JPH11173329A - 紙管を回転軸に固定する装置 - Google Patents

紙管を回転軸に固定する装置

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JPH11173329A
JPH11173329A JP9345479A JP34547997A JPH11173329A JP H11173329 A JPH11173329 A JP H11173329A JP 9345479 A JP9345479 A JP 9345479A JP 34547997 A JP34547997 A JP 34547997A JP H11173329 A JPH11173329 A JP H11173329A
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JP
Japan
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tube
tube ring
ring
rotating shaft
paper tube
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Application number
JP9345479A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Akiyama
利光 秋山
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AIKI KOGYO KK
Original Assignee
AIKI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺のテープのようなものをコイルから繰り
出すとき、テープを巻いた紙管をブレーキ手段をそなえ
た回転軸に固定する装置であって、紙管の着脱がワンタ
ッチで行なえるものを提供する。 【解決手段】 回転軸の一方の端に紙管の一端を受け止
めるストッパーを設け、他方の端に、柔軟かつ気密な材
料で製造され、逆止弁をもった空気出入口をそなえたチ
ューブリングを、円板状で周縁にチューブリングの入る
溝を設けたチューブリング支持体を用いてとりつける。
空気を圧入するとチューブリングが膨脹して紙管を拘
束し、チューブリングの外周と紙管の内周との間の摩
擦、およびチューブリングの内周とチューブリング支持
体の溝との間の摩擦によって、紙管が回転軸に固定され
る。 空気の放出により、一瞬にして拘束が解かれ、紙
管を取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、プラスチッ
ク、金属など各種の材料からなるシート、テープまたは
ワイヤなど長尺のものを巻き取り、または繰り出すため
に使用する紙管を、回転軸に固定する装置に関する。
【0002】ここで「紙管」の語を用いた理由は、従来
このような用途に向けられていた管が多くは紙製であ
り、慣用的に「紙管」と呼ばれて来たことにもとづくも
のであって、同じ機能を有する限り材料は任意であり、
紙製のものに限定されるわけではない。
【0003】
【従来の技術】たとえば段ボール紙で包装函を製造し、
包装に使用したとき、延伸ポリオレフィンのような強靭
なプラスチックのテープを所定の位置に貼っておき、こ
のテープを引くことによって段ボールが切断され、開封
が容易に、かつ整然と行なわれるようにした製品が多
い。 このような包装函の製造に当っては、図1に示す
ように、長尺の段ボール紙(1)を走行させつつ、その
上に、前記延伸ポリオレフィンの切断用テープ(2)を
粘着剤を用いて貼り付け、続いてブランク打ち抜き工程
に進む。
【0004】切断用テープは、あらかじめ片面に接着剤
を塗布して巻き取った長尺のコイル(2a)から繰り出
され、走行する段ボール紙(1)上に、押圧ロール
(3)により押圧されて接着する。 テープの繰り出し
には若干の張力を与えて、テープがたるまないようにす
る必要があり、そのためにコイルの紙管(4)を回転軸
(5)に固定し、この回転軸の回転に対して、ディスク
ブレーキやパウダーブレーキのようなブレーキ手段でブ
レーキングを行なって抵抗するようにしている。段ボー
ルの走行速度は200m/分に及ぶので、これと同調し
てテープを繰り出すコイルの回転も比較的高速とならざ
るを得ない。 従って、紙管を、回転軸に強固に固定し
なければならない。
【0005】この目的で従来用いられてきた方法および
装置は、図2および図3に示すように、ブレーキ手段を
そなえた回転軸(5)の一方の端に、薄いコーンの底部
にフランジがついた形状のストッパー(6a)をとりつ
け、そこに紙管の一方の端を当てることにより位置ぎめ
し、紙管の他方の端は上記ストッパーと似た形状のホル
ダー(6b)で抑え、このホルダーを、回転軸(5)上
に切ったネジにより進退する締付ハンドル(6c)を前
進させて締め付けることにより、紙管を固定するもので
ある。
【0006】前述のように、紙管の固定は強固に行なわ
なければならないから、締付ハンドルは必然的に強く締
め付けられる。 このコイルの交換に当って締付ハンド
ルをゆるめるとき、困難が生じる。 すなわち、強く締
め付けられたハンドルをゆるめるには、ハンマーでハン
ドルの腕を叩くなどする必要がある。 これは多大の労
力と時間を要する上に、装置にとっても好ましいことで
はない。 一般に回転軸は片持式で保持されていて、そ
の自由端に強い衝撃を加えることは、回転軸の屈曲や軸
受部の損傷など、好ましくない結果を招くからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紙管
の回転軸への着脱すなわち固定と解放とを、ほとんどワ
ンタッチで行なうことができ、従って労力も時間も節約
でき、かつ装置の保守にとっても好ましい固定装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の紙管を回転軸に
固定する装置は、図4および図5に示すように、長尺の
材料を巻き取り、または繰り出すための芯となる紙管
(4)を回転軸に固定する装置であって、駆動手段また
はブレーキ手段をそなえた回転軸(5)、回転軸上、そ
の一方の軸近くにとりつけられ、紙管の一方の端を受け
止めるストッパー(6a)、回転軸上、その他方の端近
くにあって、気密で柔軟な材料で製造され、空気の出入
口(71)をそなえた中空体であって紙管の内面との間
の摩擦によりこれを固定するためのチューブリング
(7)、およびこのチューブリングを支持し、その軸方
向の移動および回転を抑止するとともにそれ自体は回転
軸に固定されたチューブリング支持体(8)からなる装
置である。
【0009】
【発明の実施の形態】図2に示した、従来の装置によく
用いられている紙管ガイド(9)は、本発明の装置にと
っても有用であるから、同様にそなえることが好まし
い。
【0010】紙管内周との間の摩擦によりこれを固定す
るためのチューブリング(7)は、回転軸(5)に関し
て軸対称であることが、高速回転時にも振れが生じるお
それをなくす上で好ましい。 従って、空気出入口(7
1)も周を等分する位置にそれぞれ設けるとよい。 た
だし、あまり数を増しても意味はないから、図5に示し
た3個が適当である。 チューブリング支持体(8)
も、同じ理由で、図5に示すように軸対称に製作すべき
である。
【0011】チューブリング(7)は、ゴムまたはプラ
スチックのような柔軟で、しかも気密な材料で製造す
る。 プラスチックの場合は軟質ポリ塩化ビニルが適当
であり、とくに2枚のシートをダブリングとよばれる熱
圧着により一体化したものが、ピンホールがなくて好ま
しい。 空気出入口(71)には、同種の材料で製造し
た逆止弁をそなえ、それが押しひしげにより簡単に開放
するタイプのものを用いるとよい。 中空のチューブリ
ング(7)の製造や空気出入口(71)のとりつけは、
プラスチック加工の分野で常用されている、ウェルダー
加工により、容易に実施することができる。
【0012】チューブリング支持体(8)は任意の材料
で製造できるが、軽量であることが好ましいから、アル
ミニウムまたはその合金を使用することが推奬される。
図示した例は、工作および組み立ての便宜上、図6の
分解図にみるように、2枚の円板を重ね合わせてネジ止
めすることにより一体化し、周縁にチューブリングが入
る溝が形成されるようにした。 チューブリングの弾性
を利用して溝にはめ込むことができる場合は、一体に製
作してもよいことはもちろんである。
【0013】本発明の装置を使用して紙管を固定すると
きは、まず、チューブリング(7)をチューブリング支
持体(8)上に保持したまま、空気を入れない状態で回
転軸(5)の適宜の位置に、止めネジ(81)などによ
り固定したのち、チューブリングを越えて紙管(4)を
通す。 紙管の一端がストッパー(6a)に当って位置
ぎめされたところで、チューブリング(7)内に空気を
圧入する。 空気の圧入には、「エアガン」とよばれる
携帯可能な、ピストル型をした圧縮空気放出装置を用い
るとよい。 十分な量の空気が圧入されるとチューブリ
ング(7)は膨脹し、内側から紙管(4)に当ってそこ
で制限される結果、チューブリング(7)の外周と紙管
(4)との間に摩擦が保たれる。 これと、チューブリ
ング(7)内周とチューブリング支持体(8)の溝の面
との間の摩擦によって、紙管(4)は回転軸(5)に対
して強固に保持される。
【0014】チューブリング(7)内に圧入する空気の圧
力は、上述した機構により紙管を拘束して固定するのに
十分な圧力であればよい。
【0015】紙管の取り外しに当っては、空気出入口
(71)のひとつを開いてチューブリング(7)内の空
気を放出すれば、チューブリング(7)は一挙にしぼん
で紙管(4)の拘束を解くから、紙管を容易に抜き出す
ことができる。
【0016】以上の説明から理解されるように、本発明
の装置は、比較的内径が大きく、片持式に保持される回
転軸にとりつける(従ってあまり長くない)紙管の固定
に適用したとき、最もよくその意義を発揮する。 しか
し、比較的長い紙管を両持式に保持する場合にも、片方
の軸受を着脱可能にしておけば、本発明の装置を適用す
ることができる。 本発明は、紙管が、長尺物の巻き取
りに使用する場合であっても、繰り出しに使用する場合
であっても、ひとしく適用可能である。
【0017】
【実施例】図6に示す構造のチューブリング指示体を、
アルミニウムで製造した。 チューブリングの入る溝の
底は、径80mmである。
【0018】チューブリングは、ポリ塩化ビニルのダブ
リングにより得た、厚さ約0.5mmのシートをウエルダ
ー加工して3カ所空気出入口をとりつけ、図7Aおよび
Bに示すような形状および寸法のものとした。 このチ
ューブリングのしぼんだ状態での内径は70mmである
が、材料の弾性を利用して、上記のチューブリング指示
体の溝にはめることができる。
【0019】このチューブリングと支持体を用いて、図
4に示した構造の紙管固定装置を構成した。 チューブ
リングに空気を吹き込むと膨張し、図8AおよびBに示
すようなドーナツ型になった。 チューブの直径約38
mm、リングの内径80mm(支持体の溝の外径に拘束され
る)、外径155mmであった。 いったん空気を抜いて
チューブリングをしぼませ、外径が160mm、内径が1
52mm(従って厚さは4mm)で長さが180mmの紙管を
通し、改めて空気を吹き込んだ。 圧力(ゲージ圧)
0.8kg/cm2で、紙管を強固に固定することができた。
【0020】
【発明の効果】本発明の紙管を回転軸に固定する装置
は、紙管の固定が、たとえばエアガンの一吹きのよう
に、短時間で行なわれ、解放もまた空気出入口を開くこ
とによって瞬時に可能になるから、紙管の交換に要する
労力および時間が、従来とは比較にならないほど節約で
きる。 この装置の紙管把握力は強く、かなりの高速運
転に耐えるうえ、長時間使用しても低下することはな
い。 その固定−解放の機構は、装置のメンテナンス上
有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置を適用する一場面である、段ボ
ール紙への切断用テープ貼付作業を示す装置の概略配置
図。
【図2】 紙管を回転軸に固定する従来の装置を示す縦
断面図。
【図3】 図2の装置の矢視方向の図。
【図4】 紙管を回転軸に固定する本発明の装置を示
す、図2に対応する縦断面図。
【図5】 図4の装置の矢視方向の図であって、図3に
対応する図。
【図6】 チューブリング支持体の分解図。
【図7】 チューブリングの空気を吹き込んでない状態
を示す図であって、Aは平面図、Bは側面図。
【図8】 チューブリングの空気を吹き込んだ状態を示
す、図7に対応する図であって、Aは平面図、Bは側面
図。
【符号の説明】
1 段ボール紙 2 切断用テープ 2a テープのコ
イル 3 押圧ローラー 4 紙管 5 回転軸 6a ストッパー 6b ホルダー 6c 締
付ハンドル 7 チューブリング 71 空気出入口 8 チューブリング支持体 81 止めネジ 9 紙管ガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の材料を巻き取り、または繰り出す
    ための芯となる紙管(4)を回転軸に固定する装置であ
    って、駆動手段またはブレーキ手段をそなえた回転軸
    (5)、回転軸上、その一方の軸近くにとりつけられ、
    紙管の一方の端を受け止めるストッパー(6a)、回転
    軸上、その他方の端近くにあって、気密で柔軟な材料で
    製造され、空気の出入口(71)をそなえた中空体であ
    って紙管の内面との間の摩擦によりこれを固定するため
    のチューブリング(7)、およびこのチューブリングを
    支持し、その軸方向の移動および回転を抑止するととも
    にそれ自体は回転軸に固定されたチューブリング支持体
    (8)からなる装置。
  2. 【請求項2】 固定すべき紙管(4)の内径よりわずか
    に小さい外径を有する円板状体であって、回転軸上
    (5)でストッパー(6a)とチューブリング支持体
    (8)との間に配置され、任意の位置で固定することが
    できるように設けた紙管ガイド(9)を有する請求項1
    の装置。
  3. 【請求項3】 チューブリング(7)の空気出入口(7
    1)を、それぞれリングの周を三等分する位置に設けた
    請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 チューブリング(7)およびその空気出
    入口(71)がともにゴムまたはプラスチック材料製で
    あって、空気出入口として、押しひしげにより開口する
    逆止弁をそなえたものを使用した請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 回転軸が(5)片持式に保持されるもの
    である請求項1の装置。
JP9345479A 1997-12-15 1997-12-15 紙管を回転軸に固定する装置 Pending JPH11173329A (ja)

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JP (1) JPH11173329A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087924A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Meiki Co Ltd エアーシャフト
JP2011233615A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Panasonic Corp 部品圧着装置

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JP4520444B2 (ja) * 2006-10-03 2010-08-04 株式会社名機製作所 エアーシャフト
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