JPH10177197A - ファインダ装置 - Google Patents

ファインダ装置

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Publication number
JPH10177197A
JPH10177197A JP33673096A JP33673096A JPH10177197A JP H10177197 A JPH10177197 A JP H10177197A JP 33673096 A JP33673096 A JP 33673096A JP 33673096 A JP33673096 A JP 33673096A JP H10177197 A JPH10177197 A JP H10177197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
finder
light
objective lens
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33673096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Koike
和己 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP33673096A priority Critical patent/JPH10177197A/ja
Publication of JPH10177197A publication Critical patent/JPH10177197A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの側面での光の反射によるファイ
ンダ装置の視認性の劣化を防止する。 【解決手段】 対物レンズ39の両側面39c,39d
をファインダ光軸45に対してθの角度で傾斜させる。
これにより、対物レンズ39の側面39c,39dは、
接眼レンズ40側から覗いた際に見かけ上著しく小さく
なり、反射した光の影響が減少する。また、光の入射角
度によっては、接眼レンズ40に全く入射しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆ガリレオタイプ
のファインダ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズやシャッタ機構等からなる簡
単な撮影機構が組み込まれ、予め未露光の写真フイルム
が製造時に装填されて販売されるレンズ付きフイルムユ
ニットが知られている。従来のレンズ付きフイルムユニ
ットでは、コストダウンのために素通しのファインダが
用いられていたが、現在では小型化のために凹レンズで
ある対物レンズと凸レンズである接眼レンズとからなる
逆ガリレオタイプの光学ファインダを用いているものが
多い。
【0003】写真撮影時には、太陽や室内灯等のように
明るい光源があることが多いが、これらの光がファイン
ダ光路内に入射するとファインダ視野画像のコントラス
トが低下してしまう。特に、逆ガリレオタイプのファイ
ンダでは対物レンズが凹の強いパワーのため周辺が厚く
なり、入射した光が対物レンズの側面で反射して、ファ
インダ視野画像の側方が光って見えにくくなるという問
題があった。
【0004】上記問題を解決するために、図5に示すよ
うに、対物レンズ50の側方の背後に突条状の遮断壁5
2を設け、この遮断壁52により対物レンズ50の側面
50aで反射した光を遮断して接眼レンズ53に入射す
るのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ンダをより小型にしたり倍率を高くすると、対物レンズ
50の側面50aで反射した光が遮断壁52の横を通過
して接眼レンズ53に入射してしまう。これは、対物レ
ンズ50の有効径と側面50aとの距離を大きくするこ
とにより解決できるが、ファインダが大型化するため小
型で携帯性のよいレンズ付きフイルムユニットには不向
きである。また、遮断壁52の突出量を大きくすること
も考えられるが、ファインダ視野内に遮断壁52が入り
込んでしまうという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、対物レンズ側面での光の反射による視認性の劣化
を防止したファインダ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のファインダ装置は、対物レンズの側面を
光軸に対して少なくとも10°以上傾斜させたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に従って、本
発明のファインダ装置を用いたレンズ付きフイルムユニ
ットについて説明する。図2に示すように、レンズ付き
フイルムユニット2は、予め写真フイルムが装填され各
種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニ
ット本体3を部分的に覆うラベル4とから構成されてい
る。
【0009】ユニット本体3の上面には、シャッタボタ
ン6,カウンタ窓7が、前面にはファインダ8,撮影レ
ンズ9等が設けられている。また、背面側からは1コマ
の撮影毎に回動操作される巻上げノブ10が露呈されて
いる。ラベル4は、裏面に接着剤が塗布された帯状の紙
片であり、ユニット本体3の中央部分に巻かれるように
貼付される。ラベル4には、撮影レンズ9やファインダ
8,カウンタ窓7等を外部に露呈させる開口が形成され
ている。
【0010】図3に示すように、ユニット本体3は、フ
イルムカートリッジ12が装填される本体部13と、こ
の本体部13の前面に組み付けられる露光ユニット14
と、本体部13を挟み込むように前面側及び背面側に組
み付けられる前カバー15及び後カバー16とから構成
されている。
【0011】フイルムカートリッジ12は、プラスチッ
ク製のカートリッジ本体18と、このカートリッジ本体
18内に収納される写真フイルム19とから構成されて
いる。カートリッジ本体18内には、写真フイルム19
の一端が係止されるスプール20が回転自在に組み込ま
れており、このスプール20の回転によって写真フイル
ムの送り出しができるフイルム送出し機構が内蔵されて
いる。また、写真フイルム19がカートリッジ本体18
内に出入りするフイルム出入り口(図示せず)には、外
部から回動されることによりフイルム出入り口を開閉す
る棒状の遮光蓋21が組み込まれている。
【0012】本体部13の中央部には、撮影レンズ9か
ら写真フイルム19までの間の撮影光路を遮光する遮光
筒23が設けられている。この遮光筒23の前面側に
は、撮影レンズ9を透過した被写体光を写真フイルム1
9まで導く開口24が形成されており、背面側には写真
フイルム19への露光範囲を規定するアパーチャーが形
成されている。
【0013】遮光筒23を挟む両側には、製造段階でカ
ートリッジ本体18と、ロール状に巻かれた写真フイル
ム19とがそれぞれ収納される、カートリッジ室26と
フイルムロール室27とが一体に形成されている。カー
トリッジ室26及びフイルムロール室27は、本体部1
3の背面側に後カバー16が組み付けられ、後カバー1
6に一体に形成されたカートリッジ室用の底蓋29と、
フイルムロール室用の底蓋30とが閉じられることによ
り適正な遮光能が得られる。なお、底蓋29,30は、
後カバー16に対して屈曲自在な薄肉部を介して連結さ
れており、底蓋29は使用後のレンズ付きフイルムユニ
ット2からフイルムカートリッジ12を取り出す際に開
放される。
【0014】カートリッジ室26の上部には、巻上げノ
ブ10が回転自在に組み付けられている。この巻上げノ
ブ10は、下面に形成された駆動軸がカートリッジ本体
18のスプール20に係合されており、1コマの撮影ご
とに図中反時計方向に回転操作されることにより、カー
トリッジ本体18内に写真フイルム19を巻き上げる。
また、巻上げノブ10は、カートリッジ室26の上面に
形成された逆止爪32が外周に噛合されることにより、
逆方向への回転が阻止されている。また、詳しくは図示
しないが、カートリッジ室26の上面及び側面には、カ
ートリッジ室26からフイルムカートリッジ12を取り
出す際に、底蓋29の開放に連動して遮光蓋21を閉じ
る遮光蓋閉鎖機構が組み込まれている。
【0015】前カバー15は、本体部13の前面側に着
脱自在に組み付けられ、シャッタボタン6とともにファ
インダ8を外部に露呈する対物側開口34が形成されて
いる。
【0016】後カバー16は、本体部13の背面側に爪
係合によって組み付けられ、その内面側には本体部13
のアパーチャーの背後で写真フイルム19の背面を支持
するフイルム支持面16aが形成されている。このフイ
ルム支持面16aの上方には、ファインダ8を外部に露
呈する接眼側開口36が形成されている。
【0017】露光ユニット14は、多数のボスや突起が
一体に形成されたブロック形状のユニット基部37に、
ファインダ8や撮影レンズ9の他、シャッタチャージ機
構,シャッタレリーズ機構,フイルム巻止め機構,フイ
ルムカウント機構等が一体に組み込まれている。そし
て、本体部13の遮光筒23の前面に爪係合によって着
脱自在に組み付けられる。
【0018】図1及び図4に示すように、ユニット基部
37の上部には、ファインダ8を構成する両凹レンズで
ある対物レンズ39と、平凸レンズである接眼レンズ4
0とをファインダ光軸45に沿って保持する保持枠41
が一体に形成されている。この保持枠41には、対物レ
ンズ39の両側面に形成された突条39a,39bが挿
入される溝をそれぞれ備えた一対の支柱42a,42b
からなる第1保持部42と、接眼レンズ40の両側面に
形成された突条40a,40bが挿入される溝をそれぞ
れ備えた一対の支柱43a,43bからなる第2保持部
43とが形成されている。
【0019】保持枠41の底面41aには、第1保持部
42と第2保持部43との間に突条状の遮断壁46が一
体に設けられている。この遮断壁46は、対物レンズ3
9の底面で反射した光を遮断して、ファインダ8の視認
性を向上させるためのものである。
【0020】また、対物レンズ39の両側面39c,3
9dは、ファインダ光軸45に対してθの角度で傾斜さ
れており、第1保持部42の支柱42a,42bには側
面39c,39dを受ける受け面42c,42dが形成
されている。
【0021】このように対物レンズ39の側面39c,
39dと、第1保持部42の受け面42c,42dとを
角度θで傾斜させることによって、接眼側開口36から
ファインダ8を覗いて際の対物レンズ39の両側面の見
かけ上の大きさが従来のファインダに比べて著しく小さ
くなるため、側面39c,39dで光が反射してもファ
インダ8の視認性にあまり影響を与えない。更に、対物
レンズ39に入射する光の角度によっては、光は側面3
9c,39dと受け面42c,42dとで反射されて接
眼レンズ40に入射しなくなるので、より効果的にファ
インダ8の視認性を向上させることができる。
【0022】また、対物レンズ39の体積が小さくなる
ので、少ない原材料で対物レンズ39を成形でき、更に
成形時間を短縮することができるので、対物レンズ39
の製造コストを低減させることができる。
【0023】
【実施例】対物レンズ39の側面39c,39dの角度
θは、1〜2°程度ではあまり良い効果が得られなかっ
た。実験の結果では、少なくとも10°以上、好ましく
は15°以上35°以下の傾斜が効果的であった。
【0024】なお、上記実施形態では、レンズ付きフイ
ルムユニットのファインダを例に説明したが、カメラ等
の逆ガリレオタイプのファインダにも利用することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファイン
ダ装置によれば、対物レンズの側面を光軸に対して少な
くとも10°以上傾斜させたので、対物レンズの側面を
見かけ上小さくすることができ、反射した光の影響を減
少させることができる。また、入射する光の角度によっ
ては、接眼レンズに全く入射しなくなる。更に、対物レ
ンズの小型化や製造時間の短縮により低コスト化ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファインダ装置を用いたレンズ付きフ
イルムユニットの要部断面図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図4】ファインダの構成を示す分解斜視図である。
【図5】従来のファインダ装置を用いたレンズ付きフイ
ルムユニットの要部断面図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 8 ファインダ 14 露光ユニット 39 対物レンズ 39c,39d 側面 40 接眼レンズ 41 保持枠 42c,42d 受け面 45 ファインダ光軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹レンズである対物レンズと、凸レンズ
    である接眼レンズとが光軸に沿って配置された逆ガリレ
    オタイプのファインダ装置において、 前記対物レンズの側面を光軸に対して少なくとも10°
    以上傾斜させたことを特徴とするファインダ装置。
JP33673096A 1996-12-17 1996-12-17 ファインダ装置 Pending JPH10177197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33673096A JPH10177197A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 ファインダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33673096A JPH10177197A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 ファインダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10177197A true JPH10177197A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18302192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33673096A Pending JPH10177197A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 ファインダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10177197A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006090003A1 (en) * 2005-02-23 2006-08-31 Fortiondesignit Oy Method for manufacturing lenses for optical products, such as cameras, spectacles, sunglasses, mobile phones etc.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006090003A1 (en) * 2005-02-23 2006-08-31 Fortiondesignit Oy Method for manufacturing lenses for optical products, such as cameras, spectacles, sunglasses, mobile phones etc.

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