JPH11173828A - シリンダブロックのボア巣検査方法 - Google Patents

シリンダブロックのボア巣検査方法

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JPH11173828A
JPH11173828A JP9338503A JP33850397A JPH11173828A JP H11173828 A JPH11173828 A JP H11173828A JP 9338503 A JP9338503 A JP 9338503A JP 33850397 A JP33850397 A JP 33850397A JP H11173828 A JPH11173828 A JP H11173828A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロックのボア内周面の撮像画像を
明るさに対応して濃淡変換し、さらに2値化処理をして
撮像画像中のボア巣像部の有無を自動判別する際に、切
粉の像部が2値化のしきい値を越えることにより、ボア
巣がないシリンダブロックに対してボア巣有りの虚報が
出されることがある。 【解決手段】 ボア内周面の撮像画像の明暗信号S1
濃淡変換テーブル5’で濃淡信号に変換する際に、ボア
巣像部Nbに対応する画素の明るさの濃淡変換係数と、
切粉像部Ncに対応する画素の明るさの濃淡変換係数と
を、両画素の明るさの相違を拡大する方向で異ならせ、
両者の濃淡変換信号のピーク値相互間にしきい値V1
設定して、切粉像部Ncに対応する画素の濃淡変換信号
を消去し、ボア巣像部Nbに対応する画素の濃淡変換信
号を残すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のシリン
ダブロックのボア内周面をハロゲン光等の照明光で照射
して撮像し、得られた画像を電気的に処理してボア巣の
有無や大小を検査するボア巣検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダブロックにボーリングされ研磨
されて形成されるピストン用ボアの内周面を、光学的に
検査して、ボア巣の有無や大小を検出するボア巣検査装
置の具体例を図4に示し、この装置を使ったボア巣検査
方法の従来例を図4〜図6を参照して説明する。
【0003】図4に示されるボア巣検査装置は、シリン
ダブロック1のボア2に出し入れされるボア巣検査撮像
部3と、ボア巣検査撮像部3で撮像されたボア内周面の
画像の明暗信号を濃淡信号に変換処理する画像処理回路
4と、画像処理回路4からの濃淡信号波形を微分した上
で所定のしきい値と大小比較して2値化処理する微分2
値化回路6と、微分2値化回路6からの信号により、ボ
ア内周面でのボア巣の有無を判別するボア巣判別回路7
を備える。
【0004】なお、画像処理回路4、後述の濃度変換テ
ーブル5、微分2値化回路6およびボア巣判別回路7
は、ディスクリート部品を組合わせて構成することも可
能であるが、汎用パソコンを利用して同等の機能を容易
に持たせることができる。
【0005】ボア巣検査撮像部3は、ボア2に挿入され
てボア内周面に半径方向から照明光11を照射し、その
反射光をCCDなどの電子撮像手段を有するカメラ12
内に結像させてボア内周面を軸線方向に順に撮像するも
ので、例えばカメラ12を囲う円筒簀子巻状に配置され
た多数本の光ファイバー13、カメラ12の先端側に配
置されたボアスコープ14、レンズ15、円錐状のコー
ンミラー16と反射板17を備える。円筒簀子巻状の光
ファイバー13の先端から円錐状反射板17の周辺部に
照射された照明光11は、反射板17で反射してボア内
周面に半径方向から照射され、この照明光11がボア内
周面で反射して円筒状のコーンミラー16からレンズ1
5を通してカメラ12に結像される。カメラ12は、ボ
ア内周面の所定の視野幅wの一部を撮像した図5に示す
ような円環状の撮像画像M1 の明暗信号を画像処理回路
4に出力する。撮像画像M1 には、ボア内周面の撮像さ
れる視野幅wの円周部分にボア巣が在れば低明度のボア
巣像部Nbが含まれ、また、ボア内周面の撮像される部
分に後述する切粉が在ればその影が低明度の切粉像部N
cとなって現れる。
【0006】すなわち、シリンダブロック1のボア2の
内周面には、鋳造不良によりボア巣(小穴)が形成され
ることがあり、このボア巣は照明光を乱反射してボア内
周面の撮像画像M1 の中に一段と暗い(低明度の)ボア
巣像部Nbとして現われる。また、ボア2を機械油を使
ってボーリング加工等する際に生じる金属の切粉が、ボ
ア内周面に機械油と共に付着し、この切粉が機械油と共
にボア内周面に残っていると、その影がボア内周面の撮
像画像M1 の中に暗い(低明度の)切粉像部Ncとして
現われる。切粉像部Ncはボア2の内周面表面での切粉
の影に過ぎないから、照明光が奥まで届き難いボア巣の
画像Nbと比べると、切粉像部Ncの方が少し明るい
(明度が高い)。
【0007】撮像画像M1 にボア巣像部Nbと切粉像部
Ncが在る場合の明暗信号は、図6(A)に示すように
現われる。即ち、撮像画像M1 のボア巣像部Nbと切粉
像部Ncを除く部分が安定した明るさの高明度部aとし
て現われ、ボア巣像部Nbと切粉像部Ncの部分が、明
るさが急激した低明度部b,cとして現われる。このよ
うな明暗信号S1 が画像処理回路4で濃淡変換されて図
6(B)に示す濃淡信号S2 が得られる。画像処理回路
4は、濃淡変換テーブル5に基づいて、明暗信号S
1 を、図6(D)に示すように、一律的な直線比例関係
で濃淡変換する。即ち、撮像画像M1 における高明度部
aは、濃度最大の高濃度部a’に変換され、低明度信号
b,cはその明度に比例した低濃度信号b’,c’に変
換される。
【0008】画像処理回路4から微分2値化回路6に出
力された濃淡信号S2 がまず微分処理されて図6(C)
に示すような巣パルスPbと切粉パルスPcを含む信号
3にされ、巣パルスPbと切粉パルスPcの両ピーク
値相互間に設定された所定のしきい値V0 を境として、
該しきい値V0 よりも低い切粉パルスPcが消去されて
2値化され、この2値化信号がボア巣判別回路7に入力
される。ボア巣判別回路7は巣パルスPbが残っている
か否かでボア巣の有無を判別する。
【0009】以上の要領でシリンダブロック1のボア2
の内周面全域におけるボア巣有無検査が行われ、この1
回のボア巣検査でボア巣判別回路7がボア巣有りと判別
するとシリンダブロック廃棄処理等が行われ、ボア巣無
しと判別するとシリンダブロック1が後続のエンジン製
造ラインに流される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】シリンダブロック1の
ボア2に形成されるボア巣の形状や大きさと、ボア2の
内周面に機械油と共に付着する切粉の形状や大きさは、
互いに区別可能な特徴のある形状、大きさの2群に区分
される。このため、ボア2の内周面を撮像した図5の撮
像画像M1 におけるボア巣像部Nbと切粉像部Ncの明
度は、ボア巣像部Nbの方が定性的に少しだけ低(暗)
くなることが経験上分かっている。しかし、その明度差
はごくわずかであるため図6(B)の濃淡信号S2 のボ
ア巣濃度b’と切粉濃度c’も大差がなく、この濃淡信
号S2 を微分して得られた図6(C)のボア巣パルスP
bと切粉パルスPcのピーク値も大差が無くて、ボア巣
判別回路7で設定されるしきい値V0 に対して両ピーク
値が上下から非常に接近する。この結果、切粉パルスP
cがしきい値V0 を超えて、ボア巣判別回路7が切粉を
ボア巣と判別する可能性が高かった。つまり、ボア2の
内周面にボア巣がまったく無くて切粉だけがある場合、
この切粉をボア巣と判別して虚報を発する可能性が高か
った。このように切粉をボア巣と判別すると、シリンダ
ブロックにボア巣がまったく無いにも拘わらず、ボア巣
検査の段階でボア巣検査不良品として処理される不具合
が生じていた。
【0011】ところで、ボア2の内周面のボア巣検査の
前にボア内周面を洗浄して機械油と共に切粉を除去すれ
ば、切粉による上記虚報の発生率を低減させることがで
きる。しかし、シリンダブロック1にボア2をボーリン
グで形成した直後にボア内周面を洗浄してからボア巣検
査を行うことは、次の理由で望ましくない。
【0012】即ち、シリンダブロック1に機械油を使っ
てボーリングされたボア2の内周面には機械油が付着
し、この機械油がボア巣検査の際にボア巣像や切粉像を
拡大し、画像の濃淡を明確にするレンズ効果を発揮し
て、ボア巣検査精度を上げるが、ボア巣検査の前にボア
内周面を洗浄すると機械油のレンズ効果が期待できなく
なる。
【0013】また、シリンダブロック1が流れるエンジ
ン製造ラインの前段階においてボア2のボア巣検査を行
い、ボア巣の有るものは予め製造ラインから外し、ボア
巣の無いものに対してシリンダヘッド等を組付けてエン
ジン製造を行い、後段階で最終的なボア内周面の洗浄を
行うことが製造工程や材料無駄を少なくする上で望まし
いが、エンジン製造ラインの前段階でボア内周面の洗浄
工程を先に行うと、この洗浄工程に製造ライン後段階の
最終洗浄工程も加わって、一連のエンジン製造ラインの
工程数が多くなり、設備費が高くなる。
【0014】本発明の目的とするところは、シリンダブ
ロックのボア内周面に切粉が付着していても、この切粉
とボア巣が明確に判別できるように画像処理して虚報発
生を防止したシリンダブロックのボア巣検査方法を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボア巣および
切粉が存在する可能性のあるシリンダブロックのボア内
周面を電子撮像手段により撮像し、得られた撮像画像の
各画素の明るさを、当該明るさに対応した所定の信号に
変換する際、ボア巣に対応する画素の明るさの変換係数
と、切粉に対応する画素の明るさの変換係数とを、両画
素の明るさの相違を拡大する方向で異ならせ、両者の変
換信号のピーク値相互間にしきい値を設定して、切粉に
対応する画素の変換信号を消去し、ボア巣に対応する画
素の変換信号を残すことにより、上記目的を達成するも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図3を参照して説明する。尚、図4乃至図6を含む
全図を通じて同一、又は、相当部分には同一符号を付し
て説明は省略する。
【0017】図1に基づき本発明方法を実施するための
装置例を説明すると、本発明は、濃淡変換テーブル5’
を、図3(D)に示すような非直線形に変更したことを
特徴とする。この濃淡変換テーブル5’は、ボア巣検査
撮像部3で撮像された撮像画像M1 の明暗信号S1 の内
の、ボア巣像部Nbの下向き明度ピークを含まない、高
い明度領域の信号をより高い濃度に強調して変換し、ボ
ア巣像部Nbの下向き明度ピークを含む低い明度領域の
信号を、より低い濃度に強調して変換するように、変換
係数を異ならせている。
【0018】濃淡変換テーブル5’に基づいて濃淡変換
された濃淡信号S'2は、従来と同様の微分2値化回路6
で微分処理および2値化処理されて、ボア巣判別回路7
に出力される。なお、微分処理は明暗信号S1 の波形を
際立たせるための処理に過ぎず、本発明実施形態で採用
することは好ましいけれども、必要不可欠なものではな
い。
【0019】ボア巣検査撮像部3は図4と同様にシリン
ダブロック1のボア2の内周面を撮像して、非線形濃淡
変換テーブル5’を備えた画像処理回路4に例えば図2
(A)に示すような撮像画像M1 の明暗信号S1 を出力
する。この明暗信号S1 の具体例を、図3(A)に示
す。
【0020】なお、図2(A)と図3(A)の撮像画像
1 と明暗信号S1 は、図5と図6(A)のものとまっ
たく同一である。
【0021】濃淡変換テーブル5’は、図3(D)に示
すように、ボア内周面の撮像画像M 1 のボア巣像部Nb
の明度の下向きピーク値(低明度部b)が含まれる低明
度領域を、従来の明るさ→濃度の濃淡変換係数よりも低
率で変換する。ここで、従来の濃淡変換係数は、図3
(D)の一点鎖線で示す傾斜直線の傾斜角度をθとする
と、濃淡変換係数=tanθと表せる。また、ボア内周
面の撮像画像M1 のボア巣像部Nbの明度のピーク値
(低明度部b)を含まない高明度領域、すなわち切粉像
部Ncの下向き明度ピーク値(低明度信号c)を含みこ
れよりも明るい高明度領域を、従来の明るさ→濃度の濃
淡変換係数よりも高率で変換する。
【0022】即ち、撮像画像M1 にボア巣像部Nbと切
粉像部Ncが在る明暗信号S1 が、図3(A)に示すよ
うに安定した明るさの高明度部aと、ボア巣像部Nbと
切粉像部Ncで明るさが急減した低明度部b,cの場
合、ボア巣像部Nbの低明度部bの平均的明度と、切粉
像部Ncの低明度部cの平均的明度の中間程度の明度を
境にして、低明度領域Lと高明度領域Hに分けて、濃淡
変換テーブル5’における濃淡変換係数の設定を、低明
度領域Lの明暗信号S1 をより低濃度に強調して変換
し、高明度領域Hの明暗信号S1 をより高濃度に強調し
て変換する。
【0023】このように設定された濃淡変換テーブル
5’は、明暗信号S1 を次のように濃淡変換する。撮像
画像M1 のボア巣像部Nbと切粉像部Ncを除く最大明
度の高明度部aは、従来同様に最大濃度の高濃度部a”
(=図6(B)の従来の高濃度部a’)に変換される。
ボア巣像部Nbの低明度部bは、低明度領域Lに在るの
で従来の変換係数で変換される濃度よりも一段と低濃度
に強調して変換されて、図3(B)に示す低濃度部b”
(この場合、b”<b’)が得られる。一方、切粉像部
Ncの低明度部cは、高明度領域Hにあるので従来の変
換係数で変換される濃度よりも一段と高濃度に強調して
変換されて、図3(B)に示す準低濃度部c”が得られ
る。この準低濃度部c”は、従来の濃淡変換信号の低濃
度部c’よりも高濃度である。
【0024】このように撮像画像M1 のボア巣像部Nb
をより低濃度に強調して変換し、逆に切粉像部Ncをよ
り高濃度に強調して変換すると、その変換結果が図2
(B)の濃淡変換画像M2 として記憶される。また、濃
淡変換画像M2 の中のボア巣像部N’bは、より低濃度
に強調されて目立った存在であり、切粉像部N’cはよ
り高濃度に強調されて目立たない存在になっている。か
かる濃淡変換画像M2 の図3(B)に示す濃淡信号S'2
が微分2値化回路6に出力されて最初に濃淡信号S'2
低濃度部b”と準低濃度部c”を際立たせるために微分
処理されると、図3(C)に示す巣パルスP’bと切粉
パルスP’cを含む信号S'3が得られ。次に同じ微分2
値化回路6内で巣パルスP’bと切粉パルスP’cのピ
ーク値相互間に設定されたしきい値V1 により2値化処
理されて、しきい値V1 よりも低い切粉パルスP’cが
消去され、しきい値V1 よりも上に波形があるかないか
で2値化され、この2値化信号がボア巣判別回路7に入
力される。
【0025】このように、明暗信号S1 の低明度部bと
cのピーク差を拡大するように濃淡変換係数を設定する
ことにより、2値化する際のしきい値の設定レベルに余
裕が生まれ、ボア巣判別回路7で切粉によるボア巣有り
の虚報を出す可能性が一段と低減する。
【0026】尚、画像処理回路4における濃淡変換テー
ブル5’の非直線的濃淡変換の設定は、実験的にボア巣
検査を何回か行った経験に基づいて設定するとより信頼
性が高まる。
【0027】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々
の変形が可能であり、例えば、前記実施形態では明暗信
号S 1 を濃淡信号に変換したが、これはモニターに表示
して目視確認する必要性によるもので、モニターに特に
表示する必要がなければ、明暗信号S1 をその後の2値
化処理が可能な如何なる信号に変換してもよく、例えば
明暗信号に対応した単なる電気信号の強弱を表すヒスト
グラム的信号に変換してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダブロックのボ
ア内周面の撮像画像の内のボア巣像部の低明度部がより
低濃度に強調して濃淡変換され、ボア巣像部より高明度
の切粉像部の低明度部がより高濃度に強調して濃淡変換
されるので、濃淡変換信号を2値化処理する際のしきい
値の設定レベルに余裕が生まれ、切粉をボア巣と判定す
る虚報が防止されて、信頼性の高いボア巣検査が行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施装置例を示すボア巣検査装置
の概要を示すブロック図である。
【図2】(A)は図1装置で撮像されたボア内周面の撮
像画像図、(B)は撮像画像を濃淡変換したときの濃淡
変換画像図である。
【図3】(A)は図1装置で撮像された撮像画像の明暗
信号の図、(B)は撮像画像を濃淡変換した濃淡信号の
図、(C)は濃淡信号を微分処理した信号の図、(D)
は明暗信号を濃淡変換する際に使用される非直線形の濃
淡変換テーブルを示す図である。
【図4】従来のボア巣検査方法を説明するためのボア巣
検査装置の概要を示すブロック図である。
【図5】図5装置で撮像されたボア内周面の撮像画像図
である。
【図6】(A)は図5装置で撮像された撮像画像の明暗
信号の図、(B)は撮像画像を濃淡変換した濃淡信号の
図、(C)は濃淡信号を微分処理した信号の図、(D)
は明暗信号を濃淡変換する際に使用される直線形の濃淡
変換テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 ボア 5 直線形の濃淡変換テーブル 5' 非直線形の濃淡変換テーブル 12 電子撮像手段を有するカメラ S1 明暗信号 S2 ,S'2 濃淡信号 S3 ,S'3 微分処理された濃淡信号 V0 ,V1 しきい値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボア巣および切粉が存在する可能性のあ
    るシリンダブロックのボア内周面を電子撮像手段により
    撮像し、得られた撮像画像の各画素の明るさを、当該明
    るさに対応した所定の信号に変換する際、ボア巣に対応
    する画素の明るさの変換係数と、切粉に対応する画素の
    明るさの変換係数とを、両画素の明るさの相違を拡大す
    る方向で異ならせ、両者の変換信号のピーク値相互間に
    しきい値を設定して、切粉に対応する画素の変換信号を
    消去し、ボア巣に対応する画素の変換信号を残すように
    したことを特徴とするシリンダブロックのボア巣検査方
    法。
  2. 【請求項2】 ボア巣および切粉が存在する可能性のあ
    るシリンダブロックのボア内周面をCCDによる電子撮
    像手段により撮像し、得られた撮像画像の各画素の明る
    さを、当該明るさに対応した濃淡信号に変換する際、ボ
    ア巣に対応する画素の明るさの濃淡変換係数と、切粉に
    対応する画素の明るさの濃淡変換係数とを、両画素の明
    るさの相違を拡大する方向で異ならせ、両者の濃淡変換
    信号のピーク値相互間にしきい値を設定して、切粉に対
    応する画素の濃淡変換信号を消去し、ボア巣に対応する
    画素の濃淡変換信号を残すようにしたことを特徴とする
    シリンダブロックのボア巣検査方法。
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