部にビーズ3(一部分のみ図示)は通過しないが顔料が
通過できるスリット状間隙を有する隔壁12を少なくと
も一つ設け、該隔壁12でベセル2内部を複数の室に分
割した構成としても良い。隔壁12により前述の被分散
材料の、いわゆるショートパスを防止することができ
る。
【0054】また、図6に示す分散装置11において図
1(a)に示す分散装置1で用いられる部品と同一機能
を奏する部品は同一番号を付してその説明は省略する。
【0055】隔壁12は回転軸7に取り付けられた回転
円板12aと、前記ベセル2の内壁に固定されたリング
状板12bとからなり、両者の間にスリット状の間隙が
形成されている。このスリット状の間隙は、ビーズ3は
通過するが被分散材料は通過できない大きさであり、例
えば、ビーズ3の平均的大きさを直径1.5mmの球状
とすると、スリット状の間隙は0.3〜0.4mm程度
である。この隔壁12によりベセル2は第一の室2eと
第二の室2fに分割される。隔壁12により区分される
室の数は、図示したように2つでも良いが、必要に応じ
てそれ以上の室を設けてもよい。それぞれの室に回転軸
7に沿って2〜6個の図3、図4などに示す攪拌羽根1
0を配列することが好ましい。
【0056】ベセル2の一方の端部には、例えば、粉体
顔料とワニスもしくは溶剤等からなる被分散材料の原料
供給口2aが設けられ、この原料供給口2aから原料が
連続的に供給される。ベセルの室2eおよび2fで分散
された被分散材料は隔壁12に設けられたスリット状の
間隙を通って排出口2bから連続的に排出されるように
なっている。
【0057】また、図6に示す分散装置11ではビーズ
3の粒径を各室2e、2fごとに変えることも可能であ
る。すなわち、室2eでは比較的大きな粒径を有するビ
ーズ3を用い、室2fでは比較的小さい粒径を有するビ
ーズ3を用いることができる。こうすることによって、
被分散材料(ミルベース)の分散をより効率的にするこ
とができる。
【0058】図6に示す連続式分散装置11を乾式分散
装置として用いる場合には回転円板12aとリング状板
12bのスリット状間隔部分の壁厚を薄くして、被分散
材料が通過しやすいようにしておくことが望ましい。さ
らに分散されたミルベースに混入することで、目的とす
る製品に支障がない場合には、スリット状間隔部分に被
分散材料が付着することを防ぐために潤滑性の分散剤を
供給できる構成、例えばリング状板12bの内周部に分
散剤供給口を設けることもできる。
【0059】また、図6に示す分散装置11の回転軸7
の内部には図示していないが往復用の水路から構成され
ている冷却水用の通路7aが設けられており、内部に冷
却水が循環できるようになっている。また、ベセル2の
壁面にも冷却用の冷水流路2cが設けられている。
【0060】図1(a)に示すコーン型とリング形状の
円板の組み合わせタイプの撹拌羽根10をベセル2内の
回転軸7に設けた分散装置1を用いた場合、さらに図6
に示すベセル2を隔壁12により二室に分けて前記撹拌
羽根10を用いる分散装置11を用いた場合、さらに図
7に示す従来技術の羽根25として図9に示す開口41
aを有する円板型の羽根41を回転軸23に設けた分散
装置21を用いた場合において、それぞれ以下に示す組
成の水性フレキソ印刷インキを作製し、各分散装置の性
能を比較した。 銅フタロシアニンブルー 16.0wt% スチレン/アクリル水溶性樹脂(TCOAT JRX-1024、 固形分35wt%、日本ポリマー工業(株)製) 8.0wt% スチレン/アクリルエマルジョン樹脂(LIOCRYL JRX-1027T 固形分50wt%、日本ポリマー工業(株)製) 44.0wt% ノニオン活性剤 2.5wt% 消泡剤 0.5wt% ポリエチレンワックス 2.0wt% 水 27.0wt% 合計 100.0wt% 。
【0061】ただし、上記組成成分の中で水27.0w
t%のうちの70wt%=18.9wt%をビーズ3に
よる分散に使用し、30wt%=8.1wt%を分散後
のミルベースに添加して液の調整に用いた。
【0062】上記インキ組成物3,000kgを内容積
30Lの図1(a)に示す分散装置1を用いる場合を実
施例1、実施例2及び実施例4とし、図6に示す隔壁を
有する二室の分散室を有する分散装置11を用いる場合
を実施例3とし、30Lの内容量の従来技術の円板型の
分散羽根を備えた図7に示す分散装置21を用いる場合
を比較例1、比較例2として得られた結果を表1に示
す。
【0063】粒状メディアとしてジルコニアガラスビー
ズ(1.25mmφ、真比重2.76、見かけ比重1.
68)を用い、グラインドゲ ージを用いて得られた分
散物の最大粒子が40ミクロンとなったときを分散完了
とした。
【0064】
【 表1】 上記比較例2は分散装置がビーズの充填率が高過ぎて運
転ができなかった。
【0065】本発明の上記図1(a)または図6に示す
連続式分散装置1、11は複数のベセル2を直列に接続
したものでも良い。
【0066】
【発明の効果】本発明の連続式分散装置によれば、粒状
メディアのベセル内での片寄りがなく、したがって、粒
状メディア同士が接触することなどに起因する発熱がな
い。こうして、本発明の連続式分散装置により被分散材
料を高い粉砕効率と分散効率で処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の印刷インキ製造用の連
続式分散装置の断面図(図1(a))と図1(a)のX
−X線矢視図(図1(b))である。
【図2】 本発明の実施の形態の連続式分散装置を用い
る分散システム全体図である。
【図3】 本発明の実施の形態の撹拌羽根の側断面図
(図3(a))と平面図(図3(b))である。
【図4】 図3の撹拌羽根の斜視図である。
【図5】 図3の撹拌羽根とベセル壁面との配置関係を
示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の印刷インキ製造用の連
続式分散装置の断面図である。
【図7】 従来技術の連続式分散装置の断面図である。
【図8】 本発明者らの先の出願発明の連続式分散装置
の断面図である。
【図9】 従来技術の平板羽根の平面図(図9(a))
と断面図(図9(b))である。
【図10】 従来技術の朝顔型の羽根の平面図(図10
(a))と断面図(図10(b))である。
【符号の説明】
1、11 連続式分散装置 2 ベセル 2a 供給口 2b 排出口 2c 冷却水流路 2e、2f 隔室 3 ビーズ 4 タンク 5 撹拌機 6 ポンプ 7 回転軸 7a 冷却水流路 8 フィルター 9 三角翼状の
回転羽根 10 撹拌羽根 10a 平板リン
グ形状部 10b 開口 10c コーン形
状部 10d 基部 13 円板 12 隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D063 FF02 FF14 FF37 GA10 GC09 GC31 GC36 GD02 GD04 GD28 4G078 AA03 AB05 BA01 CA08 DA23 DA28 EA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に被分散材料供給口および分散済
    みの被分散材料排出口をそれぞれ設け、粒状メディアを
    内蔵するベセルと、該ベセル内にはベセルの軸芯を通る
    回転軸と、該回転軸に取り付けられ、平板リング形状部
    と該平板リング形状部の内周側に設けた開口を有するコ
    ーン形状部とからなる被分散材料と粒状メディアの混合
    物撹拌用の羽根を備えたことを特徴とする連続式分散装
    置。
  2. 【請求項2】 コーン形状部はベセル内での被分散材料
    と粒状メディア混合物の流れの下流側から上流側に向け
    て末広がり状の形状を有することを特徴とする請求項1
    記載の連続式分散装置。
  3. 【請求項3】 粒状メディアを通過させないが被分散材
    料を通過させるスリット状間隙を有する隔壁を少なくと
    も一つ設け、該隔壁でベセル内部を複数の室に分割した
    ことを特徴とする請求項1記載の連続式分散装置。
JP11044167A 1999-02-23 1999-02-23 連続式分散装置 Pending JP2000237563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044167A JP2000237563A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 連続式分散装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044167A JP2000237563A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 連続式分散装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000237563A true JP2000237563A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12684046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11044167A Pending JP2000237563A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 連続式分散装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000237563A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005103353A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Hatayama Seikosho:Kk 混合液攪拌装置
KR100490976B1 (ko) * 2002-03-18 2005-05-24 고창섭 수직타입의 습식 무기물질 분쇄기
JP2006055691A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Sony Corp 粉体処理装置および粉体の製造方法
JP2007319726A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Ashizawa Finetech Ltd 横型乾式粉砕機
JP2010269209A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Kao Corp ビーズミルの起動方法
JP2011125830A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 National Printing Bureau ビーズミル
JP2014069108A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kansai Paint Co Ltd 顔料分散組成物の製造装置
JP2017094246A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社スギノマシン 微粒化装置
CN107469993A (zh) * 2017-08-01 2017-12-15 南昌浩牛科技有限公司 一种对于中草药的打碎和研磨设备
CN107638914A (zh) * 2017-08-08 2018-01-30 东莞市利腾达智能装备有限公司 一种用于湿法研磨细微颗粒的搅拌分散装置
CN108043564A (zh) * 2017-12-28 2018-05-18 郑州默尔电子信息技术有限公司 一种便于清洗的水泥生产用粉碎干燥设备
CN109465101A (zh) * 2018-12-18 2019-03-15 南通大学附属医院 抗肿瘤相关中药饮片粉碎提取投喂一体机
CN112535985A (zh) * 2020-10-30 2021-03-23 南京创设盛世文化传媒有限公司 一种基于广告制作的发光油墨制备装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100490976B1 (ko) * 2002-03-18 2005-05-24 고창섭 수직타입의 습식 무기물질 분쇄기
JP2005103353A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Hatayama Seikosho:Kk 混合液攪拌装置
JP2006055691A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Sony Corp 粉体処理装置および粉体の製造方法
JP2007319726A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Ashizawa Finetech Ltd 横型乾式粉砕機
JP2010269209A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Kao Corp ビーズミルの起動方法
JP2011125830A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 National Printing Bureau ビーズミル
JP2014069108A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kansai Paint Co Ltd 顔料分散組成物の製造装置
JP2017094246A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社スギノマシン 微粒化装置
CN107469993A (zh) * 2017-08-01 2017-12-15 南昌浩牛科技有限公司 一种对于中草药的打碎和研磨设备
CN107638914A (zh) * 2017-08-08 2018-01-30 东莞市利腾达智能装备有限公司 一种用于湿法研磨细微颗粒的搅拌分散装置
CN108043564A (zh) * 2017-12-28 2018-05-18 郑州默尔电子信息技术有限公司 一种便于清洗的水泥生产用粉碎干燥设备
CN109465101A (zh) * 2018-12-18 2019-03-15 南通大学附属医院 抗肿瘤相关中药饮片粉碎提取投喂一体机
CN112535985A (zh) * 2020-10-30 2021-03-23 南京创设盛世文化传媒有限公司 一种基于广告制作的发光油墨制备装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4205620B2 (ja) 撹拌機付きボールミル
US8205817B2 (en) Bead mill with separator
JP2000237563A (ja) 連続式分散装置
JPS6243731B2 (ja)
US6585180B2 (en) Pipeline beads mill and dispersing system having the pipeline beads mill
JP5261002B2 (ja) メディア混合式ミル
JPH078823A (ja) 材料の微粉砕および超微粉砕を行うために連続的に作動する撹拌装置ボールミル
WO2013015237A1 (ja) メディア攪拌式粉砕機
CN100512938C (zh) 分散设备和分散方法
JPH0686924A (ja) 分散装置
JP4956095B2 (ja) メディア攪拌型湿式分散機
EP0587185B1 (en) Continuous dispersing apparatus
TWI761344B (zh) 介質循環式粉碎機
JP2646111B2 (ja) 連続流通攪拌装置
JP7217851B2 (ja) メディア攪拌式分散・粉砕機
JP2006035167A (ja) 湿式媒体攪拌ミル及び微小粉砕媒体とスラリーの分離機構
US5524830A (en) Continuous dispersing apparatus
CA1147705A (en) High speed fluid grinding and disperser mill
JPH0148057B2 (ja)
JPH08318145A (ja) 連続式分散装置
JP4035837B2 (ja) 媒体循環型ミル
GB2057293A (en) High speed fluid grinding and disperser mill
JP2002204969A (ja) パイプラインビ−ズミル
JPS5827983B2 (ja) 高速流体磨砕および分散ミル
JPH0751590A (ja) 湿式分散粉砕法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060207