JPH11178077A - クロック従属選択回路 - Google Patents

クロック従属選択回路

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JPH11178077A
JPH11178077A JP9346232A JP34623297A JPH11178077A JP H11178077 A JPH11178077 A JP H11178077A JP 9346232 A JP9346232 A JP 9346232A JP 34623297 A JP34623297 A JP 34623297A JP H11178077 A JPH11178077 A JP H11178077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼毎に回線接続を行う方式が含まれる通信網
に接続する際にも、未接続の回線からの誤ったクロック
断検出およびアラームの発生のおそれがない。 【解決手段】 クロック断検出部13a〜13dは、回
線収容インタフェース部12a〜12dから抽出した各
回線のクロック断を検出する。クロック断アラーム禁止
部16a〜16dは、当該回線が接続状態にある場合で
且つ当該回線がクロック従属状態にある場合にのみ、ク
ロック断検出部13a〜13dのクロック断検出信号を
優先順位制御部14に供給するとともに、クロック断検
出を示すアラーム出力を出力する。優先順位制御部14
は、予め設定された優先度およびクロック断検出の有無
に基づいて各回線の優先順位を決定する。セレクト回路
部15は、優先順位制御部14で最も高い優先順位に選
定された優先回線のクロックを従属クロックとして出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル同期
伝送系における複数の回線から選択的に従属先を選定
し、当該回線からクロックを抽出して伝送系を同期させ
るクロック従属選択回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル同期伝送系に用いられるデジ
タル通信用多重化装置においては、ディジタル同期通信
網の複数の回線から選択的にクロックを抽出して、当該
クロックに同期伝送系を従属させる。従来、このような
従属クロックを複数の回線から選択的に取り出して出力
するクロック従属選択回路は、図4に示すように構成さ
れていた。
【0003】図4に示すクロック従属選択回路は、ディ
ジタル同期通信網1の複数の回線、例えば回線1〜回線
4の4つの回線、にそれぞれ回線収容インタフェース部
2a〜2dが接続され、これら各回線収容インタフェー
ス部2a〜2dにクロック断検出部3a〜3dが各別に
接続されている。
【0004】クロック断検出部3a〜3dは、回線収容
インタフェース部2a〜2dから抽出した各回線のクロ
ックが、予め定めた一定時間立ち上がらない場合に、当
該回線のクロック断を検出する。これら複数のクロック
断検出部3a〜3dからはクロック断検出信号が優先順
位制御部4に供給されるとともに、クロック断検出を示
すアラーム出力が出力される。
【0005】優先順位制御部4は、予め設定された優先
度に従って各回線の優先順位を決定し、最も優先順位の
高い優先回線の選択指示をセレクト回路部5に供給す
る。優先順位制御部4は、最も優先順位の高い優先回線
に障害が発生し、クロック断検出部3a〜3dでクロッ
ク断が検出された場合には、当該回線の優先順位を例え
ば最下位に下げ、その次に高い優先度を有する他の回線
を最も高い優先順位とする。優先順位制御部4は、クロ
ック断が検出されていた回線のクロックが復旧した場合
には、正常動作クロックが検出されている回線につい
て、所定の優先度に従って優先順位を更新する。
【0006】セレクト回路部5は、ディジタル同期通信
網1の回線1〜回線4が接続され、且つ優先順位制御部
4から優先回線の選択指示出力が与えられている。セレ
クト回路部5は、優先順位制御部4で最も高い優先順位
に選定された優先回線を選択し、当該回線のクロックを
抽出して、従属クロックとして出力する。
【0007】すなわち、図4に示すクロック従属選択回
路においては、次のような動作により、従属クロックの
選択を行っている。
【0008】デジタル同期通信網1から複数の回線、例
えば回線1〜回線4、を回線収容インタフェース部2a
〜2dに接続する。これらの回線から、回線収容インタ
フェース部2a〜2dを介してクロック断検出部3a〜
3dにより正常動作クロックを検出する。そして、正常
動作クロックが検出された回線のなかから優先順位制御
部4により最も優先順位の高い回線をセレクト回路部5
により選択し、その回線から抽出されたクロックを従属
クロックに使用する。
【0009】いずれかの回線のクロックが立ち上がらな
い場合や回線障害発生時には、クロック断検出部3a〜
3dにより、その回線のクロック断アラームを出力す
る。このとき、優先順位制御部4は、所定の優先度に従
って優先順位を変更する。つまり優先順位制御部4は、
クロック断が検出された回線の優先順位を最下位に下
げ、その他の回線の優先順位を上げて、他の回線にクロ
ック従属先を切替える。
【0010】その後、優先度の高い回線のクロックが復
旧した際には、クロック断検出部3a〜3dがそれを検
出してクロック断検出出力およびクロック断アラームを
解除する。クロック断検出の解除に応動して、優先順位
制御部4が所定の優先度に従って優先順位を当初の状態
に変更し、クロック従属先を元の回線に戻す。
【0011】このようなクロック従属選択回路に類似す
る回路の例が、特開平2−58442号公報および特開
平5−316251号公報等に示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
クロック従属選択回路は、常時接続されている一般回線
においては、全く問題なく使用することができる。しか
しながら、呼設定時にのみ回線が接続される方式の専用
回線、例えばISDN(Integrated Services Digital
Network)回線等、では使用時のみ番号等を入力する事
により接続し、通常時は未使用であることが多い。
【0013】ここで、ISDN回線について説明する。
ISDN回線は呼設定時のみに回線接続される方式を採
用しており、次のような接続方式を用いている。
【0014】(1)自局側から相手局側への回線接続方
法 自局側から相手局側への回線接続に際しては、相手局側
のアドレス番号を自局側から入力する。このアドレス番
号の入力により、両局間に回線が接続され、両極間での
信号の送受信が可能になる。
【0015】(2)回線切断方法 回線の切断に際しては、自局側および相手局側のいずれ
か一方から回線切断信号を送信する。この回線切断信号
の送信により両極間の回線が切断される。
【0016】このように、呼設定時のみデジタル同期通
信網を接続する方式では、未使用伝送路のクロック断検
出部3a〜3dにおいてクロック断が検出される。その
ためクロック断検出部3a〜3dから誤検出によるクロ
ック断検出出力およびアラームが発生するという問題が
あった。なお、呼設定時のみデジタル同期通信網を接続
するISDN回線によるシステムに限らず、常時接続さ
れている一般回線と呼設定時のみデジタル同期通信網を
接続するISDN回線とが混在するシステムにおいて
も、同様の問題がある。
【0017】上述したように、常時接続されている一般
回線と呼設定時のみ接続されるISDN等の専用回線と
が混在する構成のシステムまたは呼設定時のみ接続され
るISDN等の専用回線のみにより構成されるシステム
の場合、図1に示した従来のクロック従属選択回路で
は、呼毎に回線接続を行う方式のISDN回線等に基づ
く問題が発生する。すなわち、呼毎に回線接続を行う方
式のISDN回線等においては、クロック断検出部3a
〜3dが、回線障害および装置障害時に発出されるべき
クロック断検出出力およびアラームが、呼毎に回線接続
を行う方式のISDN回線等の未接続時に誤検出され
る。
【0018】ちなみに、図4における回線1〜回線4
が、全て呼毎に回線接続を行う回線であり、回線1のみ
が接続状態にあり、回線2〜回線3が未接続であったと
する。この場合、図5に示すように、回線自体からのク
ロック断またはアラームが発生していないにもかかわら
ず、回線2〜回線3のクロック断検出部3b〜3dのク
ロック断アラームが全てオンとなる。
【0019】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、呼毎に回線接続を行う方式が含まれる通信網
に接続する際にも、未接続の回線からの誤ったクロック
断検出およびアラームの発生のおそれのないクロック従
属選択回路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係るクロック従属選択回路
は、デジタル同期通信網から複数本の回線を接続する回
線収容インタフェース手段、前記回線収容インタフェー
ス手段に接続した各回線から所定時間クロックが抽出さ
れない場合に、当該回線のクロック断を検出するクロッ
ク断検出手段、前記複数本の回線について予め設定され
た優先度に従って優先順位を決定するとともに、該優先
順位を前記クロック断検出手段によるクロック断検出信
号に基づいて制御する優先順位制御手段、および該優先
順位制御手段により決定された優先順位に従って、前記
複数本の回線のうちの1回線のクロックを回線用クロッ
クとして選択抽出するセレクト手段を具備するクロック
従属選択回路において、当該回線が接続状態でない状態
で、前記クロック断検出手段でクロック断が検出された
場合には、当該回線の前記クロック断検出信号およびク
ロック断アラームの出力を禁止するクロック断アラーム
制御手段を具備する。
【0021】この発明の第2の観点に係るクロック従属
選択回路は、デジタル同期通信網から複数本の回線を接
続する回線収容インタフェース手段、前記回線収容イン
タフェース手段に接続した各回線から所定時間クロック
が抽出されない場合に、当該回線のクロック断を検出す
るクロック断検出手段、前記複数本の回線について予め
設定された優先度に従って優先順位を決定するととも
に、該優先順位を前記クロック断検出手段によるクロッ
ク断検出信号に基づいて制御する優先順位制御手段、お
よび該優先順位制御手段により決定された優先順位に従
って、前記複数本の回線のうちの1回線のクロックを回
線用クロックとして選択抽出するセレクト手段を具備す
るクロック従属選択回路において、前記クロック断検出
手段でクロック断が検出された場合、当該回線が接続状
態にあり且つクロック従属状態にある場合にのみ、当該
回線の前記クロック断検出信号およびクロック断アラー
ムを出力させるクロック断アラーム制御手段を具備す
る。
【0022】この発明の第3の観点に係るクロック従属
選択回路は、デジタル同期通信網から複数本の回線を接
続する回線収容インタフェース部と、前記回線収容イン
タフェース部に接続した各回線から所定時間クロックが
抽出されない場合に、当該回線のクロック断を検出する
クロック断検出部と、当該回線が接続状態でない状態
で、前記クロック断検出部でクロック断が検出された場
合には、当該回線のクロック断検出信号およびクロック
断アラームの出力を禁止するクロック断アラーム制御部
と、前記複数本の回線について予め設定された優先度に
従って優先順位を決定するとともに、該優先順位を前記
クロック断アラーム制御部の前記クロック断検出信号に
基づいて制御する優先順位制御部と、前記優先順位制御
部により決定された優先順位に従って、前記複数本の回
線のうちの1回線のクロックを回線用クロックとして選
択抽出するセレクト回路と、を具備する。
【0023】この発明の第4の観点に係るクロック従属
選択回路は、デジタル同期通信網から複数本の回線を接
続し、且つクロック従属状態ではクロック従属選択信号
を出力する回線収容インタフェース部と、前記回線収容
インタフェース部に接続した各回線から所定時間クロッ
クが抽出されない場合に、当該回線のクロック断を検出
するクロック断検出部と、前記クロック断検出部でクロ
ック断が検出された場合、当該回線が接続状態にあり且
つ前記回線収容インタフェース部からクロック従属選択
信号が出力されている場合にのみ、当該回線のクロック
断検出信号およびクロック断アラームを出力させるクロ
ック断アラーム制御部と、前記複数本の回線について予
め設定された優先度に従って優先順位を決定するととも
に、該優先順位を前記クロック断アラーム制御部の前記
クロック断検出信号に基づいて制御する優先順位制御部
と、前記優先順位制御部により決定された優先順位に従
って、前記複数本の回線のうちの1回線のクロックを回
線用クロックとして選択抽出するセレクト回路と、を具
備する。
【0024】この発明のクロック従属選択回路において
は、回線収容インタフェース手段に接続したディジタル
同期通信網の複数本の回線から所定時間クロックが抽出
されない場合に、当該回線のクロック断を検出し、前記
複数本の回線について予め設定された優先度および前記
クロック断の検出に基づいて優先順位を制御設定し、前
記複数本の回線のうちの1回線のクロックを回線用クロ
ックとして選択抽出するにあたり、前記クロック断が検
出された場合、当該回線が接続状態にない場合には、当
該回線の前記クロック断検出信号およびクロック断アラ
ームを出力させない。したがって、当該回線が接続され
ている場合にのみクロック断検出信号およびクロック断
アラームの出力が可能となり、呼毎に回線接続を行う方
式が含まれる通信網に接続する際にも、未接続の回線か
ら誤ったクロック断検出およびアラームが発生すること
はない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0026】図1および図2を参照してこの発明による
クロック従属選択回路の実施の形態を説明する。
【0027】図1は、この発明の実施の形態に係るクロ
ック従属選択回路の構成を示している。図2は、図1に
おけるクロック断アラーム禁止部の具体的な構成を示し
ている。
【0028】図1に示すクロック従属選択回路は、図4
に示した構成におけるディジタル同期通信網1、回線収
容インタフェース部部2a〜2d、クロック断検出部3
a〜3d、優先順位制御部4およびセレクタ回路5とお
おむね同様のディジタル同期通信網11、回線収容イン
タフェース部部12a〜12d、クロック断検出部13
a〜13d、優先順位制御部14およびセレクタ回路1
5を具備し、さらにクロック断アラーム禁止部16a〜
16dを設けている。
【0029】すなわち、図1に示すクロック従属選択回
路は、ディジタル同期通信網11の複数の回線、例えば
回線1〜回線4の4つの回線、にそれぞれ回線収容イン
タフェース部12a〜12dが接続され、これら各回線
収容インタフェース部12a〜12dにクロック断検出
部13a〜13dが各別に接続されている。
【0030】クロック断検出部13a〜13dは、回線
収容インタフェース部12a〜12dから抽出した各回
線のクロックが、予め定めた一定時間立ち上がらない場
合に、当該回線のクロック断を検出する。これら複数の
クロック断検出部13a〜13dからはクロック断検出
信号がクロック断アラーム禁止部16a〜16dに供給
される。
【0031】クロック断アラーム禁止部16a〜16d
は、当該回線が接続状態にある場合、つまり当該回線か
ら回線接続完了信号が出力されている場合で、且つ当該
回線がクロック従属状態にある場合、つまり回線収容イ
ンタフェース部2a〜2dからクロック従属選択信号が
出力されている場合にのみ、クロック断検出信号を優先
順位制御部14に供給するとともに、クロック断検出を
示すアラーム出力を出力する。
【0032】優先順位制御部14は、予め設定された優
先度に従って各回線の優先順位を決定し、最も優先順位
の高い優先回線の選択指示をセレクト回路部15に供給
する。優先順位制御部4は、接続状態にあり従属クロッ
クとして選択されている最も優先順位の高い優先回線に
障害が発生し、クロック断検出部13a〜13dでクロ
ック断が検出された場合には、クロック断アラーム禁止
部16a〜16dを介してそれを検出する。この場合、
優先順位制御部14は、当該回線の優先順位を例えば最
下位に下げ、接続状態にあり且つクロック従属状態にあ
る回線のうちで、その次に高い優先度を有する他の回線
を最も高い優先順位とする。優先順位制御部14は、ク
ロック断が検出されていた回線のクロックが復旧した場
合には、正常動作クロックが検出されている回線につい
て、所定の優先度に従って優先順位を更新する。
【0033】セレクト回路部15は、ディジタル同期通
信網11の回線1〜回線4が接続され、且つ優先順位制
御部14から優先回線の選択指示出力が与えられてい
る。セレクト回路部15は、優先順位制御部14で最も
高い優先順位に選定された優先回線を選択し、当該回線
のクロックを抽出して、従属クロックとして出力する。
【0034】すなわち、図1に示すクロック従属選択回
路においては、次のような動作により、従属クロックの
選択を行っている。
【0035】デジタル同期通信網11から複数の回線、
例えば回線1〜回線4、を回線収容インタフェース部1
2a〜12dに接続する。これらの回線から、回線収容
インタフェース部12a〜12dを介してクロック断検
出部13a〜13dおよびクロック断アラーム禁止部1
6a〜16dにより正常動作クロックを検出する。そし
て、正常動作クロックが検出された回線のなかから優先
順位制御部14により最も優先順位の高い回線をセレク
ト回路部15により選択し、その回線から抽出されたク
ロックを従属クロックに使用する。
【0036】いずれかの回線のクロックが立ち上がらな
い場合や回線障害発生時には、クロック断検出部13a
〜13dにより、クロック断アラーム禁止部16a〜1
6dを介して、その回線が、接続状態にあり且つクロッ
ク従属状態にあれば、クロック断検出出力およびアラー
ムを出力する。このとき、優先順位制御部14は、所定
の優先度に従って優先順位を変更する。つまり優先順位
制御部14は、クロック断検出信号が与えられた回線の
優先順位を最下位に下げ、その他の回線の優先順位を上
げて、他の回線にクロック従属先を切替える。
【0037】その後、優先度の高い回線のクロックが復
旧した際には、クロック断検出部13a〜13dがそれ
を検出して、クロック断アラーム禁止部16a〜16d
からのクロック断検出出力およびクロック断アラームの
出力を解除する。クロック断検出の解除に応動して、優
先順位制御部4が所定の優先度に従って優先順位を当初
の状態に変更し、クロック従属先を元の回線に戻す。
【0038】クロック断アラーム禁止部16a〜16d
の各々は、図2に示すように、論理ゲート161、およ
びアンドゲート162〜164を有する。なお、この場
合、呼設定時にのみ回線を接続する回線は、ISDN回
線として説明する。
【0039】アンドゲート162には、当該回線のIS
DN回線接続完了信号および回線収容インタフェース部
12a〜12dからのクロック従属選択信号が入力され
る。ISDN回線接続完了信号は、“0”で未接続、
“1”で接続完了とし、クロック従属選択信号は、
“0”で未従属、“1”で従属状態とする。
【0040】論理ゲート161は、入力端子D0、D1
およびAを有し、且つ出力端子Yを有する。論理ゲート
161の入力端子D0には、アンドゲート162の出力
が入力され、入力端子D1には、上述したクロック従属
選択信号が入力され、入力端子Aには、図示していない
スイッチ等で設定される回線指定信号が入力される。回
線指定信号は、“0”でISDN回線を指定し、“1”
で通常回線を指定する。
【0041】論理ゲート161は、入力端子Aの入力が
“0”のときは、入力端子D0およびD1の両者が
“1”であれば、出力端子Yに“1”を出力し、そうで
なければ“0”を出力する。また、論理ゲート161
は、入力端子Aの入力が“1”のときは、入力端子D0
およびD1の如何にかかわらず、出力端子Yに“1”を
出力する。
【0042】アンドゲート163には、論理ゲート16
1の出力端子Yの出力およびクロック断検出部13a〜
13dのうちの対応する回線に該当する出力が入力され
る。クロック断検出部13a〜13dの出力は、クロッ
ク正常動作時に“0”であり、クロック断検出時に
“1”となる。このアンドゲート163の出力は、
“1”でアラームを発生する(“0”では何もしな
い)。
【0043】アンドゲート164には、論理ゲート16
1の出力端子Yの出力およびクロック断検出部13a〜
13dのうちの対応する回線に該当する出力が反転され
て入力される。このアンドゲート164の出力は、優先
順位制御部14に入力され、“0”のときは、クロック
断であるのでクロック抽出禁止、“1”のときは、クロ
ックは正常でありクロック抽出状態となる。
【0044】図2のクロック断アラーム禁止部の動作を
具体例について説明する。
【0045】通常回線の場合には、論理ゲート161の
入力端子Aに“1”が与えらている。この場合、論理ゲ
ート161の出力は、常時“1”であり、クロック断検
出部13a〜13dの出力がそのままアンドゲート16
3から出力され、クロック断検出部13a〜13dの出
力を反転した信号がアンドゲート164から出力され
る。この状態では、図4に示した従来のクロック従属選
択回路の動作と変わるところはない。
【0046】ISDN回線の場合、全ての回線につい
て、論理ゲート161の入力端子Aに“0”を与え、I
SDN回線接続状態に設定する(スイッチを“0”に設
定)。回線接続状態は、回線1が接続されており、回線
2〜回線4が未接続状態であるとする。このためISD
N回線接続完了信号は、回線1が“1”となり、回線2
〜回線4が“0”となる。また、クロック従属選択信号
は、回線1〜回線4の全てについて、従属状態“1”と
する。
【0047】したがって、回線1については、アンドゲ
ート162の入力が全て“1”であり、論理ゲート16
1の入力端子D0およびD1が“1”であるので、入力
端子Aが“0”であっても、出力端子Yは“1”とな
る。また、回線2〜回線4については、アンドゲート1
62に入力されるクロック従属選択信号は“1”である
が、ISDN接続完了信号が“0”であり、論理ゲート
161の入力端子D0が“0”であるので、論理ゲート
161の入力端子D1が“1”で、入力端子Aが“0”
であっても、出力端子Yは“0”となる。
【0048】このような状態で、クロック断検出部13
aから、回線1についてクロック正常動作の信号“0”
が与えられると、アンドゲート163からは、“0”が
出力されてアラームは発生せず、アンドゲート164か
らは、“1”が出力され、優先順位選択部14に当該回
線がクロック抽出状態であることを通知する。
【0049】このとき、回線2〜回線3は、未接続状態
であるので、クロック断検出部13b〜13dから、回
線2〜回線3についてクロック断検出信号“1”が与え
られると、論理ゲート161の出力端子Yが“0”であ
るので、アンドゲート163からは、“0”が出力され
てアラームは発生せず、アンドゲート164からも、
“0”が出力され、優先順位選択部14に当該回線がク
ロック抽出状態でないことを通知する。
【0050】ちなみに、図3に示すように、回線1〜回
線4が、全て呼毎に回線接続を行う回線であり、回線1
のみが接続状態にあり、回線2〜回線3が未接続であっ
たとする。この場合には、図5のように、回線自体から
のクロック断またはアラームが発生していないにもかか
わらず、回線2〜回線3のクロック断検出部3b〜3d
のクロック断アラームがオンとなることはなく、図3に
示すように回線2〜回線3のクロック断検出部3b〜3
dのクロック断アラームも全てオフとなり、正常に動作
する。
【0051】したがって、クロック断検出部13a〜1
3dでクロック断を検出した場合でも、ISDN回線が
未接続状態であればアラームを発生することはない。
【0052】なお、図1においては、ディジタル同期通
信網11からの回線を、回線1〜回線4の4回線として
いるが、回線数が、3回線以下あるいは5回線以上の場
合にも、回線毎の部分は上述とほぼ同様に構成する。
【0053】上述した構成は、全ての回線がISDN回
線等の呼設定時にのみ回線を接続する専用回線であるデ
ィジタル同期通信網であっても、通常回線とISDN回
線等の呼設定時にのみ回線を接続する専用回線とが混在
するディジタル同期通信網であっても適用することがで
きる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、呼毎に回線接続を行う方式が含まれる通信網に接続
する際にも、未接続の回線からの誤ったクロック断検出
およびアラームの発生のおそれのないクロック従属選択
回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るクロック従属選択
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のクロック従属選択回路におけるクロック
断アラーム禁止部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のクロック従属選択回路の動作を説明する
ための図である。
【図4】従来のクロック従属選択回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4のクロック従属選択回路の動作を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1,11 ディジタル同期通信網 2a〜d、12a〜12d 回線収容インタフェー
ス部 3a〜3d、13a〜13d クロック断検出部 4,14 優先順位制御部 5,15 セレクト回路部 6,16a〜16d クロック断アラーム禁
止部 161 論理ゲート 162,163,164 アンドゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル同期通信網から複数本の回線が接
    続される回線収容インタフェース手段と、前記回線収容
    インタフェース手段に接続された各回線から所定時間ク
    ロックが抽出されない場合に、当該回線のクロック断を
    検出するクロック断検出手段と、前記複数本の回線につ
    いて予め設定された優先度に従って優先順位を決定する
    とともに、該優先順位を前記クロック断検出手段による
    クロック断検出信号に基づいて制御する優先順位制御手
    段と、および該優先順位制御手段により決定された優先
    順位に従って、前記複数本の回線のうちの1回線のクロ
    ックを回線用クロックとして選択抽出するセレクト手段
    とを具備するクロック従属選択回路において、 当該回線が接続状態にない状態で、前記クロック断検出
    手段でクロック断が検出された場合には、当該回線の前
    記クロック断検出信号およびクロック断アラームの出力
    を禁止するクロック断アラーム制御手段を具備すること
    を特徴とするクロック従属選択回路。
  2. 【請求項2】デジタル同期通信網から複数本の回線が接
    続される回線収容インタフェース手段と、前記回線収容
    インタフェース手段に接続された各回線から所定時間ク
    ロックが抽出されない場合に、当該回線のクロック断を
    検出するクロック断検出手段と、前記複数本の回線につ
    いて予め設定された優先度に従って優先順位を決定する
    とともに、該優先順位を前記クロック断検出手段による
    クロック断検出信号に基づいて制御する優先順位制御手
    段と、および該優先順位制御手段により決定された優先
    順位に従って、前記複数本の回線のうちの1回線のクロ
    ックを回線用クロックとして選択抽出するセレクト手段
    とを具備するクロック従属選択回路において、 前記クロック断検出手段でクロック断が検出された場
    合、当該回線が接続状態にあり且つクロック従属状態に
    ある場合にのみ、当該回線の前記クロック断検出信号お
    よびクロック断アラームを出力させるクロック断アラー
    ム制御手段を具備することを特徴とするクロック従属選
    択回路。
  3. 【請求項3】デジタル同期通信網から複数本の回線が接
    続された回線収容インタフェース部と、 前記回線収容インタフェース部に接続した各回線から所
    定時間クロックが抽出されない場合に、当該回線のクロ
    ック断を検出するクロック断検出部と、 当該回線が接続状態にない状態で、前記クロック断検出
    部でクロック断が検出された場合には、当該回線のクロ
    ック断検出信号およびクロック断アラームの出力を禁止
    するクロック断アラーム制御部と、 前記複数本の回線について予め設定された優先度に従っ
    て優先順位を決定するとともに、該優先順位を前記クロ
    ック断アラーム制御部の前記クロック断検出信号に基づ
    いて制御する優先順位制御部と、 前記優先順位制御部により決定された優先順位に従っ
    て、前記複数本の回線のうちの1回線のクロックを回線
    用クロックとして選択抽出するセレクト回路と、を具備
    することを特徴とするクロック従属選択回路。
  4. 【請求項4】デジタル同期通信網から複数本の回線を接
    続し、且つクロック従属状態ではクロック従属選択信号
    を出力する回線収容インタフェース部と、 前記回線収容インタフェース部に接続した各回線から所
    定時間クロックが抽出されない場合に、当該回線のクロ
    ック断を検出するクロック断検出部と、 前記クロック断検出部でクロック断が検出された場合、
    当該回線が接続状態にあり且つ前記回線収容インタフェ
    ース部からクロック従属選択信号が出力されている場合
    にのみ、当該回線のクロック断検出信号およびクロック
    断アラームを出力させるクロック断アラーム制御部と、 前記複数本の回線について予め設定された優先度に従っ
    て優先順位を決定するとともに、該優先順位を前記クロ
    ック断アラーム制御部の前記クロック断検出信号に基づ
    いて制御する優先順位制御部と、 前記優先順位制御部により決定された優先順位に従っ
    て、前記複数本の回線のうちの1回線のクロックを回線
    用クロックとして選択抽出するセレクト回路と、を具備
    することを特徴とするクロック従属選択回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104572281A (zh) * 2014-12-29 2015-04-29 联合汽车电子有限公司 时钟中断实现周期性任务抢占的方法及嵌入式系统

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