JPH11175355A - 情報処理装置及び方法、オペレーティングシステム並びにコンピュータ読み取り可能な媒体 - Google Patents
情報処理装置及び方法、オペレーティングシステム並びにコンピュータ読み取り可能な媒体Info
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- JPH11175355A JPH11175355A JP34546397A JP34546397A JPH11175355A JP H11175355 A JPH11175355 A JP H11175355A JP 34546397 A JP34546397 A JP 34546397A JP 34546397 A JP34546397 A JP 34546397A JP H11175355 A JPH11175355 A JP H11175355A
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- program
- task
- message
- operating system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オペレーティングシステム全体の保守・改良
を容易化し、効率的な設計・実装を容易化し、割り込み
禁止期間を短くし、タスク切換を高速化する。 【解決手段】 オペレーティングシステムを部品プログ
ラムで構成し、メッセージを情報の伝達先あるいは処理
の依頼先のプログラムに対して配送するメッセージ配送
機構を設け、このメッセージ配送機構を利用した際、メ
ッセージの配送元プログラム及び配送先プログラムのタ
スクの状態遷移を引き起こす機能を有するディスパッチ
ャ11を設け、上記メッセージ配送の機能を実現するメ
ッセンジャとタスク切り替えの時期・順序を決定するス
ケジューラとを、一体化して1つの部品プログラムであ
るメッセンジャスケジューラ12とし、同一タスクに割
り当てる。
を容易化し、効率的な設計・実装を容易化し、割り込み
禁止期間を短くし、タスク切換を高速化する。 【解決手段】 オペレーティングシステムを部品プログ
ラムで構成し、メッセージを情報の伝達先あるいは処理
の依頼先のプログラムに対して配送するメッセージ配送
機構を設け、このメッセージ配送機構を利用した際、メ
ッセージの配送元プログラム及び配送先プログラムのタ
スクの状態遷移を引き起こす機能を有するディスパッチ
ャ11を設け、上記メッセージ配送の機能を実現するメ
ッセンジャとタスク切り替えの時期・順序を決定するス
ケジューラとを、一体化して1つの部品プログラムであ
るメッセンジャスケジューラ12とし、同一タスクに割
り当てる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の処理を並行
して実行するマルチタスク機能を有する情報処理方法及
び装置、オペレーティングシステム並びにコンピュータ
読み取り可能な媒体に関するものである。
して実行するマルチタスク機能を有する情報処理方法及
び装置、オペレーティングシステム並びにコンピュータ
読み取り可能な媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチタスク機能を有したオペレ
ーティングシステム(OS)としては、OS自身が大き
な一体のプログラムの塊で構成されるような、例えば図
8に示すものが知られている。この図8に示すOSは、
一体のオペレーティングシステム81に装置駆動用プロ
グラム82等が付加され、このオペレーティングシステ
ム上で各種アプリケーションプログラム83、84が実
行されるように構成されている。
ーティングシステム(OS)としては、OS自身が大き
な一体のプログラムの塊で構成されるような、例えば図
8に示すものが知られている。この図8に示すOSは、
一体のオペレーティングシステム81に装置駆動用プロ
グラム82等が付加され、このオペレーティングシステ
ム上で各種アプリケーションプログラム83、84が実
行されるように構成されている。
【0003】また、部品プログラムの集合で構成された
オペレーティングシステム(OS)としては、例えば図
9に示すものが知られている。また、図9の例では、オ
ペレーティングシステムがメッセージ配送機構を有して
いる。この図9のシステムは、オペレーティングシステ
ムとして、ディスパッチャ91、メッセンジャ92、ス
ケジューラ93、その他の機能を実現する部分プログラ
ムの集合94から成り、このオペレーティングシステム
上で各種アプリケーションプログラム95、96が実行
される。
オペレーティングシステム(OS)としては、例えば図
9に示すものが知られている。また、図9の例では、オ
ペレーティングシステムがメッセージ配送機構を有して
いる。この図9のシステムは、オペレーティングシステ
ムとして、ディスパッチャ91、メッセンジャ92、ス
ケジューラ93、その他の機能を実現する部分プログラ
ムの集合94から成り、このオペレーティングシステム
上で各種アプリケーションプログラム95、96が実行
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
8に示す従来のオペレーティングシステムにおいては、
オペレーティングシステムの全体が一体のプログラムブ
ロックとして構成されているため、次のような問題点が
あった。すなわち、 1.一体となったプログラムの単位が巨大となり、オペ
レーティングシステム全体の保守・改良等が困難である
点、 2.オペレーティングシステム自身の動作に複数のタス
クを導入する場合に、どのタスクがどのプログラムコー
ドをどのタイミングで実行するかを把握するのが極めて
困難であるため、オペレーティングシステムの効率的な
設計・実装が困難である点、 3.プログラムが一体に構成されているため、割り込み
処理を禁止する区間を適切に設定することが困難であ
り、長い割り込み禁止期間を設けるか、割り込み処理中
に利用できるオペレーティングシステムの機能を大きく
制限せざるを得ない点である。
8に示す従来のオペレーティングシステムにおいては、
オペレーティングシステムの全体が一体のプログラムブ
ロックとして構成されているため、次のような問題点が
あった。すなわち、 1.一体となったプログラムの単位が巨大となり、オペ
レーティングシステム全体の保守・改良等が困難である
点、 2.オペレーティングシステム自身の動作に複数のタス
クを導入する場合に、どのタスクがどのプログラムコー
ドをどのタイミングで実行するかを把握するのが極めて
困難であるため、オペレーティングシステムの効率的な
設計・実装が困難である点、 3.プログラムが一体に構成されているため、割り込み
処理を禁止する区間を適切に設定することが困難であ
り、長い割り込み禁止期間を設けるか、割り込み処理中
に利用できるオペレーティングシステムの機能を大きく
制限せざるを得ない点である。
【0005】また、図9に示す従来のオペレーティング
システムにおいては、オペレーティングシステム自身を
部品プログラムの集合体として構築することにより上記
問題点1や3等に関する問題を解決し、さらにメッセー
ジの配送機構を導入することにより上記問題点2の問題
の解決を図ることができる。しかしながら、タスク切り
替えの時期・順序を決定する部品プログラムと、メッセ
ージを配送する部品プログラムとが別のタスクとして実
行されるため、新たに以下のような問題が発生してい
た。すなわち、 4.メッセージの配送によるタスクの切り替え処理に時
間がかかる点、 5.メッセージ配送によるタスクの切り替えとタイムス
ケジュールによるタスクの切り替えとの整合性を取るた
めの処理時間が大きくなる点である。
システムにおいては、オペレーティングシステム自身を
部品プログラムの集合体として構築することにより上記
問題点1や3等に関する問題を解決し、さらにメッセー
ジの配送機構を導入することにより上記問題点2の問題
の解決を図ることができる。しかしながら、タスク切り
替えの時期・順序を決定する部品プログラムと、メッセ
ージを配送する部品プログラムとが別のタスクとして実
行されるため、新たに以下のような問題が発生してい
た。すなわち、 4.メッセージの配送によるタスクの切り替え処理に時
間がかかる点、 5.メッセージ配送によるタスクの切り替えとタイムス
ケジュールによるタスクの切り替えとの整合性を取るた
めの処理時間が大きくなる点である。
【0006】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、上記各問題点を全て解消することができ、
オペレーティングシステム全体の保守・改良等が容易
で、オペレーティングシステムの効率的な設計・実装が
容易に行え、割り込み禁止期間を短くでき、さらに、タ
スク切り替えが高速に行え、メッセージ配送によるタス
ク切り替えとタイムスケジュールによるタスク切り替え
との整合性が容易にとり得るような情報処理方法及び装
置、ソフトウェア媒体並びにオペレーティングシステム
を提供することを目的とする。
ものであり、上記各問題点を全て解消することができ、
オペレーティングシステム全体の保守・改良等が容易
で、オペレーティングシステムの効率的な設計・実装が
容易に行え、割り込み禁止期間を短くでき、さらに、タ
スク切り替えが高速に行え、メッセージ配送によるタス
ク切り替えとタイムスケジュールによるタスク切り替え
との整合性が容易にとり得るような情報処理方法及び装
置、ソフトウェア媒体並びにオペレーティングシステム
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、オペレーティングシステム全体は、
機能ごとの小さな部品プログラムの集合とする構成をと
り、メッセージ配送機能をオペレーティングシステムの
機能として有し、なおかつメッセージを配送する機能を
持つ部品プログラムであるメッセンジャと、タスク切り
替えの時期・順序を決定する部品プログラムであるスケ
ジューラとを同一のタスクに割り当てることを特徴とし
ている。
を解決するために、オペレーティングシステム全体は、
機能ごとの小さな部品プログラムの集合とする構成をと
り、メッセージ配送機能をオペレーティングシステムの
機能として有し、なおかつメッセージを配送する機能を
持つ部品プログラムであるメッセンジャと、タスク切り
替えの時期・順序を決定する部品プログラムであるスケ
ジューラとを同一のタスクに割り当てることを特徴とし
ている。
【0008】ここで、上記メッセンジャとスケジューラ
とを一体化して1つの部品単位とすることが好ましい。
とを一体化して1つの部品単位とすることが好ましい。
【0009】さらに、上記メッセンジャ及びスケジュー
ラと、タスク切り替え機能を実現するディスパッチャと
を一体化して1つの部品単位とすることが好ましい。
ラと、タスク切り替え機能を実現するディスパッチャと
を一体化して1つの部品単位とすることが好ましい。
【0010】このような構成によれば、実行中のプログ
ラムが、メッセージ配送をオペレーティングシステムに
依頼した際、メッセージ配送の機能を受け持つ部品プロ
グラムがその要求を受け取り、当該メッセージの配送先
プログラムにそのメッセージを引き渡す準備をした後、
同一タスクで実行される部品プログラム内部の、タスク
切り替えの時期・順序を決定する部品プログラムを呼び
出して、タスク切り替えを実施する。
ラムが、メッセージ配送をオペレーティングシステムに
依頼した際、メッセージ配送の機能を受け持つ部品プロ
グラムがその要求を受け取り、当該メッセージの配送先
プログラムにそのメッセージを引き渡す準備をした後、
同一タスクで実行される部品プログラム内部の、タスク
切り替えの時期・順序を決定する部品プログラムを呼び
出して、タスク切り替えを実施する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明
においては、メッセージ配送の機能を持つ部品プログラ
ムをメッセンジャとよび、タスク切り替えの時期・順序
を決定する部品プログラムのことをスケジューラとよ
ぶ。また、本発明の実施の形態により両者の機能をあわ
せ持った部品プログラムのことをメッセンジャスケジュ
ーラとよぶ。
ついて図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明
においては、メッセージ配送の機能を持つ部品プログラ
ムをメッセンジャとよび、タスク切り替えの時期・順序
を決定する部品プログラムのことをスケジューラとよ
ぶ。また、本発明の実施の形態により両者の機能をあわ
せ持った部品プログラムのことをメッセンジャスケジュ
ーラとよぶ。
【0012】図1は、本発明の実施の形態となるオペレ
ーティングシステムの概略構成を示す図である。
ーティングシステムの概略構成を示す図である。
【0013】図1において、ディスパッチャ11は、タ
スクの切り替えとプログラムの実行番地を決定する部品
プログラムである。メッセンジャスケジューラ12は、
メッセージ配送の機能と、タスク切り替えの時期・順序
を決定する機能とを併せ持つ部品プログラムである。ま
たオペレーティングシステムは、当該オペレーティング
システムのその他の機能を実現する部品プログラムの集
合13を有している。この部品プログラムの集合13に
ついては、本発明の実施の形態の本質とは無関係のた
め、説明は省略する。さらに、アプリケーションプログ
ラム14、15は、このようなオペレーティングシステ
ム上で稼動するプログラムである。
スクの切り替えとプログラムの実行番地を決定する部品
プログラムである。メッセンジャスケジューラ12は、
メッセージ配送の機能と、タスク切り替えの時期・順序
を決定する機能とを併せ持つ部品プログラムである。ま
たオペレーティングシステムは、当該オペレーティング
システムのその他の機能を実現する部品プログラムの集
合13を有している。この部品プログラムの集合13に
ついては、本発明の実施の形態の本質とは無関係のた
め、説明は省略する。さらに、アプリケーションプログ
ラム14、15は、このようなオペレーティングシステ
ム上で稼動するプログラムである。
【0014】なお、上記ディスパッチャとしては、本件
出願人が先に提案した特願平9−124442号の明細
書及び図面に開示した技術を用いてもよい。
出願人が先に提案した特願平9−124442号の明細
書及び図面に開示した技術を用いてもよい。
【0015】以下、この図1に示す実施の形態の説明に
ついて、上記図9に示される従来のオペレーティングシ
ステムの動作との対比を交えて行う。比較を容易にする
ため、図1に示す本発明の実施の形態と、図9に示す従
来技術のオペレーティングシステムは、同一の機能を有
し、メッセンジャとスケジューラの構成が異なる以外は
同一の構成をとるものとする。
ついて、上記図9に示される従来のオペレーティングシ
ステムの動作との対比を交えて行う。比較を容易にする
ため、図1に示す本発明の実施の形態と、図9に示す従
来技術のオペレーティングシステムは、同一の機能を有
し、メッセンジャとスケジューラの構成が異なる以外は
同一の構成をとるものとする。
【0016】図9において、ディスパッチャ91は、図
1のディスパッチャ11と同一の機能を持つ部品プログ
ラムである。メッセンジャ92は、本発明によらないメ
ッセージ配送の機構のみを持った部品プログラムであ
る。スケジューラ93は、タスク切り替えの時期・順序
を決定する部品プログラムである。図9のオペレーティ
ングシステムは、その他の機能を実現する部品プログラ
ムの集合94を有している。アプリケーションプログラ
ム95、96は、図1の各アプリケーションプログラム
14、15とそれぞれ同一の応用プログラムである。
1のディスパッチャ11と同一の機能を持つ部品プログ
ラムである。メッセンジャ92は、本発明によらないメ
ッセージ配送の機構のみを持った部品プログラムであ
る。スケジューラ93は、タスク切り替えの時期・順序
を決定する部品プログラムである。図9のオペレーティ
ングシステムは、その他の機能を実現する部品プログラ
ムの集合94を有している。アプリケーションプログラ
ム95、96は、図1の各アプリケーションプログラム
14、15とそれぞれ同一の応用プログラムである。
【0017】まず始めに、図1の実施の形態のアプリケ
ーションプログラム14がアプリケーションプログラム
15にあててメッセージを送る場合を例に説明を行い、
次に図9の従来例のアプリケーションプログラム95が
アプリケーションプログラム96にあててメッセージを
送る例を説明する。
ーションプログラム14がアプリケーションプログラム
15にあててメッセージを送る場合を例に説明を行い、
次に図9の従来例のアプリケーションプログラム95が
アプリケーションプログラム96にあててメッセージを
送る例を説明する。
【0018】具体例としては、上記図1のアプリケーシ
ョンプログラム14として、いわゆるマンマシンインタ
ーフェースのような操作入出力コントロールインターフ
ェースのプログラムを想定し、また、アプリケーション
プログラム15として、ビデオ再生装置のモータコント
ロールプログラムを想定する場合に、アプリケーション
プログラム14からの再生(PLAY)操作コマンド入力に
応じて、アプリケーションプログラム15によりモータ
が駆動開始されるような例が挙げられる。
ョンプログラム14として、いわゆるマンマシンインタ
ーフェースのような操作入出力コントロールインターフ
ェースのプログラムを想定し、また、アプリケーション
プログラム15として、ビデオ再生装置のモータコント
ロールプログラムを想定する場合に、アプリケーション
プログラム14からの再生(PLAY)操作コマンド入力に
応じて、アプリケーションプログラム15によりモータ
が駆動開始されるような例が挙げられる。
【0019】先ず、アプリケーションプログラム14は
アプリケーションプログラム15に配送するメッセージ
を作成する。
アプリケーションプログラム15に配送するメッセージ
を作成する。
【0020】次に、アプリケーションプログラム14は
オペレーティングシステムに対し、アプリケーションプ
ログラム15を宛先としてメッセージ配送を依頼するシ
ステムコールを発行する(図1のT1 参照)。以後の動
作はオペレーティングシステム内部の動作となる。
オペレーティングシステムに対し、アプリケーションプ
ログラム15を宛先としてメッセージ配送を依頼するシ
ステムコールを発行する(図1のT1 参照)。以後の動
作はオペレーティングシステム内部の動作となる。
【0021】システムコールはディスパッチャ11によ
って捕捉され、ディスパッチャ11はアプリケーション
プログラム14のタスクをウェイト(wait:停止)させ
る。システムコールの種類はメッセージ配送の依頼なの
で、ディスパッチャ11はメッセージ配送の機能を担当
するメッセンジャスケジューラ12のタスクを起動、す
なわち活動状態にする(T2)。
って捕捉され、ディスパッチャ11はアプリケーション
プログラム14のタスクをウェイト(wait:停止)させ
る。システムコールの種類はメッセージ配送の依頼なの
で、ディスパッチャ11はメッセージ配送の機能を担当
するメッセンジャスケジューラ12のタスクを起動、す
なわち活動状態にする(T2)。
【0022】起動されたメッセンジャスケジューラ12
は、依頼内容に従ってメッセージの配送先であるアプリ
ケーションプログラム15を特定し、該アプリケーショ
ンプログラム15の制御情報を獲得し、タスクの状態を
確認する。
は、依頼内容に従ってメッセージの配送先であるアプリ
ケーションプログラム15を特定し、該アプリケーショ
ンプログラム15の制御情報を獲得し、タスクの状態を
確認する。
【0023】アプリケーションプログラム15のタスク
が現在何の処理も行っていないレディ(ready:準備完
了,待機)状態ならば、メッセンジャスケジューラ12
はメッセージ配送による起動の際に必要な情報をアプリ
ケーションプログラム15の制御情報を格納しているメ
モリに書き出し、アプリケーションプログラム14から
渡されたメッセージを起動パラメータとして、アプリケ
ーションプログラム15のタスクの起動をディスパッチ
ャ11に依頼する(T3) 。ディスパッチャ11はアプ
リケーションプログラム15のタスクを起動し、オペレ
ーティングシステムの処理は終了する。そしてアプリケ
ーションプログラム14から配送されたメッセージをパ
ラメータとして、アプリケーションプログラム15の実
行が開始される。
が現在何の処理も行っていないレディ(ready:準備完
了,待機)状態ならば、メッセンジャスケジューラ12
はメッセージ配送による起動の際に必要な情報をアプリ
ケーションプログラム15の制御情報を格納しているメ
モリに書き出し、アプリケーションプログラム14から
渡されたメッセージを起動パラメータとして、アプリケ
ーションプログラム15のタスクの起動をディスパッチ
ャ11に依頼する(T3) 。ディスパッチャ11はアプ
リケーションプログラム15のタスクを起動し、オペレ
ーティングシステムの処理は終了する。そしてアプリケ
ーションプログラム14から配送されたメッセージをパ
ラメータとして、アプリケーションプログラム15の実
行が開始される。
【0024】アプリケーションプログラム15のタスク
が何らかの処理の実行中にウェイト(休止)した状態で
ある場合は、即座にメッセージを渡して起動することは
不可能である。この場合、メッセンジャスケジューラ1
2はアプリケーションプログラム15のタスクを起動す
るのに必要な情報を作成したのち、メッセンジャスケジ
ューラ12内のスケジューラプログラムを呼び出す。ス
ケジューラプログラムは、引き渡された起動情報をメモ
リに格納した後、タスクの実行計画を組み、最初に実行
すべきタスクの起動をディスパッチャ11に依頼する。
ディスパッチャ11は依頼されたタスクを起動し、オペ
レーティングシステムの処理は終了する。そしてメッセ
ンジャスケジューラ12が選択したタスクの実行が開始
される。
が何らかの処理の実行中にウェイト(休止)した状態で
ある場合は、即座にメッセージを渡して起動することは
不可能である。この場合、メッセンジャスケジューラ1
2はアプリケーションプログラム15のタスクを起動す
るのに必要な情報を作成したのち、メッセンジャスケジ
ューラ12内のスケジューラプログラムを呼び出す。ス
ケジューラプログラムは、引き渡された起動情報をメモ
リに格納した後、タスクの実行計画を組み、最初に実行
すべきタスクの起動をディスパッチャ11に依頼する。
ディスパッチャ11は依頼されたタスクを起動し、オペ
レーティングシステムの処理は終了する。そしてメッセ
ンジャスケジューラ12が選択したタスクの実行が開始
される。
【0025】次に図9の例を説明する。まず、アプリケ
ーションプログラム95はアプリケーションプログラム
96に配送するメッセージを作成する。
ーションプログラム95はアプリケーションプログラム
96に配送するメッセージを作成する。
【0026】次に、アプリケーションプログラム95は
オペレーティングシステムに対し、アプリケーションプ
ログラム96を宛先としてメッセージ配送を依頼するシ
ステムコールを発行する(図9のT11参照)。以後の動
作はオペレーティングシステム内部の動作となる。ここ
までのアプリケーションプログラムの動作は、図1の本
実施の形態によるオペレーティングシステムと、図9に
示されるオペレーティングシステムで、何ら変わるとこ
ろはない。
オペレーティングシステムに対し、アプリケーションプ
ログラム96を宛先としてメッセージ配送を依頼するシ
ステムコールを発行する(図9のT11参照)。以後の動
作はオペレーティングシステム内部の動作となる。ここ
までのアプリケーションプログラムの動作は、図1の本
実施の形態によるオペレーティングシステムと、図9に
示されるオペレーティングシステムで、何ら変わるとこ
ろはない。
【0027】システムコールはディスパッチャ91によ
って補足され、ディスパッチャ91はアプリケーション
プログラム95のタスクをウェイト(停止)させる。シ
ステムコールの種類はメッセージ配送の依頼なので、デ
ィスパッチャ91はメッセージ配送の機能を担当するメ
ッセンジャ92のタスクを起動、すなわち活動状態にす
る(T12)。
って補足され、ディスパッチャ91はアプリケーション
プログラム95のタスクをウェイト(停止)させる。シ
ステムコールの種類はメッセージ配送の依頼なので、デ
ィスパッチャ91はメッセージ配送の機能を担当するメ
ッセンジャ92のタスクを起動、すなわち活動状態にす
る(T12)。
【0028】起動されたメッセンジャ92は、依頼内容
に従ってメッセージの配送先であるアプリケーションプ
ログラム96を特定する。次にアプリケーションプログ
ラム96を起動するようスケジューラ部品プログラム9
3に依頼するための準備を行う。そしてディスパッチャ
91に93の起動を依頼するシステムコールを発行する
(T13)。
に従ってメッセージの配送先であるアプリケーションプ
ログラム96を特定する。次にアプリケーションプログ
ラム96を起動するようスケジューラ部品プログラム9
3に依頼するための準備を行う。そしてディスパッチャ
91に93の起動を依頼するシステムコールを発行する
(T13)。
【0029】ディスパッチャ91はシステムコールを補
足し、メッセンジャ92のタスクをウェイト(停止)さ
せる。システムコールの種類はスケジュールの実行なの
で、ディスパッチャ91はスケジュールを担当する部品
プログラム(スケジューラ)93を起動する(T14)。
足し、メッセンジャ92のタスクをウェイト(停止)さ
せる。システムコールの種類はスケジュールの実行なの
で、ディスパッチャ91はスケジュールを担当する部品
プログラム(スケジューラ)93を起動する(T14)。
【0030】起動されたスケジューラ93は、メッセン
ジャ92から指示されたパラメータに基づき、アプリケ
ーションプログラム96の制御情報を獲得し、タスクの
状態を確認する。
ジャ92から指示されたパラメータに基づき、アプリケ
ーションプログラム96の制御情報を獲得し、タスクの
状態を確認する。
【0031】アプリケーションプログラム96のタスク
が現在何の処理も行っていない状態(レディ状態)なら
ば、スケジューラ93はメッセージ配送による起動の際
に必要な情報を96の制御情報を格納しているメモリに
書き出し、アプリケーションプログラム95から渡され
たメッセージを起動パラメータとして、アプリケーショ
ンプログラム96のタスクの起動をディスパッチャ91
に依頼する(T15)。ディスパッチャ91はアプリケー
ションプログラム96のタスクを起動し(T16)、オペ
レーティングシステムの処理は終了する。そしてアプリ
ケーションプログラム95から配送されたメッセージを
パラメータに、アプリケーションプログラム96の実行
が開始される。以後の動作は両例で同一である。
が現在何の処理も行っていない状態(レディ状態)なら
ば、スケジューラ93はメッセージ配送による起動の際
に必要な情報を96の制御情報を格納しているメモリに
書き出し、アプリケーションプログラム95から渡され
たメッセージを起動パラメータとして、アプリケーショ
ンプログラム96のタスクの起動をディスパッチャ91
に依頼する(T15)。ディスパッチャ91はアプリケー
ションプログラム96のタスクを起動し(T16)、オペ
レーティングシステムの処理は終了する。そしてアプリ
ケーションプログラム95から配送されたメッセージを
パラメータに、アプリケーションプログラム96の実行
が開始される。以後の動作は両例で同一である。
【0032】アプリケーションプログラム96のタスク
が何らかの処理の実行中に休止した状態(ウェイト状
態)である場合は、即座にメッセージを渡して起動する
ことは不可能である。この場合、スケジューラ93はア
プリケーションプログラム96のタスクを起動するのに
必要な情報を作成したのち起動情報をメモリに格納し、
タスクの実行計画を組み、最初に実行すべきタスクの起
動をディスパッチャ91に依頼する。ディスパッチャ9
1は依頼されたタスクを起動し、オペレーティングシス
テムの処理は終了する。そしてスケジューラ92が選択
したタスクの実行が開始される。以後の動作は両例で同
一である。
が何らかの処理の実行中に休止した状態(ウェイト状
態)である場合は、即座にメッセージを渡して起動する
ことは不可能である。この場合、スケジューラ93はア
プリケーションプログラム96のタスクを起動するのに
必要な情報を作成したのち起動情報をメモリに格納し、
タスクの実行計画を組み、最初に実行すべきタスクの起
動をディスパッチャ91に依頼する。ディスパッチャ9
1は依頼されたタスクを起動し、オペレーティングシス
テムの処理は終了する。そしてスケジューラ92が選択
したタスクの実行が開始される。以後の動作は両例で同
一である。
【0033】前述の2例の動作を比較すると明らかであ
るが、本発明の実施の形態の方が、タスクの切り替えの
回数が少なく、なおかつ他の部品プログラムの機能を利
用するために準備しなければならない作業が少なくなっ
ている。このため、メッセージ配送が高速化される。
るが、本発明の実施の形態の方が、タスクの切り替えの
回数が少なく、なおかつ他の部品プログラムの機能を利
用するために準備しなければならない作業が少なくなっ
ている。このため、メッセージ配送が高速化される。
【0034】ここで、図2は、上述した本発明の実施の
形態が適用される情報処理装置の概略構成を示すもので
ある。
形態が適用される情報処理装置の概略構成を示すもので
ある。
【0035】この図2において、マイクロプロセッサ等
のCPU21には、バスラインを介して、プログラムや
データ等が予め記憶されたROM22、データ等が記憶
されるRAM23、キーボードや操作ボタン等の操作入
力部24、液晶パネル等の表示部25、及び機器のモー
タ等の制御対象26が接続されている。
のCPU21には、バスラインを介して、プログラムや
データ等が予め記憶されたROM22、データ等が記憶
されるRAM23、キーボードや操作ボタン等の操作入
力部24、液晶パネル等の表示部25、及び機器のモー
タ等の制御対象26が接続されている。
【0036】次に、上述した本発明の実施の形態の動作
について、図3〜図7を参照しながら説明する。
について、図3〜図7を参照しながら説明する。
【0037】図3は図1のアプリケーションプログラム
14の動作を説明するフローチャートである。
14の動作を説明するフローチャートである。
【0038】まず、ステップS31では配送するメッセ
ージ内容をメモリに格納し、メッセージを完成させ、ス
テップS32に進む。ステップS32では、メッセージ
配送を依頼するシステムコールを発行する。本例ではこ
のステップの実行により、制御がオペレーティングシス
テムに遷移し、プログラム14はその実行を停止する。
オペレーティングシステムがメッセージ配送を完了した
後適切な時期に、プログラム14の実行を再開する。実
行を再開したプログラム14はステップS33に処理を
進め、後続処理が実行される。
ージ内容をメモリに格納し、メッセージを完成させ、ス
テップS32に進む。ステップS32では、メッセージ
配送を依頼するシステムコールを発行する。本例ではこ
のステップの実行により、制御がオペレーティングシス
テムに遷移し、プログラム14はその実行を停止する。
オペレーティングシステムがメッセージ配送を完了した
後適切な時期に、プログラム14の実行を再開する。実
行を再開したプログラム14はステップS33に処理を
進め、後続処理が実行される。
【0039】次に図4は、上記図1中のディスパッチャ
11の動作を説明するフローチャートである。
11の動作を説明するフローチャートである。
【0040】まず、図4のステップS41では、タスク
切替依頼か否かを判別する。タスク切替依頼である場合
はステップS45に、それ以外の場合はステップS42
に進む。
切替依頼か否かを判別する。タスク切替依頼である場合
はステップS45に、それ以外の場合はステップS42
に進む。
【0041】ステップS42では、現在実行中のタスク
を、処理の実行中に処理が停止していることを意味する
ウェイト状態(休止状態)に遷移させ、ステップS43
に進む。
を、処理の実行中に処理が停止していることを意味する
ウェイト状態(休止状態)に遷移させ、ステップS43
に進む。
【0042】ここで、図5は、本実施の形態におけるタ
スクの状態遷移図を示しており、タスクの処理の実行中
を示す活動状態51と、処理が終了した後のような何の
処理も行っていないレディ(待機)状態52との間で状
態が遷移し、また、活動状態51と、現在実行中のタス
クについて処理の実行中に処理が停止していることを示
すウェイト(休止)状態53との間で状態が遷移する。
この場合のタスクとは、プログラムの実行主体であり、
有限状態を遷移するステートマシン(状態機械)として
いる。
スクの状態遷移図を示しており、タスクの処理の実行中
を示す活動状態51と、処理が終了した後のような何の
処理も行っていないレディ(待機)状態52との間で状
態が遷移し、また、活動状態51と、現在実行中のタス
クについて処理の実行中に処理が停止していることを示
すウェイト(休止)状態53との間で状態が遷移する。
この場合のタスクとは、プログラムの実行主体であり、
有限状態を遷移するステートマシン(状態機械)として
いる。
【0043】このようなタスクについて、メモリ(上記
図2のRAM23)上でのタスク保存領域の一例を図6
に示す。この図6の(A)は、概念的あるいは理論的な
タスク保存領域の内部構造を示しており、この図6の
(A)のタスク保存領域は、上記タスクの遷移状態等を
示すタスク状態番号61と、状態機械の状態値の格納領
域62とを有している。また、図6の(B)は、より具
体的なメモリ上のタスク保存領域の構造を示し、タスク
制御情報63と、CPUレジスタ値格納領域64と、F
PUレジスタ値格納領域65と、その他の共有リソース
値格納領域66とを有している。タスク制御情報63
は、タスクが実行中であるか否か、タスクが実行可能で
あるか否か等を示す上記タスク状態番号61を含んでお
り、さらに、一般には、タスクをどのような順序で実行
するかを決定するために使用する優先順位情報、タスク
の依存関係を保持するいわゆるリンクトリスト等、より
多くの情報を保持していることが多い。なお、FPUと
は、浮動小数点演算ユニットのことである。
図2のRAM23)上でのタスク保存領域の一例を図6
に示す。この図6の(A)は、概念的あるいは理論的な
タスク保存領域の内部構造を示しており、この図6の
(A)のタスク保存領域は、上記タスクの遷移状態等を
示すタスク状態番号61と、状態機械の状態値の格納領
域62とを有している。また、図6の(B)は、より具
体的なメモリ上のタスク保存領域の構造を示し、タスク
制御情報63と、CPUレジスタ値格納領域64と、F
PUレジスタ値格納領域65と、その他の共有リソース
値格納領域66とを有している。タスク制御情報63
は、タスクが実行中であるか否か、タスクが実行可能で
あるか否か等を示す上記タスク状態番号61を含んでお
り、さらに、一般には、タスクをどのような順序で実行
するかを決定するために使用する優先順位情報、タスク
の依存関係を保持するいわゆるリンクトリスト等、より
多くの情報を保持していることが多い。なお、FPUと
は、浮動小数点演算ユニットのことである。
【0044】再び図4に戻って、ステップS43では、
システムコールの種類がメッセージ配送依頼であるかど
うかを検査する。メッセージ配送依頼であった場合はス
テップS47に進む。それ以外の場合はステップS44
に進む。ステップS44はそれ以外のシステムコール処
理を行う。これ以降は本発明の実施の形態の処理とは直
接関係しないので、省略する。
システムコールの種類がメッセージ配送依頼であるかど
うかを検査する。メッセージ配送依頼であった場合はス
テップS47に進む。それ以外の場合はステップS44
に進む。ステップS44はそれ以外のシステムコール処
理を行う。これ以降は本発明の実施の形態の処理とは直
接関係しないので、省略する。
【0045】ステップS45では、現在実行中のタスク
を何の処理も行っていない状態であることを意味するレ
ディ(待機)状態に遷移させ、ステップS46に進む。
を何の処理も行っていない状態であることを意味するレ
ディ(待機)状態に遷移させ、ステップS46に進む。
【0046】ステップS46では、タスク切り替え依頼
のパラメータで指示されたタスクの状態を、処理の実行
中であることを意味する活動状態に遷移させ、実行を当
該タスクに移す。従って、このステップS46は終端の
ステップとなる。
のパラメータで指示されたタスクの状態を、処理の実行
中であることを意味する活動状態に遷移させ、実行を当
該タスクに移す。従って、このステップS46は終端の
ステップとなる。
【0047】ステップS47では、メッセージ配送機能
を担当するメッセンジャスケジューラプログラム12に
割り当てられたタスクの状態を、処理の実行中であるこ
とを意味する活動状態に遷移させ、実行を当該タスクに
移す。したがって、このステップS47は終端のステッ
プとなる。
を担当するメッセンジャスケジューラプログラム12に
割り当てられたタスクの状態を、処理の実行中であるこ
とを意味する活動状態に遷移させ、実行を当該タスクに
移す。したがって、このステップS47は終端のステッ
プとなる。
【0048】次に、図7は、図1中のメッセンジャスケ
ジューラ12の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
ジューラ12の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【0049】まず、ステップS71では、配送先のタス
クの決定が行われ、アプリケーションプログラム15の
タスクが選択され、ステップS72に進む。
クの決定が行われ、アプリケーションプログラム15の
タスクが選択され、ステップS72に進む。
【0050】ステップS72では、アプリケーションプ
ログラム15のタスクの状態が検査され、待機状態であ
ればステップS73に進み、それ以外の場合はステップ
S75に進む。
ログラム15のタスクの状態が検査され、待機状態であ
ればステップS73に進み、それ以外の場合はステップ
S75に進む。
【0051】ステップS73では、メッセージ配送の際
に必要な初期設定をアプリケーションプログラム15の
タスクに設定し、ステップS74に進む。
に必要な初期設定をアプリケーションプログラム15の
タスクに設定し、ステップS74に進む。
【0052】ステップS74では、アプリケーションプ
ログラム15のタスクを起動するため、タスク切り替え
依頼をディスパッチャ11に対して行う。この処理によ
り、メッセンジャスケジューラのタスクは待機状態に変
更されるので、このステップS74は終端のステップと
なる。
ログラム15のタスクを起動するため、タスク切り替え
依頼をディスパッチャ11に対して行う。この処理によ
り、メッセンジャスケジューラのタスクは待機状態に変
更されるので、このステップS74は終端のステップと
なる。
【0053】ステップS75では、後にメッセージの配
送を完了してアプリケーションプログラム15を起動す
るために必要な情報を生成してメモリに格納し、ステッ
プS76に進む。
送を完了してアプリケーションプログラム15を起動す
るために必要な情報を生成してメモリに格納し、ステッ
プS76に進む。
【0054】ステップS76では、実行可能なタスクの
内から最も先に実行すべきタスクを選択し、ステップS
77に進む。
内から最も先に実行すべきタスクを選択し、ステップS
77に進む。
【0055】ステップS77では、選択されたタスクを
起動するため、タスク切り替え依頼をディスパッチャ1
1に対して行う。この処理により、メッセンジャスケジ
ューラのタスクは待機状態に変更されるので、このステ
ップS77は終端のステップとなる。
起動するため、タスク切り替え依頼をディスパッチャ1
1に対して行う。この処理により、メッセンジャスケジ
ューラのタスクは待機状態に変更されるので、このステ
ップS77は終端のステップとなる。
【0056】ところで、上述した本発明の実施の形態の
オペレーティングシステムは、磁気ディスクや光ディス
ク等の記録媒体に記録して提供するのみならず、通信回
線等を介して提供してもよく、各種のコンピュータ読み
取り可能な媒体として市場に供給することができる。
オペレーティングシステムは、磁気ディスクや光ディス
ク等の記録媒体に記録して提供するのみならず、通信回
線等を介して提供してもよく、各種のコンピュータ読み
取り可能な媒体として市場に供給することができる。
【0057】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、オペレーティングシステム自身が機能単位ご
との部品プログラムの集合によって構成されているうえ
メッセージ配送機構を有し、なおかつメッセージ配送の
機構とタスク切り替えの時期・順序を決定する機構が1
つのタスクに割り当てられて部品プログラムを構成して
いるため、以下のような効果が得られる。すなわち、 1.部品プログラムでオペレーティングシステムを構築
できるため、プログラムの単位が小さくなり、オペレー
ティングシステム全体の保守・改良等が容易となる点、 2.オペレーティングシステム自身の動作に複数のタス
クを導入する場合に、メッセージ授受を単位としてタス
クの切り替えを行うことができるため、タスク実行の把
握が容易となり、オペレーティングシステムの効率的な
設計・実装が可能となる点、 3.プログラムが小さな部品単位で構築されているた
め、割り込み処理を禁止する区間を適切に設定すること
が可能となり、割り込み禁止期間が短く、かつ割り込み
処理中に利用できる機能を制限が少ないオペレーティン
グシステムが構築可能となる点、 4.メッセージの配送によるタスクの切り替え処理が高
速になる点、 5.メッセージ配送によるタスクの切り替えとタイムス
ケジュールによるタスクの切り替えとの整合性を取るた
めの処理時間を大幅に削減できる点、の各点のような効
果である。
によれば、オペレーティングシステム自身が機能単位ご
との部品プログラムの集合によって構成されているうえ
メッセージ配送機構を有し、なおかつメッセージ配送の
機構とタスク切り替えの時期・順序を決定する機構が1
つのタスクに割り当てられて部品プログラムを構成して
いるため、以下のような効果が得られる。すなわち、 1.部品プログラムでオペレーティングシステムを構築
できるため、プログラムの単位が小さくなり、オペレー
ティングシステム全体の保守・改良等が容易となる点、 2.オペレーティングシステム自身の動作に複数のタス
クを導入する場合に、メッセージ授受を単位としてタス
クの切り替えを行うことができるため、タスク実行の把
握が容易となり、オペレーティングシステムの効率的な
設計・実装が可能となる点、 3.プログラムが小さな部品単位で構築されているた
め、割り込み処理を禁止する区間を適切に設定すること
が可能となり、割り込み禁止期間が短く、かつ割り込み
処理中に利用できる機能を制限が少ないオペレーティン
グシステムが構築可能となる点、 4.メッセージの配送によるタスクの切り替え処理が高
速になる点、 5.メッセージ配送によるタスクの切り替えとタイムス
ケジュールによるタスクの切り替えとの整合性を取るた
めの処理時間を大幅に削減できる点、の各点のような効
果である。
【0058】なお、本発明は、上述したような実施の形
態にのみ限定されるものではない。例えば、上記実施の
形態では、メッセージの配送を依頼したプログラムのタ
スクがメッセージの配送を契機に停止し、配送先のタス
クの処理が完了するまで待機する、同期メッセージ配送
と呼ばれる種類の配送を念頭に、タスクの状態切り替え
について記述したが、非同期メッセージ配送と呼ばれ
る、メッセージ配送を契機に配送を依頼したプログラム
のタスクを停止しない種類のメッセージ配送にも当然応
用できる。
態にのみ限定されるものではない。例えば、上記実施の
形態では、メッセージの配送を依頼したプログラムのタ
スクがメッセージの配送を契機に停止し、配送先のタス
クの処理が完了するまで待機する、同期メッセージ配送
と呼ばれる種類の配送を念頭に、タスクの状態切り替え
について記述したが、非同期メッセージ配送と呼ばれ
る、メッセージ配送を契機に配送を依頼したプログラム
のタスクを停止しない種類のメッセージ配送にも当然応
用できる。
【0059】また、本発明において、メッセンジャとス
ケジューラを組み合わせて部品プログラムとし、他の機
能を組み入れない構成とする理由は、主に割り込み禁止
期間を極小化するためである。他の機能を当該タスクに
組み入れてゆくと、当該タスクの実行時間は長くなり、
結局割り込み応答の悪化を招く。しかしながら、本発明
の範囲において、メッセンジャスケジューラの部品プロ
グラムに他の機能を実現するプログラムをまったく組み
入れてはいけないということではない。本発明の目的と
する、小さな部品プログラムの集合によるオペレーティ
ングシステムの構成と高速なオペレーティングシステム
サービスの両立を損なわない範囲で、メッセンジャスケ
ジューラの部品プログラムに他の機能を組み入れること
は当然可能である。例えば、タスクの切り替えを実行す
るディスパッチャプログラムをメッセンジャスケジュー
ラと同一の部品プログラムの単位とし、タスク切り替え
を行わずにメッセンジャ機能及びスケジューラ機能を呼
び出すすることで、オペレーティングシステムの性能を
一層高めることが可能となるが、それは本発明の範囲か
ら逸脱しない。
ケジューラを組み合わせて部品プログラムとし、他の機
能を組み入れない構成とする理由は、主に割り込み禁止
期間を極小化するためである。他の機能を当該タスクに
組み入れてゆくと、当該タスクの実行時間は長くなり、
結局割り込み応答の悪化を招く。しかしながら、本発明
の範囲において、メッセンジャスケジューラの部品プロ
グラムに他の機能を実現するプログラムをまったく組み
入れてはいけないということではない。本発明の目的と
する、小さな部品プログラムの集合によるオペレーティ
ングシステムの構成と高速なオペレーティングシステム
サービスの両立を損なわない範囲で、メッセンジャスケ
ジューラの部品プログラムに他の機能を組み入れること
は当然可能である。例えば、タスクの切り替えを実行す
るディスパッチャプログラムをメッセンジャスケジュー
ラと同一の部品プログラムの単位とし、タスク切り替え
を行わずにメッセンジャ機能及びスケジューラ機能を呼
び出すすることで、オペレーティングシステムの性能を
一層高めることが可能となるが、それは本発明の範囲か
ら逸脱しない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オペレーティングシステム上で実行されるアプリケーシ
ョンプログラム間あるいは部品プログラム間でのメッセ
ージを配送するメッセージ配送機構を有し、メッセージ
の配送元プログラム及び配送先プログラムのタスクの状
態遷移を引き起こすディスパッチ機能を有し、上記メッ
セージ配送の機能を実現するメッセンジャと、タスク切
り替えの時期・順序を決定するスケジューラとを、同一
タスクに割り当てることにより、部品プログラムでオペ
レーティングシステムを構築できるため、プログラムの
単位が小さくなり、オペレーティングシステム全体の保
守・改良等が容易となると共に、メッセージ授受を単位
としてタスクの切り替えを行うことができるため、タス
ク実行の把握が容易となり、オペレーティングシステム
の効率的な設計・実装が可能となる。
オペレーティングシステム上で実行されるアプリケーシ
ョンプログラム間あるいは部品プログラム間でのメッセ
ージを配送するメッセージ配送機構を有し、メッセージ
の配送元プログラム及び配送先プログラムのタスクの状
態遷移を引き起こすディスパッチ機能を有し、上記メッ
セージ配送の機能を実現するメッセンジャと、タスク切
り替えの時期・順序を決定するスケジューラとを、同一
タスクに割り当てることにより、部品プログラムでオペ
レーティングシステムを構築できるため、プログラムの
単位が小さくなり、オペレーティングシステム全体の保
守・改良等が容易となると共に、メッセージ授受を単位
としてタスクの切り替えを行うことができるため、タス
ク実行の把握が容易となり、オペレーティングシステム
の効率的な設計・実装が可能となる。
【0061】また、プログラムが小さな部品単位で構築
されているため、割り込み処理を禁止する区間を適切に
設定することが可能となり、割り込み禁止期間が短く、
かつ割り込み処理中に利用できる機能を制限が少ないオ
ペレーティングシステムが構築可能となる。
されているため、割り込み処理を禁止する区間を適切に
設定することが可能となり、割り込み禁止期間が短く、
かつ割り込み処理中に利用できる機能を制限が少ないオ
ペレーティングシステムが構築可能となる。
【0062】さらに、メッセージの配送によるタスクの
切り替え処理が高速になり、メッセージ配送によるタス
クの切り替えとタイムスケジュールによるタスクの切り
替えとの整合性を取るための処理時間を大幅に削減でき
る。
切り替え処理が高速になり、メッセージ配送によるタス
クの切り替えとタイムスケジュールによるタスクの切り
替えとの整合性を取るための処理時間を大幅に削減でき
る。
【図1】本発明の一実施の形態によるオペレーティング
システムの構成を示すブロック図である。
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態が適用される情報処理装
置の概略構成を示すブロック図である。
置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるアプリケーション
プログラムの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
プログラムの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施の形態によるディスパッチャプ
ログラムの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
ログラムの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】タスクの状態遷移図である。
【図6】メモリ上のタスク保存領域の構造の例を示す図
である。
である。
【図7】本発明の一実施の形態によるメッセンジャスケ
ジューラプログラムの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ジューラプログラムの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図8】従来の一体のプログラムで構成されるオペレー
ティングシステムの構成を示すブロック図である。
ティングシステムの構成を示すブロック図である。
【図9】従来の機能単位で部品化されたプログラムで構
成されるオペレーティングシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
成されるオペレーティングシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
11 ディスパッチャ、 12 メッセンジャスケジュ
ーラ、 13 その他の機能を実現する部品プログラム
の集合、 14 メッセージを送り出すアプリケーショ
ンプログラム、 15 メッセージを受け取るアプリケ
ーションプログラム、 91 ディスパッチャ、 92
メッセンジャ、 93 スケジューラ、 64 その
他の機能を実現する部品プログラムの集合、 95 メ
ッセージを送り出すアプリケーションプログラム、 9
6 メッセージを受け取るアプリケーションプログラム
ーラ、 13 その他の機能を実現する部品プログラム
の集合、 14 メッセージを送り出すアプリケーショ
ンプログラム、 15 メッセージを受け取るアプリケ
ーションプログラム、 91 ディスパッチャ、 92
メッセンジャ、 93 スケジューラ、 64 その
他の機能を実現する部品プログラムの集合、 95 メ
ッセージを送り出すアプリケーションプログラム、 9
6 メッセージを受け取るアプリケーションプログラム
Claims (12)
- 【請求項1】 複数の処理を並行して実行する機能を有
するオペレーティングシステムを用いる情報処理装置に
おいて、 オペレーティングシステム上で実行されるアプリケーシ
ョンプログラム間あるいは部品プログラム間で、情報の
交換あるいは処理の依頼を行う際に、記憶手段上に一定
の形式で格納されたデータとしてのメッセージを利用
し、 上記メッセージを情報の伝達先あるいは処理の依頼先の
プログラムに対して配送するメッセージ配送機構を有
し、 上記メッセージ配送機構を利用した際、メッセージの配
送元プログラム及び配送先プログラムのタスクの状態遷
移を引き起こすディスパッチ機能を有し、 上記メッセージ配送の機能を実現するメッセンジャと、
タスク切り替えの時期・順序を決定するスケジューラと
を、同一タスクに割り当てることを特徴とする情報処理
装置。 - 【請求項2】 上記メッセンジャとスケジューラとを一
体化して1つの部品プログラムとすることを特徴とする
請求項1記載の情報処理装置。 - 【請求項3】 上記メッセンジャ及びスケジューラと、
上記ディスパッチ機能を実現するディスパッチャとを一
体化して1つの部品プログラムとすることを特徴とする
請求項1記載の情報処理装置。 - 【請求項4】 複数の処理を並行して実行する機能を有
するオペレーティングシステムを用いる情報処理方法に
おいて、 オペレーティングシステム上で実行されるアプリケーシ
ョンプログラム間あるいは部品プログラム間で、情報の
交換あるいは処理の依頼を行う際に、記憶手段上に一定
の形式で格納されたデータとしてのメッセージを利用
し、 上記メッセージを情報の伝達先あるいは処理の依頼先の
プログラムに対して配送するメッセージ配送機構を有
し、 上記メッセージ配送機構を利用した際、メッセージの配
送元プログラム及び配送先プログラムのタスクの状態遷
移を引き起こすディスパッチ機能を有し、 上記メッセージ配送の機能を実現するメッセンジャと、
タスク切り替えの時期・順序を決定するスケジューラと
を、同一タスクに割り当てることを特徴とする情報処理
方法。 - 【請求項5】 上記メッセンジャとスケジューラとを一
体化して1つの部品プログラムとすることを特徴とする
請求項4記載の情報処理方法。 - 【請求項6】 上記メッセンジャ及びスケジューラと、
上記ディスパッチ機能を実現するディスパッチャとを一
体化して1つの部品プログラムとすることを特徴とする
請求項4記載の情報処理方法。 - 【請求項7】 情報処理装置の制御を司るオペレーティ
ングシステムであって、 複数の処理を並行して実行するマルチタスクの機能を有
し、 複数のタスクと、機能ごとに分離した部品プログラムの
集合とによって構成され、 当該オペレーティングシステム上で実行されるアプリケ
ーションプログラム間あるいは部品プログラム間で、情
報の交換あるいは処理の依頼を行う際に、記憶装置上に
一定の形式で格納されたデータの固まりとしてのメッセ
ージを利用し、 上記メッセージを情報の伝達先あるいは処理の依頼先の
プログラムに対して配送するメッセージ配送機構を有
し、 上記メッセージ配送機構を利用した際、メッセージの配
送元プログラム及び配送先プログラムのタスクの状態遷
移を引き起こすことが可能なディスパッチ機能を有し、 上記メッセージ配送の機能を実現する部品プログラムで
あるメッセンジャと、タスク切り替えの時期・順序を決
定する部品プログラムであるスケジューラとを、同一タ
スクに割り当てることを特徴とするオペレーティングシ
ステム。 - 【請求項8】 上記メッセンジャとスケジューラとを一
体化して1つの部品プログラムとすることを特徴とする
請求項7記載のオペレーティングシステム。 - 【請求項9】 上記メッセンジャ及びスケジューラと、
上記ディスパッチ機能を実現するディスパッチャとを一
体化して1つの部品プログラムとすることを特徴とする
請求項7記載のオペレーティングシステム。 - 【請求項10】 情報処理装置の制御を司るオペレーテ
ィングシステムが記録されたコンピュータ読み取り可能
な媒体であって、 上記オペレーティングシステムは、 複数の処理を並行して実行するマルチタスクの機能を有
し、 複数のタスクと、機能ごとに分離した部品プログラムの
集合とによって構成され、 当該オペレーティングシステム上で実行されるアプリケ
ーションプログラム間あるいは部品プログラム間で、情
報の交換あるいは処理の依頼を行う際に、記憶装置上に
一定の形式で格納されたデータの固まりとしてのメッセ
ージを利用し、 上記メッセージを情報の伝達先あるいは処理の依頼先の
プログラムに対して配送するメッセージ配送機構を有
し、 上記メッセージ配送機構を利用した際、メッセージの配
送元プログラム及び配送先プログラムのタスクの状態遷
移を引き起こすことが可能なディスパッチ機能を有し、 上記メッセージ配送の機能を実現する部品プログラムで
あるメッセンジャと、タスク切り替えの時期・順序を決
定する部品プログラムであるスケジューラとを、同一タ
スクに割り当てることを特徴とするコンピュータ読み取
り可能な媒体。 - 【請求項11】 上記メッセンジャとスケジューラとを
一体化して1つの部品プログラムとすることを特徴とす
る請求項10記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。 - 【請求項12】 上記メッセンジャ及びスケジューラ
と、上記ディスパッチ機能を実現するディスパッチャと
を一体化して1つの部品プログラムとすることを特徴と
する請求項10記載のコンピュータ読み取り可能な媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34546397A JPH11175355A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 情報処理装置及び方法、オペレーティングシステム並びにコンピュータ読み取り可能な媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34546397A JPH11175355A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 情報処理装置及び方法、オペレーティングシステム並びにコンピュータ読み取り可能な媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11175355A true JPH11175355A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18376775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34546397A Withdrawn JPH11175355A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 情報処理装置及び方法、オペレーティングシステム並びにコンピュータ読み取り可能な媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11175355A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005052769A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd. | データ処理装置 |
US8166479B2 (en) | 2007-06-26 | 2012-04-24 | Softlife Projects Limited As Applied Cytometry Systems | Optimizing data analysis through directional dependencies of a graph including plurality of nodes and attributing threading models and setting status to each of the nodes |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34546397A patent/JPH11175355A/ja not_active Withdrawn
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