JPH11179083A - 形状縫いミシン - Google Patents
形状縫いミシンInfo
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- JPH11179083A JPH11179083A JP36369797A JP36369797A JPH11179083A JP H11179083 A JPH11179083 A JP H11179083A JP 36369797 A JP36369797 A JP 36369797A JP 36369797 A JP36369797 A JP 36369797A JP H11179083 A JPH11179083 A JP H11179083A
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- JP
- Japan
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- pattern
- sewing
- range
- displayed
- sewable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 選択模様23の位置変更を安心して容易に行
なうことを可能とする。 【解決手段】 縫製可能範囲Sから逸脱するようにして
模様23の移動操作が行なわれた場合に、直ちに縫製動
作を開始実行することなく所定の警告動作又は位置修正
動作を行なうことによって、無駄な縫製動作を行なうこ
とを回避するようにした縫製動作警告手段15d又は模
様位置修正手段15eを備えたもの。
なうことを可能とする。 【解決手段】 縫製可能範囲Sから逸脱するようにして
模様23の移動操作が行なわれた場合に、直ちに縫製動
作を開始実行することなく所定の警告動作又は位置修正
動作を行なうことによって、無駄な縫製動作を行なうこ
とを回避するようにした縫製動作警告手段15d又は模
様位置修正手段15eを備えたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面に対して
所定の接触操作(ダイレクトタッチ)を行なうことによ
って所望の模様を選択し、縫製動作を行なわせるように
した形状縫いミシンに関する。
所定の接触操作(ダイレクトタッチ)を行なうことによ
って所望の模様を選択し、縫製動作を行なわせるように
した形状縫いミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、刺繍縫いミシン等の形状縫い
ミシンにおいては、複数の模様を画面表示しておき、そ
れら複数の模様のうちから所望の模様を接触操作(ダイ
レクトタッチ)によって選択し、その選択模様の縫製デ
ータを呼び出して縫製動作を行なわせるようにしたもの
が知られている。そのときの縫製動作は、被縫製物保持
枠(刺繍枠)にセットされた布(被縫製物)をX−Y方
向に移動させることによって行われ、これにより文字や
模様等の刺繍模様が縫製される。
ミシンにおいては、複数の模様を画面表示しておき、そ
れら複数の模様のうちから所望の模様を接触操作(ダイ
レクトタッチ)によって選択し、その選択模様の縫製デ
ータを呼び出して縫製動作を行なわせるようにしたもの
が知られている。そのときの縫製動作は、被縫製物保持
枠(刺繍枠)にセットされた布(被縫製物)をX−Y方
向に移動させることによって行われ、これにより文字や
模様等の刺繍模様が縫製される。
【0003】一方、選択した模様の縫製位置を変更した
い場合には、縫製開始前に模様編集画面に切り替えるこ
とにより選択模様の縫い位置を変更可能とするモード状
態とした上で、表示画面上の所定位置を接触操作(ダイ
レクトタッチ)することによって模様を変更移動させた
い位置を指示し、その接触操作による指示位置まで選択
模様の縫い位置を変更させるようにしている。
い場合には、縫製開始前に模様編集画面に切り替えるこ
とにより選択模様の縫い位置を変更可能とするモード状
態とした上で、表示画面上の所定位置を接触操作(ダイ
レクトタッチ)することによって模様を変更移動させた
い位置を指示し、その接触操作による指示位置まで選択
模様の縫い位置を変更させるようにしている。
【0004】このようにして模様の位置が変更される
と、当該模様の縫製データが、元の位置における座標値
から変更後の座標位置に変更され、その変更された後の
新たな座標値に基づく縫製データにより枠移動が行なわ
れて、選択模様の縫製動作が移動された状態で行われる
ようになっている。
と、当該模様の縫製データが、元の位置における座標値
から変更後の座標位置に変更され、その変更された後の
新たな座標値に基づく縫製データにより枠移動が行なわ
れて、選択模様の縫製動作が移動された状態で行われる
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の形状縫いミシンにおいては、模様の移動が、
被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定められた所定の縫製可
能範囲から逸脱するようにして行なわれた場合であって
も、そのままの状態で縫製動作がスタート可能となって
いるため、縫製可能範囲のみの縫製が行われることとな
って、縫製可能範囲外に逸脱した部分については縫製が
行われなくなってしまう。このようなものについては不
良品として処分をせざるを得ず、その分、無駄を生じる
こととなる。したがって、従来装置では、模様の位置変
更操作は慎重に行なわねばならず、特に、縫製可能範囲
の周縁に沿って模様を配列する等のように縫製可能範囲
の境界近傍に模様を移動配置しようとする場合には、模
様の移動操作が非常に面倒となっている。
うな従来の形状縫いミシンにおいては、模様の移動が、
被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定められた所定の縫製可
能範囲から逸脱するようにして行なわれた場合であって
も、そのままの状態で縫製動作がスタート可能となって
いるため、縫製可能範囲のみの縫製が行われることとな
って、縫製可能範囲外に逸脱した部分については縫製が
行われなくなってしまう。このようなものについては不
良品として処分をせざるを得ず、その分、無駄を生じる
こととなる。したがって、従来装置では、模様の位置変
更操作は慎重に行なわねばならず、特に、縫製可能範囲
の周縁に沿って模様を配列する等のように縫製可能範囲
の境界近傍に模様を移動配置しようとする場合には、模
様の移動操作が非常に面倒となっている。
【0006】そこで本発明は、選択模様の位置変更を容
易に行なうことができるようにした形状縫いミシンを提
供することを目的とする。
易に行なうことができるようにした形状縫いミシンを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の形状縫いミシンでは、複数の模様を表示
した表示画面上の所定の位置を接触操作することによっ
て所望の模様を選択し、その選択された模様に関する縫
製データに基いて被縫製物の保持枠をX−Y方向に移動
させて縫製動作を行なわせるようにした形状縫いミシン
において、前記保持枠の移動による縫製可能範囲を上記
表示画面に表示するとともに、当該縫製可能範囲の中心
位置に、選択模様の模様範囲の中心位置を合わせるよう
にして模様を初期位置に表示する初期模様表示手段と、
上記表示画面上に表示された選択模様における模様範囲
の中心位置を、表示画面上における所定の操作接触位置
まで移動変更させる模様位置変更手段と、この模様位置
変更手段により移動された模様の模様範囲が、縫製可能
範囲内にあるか否かを判断する模様位置比較判定手段
と、位置変更された後における模様の模様範囲の少なく
とも一部が、上記縫製可能範囲の外部にあると判断され
たときに、所定の警告動作を行なわせる縫製動作警告手
段と、を備えている。
に、請求項1の形状縫いミシンでは、複数の模様を表示
した表示画面上の所定の位置を接触操作することによっ
て所望の模様を選択し、その選択された模様に関する縫
製データに基いて被縫製物の保持枠をX−Y方向に移動
させて縫製動作を行なわせるようにした形状縫いミシン
において、前記保持枠の移動による縫製可能範囲を上記
表示画面に表示するとともに、当該縫製可能範囲の中心
位置に、選択模様の模様範囲の中心位置を合わせるよう
にして模様を初期位置に表示する初期模様表示手段と、
上記表示画面上に表示された選択模様における模様範囲
の中心位置を、表示画面上における所定の操作接触位置
まで移動変更させる模様位置変更手段と、この模様位置
変更手段により移動された模様の模様範囲が、縫製可能
範囲内にあるか否かを判断する模様位置比較判定手段
と、位置変更された後における模様の模様範囲の少なく
とも一部が、上記縫製可能範囲の外部にあると判断され
たときに、所定の警告動作を行なわせる縫製動作警告手
段と、を備えている。
【0008】また、請求項2の形状縫いミシンでは、複
数の模様を表示した表示画面上の所定の位置を接触操作
することによって所望の模様を選択し、その選択された
模様に関する縫製データに基いて被縫製物の保持枠をX
−Y方向に移動させて縫製動作を行なわせるようにした
形状縫いミシンにおいて、前記保持枠の移動による縫製
可能範囲を上記表示画面に表示するとともに、当該縫製
可能範囲の中心位置に、選択模様の模様範囲の中心位置
を合わせるようにして模様を初期位置に表示する初期模
様表示手段と、上記表示画面上に表示された選択模様に
おける模様範囲の中心位置を、表示画面上における所定
の操作接触位置まで移動変更させる模様位置変更手段
と、この模様位置変更手段により移動された模様の模様
範囲が、縫製可能範囲内にあるか否かを判断する模様位
置比較判定手段と、位置変更された後における模様の模
様範囲の少なくとも一部が、上記縫製可能範囲の外部に
あると判断されたときに、位置変更された後の模様を縫
製可能範囲内に再度移動させる模様位置修正手段と、を
備えている。
数の模様を表示した表示画面上の所定の位置を接触操作
することによって所望の模様を選択し、その選択された
模様に関する縫製データに基いて被縫製物の保持枠をX
−Y方向に移動させて縫製動作を行なわせるようにした
形状縫いミシンにおいて、前記保持枠の移動による縫製
可能範囲を上記表示画面に表示するとともに、当該縫製
可能範囲の中心位置に、選択模様の模様範囲の中心位置
を合わせるようにして模様を初期位置に表示する初期模
様表示手段と、上記表示画面上に表示された選択模様に
おける模様範囲の中心位置を、表示画面上における所定
の操作接触位置まで移動変更させる模様位置変更手段
と、この模様位置変更手段により移動された模様の模様
範囲が、縫製可能範囲内にあるか否かを判断する模様位
置比較判定手段と、位置変更された後における模様の模
様範囲の少なくとも一部が、上記縫製可能範囲の外部に
あると判断されたときに、位置変更された後の模様を縫
製可能範囲内に再度移動させる模様位置修正手段と、を
備えている。
【0009】さらに、請求項3記載の形状縫いミシンで
は、上記請求項2記載の模様位置修正手段は、模様位置
比較判定手段から出力される判定信号に基いて、位置変
更された後の模様における模様範囲と、縫製可能範囲と
の位置ずれ量を演算する模様位置演算手段を備え、この
模様位置演算手段から得られる位置ずれ量分だけ、位置
変更された後の模様を縫製可能範囲内に再移動させる機
能を有している。
は、上記請求項2記載の模様位置修正手段は、模様位置
比較判定手段から出力される判定信号に基いて、位置変
更された後の模様における模様範囲と、縫製可能範囲と
の位置ずれ量を演算する模様位置演算手段を備え、この
模様位置演算手段から得られる位置ずれ量分だけ、位置
変更された後の模様を縫製可能範囲内に再移動させる機
能を有している。
【0010】さらにまた、請求項4記載の形状縫いミシ
ンでは、上記請求項3記載の模様位置修正手段は、位置
変更された後の模様を元の移動経路に沿うようにして戻
して再移動させ、その再移動した模様を縫製可能範囲の
周縁部に配置する機能を有している。
ンでは、上記請求項3記載の模様位置修正手段は、位置
変更された後の模様を元の移動経路に沿うようにして戻
して再移動させ、その再移動した模様を縫製可能範囲の
周縁部に配置する機能を有している。
【0011】このような請求項1記載の形状縫いミシン
においては、被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定められた
縫製可能範囲から逸脱するようにして模様の移動操作が
行なわれたとしても、直ちに縫製動作を開始実行するこ
となく、アラーム表示等の所定の警告動作が行われるこ
ととなり、その結果、無駄な縫製動作を行なうことが回
避されるようになっている。
においては、被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定められた
縫製可能範囲から逸脱するようにして模様の移動操作が
行なわれたとしても、直ちに縫製動作を開始実行するこ
となく、アラーム表示等の所定の警告動作が行われるこ
ととなり、その結果、無駄な縫製動作を行なうことが回
避されるようになっている。
【0012】また、請求項2及び3記載の形状縫いミシ
ンにおいては、被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定められ
た縫製可能範囲から逸脱するようにして模様の移動操作
が行なわれたとしても、模様の位置が縫製可能範囲内と
なるように自動修正されることとなり、その結果、無駄
な縫製動作を行なうことが回避されるようになってい
る。
ンにおいては、被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定められ
た縫製可能範囲から逸脱するようにして模様の移動操作
が行なわれたとしても、模様の位置が縫製可能範囲内と
なるように自動修正されることとなり、その結果、無駄
な縫製動作を行なうことが回避されるようになってい
る。
【0013】このとき、請求項4記載の発明のように、
位置変更された後の模様を元の移動経路に沿って再移動
させ、縫製可能範囲の周縁部に再設定することとすれ
ば、縫製可能範囲の周縁部に沿って模様を配置する模様
編集操作が極めて容易に行われることとなる。
位置変更された後の模様を元の移動経路に沿って再移動
させ、縫製可能範囲の周縁部に再設定することとすれ
ば、縫製可能範囲の周縁部に沿って模様を配置する模様
編集操作が極めて容易に行われることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
おける形状縫いミシンとしての刺繍縫いミシンを表した
斜視図である。同図において、ミシン本体1は、ミシン
ベッド2と、このミシンベッド2に立設されたミシンヘ
ッド3と、から構成されている。このミシンヘッド3に
は、表示手段としての液晶画面4が設けられている(詳
しくは後述)。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
おける形状縫いミシンとしての刺繍縫いミシンを表した
斜視図である。同図において、ミシン本体1は、ミシン
ベッド2と、このミシンベッド2に立設されたミシンヘ
ッド3と、から構成されている。このミシンヘッド3に
は、表示手段としての液晶画面4が設けられている(詳
しくは後述)。
【0015】上記ミシンベッド2には、刺繍機本体5が
コネクタを介して着脱可能に装着されている。この刺繍
機本体5内には、X駆動モータ12(図2参照)と、こ
のX駆動モータ12の駆動によりX方向に移動するX移
動部材と、が備えられている。このX移動部材の上部は
上記刺繍機本体5上に露出しており、当該露出上部にキ
ャリッジカバー6が固定されている。このキャリッジカ
バー6内には、上記X移動部材に搭載されたY駆動モー
タ13(図2参照)と、このY駆動モータ13の駆動に
よりY方向(X方向に直交する方向)に移動するY移動
部材と、が備えられており、このY移動部材には、刺繍
枠保持部材7が固定され、この刺繍枠保持部材7には、
刺繍枠9が装着されている。
コネクタを介して着脱可能に装着されている。この刺繍
機本体5内には、X駆動モータ12(図2参照)と、こ
のX駆動モータ12の駆動によりX方向に移動するX移
動部材と、が備えられている。このX移動部材の上部は
上記刺繍機本体5上に露出しており、当該露出上部にキ
ャリッジカバー6が固定されている。このキャリッジカ
バー6内には、上記X移動部材に搭載されたY駆動モー
タ13(図2参照)と、このY駆動モータ13の駆動に
よりY方向(X方向に直交する方向)に移動するY移動
部材と、が備えられており、このY移動部材には、刺繍
枠保持部材7が固定され、この刺繍枠保持部材7には、
刺繍枠9が装着されている。
【0016】すなわち、上記刺繍枠9は、前記液晶画面
4での入力(例えば選択された刺繍模様)に従ったX,
Y駆動モータ12,13の駆動によって、X方向及びY
方向に移動され、この時ミシンの主モータ14(図2参
照)の駆動による縫針8の上下動と協働して所望の刺繍
模様を形成し得るように構成されている。
4での入力(例えば選択された刺繍模様)に従ったX,
Y駆動モータ12,13の駆動によって、X方向及びY
方向に移動され、この時ミシンの主モータ14(図2参
照)の駆動による縫針8の上下動と協働して所望の刺繍
模様を形成し得るように構成されている。
【0017】上記刺繍枠9は、図1に示されるように、
刺繍枠保持部材7に着脱可能に装着される外枠10と、
この外枠10に嵌め込まれる内枠11とからなり、外枠
10上に被縫製物としての例えば布をセットし、この状
態で内枠を11を外枠10に嵌め込むことによって、布
を刺繍枠9にセットする構成になされている。
刺繍枠保持部材7に着脱可能に装着される外枠10と、
この外枠10に嵌め込まれる内枠11とからなり、外枠
10上に被縫製物としての例えば布をセットし、この状
態で内枠を11を外枠10に嵌め込むことによって、布
を刺繍枠9にセットする構成になされている。
【0018】次に、上記刺繍縫いミシンの制御系につい
て図2を参照しながら説明する。制御手段を構成するC
PU(中央演算処理装置)15のI/Oポート16の出
力側には、上記X駆動モータ12がドライバ17を介し
て接続されているとともに、上記Y駆動モータ13がド
ライバ18を介して接続され、さらに上記ミシンの主モ
ータ14がドライバ19を介して接続されている。
て図2を参照しながら説明する。制御手段を構成するC
PU(中央演算処理装置)15のI/Oポート16の出
力側には、上記X駆動モータ12がドライバ17を介し
て接続されているとともに、上記Y駆動モータ13がド
ライバ18を介して接続され、さらに上記ミシンの主モ
ータ14がドライバ19を介して接続されている。
【0019】一方、上記CPU15のI/Oポート16
の入出力側には、縫製に用いられる各種模様やスイッチ
類を表示するための液晶画面4(図1参照)が接続され
ているとともに、その液晶画面4に対するミシン操作者
によるダイレクトタッチ入力信号に応答して、上述した
ドライバ17,18,19にCPU15から所定の駆動
・停止指令が送出されるように構成されている。
の入出力側には、縫製に用いられる各種模様やスイッチ
類を表示するための液晶画面4(図1参照)が接続され
ているとともに、その液晶画面4に対するミシン操作者
によるダイレクトタッチ入力信号に応答して、上述した
ドライバ17,18,19にCPU15から所定の駆動
・停止指令が送出されるように構成されている。
【0020】さらに、上記CPU15には、縫製に用い
る各種模様の縫製データや、刺繍縫いミシンの制御動作
手順をプログラムの形で格納したROM20が入力可能
に接続されているとともに、これらの縫製データや演算
結果等を一時的に記憶するRAM21が入出力可能に接
続されている。
る各種模様の縫製データや、刺繍縫いミシンの制御動作
手順をプログラムの形で格納したROM20が入力可能
に接続されているとともに、これらの縫製データや演算
結果等を一時的に記憶するRAM21が入出力可能に接
続されている。
【0021】また、上記CPU15は、各種刺繍模様を
液晶画面4の所定の位置に表示する指令、及び入力に関
連した所定の画面表示を液晶画面4に行わせる指令を送
出するとともに、液晶画面4でのミシン操作者によるダ
イレクトタッチ入力(接触操作)信号に応答して当該液
晶画面4に所定の画面表示を行わせる指令を送出する機
能を有している。例えば、上記液晶画面4上に、図3の
ような選択画面22を表示した場合には、その選択画面
上に表示した複数の刺繍模様のうちから所望のもの、例
えば薔薇模様23に対応する模様選択スイッチ24をダ
イレクトタッチ(以下、単にタッチという。)すること
によって、薔薇模様23を選択状態とし、図4に示され
ているような選択後の画面25において、選択された薔
薇模様23を所定の画面領域26内に表示する構成にな
されている。
液晶画面4の所定の位置に表示する指令、及び入力に関
連した所定の画面表示を液晶画面4に行わせる指令を送
出するとともに、液晶画面4でのミシン操作者によるダ
イレクトタッチ入力(接触操作)信号に応答して当該液
晶画面4に所定の画面表示を行わせる指令を送出する機
能を有している。例えば、上記液晶画面4上に、図3の
ような選択画面22を表示した場合には、その選択画面
上に表示した複数の刺繍模様のうちから所望のもの、例
えば薔薇模様23に対応する模様選択スイッチ24をダ
イレクトタッチ(以下、単にタッチという。)すること
によって、薔薇模様23を選択状態とし、図4に示され
ているような選択後の画面25において、選択された薔
薇模様23を所定の画面領域26内に表示する構成にな
されている。
【0022】このときの模様表示は、上記CPU15内
に設けられた初期模様表示手段15a(図2参照)によ
って行われるが、当該初期模様表示手段15aは、上記
選択後の画面25における画面領域26内に被縫製物の
保持枠9に対応する縫製可能範囲Sを表示するととも
に、その縫製可能範囲Sの中心位置に対して、選択され
た薔薇模様23における模様範囲23aの中心位置を一
致させるように初期配置させる機能を有している。
に設けられた初期模様表示手段15a(図2参照)によ
って行われるが、当該初期模様表示手段15aは、上記
選択後の画面25における画面領域26内に被縫製物の
保持枠9に対応する縫製可能範囲Sを表示するととも
に、その縫製可能範囲Sの中心位置に対して、選択され
た薔薇模様23における模様範囲23aの中心位置を一
致させるように初期配置させる機能を有している。
【0023】さらに、上記CPU15には、前記液晶画
面4上に表示された選択模様、例えば、上記薔薇模様2
3における模様範囲23aを、画面領域26内における
所定のダイレクトタッチ位置まで移動変更させる模様位
置変更手段15bが設けられている。すなわち、図4に
示された選択後の画面25には、編集スイッチ27も表
示されており、当該編集スイッチ27をタッチすること
により液晶画面4が、図5に示された編集画面29に切
り替えられる。この編集画面29では、図示左側の画面
領域26の中央部分に、上記と同様に薔薇模様23及び
縫製可能範囲Sが表示されるとともに、編集用の各種操
作スイッチが表示される。
面4上に表示された選択模様、例えば、上記薔薇模様2
3における模様範囲23aを、画面領域26内における
所定のダイレクトタッチ位置まで移動変更させる模様位
置変更手段15bが設けられている。すなわち、図4に
示された選択後の画面25には、編集スイッチ27も表
示されており、当該編集スイッチ27をタッチすること
により液晶画面4が、図5に示された編集画面29に切
り替えられる。この編集画面29では、図示左側の画面
領域26の中央部分に、上記と同様に薔薇模様23及び
縫製可能範囲Sが表示されるとともに、編集用の各種操
作スイッチが表示される。
【0024】上記編集画面29に表示された編集用の各
種操作スイッチの一つとして、位置変更モード状態とす
るための位置/回転スイッチ30があり、その位置/回
転スイッチ30をタッチすることにより位置変更モード
に切り替えた上で、図示左側の画面領域26内において
模様の位置を移動させたい所望の位置Pをタッチする
と、上述した模様位置変更手段15bによって、薔薇模
様23の模様範囲23aが、上記指示位置Pを中心とし
た図中破線で示されるように移動変更され、変更移動後
の模様範囲23a’が形成されるようになっている。
種操作スイッチの一つとして、位置変更モード状態とす
るための位置/回転スイッチ30があり、その位置/回
転スイッチ30をタッチすることにより位置変更モード
に切り替えた上で、図示左側の画面領域26内において
模様の位置を移動させたい所望の位置Pをタッチする
と、上述した模様位置変更手段15bによって、薔薇模
様23の模様範囲23aが、上記指示位置Pを中心とし
た図中破線で示されるように移動変更され、変更移動後
の模様範囲23a’が形成されるようになっている。
【0025】また、上記CPU15内には、上記模様位
置変更手段15bにより位置変更された後における模様
範囲23a’が、被縫製物保持枠の縫製可能範囲S内に
あるか否かを判断する模様位置比較判定手段15cが設
けられている(図2参照)。この模様位置比較判定手段
15cは、ROM20から読み出された縫製データに基
いて位置変更された後の模様範囲23a’の四隅座標を
演算するとともに、この模様範囲23a’の四隅座標を
縫製可能範囲Sの四隅座標と比較する機能を備えてお
り、位置変更された後における模様範囲23a’の四隅
の各点Q1〜Q4が縫製可能範囲S内にあるか否かが、
当該模様位置比較判定手段15cにより検出されるよう
になっている。
置変更手段15bにより位置変更された後における模様
範囲23a’が、被縫製物保持枠の縫製可能範囲S内に
あるか否かを判断する模様位置比較判定手段15cが設
けられている(図2参照)。この模様位置比較判定手段
15cは、ROM20から読み出された縫製データに基
いて位置変更された後の模様範囲23a’の四隅座標を
演算するとともに、この模様範囲23a’の四隅座標を
縫製可能範囲Sの四隅座標と比較する機能を備えてお
り、位置変更された後における模様範囲23a’の四隅
の各点Q1〜Q4が縫製可能範囲S内にあるか否かが、
当該模様位置比較判定手段15cにより検出されるよう
になっている。
【0026】そして、位置変更された後における模様範
囲23a’の四隅の各点Q1〜Q4のうちの少なくとも
一点が、縫製可能範囲Sの外部領域に逸脱している場合
には、前記CPU15内に設けられた縫製動作警告手段
15dによって、所定の警告音を発する信号、及び縫製
動作に移行させないようにする指令信号からなる警告信
号が発せられるようになっている。
囲23a’の四隅の各点Q1〜Q4のうちの少なくとも
一点が、縫製可能範囲Sの外部領域に逸脱している場合
には、前記CPU15内に設けられた縫製動作警告手段
15dによって、所定の警告音を発する信号、及び縫製
動作に移行させないようにする指令信号からなる警告信
号が発せられるようになっている。
【0027】すなわち、このように構成された刺繍縫い
ミシンにおいて、まずミシンの電源スイッチをオンする
と、ROM20内に格納された複数の模様からなる刺繍
模様群が、図3に示されているようにして液晶画面4に
表示され、その液晶画面4上に表示された複数の刺繍模
様のうちの所望のものに対してタッチすることによっ
て、その模様を選択状態とすると、図4に示されている
ように、選択された例えば薔薇模様23が、縫製可能範
囲Sの中心位置となるように初期表示される。この初期
表示状態のままで縫製を行えば、刺繍枠9の中心に上記
薔薇模様23が刺繍縫製されることになる。
ミシンにおいて、まずミシンの電源スイッチをオンする
と、ROM20内に格納された複数の模様からなる刺繍
模様群が、図3に示されているようにして液晶画面4に
表示され、その液晶画面4上に表示された複数の刺繍模
様のうちの所望のものに対してタッチすることによっ
て、その模様を選択状態とすると、図4に示されている
ように、選択された例えば薔薇模様23が、縫製可能範
囲Sの中心位置となるように初期表示される。この初期
表示状態のままで縫製を行えば、刺繍枠9の中心に上記
薔薇模様23が刺繍縫製されることになる。
【0028】上記選択薔薇模様23の位置を変更したい
場合には、図5における編集画面29に移行し、図6に
示されているような模様位置変更フローに入る。すなわ
ち、図6中のステップ1のように、上記薔薇模様23に
おける模様範囲23aの中心位置が、縫製可能範囲Sの
中心位置となるように初期表示された状態から、図5お
ける編集画面29の位置/回転スイッチ30をタッチす
ることにより位置変更モードに切り替え、模様位置を移
動させたい所望の位置Pをタッチすると(図6中のステ
ップ2kYes)、模様の移動変更が行われる前の段階
において、位置変更された後における模様範囲23a’
の四隅Q1〜Q4の各座標が、模様位置比較判定手段1
5bによって算出され(図6中のステップ3)、縫製可
能範囲Sの四隅の座標と比較される(図6中のステップ
4)。
場合には、図5における編集画面29に移行し、図6に
示されているような模様位置変更フローに入る。すなわ
ち、図6中のステップ1のように、上記薔薇模様23に
おける模様範囲23aの中心位置が、縫製可能範囲Sの
中心位置となるように初期表示された状態から、図5お
ける編集画面29の位置/回転スイッチ30をタッチす
ることにより位置変更モードに切り替え、模様位置を移
動させたい所望の位置Pをタッチすると(図6中のステ
ップ2kYes)、模様の移動変更が行われる前の段階
において、位置変更された後における模様範囲23a’
の四隅Q1〜Q4の各座標が、模様位置比較判定手段1
5bによって算出され(図6中のステップ3)、縫製可
能範囲Sの四隅の座標と比較される(図6中のステップ
4)。
【0029】そして、位置変更された後における模様範
囲23a’の四隅Q1〜Q4の各座標のすべての点が、
縫製可能範囲Sの内部領域にある場合には(図6中のス
テップ4のYes)、タッチ位置Pを中心とした位置に
模様の表示が行なわれるが(図6中のステップ5)、位
置変更された後における模様範囲23a’の四隅Q1〜
Q4の各座標のうちの少なくとも一点が、縫製可能範囲
Sの外部領域に逸脱している場合には(図6中のステッ
プ4のNo)、前記CPU15内に設けられた縫製動作
警告手段15dによって、所定の警告動作が実行される
(図6中のステップ6)。
囲23a’の四隅Q1〜Q4の各座標のすべての点が、
縫製可能範囲Sの内部領域にある場合には(図6中のス
テップ4のYes)、タッチ位置Pを中心とした位置に
模様の表示が行なわれるが(図6中のステップ5)、位
置変更された後における模様範囲23a’の四隅Q1〜
Q4の各座標のうちの少なくとも一点が、縫製可能範囲
Sの外部領域に逸脱している場合には(図6中のステッ
プ4のNo)、前記CPU15内に設けられた縫製動作
警告手段15dによって、所定の警告動作が実行される
(図6中のステップ6)。
【0030】このように本実施形態にかかる形状縫いミ
シンにおいては、被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定めら
れた縫製可能範囲Sから逸脱するようにして模様の移動
操作が行なわれたとしても、直ちに縫製動作を開始実行
することはなく、アラーム表示等の所定の警告動作が行
われる。従って、従来のような無駄な縫製動作を行なう
ことが回避される。
シンにおいては、被縫製物保持枠(刺繍枠)内に定めら
れた縫製可能範囲Sから逸脱するようにして模様の移動
操作が行なわれたとしても、直ちに縫製動作を開始実行
することはなく、アラーム表示等の所定の警告動作が行
われる。従って、従来のような無駄な縫製動作を行なう
ことが回避される。
【0031】次に、図7に示された本発明の他の実施形
態では、上述した実施形態における縫製動作警告手段1
5dに替えて、模様位置修正手段15eを備えている。
この模様位置修正手段15eは、位置変更された後にお
ける模様範囲23a’の少なくとも一部が縫製可能範囲
Sの外部にあると判断されたときに、位置変更された後
における模様範囲23a’を縫製可能範囲S内に再変更
する機能を備えたものであって、模様位置比較判定手段
15cから出力される判定信号に基いて、位置変更され
た後における模様範囲23a’と、縫製可能範囲Sとの
位置ずれ量を演算する模様位置演算手段15fを備えて
いる。
態では、上述した実施形態における縫製動作警告手段1
5dに替えて、模様位置修正手段15eを備えている。
この模様位置修正手段15eは、位置変更された後にお
ける模様範囲23a’の少なくとも一部が縫製可能範囲
Sの外部にあると判断されたときに、位置変更された後
における模様範囲23a’を縫製可能範囲S内に再変更
する機能を備えたものであって、模様位置比較判定手段
15cから出力される判定信号に基いて、位置変更され
た後における模様範囲23a’と、縫製可能範囲Sとの
位置ずれ量を演算する模様位置演算手段15fを備えて
いる。
【0032】より具体的には、上記模様位置修正手段1
5eは、位置変更された後における模様範囲23a’の
四隅Q1〜Q4のうち、縫製可能範囲Sが外部に逸脱し
ている点の位置ずれ量を演算する機能を有しており、こ
の模様位置演算手段15fから得られる位置ずれ量分だ
け、位置変更された後における模様範囲23a’を縫製
可能範囲S内に戻す機能を有している。すなわち、この
模様位置修正手段15eによれば、位置変更された後に
おける模様範囲23a’が元の移動経路に沿って戻さ
れ、選択模様23の模様範囲23aが縫製可能範囲Sの
周縁部に配置されるようになっている。
5eは、位置変更された後における模様範囲23a’の
四隅Q1〜Q4のうち、縫製可能範囲Sが外部に逸脱し
ている点の位置ずれ量を演算する機能を有しており、こ
の模様位置演算手段15fから得られる位置ずれ量分だ
け、位置変更された後における模様範囲23a’を縫製
可能範囲S内に戻す機能を有している。すなわち、この
模様位置修正手段15eによれば、位置変更された後に
おける模様範囲23a’が元の移動経路に沿って戻さ
れ、選択模様23の模様範囲23aが縫製可能範囲Sの
周縁部に配置されるようになっている。
【0033】このように構成された刺繍縫いミシンにお
いては、位置変更された後における模様範囲23a’の
四隅Q1〜Q4の座標のうちの少なくとも一点が、縫製
可能範囲Sの外部領域に逸脱するような移動操作を行な
った場合に(図6中のステップ4のNo)、前記CPU
15内に設けられた模様位置演算手段15fによって、
位置変更操作された後模様範囲23a’が、元の移動経
路に沿って縫製可能範囲Sの周縁部に戻されるようにな
っている(図6中のステップ7)。
いては、位置変更された後における模様範囲23a’の
四隅Q1〜Q4の座標のうちの少なくとも一点が、縫製
可能範囲Sの外部領域に逸脱するような移動操作を行な
った場合に(図6中のステップ4のNo)、前記CPU
15内に設けられた模様位置演算手段15fによって、
位置変更操作された後模様範囲23a’が、元の移動経
路に沿って縫製可能範囲Sの周縁部に戻されるようにな
っている(図6中のステップ7)。
【0034】すなわち、図7にかかる他の実施形態の形
状縫いミシンにおいて、縫製可能範囲Sから逸脱するよ
うにして模様の移動操作が行なわれた場合には、模様の
位置が縫製可能範囲S内となるように自動修正されるた
め、無駄な縫製動作を行なうことが回避されるととも
に、位置変更された後の模様が元の移動経路に沿って縫
製可能範囲Sの周縁部に再設定されるため、縫製可能範
囲Sの周縁部に沿って模様を配置する模様編集操作が極
めて容易に行われるようになっている。
状縫いミシンにおいて、縫製可能範囲Sから逸脱するよ
うにして模様の移動操作が行なわれた場合には、模様の
位置が縫製可能範囲S内となるように自動修正されるた
め、無駄な縫製動作を行なうことが回避されるととも
に、位置変更された後の模様が元の移動経路に沿って縫
製可能範囲Sの周縁部に再設定されるため、縫製可能範
囲Sの周縁部に沿って模様を配置する模様編集操作が極
めて容易に行われるようになっている。
【0035】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、模様範囲を四角形状に
行うようにしているが、それに限らず、他の多角形形状
で、或いは模様そのものを移動させても良い。
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、模様範囲を四角形状に
行うようにしているが、それに限らず、他の多角形形状
で、或いは模様そのものを移動させても良い。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の形状
縫いミシンは、縫製可能範囲から逸脱するようにして模
様の移動操作が行なわれた場合に、直ちに縫製動作を開
始実行することなく所定の警告動作を行なうようにする
ことによって、無駄な縫製動作を行なうことを回避する
縫製動作警告手段を備えたものであるから、選択模様の
位置変更操作を安心して容易に行なうことができ、形状
縫いミシンの信頼性を高めることができる。
縫いミシンは、縫製可能範囲から逸脱するようにして模
様の移動操作が行なわれた場合に、直ちに縫製動作を開
始実行することなく所定の警告動作を行なうようにする
ことによって、無駄な縫製動作を行なうことを回避する
縫製動作警告手段を備えたものであるから、選択模様の
位置変更操作を安心して容易に行なうことができ、形状
縫いミシンの信頼性を高めることができる。
【0037】また、請求項2及び3記載の形状縫いミシ
ンは、縫製可能範囲から逸脱するようにして模様の移動
操作が行なわれた場合に、模様の位置が縫製可能範囲内
となるように自動修正することによって無駄な縫製動作
を行なうことを回避する模様位置修正手段を備えたもの
であるから、選択模様の位置変更操作を安心して容易に
行なうことができ、形状縫いミシンの信頼性を高めるこ
とができる。
ンは、縫製可能範囲から逸脱するようにして模様の移動
操作が行なわれた場合に、模様の位置が縫製可能範囲内
となるように自動修正することによって無駄な縫製動作
を行なうことを回避する模様位置修正手段を備えたもの
であるから、選択模様の位置変更操作を安心して容易に
行なうことができ、形状縫いミシンの信頼性を高めるこ
とができる。
【0038】このとき、請求項4記載の発明のように、
位置変更された後の模様を元の移動経路に沿って縫製可
能範囲の周縁部に再設定することとすれば、縫製可能範
囲の周縁部に沿って模様を配置する模様編集操作が極め
て容易に行われ、形状縫いミシンの有用性をさらに高め
ることができる。
位置変更された後の模様を元の移動経路に沿って縫製可
能範囲の周縁部に再設定することとすれば、縫製可能範
囲の周縁部に沿って模様を配置する模様編集操作が極め
て容易に行われ、形状縫いミシンの有用性をさらに高め
ることができる。
【図1】本発明の一実施形態における形状縫いミシンを
表した斜視図である。
表した斜視図である。
【図2】同上実施形態における制御系を表したブロック
図である。
図である。
【図3】表示手段の模様選択画面を表した説明図であ
る。
る。
【図4】表示手段の模様選択後且つ編集前の画面を表し
た説明図である。
た説明図である。
【図5】表示手段の編集画面を表した説明図である。
【図6】模様の位置変更を行なう場合の動作手順を表し
たフロー図である。
たフロー図である。
【図7】本発明の他の実施形態における制御系を表した
ブロック図である。
ブロック図である。
4 表示手段 9 被縫製物保持枠 12 X駆動モータ 13 Y駆動モータ 15 制御手段(CPU) 15a 初期模様表示手段 15b 模様位置変更手段 15c 模様位置比較判定手段 15d 縫製動作警告手段 15e 模様位置修正手段 15f 模様位置演算手段 23 選択模様 23a 模様範囲 23a’ 移動操作後の模様範囲 S 縫製可能範囲
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の模様を表示した表示画面上の所定
の位置を接触操作することによって所望の模様を選択
し、その選択された模様に関する縫製データに基いて被
縫製物の保持枠をX−Y方向に移動させて縫製動作を行
なわせるようにした形状縫いミシンにおいて、 前記保持枠の移動による縫製可能範囲を上記表示画面に
表示するとともに、当該縫製可能範囲の中心位置に、選
択模様の模様範囲の中心位置を合わせるようにして模様
を初期位置に表示する初期模様表示手段と、 上記表示画面上に表示された選択模様における模様範囲
の中心位置を、表示画面上の操作接触位置まで移動変更
させる模様位置変更手段と、 この模様位置変更手段により移動された模様の模様範囲
が、縫製可能範囲内にあるか否かを判断する模様位置比
較判定手段と、 位置変更された後における模様の模様範囲の少なくとも
一部が、上記縫製可能範囲の外部にあると判断されたと
きに、所定の警告動作を行なわせる縫製動作警告手段
と、を備えたことを特徴とする形状縫いミシン。 - 【請求項2】 複数の模様を表示した表示画面上の所定
の位置を接触操作することによって所望の模様を選択
し、その選択された模様に関する縫製データに基いて被
縫製物の保持枠をX−Y方向に移動させて縫製動作を行
なわせるようにした形状縫いミシンにおいて、 前記保持枠の移動による縫製可能範囲を上記表示画面に
表示するとともに、当該縫製可能範囲の中心位置に、選
択模様の模様範囲の中心位置を合わせるようにして模様
を初期位置に表示する初期模様表示手段と、 上記表示画面上に表示された選択模様における模様範囲
の中心位置を、表示画面上における所定の操作接触位置
まで移動変更させる模様位置変更手段と、 この模様位置変更手段により移動された模様の模様範囲
が、縫製可能範囲内にあるか否かを判断する模様位置比
較判定手段と、 位置変更された後における模様の模様範囲の少なくとも
一部が、上記縫製可能範囲の外部にあると判断されたと
きに、位置変更された後の模様を縫製可能範囲内に再度
移動させる模様位置修正手段と、を備えたことを特徴と
する形状縫いミシン。 - 【請求項3】 請求項2記載の模様位置修正手段は、模
様位置比較判定手段から出力される判定信号に基いて、
位置変更された後の模様における模様範囲と、縫製可能
範囲との位置ずれ量を演算する模様位置演算手段を備
え、この模様位置演算手段から得られる位置ずれ量分だ
け、位置変更された後の模様を縫製可能範囲内に再移動
させる機能を有していることを特徴とする形状縫いミシ
ン。 - 【請求項4】 請求項3記載の模様位置修正手段は、位
置変更された後の模様を元の移動経路に沿うように戻し
て再移動させ、その再移動した模様を縫製可能範囲の周
縁部に配置する機能を有していることを特徴とする形状
縫いミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36369797A JPH11179083A (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 形状縫いミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36369797A JPH11179083A (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 形状縫いミシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179083A true JPH11179083A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18479967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36369797A Pending JPH11179083A (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 形状縫いミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179083A (ja) |
-
1997
- 1997-12-16 JP JP36369797A patent/JPH11179083A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070508 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |