JPH11177414A - 位相追従装置 - Google Patents

位相追従装置

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JPH11177414A
JPH11177414A JP10115365A JP11536598A JPH11177414A JP H11177414 A JPH11177414 A JP H11177414A JP 10115365 A JP10115365 A JP 10115365A JP 11536598 A JP11536598 A JP 11536598A JP H11177414 A JPH11177414 A JP H11177414A
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昌彦 赤松
Daisuke Ito
大介 伊藤
Shinzo Tamai
伸三 玉井
Michiharu Tsukada
路治 塚田
Koichi Yoshida
幸一 吉田
Touma Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相追従手段の入力の変動や不平衡に対する
耐性、即ち被検出対象(PLLの位相追従対象)の電圧
不平衡、電圧変動に対する耐性を向上させる。 【解決手段】 追従すべき入力Xを位相追従手段2に与
える前に、入力Xから正相分演算手段1により正相分信
号の1相分Vpxを出力し、位相シフト手段3によりVpx
から複数の正相分情報Vpを導き、絶対値演算手段4と
割り算手段5とを用いて位相追従手段2への入力Yu
振幅を元の入力Xの振幅が変動しても変化しないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は周期的情報に位相を
追従させて上記情報の位相または周波数(または速度)
を検出するのに用いられる位相追従装置(PLL:Phas
e Locked Loop 装置)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位相追従装置としては、例えば、
特公昭60―37711号公報の第2図に開示されたも
のから、電圧制御発信器VF及びカウンタを積分器に置
き換えた図19に示すPLLがある。同図において、複
数の第1の周期的関数入力Vαsinθ,Vβcosθ、上記
複数の第1の周期的関数入力Vαsinθ,Vβcosθと乗
算をする複数の第2の周期的関数cosθ’,sin
θ’を出力する複数の周期的関数発生手段35a,35
bと、上記乗算をする複数の乗算手段31a,31b
と、上記乗算手段の出力の和差演算をする和差演算手段
32と、上記和差演算手段32の出力εを所定伝達関数
で伝達する伝達手段33と、少なくとも上記伝達手段3
3の出力を積分する積分手段34と、上記積分手段34
の出力を上記周期的関数発生手段35a,35bに入力
する入力手段とからなり、積分手段34の出力θ’を位
相情報として取り出すものである。
【0003】上記従来の位相追従装置においては、和差
演算手段32の出力εはksin(θ−θ’)(ここに
kは比例係数)で表され、この出力εが適当な伝達関数
(例えば比例係数)を通して伝達され、この後積分手段
34で積分されて出力位相情報θ’を出力し、さらに、
複数の周期的関数発生手段35a,35bにより複数の
周期的関数cosθ’,sinθ’を出力し、これらの
出力が上記乗算をする複数の乗算手段31a,31bに
より上記複数の周期的関数入力Vαsinθ,Vβcosθと
乗算されて上記和差演算手段32に与えられる。この
時、上記和差演算手段の出力εは上記のごとくksin
(θ−θ’)で表される。したがって、(θ−θ’)が
ゼロのときεがゼロとなるように作用する結果、θ’が
θに追従する。即ち、PLLとして働く。ただし、入力
としては二相の信号が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図19に示す、この従
来例においては、上記和差演算手段の出力εは上記複数
の周期的関数入力Vαsinθ,Vβcosθの振幅Vα,V
βに比例する。したがって、それらの振幅が速度や周波
数や検出対象の回路状態(例えば電源系統や電力系統の
事故)などにより、変化すると応答特性が変動するとい
う問題があった。また、交流電源系統や電力系統におい
てはしばしば事故が発生し、交流電圧が不平衡になり、
被検出電源系統から検出してくる複数の周期的関数入力
Vαsinθ,Vβcosθ自体の位相が狂うという問題があ
った。また、Vα,Vβの振幅が不平衡になると、上記
和差演算手段の出力εに2倍周波の脈動が現れ、位相出
力θ’にも2倍周波の脈動が現れるという問題があっ
た。また、単相入力では連続位相追従装置として作用で
きないという問題があった。また、位相追従対象の周期
的関数における位相差と図19に示す乗算対象の各周期
的関数における位相差とが異なりそのままでは確実な位
相追従動作が得られないという問題があった。
【0005】本発明の位相追従装置は、上記従来の位相
追従装置の問題の内の一つの問題または複数の問題を解
決するためになされたものであり、第1の目的は、被検
出対象、即ちPLLの位相追従対象の電圧不平衡に対す
る耐性を向上することである。第2の目的は、被検出対
象、即ちPLLの位相追従対象が単相でも働くように改
善することである。第3の目的は、被検出対象、即ちP
LLの位相追従対象の電圧不平衡に対する耐性を向上す
るとともに、演算を簡略化することである。第4の目的
は、被検出対象、即ちPLLの位相追従対象の電圧不平
衡に対する耐性と電圧変動に対する耐性とを向上するこ
とである。第5の目的は、図19に示した従来例の特長
である連続検出特性の改善性、即ち倍周波脈動の軽減特
性を踏襲し、併せて、第1ないし第4の目的を具現化す
ることである。第6の目的は、被検出対象、即ちPLL
の位相追従対象の電圧変動に対する耐性を向上すること
を目的とする。第7の目的は、被検出対象、即ちPLL
の位相追従対象における位相差とPLLでの乗算対象に
おける位相差との差異による不具合を解消することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る位相追従
装置は、出力位相情報を入力し、互いに位相が異なる複
数の第1の周期的関数の各関数と対となる複数の第2の
周期的関数を出力する周期的関数発生手段、上記第1の
周期的関数と第2の周期的関数とを上記対ごとに乗算す
る乗算手段、上記対ごとの乗算出力の和差演算を行う和
差演算手段、この和差演算手段の出力を所定伝達関数で
伝達する伝達手段、およびこの伝達手段の出力を積分し
上記出力位相情報として出力する積分手段からなり、同
期すべき信号源の信号への位相追従動作を行う位相追従
装置において、上記信号源の正相分信号を生成する正相
分演算手段を設け、上記正相分信号を上記第1の周期的
関数として上記乗算手段へ入力するようにしたものであ
る。
【0007】請求項2に係る位相追従装置は、出力位相
情報を入力し、互いに位相差を有する複数の第1の周期
的関数の各関数と対となる複数の第2の周期的関数を出
力する周期的関数発生手段、上記第1の周期的関数と第
2の周期的関数とを上記対ごとに乗算する乗算手段、上
記対ごとの乗算出力の和差演算を行う和差演算手段、こ
の和差演算手段の出力を所定伝達関数で伝達する伝達手
段、およびこの伝達手段の出力を積分し上記出力位相情
報として出力する積分手段からなり、同期すべき信号源
の信号への位相追従動作を行う位相追従装置において、
上記信号源が単相信号で、この単相信号の位相をシフト
することにより互いに位相の異なる複数の信号を生成す
る位相シフト手段を設け、この位相シフト手段により生
成された位相の異なる信号を上記第1の周期的関数とし
て上記乗算手段へ入力するようにしたものである。
【0008】請求項3に係る位相追従装置は、出力位相
情報を入力し、互いに位相が異なる複数の第1の周期的
関数の各関数と対となる複数の第2の周期的関数を出力
する周期的関数発生手段、上記第1の周期的関数と第2
の周期的関数とを上記対ごとに乗算する乗算手段、上記
対ごとの乗算出力の和差演算を行う和差演算手段、この
和差演算手段の出力を所定伝達関数で伝達する伝達手
段、およびこの伝達手段の出力を積分し上記出力位相情
報として出力する積分手段からなり、同期すべき信号源
の信号への位相追従動作を行う位相追従装置において、
上記信号源の正相分信号の1相分を生成する正相分演算
手段、および上記正相分信号の1相分の位相をシフトす
ることにより互いに位相の異なる複数の信号を生成する
位相シフト手段を設け、この位相シフト手段により生成
された位相の異なる信号を上記第1の周期的関数として
上記乗算手段へ入力するようにしたものである。
【0009】請求項4に係る位相追従装置は、出力位相
情報を入力し、互いに位相が異なる複数の第1の周期的
関数の各関数と対となる複数の第2の周期的関数を出力
する周期的関数発生手段、上記第1の周期的関数と第2
の周期的関数とを上記対ごとに乗算する乗算手段、上記
対ごとの乗算出力の和差演算を行う和差演算手段、この
和差演算手段の出力を所定伝達関数で伝達する伝達手
段、およびこの伝達手段の出力を積分し上記出力位相情
報として出力する積分手段からなり、同期すべき信号源
の信号への位相追従動作を行う位相追従装置において、
上記信号源の正相分信号を生成する正相分演算手段、お
よび上記正相分信号の振幅を単位化する単位化手段を設
け、上記単位化した正相分信号を上記第1の周期的関数
として上記乗算手段へ入力するようにしたものである。
【0010】また、請求項5に係る位相追従装置は、請
求項1、3または4のいずれかにおいて、正相分演算手
段を、信号源の信号を所定量位相シフトする位相シフト
要素で構成することにより、任意波形の周期的関数の正
相分信号の生成を可能としたものである。
【0011】また、請求項6に係る位相追従装置は、請
求項1ないし4のいずれかにおいて、その第1および第
2の周期的関数を三角関数波形信号としたものである。
【0012】請求項7に係る位相追従装置は、出力位相
情報を入力し、互いに位相が異なる複数の第1の周期的
関数の各関数と対となる複数の第2の周期的関数を出力
する周期的関数発生手段、上記第1の周期的関数と第2
の周期的関数とを上記対ごとに乗算する乗算手段、上記
対ごとの乗算出力の和差演算を行う和差演算手段、この
和差演算手段の出力を所定伝達関数で伝達する伝達手
段、およびこの伝達手段の出力を積分し上記出力位相情
報として出力する積分手段からなり、同期すべき信号源
の信号への位相追従動作を行う位相追従装置において、
上記信号源の周期的関数を波形整形する波形整形手段を
設け、上記波形整形された周期的関数を上記第1の周期
的関数として上記乗算手段へ入力するようにしたもので
ある。
【0013】また、請求項8に係る位相追従装置は、請
求項1ないし7のいずれかにおいて、その第1の周期的
関数を互いにα度の整数倍の位相差を有する信号とし、
第2の周期的関数を互いに上記α度の整数倍の位相差を
有する信号としたものである。
【0014】また、請求項9に係る位相追従装置は、請
求項8において、その正相分演算手段、位相シフト手段
または波形整形手段で生成された信号が互いにφ(φ≠
α)度の整数倍の位相差を有する場合、上記互いにφ度
の整数倍の位相差を有する信号を互いにα度の整数倍の
位相差を有する信号に変更する位相変更手段を設け、こ
の位相変更手段の出力信号を第1の周期的関数として乗
算手段へ入力するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の位相追従装置の構成を示す図である。同図
において、1は信号源である位相追従対象Xの正相分を
生成する正相分演算手段で、2は位相追従(PLL:Ph
ase Locked Loop)手段である。この位相追従手段2とし
ては、前述の図19に示す従来の位相追従装置を用いて
もよく、さらに後述の図8,10,16,18に示す位
相追従手段が用いられる。正相分演算手段1の周期的関
数入力Xおよび出力Vpは、それぞれ(1)式または(2)
式で示される。ここで、正相分演算手段1の周期的関数
入力Xは、位相追従手段2が同期させるべき信号源X,
ひいては位相追従すべき信号源Xであり、以下単に入力
Xと呼ぶ。入力Xが図2に示すベクトル関係の三相の場
合は(1)式で示され、入力Xが図3に示されるベクトル
関係の直角二相の場合は(2)式で示される。 X=〔Va,Vb,VcT, Vp=〔Vpa,Vpb,VpcT ・・・(1) X=〔Vα,Vβ〕T, Vp=〔Vpα,Vpβ〕T ・・・(2) 次に、正相分演算手段1の動作について説明する。ま
ず、正相分演算手段1の入力Xが三相の場合について説
明する。
【0016】一般に、対称座標法によると、非対称三相
電圧Va、Vb、Vcと対称成分である零相分Vo、正相分
p、逆相分Vnとの関係は(3)、(4)式で表され
る。
【0017】
【数1】
【0018】従って、(4)式より、正相分Vpによる
各相電圧のみ書き出すと(6)式となる。
【0019】
【数2】
【0020】(6)式に(3)式のVpを代入すると次
の(7)式が導かれる。
【0021】
【数3】
【0022】入力Xが三相の場合、正相分演算手段1は
この(7)式の演算を行う。なお、上式のa、a2は、
それぞれ(5)式で示されるベクトルオペレータ(ベク
トル回転手段)である。位相追従手段2の入力信号とし
ては、正相分演算手段1の出力Vp(Vpa,Vpb
pc)の内の少なくとも二つを用いればよく、実際上は
式(7)の内の任意の二行分の演算を行えばよい。この場
合、任意の二行分の演算の出力がYであり、これを位相
追従手段2へ入力する第1の周期的関数とする。他の一
行分の演算の出力はY’で、これは使用しないか、また
は他の利用目的に使うものである。正相分演算手段1の
入力Xが二相の場合は、式(8)に示す演算を行う。この
式において、β軸は、図3に示すようにα軸に対して9
0°位相が進む方向に極性を取っている。
【0023】
【数4】
【0024】ここにj、−jは、ベクトル回転手段で、
それぞれ電気角を90°回転させるベクトルオペレータ
である。
【0025】ここで、演算対象である正相分の概念の拡
大について考える。即ち、上記従来の対称座標法では、
正弦波交流のベクトルについてのみ定義されているの
で、非正弦波についても適用できる概念に拡大する。ベ
クトルオペレータを交流理論のごとく定常状態のみで使
える複素数でなく、一般波形の位相シフタ、即ち無駄時
間要素を用いて表す。この場合、単位の大きさと基準位
相をもつ基本波形を単位ベクトルと見なし、相似波形を
もち大きさと位相が異なる該波形のベクトルを極座標概
念のベクトルとして扱える。即ち、周波数成分が同一位
相関係で同一量含まれる交流周期的関数について考える
ことができる。
【0026】上記任意な波形のオペレータとして下記時
間遅れ要素を用いる。但し、周期的関数の周期をTとす
る。 任意時間遅れ要素 :exp(−τs) 任意時間進み要素 :−exp(−τs) 1/4周期遅れ要素 :exp(−Ts/4) 1/4周期進み要素 :−exp(−Ts/4) 任意位相遅れ要素 :exp(−(θ/2π)Ts) 任意位相進み要素 :−exp(−(θ/2π)T
s)
【0027】以上により、正弦波で扱われていた、j、
−jに変えて次のように表せる。 j:−exp(−Ts/4) −j:exp(−Ts/4) 同様に、a、a2に変えて次のように表せる。 a :exp(−(2/3)Ts)=−exp(−(1
/6)Ts) a2:exp(−(1/3)Ts) 以上のオペレータを用いれば、任意な波形について、三
相、二相を問わず正相分を導ける。
【0028】以下、いたずらに任意波形にすることによ
る理解や構成の煩わしさを避けるため、正弦波をベース
にして述べるが、上記位相シフタ・時間遅れ進み演算を
行えば正相分の概念を任意な波形に適用できる。即ち、
以下に述べるj、−j、a、a2の扱いに関してj:−
exp(−Ts/4)、−j:exp(−Ts/4)、
a :−exp(−(1/6)Ts)、a2:exp(−
(1/3)Ts)で置き換える変形をすれば任意波形に
対応する構成が導ける。
【0029】前記式(7)や式(8)で示される演算に
用いうるベクトルオペレータの具体例を、図4に示す。
同図において、(a)は−jの演算、すなわち電気角を
90°遅らせる(移相シフトさせる)オペレータを示
し、周期的関数の周期Tの1/4だけ位相をずらせる無
駄時間遅れ演算を示す。この操作は、ディジタルプロセ
ッサではメモリーに信号を蓄積しておいてT/4だけ経
過してから出力することにより簡単に実行できる。同図
(b)はjの演算、すなわち電気角を90°進ませる
(移相シフトさせる)オペレータで、前記(a)の符号
反転により実現できる。同図(c)はベクトルオペレー
タaを示し、比例分と時間遅れ分との和差により実行で
きることを示す。同図(d)はベクトルオペレータa2
を示し、これも、比例分と時間遅れ分との和差により実
行できることを示す。
【0030】同図(e)もベクトルオペレータaを示
し、T/6の時間遅れ演算後、符号を反転することによ
り実行できることを示す。同図(f)もベクトルオペレ
ータa2を示し、T/3の時間遅れ演算により実行でき
ることを示す。同図(g)は−jの演算、すなわち電気
角を90°遅らせる(移相シフトさせる)オペレータを
示し、ゲインが入力の電気角周波数ωに比例する積分演
算により実現できることをを示す。同図(h)はjの演
算すなわち電気角を90°進ませる(移相シフトさせ
る)オペレータを示し、符号反転とゲインが入力の電気
角周波数ωに比例する積分演算とにより実現できること
を示す。同図(i)もベクトルオペレータaを示し、一
次遅れ演算により60°位相を遅らせた後、符号反転し
て実行できることを示す。同図(j)もベクトルオペレ
ータa2を示し、二次遅れ演算により120°位相を遅
らせて実行できることを示す。
【0031】以上により、得られた正相分Yは、三相分
全部の正相信号Vpa,Vpb,Vpcを用いる場合は、後述
の図16に示す位相追従手段の3つの入力に代えて入力
すればよい。三相中二相分の正相信号Vpa,Vpb、又は
pb,Vpc、又はVpc,Vpaを用いる場合は後述の図8
に示す位相追従手段に入力すればよい。式(8)と図4の
オペレータにより二相式で実行する場合は、二相分の正
相信号Vpα,Vpβを前述の図19の位相追従手段に入
力すればよい。これらにより、三相式でも二相式でもい
ずれの場合も、入力Xの正相分に追従する位相追従装置
が得られることになる。
【0032】以上の説明のごとく、本実施の形態の位相
追従装置においては、入力Xの正相分Yを、第1の周期
的関数として位相追従手段(PLL手段)2の乗算手段
に入力するようにしたので、入力Xに不平衡が生じても
入力Xの逆相分や零相分による悪影響を受けなくなる。
したがって、入力Xの不平衡、即ち被検出対象(PLL
の位相追従対象)の電圧不平衡に対する耐性が向上する
という効果が得られる。また、入力Xが一相や二相だけ
になっても、式(7)に従い、図4の要素で正相分を演算
して複数相(複数行)の正相分信号VpまたはYが得ら
れるので、正常に位相追従手段が働く効果が得られる。
【0033】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2の位相追従装置の構成を示す図である。同図におい
て、1’は入力Xから正相分の内の一相分のVpxを出力
すべく演算する正相分演算手段であり、式(7)または式
(8)のいずれかの一行分に相当する。3は上記一相分の
出力Vpxを受けて位相をシフトさせ、複数の正相分情報
pを生成して出力する位相シフト手段、即ちベクトル
オペレーション手段である。2は前記実施の形態1と同
様の位相追従手段(PLL手段)である。この実施の形
態2は、後述する式(9)又は式(10)又は式(11)によ
り一相分の正相分から二〜三相の正相分を導く方式に対
応しており、正相分演算手段1’と位相シフト手段3と
で構成されている。なお、図中単線(1本の線)で示さ
れる入出力は一相分の入出力を示している。
【0034】入力Xが三相の場合、一相分の正相分Vpx
はVpa,Vpb,Vpcのいずれかで、それぞれの場合、位
相シフト手段3はそれぞれ式(9)、式(10)、式(11)
のいずれかの演算を行う。
【0035】
【数5】
【0036】この時、式(9)、式(10)、式(11)の内
少なくとも一つの式の二行分の演算をして、2行分の出
力Yを得ればよい。
【0037】入力Xが二相の場合、一相分の正相分Vpx
はVpα,Vpβのいずれかで、それぞれの場合、位相シ
フト手段3はそれぞれ式(12)、式(13)のいずれ
かの演算を行う。
【0038】
【数6】
【0039】上記位相シフト手段3の演算には、前記図
4で説明した演算要素を用いることができる。また、位
相追従手段2には、前記実施の形態1と同様に、図1
9,後述する図8,図10,図16,図18の位相追従
手段を使用できる。以下、後述の図6,図7に示す実施
の形態においても図19,図8,図10,図16,図1
8の位相追従手段を使用できる。
【0040】以上の説明のごとく、本実施の形態の位相
追従装置においては、入力Xから正相分演算手段1によ
りVpxを出力し、位相シフト手段3によりVpxから複数
の正相分情報Vp、即ちYを導き、これらYを、第1の
周期的関数として位相追従手段(PLL手段)2の乗算
手段に入力するようにしたので、入力Xに不平衡が生じ
ても、入力Xの逆相分や零相分による悪影響を受けなく
なる。したがって、入力Xの不平衡に対する耐性が向上
するという効果が得られる。また、入力Xが一相や二相
だけになっても、正相分を演算して複数相のVpまたは
Yに復元されるので、正常に位相追従手段が働く効果が
得られる。さらに、正相分演算手段の出力が一つで済む
ので、この演算が簡単になるという効果が得られる。
【0041】さらに、元々の信号源Xが単相の場合に、
この単相信号xを上記一相の正相分Vpxに代えて位相シ
フト手段3に入力すれば、単相信号源から位相差を持つ
複数の周期的関数入力を導くことができる。即ち、多相
でなく単相信号源でも、位相シフト手段3等の移相手段
を設け、単相の信号から複数の位相の異なる信号を作る
ことにより、位相差を持つ複数の周期的関数入力を必要
とする乗算式による連続式位相追従装置を正常に働かせ
ることができる効果がある。
【0042】実施の形態3.図6は本発明の実施の形態
3の位相追従装置の構成を示す図である。同図におい
て、4は正相分Vpの絶対値|Vp|を演算して、これを
出力する絶対値演算手段である。この絶対値|Vp|は
正相分Vpの各成分の自乗の和の平方根を計算すること
により導くことができる。5は割り算(除算)手段で、
位相追従手段2に使用する正相分Yの各成分を上記絶対
値|Vp|で割り、振幅が単位化された正相分の情報Yu
を出力する。この出力Yuが位相追従手段2に入力され
る。
【0043】この実施の形態3においては、単位化手段
を構成する絶対値演算手段4と割り算手段5とを用い、
振幅が単位化された正相分の情報Yuを出力し、これを
第1の周期的関数として位相追従手段2の乗算手段に入
力するようにしているので、位相追従手段2への入力Y
uの振幅は元の入力Xの振幅の変動に対して殆ど変化し
なくなる。特に、正相分演算手段1をも用いると、元の
入力Xの振幅の変動に対しても、また、不平衡時の入力
Xの絶対値の変動に対しても、どちらに対しても、位相
追従手段2の入力Yuの振幅が全く変化しなくなる。こ
の理由は、Vpが正相分であるから、Vpが平衡三相信号
または平衡二相信号になっているので、これらの絶対値
は変動しないからである。したがって、割り算後のYu
も平衡三相または平衡二相を保ち、かつその振幅が変わ
らなくなる。これらの結果、位相追従手段2の応答特性
が極めて安定になる。以上のごとく、位相追従手段2の
入力Yuが単位化され、入力Xの振幅の変動に対する耐
性が向上するという効果が得られる。
【0044】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4の位相追従装置の構成を示す図である。本発明の実施
の形態4は、図5に示した実施の形態2の構成に図6に
示した実施の形態3の構成を適用したものである。絶対
値演算手段4と割り算手段5とを用いているので、実施
の形態3と同様、位相追従手段2の入力Yuの振幅は元
の入力Xの振幅の変動に対して変化しなくなり、位相追
従手段の応答特性が安定になる。位相追従手段2の入力
uが単位化され、入力Xの振幅の変動に対する耐性が
向上する効果が得られる。加えて、位相シフト手段3を
設けているので、実施の形態2と同様、正相分演算手段
1’の出力が一つで済むので、この演算が簡単になると
いう効果が得られる。以上では、多相入力の場合につい
ての説明であったが、単相入力、即ち単相の信号源の場
合にも適用できる。この場合、正相分の一相分Vpxと見
なすことにより、換言すれば振幅の変わる単相信号xを
pxに代えて入力することにより適用が可能となる。
【0045】図8は本発明に係わる位相追従手段2の構
成を示すブロック線図である。同図において、21a,
21bはそれぞれ乗算手段、22は和差演算手段、23
は適宜な伝達関数で伝達する伝達手段、24は第2の和
差演算手段、25は積分演算手段、望ましくはリセット
手段Resetを持つ積分手段、26a,26bはそれ
ぞれ周期的関数発生手段である。リセット手段は毎周期
基準点(例えば0°)に引き戻し、積分器出力が有限の
範囲で動作できるようにするものである。
【0046】第1の周期的関数入力f1(θ),f1(θ+
α)及び周期的関数発生手段26a,26bからの第2
の周期的関数f2(θ’),f2(θ’+α)はそれぞれf
1(x),f2(x)で表せる周期的関数情報または周期的関
数であって、周期的関数f1(x),f2(x)は三角関数、
方形波関数、Nレベルステップ波形の周期的関数、N点
の折点をもつ折れ線近似の波形をもつ周期的関数などで
ある。N点の折点をもつ折れ線近似の波形をもつ周期的
関数は、Nレベルステップ波形の周期的関数を積分して
得られる。xは周期的関数の信号の位相θまたはこれに
変わり得る時間tである。
【0047】周期的関数f1(x),f2(x)が三角関数の
場合は、和差演算手段の出力εは式(14)で示される。
即ち、第1の周期的関数入力f1(θ),f1(θ+α)が三
角関数波形の入力で、周期的関数発生手段26a,26
bを三角関数発生手段とした場合は、和差演算手段22
の出力εがksin(θ−θ’)で与えられ、位相差
(θ−θ’)に対して連続的に作用する。したがって、
位相追従作用が連続的に行われ、脈動が軽減される効果
がある。また、周波数や変分周波数を導出する場合、そ
の脈動が軽減される効果がある。また、周期的関数f
1(x),f2(x)が方形波の場合は、図9の波形図に示す
ように、f1(θ),f2(θ’+α)およびf1(θ+α),
2(θ’)が図9(a)ないし(d)で表され、各乗算手段
21a,21bの出力がそれぞれ図9(a)と(b)の積お
よび図9(c)と(d)の積である図9(e)(f)で示され
る。このため、和差演算手段の出力は図9(e)から(f)
を引いた図9(g)のようになる。すなわち、入力位相θ
と出力位相θ’との差δに相当する時間帯に出力εが現
れ、その和差出力εの平均値は入力位相θと出力位相
θ’との差δに比例することになる。
【0048】
【数7】
【0049】従って、和差出力εの平均値に応答させて
位相を追従させるようにフィルタ機能をもつ伝達手段2
3と積分演算手段25とを定めれば、位相追従手段2が
構成できる。すなわち、積分演算手段25と伝達手段2
3とをあわせて、倍周波の脈動を抑制するフィルタを用
いればよい。
【0050】周期的関数f1(x),f2(x)がNレベルス
テップ波形の周期的関数またはN点の折点をもつ折れ線
近似の波形をもつ周期的関数の場合、前記三角関数の場
合と上記方形波関数の場合との中間的な和差出力εが得
られ、必要なフィルタ機能は方形波関数の場合より緩和
される。特に、Nレベルステップ波形の周期的関数を積
分して得られるN点の折点をもつ折れ線近似の波形をも
つ周期的関数を採用すれば、三角関数の場合と近似でき
る良好な(和差出力εの脈動が小さい)特性が得られ
る。
【0051】図8において、第二の和差演算手段24を
設け、被検出入力Xの動作代表周波数ω0を伝達手段2
3の出力に加え、この第2の和差演算手段24の出力を
積分演算手段25の入力に加えれば、上記周波数ω0
動作開始時の初期周波数になる。ω0は例えば基本周波
数であればよい。これらにより、この実施の形態の位相
追従手段2では、動作開始時の同期引き込み特性が改善
される。特に、倍周波脈動を抑えるためにループゲイン
を低くし、応答速度が低い条件でも同期引き込み特性が
改善される。
【0052】さらに、伝達手段23の出力を導出する手
段を設ければ変分周波数Δωを取り出すことができる。
また、第2の和差演算手段24の出力または積分演算手
段25の入力を導出する手段を設ければ、周波数ωを取
り出すことができる。これらは、入力Xに関わる周波数
や速度の制御に利用できる。
【0053】図10は本発明に係わる位相追従手段2の
他の構成例を示すもので、伝達手段23から積分演算手
段25までの部分変形例を示す。この変形例において
は、積分演算手段25の分子を2π倍している。即ち、
比例ゲイン2πを積分演算手段25の入力側または出力
側に挿入したのと同等である。この場合、第2の和差演
算手段24には基本周波数f0を加える。これらによ
り、第2の和差演算手段24の出力から、周波数fを取
り出すことができる。また、伝達手段23の出力からΔ
fを取り出すことができる。これらも、入力Xに関わる
周波数や速度の制御に利用できる。
【0054】実施の形態5.つぎに、入力Xの電圧変動
に対する耐性を改善する他の実施の形態について説明す
る。図11(a)は入力Xの電圧変動に対する耐性を改
善する本発明の実施の形態5の位相追従装置の構成を示
す図である。本実施の形態においては、位相追従手段2
に入力する前に波形整形手段6を設けている。波形整形
手段6へは、振幅が変動する入力X、または正相分演算
のみ行い振幅は変動する図1または図5に示す位相追従
手段2への入力Yと同等のものを入力する。
【0055】波形整形手段6は複数の入力の波形を整形
する複数の波形整形器を備えている。この個々の波形整
形器の実施例を図11の(b)〜(e)に示す。同図
(b)は±1の符号に判別するコンパレータで、方形波
に整形するものである。同図(c)はリミッタで、方形
波または台形波、即ちN点折れ線近似波形に近い波形に
整形するものである。同図(d)(e)はそれぞれコン
パレータで、レベルが1とゼロ、またはゼロと−1の波
形に整形するものである。
【0056】以上の波形整形器を用いて、波形整形した
波形Yuは振幅が単位化されている。本実施の形態の位
相追従装置においては、この振幅が単位化されたYu
第1の周期的関数として位相追従手段2の乗算手段に入
力するので、被追従入力XやYの振幅の変動に影響され
なくなる。即ち、入力Xの電圧変動に対する耐性が向上
する効果が得られる。この他、波形整形後、ACフィル
タを通して基本成分を取り出し、これを位相追従手段2
へ入力しても良い。
【0057】以上に説明した各実施の形態の考え方を適
用すると、多数のバラエティに富んだ各種実施形態が可
能である。次に、前記実施の形態を適用した詳細な一実
施形態を示す。 実施の形態6.図12は本発明の実施の形態6の位相追
従装置であって、前記図6の実施の形態3に基づく三相
入力の場合の詳細な構成を示す図である。同図におい
て、正相分演算手段1としては前記式(7)と前記図4
(c)(d)を用い、絶対値演算手段4としては自乗の
和に適正な係数(2/3)を掛けた後平方根を取る方法
を採用し、位相追従手段2としては前記図8の位相追従
手段を採用し、式(14)のαを三相の位相差(2π/
3)に選び、伝達手段23が比例積分(PI)制御手段
と一次遅れフィルタから成る例を示している。簡単にす
る場合、伝達手段23は比例ゲインのみでも良い。5
a、5bは割り算手段である。三角マークにIと記入し
たものは積分演算手段25である。この実施の形態にお
いて、前記図6に示す実施の形態3の作用効果が得られ
ることは言うまでもない。また、前記図8の位相追従手
段を採用しているので、それらの作用効果も得られるこ
とも言うまでもない。
【0058】図13に図12に示す本発明の実施の形態
6のシミュレーション結果を示す。同図(a)は、t=
200(ms)の時点で、三相入力の位相がそれぞれ80
°変化した場合を示す。この位相変化に対して、基準位
相に対する位相差の応答は同図(b)に示すように、良
好な応答が得られていることが解る。この応答速度は位
相追従手段2の伝達手段23のゲインにより自由に変え
ることができる。図示しないが、三相がバラバラに位相
が変化した場合でも、各相の位相変化に各相の電圧が重
みづけされた位相に応答することになる。ここに、各相
の電圧が重みとして加重されるためであり、各相が同一
電圧であれば各相の位相のほぼ平均値に応答する。
【0059】実施の形態7.図14は本発明の実施の形
態7の位相追従装置であって、前記図6の実施の形態3
に基づく二相入力の場合の詳細な構成を示すブロック線
図である。同図において、正相分演算手段1としては前
記式(8)と前記図4の(a)(b)を用い、絶対値演
算手段4としては自乗の和の平方根を取っている。割り
算手段5は通常の割り算でよい。位相追従手段2として
は、前記図8および式(14)において位相差αをπ/2
(90°)に定めたものを採用している。位相追従手段
2の他の部分は前記図12の場合と同じである。前記図
12と比較してわかるように、演算の構成が簡単になる
という特長が得られる。その他、前記図6に示す実施の
形態3の作用効果が得られることは言うまでもない。ま
た、前記図8の位相追従手段2を採用しているので、そ
れらの作用効果も得られることも言うまでもない。
【0060】なお、図14の構成に加えて、図15に示
す三相二相変換手段7を設け、三つの周期的関数入力V
a,Vb,Vcを二つの周期的関数Vα,Vβとして取り
出し、これを正相分演算手段1に入力することにより、
三相の場合にも使用できる。この三相二相変換手段7で
はそのブロック中に示したマトリクスの後ろから入力ベ
クトル[Va,Vb,Vc]を掛ける演算によりVα,V
βが容易に得られる。
【0061】上記実施の形態においては、位相追従手段
2として、二つの乗算手段を用いた例を示したが、三つ
以上の乗算器を用い、三つ以上の周期的関数を入力させ
て、位相差に対応したエラーεを算出し、これに基づい
て同様に位相追従手段2を構成できる。この例として、
図16に三つの乗算手段21a,21b,21cを用い
た三相の場合を示す。三相では図12のVbpを単位化し
たVbpsも有効な入力とできる。乗算手段21aの出力
は式(15)のように表され、同様にして乗算手段21
a,21b,21c三つの出力の和を取ると、式(16)
が得られる。このように三つの乗算手段を用い、三相の
周期的関数を入力させることにより、三相中の各相の入
力の変動に対する応答特性が均一・均質にできる効果が
ある。
【0062】
【数8】
【0063】以上の詳細な実施の形態の他、数式や部分
要素の実施の形態で述べた多数の組み合わせが可能で、
且つ変形も可能である。
【0064】実施の形態8.図17は本発明の実施の形
態8の位相追従装置の構成を示すブロック線図である。
ここでは、正相分演算手段1で生成する周期的関数にお
ける位相差と位相追従手段2で乗算対象とする関数であ
る、第1および第2の周期的関数における位相差とが異
なる場合を扱っている。
【0065】即ち、前者の正相分演算手段1は、前記図
15に一例を示す三相二相変換手段7のα−β軸電圧V
α、Vβから同α−β座標上の正相分Vpα、Vpβを演
算し、更に、この正相分Vpα、Vpβから絶対値演算手
段4および割り算(除算)手段5を用いて、単位化され
た正相分Vpαs、Vpβsを導出している。また、後者の
位相追従手段2では、前記(14)式で説明した、任意
な位相差αをもつ2つの三角関数Vya、Vybを第1の周
期的関数として乗算手段21a、21bに入力する。そ
して、この2者間の位相差の相異による不具合を解消す
るため位相変更手段8を新たに設けている。
【0066】以下、任意な位相差αが60度の整数倍の
場合について、位相変更手段8による演算内容の具体例
を列挙する。 (1)α=60度の場合 (ケース1a) Vya=Vpαsyb=(1/2)Vpαs+(√3/2)Vpβs (ケース1b) Vya=(1/2)Vpβs+(√3/2)Vpαsyb=Vpβs (2)α=−60度の場合 (ケース2a) Vya=Vpαsyb=(1/2)Vpαs−(√3/2)Vpβs (ケース2b) Vya=−(1/2)Vpβs+(√3/2)Vpαsyb=−Vpβs (3)α=120度の場合 (ケース3a) Vya=Vpαsyb=−(1/2)Vpαs+(√3/2)Vpβs (ケース3b) Vya=−(1/2)Vpβs+(√3/2)Vpαsyb=Vpβs (4)α=−120度の場合 (ケース4a) Vya=Vpαsyb=−(1/2)Vpαs−(√3/2)Vpβs (ケース4b) Vya=(1/2)Vpβs+(√3/2)Vpαsyb=−Vpβs
【0067】以上では、互いに90度の位相差を有する
正相分入力ベクトルVpαs、Vpβsを、位相変更手段8
によって互いに60度の整数倍の位相差を有する正相分
信号Vya、Vybに変更する場合について説明したが、一
般に、互いに任意のφ(φ≠α)度の整数倍の位相差を
有する三角関数を、乗算手段21a、21bに入力され
る互いに任意のα度の整数倍の位相差を有する三角関数
に変更することができる。従って、この位相変更手段8
を設けることにより、同じ位相追従手段2で任意な位相
差の三角関数への位相追従動作が可能になる。勿論、既
述した位相シフタ、即ち無駄時間要素を用いることによ
り、この位相変更の方式は、三角関数に限らず、任意波
形の周期的関数を扱うものにも適用することができる。
【0068】実施の形態9.図18は本発明の実施の形
態9に係り、特にその位相追従手段2の変形例を示す。
同図において、積分手段25は電圧制御発信手段(電圧
制御可変周波数発信器VCO、V/Fコンバータ)25
1およびカウンタ252からなる。電圧制御発信手段は
周波数入力ωに比例したパルス周波数のパルスを発生す
る。カウンタ252は上記パルスを計数してカウント値
をディジタル信号で出力する。この時、カウンタでカウ
ントした値は入力ωの積分値、即ち位相θに対応する値
をもつので、これを出力すれば良いこととなる。
【0069】他方、周期的関数発生手段26a、26b
はリードオンリーメモリ(ROM)261a、261b
およびディジタル/アナログコンバータ(D/A)26
2a、262bからなる。ROM261は位相信号に相
当するディジタル量(カウント値)に対応する数値を出
力し、この入出力関係を所定の周期的関数、即ち三角関
数に定めておく。この時、前記任意な位相差αはROM
の入出力関係の書き込みデータにより自由に設定でき
る。さらに、ROMのディジタル出力はD/Aコンバー
タによりアナログ量に変換され、乗算手段21a、21
bへ入力される。これらの結果、前述の通り、位相追従
手段として作用する。
【0070】この実施の形態においては、カウンタの特
性として360度と0度との間の切り替わりに際して、
正確高精度に周期動作させ得る特長がある。これに対し
て、アナログ積分器では360度から0度に戻すリセッ
ト動作において、細かい誤差を生じやすい問題があっ
た。また、電圧制御発信手段やカウンタから他の制御に
利用するクロック信号Cs1またはCs2を取り出せる
特長もある。これらは、周波数逓倍器を通して、ディジ
タルプロセッサやマイクロプロセッサ用クロック信号を
発生させたり、ディジタル演算上の同期信号を生成する
のにも使用できる効果がある。
【0071】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る位相追従
装置は、出力位相情報を入力し、互いに位相が異なる複
数の第1の周期的関数の各関数と対となる複数の第2の
周期的関数を出力する周期的関数発生手段、上記第1の
周期的関数と第2の周期的関数とを上記対ごとに乗算す
る乗算手段、上記対ごとの乗算出力の和差演算を行う和
差演算手段、この和差演算手段の出力を所定伝達関数で
伝達する伝達手段、およびこの伝達手段の出力を積分し
上記出力位相情報として出力する積分手段からなり、同
期すべき信号源の信号への位相追従動作を行う位相追従
装置において、上記信号源の正相分信号を生成する正相
分演算手段を設け、上記正相分信号を上記第1の周期的
関数として上記乗算手段へ入力するようにしたので、位
相追従装置が同期させるべき信号源の逆相分や零相分が
除去されて、これら逆相分や零相分による悪影響を除去
することができる。したがって、入力の不平衡、即ち被
検出対象の電圧不平衡に対する耐性が向上する効果があ
る。
【0072】請求項2に係る位相追従装置は、同装置に
おいて、信号源が単相信号で、この単相信号の位相をシ
フトすることにより互いに位相の異なる複数の信号を生
成する位相シフト手段を設け、この位相シフト手段によ
り生成された位相の異なる信号を第1の周期的関数とし
て乗算手段へ入力するようにしたので、位相追従装置が
同期させるべき信号源が単相でも、複数の位相の異なる
信号を生成して位相追従動作を行わせることができる。
したがって、入力が単相であっても位相追従装置が動作
するという効果が得られる。即ち、単相入力に使用でき
る位相追従装置が得られる。
【0073】請求項3に係る位相追従装置は、同装置に
おいて、信号源の正相分信号の1相分を生成する正相分
演算手段、および上記正相分信号の1相分の位相をシフ
トすることにより互いに位相の異なる複数の信号を生成
する位相シフト手段を設け、この位相シフト手段により
生成された位相の異なる信号を第1の周期的関数として
乗算手段へ入力するようにしたので、入力の不平衡、即
ち被検出対象の電圧不平衡に対する耐性が向上するとと
もに、正相分の演算に際して、1相の正相分のみ演算す
ればよいので、正相分演算が簡単化されるという効果が
得られる。
【0074】請求項4に係る位相追従装置は、同装置に
おいて、信号源の正相分信号を生成する正相分演算手
段、および上記正相分信号の振幅を単位化する単位化手
段を設け、上記単位化した正相分信号を第1の周期的関
数として乗算手段へ入力するようにしたので、位相追従
装置が同期させるべき信号源の逆相分や零相分が除去さ
れて、これら逆相分や零相分による悪影響を除去するこ
とができるとともに、同期させるべき信号源の振幅変動
による悪影響を除去することができる。したがって、入
力の不平衡及び振幅変動に対する耐性が向上するという
効果が得られる。即ち、被検出対象の電圧不平衡及び電
圧変動に対する耐性を向上することができる。
【0075】また、請求項5に係る位相追従装置は、そ
の正相分演算手段を、信号源の信号を所定量位相シフト
する位相シフト要素で構成することにより、任意波形の
周期的関数の正相分信号の生成を可能としたので、位相
追従すべき対象を任意波形の周期的関数に拡大すること
ができ、その有用性が向上する。
【0076】また、請求項6に係る位相追従装置は、そ
の第1および第2の周期的関数を三角関数波形信号とし
たので、和差演算手段の出力が第1と第2の周期的関数
の位相差に対して連続的に作用する。したがって、上記
構成のそれぞれの効果に加え、位相追従作用が連続的に
行われ、脈動が軽減される効果がある。また、周波数や
変分周波数を導出する場合、その脈動が軽減される効果
がある。
【0077】請求項7に係る位相追従装置は、同装置に
おいて、信号源の周期的関数を波形整形する波形整形手
段を設け、上記波形整形された周期的関数を第1の周期
的関数として乗算手段へ入力するようにしたので、第1
の周期的関数入力の振幅が所定値になり、該位相追従装
置が同期させるべき信号源の振幅変動による悪影響を除
去することができる。したがって、入力の振幅の変動に
対する耐性、即ち被検出対象の電圧変動に対する耐性が
向上するという効果が得られる。
【0078】また、請求項8に係る位相追従装置は、そ
の第1の周期的関数を互いにα度の整数倍の位相差を有
する信号とし、第2の周期的関数を互いに上記α度の整
数倍の位相差を有する信号としたので、確実な位相追従
動作が得られる。
【0079】また、請求項9に係る位相追従装置は、そ
の正相分演算手段、位相シフト手段または波形整形手段
で生成された信号が互いにφ(φ≠α)度の整数倍の位相
差を有する場合、上記互いにφ度の整数倍の位相差を有
する信号を互いにα度の整数倍の位相差を有する信号に
変更する位相変更手段を設け、この位相変更手段の出力
信号を第1の周期的関数として乗算手段へ入力するよう
にしたので、信号源側の周期的関数における各関数の位
相差が、乗算対象の第1および第2の周期的関数におけ
る各関数の位相差と異なる場合にも確実な位相追従動作
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の位相追従装置の構成
を示す図である。
【図2】 三相ベクトルの代表例を示す図である。
【図3】 二相ベクトルの代表例を示す図である。
【図4】 本発明に係わるベクトルオペレータまた移相
手段に用いうる演算要素を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の位相追従装置の構成
を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3の位相追従装置の構成
を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態4の位相追従装置の構成
を示す図である。
【図8】 本発明に係わる位相追従手段の一例の構成を
示す図である。
【図9】 図8に示す位相追従手段の作用の一例を説明
する動作波形図である。
【図10】 本発明に係わる位相追従手段の他の例の構
成を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態5の位相追従装置の構
成を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態6の位相追従装置の一
例を詳細に示すブロック線図である。
【図13】 本発明の実施の形態6に係わるシミュレー
ション結果を示す動作波形図である。
【図14】 本発明の実施の形態7の位相追従装置の一
例を詳細に示すブロック線図である。
【図15】 本発明の二相式の実施方法に係わる三相二
相変換手段の構成を示す原理図である。
【図16】 本発明に係わる位相追従手段のさらに他の
例の構成を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態8の位相追従装置の一
例を示す図である。
【図18】 本発明の実施の形態9の位相追従装置の一
例を示す図である。
【図19】 従来例の位相追従装置を示すブロック線図
である。
【符号の説明】
1,1’ 正相分演算手段、2 位相追従手段、3 位
相シフト手段、4 絶対値演算手段、5,5a,5b
割り算手段、6 波形整形手段、7 三相二相変換手
段、8 位相変更手段、21a,21b,21c 乗算
手段、22 和差演算手段、23 伝達手段、24 第
2の和差演算手段、25 積分演算手段、26a,26
b 周期的関数発生手段。
フロントページの続き (72)発明者 塚田 路治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉田 幸一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山本 融真 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力位相情報を入力し、互いに位相が異
    なる複数の第1の周期的関数の各関数と対となる複数の
    第2の周期的関数を出力する周期的関数発生手段、上記
    第1の周期的関数と第2の周期的関数とを上記対ごとに
    乗算する乗算手段、上記対ごとの乗算出力の和差演算を
    行う和差演算手段、この和差演算手段の出力を所定伝達
    関数で伝達する伝達手段、およびこの伝達手段の出力を
    積分し上記出力位相情報として出力する積分手段からな
    り、同期すべき信号源の信号への位相追従動作を行う位
    相追従装置において、 上記信号源の正相分信号を生成する正相分演算手段を設
    け、上記正相分信号を上記第1の周期的関数として上記
    乗算手段へ入力するようにしたことを特徴とする位相追
    従装置。
  2. 【請求項2】 出力位相情報を入力し、互いに位相差を
    有する複数の第1の周期的関数の各関数と対となる複数
    の第2の周期的関数を出力する周期的関数発生手段、上
    記第1の周期的関数と第2の周期的関数とを上記対ごと
    に乗算する乗算手段、上記対ごとの乗算出力の和差演算
    を行う和差演算手段、この和差演算手段の出力を所定伝
    達関数で伝達する伝達手段、およびこの伝達手段の出力
    を積分し上記出力位相情報として出力する積分手段から
    なり、同期すべき信号源の信号への位相追従動作を行う
    位相追従装置において、 上記信号源が単相信号で、この単相信号の位相をシフト
    することにより互いに位相の異なる複数の信号を生成す
    る位相シフト手段を設け、この位相シフト手段により生
    成された位相の異なる信号を上記第1の周期的関数とし
    て上記乗算手段へ入力するようにしたことを特徴とする
    位相追従装置。
  3. 【請求項3】 出力位相情報を入力し、互いに位相が異
    なる複数の第1の周期的関数の各関数と対となる複数の
    第2の周期的関数を出力する周期的関数発生手段、上記
    第1の周期的関数と第2の周期的関数とを上記対ごとに
    乗算する乗算手段、上記対ごとの乗算出力の和差演算を
    行う和差演算手段、この和差演算手段の出力を所定伝達
    関数で伝達する伝達手段、およびこの伝達手段の出力を
    積分し上記出力位相情報として出力する積分手段からな
    り、同期すべき信号源の信号への位相追従動作を行う位
    相追従装置において、 上記信号源の正相分信号の1相分を生成する正相分演算
    手段、および上記正相分信号の1相分の位相をシフトす
    ることにより互いに位相の異なる複数の信号を生成する
    位相シフト手段を設け、この位相シフト手段により生成
    された位相の異なる信号を上記第1の周期的関数として
    上記乗算手段へ入力するようにしたことを特徴とする位
    相追従装置。
  4. 【請求項4】 出力位相情報を入力し、互いに位相が異
    なる複数の第1の周期的関数の各関数と対となる複数の
    第2の周期的関数を出力する周期的関数発生手段、上記
    第1の周期的関数と第2の周期的関数とを上記対ごとに
    乗算する乗算手段、上記対ごとの乗算出力の和差演算を
    行う和差演算手段、この和差演算手段の出力を所定伝達
    関数で伝達する伝達手段、およびこの伝達手段の出力を
    積分し上記出力位相情報として出力する積分手段からな
    り、同期すべき信号源の信号への位相追従動作を行う位
    相追従装置において、 上記信号源の正相分信号を生成する正相分演算手段、お
    よび上記正相分信号の振幅を単位化する単位化手段を設
    け、上記単位化した正相分信号を上記第1の周期的関数
    として上記乗算手段へ入力するようにしたことを特徴と
    する位相追従装置。
  5. 【請求項5】 正相分演算手段を、信号源の信号を所定
    量位相シフトする位相シフト要素で構成することによ
    り、任意波形の周期的関数の正相分信号の生成を可能と
    したことを特徴とする請求項1,3または4のいずれか
    に記載の位相追従装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2の周期的関数を三角関数
    波形信号としたことを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の位相追従装置。
  7. 【請求項7】 出力位相情報を入力し、互いに位相が異
    なる複数の第1の周期的関数の各関数と対となる複数の
    第2の周期的関数を出力する周期的関数発生手段、上記
    第1の周期的関数と第2の周期的関数とを上記対ごとに
    乗算する乗算手段、上記対ごとの乗算出力の和差演算を
    行う和差演算手段、この和差演算手段の出力を所定伝達
    関数で伝達する伝達手段、およびこの伝達手段の出力を
    積分し上記出力位相情報として出力する積分手段からな
    り、同期すべき信号源の信号への位相追従動作を行う位
    相追従装置において、 上記信号源の周期的関数を波形整形する波形整形手段を
    設け、上記波形整形された周期的関数を上記第1の周期
    的関数として上記乗算手段へ入力するようにしたことを
    特徴とする位相追従装置。
  8. 【請求項8】 第1の周期的関数を互いにα度の整数倍
    の位相差を有する信号とし、第2の周期的関数を互いに
    上記α度の整数倍の位相差を有する信号としたことを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の位相追従
    装置。
  9. 【請求項9】 正相分演算手段、位相シフト手段または
    波形整形手段で生成された信号が互いにφ(φ≠α)度
    の整数倍の位相差を有する場合、上記互いにφ度の整数
    倍の位相差を有する信号を互いにα度の整数倍の位相差
    を有する信号に変更する位相変更手段を設け、この位相
    変更手段の出力信号を第1の周期的関数として乗算手段
    へ入力するようにしたことを特徴とする請求項8記載の
    位相追従装置。
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JP2017021055A (ja) * 2016-10-28 2017-01-26 株式会社ダイヘン 不平衡率検出装置、および不平衡率検出方法
WO2019138491A1 (ja) * 2018-01-11 2019-07-18 三菱電機株式会社 回転角度検出装置
JP2019531684A (ja) * 2016-09-29 2019-10-31 ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. 自動車用バッテリ充電器の電流設定値を求めるための方法

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