JPH11178429A - コンバイン - Google Patents
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- JPH11178429A JPH11178429A JP35278497A JP35278497A JPH11178429A JP H11178429 A JPH11178429 A JP H11178429A JP 35278497 A JP35278497 A JP 35278497A JP 35278497 A JP35278497 A JP 35278497A JP H11178429 A JPH11178429 A JP H11178429A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手刈り穀稈を脱穀処理する場合のフィードチ
ェーンの詰まりを未然に防止する。 【解決手段】脱穀装置Dのフィードチェーン4の始端部
に、フィードチェーン4における突起付きチェーン14
の始端部を露出させる格納姿勢と、突起付きチェーン1
4の始端部を覆うカバー姿勢とに姿勢切換え手段15を
介して姿勢変更可能な手刈り穀稈載置支持体11を設
け、手刈り穀稈載置支持体11を格納姿勢側に姿勢変更
させた状態で、フィードチェーン4の始端部に前方から
送られてくる穀稈を案内する前下がり傾斜姿勢の穀稈案
内面22を手刈り穀稈載置支持体11の前端部に形成し
てある。
ェーンの詰まりを未然に防止する。 【解決手段】脱穀装置Dのフィードチェーン4の始端部
に、フィードチェーン4における突起付きチェーン14
の始端部を露出させる格納姿勢と、突起付きチェーン1
4の始端部を覆うカバー姿勢とに姿勢切換え手段15を
介して姿勢変更可能な手刈り穀稈載置支持体11を設
け、手刈り穀稈載置支持体11を格納姿勢側に姿勢変更
させた状態で、フィードチェーン4の始端部に前方から
送られてくる穀稈を案内する前下がり傾斜姿勢の穀稈案
内面22を手刈り穀稈載置支持体11の前端部に形成し
てある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバインに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインでは、脱穀装置のフィ
ードチェーンの始端側でそのフィードチェーンの突起付
きチェーンが露出しており、手刈り穀稈(圃場のコーナ
ー部の穀稈はコンバインで刈取ることが困難なために作
業者が手刈りしている)を脱穀処理する場合、フィード
チェーンの始端側に設けてある穀稈案内用の穀稈供給ガ
イドを後ろ支点周りに上昇揺動させ、前記突起付きチェ
ーンの始端側から上方の非作用位置に退避させた状態
で、前記突起付きチェーンの始端部に手刈り穀稈を供給
していた。
ードチェーンの始端側でそのフィードチェーンの突起付
きチェーンが露出しており、手刈り穀稈(圃場のコーナ
ー部の穀稈はコンバインで刈取ることが困難なために作
業者が手刈りしている)を脱穀処理する場合、フィード
チェーンの始端側に設けてある穀稈案内用の穀稈供給ガ
イドを後ろ支点周りに上昇揺動させ、前記突起付きチェ
ーンの始端側から上方の非作用位置に退避させた状態
で、前記突起付きチェーンの始端部に手刈り穀稈を供給
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、作業者が前記突起付きチェーンの始端部に多量の刈
取り穀稈を供給して、刈取穀稈をフィードチェーンの搬
送経路中に詰まらせることがあった。
ば、作業者が前記突起付きチェーンの始端部に多量の刈
取り穀稈を供給して、刈取穀稈をフィードチェーンの搬
送経路中に詰まらせることがあった。
【0004】本発明の目的は、手刈り穀稈を脱穀処理す
る場合のフィードチェーンの詰まりを未然に防止する点
にある。
る場合のフィードチェーンの詰まりを未然に防止する点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果はつぎのとおりである。
成・作用・効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕脱穀装置のフィードチェーンの始
端部に、前記フィードチェーンにおける突起付きチェー
ンの始端部を露出させる格納姿勢と、前記突起付きチェ
ーンの始端部を覆うカバー姿勢とに姿勢切換え手段を介
して姿勢変更可能な手刈り穀稈載置支持体を設け、前記
手刈り穀稈載置支持体を前記格納姿勢側に姿勢変更させ
た状態で、前記フィードチェーンの始端部に前方から送
られてくる穀稈を案内する前下がり傾斜姿勢の穀稈案内
面を前記手刈り穀稈載置支持体の前端部に形成してあ
る。
端部に、前記フィードチェーンにおける突起付きチェー
ンの始端部を露出させる格納姿勢と、前記突起付きチェ
ーンの始端部を覆うカバー姿勢とに姿勢切換え手段を介
して姿勢変更可能な手刈り穀稈載置支持体を設け、前記
手刈り穀稈載置支持体を前記格納姿勢側に姿勢変更させ
た状態で、前記フィードチェーンの始端部に前方から送
られてくる穀稈を案内する前下がり傾斜姿勢の穀稈案内
面を前記手刈り穀稈載置支持体の前端部に形成してあ
る。
【0007】〔作用〕 〔イ〕手刈り穀稈の脱穀処理は、姿勢切換え手段により
手刈り穀稈載置支持体を前記カバー姿勢に設定して、フ
ィードチェーンにおける突起付きチェーンの始端部を覆
った状態で行う。手刈り穀稈載置支持体をカバー姿勢に
設定することで、作業者が一度に多量の穀稈を田面側か
ら取り上げても穀稈載置支持体に一旦載せることがで
き、その穀稈載置支持体上の刈取穀稈を突起付きチェー
ンの始端部にフィードチェーンの搬送能力にあった量づ
つ供給することができる。
手刈り穀稈載置支持体を前記カバー姿勢に設定して、フ
ィードチェーンにおける突起付きチェーンの始端部を覆
った状態で行う。手刈り穀稈載置支持体をカバー姿勢に
設定することで、作業者が一度に多量の穀稈を田面側か
ら取り上げても穀稈載置支持体に一旦載せることがで
き、その穀稈載置支持体上の刈取穀稈を突起付きチェー
ンの始端部にフィードチェーンの搬送能力にあった量づ
つ供給することができる。
【0008】〔ロ〕コンバインを走行させての刈取脱穀
処理は、姿勢切換え手段により手刈り穀稈載置支持体を
前記格納姿勢に設定して突起付きチェーンの始端部を露
出させた状態で行う。
処理は、姿勢切換え手段により手刈り穀稈載置支持体を
前記格納姿勢に設定して突起付きチェーンの始端部を露
出させた状態で行う。
【0009】〔ハ〕例えば手刈り穀稈載置支持体を側面
視で曲がりのない一枚板状の部材から構成した場合、手
刈り穀稈載置支持体と、これを支持する支持部材との連
結部のがたつき等に起因して、格納姿勢側に切り換え操
作された手刈り穀稈載置支持体が所定の格納位置に正確
に位置せずにその位置よりも高い位置にあると、前方か
らフィードチェーンの始端部に送られてくる穀稈が手刈
り穀稈載置支持体の下面側に入り込んでそこに詰まるこ
とが考えられるが、請求項1の構成によれば、上記のが
たつき等があっても、前方からフィードチェーン側に送
られてくる穀稈を、手刈り穀稈載置支持体の前端部に形
成した前下がり傾斜面で突起付きチェーンの始端部に係
止されるように案内することができる。そしてこの案内
に伴って手刈り穀稈載置支持体が穀稈の重量で前記所定
の格納位置側に下降しやすくなる。
視で曲がりのない一枚板状の部材から構成した場合、手
刈り穀稈載置支持体と、これを支持する支持部材との連
結部のがたつき等に起因して、格納姿勢側に切り換え操
作された手刈り穀稈載置支持体が所定の格納位置に正確
に位置せずにその位置よりも高い位置にあると、前方か
らフィードチェーンの始端部に送られてくる穀稈が手刈
り穀稈載置支持体の下面側に入り込んでそこに詰まるこ
とが考えられるが、請求項1の構成によれば、上記のが
たつき等があっても、前方からフィードチェーン側に送
られてくる穀稈を、手刈り穀稈載置支持体の前端部に形
成した前下がり傾斜面で突起付きチェーンの始端部に係
止されるように案内することができる。そしてこの案内
に伴って手刈り穀稈載置支持体が穀稈の重量で前記所定
の格納位置側に下降しやすくなる。
【0010】〔効果〕従って、前記作用〔イ〕により手
刈り穀稈を脱穀処理する場合におけるフィードチェーン
の詰まりを未然に防止することができた。また、前記作
用〔ロ〕,〔ハ〕によりコンバインを走行させての刈取
脱穀処理において、格納姿勢側に切り換え操作された手
刈り穀稈載置支持体が所定の格納位置より高い位置にあ
っても、穀稈を手刈り穀稈載置支持体の下面側に詰まら
せにくくすることができた。
刈り穀稈を脱穀処理する場合におけるフィードチェーン
の詰まりを未然に防止することができた。また、前記作
用〔ロ〕,〔ハ〕によりコンバインを走行させての刈取
脱穀処理において、格納姿勢側に切り換え操作された手
刈り穀稈載置支持体が所定の格納位置より高い位置にあ
っても、穀稈を手刈り穀稈載置支持体の下面側に詰まら
せにくくすることができた。
【0011】請求項2による発明の構成・作用・効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0012】〔構成〕請求項1にかかる発明において、
前記手刈り穀稈載置支持体を前記格納姿勢側に付勢する
付勢手段を設け、前記姿勢切換え手段は、前記手刈り穀
稈載置支持体を前記カバー姿勢側に前記付勢手段の付勢
力に抗して設定するよう構成してある。
前記手刈り穀稈載置支持体を前記格納姿勢側に付勢する
付勢手段を設け、前記姿勢切換え手段は、前記手刈り穀
稈載置支持体を前記カバー姿勢側に前記付勢手段の付勢
力に抗して設定するよう構成してある。
【0013】〔作用〕 〔ニ〕請求項1の構成による作用と同様の作用を奏する
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
【0014】〔ホ〕コンバインを走行させての刈取脱穀
処理は、付勢手段の付勢力で手刈り穀稈載置支持体を前
記格納姿勢に設定して行い、手刈り穀稈の脱穀処理は、
切換え手段により手刈り穀稈載置支持体を前記付勢力に
抗して前記カバー姿勢に設定してから行う。
処理は、付勢手段の付勢力で手刈り穀稈載置支持体を前
記格納姿勢に設定して行い、手刈り穀稈の脱穀処理は、
切換え手段により手刈り穀稈載置支持体を前記付勢力に
抗して前記カバー姿勢に設定してから行う。
【0015】〔ヘ〕手刈り穀稈載置支持体を付勢手段に
より前記格納姿勢側に付勢してあるから、手刈り穀稈載
置支持体を所定の格納位置側に保持しやすくなる。な
お、手刈り穀稈載置支持体と、これを支持する支持部材
との連結部のがたつきや付勢手段の付勢力の低下などに
起因して、格納姿勢側に切り換え操作された手刈り穀稈
載置支持体が所定の格納位置に正確に位置せずにそれよ
りも高い位置にあっても、前方からフィードチェーン側
に送られてくる穀稈を手刈り穀稈載置支持体の前端部に
形成した前下がり傾斜面で突起付きチェーンの始端部に
係止されるように案内することができる。
より前記格納姿勢側に付勢してあるから、手刈り穀稈載
置支持体を所定の格納位置側に保持しやすくなる。な
お、手刈り穀稈載置支持体と、これを支持する支持部材
との連結部のがたつきや付勢手段の付勢力の低下などに
起因して、格納姿勢側に切り換え操作された手刈り穀稈
載置支持体が所定の格納位置に正確に位置せずにそれよ
りも高い位置にあっても、前方からフィードチェーン側
に送られてくる穀稈を手刈り穀稈載置支持体の前端部に
形成した前下がり傾斜面で突起付きチェーンの始端部に
係止されるように案内することができる。
【0016】〔効果〕従って前記〔ニ〕により、請求項
1の構成による効果と同様の効果を奏することができる
のに加え、前記作用〔ホ〕,〔ヘ〕により、コンバイン
を走行させての刈取脱穀処理時に、手刈り穀稈載置支持
体が前記カバー勢側に浮き上がりにくくなって、フィー
ドチェーンの始端部に送られてくる穀稈が手刈り穀稈載
置支持体に引っ掛かりにくくすることができ、また、手
刈り穀稈載置支持体を格納姿勢側に付勢する付勢手段を
設けたことで、格納姿勢側に切り換えられた手刈り穀稈
載置支持体が所定の格納位置より高い位置に位置する事
態が生じることがあっても、穀稈が手刈り穀稈載置支持
体の下面側に詰まるのを防止することができた。
1の構成による効果と同様の効果を奏することができる
のに加え、前記作用〔ホ〕,〔ヘ〕により、コンバイン
を走行させての刈取脱穀処理時に、手刈り穀稈載置支持
体が前記カバー勢側に浮き上がりにくくなって、フィー
ドチェーンの始端部に送られてくる穀稈が手刈り穀稈載
置支持体に引っ掛かりにくくすることができ、また、手
刈り穀稈載置支持体を格納姿勢側に付勢する付勢手段を
設けたことで、格納姿勢側に切り換えられた手刈り穀稈
載置支持体が所定の格納位置より高い位置に位置する事
態が生じることがあっても、穀稈が手刈り穀稈載置支持
体の下面側に詰まるのを防止することができた。
【0017】請求項3による発明の構成・作用・効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0018】〔構成〕請求項1又は2にかかる発明にお
いて、前記突起付きチェーンの始端側に対する穀稈案内
用の穀稈供給ガイドを、前記突起付きチェーンの始端側
に沿う作用姿勢と、上方に退避した非作用姿勢とにわた
って姿勢変更自在に設け、前記切換え手段を構成する
に、前記手刈り穀稈載置支持体が前記穀稈供給ガイドの
前記非作用姿勢側への姿勢変更に伴って前記付勢手段の
付勢力に抗して前記カバー姿勢になり、前記穀稈供給ガ
イドの前記作用姿勢側への姿勢変更に伴って前記付勢力
で前記格納姿勢になるように、前記手刈り穀稈載置支持
体と穀稈供給ガイドとを連係してある。
いて、前記突起付きチェーンの始端側に対する穀稈案内
用の穀稈供給ガイドを、前記突起付きチェーンの始端側
に沿う作用姿勢と、上方に退避した非作用姿勢とにわた
って姿勢変更自在に設け、前記切換え手段を構成する
に、前記手刈り穀稈載置支持体が前記穀稈供給ガイドの
前記非作用姿勢側への姿勢変更に伴って前記付勢手段の
付勢力に抗して前記カバー姿勢になり、前記穀稈供給ガ
イドの前記作用姿勢側への姿勢変更に伴って前記付勢力
で前記格納姿勢になるように、前記手刈り穀稈載置支持
体と穀稈供給ガイドとを連係してある。
【0019】〔作用〕 〔ト〕手刈り穀稈を脱穀処理する場合、突起付きチェー
ンの始端側に対する穀稈案内用の穀稈供給ガイドを、突
起付きチェーンの始端側から上方に退避した非作用姿勢
に設定する。この穀稈供給ガイドの姿勢変更に連動して
手刈り穀稈載置支持体が前記突起付きチェーンの始端部
を覆うカバー姿勢になるので、この状態で脱穀装置を駆
動させて、手刈り穀稈を突起付きチェーンの始端部に供
給する。この場合、作業者が一度に多量の穀稈を田面側
から取り上げても手刈り穀稈載置支持体に一旦載せるこ
とができ、その手刈り穀稈穀稈載置支持体上の穀稈を突
起付きチェーンの始端部にフィードチェーンの搬送能力
にあった量づつ供給することができる。
ンの始端側に対する穀稈案内用の穀稈供給ガイドを、突
起付きチェーンの始端側から上方に退避した非作用姿勢
に設定する。この穀稈供給ガイドの姿勢変更に連動して
手刈り穀稈載置支持体が前記突起付きチェーンの始端部
を覆うカバー姿勢になるので、この状態で脱穀装置を駆
動させて、手刈り穀稈を突起付きチェーンの始端部に供
給する。この場合、作業者が一度に多量の穀稈を田面側
から取り上げても手刈り穀稈載置支持体に一旦載せるこ
とができ、その手刈り穀稈穀稈載置支持体上の穀稈を突
起付きチェーンの始端部にフィードチェーンの搬送能力
にあった量づつ供給することができる。
【0020】〔チ〕例えば前記手刈り穀稈載置支持体を
穀稈供給ガイドと連係させてない構造では、手刈り穀稈
を脱穀処理する場合に、作業者が稈載置支持体を前記カ
バー姿勢に設定するのを忘れて、前記格納姿勢のまま突
起付きチェーンの始端部に刈取穀稈を供給することも考
えられるが、請求項3の構成では、手刈り穀稈の脱穀処
理には必須の操作である穀稈供給ガイドの前記非作用姿
勢側への姿勢変更操作に伴って、穀稈載置支持体が突起
付きチェーンの始端部を覆うカバー姿勢になるから、上
記のように穀稈載置支持体を格納姿勢にしたまま突起付
きチェーンの始端部に刈取穀稈を供給することがない。
また、手刈り穀稈載置支持体を穀稈供給ガイドと連係さ
せてない構造のものでは、穀稈稈載置支持体を穀稈供給
ガイドとは別個にカバー姿勢に設定操作しなければなら
ないが、請求項3の構成ではこのような穀稈載置支持体
のカバー姿勢への直接的な操作が必要ない。
穀稈供給ガイドと連係させてない構造では、手刈り穀稈
を脱穀処理する場合に、作業者が稈載置支持体を前記カ
バー姿勢に設定するのを忘れて、前記格納姿勢のまま突
起付きチェーンの始端部に刈取穀稈を供給することも考
えられるが、請求項3の構成では、手刈り穀稈の脱穀処
理には必須の操作である穀稈供給ガイドの前記非作用姿
勢側への姿勢変更操作に伴って、穀稈載置支持体が突起
付きチェーンの始端部を覆うカバー姿勢になるから、上
記のように穀稈載置支持体を格納姿勢にしたまま突起付
きチェーンの始端部に刈取穀稈を供給することがない。
また、手刈り穀稈載置支持体を穀稈供給ガイドと連係さ
せてない構造のものでは、穀稈稈載置支持体を穀稈供給
ガイドとは別個にカバー姿勢に設定操作しなければなら
ないが、請求項3の構成ではこのような穀稈載置支持体
のカバー姿勢への直接的な操作が必要ない。
【0021】〔リ〕また前記〔ニ〕,〔ホ〕,〔ヘ〕と
同様の作用を奏することができる。
同様の作用を奏することができる。
【0022】〔ヌ〕刈取脱穀する場合には穀稈供給ガイ
ドを突起付きチェーンの始端側に沿う作用姿勢に設定
し、この姿勢変更に連動させて穀稈載置支持体を、フィ
ードチェーンの始端部を露出させる格納姿勢に設定す
る。
ドを突起付きチェーンの始端側に沿う作用姿勢に設定
し、この姿勢変更に連動させて穀稈載置支持体を、フィ
ードチェーンの始端部を露出させる格納姿勢に設定す
る。
【0023】〔効果〕従って、請求項1又は2の構成に
よる効果と同様の効果を奏することができるのに加え、
手刈り穀稈を脱穀処理する場合のフィードチェーンの詰
まりを未然に防止することができた。また、穀稈載置支
持体のカバー姿勢への直接的な設定操作が必要ないの
で、作業者の負担が増大するのを抑制できた。
よる効果と同様の効果を奏することができるのに加え、
手刈り穀稈を脱穀処理する場合のフィードチェーンの詰
まりを未然に防止することができた。また、穀稈載置支
持体のカバー姿勢への直接的な設定操作が必要ないの
で、作業者の負担が増大するのを抑制できた。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は自脱型コンバインの前部を
示し、この自脱型コンバインは、機体の前部に引起し装
置1・刈取装置2・縦搬送装置3からなる刈取前処理装
置Aを装備し、倒伏穀稈を引起し装置1で引起しながら
穀稈の株元部を刈取装置2で刈取り、刈取り穀稈を縦搬
送装置3で搬送して脱穀装置Dのフィードチェーン4に
受け渡し、脱穀装置Dで脱穀処理するようになってい
る。
示し、この自脱型コンバインは、機体の前部に引起し装
置1・刈取装置2・縦搬送装置3からなる刈取前処理装
置Aを装備し、倒伏穀稈を引起し装置1で引起しながら
穀稈の株元部を刈取装置2で刈取り、刈取り穀稈を縦搬
送装置3で搬送して脱穀装置Dのフィードチェーン4に
受け渡し、脱穀装置Dで脱穀処理するようになってい
る。
【0025】図2及び図3に示すように、フィードチェ
ーン4の突起付きチェーン14の始端側に対する穀稈供
給ガイド機構5を設けてあり、この穀稈供給ガイド機構
5は、穀稈供給ガイド10を2本の縦姿勢の支持部材1
2を介して支持する支持フレーム13を、フィードチェ
ーン4における挾持レール6側の支持部7に横軸芯P2
周りに揺動自在に支持させ、支持フレーム13と支持部
7とに亘って架設したスプリング8により、スプリング
8の支持フレーム13側の連結点がデッドポイントを境
にして上下に切換わることによって、その穀稈供給ガイ
ド10が突起付きチェーン14の始端側に沿う作用姿勢
(図2)と、手刈り穀稈供給時に上方に退避した非作用
姿勢(図3)とに姿勢変更自在に構成してある。
ーン4の突起付きチェーン14の始端側に対する穀稈供
給ガイド機構5を設けてあり、この穀稈供給ガイド機構
5は、穀稈供給ガイド10を2本の縦姿勢の支持部材1
2を介して支持する支持フレーム13を、フィードチェ
ーン4における挾持レール6側の支持部7に横軸芯P2
周りに揺動自在に支持させ、支持フレーム13と支持部
7とに亘って架設したスプリング8により、スプリング
8の支持フレーム13側の連結点がデッドポイントを境
にして上下に切換わることによって、その穀稈供給ガイ
ド10が突起付きチェーン14の始端側に沿う作用姿勢
(図2)と、手刈り穀稈供給時に上方に退避した非作用
姿勢(図3)とに姿勢変更自在に構成してある。
【0026】前記フィードチェーン4の始端部に、突起
付きチェーン14の始端部を露出させる格納姿勢と、突
起付きチェーン14の始端部を覆うカバー姿勢とに姿勢
切換え手段15を介して姿勢変更可能な手刈り穀稈載置
支持体11(以下、穀稈載置支持体11と略称する)を
設け、穀稈載置支持体11が、穀稈供給ガイド10の前
記非作用姿勢側への揺動に伴って前記カバー姿勢になり
(図3参照)、穀稈供給ガイド10の前記作用姿勢側へ
の揺動に伴って前記格納姿勢になるように(図2参
照)、手刈り穀稈載置支持体11と穀稈供給ガイド機構
5とをワイヤ25を介して連係してある。
付きチェーン14の始端部を露出させる格納姿勢と、突
起付きチェーン14の始端部を覆うカバー姿勢とに姿勢
切換え手段15を介して姿勢変更可能な手刈り穀稈載置
支持体11(以下、穀稈載置支持体11と略称する)を
設け、穀稈載置支持体11が、穀稈供給ガイド10の前
記非作用姿勢側への揺動に伴って前記カバー姿勢になり
(図3参照)、穀稈供給ガイド10の前記作用姿勢側へ
の揺動に伴って前記格納姿勢になるように(図2参
照)、手刈り穀稈載置支持体11と穀稈供給ガイド機構
5とをワイヤ25を介して連係してある。
【0027】詳述すると、図4(イ),(ロ),図5,
図6,図7にも示すように、前記穀稈載置支持体11は
突起付きチェーン14の両側に位置する1対の側板11
A,11B(上端部は対向する側板11B,11A側に
折り曲げてある)からなり、両側板11A,11Bの前
下端部同士を横向きの第2ピン21で連結するととも
に、第1ピン17を介して後ろ側の横軸芯P3周りに揺
動自在に構成し、前記側板11Bの後端部と、前記支持
部7に横軸芯P2周りに揺動自在に取り付けた揺動部材
20の一端部とに、ワイヤ25の両端部を各別に連結
し、穀稈供給ガイド機構5の支持フレーム13に設けた
横向きの第4ピン26を、揺動部材20の他端部に設け
た弓形の融通長孔27に挿通させ、揺動部材20の一端
側にワイヤ25を受け止めてガイドする円弧状ガイド2
8を設けてある。
図6,図7にも示すように、前記穀稈載置支持体11は
突起付きチェーン14の両側に位置する1対の側板11
A,11B(上端部は対向する側板11B,11A側に
折り曲げてある)からなり、両側板11A,11Bの前
下端部同士を横向きの第2ピン21で連結するととも
に、第1ピン17を介して後ろ側の横軸芯P3周りに揺
動自在に構成し、前記側板11Bの後端部と、前記支持
部7に横軸芯P2周りに揺動自在に取り付けた揺動部材
20の一端部とに、ワイヤ25の両端部を各別に連結
し、穀稈供給ガイド機構5の支持フレーム13に設けた
横向きの第4ピン26を、揺動部材20の他端部に設け
た弓形の融通長孔27に挿通させ、揺動部材20の一端
側にワイヤ25を受け止めてガイドする円弧状ガイド2
8を設けてある。
【0028】前記第4ピン26を融通長孔27に挿通さ
せた構造で融通機構31を構成し、この融通機構31に
より、前記作用姿勢に対応する作用位置から設定範囲内
の穀稈供給ガイド10の揺動では手刈り穀稈載置支持体
11が姿勢変更しないようにしてある。また図6に示す
ように、チェーンガイド18に挿通固着された状態で第
1ピン17を回転自在に支持する支持パイプ37に付勢
手段としてのつるまきバネ30を外嵌して、穀稈載置支
持体11を前記格納姿勢側に付勢するよう構成してあ
る。
せた構造で融通機構31を構成し、この融通機構31に
より、前記作用姿勢に対応する作用位置から設定範囲内
の穀稈供給ガイド10の揺動では手刈り穀稈載置支持体
11が姿勢変更しないようにしてある。また図6に示す
ように、チェーンガイド18に挿通固着された状態で第
1ピン17を回転自在に支持する支持パイプ37に付勢
手段としてのつるまきバネ30を外嵌して、穀稈載置支
持体11を前記格納姿勢側に付勢するよう構成してあ
る。
【0029】前記穀稈載置支持体11を前記格納姿勢側
に姿勢変更させた状態で、フィードチェーン4の始端部
に前方から送られてくる穀稈を案内する前下がり傾斜姿
勢の側面視曲線状の穀稈案内面22を穀稈載置支持体1
1の前端部、すなわち、両側板11A,11Bの前端部
に形成してある。
に姿勢変更させた状態で、フィードチェーン4の始端部
に前方から送られてくる穀稈を案内する前下がり傾斜姿
勢の側面視曲線状の穀稈案内面22を穀稈載置支持体1
1の前端部、すなわち、両側板11A,11Bの前端部
に形成してある。
【0030】上記構成により、手刈り穀稈を脱穀処理す
る場合、作業者が穀稈供給ガイド10を横軸芯P2周り
に揺動させ、突起付きチェーン14の始端側から上方に
退避した非作用姿勢に設定する。穀稈供給ガイド10の
揺動に連動して手刈り穀稈載置支持体11が突起付きチ
ェーン14の始端部を覆うカバー姿勢になるので、この
状態で脱穀装置Dを駆動し、手刈り穀稈を突起付きチェ
ーン14の始端部に供給する。
る場合、作業者が穀稈供給ガイド10を横軸芯P2周り
に揺動させ、突起付きチェーン14の始端側から上方に
退避した非作用姿勢に設定する。穀稈供給ガイド10の
揺動に連動して手刈り穀稈載置支持体11が突起付きチ
ェーン14の始端部を覆うカバー姿勢になるので、この
状態で脱穀装置Dを駆動し、手刈り穀稈を突起付きチェ
ーン14の始端部に供給する。
【0031】作業者は田面側から一度に多量の穀稈を取
り上げがちであるが、上記の構成によれば、一度に多量
の穀稈を田面から取り上げても手刈り穀稈載置支持体1
1に一旦載せることができ、そのようにして載せた刈取
穀稈を突起付きチェーン14の始端部にフィードチェー
ン4の搬送能力にあった量づつ供給することができる。
り上げがちであるが、上記の構成によれば、一度に多量
の穀稈を田面から取り上げても手刈り穀稈載置支持体1
1に一旦載せることができ、そのようにして載せた刈取
穀稈を突起付きチェーン14の始端部にフィードチェー
ン4の搬送能力にあった量づつ供給することができる。
【0032】〔別実施形態〕上記の実施形態では前記穀
稈案内面22を曲面状に形成してあるが、この面を直面
状に形成してあってもよい。
稈案内面22を曲面状に形成してあるが、この面を直面
状に形成してあってもよい。
【図1】コンバインの前部の側面図
【図2】フィードチェーンの前部の側面図
【図3】穀稈供給ガイドのガイド部が非作用位置に位置
した状態を示す側面図
した状態を示す側面図
【図4】(イ)穀稈供給ガイドが作用姿勢のあるときの
穀稈供給ガイドの基端部周りの構造を示す側面図 (ロ)穀稈供給ガイドが非作用姿勢のあるときの穀稈供
給ガイドの基端部周りの構造を示す側面図
穀稈供給ガイドの基端部周りの構造を示す側面図 (ロ)穀稈供給ガイドが非作用姿勢のあるときの穀稈供
給ガイドの基端部周りの構造を示す側面図
【図5】穀稈供給ガイドの基端部周りの平面図
【図6】穀稈載置支持体の断面図
【図7】穀稈供給ガイド等を刈取穀稈の送り方向上手側
から見た図
から見た図
4 フィードチェーン 10 穀稈供給ガイド 11 手刈り穀稈載置支持体 14 突起付きチェーン 15 姿勢切換え手段 22 穀稈案内面 30 付勢手段 D 脱穀装置
Claims (3)
- 【請求項1】 脱穀装置のフィードチェーンの始端部
に、前記フィードチェーンにおける突起付きチェーンの
始端部を露出させる格納姿勢と、前記突起付きチェーン
の始端部を覆うカバー姿勢とに姿勢切換え手段を介して
姿勢変更可能な手刈り穀稈載置支持体を設け、前記手刈
り穀稈載置支持体を前記格納姿勢側に姿勢変更させた状
態で、前記フィードチェーンの始端部に前方から送られ
てくる穀稈を案内する前下がり傾斜姿勢の穀稈案内面を
前記手刈り穀稈載置支持体の前端部に形成してあるコン
バイン。 - 【請求項2】 前記手刈り穀稈載置支持体を前記格納姿
勢側に付勢する付勢手段を設け、前記姿勢切換え手段
は、前記手刈り穀稈載置支持体を前記カバー姿勢側に前
記付勢手段の付勢力に抗して設定するよう構成してある
請求項1記載のコンバイン。 - 【請求項3】 前記突起付きチェーンの始端側に対する
穀稈案内用の穀稈供給ガイドを、前記突起付きチェーン
の始端側に沿う作用姿勢と、上方に退避した非作用姿勢
とにわたって姿勢変更自在に設け、前記切換え手段を構
成するに、前記手刈り穀稈載置支持体が前記穀稈供給ガ
イドの前記非作用姿勢側への姿勢変更に伴って前記付勢
手段の付勢力に抗して前記カバー姿勢になり、前記穀稈
供給ガイドの前記作用姿勢側への姿勢変更に伴って前記
付勢力で前記格納姿勢になるように、前記手刈り穀稈載
置支持体と穀稈供給ガイドとを連係してある請求項1又
は2記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35278497A JPH11178429A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35278497A JPH11178429A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11178429A true JPH11178429A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18426421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35278497A Pending JPH11178429A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11178429A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012200230A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
CN106134627A (zh) * | 2014-09-11 | 2016-11-23 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP35278497A patent/JPH11178429A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012200230A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
CN106134627A (zh) * | 2014-09-11 | 2016-11-23 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
CN106134627B (zh) * | 2014-09-11 | 2020-02-14 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
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