JPH11176106A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JPH11176106A
JPH11176106A JP33957897A JP33957897A JPH11176106A JP H11176106 A JPH11176106 A JP H11176106A JP 33957897 A JP33957897 A JP 33957897A JP 33957897 A JP33957897 A JP 33957897A JP H11176106 A JPH11176106 A JP H11176106A
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magnetic tape
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JP33957897A
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Kinya Saito
金弥 斉藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は磁気テープ装置に関し、新たにイレー
ズヘッドを付加することなく、36トラックフォーマッ
トの装置において、18トラックフォーマットを実現で
きる装置を安価に提供する。 【解決手段】例えば、36トラックフォーマットの装置
において、MPU10の制御により、WRAP1ライト
回路25がライトヘッド20を駆動して磁気テープ1の
WRAP1側の18トラックに対してデータを書き込む
際、同時にWRAP2ライト回路26がライトヘッド2
0を駆動してWRAP2側の18トラックに対して、オ
ール“0”データを書き込む。また、パターン検出部2
8が磁気テープ1上から読み出されたDIDの検出を行
い、MPU10は第1方向側のトラックのみからDID
が検出された場合、nトラックフォーマットであると判
定し、リード回路の特性を新18トラックフォーマット
に合わせて変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種情報処理装置
の外部記憶装置として使用される磁気テープ装置に関す
る。特に、本発明は、磁気テープ上のトラックフォーマ
ットが2n(例えば、n=18)トラックである装置に
おいて、nトラックフォーマットでのリード/ライトを
実現した磁気テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図に基づいて従来例を説明する。 §1:磁気テープ装置と、その記録媒体(36トラック
フォーマット)の説明・・・図3参照 図3は従来の36トラックフォーマット説明図であり、
図は磁気テープの全体図、図は一部拡大図である。
従来、各種情報処理装置(コンピュータ)の外部記憶装
置として磁気テープ装置が使用されていた。このような
磁気テープ装置の記録媒体として使用される磁気テープ
は、一端部にリーダブロック2が取り付けてあり、この
リーダブロック2により磁気テープ1をカートリッジか
ら引き出し、装置内のマシンリールに巻き付けてロード
するようになっている。
【0003】この磁気テープ1では、前記リーダブロッ
ク2側が磁気テープ1の初めを示すBOT(beginning
of tape )で、その反対側が磁気テープ1の終端を示す
EOT(end of tape )となっている。そして、磁気テ
ープ1には、データの記録密度を装置側に知らせるため
の記録密度識別情報であるDID(density ID )パタ
ーン、データが書き込まれるデータブロック、データの
終わりを示すEOD(end of data )、磁気テープ1の
走行方向を反転させるためのラップマーク(WRAP
1、WRAP2)等が記録されるようになっている。ま
た、磁気テープ1には、BOT側の一部には、不要なデ
ータを消すために、オール“0”のデータが書き込まれ
る。
【0004】ところで、磁気テープ1へのデータの書き
込みに関しては、現状は36トラックフォーマットが標
準とされている。この36トラックフォーマットでは、
磁気テープ1の幅方向に36トラックがあり、磁気テー
プ1の往復走行により36トラックへのデータの書き込
みが行われる。
【0005】すなわち、磁気テープ1がBOT側からE
OT側(WRAP1方向)へ走行する時は、図示矢印で
示した18トラック(1トラックおきの奇数トラックか
らなる18トラック)にデータが書き込まれ、その反対
に、EOT側からBOT側(WRAP2方向)に走行す
る時は、前記とは逆の矢印で示した18トラック(1ト
ラックおきの偶数トラックからなる18トラック)にデ
ータが書き込まれるようになっている。
【0006】§2:新18トラックフォーマットでのデ
ータ書き込み処理の説明・・・図4参照 図4は従来の新18トラックフォーマットでのデータ書
き込み説明図であり、図は磁気テープ上の書き込み状
態説明図、図は磁気テープ装置の構成図である。前記
のように、現状は36トラックのフォーマットが標準と
されているが、18トラックフォーマットもデータ読み
出しの観点から必要になっており、現状では2つのトラ
ックフォーマットが存在している。
【0007】当初、36トラックフォーマットの磁気テ
ープ装置では、18トラックフォーマットの媒体は、デ
ータリードのみの対応であり、ライト(データ書き込
み)は不可能であった。ところが最近、18トラック、
及び36トラックフォーマットの両トラックフォーマッ
トでの使用が要望されている。そのため、36トラック
フォーマットの装置において、18トラックフォーマッ
トを実現する方法が考えられたいた。以下、この方法に
ついて説明する。なお、以下の説明では、36トラック
フォーマットの装置において、実現する18トラックフ
ォーマットを「新18トラックフォーマット」と記す。
【0008】図4の図に示したように、磁気テープ装
置には、磁気テープ1上のデータを読み出すためのリー
ドヘッド19(36個)と、磁気テープ1へデータを書
き込むためのライトヘッド20(36個)と、磁気テー
プ1に記録されたデータをイレーズ(消去)するための
イレーズヘッド21(36個)と、前記各リードヘッド
19を駆動してデータの読み出しを行うリード回路15
(36個)と、前記各ライトヘッド20を駆動してデー
タの書き込みを行うライト回路16(36個)と、前記
各イレーズヘッド21を駆動してデータのイレーズ(消
去)を行うイレーズ回路17(36個)と、前記リード
回路15、ライト回路16、イレーズ回路17の制御等
を行うMPU(マイクロプロセッサ)10と、書き込み
データのフォーマット処理を行うフォーマット回路11
と、オペレータが操作するオペレーションパネル12等
が設けてある。
【0009】この場合、前記フォーマット回路11は上
位制御部に接続されており、該上位制御部からの指示に
基づき、書き込みデータのフォーマット処理を行ってM
PU10へ通知するものである。また、オペレーション
パネル12には、情報を入力するためのキーや、各種情
報を表示するためのディスプレイ装置等が設けてある。
前記構成の磁気テープ装置において、新18トラックフ
ォーマットでのデータライトを行う場合の処理は次のよ
うにする。
【0010】先ず、オペレータがオペレーションパネル
12のキー操作により、新18トラックフォーマットモ
ードを選択する。この選択情報はオペレーションパネル
12からMPU10へ通知され、該MPU10が認識す
る。以降、MPU10は新18トラックフォーマットで
の制御を行う。
【0011】MPU10はホストコンピュータからのデ
ータ書き込み指示を受け取ると、イレーズ回路17へイ
レーズ信号を送る。これにより、イレーズ回路17で
は、イレーズヘッド21を駆動して磁気テープ1上の前
のデータ(例えば、36トラックフォーマットで記録さ
れたデータ)をイレーズ(消去)する。
【0012】その後、上位制御部よりフォーマット回路
11にライトデータが送られてくると、フォーマット回
路11ではMPU10の指示に基づいて上位制御部から
転送されたライトデータのフォーマット処理を行い、フ
ォーマット処理後のライトデータをMPU10へ転送す
る。
【0013】MPU10は前記ライトデータを受け取る
と、そのデータを18トラック分のライト回路16へそ
れぞれ転送する。このライトデータを受け取ったライト
回路16は、ライトヘッド20を駆動して前記イレーズ
した領域に対し、18トラックのデータを書き込む。こ
の場合にデータを書き込むのは、36トラックの内の1
8トラックであるが、例えば、奇数番目のトラックに書
き込む。
【0014】なお、前記のようにして書き込んだデータ
をリードする場合は、MPU10がリード回路15を駆
動し、リードヘッド19により磁気テープ1上の18ト
ラック(データライト済みトラック)からデータをリー
ドする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :現状は36トラックのフォーマットが標準とされ
ているが、18トラックフォーマットもデータの読み出
しの観点から必要になっており、現状では2つのトラッ
クフォーマットが存在している。しかし、36トラック
フォーマットの磁気テープ装置では、18トラックフォ
ーマットの媒体は、データリードのみの対応であり、ラ
イト(データ書き込み)は不可能であった。
【0016】(2) :36トラックフォーマットの磁気テ
ープ装置において、18トラックフォーマットでのリー
ド/ライトを実現するには、新たにイレーズヘッドを設
け、このイレヘズヘッドを使用して、磁気テープ上に記
録済みのデータを消去した後、新16トラックフォーマ
ットでデータライトを行う必要がある。ところが、イレ
ーズヘッドを新たに付加すると、その分コストアップと
なる。従って、磁気テープ装置のコストアップの原因と
もなっていた。
【0017】本発明は、このような従来の課題を解決
し、新たにイレーズヘッドを付加することなく、2nト
ラックフォーマットの装置において、nトラックフォー
マットを実現できる装置を安価に提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :磁気テープを一方の第1方向へ走行させた時にデ
ータのライト/リードを行う第1方向(WRAP1方
向)のn(n:整数、例えば、n=18)個のトラック
と、前記とは逆の第2方向(WRAP2方向)へ走行さ
せた時にデータのライト/リードを行う第2方向側のn
個のトラックとを交互に配置して、磁気テープのトラッ
クフォーマットを2nトラック幅とし、前記各トラック
に対応させて2n個のライト/リードヘッドと、前記各
ライト/リードヘッドを駆動してデータのライト/リー
ドを行うライト/リード回路を備えた磁気テープ装置に
おいて、前記磁気テープの第1方向側のn個のトラック
に対してデータを書き込む際、前記第2方向側のn個の
トラックに対して、オール“0”データを書き込むオー
ル“0”データ書き込み手段を備えた。
【0019】(2) :前記(1) の磁気テープ装置におい
て、前記磁気テープをロードする際、前記第1及び第2
方向側の各トラックに記録された記録密度パターン(D
ID)を前記リードヘッドで読み出す記録密度パターン
読み出し手段と、前記記録密度パターン読み出し手段が
前記記録密度パターンの読み出しを行った際に前記リー
ド回路から得られるリードデータから前記記録密度パタ
ーンを検出するパターン検出手段と、前記パターン検出
手段が検出したパターンをチェックし、前記パターンが
第1方向側のトラックのみから検出された場合、nトラ
ックフォーマットであると判定し、前記リード回路の特
性をnトラックフォーマットに合わせて変化させるnト
ラックフォーマット制御手段を備えた。
【0020】(3) :前記(1) の磁気テープ装置におい
て、前記オール“0”データ書き込み手段は、前記第1
方向側へのデータの書き込みに先行して、予め、前記第
2方向側の各トラックにオール“0”データを書き込む
機能を備えた。
【0021】(4) :前記(2) の磁気テープ装置におい
て、前記nトラックフォーマット制御手段は、前記記録
密度パターンをチェックしてnトラックフォーマットで
あると判定した際、その情報をオペレーションパネルへ
通知し、該オペレーションパネルの表示画面に、nトラ
ックフォーマットである旨の情報を表示させる機能を備
えた。
【0022】(作用)前記構成に基づく本発明の作用を
説明する。 (a) :前記(1) の作用 オール“0”データ書き込み手段は、磁気テープの第1
方向側のn個のトラックに対してデータを書き込む際、
前記第2方向側のn個のトラックに対して、オール
“0”データを書き込む。このようにすれば、オール
“0”データを書き込んだトラックはイレーズされた状
態と同じになり、従来のように、新たにイレーズヘッド
を付加することなく、2nトラックフォーマットの装置
において、nトラックフォーマット(例えば、新18ト
ラックフォーマット)を実現できる装置が安価に提供で
きる。その結果、例えば、新18トラックフォーマット
と、旧18トラックフォーマットの互換性能が向上す
る。
【0023】(b) :前記(2) の作用 記録密度パターン読み出し手段は、磁気テープをロード
する際、第1及び第2方向側の各トラックに記録された
記録密度パターン(DID)をリードヘッドで読み出
す。この時、記録密度パターンを検出するパターン検出
手段は、記録密度パターン読み出し手段が記録密度パタ
ーンの読み出しを行った際にリード回路から得られるリ
ードデータから前記記録密度パターンを検出する。
【0024】そして、nトラックフォーマット制御手段
は、パターン検出手段が検出したパターンをチェック
し、前記パターンが第1方向側のトラックのみから検出
された場合、nトラックフォーマットであると判定し、
前記リード回路の特性をnトラックフォーマットに合わ
せて変化させるこのようにすれば、例えば、新18トラ
ックフォーマットと、旧18トラックフォーマットの切
り分けを自動的に行うことができる。また、新18トラ
ックフォーマットの場合は、リード回路の特性を自動的
に変化させるので、36トラックフォーマットの装置に
おいて、新18トラックフォーマットが簡単に実現でき
る。
【0025】(c) :前記(3) の作用 オール“0”データ書き込み手段は、第1方向側へのデ
ータの書き込みに先行して、予め、前記第2方向側の各
トラックにオール“0”データを書き込んでおく。この
ようにすれば、オール“0”データを書き込む処理が簡
単に行える。例えば、磁気テープを最初にマシンリール
に巻き取る時(テープロード時)、前記第2方向側の各
トラックにオール“0”データを書き込んでおけば、そ
の後の処理が簡単になる。
【0026】(d) :前記(4) の作用 nトラックフォーマット制御手段は、前記記録密度パタ
ーンをチェックしてnトラックフォーマットであると判
定した際、その情報をオペレーションパネルへ通知し、
該オペレーションパネルの表示画面に、nトラックフォ
ーマットである旨の情報を表示させる。このようにすれ
ば、トラックフォーマットの情報をオペレータに視覚的
に知らせることができ便利である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 §1:新18トラックフォーマットの説明・・・図1参
照 図1は実施の形態の説明図1であり、図は磁気テープ
の全体図、図は新旧18トラックフォーマット比較図
である。以下、図1に基づいて、新18トラックフォー
マットについて説明する。なお、以下の説明では、従来
から使用されている18トラックフォーマットを、「旧
18トラックフォーマット」と記し、新たに提案されて
いる前記「新18トラックフォーマット」と区別する。
【0028】図1の図に示したように、磁気テープ1
にはリーダブロック2が設けてあり、このリーダブロッ
ク2側がBOTで、その反対側がEOTとなっている。
このような磁気テープ1の一部を拡大して、旧18トラ
ックフォーマットと新18トラックフォーマットを比較
した図を図1の図に示す。
【0029】図示のように、旧18トラックフォーマッ
トでは、磁気テープ1の幅方向に18トラックが設けて
あり、前記各トラックにはDIDパターン(記録密度識
別パターン)が書き込まれていて、このDIDパターン
によりデータの記録密度が装置側へ知らされるようにな
っている。
【0030】一方、新18トラックフォーマットでは、
旧18トラックフォーマットの各トラックを2等分して
36トラックとする。そして、前記2等分した各トラッ
クの一方側のみを使用して新18トラックとするもので
ある。すなわち、前記36トラックの内、奇数番目の1
8トラックをデータ書き込み用のトラックとし、偶数番
目のトラックには、イレーズ状態と同等な状態にするた
めに、オール“0”データ(“0”パターン)を書き込
むことで、新18トラックフォーマットを実現するもの
である。
【0031】§2:磁気テープ装置と、データ書き込み
時の説明・・・図2参照 図2は実施の形態の説明図2であり、図は磁気テープ
上のデータ説明図、図は磁気テープ装置の構成図であ
る。
【0032】(1) :磁気テープ装置の説明 図2の図に示したように、磁気テープ装置には、36
個のリードヘッド(RD)19と、36個のライトヘッ
ド(WT)20が設けてあり、これらのヘッドにより、
図2の図に示した磁気テープ1上の36トラックに対
して、データのリード/ライト(読み出し/書き込み)
が行えるように構成されている。
【0033】また、前記ヘッドを駆動するため、WRA
P1方向のリードを行うためのWRAP1リード回路2
3と、WRAP2方向のリードを行うためのWRAP2
リード回路24と、WRAP1方向のライトを行うため
のWRAP1ライト回路25と、WRAP2方向のライ
トを行うためのWRAP2ライト回路26と、前記WR
AP1リード回路23、WRAP2リード回路24、W
RAP1ライト回路25、WRAP2ライト回路26の
制御を行うMPU10が設けてある。
【0034】更に、前記磁気テープ1上へのライトデー
タのフォーマット処理を行うためのフォーマット回路1
1と、オペレータが操作するオペレーションパネル12
と、オペレーションパネル12の操作に基づいて、36
トラックフォーマット方式と新18トラックフォーマッ
ト方式のモード切り換えを行うモード切り換え部27
と、WRAP1リード回路23及びWRAP2リード回
路24からのリードデータを基に、磁気テープ上のDI
Dパターン(記録密度パターン)を検出するためのパタ
ーン検出部28等を備えている。
【0035】この場合、前記フォーマット回路11は、
前記MPU10と上位制御部に接続されており、上位制
御部からの指示に基づいてライトデータのフォーマット
処理を行うものである。この場合、磁気テープ上に書き
込むオール“0”データも、このフォーマット回路11
により作成し、MPU10へ転送する。
【0036】(2) :リード/ライト動作の説明 以下、前記36トラックフォーマットの磁気テープ装置
におけるリード/ライト動作を説明する。磁気テープ1
上のデータトラックは36トラックであり、前記各トラ
ックに対応して36個のリードヘッド19と、36個の
ライトヘッド20が設けてある。そして、磁気テープ1
のBOT側からEOT側への走行方向をWRAP1方向
とし、EOT側からBOT側への走行方向をWRAP2
方向とする。
【0037】前記WRAP1方向のリードはWRAP1
リード回路23がリードヘッド19を駆動して行い、W
RAP2方向のリードはWRAP2リード回路24がリ
ードヘッド19を駆動して行い、WRAP1方向のライ
トはWRAP1ライト回路25がライトヘッド20を駆
動して行い、WRAP2方向のライトはライトヘッド2
0を駆動して行う。
【0038】データのリード/ライトを行う場合は、先
ず、オペレータがオペレーションパネル12を操作し
て、36トラックモードと新18トラックモードの内、
いずれか一方のモード設定を行う。このようにオペレー
タがオペレーションパネル12を操作してモードを設定
すると、このモード設定情報はモード切り換え部27に
より検出され、モード切り換えを行う。モード切り換え
部27により切り換えられたモード設定情報は、MPU
10へ通知され、該MPU10が認識することで、以降
の処理を設定されたモードに従って行われる。
【0039】フォーマット回路11は、上位制御部から
ライトデータが転送されてくると、該ライトデータのフ
ォーマット処理を行い、フォーマット処理後のライトデ
ータをMPU10へ転送する。MPU10は前記フォー
マット処理後のライトデータを受け取ると、WRAP1
ライト回路25とWRAP2ライト回路26を制御して
磁気テープ1上にライトデータを書き込む。
【0040】前記の処理により、36トラックのWRA
P1側(18トラック)で上位制御部から転送されたデ
ータを書き込み、WRAP2側(18トラック)でイレ
ーズ相当のオール“0”のデータを書き込む。この場合
のデータ書き込み処理としては、次のような書き込み方
法が可能である。
【0041】:第1の方法は、WRAP1側の18ト
ラックに上位制御部から転送されたデータを書き込みな
がら、WRAP2側の18トラックにはオール“0”の
データを書き込む方法である。この場合、WRAP1側
のデータの書き込みとWRAP2側のオール“0”デー
タの書き込みを、36個全てのライトヘッドを使用して
同時に行う。このようにすれば、WRAP2側のデータ
は、リード時に殆どレベルの出ない状態(イレーズ状態
と同じため)であり、リード上の問題がなくなる。
【0042】:第2の方法は、WRAP2方向に、予
めオール“0”データを書き込んでおき、その後、WR
AP1方向にデータを書き込む方法である。この方法
は、例えば、磁気テープを最初にマシンリールに巻き取
る場合(テープロード時)に、WRAP2側の18トラ
ック全てにオール“0”データを書き込んでおく方法で
ある。このような方法によれば、作業が簡単にできる。
特に、オール“0”データを書き込んだ後の処理はデー
タの書き込みだけなので、処理が簡単になる。
【0043】(3) :パターン検出処理の説明 この処理は、磁気テープ1上から前記新18トラックフ
ォーマットのデータ書き込み状態を検出し、リード/ラ
イト系の特性を可変してデータのリード品質を向上させ
る処理である。すなわち、この処理では、磁気テープ1
のロード時に、WRAP1側とWRAP2側の各々のD
IDパターンを読み出してチェックする。
【0044】そして、WRAP1側のみDIDパターン
を検出した場合は、新18トラックフォーマットと判定
し、WRAP1側とWRAP2側の両方からDIDパタ
ーンが検出されたら、旧18トラックフォーマットと判
定する。そして、新18トラックと判定した場合は、リ
ード系回路の特性を変化させる(例えば、リード回路の
アンプのゲインを変化させる)ことで、常に最適なデー
タのリードができるようにする。具体的には次の通りで
ある。
【0045】データ記録済みの磁気テープ1に対し、該
磁気テープ1のローディングを行う際、WRAP1リー
ド回路23とWRAP2リード回路24により、それぞ
れのリードヘッド19を駆動して磁気テープ1上のDI
Dパターンのリードを行う。この場合、パターン検出部
28はWRAP1リード回路23とWRAP2リード回
路24からリード信号を受け取り、このリード信号から
DIDパターンの検出を行う。
【0046】これにより、パターン検出部28は、WR
AP1方向とWRAP2方向の各トラックのDIDパタ
ーンの検出を行い、その検出結果をMPU10へ通知す
る。MPU10では前記検出結果の情報より、前記のよ
うにWRAP1側のみDIDパターン検出の場合は新1
8トラックフォーマットであると判定し、WRAP1側
とWRAP2側の両方からDIDパターンが検出された
ら、旧18トラックフォーマットであると判定する。以
降、MPU10は前記判定結果に基づいてリード/ライ
ト制御を行う。
【0047】この場合、MPU10は新18トラックフ
ォーマットであると判定すると、その情報をオペレーシ
ョンパネル12へ通知し、該オペレーションパネル12
のディスプレイにモード表示(新18トラックモード、
旧18トラックモード等の表示)を行う。これによりオ
ペレータに対し、モード情報を知らせることができる。
そして、オペレータは前記モード表示を見てモードの確
認を行う。
【0048】また、MPU10は前記判定結果の情報を
センス情報としてホストコンピュータへ通知する。これ
によりホストコンピュータでは、受け取った通知の内容
から新18トラックフォーマットか、旧18トラックフ
ォーマットかのモードを認識し、以降、そのモードで制
御を行う。更に、MPU10は新18トラックフォーマ
ットであると判定したら、WRAP1リード回路23と
WRAP2リード回路24の特性を新18トラックフォ
ーマットに合わせて変化させる制御を行う。
【0049】すなわち、磁気テープ1上にデータが書き
込まれている状態と、オール“0”データ(パターン)
が書き込まれている状態では、WRAP1リード回路2
3とWRAP2リード回路24に設けたアンプ等の特性
が異なっているので、例えば、リードアンプのゲイン等
を調整することで新18トラックフォーマットに合った
特性に変更する。なお、前記リード回路の特性を変化さ
せるために、予め、MPU10内に、WRAP1リード
回路23とWRAP2リード回路24に設定する情報を
格納しておき、この情報を用いて前記調整を行う。
【0050】§3:その他の説明 前記の例は、36トラックフォーマットの装置におい
て、新18トラックフォーマットを実現させる例である
が、本発明はこのような例に限らず、一般に、2n
(n:任意の整数)トラックフォーマットの装置におい
て、新nトラックフォーマットを実現させる場合にも同
様にして適用可能である。例えば、72トラックフォー
マットの装置において、新36トラックフォーマットを
実現させることも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :新たにイレーズヘッドを付加することなく、2n
(n:任意の整数)トラックフォーマットの装置におい
て、nトラックフォーマットを実現できる装置を安価に
提供することができる。
【0052】(2) :DIDパターンを検出することによ
り、例えば、新18トラッフォーマットと、旧18トラ
ックフォーマットの切りわけが自動的にできるので、手
間がかからず、しかも互換性が向上し、装置運用上有利
である。
【0053】前記効果の他、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (3) :請求項1では、オール“0”データ書き込み手段
は、磁気テープの第1方向側のn個のトラックに対して
データを書き込む際、前記第2方向側のn個のトラック
に対して、オール“0”データを書き込む。
【0054】このようにすれば、オール“0”データを
書き込んだトラックはイレーズされた状態と同じにな
り、従来のように、新たにイレーズヘッドを付加するこ
となく、2nトラックフォーマットの装置において、n
トラックフォーマット(例えば、新18トラックフォー
マット)を実現できる装置が安価に提供できる。その結
果、例えば、新18トラックフォーマットと、旧18ト
ラックフォーマットの互換性能が向上する。
【0055】(4) :請求項2では、記録密度パターン読
み出し手段は、磁気テープをロードする際、第1及び第
2方向側の各トラックに記録された記録密度パターン
(DID)をリードヘッドで読み出す。この時、記録密
度パターンを検出するパターン検出手段は、記録密度パ
ターン読み出し手段が記録密度パターンの読み出しを行
った際にリード回路から得られるリードデータから前記
記録密度パターンを検出する。
【0056】そして、nトラックフォーマット制御手段
は、パターン検出手段が検出したパターンをチェック
し、前記パターンが第1方向側のトラックのみから検出
された場合、nトラックフォーマットであると判定し、
前記リード回路の特性をnトラックフォーマットに合わ
せて変化させるこのようにすれば、例えば、新18トラ
ックフォーマットと、旧18トラックフォーマットの切
り分けを自動的に行うことができる。また、新18トラ
ックフォーマットの場合は、リード回路の特性を自動的
に変化させるので、36トラックフォーマットの装置に
おいて、新18トラックフォーマットが簡単に実現でき
る。
【0057】(5) :請求項3では、オール“0”データ
書き込み手段は、第1方向側へのデータの書き込みに先
行して、予め、前記第2方向側の各トラックにオール
“0”データを書き込んでおく。
【0058】このようにすれば、オール“0”データを
書き込む処理が簡単に行える。例えば、磁気テープを最
初にマシンリールに巻き取る時、前記第2方向側の各ト
ラックにオール“0”データを書き込んでおけば、その
後の処理が簡単になる。
【0059】(6) :請求項4では、nトラックフォーマ
ット制御手段は、前記記録密度パターンをチェックして
nトラックフォーマットであると判定した際、その情報
をオペレーションパネルへ通知し、該オペレーションパ
ネルの表示画面に、nトラックフォーマットである旨の
情報を表示させる。このようにすれば、トラックフォー
マットの情報をオペレータに視覚的に知らせることがで
き便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図1である。
【図2】実施の形態の説明図2である。
【図3】従来の36トラックフォーマット説明図であ
る。
【図4】従来の新18トラックフォーマットでのデータ
書き込み説明図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 リーダブロック 3 DID(記録密度識別データ) 4 EODデータ 5 ラップマーク 10 MPU 11 フォーマット回路 12 オペレーションパネル 15 リード回路 16 ライト回路 17 イレーズ回路 19 リードヘッド 20 ライトヘッド 21 イレーズヘッド 23 WRAP1リード回路 24 WRAP2リード回路 25 WRAP1ライト回路 26 WRAP2ライト回路 27 モード切り換え部 28 パターン検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを一方の第1方向へ走行させた
    時にデータのライト/リードを行う第1方向側のn個の
    トラックと、前記とは逆の第2方向へ走行させた時にデ
    ータのライト/リードを行う第2方向側のn個のトラッ
    クとを交互に配置して、磁気テープのトラックフォーマ
    ットを2nトラック幅とし、 前記各トラックに対応させて2n個のライト/リードヘ
    ッドと、前記各ライト/リードヘッドを駆動してデータ
    のライト/リードを行うライト/リード回路を備えた磁
    気テープ装置において、 前記磁気テープの第1方向側のn個のトラックに対して
    データを書き込む際、前記第2方向側のn個のトラック
    に対して、オール“0”データを書き込むオール“0”
    データ書き込み手段を備えていることを特徴とした磁気
    テープ装置。
  2. 【請求項2】前記磁気テープをロードする際、前記第1
    及び第2方向側の各トラックに記録された記録密度パタ
    ーンを前記リードヘッドで読み出す記録密度パターン読
    み出し手段と、 前記記録密度パターン読み出し手段が前記記録密度パタ
    ーンの読み出しを行った際に前記リード回路から得られ
    るリードデータから前記記録密度パターンを検出するパ
    ターン検出手段と、 前記パターン検出手段が検出したパターンをチェック
    し、前記パターンが第1方向側のトラックのみから検出
    された場合、nトラックフォーマットであると判定し、
    前記リード回路の特性をnトラックフォーマットに合わ
    せて変化させるnトラックフォーマット制御手段を備え
    ていることを特徴とした請求項1記載の磁気テープ装
    置。
  3. 【請求項3】前記オール“0”データ書き込み手段は、
    前記第1方向側へのデータの書き込みに先行して、予
    め、前記第2方向側の各トラックにオール“0”データ
    を書き込む機能を備えていることを特徴とした請求項1
    記載の磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】前記nトラックフォーマット制御手段は、
    前記記録密度パターンをチェックしてnトラックフォー
    マットであると判定した際、その情報をオペレーション
    パネルへ通知し、該オペレーションパネルの表示画面
    に、nトラックフォーマットである旨の情報を表示させ
    る機能を備えていることを特徴とした請求項2記載の磁
    気テープ装置。
JP33957897A 1997-12-10 1997-12-10 磁気テープ装置 Withdrawn JPH11176106A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561372B2 (en) 2005-09-06 2009-07-14 International Business Machines Corporation System and method for writing data to magnetic tape
JP2015133164A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 富士通株式会社 テープ装置、書込処理方法、及び書込制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561372B2 (en) 2005-09-06 2009-07-14 International Business Machines Corporation System and method for writing data to magnetic tape
JP2015133164A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 富士通株式会社 テープ装置、書込処理方法、及び書込制御プログラム

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