JPH11175325A - システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法 - Google Patents

システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法

Info

Publication number
JPH11175325A
JPH11175325A JP34352097A JP34352097A JPH11175325A JP H11175325 A JPH11175325 A JP H11175325A JP 34352097 A JP34352097 A JP 34352097A JP 34352097 A JP34352097 A JP 34352097A JP H11175325 A JPH11175325 A JP H11175325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
tool
attribute
system development
development support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34352097A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Tomita
誠一 富田
Tomihiko Tsunoda
東明彦 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP34352097A priority Critical patent/JPH11175325A/ja
Publication of JPH11175325A publication Critical patent/JPH11175325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種のシステム開発支援ツールが各々管理
する同一属性のデータの連携を双方向に可能とし、また
各ツールの各属性についての変更履歴の中の任意の属性
データを採用できるようにする。 【解決手段】 変更情報取得プログラム201は、属性
データがツールA情報ファイル104に保存される時点
で更新された属性データをツールA変更情報ファイル1
05に登録する。共通リポジトリ106は、同一属性に
ついてツールA、ツールBの変更履歴を対応付けて格納
する。変更情報反映プログラム203は、変更情報ファ
イル105の変更履歴を共通リポジトリ106に反映す
る。ツールBについても同様である。整合性反映プログ
ラム205は、各属性について各ツールの特定の変更履
歴の属性データが指定されたとき、指定された属性デー
タによって各ツールの情報ファイル104を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システム開発の各
工程での作業を支援し設計データを管理するシステム開
発支援ツールに係わり、特に複数の開発支援ツール間で
属性データの連携を管理する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】システム開発の各工程においては、それ
ぞれ特徴を持ったシステム開発支援ツールの中から作業
者が使いたいツールを任意に選び、開発作業を行ってい
る。複数のシステム開発支援ツールを使う場合に、任意
に選んだツールの間で各ツールで作業を行った結果とし
て管理される設計データの連携機能が提供されていない
場合がほとんどである。ここでデータの連携とは、同じ
属性についてのデータを一方のツールから他方のツール
へ移行して使用することである。データの連携機能が提
供されている場合でもデータの連携は一方のツールから
他方のツールへの一方向のみの移行であり、一方のツー
ルのデータを変更した場合に他方のツールの対応するデ
ータはデータ保存時に即時に変更される。またツールは
最新の属性データのみを管理していることがほとんどで
あり、ツール間でデータの対応をとる場合も最新のデー
タについて対応関係をとるものである。またデータの変
更履歴を管理している場合も、ツールが管理している各
属性データごとに変更履歴をもつのではなく、すべての
属性データを収容するファイルについての変更履歴とし
て管理するものである。なおこの種の技術として関連す
るものには、例えば特開平7−44365号公報に記載
された技術等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術については次
のような問題がある。まずツール間にデータの連携機能
がない場合、作業者は一方のツールで定義したデータを
他方のツールで定義し直す必要がある。またツール間に
データの連携機能がある場合でもツール間のデータの連
携が一方向のみの場合には移行先のツールでデータの変
更を行うと、移行元のツールのデータとの間でデータ内
容の対応が取れなくなる。さらに一方のツールのデータ
の変更を記憶装置に保存するたびに他方のツールへ変更
が反映される方式であると、開発拠点が離れている場合
には、ツールのデータの変更を反映させるための計算機
負荷がかかる。またツールがデータの変更履歴を管理す
る場合でもツールが管理している各属性データ単位に変
更履歴をもつのではなく、ある時点でのまとまったファ
イルについての変更履歴をもっているため、ファイルの
世代を戻すことによって戻したくない属性データまで一
緒にその世代に戻されてしまう。従ってファイルの世代
を戻した後で、戻したくない属性データを個々に再度変
更する必要が生じる。
【0004】本発明の目的は、以上のような従来の問題
点を解決することにあり、データの連携を双方向に可能
にするとともに、各属性ごと各ツールごとに任意の世代
を選択できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数種のシス
テム開発支援ツールについて各々が管理する同一属性に
ついてのデータ(データ項目名)の変更履歴を同一属性
について対応付けて格納する共通リポジトリを設ける。
リポジトリとは、開発支援ツールを使用して作業を行っ
た結果として定義された設計データを管理するためのデ
ータベースである。各ツールはそれぞれ各属性の設計デ
ータの最新情報のみをもち、共通リポジトリが各属性ご
とに連携をとる各ツールの属性データの変更履歴を一元
化してもつ。同一属性について各システム開発支援ツー
ルの特定の変更履歴が指定されたとき、共通リポジトリ
を参照して各ツールの管理する属性データを指定された
変更履歴のデータに設定する。本発明によって作業者
は、各システム開発支援ツールの各属性について変更履
歴の中から選択した任意の属性データを使用して作業を
進めることができる。このとき共通リポジトリを参照す
ることによって各属性の対応関係を取得することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態について
図面を用いて詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明が適用される電子計算機の
ハードウェア及びプログラムの構成図である。入力装置
102は、データを連携する2つのシステム開発支援ツ
ール(ツールA及びツールBとする)間のデータの対応
関係を定義する際、または既に対応関係のあるデータを
基にツールA又はツールBの変更情報ファイル104の
内容を変更するとき、該当するデータを指定するために
データを入力する装置である。表示装置103は、入力
したデータ、メッセージ等を表示するための装置であ
る。ツールA(ツールB)情報ファイル104は、連携
に利用するツールA、ツールBそれぞれが管理している
データが格納されているファイルである。ファイルとは
ツールの固有の記述様式で記述されているデータの集ま
りのことであり、属性とはツールを利用して作業を行っ
た結果、ツールによって管理される設計データのデータ
項目のことである。属性データとはデータ項目名のこと
である。ツールA(ツールB)変更情報ファイル105
は、ツールA、ツールBそれぞれが管理している属性デ
ータの変更履歴を格納しているファイルである。履歴と
は、各属性データの変更の変遷に従って変更後のデータ
内容を記述したものである。共通リポジトリ106は、
ツールA、ツールB間で対応関係がある属性データの変
更履歴を記述したファイルである。
【0008】変更情報取得プログラム201は、ツール
A、ツールBそれぞれについてツールがデータを保存す
るとき、属性データに変更があったかどうかを判定し、
変更があったと判定した場合、ツールA(またはB)変
更情報ファイル105に属性データの変更履歴を書き込
む処理を行うプログラムである。
【0009】変更情報取得用ワークエリア202は、変
更情報取得プログラム201がツールA、ツールBそれ
ぞれについてツールA(またはツールB)情報ファイル
104から取得した保存後の最新データと、ツールA
(またはツールB)変更情報ファイル105より取得し
た保存前の最新データとを比較し、属性データに変更が
あったかどうかを判定するときに利用するワークエリア
である。ワークエリアとは、プログラムがデータの処理
を行うために一時的に利用する記憶領域のことである。
【0010】変更情報反映プログラム203は、ツール
A(またはツールB)変更情報ファイル105に格納さ
れているデータを基に該当する共通リポジトリ106内
の属性データの履歴フィールドを上書きする処理を行う
プログラムである。
【0011】履歴指定用ワークエリア204は、ツール
A、ツールBの対応する属性データの整合性を合わせる
ために、ツールA、ツールBそれぞれのデータについて
どの履歴のデータを基に整合性を合わせるか、それぞれ
のデータの履歴番号を格納するワークエリアである。デ
ータの履歴番号は利用者が入力装置102より各データ
の履歴番号を入力することによってこのワークエリアに
格納される。
【0012】整合性反映プログラム205は、履歴指定
用ワークエリア204に格納されたツールA、ツールB
の各属性の履歴番号を基に該当する履歴番号の属性デー
タを共通リポジトリ106から取得し、ツールA(また
はツールB)情報ファイル104の属性データを変更す
る処理を行うプログラムである。
【0013】整合性反映用ワークエリア206は、履歴
指定用ワークエリア204で指定された履歴番号を基に
整合性反映プログラム205が該当する共通リポジトリ
内のツールA、ツールBのデータを取得し格納するため
のワークエリアである。
【0014】ツールA(ツールB)情報管理プログラム
207は、それぞれのツール本体のプログラムとして提
供されているものであり、利用者がツールA(またはツ
ールB)について変更した属性データの保存処理を実行
すると、ツールA(ツールB)情報ファイル104上の
属性データを追加、更新又は削除する。
【0015】なお変更情報取得プログラム201、変更
情報反映プログラム203及び整合性反映プログラム2
05をコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に格納
し、図示しない駆動装置を介して処理装置の主記憶に読
み込んで実行することが可能である。
【0016】図2は、ツールA(ツールB)情報ファイ
ル104のデータ構成図であり、ツールA、ツールBの
設計情報として、それぞれのツールが管理している属性
データ104−n(n:自然数、以下同様)が格納され
ていることを表している。()内はデータの事例を示し
ている。
【0017】図3は、ツールA(ツールB)変更情報フ
ァイル105のデータ構成図であり、ツールA、ツール
Bそれぞれが管理している属性のデータ変更履歴105
−1−1〜105−n−m(m:自然数、以下同様)が
格納されていることを表している。ただしmは各属性の
変更の回数に相当し、属性ごとに異なる。()内はツー
ルAについてのデータ例を示している。この例による
と、最初に「仕入先」と名付けられた同じデータ項目が
次に「発注先」と呼ばれ、最新のデータ項目名は「納入
先」となっていることがわかる。
【0018】図4は、共通リポジトリ106のデータ構
成図であり、ツールA、ツールBそれぞれの属性のデー
タ変更履歴106−A−1−1〜106−A−n−m、
106−B−1−1〜106−B−n−k(k:自然
数、以下同様)と、その対応関係を1レコードとして格
納する。ただしmはツールAの各属性の変更の回数に相
当し属性ごとに異なる。kはツールBの各属性の変更の
回数に相当し属性ごとに異なる。共通リポジトリ106
は、ツールA変更情報ファイル105とツールB変更情
報ファイル105を同じ属性について対応させて配列し
たものである。図4で2重線の左側がツールA属性の履
歴フィールド、右側がツールB属性の履歴フィールドで
ある。
【0019】図5は、変更情報取得用ワークエリア20
2のデータ構成図であり、ツールA(またはツールB)
の属性n保存前データ(202−n−1、属性nの保存
する前の最新データ)と属性n保存後データ(202−
n−2、属性nの保存した後の最新データ)が1レコー
ドとして格納されていることを表している。
【0020】図6は、履歴指定用ワークエリア204の
データ構成図であり、ツールAの属性n履歴番号(20
4−n−1)とツールBの属性n履歴番号(204−n
−2)が1レコードとして格納されていることを表して
いる。これら属性n履歴番号は、いずれも利用者が入力
装置から入力したツールA、ツールBの属性の履歴番号
を表す。例えばツールA属性1履歴番号(1)のデータ
とは、共通リポジトリ106によれば「仕入先」を指し
ている。またツールA属性2履歴番号(1)のデータと
は、「納期予定」を指している。同様にツールB属性1
履歴番号(3)のデータ及びツールB属性2履歴番号
(1)のデータとは、それぞれ「納入先コード」及び
「納入日付」を指している。
【0021】図7は、整合性反映用ワークエリア206
のデータ構成図であり、ツールAの属性n履歴番号デー
タ(206−n−1)とツールBの属性n履歴番号デー
タ(206−n−2)が1レコードとして格納されてい
ることを表している。これら属性n履歴番号データは、
いずれも履歴指定用ワークエリア204で指定されてい
る履歴番号に対応する共通リポジトリ106内の履歴デ
ータである。なお整合性反映用ワークエリア206は履
歴番号自体を含まない。
【0022】図8は、変更情報取得プログラム201の
処理の流れを示すフローチャートである。
【0023】図9は、変更情報反映プログラム203の
処理の流れを示すフローチャートである。
【0024】図10は、整合性反映プログラム205の
処理の流れを示すフローチャートである。
【0025】システム開発のある工程において、例とし
て連携する2つのツールをツールA(業務分析を支援す
る業務分析支援ツール)及びツールB(データベースの
設計を支援するデータベース設計支援ツール)とする。
ツールA、ツールBは、エンティティ関連図を描く機能
を備えており、双方の図に表現されている属性データを
連携すると仮定する。エンティティとは、業務で扱う
人、物、出来事などを示すものであり、「社員」、「商
品」、「受注」などを表す。エンティティ関連図とは、
エンティティ間の関係を図示した図であり、「社員が商
品を扱う」、「受注で商品を扱う」などの関係を図示し
たものである。例としてツールAのエンティティ「注文
受付」(「仕入先」、「納期予定」、等のデータが存在
する)とツールBのエンティティ「受注」(「仕入先コ
ード」、「納期日付」等のデータが存在する)の連携を
考える。
【0026】まずツールAのデータの変更を行った際の
処理について説明する。ツールBのデータの変更を行っ
た際の処理もツールAの場合と同様である。ツールAの
データの変更によって直ちに共通リポジトリに変更情報
を反映させるのではなく、一旦ツールごとに変更情報を
保持する。ツールAの属性データが追加、更新、削除さ
れ、ユーザが変更の保存を行うと、ツール本体のプログ
ラムとして提供されているツールA情報管理プログラム
207がツールA情報ファイル104の属性データにア
クセスし、追加、更新、削除処理を行い、ツールA情報
ファイル104を更新する。図2では、ツールA情報フ
ァイル104のデータ格納例として、属性1データ「仕
入先」(104−1)、属性2データ「納期予定」(1
04−2)が格納されている。主記憶中の属性データが
ツールA情報ファイル104に保存されるときに変更情
報取得プログラム201が起動される。変更情報取得プ
ログラム201は、ツールAの属性1〜nの保存前の最
新データをツールA変更情報ファイル105より取得
し、変更情報取得用ワークエリア202にセットする
(図8のステップ1001)。またツールAの属性1〜
nの保存後の最新データをツールA情報ファイル104
より取得し、変更情報取得用ワークエリア202にセッ
トする(ステップ1002)。図5では、変更情報取得
用ワークエリア202のデータ例として、属性1保存前
データ「発注先」(202−1−1)、属性1保存後デ
ータ「仕入先」(202−1−2)、属性2保存前デー
タ「納期年月日」(202−2−1)、属性2保存後デ
ータ「納期予定」(202−2−2)がセットされてい
る。次に変更情報取得プログラム201は、変更情報取
得用ワークエリア202のレコードを1件ずつ読み取
り、保存前と保存後の属性データを比較し、変更があっ
たかどうかを判定する(ステップ1003〜100
5)。変更があった場合、保存後データをツールA変更
情報ファイル105の履歴データとして書き込む(ステ
ップ1006)。全レコードの処理を終えた後、終了メ
ッセージを表示装置103に表示する(ステップ100
7)。例えば図5に示す変更情報取得用ワークエリア2
02の保存前、保存後のデータとして、それぞれ「発注
先」(202−1−1)と「仕入先」(202−1−
2)、「納期年月日」(202−2−1)と「納期予
定」(202−2−2)を比較し、変更があるため属性
1及び属性2の最新データ履歴として図3に示すツール
A変更情報ファイルの「発注先」(105−1−2)と
「納期年月日」(105−2−2)を書き込んだ結果を
示している。
【0027】なお属性データの追加の場合には、ツール
A変更情報ファイル105には対応するデータがないか
ら変更情報取得用ワークエリア202にはスペースがセ
ットされ、ツールA情報ファイル104には追加された
属性データがあるから変更情報取得用ワークエリア20
2にはこの属性データがセットされ、結局ツールA変更
情報ファイル105には新たな属性として追加された属
性データが書き込まれる。また属性データの削除の場合
には、ツールA変更情報ファイル105には削除前の属
性データが存在するから変更情報取得用ワークエリア2
02にはこの属性データがセットされ、ツールA情報フ
ァイル104には削除によってこの属性データが存在し
ないから変更情報取得用ワークエリア202にはスペー
スがセットされ、結局ツールA変更情報ファイル105
には削除前の属性データの次の履歴としてスペースが書
き込まれる。
【0028】次に定期的にまたは所定の時点でツールA
の変更情報を共通リポジトリ106に反映させる変更情
報反映プログラム203の処理について説明する。ツー
ルBの変更情報を共通リポジトリ106に反映させる処
理もツールAの場合と同様である。ツールA変更情報フ
ァイル105のレコードを1件ずつ読み取り(図9のス
テップ2001〜2002)、共通リポジトリ106内
にあるツールAの該当する属性の履歴フィールドを上書
きする(ステップ2003)。全レコードの処理を終え
た後、終了メッセージを表示装置103に出力する(ス
テップ2004)。例えば図3に示すツールA変更情報
ファイル105の属性1データ履歴「仕入先」、「発注
先」等のレコード(105−1−1〜105−1−mま
での属性データから構成されるレコード)及び属性2デ
ータ履歴の「納期予定」、「納期年月日」等のレコード
(105−2−1〜105−2−mまでのデータから構
成されるレコード)を取得し、図4に示す共通リポジト
リ106のツールA属性1データ履歴1〜m(106−
A−1−1〜106−A−1−m)及びツールA属性2
データ履歴1〜m(106−A−2−1〜106−A−
2−m)のように格納する。
【0029】最後に各属性ごとに世代を選び、ツールの
データの整合性を合わせる整合性反映プログラム205
の処理について説明する。入力装置102よりツール
A、Bの各属性についてどの履歴番号の属性データを対
応させて整合性を合わせるかのデータを入力し、履歴指
定用ワークエリア204にデータをセットする(ステッ
プ3001)。例えば共通リポジトリ106を参照して
各属性ごとに各ツールの履歴フィールドの変更履歴を取
得して表示装置103上に各属性ごとに各ツールの変更
履歴を候補として並列して表示し、マウス等の入力装置
102を介して各属性の各ツールについて任意の属性デ
ータを指定するなどの方法がある。図6の履歴指定用ワ
ークエリア204に示すように、ツールA属性1履歴番
号として「1」(204−1−1:対応するデータは
「仕入先」)、ツールB属性1履歴番号として「3」
(204−1−2:納入先コード)、ツールA属性2履
歴番号として「1」(204−2−1:納期予定)、ツ
ールB属性2履歴番号として「1」(204−2−2:
納入日付)のように入力装置102を介して入力された
属性データの順番、すなわち履歴番号のみを履歴指定用
ワークエリア204に設定する。履歴指定用ワークエリ
ア204のレコードを1レコードずつ読み、共通リポジ
トリ106を検索する(ステップ3002〜300
3)。指定された履歴番号に合致する属性データを共通
リポジトリ106から取得し、整合性反映用ワークエリ
ア206にセットする(ステップ3004)。例えば共
通リポジトリ106から履歴指定用ワークエリア204
に格納されているそれぞれの履歴番号に合致するデータ
として、「仕入先」(106−A−1−1)、「納入先
コード」(106−B−1−3)、「納期予定」(10
6−A−2−1)、「納入日付」(106−B−2−
1)という属性データを取得し、図7に示すように整合
性反映用ワークエリア206のツールA属性1履歴番号
データ(206−1−1)、ツールB属性1履歴番号デ
ータ(206−1−2)、ツールA属性2履歴番号デー
タ(206−2−1)、ツールB属性2履歴番号データ
(206−2−2)として属性データをセットする。整
合性反映用ワークエリア206への属性データの設定が
終了したとき、整合性反映用ワークエリア206のレコ
ードを1レコードずつ読み(ステップ3005)、ツー
ルA情報ファイル104、ツールB情報ファイル104
の該当する属性のデータを整合性反映用ワークエリア2
06のレコードで指定されたデータに書き換える(ステ
ップ3007)。ツールAの場合で説明すると、図7に
示す整合性反映用ワークエリア206のツールA属性1
履歴番号データ「仕入先」(206−1−1)で図2に
示すツールA情報ファイル104の属性1データ(10
4−1)を書き換える。同様に図7に示す整合性反映用
ワークエリア206のツールA属性2履歴番号データ
「納期予定」(206−2−1)で図2に示すツールA
情報ファイル104の属性2データ(104−2)を書
き換える。ツールBの場合も同様である。整合性反映用
ワークエリア206の全レコードの処理を終えた後、終
了メッセージを表示装置103に出力する(ステップ3
008)。
【0030】以上のように共通リポジトリ106を持つ
ことによって、ツールA、ツールBのどちらでも自由に
履歴を指定してデータを変更することが可能となる。ツ
ールAでは「仕入先」というデータがツールBでは「納
入先コード」というデータで利用されているが、この2
つのデータが同一のものであるということは、共通リポ
ジトリ106を介して把握することができる。従ってツ
ールA(業務分析支援ツール)では、「仕入先」という
業務で一般的に利用されている名称で作業を行うことが
でき、ツールB(データベース設計支援ツール)では
「納入先コード」というデータベース管理ブログラムのよ
うなソフトウエアにより近い名称で作業を行うことがで
きるようになる。また変更情報取得プログラム201を
利用することにより、ツールA(ツールB)での変更情
報は随時ツールB(ツールA)に反映されるのではな
く、変更履歴として変更情報が蓄積される。従ってツー
ルAとツールBを利用する拠点が物理的に離れている場
合には、随時変更を反映させると変更反映のための計算
機の負荷が大きくなる。変更情報反映プログラム203
と整合性反映プログラム205を利用することによっ
て、ある時点でまとめて変更情報を反映させることがで
きるため、より効率的に作業を行うことができるように
なる。
【0031】なお上記実施形態ではツールAとツールB
について属性データの対応付けを行ったが、一般に複数
種のシステム開発支援ツール間でデータ連携を管理する
場合も上記と同様であり、共通リポジトリ106上で対
応付けする履歴フィールドの数だけの問題である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、各シ
ステム開発支援ツールが管理する同一属性についてのデ
ータの変更履歴を対応付けて格納する共通リポジトリを
設けるので、複数種のシステム開発支援ツールに亘って
同一属性のデータの連携を双方向についてとることがで
きる。また各システム開発支援ツール、各属性について
任意の世代の属性データに戻すことができる。これによ
って任意の時点で複数のツールの対応するデータの同期
をとることができるため、各ツールごとに並行して作業
することが可能となり、作業効率が向上する。さらに各
ツールのデータ変更情報を各ツールごとに独立して蓄積
しておき、ある時点でまとめて共通リポジトリに反映す
るので、作業者が作業中の計算機負荷を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の計算機のハードウェア及びプログラ
ムの構成図である。
【図2】実施形態のツールA(ツールB)情報ファイル
104のデータ構成図である。
【図3】実施形態のツールA(ツールB)変更情報ファ
イル105のデータ構成図である。
【図4】実施形態の共通リポジトリ106のデータ構成
図である。
【図5】実施形態の変更情報取得用ワークエリア202
のデータ構成図である。
【図6】実施形態の履歴指定用ワークエリア204のデ
ータ構成図である。
【図7】実施形態の整合性反映用ワークエリア206の
データ構成図である。
【図8】実施形態の変更情報取得プログラム201の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図9】実施形態の変更情報反映プログラム203の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図10】実施形態の整合性反映プログラム205の処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
104:ツールA(ツールB)情報ファイル、105:
ツールA(ツールB)変更情報ファイル、106:共通
リポジトリ、201:変更情報取得プログラム、20
3:変更情報反映プログラム、205:整合性反映プロ
グラム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種のシステム開発支援ツールが各々情
    報ファイル上に管理する同一属性についてのデータ(デ
    ータ項目名)の対応付けを管理する方法であって、各シ
    ステム開発支援ツールが属性データを変更するたびに属
    性データごとに変更の履歴を記憶装置に登録し、同一属
    性について各システム開発支援ツールの特定の変更履歴
    が指定されたとき、指定された変更履歴によって各々の
    該情報ファイル上の属性データを更新することを特徴と
    するシステム開発支援ツール間で属性データの連携を管
    理する方法。
  2. 【請求項2】同一属性について各システム開発支援ツー
    ルの属性データの変更履歴を対応付けて共通リポジトリ
    として記憶装置に格納することを特徴とする請求項1記
    載のシステム開発支援ツール間で属性データの連携を管
    理する方法。
  3. 【請求項3】各システム開発支援ツールごとに独立して
    該変更履歴を該記憶装置上に蓄積し、所定の時点でまと
    めて該共通リポジトリの変更履歴を更新することを特徴
    とする請求項2記載のシステム開発支援ツール間で属性
    データの連携を管理する方法。
  4. 【請求項4】複数種のシステム開発支援ツールの各々が
    管理する属性についてのデータ(データ項目名)を格納
    する情報ファイル記憶手段と、同一属性について各シス
    テム開発支援ツールの属性データの変更履歴を対応付け
    て格納する共通リポジトリ記憶手段と、同一属性につい
    て各システム開発支援ツールの特定の変更履歴が指定さ
    れたとき、該共通リポジトリを参照して指定された変更
    履歴によって各々の該情報ファイル上の属性データを更
    新する処理手段とを有することを特徴とするシステム開
    発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置。
  5. 【請求項5】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に
    実体化されたコンピュータプログラムであり、該プログ
    ラムは複数種のシステム開発支援ツールが各々情報ファ
    イル上に管理する同一属性についてのデータ(データ項
    目名)の対応付けを管理するプログラムであって、該プ
    ログラムは下記ステップを含む: (a)各システム開発支援ツールが属性データを変更す
    るたびに属性データごとに変更の履歴を記憶装置に登録
    し、(b)同一属性について各システム開発支援ツール
    の特定の変更履歴が指定されたとき、指定された変更履
    歴によって各々の該情報ファイル上の属性データを更新
    する。
JP34352097A 1997-12-15 1997-12-15 システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法 Pending JPH11175325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34352097A JPH11175325A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34352097A JPH11175325A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11175325A true JPH11175325A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18362156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34352097A Pending JPH11175325A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11175325A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019171526A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 三菱電機株式会社 リンク管理装置、リンク管理方法およびリンク管理プログラム
CN111045390A (zh) * 2018-10-11 2020-04-21 发那科株式会社 机床的控制系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019171526A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 三菱電機株式会社 リンク管理装置、リンク管理方法およびリンク管理プログラム
CN111045390A (zh) * 2018-10-11 2020-04-21 发那科株式会社 机床的控制系统
CN111045390B (zh) * 2018-10-11 2024-03-12 发那科株式会社 机床的控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3526595B2 (ja) 情報管理機構
US20030212960A1 (en) Computer-implemented system and method for report generation
JP2655763B2 (ja) 文書管理方法
US6985894B2 (en) Document management method and computer-readable storage medium storing program code for executing the same
JP2001159993A (ja) 任意時刻の状態を参照できるデータの記憶方法及び装置
JP5029118B2 (ja) ソフトウェア開発支援システム、開発支援方法および開発支援プログラム
JPH11175325A (ja) システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法
JPH1173459A (ja) ワークフロー管理システムおよびドキュメント管理操作方法
JP4363139B2 (ja) 業務プロセス管理システム
JPH0695861A (ja) プログラム部品再利用管理装置
JP2000184595A (ja) 画面図面作成管理システム及びそのシステムの処理プログラムを記録する記録媒体
JPH07110759A (ja) データの版管理方法
JPH06290035A (ja) 情報処理システム設計支援システム
JP2737899B2 (ja) プロダクト管理装置
JPH11328280A (ja) プロセスルールを定義し実行するワークフローシステム
JP3497053B2 (ja) オンラインデータベース管理システムにおける処理方法及びオンラインデータベース管理システム
JP3837284B2 (ja) 時差対応システム
JPH07192005A (ja) 学習記憶制御装置
JPH06214850A (ja) ファイル検索装置
JPH0668183A (ja) 設計支援装置
JP3887840B2 (ja) データ格納方法及び装置
JP3512631B2 (ja) ジョブ情報管理装置及びジョブ情報管理方法
JP2001005865A (ja) データ削除装置
JP2000267912A (ja) ファイル管理装置及び記録媒体
JPH10289216A (ja) 業務支援装置