JPH11177161A - 磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型薄膜ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型薄膜ヘッドInfo
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- JPH11177161A JPH11177161A JP9342456A JP34245697A JPH11177161A JP H11177161 A JPH11177161 A JP H11177161A JP 9342456 A JP9342456 A JP 9342456A JP 34245697 A JP34245697 A JP 34245697A JP H11177161 A JPH11177161 A JP H11177161A
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Abstract
ドの特性の向上および安定化を実現する。 【解決手段】 第1の強磁性層/絶縁層(トンネル障壁
層)/第2の強磁性層/絶縁層(トンネル障壁層)/第
3の強磁性層の2つの接合を有する構造においてトンネ
ル障壁層を安定に保つために絶縁層の一部を酸化させな
いで残す。または、トンネル障壁保護層を界面に挿入す
る。さらに特性向上を実現するために多層構造を全て真
空中で作成する。以上により、トンネル障壁層の界面が
保護され、特性が安定するとともに耐熱性も向上する。
また、真空中で作成することで比抵抗も小さくでき特性
改善につながる。したがって高感度磁気抵抗効果素子、
MRヘッド等への応用が可能となる。
Description
コーダ、磁気記録媒体より信号を読みとるための磁気抵
抗効果素子及び磁気抵抗効果型ヘッドに関するものであ
る。特に高密度記録媒体からの読みだしに使用する素子
として強磁性トンネル効果を利用した素子として各所で
広く研究開発が進められている。
抵抗効果型ヘッド(以下、MRヘッドという)等の開発
が進められている。近年、マルチメディア化にともなう
データの大容量化により大容量記憶装置の需要が高まっ
ている。大容量記憶装置の中でも特にハードディスクド
ライブ(以下HDDという)は、大容量、高速データ転
送、安価という点からパーソナルコンピューターなどを
中心にその需要が高まっている。このような流れから、
HDDは高密度化の傾向にあり、HDDを支えるデバイ
スの一つであるMRヘッドは高記録密度かにともない高
感度で峡トラック化、峡ギャップ化が要求されている。
このような要求からMRヘッドまたはスピンバルブヘッ
ドより高感度な磁気抵抗効果を示す素子として前記強磁
性トンネル素子があり、磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗
効果型ヘッドとしての利用が検討されている。
示す。素子構成は、基板1上に積層された第1の強磁性
層2、第1の絶縁層3、第2の強磁性層4、第2の絶縁
層5、第3の強磁性層6からなる。第1の強磁性層2上
に形成された電極5は電流端子(+)、電極6は電圧端
子(−)、第2の強磁性層4上に形成された電極7は電
流端子(−)、電極8は電圧端子(−)である。
示す。このような第1の強磁性層2/絶縁層(トンネル
障壁)3/第2の強磁性層4からなる接合が一つである
強磁性トンネル素子の場合、そのコンダクタンスは(数
1)のように示される。
依存する。そのため第1の強磁性層と第2の強磁性層の
磁化の方向が平行にした場合と反平行にした場合とでは
トンネル・コンダクタンスが違ってくる。今、磁化を平
行にした場合と反平行にした場合のコンダクタンスをそ
れぞれG↑↑、G↑↓とすると式1よりトンネル磁気抵
抗効果(Tunneling Magnetoresistance略してTMR)
は式3で与えられる。以上より遷移金属強磁性体の場合
TMRは第1の強磁性層と第2の強磁性層のスピン分極
そのものの積で表されることがわかっている(IEEE Tra
nsactions on Magnetics,Vol,MAG-18,No.2,March 198
2)。
く、抵抗変化率が大きい)を得るためには第1の強磁性
層、第2の強磁性層各々の磁性材料について分極率の高
い材料を用いたり、量子トンネル効果本来の特性を上げ
るしか方法はない。しかし、遷移金属強磁性体で分極率
の高い材料で報告があるのはFeCo等であり、また良好な
トンネル効果が得られている絶縁体はNiO、Al2O3等であ
る。このように現在では、強磁性トンネル効果本来の特
性をさらに上げるために使用できる材料は限られてい
る。
性を向上させる方法としては、第1の強磁性層2/第1
の絶縁層3/第2の強磁性層4/第2の絶縁層5/第3
の強磁性層6という多層構造にして第1の強磁性層2/
第1の絶縁層3/第2の強磁性層4から構成される接合
の出力と第2の強磁性層4/第2の絶縁層5/第3の強
磁性層6から構成される接合Bの出力を差分検出する方
法がある(特開平-251618)。
作成する場合、Al、またはNiをプラズマ酸化あるいは自
然酸化により酸化させる。このとき酸化層(絶縁層)の
厚みはプラズマを発生時間または酸素導入時間と導入量
によって制御される。この時間や導入量が多すぎてトン
ネル接合を形成する磁性層まで酸化してしまうと特性が
劣化してしまう。また、実際の素子として使用する場合
には、素子作成時に加わる熱でトンネル接合部の磁性層
にトンネル障壁形成している絶縁層の酸素が拡散して酸
化されたり、強磁性層の結晶が成長してトンネル障壁層
を突き破り(電気的にショートする)特性が劣化する。
層2/第1の絶縁層(トンネル障壁)3/第2の強磁性
層4/第2の絶縁層(トンネル障壁)5/第3の強磁性
層6の基本構成を用いる素子において、トンネル接合を
形成する磁性層に対する酸素の拡散を防止するとともに
強磁性層に熱が加わることで結晶粒が成長し、トンネル
障壁層を突き破り破壊してしまう(電気的にショートす
る)などによって劣化する磁気抵抗効果特性を安定化
し、高感度で高密度記録に対応できる磁気抵抗効果素子
および磁気抵抗効果型ヘッドを実現するものである。
めに、この発明の磁気抵抗効果素子、及び磁気抵抗効果
型ヘッドは以下のように構成されてる。
基板1上に第1の強磁性膜2/第1の絶縁層(トンネル
障壁)3/第2の強磁性膜4/第2の絶縁膜(トンネル障
壁)5/第3の強磁性層6からなる。これは、絶縁層全て
がトンネル障壁を形成している場合である。この場合に
は絶縁障壁を形成する層と強磁性層の界面で酸素が拡散
し、強磁性層が酸化され特性が劣化してしまう。また、
多層構造作成時に空気中に放置すると、空気にさらされ
た膜面とその上に形成された膜の界面に不純物が混入し
特性の劣化(比抵抗の増加)を起こす。そこで、図1
(a)で示されるような絶縁層全てがトンネル障壁となる
ような場合には、トンネル障壁層と強磁性層の界面形成
が非常に重要で、必ず真空中で多層構造(多重トンネル
障壁層)を形成する。
ネル障壁を形成する過程でプラズマ酸化あるいは自然酸
化の時間、または酸素量を調整して非磁性層(たとえば
Al)の一部分だけを酸化させないで残す。あるいは強磁
性層とトンネル障壁を形成する層の界面に拡散防止層を
挿入する。熱が加わることで強磁性層の結晶粒が成長し
トンネル障壁を破壊する場合にはトンネル障壁保護層と
してトンネル障壁に影響を与えなおような膜をトンネル
障壁層と強磁性層の界面に挿入する。なお、前記多層構
造(多重トンネル障壁層)を作成する場合には必ず真空
中で行う。これらの方法により上記課題を解決する。
いて、図1(b)から図3を用いて説明する。
抵抗効果素子の構成を示している。素子を作成する過程
を説明すると、シリコン(Si)基板1上に電極材料1aを
スパッタした後、第1の強磁性膜2、絶縁層3を形成する
ためのアルミウム(Al)をRFスパッタで連続成膜した。そ
の後チャンバー内に酸素を導入してRF逆スパッタを行い
酸素プラズマ放電によりアルミニウム(Al)を酸化させア
ルミナ(Al2O3)とした。そして第2の強磁性層4を磁場
中で第1に強磁性層2と磁化の向きが直交するように磁
場中スパッタした。
ム(Al)をスパッタし、絶縁層3の場合と同様にチャンバ
ー内に酸素を導入してRF逆スパッタを行い酸素プラズマ
放電によりアルミニウム(Al)を酸化させアルミナ(Al
2O)とした。第3の強磁性層6を磁場中で第1の強磁性
層の磁化の向きと平行となるようにRFスパッタ装置を用
いて連続作製した。
ング装置及びリアクティブイオンエッチング装置、リフ
トオフ法を用いて行った。測定はこれらの構成を用い
て、第2の強磁性層4を電気的に接地し、第1の強磁性
層2が(+)、第2の強磁性層4が(-)に、第3の強磁性層6
が(+)、第2の強磁性層4が(-)に電圧が印可されるよう
に接続した。そして磁界を+1KOe〜-1KOeまで変えて測定
した結果、第1の強磁性層2/絶縁層(トンネル障壁
層)3/第2の強磁性層4の接合で得られた出力と、第2
の強磁性層4/絶縁層(トンネル障壁層)5/第3の強磁
性層5の接合で得られた出力は大気中に一度出した場合
の素子に比べ特性が向上した。なお、トンネル障壁層を
形成するアルミニウム(Al)を酸化させる方法として、
アルミニウム(Al)をスパッタした後、真空チャンバー内
に酸素を導入して放置する自然酸化でも同様な効果が得
られる。
効果素子の構成を示している。素子を作成する過程を以
下に説明する。シリコン(Si)基板1上に電極材料1a、
第1の強磁性膜2、絶縁層3を形成するためのアルミウム
(Al)をRFスパッタで連続成膜した。その後チャンバー内
に酸素を導入してRF逆スパッタを行い酸素プラズマ放電
によりアルミニウム(Al)を酸化させアルミナ(Al2O)と
した。このとき酸素導入量と時間を制御して、アルミニ
ウム(Al)の酸化を行い、強磁性層側の一部分だけを酸化
させないでアルミニウム(Al)のまま残す構造(非酸化層
9)とした。
強磁性層2と磁化の向きが直交するようにスパッタし
た。次に絶縁層5を形成するためのアルミニウム(Al)を
スパッタし、絶縁層3の場合と同様にチャンバー内に酸
素を導入してRF逆スパッタを行い酸素プラズマ放電によ
りアルミニウム(Al)を酸化させアルミナ(Al2O)とし
た。このとき酸素導入量と時間を制御して、アルミニウ
ムの酸化を行い、強磁性層側の一部分だけを酸化させな
いでアルミニウムのまま残す構造(非酸化層9)とし
た。
層の磁化の向きと平行となるようにRFスパッタ装置を用
いて連続作製した。素子の加工および電極形成にはイオ
ンミリング装置及びリアクティブイオンエッチング装
置、リフトオフ法を用いて行った。測定は実施の形態1
と同様な方法で行った。この結果、絶縁障壁層と強磁性
層の片方の界面に酸化されてないアルミニウム(Al)が
ある場合とない場合では、アルミニウム(Al)が一部残っ
ている構成のほうが安定な特性が得られ、さらに素子化
の過程で熱が加わった場合、強磁性層の結晶粒の成長に
伴う界面の乱れが原因で起こるトンネル障壁層の破壊を
防止する効果が見られた。なお、トンネル障壁層を形成
するアルミニウム(Al)を酸化させる方法として、アル
ミニウム(Al)をスパッタした後、真空チャンバー内に酸
素を導入して放置する自然酸化でも同様な効果が得られ
る。
抵抗効果素子の構成を示している。素子を作成する過程
を以下に説明する。シリコン(Si)基板1上に電極材料1
a、第1の強磁性膜2、絶縁層3を形成するためのアルミ
ウム(Al)をRFスパッタで連続成膜した。その後チャンバ
ー内に酸素を導入してRF逆スパッタを行い酸素プラズマ
放電によりアルミニウム(Al)を酸化させアルミナ(Al
2O)とした。このとき酸素導入量と時間を制御して、ア
ルミニウム(Al)の酸化を行い、強磁性層側の一部分だけ
を酸化させないでアルミニウム(Al)のまま残す構造(非
酸化層9)とした。
してアルミニウム(Al)をスパッタし、第2の強磁性層
4を磁場中で第1に強磁性層2と磁化の向きが直交するよ
うにスパッタした。次に絶縁層5を形成するためのアル
ミニウム(Al)をスパッタし、絶縁層3の場合と同様にチ
ャンバー内に酸素を導入してRF逆スパッタを行い酸素プ
ラズマ放電によりアルミニウム(Al)を酸化させアルミナ
(Al2O)とした。
ルミニウムの酸化を行い、強磁性層側の一部分だけを酸
化させないでアルミニウムのまま残す構造(非酸化層
9)とした。そして、その上にトンネル障壁保護層5aと
してアルミニウム(Al)をスパッタし、第3の強磁性層
6を磁場中で第1の強磁性層の磁化の向きと平行となる
ようにRFスパッタ装置を用いて連続作製した。素子の加
工および電極形成にはイオンミリング装置及びリアクテ
ィブイオンエッチング装置、リフトオフ法を用いて行っ
た。
た。この結果、絶縁障壁層と強磁性層の両方の界面に酸
化されてないアルミニウム(Al)がある場合と片方にし
かない場合、そして全くない場合では、アルミニウム(A
l)が両方の界面に挿入されている構成のほうが安定な特
性が得られ、第2の強磁性層4の軟磁性としての特性も
向上した。さらに素子化の過程で熱が加わった場合、強
磁性層の結晶粒の成長に伴う界面の乱れが原因で起こる
トンネル障壁層の破壊を防止する効果が見られた。な
お、トンネル障壁層を形成するアルミニウム(Al)を酸
化させる方法として、アルミニウム(Al)をスパッタした
後、真空チャンバー内に酸素を導入して放置する自然酸
化でも同様な効果が得られる。
抵抗効果素子の構成を示している。素子を作成する過程
を説明すると、シリコン(Si)基板1上に電極材料1aを
スパッタして、第1の強磁性膜2をスパッタした後、ト
ンネル障壁保護層3bとして金(Au)をスパッタし、そ
して絶縁層3を形成するためのアルミウム(Al)をRFスパ
ッタで連続成膜した。その後チャンバー内に酸素を導入
してRF逆スパッタを行い酸素プラズマ放電によりアルミ
ニウム(Al)を酸化させアルミナ(Al2O3)とした。
u)をスパッタした後、第2の強磁性層4を磁場中で第1
に強磁性層2と磁化の向きが直交するように磁場中スパ
ッタした。そしてその上にトンネル障壁保護層5bとし
て金(Au)、絶縁層5を形成するためのアルミニウム(Al)
をスパッタし、絶縁層3の場合と同様にチャンバー内に
酸素を導入してRF逆スパッタを行い酸素プラズマ放電に
よりアルミニウム(Al)を酸化させアルミナ(Al2O)とし
た。その上にトンネル障壁保護層5bとして金(Au)、第
3の強磁性層6を磁場中で第1の強磁性層の磁化の向き
と平行となるようにRFスパッタ装置を用いて連続作製し
た。素子の加工および電極形成にはイオンミリング装置
及びリアクティブイオンエッチング装置、リフトオフ法
を用いて行った。
た。この結果、絶縁障壁層と強磁性層の両方の界面にト
ンネル障壁防護層である金(Au)がある場合とない場合で
は、トンネル障壁防護層である金(Au)が両方の界面に挿
入されている構成のほうが安定な特性が得られ、第2の
強磁性層4の軟磁性としての特性も向上した。
強磁性層の結晶粒の成長に伴う界面の乱れが原因で起こ
るトンネル障壁層の破壊を防止する効果が見られた。な
お、トンネル障壁層を形成するアルミニウム(Al)を酸
化させる方法として、アルミニウム(Al)をスパッタした
後、真空チャンバー内に酸素を導入して放置する自然酸
化でも同様な効果が得られる。これらの (実施の形態5)構成は実施の形態4と同様で、トンネ
ル障壁防護層を磁性体にした場合を説明する。まず、素
子を作成する過程を説明すると、シリコン(Si)基板1
上に電極材料1aをスパッタして、第1の強磁性膜2をス
パッタした後、トンネル障壁保護層3cとしてアモルフ
ァス磁性材料をスパッタし、そして絶縁層3を形成する
ためのアルミウム(Al)をRFスパッタで連続成膜した。そ
の後チャンバー内に酸素を導入してRF逆スパッタを行い
酸素プラズマ放電によりアルミニウム(Al)を酸化させア
ルミナ(Al2O3)とした。
ルファス磁性材料をスパッタした後、第2の強磁性層4
を磁場中で第1に強磁性層2と磁化の向きが直交するよ
うに磁場中スパッタした。そしてその上にトンネル障壁
保護層5cとしてアモルファス磁性材料、絶縁層5を形
成するためのアルミニウム(Al)をスパッタし、絶縁層3
の場合と同様にチャンバー内に酸素を導入してRF逆スパ
ッタを行い酸素プラズマ放電によりアルミニウム(Al)を
酸化させアルミナ(Al2O)とした。
モルファス磁性材料、第3の強磁性層6を磁場中で第1
の強磁性層の磁化の向きと平行となるようにRFスパッタ
装置を用いて連続作製した。素子の加工および電極形成
にはイオンミリング装置及びリアクティブイオンエッチ
ング装置、リフトオフ法を用いて行った。測定は実施の
形態1と同様な方法で行った。この結果、絶縁障壁層と
強磁性層の両方の界面にトンネル障壁防護層であるアモ
ルファス磁性材料がある場合とない場合では、トンネル
障壁防護層であるアモルファス磁性材料が両方の界面に
挿入されている構成のほうが安定な特性が得られ、さら
に素子化の過程で熱が加わった場合、強磁性層の結晶粒
の成長に伴う界面の乱れが原因で起こるトンネル障壁層
の破壊を防止する効果が見られた。
ウム(Al)を酸化させる方法として、アルミニウム(Al)
をスパッタした後、真空チャンバー内に酸素を導入して
放置する自然酸化でも同様な効果が得られる。
様で、トンネル障壁防護層を酸化物にした場合を説明す
る。まず、素子を作成する過程を説明すると、シリコン
(Si)基板1上に電極材料1aをスパッタして、第1の強
磁性膜2をスパッタした後、トンネル障壁保護層3dとし
て酸化物(NiO)をスパッタし、そして絶縁層3を形成す
るためのアルミウム(Al)をRFスパッタで連続成膜した。
その後チャンバー内に酸素を導入してRF逆スパッタを行
い酸素プラズマ放電によりアルミニウム(Al)を酸化させ
アルミナ(Al2O3)とした。その上トンネル障壁保護層3
dとして酸化物(NiO)をスパッタした後、第2の強磁性
層4を磁場中で第1に強磁性層2と磁化の向きが直交する
ように磁場中スパッタした。そしてその上にトンネル障
壁保護層5dとして酸化物(NiO)、絶縁層5を形成する
ためのアルミニウム(Al)をスパッタし、絶縁層3の場合
と同様にチャンバー内に酸素を導入してRF逆スパッタを
行い酸素プラズマ放電によりアルミニウム(Al)を酸化さ
せアルミナ(Al2O)とした。その上にトンネル障壁保護
層5dとして酸化物(NiO)、第3の強磁性層6を磁場中
で第1の強磁性層の磁化の向きと平行となるようにRFス
パッタ装置を用いて連続作製した。素子の加工および電
極形成にはイオンミリング装置及びリアクティブイオン
エッチング装置、リフトオフ法を用いて行った。
た。この結果、絶縁障壁層と強磁性層の両方の界面にト
ンネル障壁防護層である酸化物(NiO)がある場合とない
場合では、トンネル障壁防護層である酸化物(NiO)が両
方の界面に挿入されている構成のほうが安定な特性が得
られ、さらに素子化の過程で熱が加わった場合、強磁性
層の結晶粒の成長に伴う界面の乱れが原因で起こるトン
ネル障壁層の破壊を防止する効果が見られた。なお、ト
ンネル障壁層を形成するアルミニウム(Al)を酸化させ
る方法として、アルミニウム(Al)をスパッタした後、真
空チャンバー内に酸素を導入して放置する自然酸化でも
同様な効果が得られる。
の説明を行う。
示した構成の磁気抵抗効果素子をSi基板上に作成した。
磁化方向が互いに同方向を向くように磁場中スパッタを
行い、第2の強磁性層CoFeの磁化方向がFeと直交するよ
うに磁場中スパッタを行った。トンネル障壁層(Al
2O3)はアルミニウム(Al)をスパッタした後、RF逆スパ
ッタによるプラズマ酸化法で作成した。
中で行った。電極形成および素子加工にはイオンエッチ
ング、リアクティブエッチング、リフトオフ法を使用し
た。Fe/Al2O3/CoFe、CoFe/Al2O3/Feのそれぞれの接合に
対して接続して磁気抵抗効果の測定を行った。磁気抵抗
効果の測定は磁界を軟磁性を示すCoFe膜の磁化困難軸方
向に印加して測定した。
それぞれの接合から抵抗変化率が21%、25%の結果
が得られた。また、構成は同様な構成を用いてトンネル
障壁層(Al2O3)を作成後に大気中に放置して、その上
に強磁性層CoFe、Feを形成した。
ング、リアクティブエッチング、リフトオフ法を使用し
た。Fe/Al2O3/CoFe、CoFe/Al2O3/Feのそれぞれの接合に
対して接続して磁気抵抗効果の測定を行った。
CoFe膜の磁化困難軸方向に印加して測定した。この結
果、Fe/Al2O3/CoFe、CoFe/Al2O3/Feそれぞれの接合から
抵抗変化率が14%、12%の結果が得られた。以上よ
り多層膜形成において一度も大気に触れさせることなく
真空中で作成したほうが抵抗変化率も向上する。
ヘッドにおいて実用的な特性を示すことは明らかであ
る。
示した構成の磁気抵抗効果素子をSi基板上に作成した。
2O3(20)/Fe(100)] 但し、( )内の単位はオンク゛ストロームである。
磁化方向が互いに同方向を向くように磁場中スパッタを
行い、第2の強磁性層CoFeの磁化方向がFeと直交するよ
うに磁場中スパッタを行った。トンネル障壁層(Al
2O3)はアルミニウム(Al)をスパッタした後、RF逆スパ
ッタによるプラズマ酸化法で作成した。このときチャン
バーないに導入する酸素の量とプラズマ放電の時間で酸
化層の厚みを制御して一部分アルミニウム(Al)のまま残
した構造にした。なおこれらの多層構造の作成は全て真
空中で行った。電極形成および素子加工にはイオンエッ
チング、リアクティブエッチング、リフトオフ法を使用
した。Fe/Al+Al2O3/CoFe、CoFe/Al+Al2O3/Feのそれぞれ
の接合に対して接続して磁気抵抗効果の測定を行った。
磁気抵抗効果の測定は磁界を軟磁性を示すCoFe膜の磁化
困難軸方向に印加して測定した。
2O3/Feそれぞれの接合から抵抗変化率が28%、29%
の結果が得られた。また、歩留まりも向上した。以上よ
りトンネル障壁層の一部を酸化させないで残した構造を
用いたほうが抵抗変化率も向上する。よって磁気抵抗効
果素子、磁気抵抗効果型ヘッドにおいて実用的な特性を
示すことは明らかである。
示した構成の磁気抵抗効果素子をSi基板上に作成した。
Al+Al2O3(20)/Al(5)/Fe(100)] 但し、( )内の単位はオンク゛ストロームである。
磁化方向が互いに同方向を向くように磁場中スパッタを
行い、第2の強磁性層CoFeの磁化方向がFeと直交するよ
うに磁場中スパッタを行った。トンネル障壁層(Al
2O3)はアルミニウム(Al)をスパッタした後、RF逆スパ
ッタによるプラズマ酸化法で作成した。このときチャン
バーないに導入する酸素の量とプラズマ放電の時間で酸
化層の厚みを制御して一部分アルミニウム(Al)のまま残
した構造にした。また、もう一方の界面には再度アルミ
ニウム(Al)を5スパッタした。なおこれらの多層構造の
作成は全て真空中で行った。電極形成および素子加工に
はイオンエッチング、リアクティブエッチング、リフト
オフ法を使用した。Fe/Al+Al2O3/CoFe、CoFe/Al+Al2O3/
Feのそれぞれの接合に対して接続して磁気抵抗効果の測
定を行った。磁気抵抗効果の測定は磁界を軟磁性を示す
CoFe膜の磁化困難軸方向に印加して測定した。
+Al2O3/Al/Feそれぞれの接合から抵抗変化率が27%、
28%の結果が得られた。また、歩留まりもトンネル障
壁層の片側にアルミニウム(Al)がある場合に比べ15%
向上した。その上、耐熱性に関しても100℃程度の向上
が見られた。以上よりトンネル障壁層の両側にアルミニ
ウム(Al)が挿入された構造を用いたほうが歩留まり、耐
熱性の面から特性の向上が見られた。よって磁気抵抗効
果素子、磁気抵抗効果型ヘッドにおいて実用的な特性を
示すことは明らかである。
示した構成の磁気抵抗効果素子をSi基板上に作成した。
0)/Au(5)/Al2O3(15)/Au(5)/Fe(100)] 但し、( )内の単位はオンク゛ストロームである。
磁化方向が互いに同方向を向くように磁場中スパッタを
行い、第2の強磁性層CoFeの磁化方向がFeと直交するよ
うに磁場中スパッタを行った。トンネル障壁層(Al
2O3)はアルミニウム(Al)をスパッタした後、RF逆スパ
ッタによるプラズマ酸化法で作成した。このときチャン
バーないに導入する酸素の量とプラズマ放電の時間で酸
化層の厚みを制御して全てがアルミナ(Al2O3)とした。
また、トンネル障壁層(Al2O3)の両界面には金(Au)を5
スパッタした。なおこれらの多層構造の作成は全て真空
中で行った。電極形成および素子加工にはイオンエッチ
ング、リアクティブエッチング、リフトオフ法を使用し
た。Fe/Au/Al2O3/Au/CoFe、CoFe/Au/Al2O3/Au/Feのそれ
ぞれの接合に対して接続して磁気抵抗効果の測定を行っ
た。磁気抵抗効果の測定は磁界を軟磁性を示すCoFe膜の
磁化困難軸方向に印加して測定した。
/Al2O3/Au/Feそれぞれの接合から抵抗変化率が25%、
26%の結果が得られた。また、歩留まりもトンネル障
壁層の両側に金(Au)がある場合に比べ同程度であった。
程度の特性が得られた。以上よりトンネル障壁層の両側
にアルミニウム(Al)が挿入された構造を用いたほうが歩
留まり、耐熱性の面から特性の向上が見られた。よって
磁気抵抗効果素子、磁気抵抗効果型ヘッドにおいて実用
的な特性を示すことは明らかである。
示した構成の磁気抵抗効果素子をSi基板上に作成した。
0)/CoFe(100)/CoZrTa(50)/Al2O 3(15)/ CoZrTa(50)/Fe
(100)] 但し、( )内の単位はオンク゛ストロームである。
磁化方向が互いに同方向を向くように磁場中スパッタを
行い、第2の強磁性層CoFeの磁化方向がFeと直交するよ
うに磁場中スパッタを行った。トンネル障壁層(Al
2O3)はアルミニウム(Al)をスパッタした後、RF逆スパ
ッタによるプラズマ酸化法で作成した。このときチャン
バーないに導入する酸素の量とプラズマ放電の時間で酸
化層の厚みを制御して全てがアルミナ(Al2O3)とした。
また、トンネル障壁層(Al2O3)の両界面にはアモルファ
ス材料のCoZrTaを50スパッタした。なおこれらの多層
構造の作成は全て真空中で行った。電極形成および素子
加工にはイオンエッチング、リアクティブエッチング、
リフトオフ法を使用した。Fe/CoZrTa/Al2O3/CoZrTa/CoF
e、CoFe/CoZrTa/Al2O3/CoZrTa/Feのそれぞれの接合に対
して接続して磁気抵抗効果の測定を行った。磁気抵抗効
果の測定は磁界を軟磁性を示すCoFe膜の磁化困難軸方向
に印加して測定した。
e、CoFe/CoZrTa/Al2O3/CoZrTa/Feそれぞれの接合から抵
抗変化率が26%、26%の結果が得られた。また、歩
留まりもトンネル障壁層の両側にアルミニウム(Al)があ
る場合に比べ同程度であった。その上、耐熱性に関して
も150℃程度と同程度の特性が得られた。以上よりトン
ネル障壁層の両側にアモルファス材料が挿入された構造
を用いたほうが歩留まり、耐熱性の面から特性の向上が
見られた。なお、アモルファス材料の厚みは100以上
になると非抵抗が増加してしまい特性が劣化する。従っ
て100以下がよい。よって磁気抵抗効果素子、磁気抵
抗効果型ヘッドにおいて実用的な特性を示すことは明ら
かである。
示した構成の磁気抵抗効果素子をSi基板上に作成した。
(100)/NiO(3)/Al2O3(15)/NiO(3)/Fe(100)] 但し、( )内の単位はオンク゛ストロームである。
磁化方向が互いに同方向を向くように磁場中スパッタを
行い、第2の強磁性層CoFeの磁化方向がFeと直交するよ
うに磁場中スパッタを行った。トンネル障壁層(Al
2O3)はアルミニウム(Al)をスパッタした後、RF逆スパ
ッタによるプラズマ酸化法で作成した。このときチャン
バーないに導入する酸素の量とプラズマ放電の時間で酸
化層の厚みを制御して全てがアルミナ(Al2O3)とした。
また、トンネル障壁層(Al2O3)の両界面には酸化物のNiO
を3スパッタした。なおこれらの多層構造の作成は全て
真空中で行った。電極形成および素子加工にはイオンエ
ッチング、リアクティブエッチング、リフトオフ法を使
用した。Fe/NiO/Al2O3/NiO/CoFe、CoFe/NiO/Al2O3/NiO/
Feのそれぞれの接合に対して接続して磁気抵抗効果の測
定を行った。磁気抵抗効果の測定は磁界を軟磁性を示す
CoFe膜の磁化困難軸方向に印加して測定した。
NiO/Al2O3/NiO/Feそれぞれの接合から抵抗変化率が27
%、26%の結果が得られた。また、歩留まりもトンネ
ル障壁層の両側にアルミニウム(Al)がある場合に比べ同
程度であった。その上、耐熱性に関しても150℃程度と
同程度の特性が得られた。以上よりトンネル障壁層の両
側に酸化物が挿入された構造を用いたほうが歩留まり、
耐熱性の面から特性の向上が見られた。なお、酸化物の
厚みは5以上になると非抵抗が増加してしまい特性が劣
化する。従って5以下がよい。よって磁気抵抗効果素
子、磁気抵抗効果型ヘッドにおいて実用的な特性を示す
ことは明らかである。
印加磁界で大きな磁気抵抗効果を示す磁気抵抗効果素子
を得ることができ、高感度磁気抵抗効果素子、MRヘッ
ド等への応用が可能となる。
縁層の全部がトンネル障壁である場合) (b)実施の形態1の構成図
抵抗効果素子を示す構成図 (b)従来のトンネル接合が1つの場合の磁気抵抗効果
素子を示す断面図 (c)従来のトンネル接合が2つの場合の磁気抵抗効果
素子を示す断面図
Claims (19)
- 【請求項1】 基板上に形成された少なくとも3つ以上
強磁性層と少なくとも2つ以上のトンネル障壁を有する
強磁性トンネル接合において、トンネル障壁層を形成す
る層の全部がトンネル障壁層であることを特徴とする磁
気抵抗効果素子。 - 【請求項2】 基板上に形成された少なくとも3つ以上
強磁性層と少なくとも2つ以上のトンネル障壁を有する
強磁性トンネル接合において、トンネル障壁層を形成す
る層の一部がトンネル障壁層であることを特徴とする磁
気抵抗効果素子。 - 【請求項3】 基板上に形成された少なくとも3つ以上
強磁性層と少なくとも2つ以上のトンネル障壁を有する
強磁性トンネル接合において、トンネル障壁層を形成す
る層の少なくとも片側にトンネル障壁防護層となるよう
な膜が挿入されてなることを特徴とする磁気抵抗効果素
子。 - 【請求項4】 トンネル障壁層が1.5nm以下であること
を特徴とする請求項1〜請求項3記載の磁気抵抗効果素
子。 - 【請求項5】 トンネル障壁防護層となるような膜が金
属膜であることを特徴とする請求項3記載の磁気抵抗効
果素子。 - 【請求項6】 金属膜が非磁性金属膜であることを特徴
とする請求項5記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項7】 金属膜が磁性膜であることを特徴とする
請求項5記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項8】 磁性膜が強磁性膜であることを特徴とす
る請求項7記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項9】 磁性膜が反強磁性膜であることを特徴と
する請求項7記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項10】 トンネル障壁防護層となるような膜が
酸化物膜であることを特徴とする請求項3記載の磁気抵
抗効果素子。 - 【請求項11】 酸化物膜が非磁性金属酸化物膜である
ことを特徴とする請求項10記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項12】 酸化物膜が磁性酸化物膜であることを
特徴とする請求項10記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項13】 磁性層膜が強磁性酸化膜であることを
特徴とする請求項12記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項14】 酸化物膜が反強磁性酸化膜であること
を特徴とする請求項12記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項15】 トンネル障壁防護層が10nm以下である
ことを特徴とする請求項5〜請求項9記載の磁気抵抗効
果素子。 - 【請求項16】 トンネル障壁防護層が0.5nm以下であ
ることを特徴とする請求項10〜請求項14記載の磁気
抵抗効果素子。 - 【請求項17】 基板上に形成された少なくとも3つ以
上強磁性層と少なくとも2つ以上のトンネル障壁を有す
る強磁性トンネル接合において、これらの多層構造を真
空中で全て作成することを特徴とする磁気抵抗効果素子
の作成方法。 - 【請求項18】 基板上に形成された少なくとも3つ以
上強磁性層と少なくとも2つ以上のトンネル障壁を有す
る強磁性トンネル接合において、これらの多層膜をスパ
ッタによって作成することを特徴とする磁気抵抗効果素
子の作成方法。 - 【請求項19】 請求項1〜16に記載の磁気抵抗効果
素子を再生ギャップの中に配置して成る磁気抵抗効果型
ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9342456A JPH11177161A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型薄膜ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9342456A JPH11177161A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型薄膜ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11177161A true JPH11177161A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18353890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9342456A Withdrawn JPH11177161A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型薄膜ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11177161A (ja) |
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-
1997
- 1997-12-12 JP JP9342456A patent/JPH11177161A/ja not_active Withdrawn
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