JPH11174572A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH11174572A
JPH11174572A JP34778197A JP34778197A JPH11174572A JP H11174572 A JPH11174572 A JP H11174572A JP 34778197 A JP34778197 A JP 34778197A JP 34778197 A JP34778197 A JP 34778197A JP H11174572 A JPH11174572 A JP H11174572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
cartridge
light
unit
lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP34778197A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagayoshi Noguchi
修由 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP34778197A priority Critical patent/JPH11174572A/ja
Publication of JPH11174572A publication Critical patent/JPH11174572A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵した写真フイルムの遮光性を向上する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニットの後カバー
20には、カートリッジ室23の背面を構成する面40
と、フイルム展延部を背面側から支持するフイルム支持
面33との間に、フイルム出入口26に向けて突出した
遮光用リブ43が設けられている。遮光用リブ43は、
左側面の後カバー20の合わせ目等から入り込みカート
リッジ22と後カバー20の面40との間を通ってフイ
ルム出入口26にある写真フイルム24に背面側から入
射する光を確実に遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め写真フイルム
カートリッジを内蔵したレンズ付きフイルムユニットに
関し、さらに詳しくは、写真フイルムの遮光構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】誰でも簡単に撮影を楽しめるように、簡
単な露光機構を備えるとともに、予め未露光の写真フイ
ルムとカートリッジとが製造時に装填され、面倒なフイ
ルム装填と巻戻し操作を不要にしたレンズ付きフイルム
ユニット(以下、「フイルムユニット」と称す。)が良
く知られている。
【0003】フイルムユニットとして、例えば「写ルン
ですSuper 800 」(商品名)等が本出願人より製造、販
売されている。このフイルムユニットは、カートリッジ
収納室の前面をグリップ部とし、このグリップ部以外の
撮影レンズ周りを凹まして薄型化を図った形状とされて
いる。また、最近では、135タイプの写真フイルムカ
ートリッジよりも小型なIX240フイルムカートリッ
ジを装填したレンズ付きフイルムユニットも、「写ルン
ですスーパースリム」(商品名)等として本出願人より
製造、販売されている。このフイルムユニットは、小型
なカートリッジを内蔵した分、厚み及び輪郭外形の小型
化が図られている。
【0004】ところで、小型なフイルムユニットは携帯
性に優れているが、薄型化を図った分だけ外カバーの剛
性が弱くなっている。さらに、最近では、外カバーを透
明にして内部を透けて見せるようにした商品に興趣が増
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように小型化した
フイルムユニットでは、外カバーの薄型化によりカバー
自体の剛性が弱くなっているから、ホールディングを強
くすると、外カバーが撓んで外カバーの合わせ目から内
部に光漏れが生じてしまう。そして、内部が透けるよう
に構成した場合には、フイルムユニットが後カバーと本
体基部とで写真フイルムを収納する構造であるため、前
カバーだけしか透明にすることができない。そこで、本
体基部と後カバーとの合わせ目の遮光性に信頼があるか
否かの検査を行ったところ、巻き上げノブを外部に開口
する後カバーの部分の合わせ目に光漏れが生じることが
分かった。この部分は、巻き上げノブを外部に露呈する
分だけ後カバーの背面から一段凹んでおり、しかもこの
凹んだ面と背面との間を三次元曲面とされている。この
ことから、内部に入射した光はその三次元曲面の内面で
反射してその一部がカートリッジのフイルム出入口近傍
にある写真フイルムに背面側から入射するものと考えら
れる。
【0006】なお、外カバーの直線部分での合わせ目で
は、ラビリンス構造にすることで遮光性を確保してい
る。しかしながら、三次元曲面の部分の合わせ目では、
精度良く成形できなく、したがってラビリンス形状を構
成する凹凸の隙間を広く取らないとカバー同士の嵌合が
できない。このため、僅かな撓みにより隙間が生じてし
まう欠点もある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、内部に入り込んだ光がフイルム出入口近傍の写真
フイルムに背面側から入射することを防ぐようにしたレ
ンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、カー
トリッジ室の背面側を構成する面と、カートリッジとフ
イルムロールとの間のフイルム展延部を背面側から支持
するフイルム支持面との間の後カバーに、遮光用リブを
写真フイルムの幅方向に沿って立設したものである。こ
れによれば、カートリッジの背面側から光が入射して
も、遮光用リブによって遮光することができる。遮光用
リブは、カートリッジのフイルム出入口の面に沿って立
設し、その面との隙間を最小にするのが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】フイルムユニット2には、図1に
示すように、巻上げノブ3、シャッタボタン4、ストロ
ボ発光部5、ストロボ充電スイッチ6、撮影レンズ7、
ファインダー対物窓8、及び撮影枚数表示窓10等が外
部に露呈して設けられている。またグリップ部11側の
底には、撮影済のフイルムを取り出すための開閉自在な
底蓋12が露呈して設けられている。
【0010】図2に示すように、フイルムユニット2
は、本体基部15、露光ユニット16、写真フイルムカ
ートリッジ17、ストロボユニット18、前カバー1
9、及び、後カバー20とで構成されており、前カバー
19と後カバー20とで外カバーを構成している。前カ
バー19と後カバー20とは、爪結合により着脱自在に
結合され、該ユニット2の平面、左側面、底面、及び右
側面の4面内に合わせ目が生じる。
【0011】本体基部15には、カートリッジ22を収
納するためのカートリッジ収納室23と、カートリッジ
22から引き出された未露光の写真フイルム24をフイ
ルムロール24aの形態で収納するためのフイルムロー
ル室25とが一体に形成されている。これらの室23,
25の背面側は開口とされており、写真フイルムカート
リッジ17を装填した後にその開口を後カバー20で背
面側から塞ぐことで写真フイルムカートリッジ17が光
密に収納される。
【0012】写真フイルムカートリッジ17は、カート
リッジ17に内蔵したスプール17aをフイルム送り出
し方向に回転させることで写真フイルム24をカートリ
ッジ17の外部に送り出す、周知のIX240タイプの
フイルムカートリッジである。このタイプのカートリッ
ジ17には、フイルム出入口26を開閉する蓋部材27
が内蔵されている。蓋部材27は、底蓋12の開き動作
に連動してフイルム出入口26を閉じる。
【0013】カートリッジ収納室23の上には、巻上げ
ノブ3が回動自在に配置されている。巻上げノブ3に
は、カートリッジ22のスプール17aに係合する軸が
一体に形成されている。この軸は巻上げノブ3とともに
フイルム巻き上げ機構を構成している。
【0014】巻上げノブ3は、一部が後カバー20の開
口28から外部に露呈されており、この露呈された部分
をフイルム巻き上げ方向(同図に示す矢印方向)に回転
させることによりスプール17aが従動して回転し、撮
影済みの写真フイルム24をカートリッジ22の内部に
巻き上げる。
【0015】カートリッジ収納室23とフイルムロール
室25との底は開口となっており、写真フイルムカート
リッジ17を装填した後に、後カバー20に設けたプル
トップ式の底蓋12,29によってそれぞれ塞がれる。
このうち、カートリッジ収納室23の側の蓋12が、現
像所で使用済カートリッジを取り出すときに開かれる蓋
である。
【0016】本体基部15の背面側には、カートリッジ
収納室23とフイルムロール室25との間は、露光開口
30が形成されており、この露光開口30の前面には、
暗箱をもった露光ユニット16が取り付けられる。露光
ユニットの右横には、ストロボユニット18が取り付け
られる。ストロボユニット18は、ストロボ基板にスト
ロボ発光部5、メインコンデンサ、及び、電源電池等を
一体的に取り付けたユニット部品である。
【0017】露光ユニット16は、撮影レンズ7と露光
開口30との間を暗室にするための暗箱にシャッタチャ
ージ機構、シャッタ機構、フイルム巻止め機構、フイル
ムカウンタ機構、及びファインダー光学等を一体的に取
り付けてユニット化した部品である。
【0018】後カバー20には、フイルム支持部33が
形成されている。フイルム支持部33は、カートリッジ
17とフイルムロール24aとの間のフイルム展延部を
背面側から支持する。このフイルム支持部33は、カー
トリッジ室23とフイルム収納室25との間に対応した
横長さで、且つ、写真フイルム24の幅に対応した縦長
さで形成されており、像面湾曲を補正するために前面側
が撮影光軸7aを中心として湾曲した面となっている。
このフイルム支持部33を含んでカートリッジ室23及
びフイルム収納室25との背面を取り囲むように、後カ
バー20には、本体基部の背面に設けた凹条壁とでラビ
リンス構造を構成する凸条壁34が設けられている。
【0019】図3に示すように、カートリッジ室23の
背面を構成する後カバー20の部分は、略平面40とさ
れており、この面40には、カートリッジ17をカート
リッジ室23に精度良く位置決めするための位置決め突
起41が複数設けられている。後カバー20の巻き上げ
ノブ3用の開口28の下縁は、三次元曲面35となって
おり、この近傍の後カバー20の合わせ目に隙間が生じ
ると、ここから入った光37が、その三次元曲面35の
内側で反射して、突起41と面40との間の隙間を通っ
てカートリッジ17のフイルム出入口26にある写真フ
イルム24に背面側から入射してフイルム被りが生じ
る。
【0020】そこで、このような光を遮光するために、
フイルム支持面33と面40との間に遮光用リブ43を
突出して設けた。遮光用リブ43は、図4にも示したよ
うに、面40に対峙するカートリッジ22の面22aま
での隙間分の長さを超え、且つ、フイルム出入口26に
出入りする写真フイルム24に接触しない突出量となっ
ており、また、長手方向の長さが写真フイルム24の幅
に対応した長さで形成されている。遮光用リブ43は、
フイルム出入口26の面に沿って立設されており、その
面との隙間が最小にするのが望ましい。
【0021】上記構成の作用を説明する。フイルムユニ
ット2の製造では、予め組み立てた露光ユニット16を
本体基部15に取り付け、その後にストロボユニット1
8を取り付けてから前カバー19を取り付ける。この状
態でフイルム装填工程に搬送され、ここで写真フイルム
カートリッジ17が装填される。写真フイルム24は、
予めカートリッジ17から写真フイルム24をロール状
に引き出してフイルムロール24aをつくっておく。そ
の後、カートリッジ17をカートリッジ室23に、ま
た、フイルムロール24aをフイルム収納室25にそれ
ぞれ装填し、その後に後カバー20を取り付けること
で、写真フイルム24が光密に収納される。
【0022】この状態では、図4に示すように、フイル
ム展延部がフイルム支持面33と本体基部15の背面に
設けたフイルムレール50との間に挿入されている。フ
イルムレール50もフイルム支持面33と同じに湾曲し
ていることから、カートリッジ室23のフイルム出入口
26の近傍では写真フイルム24がその湾曲面の軌跡上
に沿って移送される。後カバー20に設けた遮光用リブ
43は、後カバー20の平面40とこれに対峙するカー
トリッジ22の面22aとの間の隙間と、フイルム支持
面33とフイルムレール50との隙間との間のスペース
を遮断するように立設しているため、平面40とこれに
対峙するカートリッジ22の面22aとの間の隙間から
入射する光を確実に遮断することができる。
【0023】上記実施例では、IX240タイプの写真
フイルムカートリッジ17を装填しているが、本発明で
はこれに限らず、蓋部材27を内蔵していない、例えば
135タイプの写真フイルムカートリッジを装填しても
よい。また、遮光用リブ43は、フイルム支持面33を
挟んでカートリッジ室23とは反対側のフイルム収納室
25の側にも設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、カートリッジ室の背面を構成す
る面とフイルム支持面との間に遮光用リブを設けたか
ら、従来技術で説明したように、後カバーと本体基部と
の合わせ目から入り込んだ光が写真フイルムに背面側か
ら入射することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図3】後カバーの要部を示す説明図である。
【図4】カートリッジ室の要部断面図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 15 本体基部 20 後カバー 22 カートリッジ 23 カートリッジ室 24 写真フイルム 33 フイルム支持面 41 位置決め突起 43 遮光用リブ 50 フイルムレール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジを収納するカートリッジ室
    とカートリッジから引き出された写真フイルムをロール
    形態にしたフイルムロールを収納するフイルム収納室と
    を設けた本体基部に、後カバーを背面側から取り付ける
    ことで写真フイルムを光密に収納するレンズ付きフイル
    ムユニットにおいて、 前記後カバーには、前記カートリッジ室の背面側を構成
    する面と、前記カートリッジとフイルムロールとの間の
    フイルム展延部を背面側から支持するフイルム支持面と
    の間に遮光用リブが写真フイルムの幅方向に沿って立設
    されていることを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
JP34778197A 1997-12-17 1997-12-17 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH11174572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34778197A JPH11174572A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 レンズ付きフイルムユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34778197A JPH11174572A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 レンズ付きフイルムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11174572A true JPH11174572A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18392542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34778197A Pending JPH11174572A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 レンズ付きフイルムユニット

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JP (1) JPH11174572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009020466A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Ricoh Co Ltd 真空チャンバ装置、静電潜像形成装置、静電潜像測定装置、及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009020466A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Ricoh Co Ltd 真空チャンバ装置、静電潜像形成装置、静電潜像測定装置、及び画像形成装置

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