JP2003146530A - テープディスペンサ - Google Patents

テープディスペンサ

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JP2003146530A
JP2003146530A JP2001347426A JP2001347426A JP2003146530A JP 2003146530 A JP2003146530 A JP 2003146530A JP 2001347426 A JP2001347426 A JP 2001347426A JP 2001347426 A JP2001347426 A JP 2001347426A JP 2003146530 A JP2003146530 A JP 2003146530A
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JP
Japan
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adhesive tape
adhesive
tape
tab
roller
Prior art date
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Application number
JP2001347426A
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English (en)
Inventor
Juichi Sato
樹一 佐藤
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3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着テープへより確実に非接着な折り曲げ加
工を施すテープディスペンサを提供する。 【解決手段】 折曲げ補助用ローラ130、折曲げ部材
140、及びタブ形成用ローラ150を備え、接着テー
プ191に対して屈曲部194を形成してタブ用領域1
91dを接着面側へ折り曲げ、さらに接着面に接着させ
てタブ195を形成する。このように予め上記屈曲部を
形成してタブを形成するようにしたことで、従来に比べ
てより確実にタブの形成加工を施すことができ、形成さ
れるタブの幅を常に均一化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梱包するために箱
体等へ接着される接着テープを繰り出すためのテープデ
ィスペンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール箱等の封緘を接着テープで行っ
たとき、接着剤は接着テープの裏面全面に塗布されてお
り接着時には上記裏面全面が被接着物に接着するので、
開封時には貼られた接着テープを剥すのが非常に困難で
あった。そのため、時にはナイフを用いて接着テープを
カットしなければならず、ナイフを絶えず持ち歩く必要
が生じたり、また、ナイフでカットしたときに段ボール
ケースの内容物に傷をつけてしまう、などの不都合があ
る。このような不具合点を解決するため、段ボール等の
被着体に、例えば梱包や封緘の目的で接着テープを貼付
する場合、開封時に、貼付された接着テープの除去を容
易にするために、あらかじめ接着テープ自体に非接着加
工を施す方法が知られている。この部分的非接着加工方
法としては、側縁に接着剤を塗布しない接着テープが実
開昭63−117764号公報に開示されている。ま
た、部分的非接着加工方法を用いたタブ付きテープのデ
ィスペンサーが実開昭63−37670号公報に開示さ
れている。このディスペンサーは、接着テープの端縁部
分の折り曲げガイドのみを備え、接着テープを引き出す
と、接着テープの端縁部分が折り曲げガイドによって接
着面方向へ自動的に折り畳まれ、接着テープの接着面側
に接着テープの非接着面が接着テープの延在方向に沿っ
て形成される。尚、このように接着テープの端縁部分が
折り畳まれ、接着テープの接着面側に接着テープの非接
着面が接着テープの延在方向に沿って形成されたもの
を、以下、タブと記す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記折り曲げ
ガイドのみにより非接着面を形成しようとしても、実際
にはスムーズに接着テープの端縁部を折り曲げることは
できず、このような折り曲げ部分の幅が不均一になった
り、上記折り曲げ部分が形成できない等の問題点があ
る。さらに、特開平7−61686号公報には、ある程
度の張力を接着テープに作用させながら上記タブを形成
するテープディスペンサが開示されているが、該テープ
ディスペンサにおいても上記折り曲げ部分の幅を常に均
一化することには若干の不安があった。本発明はこのよ
うな問題点を解決するためになされたもので、被貼着物
に非接着な折り曲げ部分を均一な幅にて接着テープに設
けることができるテープディスペンサを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は以下のように構成する。本発明の第1態様のテ
ープディスペンサは、ロール状に接着テープを巻回した
接着テープロールが装着され、該接着テープロールの周
方向へ回転可能にテープディスペンサ本体に取り付けら
れるドラムと、上記ドラムに装着された上記接着テープ
ロールから繰り出された上記接着テープの繰り出し方向
に直交する幅方向に沿って回転軸が配置され、上記接着
テープの繰り出しに伴い上記接着テープに接触しながら
回転する折曲げ補助用ローラであって、上記繰り出され
た上記接着テープにおける当該接着テープの側縁部に端
部が位置し、かつ該端部を境界として上記側縁部のタブ
用領域を当該接着テープの接着面側へ折り曲げるための
屈曲部を上記側縁部に予め形成する折曲げ補助用ローラ
と、上記折曲げ補助用ローラを通過した上記接着テープ
が供給され、上記屈曲部にて上記接着面側へ上記タブ用
領域をさらに折り曲げる折曲げ部材と、上記幅方向に沿
って配置され上記接着テープに接触しながら回転して上
記折曲げ部材にて折り曲げられた上記タブ用領域を上記
接着面へ接着させるタブ形成用ローラと、上記タブ用領
域が上記接着面へ接着されたタブ付き接着テープが供給
され、かつ上記幅方向に沿って配置されて上記タブ付き
接着テープに接触しながら回転して上記タブ付き接着テ
ープを被貼着物へ貼着する貼着用ローラと、を備えたこ
とを特徴とする。
【0005】上記ドラムは、上記接着テープの繰り出し
方向への上記接着テープロールの回転を抑制し繰り出さ
れる上記接着テープに張力を生じさせて上記折曲げ補助
用ローラによる上記屈曲部の形成を補助する回転抑制機
構を有するように構成することもできる。
【0006】上記タブ用領域が上記接着面へ接着された
タブ付き接着テープを切断するカッターをさらに備える
ように構成することもできる。
【0007】上記折曲げ補助用ローラは、上記接着テー
プの接着面が接触し上記接着面との密着を防止する密着
防止加工を施した周面を有するように構成することもで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態であるテープデ
ィスペンサについて、図を参照しながら以下に説明す
る。尚、各図において、同じ構成部分については同じ符
号を付している。図1に示すように、本実施形態におけ
るテープディスペンサ101は、接着テープの貼付作業
を行う作業者が把持可能な握り部181が取り付け可能
なフレーム180の一側面側に、基本的には、ブレーキ
付きドラム110、折曲げ補助用ローラ130、折曲げ
部材140、タブ形成用ローラ150、及び貼着用ロー
ラ160のそれぞれを回転可能に立設した構成をなし、
さらに上記ブレーキ付きドラム110と上記折曲げ補助
用ローラ130との間に予備ローラ120を配置したテ
ープディスペンサである。このような構成部分を有する
テープディスペンサ101において、上記ブレーキ付き
ドラム110には、ロール状に接着テープ191を巻回
した接着テープロール190が装着され、図1、図3及
び図4に示すように、接着テープロール190から繰り
出された接着テープ191は、上記予備ローラ120、
上記折曲げ補助用ローラ130、上記折曲げ部材14
0、上記タブ形成用ローラ150、及び貼着用ローラ1
60を、この順に経由して、貼着用ローラ160にて被
貼着物50上に貼付されていく。
【0009】上記ブレーキ付きドラム110は、上記接
着テープロール190をその周方向へ回転可能に上記フ
レーム180へ装着され、接着テープロール190を装
着する接着テープロール保持用テープドラム113と、
該接着テープロール保持用テープドラム113に設けら
れ接着テープ191の繰り出し方向197への接着テー
プロール190の回転を抑制する回転抑制機構119と
を有する。接着テープロール保持用テープドラム113
の中央貫通孔113aの両端部には、上記回転抑制機構
119の構成部分の一部であるテープドラム支持部材1
12及びスラストワッシャ114が設けられ、該接着テ
ープロール保持用テープドラム113は、フレーム18
0に突設される円柱状の支柱182に上記中央貫通孔1
13aを嵌合することで、支柱182に対して回転可能
に支持される。尚、テープドラム支持部材112及びス
ラストワッシャ114は、接着テープロール保持用テー
プドラム113とともに回転可能である。該接着テープ
ロール保持用テープドラム113には、図1、図2及び
図5に示すように、接着テープロール190の芯材19
2の内周面192aに圧入される、テープドラム113
における支持部113bが形成されており、図1及び図
5に示すように上記接着テープロール190が装着され
る。
【0010】尚、接着テープ191としては、一例とし
て、幅寸法が例えば48〜50mm程度、厚み32〜8
0μm程度の、OPP(Oriented Polypropylene)テー
プや、その他の粘着テープが使用可能である。尚、上記
OPPテープとは、延伸されたポリプロピレンフィルム
にてなり、梱包用として一般的に使用されるテープであ
る。後述のように、接着テープ191の幅寸法と、上記
折曲げ補助用ローラ130及び上記折曲げ部材140の
長さとは関係することから、折曲げ補助用ローラ130
及び折曲げ部材140における後述の長さL2を適宜、
設定することで、使用可能な接着テープの幅寸法が制限
されることはない。
【0011】又、接着テープロール保持用テープドラム
113における接着テープロール190の装着位置を規
定するため、図2及び図5に示すように上記支持部11
3bには、該支持部113bより突出するつば部113
cを設けている。よって、テープドラム113に接着テ
ープロール190を装着するとき、作業者は、接着テー
プロール190が上記つば部113cに接触するまで接
着テープロール190を上記支持部113bへ圧入する
ことで、常に、テープドラム113における規定位置に
接着テープロール190を装着することができる。後述
するように、常に一定の幅寸法を有するタブを形成する
ためには、接着テープ191の幅方向193において、
テープドラム113に装着される接着テープロール19
0の位置が常に一定である必要がある。よって、上記つ
ば部113cを設けることは、上記タブの幅寸法を一定
に保つことにも寄与する。
【0012】上記回転抑制機構119は、図2に示すよ
うに構成される。即ち、上記接着テープロール保持用ス
ラストワッシャ114より突出する支柱182の先端部
には、支柱182の周面の一部が支柱182の軸方向に
所定長さにわたり平坦となるように削られた係合部18
2aが形成されている。一方、ブレーキ用ワッシャ11
5における貫通孔115aも上記係合部182aに係合
可能な形状をなし、上記貫通孔115aを上記係合部1
82aに係合させることで、ブレーキ用ワッシャ115
は、支柱182の軸方向には滑動可能であるが支柱18
2に対して回転不能に設けられる。支柱182の先端に
は、ボルト111がねじ込まれるが、該ボルト111に
は、スラストワッシャ114へブレーキ用ワッシャ11
5を押圧するスプリング116がボルト111の周囲部
分に縮装され、該スプリング116の脱落防止及びブレ
ーキ用ワッシャ115の押圧力の調整の両動作を行うナ
ット117がボルト111のねじ部に螺合される。
【0013】このように構成することで、ボルト111
のねじ部に螺合する上記ナット117を回転すること
で、ナット117は支柱182の軸方向へ移動し、該移
動によりブレーキ用ワッシャ115とナット117とに
挟まれたスプリング116の付勢力が変化し、該付勢力
の変化によりスラストワッシャ114へのブレーキ用ワ
ッシャ115の押圧力が変化する。該押圧力の変化によ
ってテープドラム113とともに回転するスラストワッ
シャ114と不回転のブレーキ用ワッシャ115との接
触面における摩擦力が変化する。よって該摩擦力の変化
によりテープドラム113の回転の抑制力を調整するこ
とができる。
【0014】このように回転抑制機構119を設けるこ
とで、接着テープロール190から繰り出される接着テ
ープ191に張力を生じさせて後述する折曲げ補助用ロ
ーラ130による接着テープ191への屈曲部形成を補
助することができる。接着テープ191に生じさせる上
記張力は、使用する接着テープ191の厚さや材質等に
より変化することから一つの値に決定することはできな
いが、厚み58μm程度で、幅48〜50mmの接着テ
ープの場合、約0.005Nm以上であれば上記屈曲部
形成補助を行うことができるが、より効果的に行うに
は、約0.03Nm以上0.07Nm以下であることが
望ましい。
【0015】尚、本実施形態では、上述のようにドラム
110は、回転抑制機構119を設けているが、一般的
に接着テープを被貼着物に貼着していくとき、接着テー
プは、接着テープロールから粘着力に打ち勝って剥がさ
れていくことから、ある程度の張力が接着テープには自
然に発生する。よって、上記回転抑制機構119は、必
須の構成要件ではない。
【0016】上記予備ローラ120は、図4及び図6に
示すように、ドラム110に装着された接着テープロー
ル190から繰り出された接着テープ191の幅方向1
93に沿って上記フレーム180に立設された回転軸1
21に回転自在に取り付けられる円筒状のローラであ
り、かつ接着テープ191に対して後述の折曲げ補助用
ローラ130にて効果的に屈曲部194を形成可能とす
る位置に配置される。具体的には、図3に示すように、
折曲げ補助用ローラ130の周囲の約1/4程度にわた
り上記繰り出された接着テープ191を接触させるよう
な位置に、予備ローラ120は、折曲げ補助用ローラ1
30に対して配置される。又、図3、図4及び図6に示
すように、予備ローラ120には、接着テープロール1
90から繰り出された接着テープ191の非接着面19
1bが接触し、又、予備ローラ120は、上記幅方向1
93において、上記繰り出された接着テープ191の全
幅にわたり接触する長さL1を有する。
【0017】上記折曲げ補助用ローラ130は、図4及
び図7に示すように、接着テープ191の幅方向193
に沿って延在し上記フレーム180に立設された回転軸
131に回転自在に取り付けられ、かつ接着テープ19
1の繰り出しに伴い、上記非接着面191bに対向する
接着テープ191の接着面191aが接触しながら回転
する円筒状のローラである。このような折曲げ補助用ロ
ーラ130は、上述の予備ローラ120の全長L1より
も短い長さL2にてなる。該長さL2は、上記繰り出さ
れた接着テープ191における当該接着テープ191の
側縁部191cに、折曲げ補助用ローラ130の端部1
32が位置するような長さである。上述のように接着テ
ープ191には適度な張力が作用していることから、接
着テープ191の側縁部191cまでしか存在しない折
曲げ補助用ローラ130を設けることで、図7に示すよ
うに上記端部132を境界として上記側縁部191cの
内のタブ用領域191dが屈曲部194にて当該接着テ
ープ191の接着面191a側へ折れ曲がる。このよう
に、折曲げ補助用ローラ130は、上記タブ用領域19
1dを上記接着面191a側へ折り曲げるための屈曲部
194を上記側縁部191cに予め形成するように作用
する。
【0018】このような折曲げ補助用ローラ130の作
用から明らかなように、折曲げ補助用ローラ130の上
記全長L2は、上記タブ用領域191dの上記幅方向1
93における寸法、つまり形成するタブの幅寸法の設定
に寄与することができる。即ち、実際にタブの幅寸法を
設定するのは、下記に説明する折曲げ部材140である
が、上記屈曲部194を形成する関係上、上記タブの幅
寸法の大小に応じて、接着テープ191の幅方向193
におけるテープ端191eに対する折曲げ補助用ローラ
130の上記端部132の位置、つまり折曲げ補助用ロ
ーラ130の上記全長L2を設定する必要がある。具体
的には、上記タブの幅寸法を大きくしたいときには、上
記テープ端191eに対する上記端部132の位置が接
着テープ191の中央部寄りとなる上記全長L2を設定
すればよく、一方、上記タブの幅寸法を小さくしたいと
きには上記端部132の位置が上記テープ端191e寄
りとなる上記L2を設定すればよい。尚、一般的には、
上記テープ端191eから約3mm、上記端部132の
位置を接着テープ191の中央部側へ配置するのが好ま
しい。
【0019】又、上述のように折曲げ補助用ローラ13
0には接着テープ191の接着面191aが接触するこ
とから、折曲げ補助用ローラ130の周面133に接着
テープ191が密着するのを防止する密着防止加工を上
記周面133に施すのが好ましい。本実施形態では、上
記密着防止加工として上記周面133にローレット目加
工を施して、上記周面133と接着面191aとの接触
面積を低減して上記密着を防止している。尚、上記密着
防止加工は、上記ローレット目加工に限定するものでは
なく、例えば凹凸加工等が考えられる。
【0020】上記折曲げ部材140は、図2、図4及び
図8に示すように、上記幅方向193に沿って延在し上
記フレーム180に立設された支柱141と、接触部材
142とを有し、上記折曲げ補助用ローラ130を通過
した接着テープ191の上記非接着面191bが支柱1
41に接触するように、当該折曲げ部材140に接着テ
ープ191が供給される。本実施形態では、上記支柱1
41は、スタッドボルトにて構成し、上記接触部材14
2は、支柱141に螺合して取り付けられた板状の部材
であり、本実施形態では直径約30mm程度の円板であ
る。図8に示すように、接触部材142の内面142a
が上記折曲げ補助用ローラ130の全長L2と同じ距離
にてフレーム180から離れて位置するように接触部材
142は配置され、支柱141に螺合するナット143
にて固定される。このように接触部材142を配置する
ことで、本実施形態では上記折曲げ補助用ローラ130
の端部132の位置、換言すると上記屈曲部194の位
置と、接触部材142の内面142aとが同位置とな
る。よって、折曲げ補助用ローラ130によって上記屈
曲部194で折り曲げられたタブ用領域191dは、接
触部材142に接触することでさらに折り曲げられ、図
8に模式図的に示すようにほぼ直角状態、さらにはそれ
を超える角度にて上記接着面191a側へ折り曲げられ
る。
【0021】上述した折曲げ部材140の作用から明ら
かなように、上記タブ用領域191dの上記幅方向19
3における寸法、つまり形成するタブの幅寸法は、フレ
ーム180から接触部材142の内面142aまでの上
記長さL2によって設定することができる。本実施形態
では、支柱141に螺合している接触部材142を回転
させることで、接触部材142を支柱141の軸方向へ
移動させることができるので、接触部材142の位置つ
まり上記長さL2を容易に変更することができる。尚、
上記タブの幅寸法は、2〜6mm程度が好ましい。
【0022】又、出願人の実験によれば、上記折曲げ補
助用ローラ130から上記折曲げ部材140までの中心
軸間における距離は、タブ形成の良否に関係することが
わかっている。本実施形態では、上記距離を40mmに
設定している。上記距離が40mmより短いときには、
タブ形成が安定しない場合が有り、一方、余りに長いと
きにはテープディスペンサ自体が大型化してしまい好ま
しくない。又、折曲げ部材140に上述の作用を確実に
行わせるために、上記折曲げ補助用ローラ130から下
記のタブ形成用ローラ150へ移動する接着テープ19
1において、図3に示すように、折曲げ部材140の上
記支柱141にて屈曲部分144を生じさせる位置に、
折曲げ部材140は設置される。
【0023】上記タブ形成用ローラ150は、図3、図
4及び図9に示すように、接着テープ191の幅方向1
93に沿って上記フレーム180に立設された回転軸1
51に回転自在に取り付けられ、上記接着テープ191
の上記接着面191aに接触しながら回転する円筒状の
ローラである。よって、上記折曲げ部材140にて上記
接着面191a側へ折り曲げられた上記タブ用領域19
1dは、当該接着テープ191に作用している張力によ
り接着テープ191が当該タブ形成用ローラ150へ押
圧されることから、当該タブ形成用ローラ150にて上
記接着面191aへ接着され、タブ195を形成する。
詳しく説明すると、上記タブ用領域191dにおける接
着面191aが、接着テープ191の接着面191aに
接着され、上記タブ195が形成される。よって、タブ
195部分では、表裏面とも非接着面191bとなり、
タブ195は被貼着物50には貼着されない。
【0024】このようなタブ形成を可能にするため、上
記タブ形成用ローラ150の長さは、少なくとも、フレ
ーム180から接触部材142の内面142aまでの上
記長さL2が必要であり、本実施形態では、上記予備ロ
ーラ120と同じ長さL1としている。又、上述のよう
に、当該タブ形成用ローラ150の周面152に上記接
着面191aが接触することから、当該タブ形成用ロー
ラ150の周面152も上記折曲げ補助用ローラ130
の周面133と同様に、周面152に接着テープ191
が密着するのを防止する密着防止加工、例えば上記ロー
レット目加工を施すのが好ましい。尚、本実施形態で
は、製造コストを考慮して上記密着防止加工は施してい
ない。又、タブ形成用ローラ150は、図3に示すよう
に、下記の貼着用ローラ160の周面161に対してタ
ブ付き接着テープ196が巻き付くように、例えば本実
施形態では上記周面161のほぼ1/4周程度にタブ付
き接着テープ196が巻き付く位置に設置される。
【0025】上記貼着用ローラ160は、図3、図4及
び図10に示すように、接着テープ191の幅方向19
3に回転軸が沿うように配置され、ローラ保持用部材1
70にて上記フレーム180に回転自在に取り付けられ
る円筒状のローラである。尚、上記ローラ保持用部材1
70は、フレーム180に固定される。このような貼着
用ローラ160には、上記タブ用領域191dが上記接
着面191aに接着された接着テープ191であるタブ
付き接着テープ196が上記タブ形成用ローラ150か
ら供給され、貼着用ローラ160は、上記タブ付き接着
テープ196の上記非接着面191bに接触しながら回
転して該タブ付き接着テープ196の接着面191aを
被貼着物50へ貼着する。このようにタブ付き接着テー
プ196を被貼着物50へ貼着させるため、貼着用ロー
ラ160そのもの又は貼着用ローラ160の周面には、
例えばゴム材のような弾力性を有する材料を設けるのが
好ましい。
【0026】上記ローラ保持用部材170には、図2に
示すようにさらに、上記貼着用ローラ160から排出さ
れたタブ付き接着テープ196を切断するための、山切
り状の切断部を有するカッター175が取り付けられて
いる。
【0027】以上のように構成されるテープディスペン
サ101の動作及び使用方法について以下に説明する。
作業者は、接着テープロール190から接着テープ19
1を繰り出し、予備ローラ120、折曲げ補助用ローラ
130、折曲げ部材140、タブ形成用ローラ150、
及び貼着用ローラ160に対して、図3に示す経路にて
接着テープ191を配置する。このように接着テープ1
91をセットすることで、上述したように、接着テープ
191に対して折曲げ補助用ローラ130にて上記屈曲
部194が形成されてタブ用領域191dが接着面19
1a側へ折り曲げられ、さらに折曲げ部材140及びタ
ブ形成用ローラ150にて上記タブ用領域191dが接
着面191aに接着されて、タブ195が形成される。
【0028】次に、作業者は、握り部181を持ち、図
3に示すように、貼着用ローラ160と被貼着物50と
の間にタブ付き接着テープ196を挟み、該タブ付き接
着テープ196の接着面191aを被貼着物50に貼付
した状態で、貼着用ローラ160を被貼着物50へ押圧
しながら、当該テープディスペンサ101を図3に示す
貼付方向55へ移動させる。該移動により、タブ195
が形成されたタブ付き接着テープ196が被貼着物50
に貼り付けられていき、順次、接着テープロール190
から接着テープ191が繰り出される。繰り出される接
着テープ191は、上述のように、折曲げ補助用ローラ
130、折曲げ部材140、及びタブ形成用ローラ15
0にて、連続的に上記タブ用領域191dが接着面19
1aに接着されて、タブ195が形成されていく。
【0029】被貼着物50に接着されたタブ付き接着テ
ープ196には、図10に示すようにその幅方向の一方
の端縁部が接着テープ191の延在方向に沿って上記被
貼着物50に接着しないタブ195が設けられているの
で、被貼着物50に貼り付けられたタブ付き接着テープ
196をはがすときには、作業者は、被貼着物50に貼
着していないタブ195をつかみ、引っ張ることで容易
にタブ付き接着テープ196を被貼着物50からはがす
ことができる。
【0030】以上説明したように本実施形態のテープデ
ィスペンサ101によれば、折曲げ補助用ローラ130
を設けることで接着テープ191に対して予め屈曲部1
94を形成した上で、タブ用領域191dを接着面19
1a側へ折り曲げ、さらに折曲げ部材140にて上記タ
ブ用領域191dをさらに接着面191a側へ折り曲
げ、タブ形成用ローラ150にて上記タブ用領域191
dを接着面191aに接着させてタブ195を形成する
ようにした。このように折曲げ補助用ローラ130にて
予め上記屈曲部194を形成してタブ195を形成する
ようにしたことから、従来に比べてより確実にタブ19
5を形成でき、かつ形成されるタブ195の幅を常に均
一化することができる。
【0031】又、上述の実施形態のテープディスペンサ
101では、折曲げ部材140及びタブ形成用ローラ1
50を設けているが、厚みの薄い接着テープの場合、い
ずれか一方のみを設ける構造にすることもできる。即
ち、折曲げ部材140を削除した場合、タブ形成用ロー
ラ150に折曲げ部材140の作用をも併せて行わせる
こともでき、又、タブ形成用ローラ150を削除した場
合、貼着用ローラ160にタブ形成用ローラ150の作
用をも併せて行わせることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様に
おけるテープディスペンサによれば、折曲げ補助用ロー
ラを備えることで、接着テープに対して屈曲部を形成し
てタブ用領域を接着面側へ折り曲げ、折曲げ部材を備え
たことで、上記タブ用領域をさらに接着面側へ折り曲
げ、さらにタブ形成用ローラを備えたことで、上記タブ
用領域を接着面に接着させてタブを形成する。このよう
に折曲げ補助用ローラにて予め上記屈曲部を形成してタ
ブを形成するようにしたことから、従来に比べてより確
実にタブの形成を行うことができ、形成されるタブの幅
を常に均一化することができる。又、さらに貼着用ロー
ラを備えることで、タブが形成されたタブ付き接着テー
プを被貼着物へ効率的に貼付することができる。
【0033】上記接着テープを供給するドラムに回転防
止機構を設けることで、接着テープへより適度な張力を
生じさせることができ、上記屈曲部をより確実に形成す
ることができ、上記タブの幅の均一化に寄与することが
できる。
【0034】さらにカッターを設けることで、被貼着物
へ貼付したタブ付き接着テープを容易に切断することが
できる。又、上記折曲げ補助用ローラの周面に密着防止
加工を施すことで、上記周面と接着テープの接着面との
密着を防止することができ、上記屈曲部の形成された接
着テープが折曲げ補助用ローラから剥がれ易くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるテープディスペン
サの斜視図である。
【図2】 図1に示すテープディスペンサの構造を示す
ための分解斜視図である。
【図3】 図1に示すテープディスペンサに備わる各部
材の配置場所及び接着テープの搬送経路を示す図であ
る。
【図4】 図1に示すテープディスペンサに備わる予備
ローラ、折曲げ補助用ローラ、折曲げ部材、タブ形成用
ローラ、及び貼着用ローラを通過する接着テープの状態
を説明するための図である。
【図5】 図1に示すテープディスペンサに備わるテー
プロール保持用テープドラム及び該テープロール保持用
テープドラムに装着された接着テープロールの図であ
る。
【図6】 図1に示すテープディスペンサに備わる予備
ローラ及び該予備ローラに対する接着テープの状態を示
す図である。
【図7】 図1に示すテープディスペンサに備わる折曲
げ補助用ローラ及び該折曲げ補助用ローラに対する接着
テープの状態を示す図である。
【図8】 図1に示すテープディスペンサに備わる折曲
げ部材及び該折曲げ部材に対する接着テープの状態を示
す図である。
【図9】 図1に示すテープディスペンサに備わるタブ
形成用ローラ及び該タブ形成用ローラに対する接着テー
プの状態を示す図である。
【図10】 図1に示すテープディスペンサに備わる貼
着用ローラ及び該貼着用ローラに対する接着テープの状
態を示す図である。
【符号の説明】
50…被接着物、101…テープディスペンサ、110
…ブレーキ付きドラム、119…回転抑制機構、130
…折曲げ補助用ローラ、132…端部、133…周面、
140…折曲げ部材、150…タブ形成用ローラ、15
2…周面、160…貼着用ローラ、175…カッター、
190…接着テープロール、191…接着テープ、19
1a…接着面、191c…側縁部、191d…タブ用領
域、193…幅方向、194…屈曲部、196…タブ付
き接着テープ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に接着テープ(191)を巻回
    した接着テープロール(190)が装着され、該接着テ
    ープロールの周方向へ回転可能にテープディスペンサ本
    体に取り付けられるドラム(110)と、 上記ドラムに装着された上記接着テープロールから繰り
    出された上記接着テープの繰り出し方向に直交する幅方
    向(193)に沿って回転軸が配置され、上記接着テー
    プの繰り出しに伴い上記接着テープに接触しながら回転
    する折曲げ補助用ローラであって、上記繰り出された上
    記接着テープにおける当該接着テープの側縁部(191
    c)に端部(132)が位置し、かつ該端部を境界とし
    て上記側縁部のタブ用領域(191d)を当該接着テー
    プの接着面(191a)側へ折り曲げるための屈曲部
    (194)を上記側縁部に予め形成する折曲げ補助用ロ
    ーラ(130)と、 上記折曲げ補助用ローラを通過した上記接着テープが供
    給され、上記屈曲部にて上記接着面側へ上記タブ用領域
    をさらに折り曲げる折曲げ部材(140)と、 上記幅方向に沿って配置され上記接着テープに接触しな
    がら回転して上記折曲げ部材にて折り曲げられた上記タ
    ブ用領域を上記接着面へ接着させるタブ形成用ローラ
    (150)と、 上記タブ用領域が上記接着面へ接着されたタブ付き接着
    テープ(196)が供給され、かつ上記幅方向に沿って
    配置されて上記タブ付き接着テープに接触しながら回転
    して上記タブ付き接着テープを被貼着物(50)へ貼着
    する貼着用ローラ(160)と、を備えたことを特徴と
    するテープディスペンサ。
  2. 【請求項2】 上記ドラムは、上記接着テープの繰り出
    し方向(197)への上記接着テープロールの回転を抑
    制し繰り出される上記接着テープに張力を生じさせて上
    記折曲げ補助用ローラによる上記屈曲部の形成を補助す
    る回転抑制機構(119)を有する、請求項1記載のテ
    ープディスペンサ。
  3. 【請求項3】 上記タブ用領域が上記接着面へ接着され
    たタブ付き接着テープ(196)を切断するカッター
    (175)をさらに備えた、請求項1又は2記載のテー
    プディスペンサ。
  4. 【請求項4】 上記折曲げ補助用ローラは、上記接着テ
    ープの接着面が接触し上記接着面との密着を防止する密
    着防止加工を施した周面(133)を有する、請求項1
    から3のいずれかに記載のテープディスペンサ。
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