JPH11176044A - 磁気テープ制御装置 - Google Patents

磁気テープ制御装置

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JPH11176044A
JPH11176044A JP9335337A JP33533797A JPH11176044A JP H11176044 A JPH11176044 A JP H11176044A JP 9335337 A JP9335337 A JP 9335337A JP 33533797 A JP33533797 A JP 33533797A JP H11176044 A JPH11176044 A JP H11176044A
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tape
motor
capstan
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variable frequency
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篤 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速走行するときのテープ速度は、通常再生
または記録時のテープ速度の数倍から数十倍と速く、ま
たリーダテープ20bの長さは比較的短いため、第1の
受光素子19aでリーダテープ20bの検出後、すぐに
テープ移送を停止させなければ、テープダメージやヘッ
ド目詰まりを発生していた。 【解決手段】 テープ1を高速走行から停止させるの
に、キャプスタンモータ22に反転且つ最大トルクを加
えることで急減速させ、また可変分周器7を利用してF
G周期を精度良く計測することでタイミング良くトルク
制御、モータ停止制御を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダー(以下、VTRと記す)に利用して有効な磁気テ
ープ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、VTR、特にカメラ一体型VTR
に関してはその小型化、軽量化が著しい。
【0003】以下に従来のVTRの磁気テープ制御装置
について説明する。図4は従来のヘリカルスキャン方式
VTRの磁気テープ走行系を上面から見た模式図であ
る。図4において、20はテープで、映像音声信号など
が記録される磁気テープ20aと、信号の記録が不可能
で略透明状でかつ磁気テープ20aの始終端(両リール
に接続された部分)に設けられたリーダテープ20bと
からなる。13は回転して磁気テープ20aへ映像信号
や音声信号を記録する磁気ヘッドを有するヘッドドラ
ム、14はモータ(図示せず)により回転されるキャプ
スタン軸、15はキャプスタン軸14に圧接してテープ
20を挟持して走行させるピンチローラ、16はテープ
20が巻回されたテープ供給リール(以下、Sリールと
記す)、17はテープ20が巻回されたテープ巻き取り
リール(以下、Tリールと記す)、18は発光ダイオー
ド、19aはSリール16近傍に配され発光ダイオード
18から出力される光信号をテープ20を介して検知す
る第1の受光素子、19bはTリール17近傍に配され
発光ダイオード18から出力される光信号をテープ20
を介して検知する第2の受光素子である。受光素子19
a及び19bにおいて、発光ダイオード18からの光信
号を検出した時には、リーダテープ20bが走行中であ
ると判断し、光信号を検出しなかった時には磁気テープ
20aが走行中であると判断する。A点はリーダテープ
20bが最初に検出される点、B点はテープ20がヘッ
ドドラム13に接触し始める点である。矢印aはテープ
20が正方向に走行する方向を示す。
【0004】以上のように構成された従来のVTRにお
ける磁気テープ走行系について、以下その動作について
説明する。
【0005】テープ20は、回転するキャプスタンモー
タに直結されたキャプスタン軸14とピンチローラ15
に挟まれ矢印a方向に移送される。テープ20はSリー
ル16から供給され、Tリール17により巻き取られ
る。Sリール側のテープが終端付近になると、テープ2
0の終端に設けられたリーダテープ20bがA点を通過
するが、リーダテープ20bは光透過性のある素材であ
るために、発光ダイオード18からの光信号はリーダテ
ープ20bを透過して、第1の受光素子19aで検知さ
れテープ終端を検出することができる。
【0006】第1の受光素子19aでテープ終端検出
後、すみやかにキャプスタンモータを停止させキャプス
タン軸14の回転を停止させてテープ20の移送を停止
する。ここでテープ終端検出後、すみやかにテープ20
の移送が停止されず、Sリール16のテープ終端まで高
速走行のままであれば、テープ20に異常な張力がかか
り、テープダメージ等を起こす場合がある。また、リー
ダテープ20bがB点にさしかかれば、高速回転してい
るヘッドドラム13がリーダテープ20bをスキャンす
るために、ヘッドドラム13に設けられたヘッドの目詰
まりを起こすこともある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、テープ20を高速再生または高速逆再生
(CUE/REV)したり、高速で早送りまたは巻き戻
し(FF/REW)するときのテープ速度は、通常再生
または記録時のテープ速度の数倍から数十倍と速く、ま
たリーダテープ20bの長さは比較的短いため、第1の
受光素子19aでリーダテープ20bの検出後、すぐに
テープ移送を停止させなければ、テープダメージやヘッ
ド目詰まりを発生してしまうという問題点があった。
【0008】また近年、カメラ一体型VTRのその小型
化に伴い、A点とB点との間の距離が短くなっており、
上記のようなテープの高速走行からすみやかな停止への
制御がかなり困難となっている。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁気テープを高速走行から短時間でかつ安定させて
停止させることができる磁気テープ制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気テープ制御装置は、キャプスタンとピン
チローラとによりテープを挟持して移送可能なテープ制
御装置であって、キャプスタンを回転させるモータと、
モータを駆動制御する駆動回路と、モータにより回転さ
れるキャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機
と、周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回
路と、波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器
と、可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計測器
と、周期計測器で計測された周期により可変分周器及び
駆動回路を制御する制御手段とを備えたものである。
【0011】上記構成により、磁気テープを高速走行か
ら短時間でかつ安定させて停止させることができるもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、キャプスタンとピンチローラとによりテープを挟持
して移送可能なテープ制御装置であって、キャプスタン
を回転させるモータと、モータを駆動制御する駆動回路
と、モータにより回転されるキャプスタンの回転速度を
検出する周波数発電機と、周波数発電機の出力信号を波
形整形する波形整形回路と、波形整形回路の出力信号を
分周する可変分周器と、可変分周器の出力信号の周期を
計測する周期計測器と、周期計測器で計測された周期に
より可変分周器及び駆動回路を制御する制御手段とを備
えたものであり、磁気テープを高速走行から短時間でか
つ安定させて停止させることができる。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、キャプ
スタンとピンチローラとによりテープを挟持して移送可
能なテープ制御装置であって、キャプスタンを回転させ
るモータと、モータを駆動制御する駆動回路と、モータ
により回転されるキャプスタンの回転速度を検出する周
波数発電機と、周波数発電機の出力信号を波形整形する
波形整形回路と、波形整形回路の出力信号を分周する可
変分周器と、可変分周器の出力信号の周期を計測する周
期計測器と、周期計測器で計測された周期により可変分
周器及び駆動回路を制御する制御手段とを備え、制御手
段は、テープを高速走行から停止させる時、制御手段は
駆動回路に対してモータを反転するよう指令を与えると
ともにモータに最大トルクを加え、可変分周器の出力信
号の周期が第1の周期になった時に可変分周器の分周比
率を下げるとともにモータのトルクを減少させ、可変分
周器の出力信号の周期が第2の周期になった時に可変分
周器の分周比率を下げるとともにモータに加えるトルク
を順次減少させ、可変分周器の出力信号の周期が第3の
周期になった時にモータを停止させるよう制御するもの
であり、磁気テープを高速走行から短時間で停止させる
ために、テープ停止時に磁気テープを移送するキャプス
タンモータに最大の反転トルクを加え、同時にモータの
回転速度を観測するためにFG周期計測する。反転トル
クを加え続ければいずれは停止に至り、ついには逆転し
始めるのでタイミング良くモータを停止させることが重
要である。それを実現するためにFG周期を計測するの
であるが、高速でキャプスタンモータが回転していると
きにはFG周期も大変短いのでFGを分周して計測し、
所定の周期以上にまで減速したところで分周器の分周比
率を下げることでFG周期の計測精度を高める。モータ
を減速させながら、FG周期計測を行い、FG分周比率
下げ、FG周期の計測精度を上げることを繰り返しなが
らFG周期を計測し、キャプスタンモータの回転が止ま
る直前と見なされる所定のFG周期に達した時点でモー
タを停止させる。また減速する過程でキャプスタンモー
タに加える反転トルクを最大にして短時間で減速させる
ようにし、停止する直前ではトルクを下げるようにトル
ク制御する。これはモータの持つ慣性モーメントによ
り、モータを急停止させても慣性の法則によりモータは
回転速度を維持しようとするため停止する直前ではあま
り急激な減速をさせないようにするためである。
【0014】以下、本発明における実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本実施の形態のヘリカルスキャ
ン方式VTRにおける磁気テープ走行系の模式図であ
る。図1において、20はテープで、映像音声信号など
が記録される磁気テープ20aと、信号の記録が不可能
で略透明状でかつ磁気テープ20aの始終端(両リール
に接続された部分)に設けられたリーダテープ20bと
からなる。13は回転して磁気テープ20aへ映像信号
や音声信号を記録する磁気ヘッドを有するヘッドドラ
ム、14はモータ(図示せず)により回転されるキャプ
スタン軸、15はキャプスタン軸14に圧接してテープ
20を挟持して走行させるピンチローラ、21はキャプ
スタン軸14を回転制御するキャプスタン制御回路で、
その詳細構成は図2を用いて後述する。16はテープ2
0が巻回されたテープ供給リール(以下、Sリールと記
す)、17はテープ20が巻回されたテープ巻き取りリ
ール(以下、Tリールと記す)、18は発光ダイオー
ド、19aはSリール16近傍に配され発光ダイオード
18から出力される光信号をテープ20を介して検知す
る第1の受光素子、19bはTリール17近傍に配され
発光ダイオード18から出力される光信号をテープ20
を介して検知する第2の受光素子である。受光素子19
a及び19bにおいて、発光ダイオード18からの光信
号を検出した時には、リーダテープ20bが走行中であ
ると判断し、光信号を検出しなかった時には磁気テープ
20aが走行中であると判断する。A点はリーダテープ
20bが最初に検出される点、B点はテープ20がヘッ
ドドラム13に接触し始める点である。矢印aはテープ
20が正方向に走行する方向を示す。
【0015】図2は本実施の形態において図1のキャプ
スタン制御回路21の構成を示すブロック図である。図
2において、1はテープ、2はキャプスタン、22はキ
ャプスタン2を回転駆動するキャプスタンモータ、3は
キャプスタン2と挟持してテープ1を走行させるピンチ
ローラ、4はキャプスタン2を回転駆動する駆動回路、
5はキャプスタン2の回転周波数(回転速度)を検出し
てFG信号を出力する周波数発電機で、周波数発電機5
は磁石からなり、キャプスタン2に複数設けられた磁石
との位置関係から回転周波数を検出する。6は周波数発
電機5で検出されたFG信号を増幅及び波形整形(矩形
波整形)する波形整形回路、7は波形整形回路6から出
力されるFG信号を分周する可変分周器、8は可変分周
器7で分周されたFG信号の周期を計測する周期計測
器、9は周期計測器8で計測された周期に基づいて可変
分周器7及び駆動回路4を制御する制御手段であるマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンと記す)、10〜1
2はそれぞれマイコン9から出力される可変分周器7及
び駆動回路4への指令信号で、10は可変分周器7に対
する分周比率の変更指令信号、11は駆動回路4へのキ
ャプスタンモータ22の正回転、逆回転、停止制御を行
う回転制御信号、12はキャプスタンモータ22のモー
タトルクの制御指令を行うモータトルク指令信号であ
る。
【0016】以上のように構成された本実施の形態のV
TRにおける磁気テープ走行系について、以下その動作
について説明する。
【0017】テープ20は、キャプスタン制御回路21
により制御されて回転動作するキャプスタン軸14と、
ピンチローラ15とに挟まれ矢印a方向に移送される。
テープ20はSリール16から供給され、Tリール17
により巻き取られる。Sリール側のテープが終端付近に
なると、テープ20の終端に設けられたリーダテープ2
0bがA点を通過するが、リーダテープ20bは光透過
性のある素材であるために、発光ダイオード18からの
光信号はリーダテープ20bを透過して、第1の受光素
子19aで検知されテープ終端を検出することができ
る。第1の受光素子19aでテープ終端検出後、すみや
かにキャプスタンモータを停止させキャプスタン軸14
の回転を停止させてテープ20の移送を停止する。
【0018】以下、キャプスタン制御回路21の動作に
ついて説明する。キャプスタンモータ22の回転周波数
(回転速度)を周波数発電機5で検知し、FG信号を波
形整形回路6へ出力する。周波数発電機5からのFG信
号は、波形整形回路6で増幅及び矩形波整形され可変分
周器7で分周される。分周されたFG信号は周期計測器
8に入力されて周期計測され、マイコン9へ入力され
る。マイコン9は、可変分周器7への指令である分周比
率の変更指令信号10と、駆動回路4への指令であるキ
ャプスタンモータ22への正回転、逆回転、停止指令で
ある回転制御信号11と、モータトルク指令信号12と
を出すタイミングを、周期計測器8からの周期計測結果
を基に作成している。
【0019】図3は本実施の形態の図2の構成における
各部のタイミングチャートであり、一例としてテープを
30倍速の高速走行から短時間で停止させる時のタイミ
ングチャートである。図3(A)はキャプスタンモータ
22への正回転、逆回転、停止指令を示す(図1におい
て回転制御信号11に相当する)。同図(B)は波形整
形回路6の出力波形、同図(C)は可変分周器7の分周
後のFG波形、同図(D)は可変分周器7の分周比率の
変化例を示したもの、同図(E)はモータトルク指令信
号11の波形、同図(F)はキャプスタンモータ22の
回転速度変化(30倍速から停止まで)を示す波形であ
る。X0点は図1のA点でリーダテープ20bを検出し
テープの減速を開始するタイミング、X1点及びX2点
は可変分周器7の分周比率を変えるタイミングで、X2
点ではモータのトルクも減少させている。X3点はキャ
プスタン及びテープの停止タイミングである。なお、X
0点からX3点までの時間は、リーダテープの巻き取り
時間より短く設定されている。これはテープが高速走行
したまま終端に到達するのを防ぐためである。
【0020】図3を用いてキャプスタンの回転制御につ
いてさらに詳述する。まず、キャプスタン2が高速回転
しテープが通常速度よりも30倍で走行している状態か
ら、停止させる時は、図3のX0点において、(A)に
示すようにキャプスタンモータ22に逆回転指令を出
し、また(E)のようにキャプスタンモータ22に最大
トルクを加えることにより、(F)で示すようにキャプ
スタン2の回転速度は減速を開始する。この時、可変分
周器7の分周比率(D)は1/30分周から1/15分
周に下げられている。
【0021】次に所定時間が経過し、分周器出力(C)
のパルス周期が所定の値T1(第1の周期)になったこ
とを検知したX1点で、可変分周器の分周比率(D)を
1/15分周から1/8分周に下げている。これは、高
速でキャプスタンが回転しているときには、FG周期も
大変短くなっているので周期検出器8で誤検出が生じる
可能性がある。よって、FG信号を可変分周器7で分周
して周期検出器8で周期計測し、所定の周期以上になる
まで減速したところで、可変分周器7の分周比率を下げ
ることで、周期検出器8において周期の誤検出がなくな
り、FG周期の計測精度を高めることができる。
【0022】可変分周器7の出力(C)のパルス周期が
所定の値T2(第2の周期)になったX2点で、可変分
周器7におけるFG信号の検出精度を向上させるために
分周比率(D)を1/8分周から1/4分周に下げるよ
う制御される。このX2点において、キャプスタンモー
タ22はマイコン9からのモータトルク指令信号(E)
によって、反転トルクを周期T2以前に比べて下げてい
る。
【0023】これは、キャプスタンモータの停止時(X
3点)、確実にモータの回転を停止させるためである。
つまり、X2点までの反転トルクのままX3点に到達し
キャプスタンモータ22にブレーキをかけた場合、一旦
は回転が停止するが反転トルクが大きいため、ブレーキ
解除後、キャプスタンモータ22が逆回転を始め、テー
プ1が逆走行を開始する可能性がある。そこで、X3時
点での反転トルクを極力抑えておくことで、ブレーキを
かけた時にキャプスタンモータ22の反転トルクも抑え
ることができ、ブレーキ解除後におけるキャプスタンモ
ータ22の逆回転を防止でき、テープ1の逆走行を防止
することができる。
【0024】また、高速回転しているキャプスタンモー
タ22に対してブレーキをかけて急停止を行えば、キャ
プスタンモータ22は慣性の法則により急停止前の回転
速度を維持しようとする。急停止を行っても慣性により
そのままキャプスタンモータ22が回転を維持すると、
テープ1は高速走行のままテープ終端に到達するのでテ
ープ1に異常なテンションがかかりテープダメージが生
じてしまう。このようなキャプスタンモータ22の慣性
を低減させるためには、停止する直前ではあまり急激な
減速をさせず、反転トルクを極力低下させてから停止さ
せる必要がある。
【0025】可変分周器7の出力(C)のパルス周期
が、キャプスタンモータ22にブレーキをかけることに
よってキャプスタンモータ22が停止可能な速度におけ
る周期T3(第3の周期)になったことを検知したX3
点で、マイコン9はキャプスタンモータ22を停止させ
るよう駆動回路4を制御し、駆動回路4はキャプスタン
モータ22にブレーキをかける。つまり、マイコン9か
ら駆動回路4へのキャプスタンモータ方向指令(A)は
停止信号となると共に、モータトルク指令(E)は無ト
ルク指令となっている。駆動回路4は、このキャプスタ
ンモータ方向指令とモータトルク指令により、キャプス
タンモータ22を停止させる。ここで無トルク指令を送
るのは、キャプスタンモータ22の逆転を防止するため
である。よって、テープ1はX3のタイミングで停止、
つまりテープ終端直前で停止することとなる。
【0026】以上のように本実施の形態によれば、テー
プを高速走行から停止させるのに、キャプスタンモータ
22に反転且つ最大トルクを加えることで急減速させ、
また可変分周器7を利用して減速と共に分周比率及び減
速トルクを変えながら減速することで、最短時間で停止
させることができかつ、高速走行のままテープ終端に到
達しないようにモータ停止制御を行うことができるもの
である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テープを
高速走行から最短時間で停止させることができると共
に、高速走行のままテープ終端に到達しないので、異常
なテープテンションによるテープダメージや、停止して
いるテープへのヘッドスキャンによるヘッド目詰まりを
防止できるテープ停止制御を行うことができるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるヘリカルスキャン
方式VTRの磁気テープ走行系の模式図
【図2】同実施の形態を示す磁気テープ制御装置におけ
るキャプスタン制御回路のブロック図
【図3】同実施の形態におけるキャプスタン制御回路の
各部のタイミングチャート
【図4】従来のヘリカルスキャン方式VTRの磁気テー
プ走行系の模式図
【符号の説明】
1 テープ 2 キャプスタンモータ 3 ピンチローラ 4 駆動回路 5 周波数発電機 6 波形整形回路 7 可変分周器 8 周期計測器 9 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンとピンチローラとによりテ
    ープを挟持して移送可能なテープ制御装置であって、前
    記キャプスタンを回転させるモータと、前記モータを駆
    動制御する駆動回路と、前記モータにより回転されるキ
    ャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機と、前記
    周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回路
    と、前記波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器
    と、前記可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計
    測器と、前記周期計測器で計測された周期により前記可
    変分周器及び前記駆動回路を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする磁気テープ制御装置。
  2. 【請求項2】 キャプスタンとピンチローラとによりテ
    ープを挟持して移送可能なテープ制御装置であって、前
    記キャプスタンを回転させるモータと、前記モータを駆
    動制御する駆動回路と、前記モータにより回転されるキ
    ャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機と、前記
    周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回路
    と、前記波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器
    と、前記可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計
    測器と、前記周期計測器で計測された周期により前記可
    変分周器及び前記駆動回路を制御する制御手段とを備
    え、前記制御手段は、テープを高速走行から停止させる
    時、制御手段は駆動回路に対して前記モータを反転する
    よう指令を与えるとともに前記モータに最大トルクを加
    え、前記可変分周器の出力信号の周期が第1の周期にな
    った時に前記可変分周器の分周比率を下げるとともに前
    記モータのトルクを減少させ、前記可変分周器の出力信
    号の周期が第2の周期になった時に前記可変分周器の分
    周比率を下げるとともに前記モータに加えるトルクを順
    次減少させ、前記可変分周器の出力信号の周期が第3の
    周期になった時に前記モータを停止させるよう制御する
    ことを特徴とする磁気テープ制御装置。
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