JPH0761686A - テープディスペンサ - Google Patents

テープディスペンサ

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Publication number
JPH0761686A
JPH0761686A JP19594393A JP19594393A JPH0761686A JP H0761686 A JPH0761686 A JP H0761686A JP 19594393 A JP19594393 A JP 19594393A JP 19594393 A JP19594393 A JP 19594393A JP H0761686 A JPH0761686 A JP H0761686A
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JP
Japan
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tape
adhesive tape
adhesive
drum
bending guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP19594393A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Sato
樹一 佐藤
Takeo Yoneda
建男 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority to JP19594393A priority Critical patent/JPH0761686A/ja
Publication of JPH0761686A publication Critical patent/JPH0761686A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール状に巻かれた接着テープ類を任意の長
さに切断して使用する際、テープの端縁部を折り返して
非接着面を形成し、テープの剥離時に剥離を容易にす
る、テープディスペンサを提供する。 【構成】 接着テープロールが装着され該接着テープロ
ールの回転を抑制するブレーキ付きドラム10と、接着
テープロールから繰り出された接着テープが接着テープ
ロール側へ巻き戻されるのを防止する逆転防止機構付テ
ープ接着部材30と、これらブレーキ付きドラムと逆転
防止機構付テープ接着部材との間の接着テープ経路に設
けられ接着テープの端縁部において接着面側に非接着部
を形成するテープ折り曲げガイド20とを備え、ブレー
キ付きドラム及び逆転防止機構付テープ接着部材にてテ
ープ折り曲げガイドを通過する接着テープに張力を作用
されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梱包するために箱体等
に接着される接着テープを繰り出すための、テープディ
スペンサーに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】段ボール箱等の封緘を接着テ
ープで行ったとき、接着剤は接着テープの裏面全面に塗
布されており接着時には上記裏面全面が被接着物に接着
するので、開封時には貼られた接着テープを剥すのが非
常に困難であった。そのため、時にはナイフを用いて接
着テープをカットしなければならず、ナイフを絶えず持
ち歩く必要が生じたり、また、ナイフでカットしたとき
に段ボールケースの内容物に傷をつけてしまう、などの
不都合がある。このような不具合点を解決するため、段
ボール等の被着体に、例えば梱包や封緘の目的で接着テ
ープを貼付する場合、開封時に、貼付された接着テープ
の除去を容易にするために、あらかじめ接着テープ自体
に被接着加工を施す方法が知られている。この部分的非
接着加工方法としては、側縁に接着剤を塗布しない接着
テープが実開昭63−117764号公報に開示されて
いる。また、部分的非接着加工方法を用いたタブ付きテ
ープのディスペンサーが実開昭63−37670号公報
に開示されている。このディスペンサーは、接着テープ
の端縁部分の折り曲げガイドのみを備え、接着テープを
引き出すと、接着テープの端縁部分が折り曲げガイドに
よって接着面方向へ自動的に折り畳まれ、接着テープの
接着面側に接着テープの非接着面が接着テープの延在方
向に沿って形成される。尚、このように接着テープの端
縁部分が折り畳まれ、接着テープの接着面側に接着テー
プの非接着面が接着テープの延在方向に沿って形成され
たものを、以下、タブと記す。
【0003】ところが上記折り曲げガイドのみにより非
接着面を形成しようとしても、実際にはスムーズに接着
テープの端縁部を折り曲げることはできず、このような
折り曲げ部分の幅が不均一になったり、上記折り曲げ部
分が形成できない等の問題点がある。これは、上記折り
曲げを形成するためには折り曲げガイドを通過する接着
テープにはある程度の張力が作用している必要がある
が、実開昭63−37670号公報にはそのような張力
を接着テープに作用させる機構が設けられていないこと
に起因する。
【0004】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、より確実に接着テープ自体に非接着
な折り曲げ加工を施すことができるテープディスペンサ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール状に接
着テープが巻回された接着テープロールをその周方向へ
回転可能に装着するドラムであって、上記接着テープの
繰り出し方向への上記接着テープロールの回転を抑制し
繰り出される上記接着テープに張力を生じさせる回転抑
制部材を有しテープディスペンサ本体に備わるブレーキ
付きドラムと、上記ブレーキ付きドラムに装着された接
着テープロールの接着テープの繰り出し側であって上記
接着テープロールにおける接着テープ繰り出し部から接
着テープ出口までの間隔をテープ有効期間において30
mmから50mmとして設けられ、上記接着テープの繰
り出し方向に直交する幅方向における接着テープの端縁
部を両側から接着テープ入口部では接着テープの幅寸法
とほぼ同等の寸法にて挟み接着テープ出口方向へ徐々に
その寸法を狭くし、接着テープ出口部では接着テープの
幅寸法よりも狭い寸法にて挟み接着テープ延在方向へ接
着テープに沿って20mm以上50mm以下の長さにわ
たり設けて、接着テープの上記端縁部の一方を接着テー
プの延在方向にわたって上記接着テープの接着面側へ折
り曲げ接着させるガイドであって、接着テープの繰り出
し方向に延在する平板状であり接着テープの非接着面と
接触する接触面を有し接着テープの上記接触面へのたわ
みを防止する第1平板部と、上記接着テープロールから
繰り出した接着テープが供給される接着テープ入口側で
は上記接着面に対し略直角の傾斜角度にて上記第1平板
部に対して立設され、接着テープの繰り出し方向に向か
いしだいに上記傾斜角度が0度に近づき、接着テープ出
口側近傍では上記傾斜角度は0度であるように折り曲げ
られ、接着テープの上記端縁部を上記傾斜角度部分に沿
って案内する第1折り曲げ部とを有する第1テープ折り
曲げガイドと、接着テープの繰り出し方向に延在する平
板状であり接着テープの非接着面と接触する接触面を有
し接着テープの上記接触面へのたわみを防止する第2平
板部と、上記第2平板部に対して上記接着面側へ直角に
立設され、上記第1テープ折り曲げガイドにて案内され
る接着テープの上記端縁部とは反対側に位置する接着テ
ープの他方の端縁部における接着テープの側端面に当接
し接着テープの上記幅方向における上記側端面方向への
接着テープの移動を防止する第2折り曲げ部とを有し、
上記第1テープ折り曲げガイドに対向して配設される第
2テープ折り曲げガイドと、を備えテープディスペンサ
本体に備わるテープ折り曲げガイドと、上記テープ折り
曲げガイドの接着テープ出口側に設けられ、上記テープ
折り曲げガイドより繰り出された接着テープの非接着面
を周面に沿わせながら接着面を貼付面へ案内するローラ
と、上記ローラの周面に沿って案内される接着テープが
接着テープの繰り出し方向とは逆方向へ戻ることを防止
する上記ローラの逆転防止機構とを有し、上記ブレーキ
付きドラムとの相乗作用により上記接着テープに張力を
生じさせる、テープディスペンサ本体に備わる逆転防止
機構付テープ接着部材と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このように構成することで、ブレーキ付きドラ
ム及び逆転防止機構付テープ接着部材は、テープ折り曲
げガイドを通過する接着テープに張力を与える。テープ
折り曲げガイドは、このように張力が作用している接着
テープの幅方向寸法に対し接着テープ入口部では、該幅
方向寸法と略同等の寸法にて接着テープ出口部では上記
幅方向寸法よりも小さい寸法にて第1及び第2テープ折
り曲げガイドが設けられる。第2テープ折り曲げガイド
は接着テープが第2テープ折り曲げガイド方向へ移動す
るのを防止するので、第1テープ折り曲げガイド側に位
置する接着テープの端縁部は、第1テープ折り曲げガイ
ドに沿って延在する。よって接着テープが繰り出し方向
へ移動することで第1テープ折り曲げガイドに沿った接
着テープの端縁部は、第1テープ折り曲げガイドに形成
されている傾斜角度に従いしだいに接着面側へ折り曲げ
られ、テープ折り曲げガイドの出口では接着テープの端
縁部は接着面に接着される。このようにブレーキ付きド
ラム、逆転防止機構付テープ接着部材及びテープ折り曲
げガイドは、接着テープの接着面側に非接着部分の形成
を確実に施すように作用する。
【0007】
【実施例】本発明のテープディスペンサの一実施例につ
いて、図を参照し以下に説明する。本実施例におけるテ
ープディスペンサは、図1に示すように、接着テープの
貼付作業を行う作業者が握ることのできる握り部51を
設けたフレーム50の一側面側にブレーキ付きドラム1
0、逆転防止機構付テープ接着部材30を構成するテー
プ押え用ローラ31及び逆転防止プレート32が図示す
るように配設されたテープディスペンサにおいて、ブレ
ーキ付きドラム10と逆転防止機構付テープ接着部材3
0との間の接着テープの通過部分にテープ折り曲げガイ
ド20を設けたものである。ブレーキ付きドラム10
は、ロール状に接着テープ61が巻回された接着テープ
ロール60をその周方向へ回転可能に装着するものであ
り、接着テープ61の繰り出し方向への接着テープロー
ル60の回転を抑制するように後述するブレーキ機構が
設けられている。このようにブレーキ機構を設けること
で、後述する逆転防止機構付テープ接着部材30との相
乗作用により後述するテープ折り曲げガイド20を通過
する接着テープ61に張力を与えることができる。
【0008】上記ブレーキ機構は図4に示すように構成
される。即ち、中央貫通孔の両端部にテープドラム支持
部材12及びスラストワッシャ14を配設した接着テー
プロール保持用テープドラム13は、フレーム50に突
設される円柱状の支柱52に上記中央貫通孔を嵌合する
ことで、支柱52に対して回転可能に支持される。尚、
テープドラム支持部材12及びスラストワッシャ14
は、接着テープロール保持用テープドラム13とともに
回転する。接着テープロール保持用スラストワッシャ1
4より突出する支柱52の先端部には、図5に示すよう
に支柱52の周面の一部が支柱52の軸方向に所定長さ
にわたり平たんとなるように削られた係合部52aが形
成されている。一方ブレーキ用ワッシャ15における貫
通孔15aも上記係合部52aに係合可能なような形状
をなし、上記貫通孔15aを上記係合部52aに係合さ
せることで、ブレーキ用ワッシャ15は、支柱52の軸
方向には滑動可能であるが支柱52に対して回転不能に
配設される。支柱52の先端には、スタッドボルト18
がねじ込まれ、該スタッドボルト18にはスラストワッ
シャ14へブレーキ用ワッシャ15を押圧するスプリン
グ16がスタッドボルト18の周囲部分に縮装され、該
スプリング16の脱落防止及びブレーキ用ワッシャ15
の押圧力の調整の両動作を行うナット17がスタッドボ
ルト18のねじ部に係合される。そしてスタッドボルト
18の先端にはナット17の脱落防止用のワッシャ19
を挿通したネジ11がねじ込まれる。
【0009】このように構成することで、ナット17を
回転させることでナット17はスタッドボルト18の軸
方向へ移動し、該移動によりブレーキ用ワッシャ15と
ナット17とに挟まれたスプリング16の付勢力が変化
し、該付勢力の変化によりスラストワッシャ14へのブ
レーキ用ワッシャ15の押圧力が変化する。該押圧力の
変化によってテープドラム13とともに回転するスラス
トワッシャ14と不回転のブレーキ用ワッシャ15との
接触面における摩擦力が変化する。よって該摩擦力の変
化によりテープドラム13の回転の抑制力を調整するこ
とができる。
【0010】逆転防止機構付テープ接着部材30を構成
するテープ押え用ローラ31は、接着テープロール60
から繰り出された接着テープ61の上記繰り出し方向と
直角方向である幅方向の大きさである接着テープ61の
幅寸法よりも幾分大きな幅を有するローラであり、該ロ
ーラの周面の所定範囲に接着テープ61の非接着面側が
巻き付きながら接着テープ61は移送される。そして作
業者がテープ押え用ローラ31をテープ貼付け物へ押圧
しながらある方向へ該テープディスペンサを移動される
ことで接着テープ61は上記貼付け物へ貼付けられてい
く。又、テープ押え用ローラ31には、図6に示すよう
に該テープ押え用ローラ31の幅方向に沿って凹状の溝
31aが形成され、該溝31aはテープ押え用ローラ3
1の周方向に適宜な間隔を設け上記周方向へテープ押え
用ローラ31の全周にわたり形成されている。尚、図6
では、溝31aの記載はテープ押え用ローラ31の一部
の周面のみについてであり、残りの周面における記載は
省略している。
【0011】逆転防止プレート32は、テープ押え用ロ
ーラ31の幅とほぼ同じ幅にてなる長方形状の板であ
り、図6に示すようにその長手方向の一端はテープ押え
用ローラ31の周面へトーションバネ32aによって付
勢されており、接着テープ61の繰り出し方向に沿った
矢印E方向(以下、順方向と記す場合もある。)とは逆
方向である矢印F方向(以下、逆方向と記す場合もあ
る。)にテープ押え用ローラ31が逆転しようとしたと
きにはその長手方向の一端が上記溝31aに係合しテー
プ押え用ローラ31の逆転を防止する。尚、テープ押え
用ローラ31が順方向へ回転するときには逆転防止プレ
ート32の長手方向の上記一端は上記溝31aには係合
せず、テープ押え用ローラ31は順方向へ回転可能であ
る。
【0012】上述したようなブレーキ付きドラム10及
び逆転防止機構付テープ接着部材30の作用により接着
テープ61には張力を生じさせることができるが、実験
結果を表した表1の(a)から(c)に示すように、接
着テープそれ自体が有する収縮力が接着テープ材質やテ
ープ厚さ等の条件により異なることから、タブを形成す
るためには接着テープ61に作用させる張力は変化させ
る必要があり、上述したブレーキ機構にて接着テープロ
ール60の回転の抑制力を調整することができる。例え
ば上記収縮力の大きい接着テープ61を使用するときに
は上記抑制力は弱く、逆に上記収縮力の小さい接着テー
プ61を使用するときには上記抑制力は強くする。尚、
接着テープ61に作用される張力としては上記表1から
もわかるように、0.3Kgfから5Kgf程度にする
のが好ましい。
【0013】
【表1】
【0014】テープ折り曲げガイド20は、図1に示す
ように、ブレーキ付きドラム10に装着された接着テー
プロール60と逆転防止機構付テープ接着部材30との
間でフレーム50にネジ止めされる。尚、ブレーキ付き
ドラム10に装着された接着テープロール10からの接
着テープ61の繰り出し位置からテープ折り曲げガイド
20の出口側端部までの図示する距離Tは、実験結果を
表した表2の(a)から(c)に示すように、接着テー
プ61の材質と、接着テープの厚さにより異なるが、テ
ープ有効期間においてほぼ30mm以上50mm以下で
あることが求められた。但し、上記距離Tは、大きすぎ
るとディスペンサ全体寸法が大きくなりすぎて実用上不
向きとなる。よって実用上、上記距離Tは30mm前後
が好ましい。尚、上記テープ有効期間とは、接着テープ
ロール60が新品であるときから接着テープロール60
に接着テープが無くなるまでの期間をいう。
【0015】
【表2】
【0016】本実施例におけるテープ折り曲げガイド2
0は、図2の(a)又は(b)に示すような形状であ
り、接着テープ61がテープ折り曲げガイド20を構成
する第1テープ折り曲げガイド21及び第2テープ折り
曲げガイド22に接着テープ61の幅方向の両端縁部を
ガイドされながらテープ折り曲げガイド20の入口側か
ら出口側へ、即ち矢印D方向へ進行する。尚、接着テー
プ61は、その非接着面61bを第1テープ折り曲げガ
イド21と第2テープ折り曲げガイド22のそれぞれの
構成部分である平板部20aに対向させ、又、第1テー
プ折り曲げガイド21と第2テープ折り曲げガイド22
とは、その内面間においてテープ折り曲げガイド20の
接着テープ入口側にあっては、接着テープ61の幅方向
寸法と略同等の寸法であり、接着テープ出口側に向かい
徐々に狭くなり、接着テープ出口側にあっては接着テー
プ61の幅方向寸法よりも短い間隔Wとなるように隔て
れられる。又、実験結果を表した表3の(a)から
(c)に示すように、例えば接着テープ61の幅方向寸
法が50mmである接着テープ61の幅方向端縁部の片
側に沿って、上記幅方向の寸法が4mmのタブを形成す
るためには、接着テープ出口側における上記間隔Wの寸
法は、44mmから45mm程度が好ましい。つまり、
上記間隔Wは以下の式から求めることができる。
【0017】
【数1】上記間隔W=(接着テープ61の幅寸法)−
(タブの幅寸法)−β(0≦β≦2mm)
【0018】
【表3】
【0019】又、接着テープ61に上記タブを形成する
ため、第1テープ折り曲げガイド21及び第2テープ折
り曲げガイド22は、以下に説明する形状に形成され
る。第2テープ折り曲げガイド22は、平板部20aと
第2折り曲げ部20cとから構成され、図3の(d)に
示すように、L字形の断面形状であり、接着テープ61
の接着面61aと第2テープ折り曲げガイド22を構成
する第2折り曲げ部20cの内面22aとのなす角度が
ほぼ90度となるように上記接着面61a側へ折り曲げ
られる。尚、この折り曲げ角部22bにおける第2折り
曲げ部20cの内面22aも丸みを帯びずにほぼ直角に
折り曲げられる。よって、上述したように適宜な張力が
作用される接着テープ61の幅方向の他方の端縁部61
dは、上記内面22aに沿って直角に延在することなく
図示するように上記折り曲げ角部22bにおける上記内
面22aの角部に当接し、この状態のまま接着テープ6
1は上記矢印D方向へ繰り出される。
【0020】次に第1テープ折り曲げガイド21につい
て説明する。第1テープ折り曲げガイド21は、平板部
20aと第1折り曲げ部20bとから構成される。接着
テープ61に上記タブを形成するためには、接着テープ
61の幅方向端縁部61cを徐々に絞り込むことが必要
である。よって、第1テープ折り曲げガイド21は、接
着テープ61の入口側では、図3の(a)に示すよう
に、L字形の断面形状であるように接着テープ61の接
着面61aと第1テープ折り曲げガイド21を構成する
第1折り曲げ部20bの内面21aとのなす角度αがほ
ぼ90度となるように上記接着面61a側へ折り曲げら
れる。尚、第1テープ折り曲げガイド21の折り曲げ角
部21bにおける第1折り曲げ部20bの内面21a
は、テープ折り曲げガイド20の全長にわたり適宜な半
径を有して折り曲げられる。上述したようにテープ折り
曲げガイド20における接着テープ入口部における接着
テープ61の幅方向寸法は、接着テープ61の幅方向寸
法と略同等であり、かつ、接着テープ61は第2テープ
折り曲げガイド22により第2テープ折り曲げガイド2
2方向への移動が制限され、さらに接着テープ61には
適宜な張力が作用していることから、接着テープ61の
幅方向の一方の端縁部61cは図示するように第1テー
プ折り曲げガイド21の内面21aの折り曲げ角部21
bに当接することはあっても上記折り曲げ角部21bの
曲がりに沿って延在することはない。
【0021】第1テープ折り曲げガイド21は、上記入
口部から徐々に上記角度が鋭角となるように徐々に折り
曲げられ、接着テープ61の繰り出し方向における第1
テープ折り曲げガイド21の長手方向のほぼ中央部で
は、図3の(b)に示すように上記角度αがほぼ45度
となるように上記接着面61a側へ折り曲げられる。さ
らに第1テープ折り曲げガイド21は、テープ折り曲げ
ガイド20における接着テープ61の幅方向寸法が接着
テープ入口部から出口部に向かい徐々に狭くなることか
ら上述したテープ折り曲げガイド20の入口部における
場合と同様の作用により、接着テープ61の幅方向の一
方の端縁部61cは図示するように第1テープ折り曲げ
ガイド21の内面21aの折り曲げ角部21bの曲がり
に沿って延在する。
【0022】さらに、第1テープ折り曲げガイド21
は、徐々に上記角度が鋭角となるように徐々に折り曲げ
られ、接着テープ61の繰り出し方向における第1テー
プ折り曲げガイド21の長手方向のほぼ終端部では、図
3の(c)に示すように上記角度αがほぼ0度となるよ
うに上記接着面61a側へ折り曲げられる。さらに、上
述したように、テープ折り曲げガイド20における接着
テープ出口の上記W寸法が、接着テープ61の幅方向寸
法よりも小さいことから、上記端縁部61cは完全に接
着面61a側に折り曲げられ、上記端縁部61cにおけ
る接着面と接着テープ61における接着面とが接着し、
接着テープ61における接着面61a側には接着テープ
61の幅方向端縁部に接着テープ61の延在方向に沿っ
て上記端縁部61cにおける所定幅の非接着面61b、
即ち上記タブ62が形成されることになる。このように
してタブが形成された接着テープ61は、テープ折り曲
げガイド20の出口側から矢印D方向へ繰り出される。
【0023】尚、第1テープ折り曲げガイド21におけ
る上記角度は、上記実施例では約90度から0度まで連
続的に変化させたが、この角度変化は接着テープ61の
材質及び厚さに基づき適宜な値を採るのが好ましい。
又、上述したように上記角度が約90度から0度まで変
化する場合に接着テープ61にタブを形成するには、テ
ープ折り曲げガイド20における接着テープ61の繰り
出し方向への長さLは、実験結果を表す表4の(a)か
ら(c)に示すように、接着テープ61の厚さが25μ
m程度でその材質がポリプロピレン(PP)である接着
テープ61の場合には、約20mm以上必要である。
尚、上述した距離Tとの関係から、上記長さLは最大5
0mmとなる。
【0024】
【表4】
【0025】又、第1テープ折り曲げガイド21及び第
2テープ折り曲げガイド22とは、図2の(a)に示す
ように、第1テープ折り曲げガイド21及び第2テープ
折り曲げガイド22におけるそれぞれの平板部20aが
一体的に構成された、即ち一枚の平板から第1及び第2
折り曲げガイド21,22を作成し、第2テープ折り曲
げガイド22を本テープディスペンサのフレーム50に
ネジ止めするのが好ましいが、図2の(b)に示すよう
に第1テープ折り曲げガイド21及び第2テープ折り曲
げガイド22をそれぞれ別個の部品から作成し、これら
を上述した所定の間隔Wとなるように設置してもよい。
又、上記実施例では、第1テープ折り曲げガイド21の
みについて上記角度が約90から0度まで変化するよう
に折り曲げたが、第2テープ折り曲げガイド22につい
ても第1テープ折り曲げガイドと同様に折り曲げること
で、テープ折り曲げガイド20は第1及び第2テープ折
り曲げガイドの両方を折り曲げた形状としてもよい。
【0026】テープ折り曲げガイド20の出口側には、
上述したようにテープ押え用ローラ31、逆転防止プレ
ート32が配設される。
【0027】このように構成されるテープディスペンサ
の動作について以下に説明する。作業者によって接着テ
ープロール60から繰り出された接着テープ61は、作
業者によって非接着面61bがテープ折り曲げガイド2
0の平板部20aに対向するようにして接着テープ61
の先端部をテープ折り曲げガイド20の入口側から出口
方向へ挿入する。テープ折り曲げガイド20を通過する
ことで、タブが形成された接着テープ61は、その非接
着面61bがテープ押え用ローラ31の周面の一部分に
沿って作業者により繰り出され、例えばダンボール箱等
の貼付け物に接着テープ61の接着面61aが貼付けら
れる。
【0028】以後、作業者がテープ押え用ローラ31を
上記貼付け物に押圧しながら図1に示す矢印G方向へ当
該テープディスペンサを移動することでテープ押え用ロ
ーラ31と上記貼付け物との間に挟まれた、タブが形成
された接着テープ61は上記貼付け物に貼付けられてい
き、順次接着テープロール60から接着テープ61が繰
り出される。尚、接着テープロール60から繰り出され
る接着テープ61は、ブレーキ付きドラム10並びにテ
ープ押え用ローラ31及び逆転防止プレート32にて適
宜な張力が作用され、このような張力が作用された接着
テープ61はテープ折り曲げガイド20を通過すること
で上述したように連続的に接着テープ61の幅方向の一
方の端縁部61cが第1テープ折り曲げガイド21にて
接着面61a側に折り曲げられ接着面61a側にタブが
形成される。
【0029】貼付け物に接着された接着テープ61に
は、図7に示すようにその幅方向の一方の端縁部が接着
テープ61の延在方向に沿って上記貼付け物に接着しな
いタブ62が設けられているので、貼付けられた接着テ
ープ61をはがすときには上記タブ62は貼付け物に接
着していないことから上記タブ62を矢印H方向へ引き
起こし、つかみ、引っ張ることで容易に接着テープ61
を貼付け物からはがすことができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば以下
のような効果を奏する。即ち、テープ折り曲げガイドを
通過する接着テープに張力を与えるブレーキ付きドラム
及び逆転防止機構付テープ接着部材を設け、さらにこの
ように張力が作用している接着テープの幅方向寸法に対
し接着テープ入口部では該幅方向寸法と略同等の寸法に
て接着テープ出口部では上記幅方向寸法よりも小さい間
隔にて第1及び第2テープ折り曲げガイドを設け、第2
テープ折り曲げガイドは接着テープが第2テープ折り曲
げガイド方向へ移動するのを防止するので、第1テープ
折り曲げガイド側に位置する接着テープの端縁部は、第
1テープ折り曲げガイドに沿って延在する。よって接着
テープが繰り出し方向へ移動することで第1テープ折り
曲げガイドに沿った接着テープの端縁部は、第1テープ
折り曲げガイドに形成されている傾斜角度に従いしだい
に接着面側へ折り曲げられ、テープ折り曲げガイドの出
口では接着テープの端縁部は接着面に接着される。上述
したようなブレーキ付きドラム、逆転防止機構付テープ
接着部材及びテープ折り曲げガイドを設けたことで、接
着テープの接着面側に非接着部分であるタブ加工を確実
に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のテープディスペンサの一実施例にお
ける側面図である。
【図2】 (a),(b)は本発明のテープディスペン
サの一実施例に備わるテープ折り曲げガイドの一例を示
す斜視図である。
【図3】 (a)から(c)は図2の(a),(b)に
示す“A”から“C”部における断面図、(d)は図2
に示す第2テープ折り曲げガイドの断面図である。
【図4】 図1に係るテープディスペンサに備わるブレ
ーキ付きドラムにおけるブレーキ機構の構成を示す斜視
図である。
【図5】 図1に係るテープディスペンサに備わる支柱
の先端部の形状を示す斜視図である。
【図6】 図1に係るテープディスペンサに備わるテー
プ押え用ローラに形成される溝と、該溝に係合する逆転
防止プレートとを示す側面図である。
【図7】 タブが形成された接着テープが貼付け物に貼
付けられた状態を示す図である。
【符号の説明】
10…ブレーキ付きドラム、20…テープ折り曲げガイ
ド、21…第1テープ折り曲げガイド、22…第2テー
プ折り曲げガイド、30…逆転防止機構付テープ接着部
材、31…テープ押え用ローラ、32…逆転防止プレー
ト、 50…フレーム、60…接着テープロール、61
…接着テープ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に接着テープが巻回された接着
    テープロールをその周方向へ回転可能に装着するドラム
    であって、上記接着テープの繰り出し方向への上記接着
    テープロールの回転を抑制し繰り出される上記接着テー
    プに張力を生じさせる回転抑制部材を有しテープディス
    ペンサ本体に備わるブレーキ付きドラムと、 上記ブレーキ付きドラムに装着された接着テープロール
    の接着テープの繰り出し側であって上記接着テープロー
    ルにおける接着テープ繰り出し部から接着テープ出口ま
    での間隔をテープ有効期間において30mmから50m
    mとして設けられ、上記接着テープの繰り出し方向に直
    交する幅方向における接着テープの端縁部を両側から接
    着テープ入口部では接着テープの幅寸法とほぼ同等の寸
    法にて挟み接着テープ出口方向へ徐々にその寸法を狭く
    し、接着テープ出口部では接着テープの幅寸法よりも狭
    い寸法にて挟み接着テープ延在方向へ接着テープに沿っ
    て20mm以上50mm以下の長さにわたり設けて、接
    着テープの上記端縁部の一方を接着テープの延在方向に
    わたって上記接着テープの接着面側へ折り曲げ接着させ
    るガイドであって、接着テープの繰り出し方向に延在す
    る平板状であり接着テープの非接着面と接触する接触面
    を有し接着テープの上記接触面へのたわみを防止する第
    1平板部と、上記接着テープロールから繰り出した接着
    テープが供給される接着テープ入口側では上記接着面に
    対し略直角の傾斜角度にて上記第1平板部に対して立設
    され、接着テープの繰り出し方向に向かいしだいに上記
    傾斜角度が0度に近づき、接着テープ出口側近傍では上
    記傾斜角度は0度であるように折り曲げられ、接着テー
    プの上記端縁部を上記傾斜角度部分に沿って案内する第
    1折り曲げ部とを有する第1テープ折り曲げガイドと、
    接着テープの繰り出し方向に延在する平板状であり接着
    テープの非接着面と接触する接触面を有し接着テープの
    上記接触面へのたわみを防止する第2平板部と、上記第
    2平板部に対して上記接着面側へ直角に立設され、上記
    第1テープ折り曲げガイドにて案内される接着テープの
    上記端縁部とは反対側に位置する接着テープの他方の端
    縁部における接着テープの側端面に当接し接着テープの
    上記幅方向における上記側端面方向への接着テープの移
    動を防止する第2折り曲げ部とを有し、上記第1テープ
    折り曲げガイドに対向して配設される第2テープ折り曲
    げガイドと、を備えテープディスペンサ本体に備わるテ
    ープ折り曲げガイドと、 上記テープ折り曲げガイドの接着テープ出口側に設けら
    れ、上記テープ折り曲げガイドより繰り出された接着テ
    ープの非接着面を周面に沿わせながら接着面を貼付面へ
    案内するローラと、上記ローラの周面に沿って案内され
    る接着テープが接着テープの繰り出し方向とは逆方向へ
    戻ることを防止する上記ローラの逆転防止機構とを有
    し、上記ブレーキ付きドラムとの相乗作用により上記接
    着テープに張力を生じさせる、テープディスペンサ本体
    に備わる逆転防止機構付テープ接着部材と、を備えたこ
    とを特徴とするテープディスペンサ。
  2. 【請求項2】 上記ブレーキ付きドラムは、 テープディスペンサ本体に突設される支柱に回転可能に
    はめ込まれ上記接着テープロールを装着するテープドラ
    ム部と、 上記支柱に形成される支柱係合部に係合し、上記支柱の
    軸方向に対して滑動可能とし上記支柱の周方向に対して
    回転不能とする係合部を有し上記テープドラムがはめ込
    まれた上記支柱の先端部に装着され、上記テープドラム
    部との間で上記テープドラムの回転を抑制する摩擦力を
    発生させるワッシャと、 上記ワッシャを上記テープドラム側へ押圧するスプリン
    グと、 上記スプリングの押圧力を調整する調整ナットと、を備
    えた、請求項1記載のテープディスペンサ。
  3. 【請求項3】 上記逆転防止機構付テープ接着部材は、 その周面に沿って案内された接着テープの接着面を貼付
    物に押圧しながら貼付けていくローラであって、該ロー
    ラの全周面には周方向に所定間隔にて該ローラの軸方向
    へ延在する凹状の溝を形成し、 上記逆転防止機構は、接着テープが延在する上記テープ
    押え用ローラの周面側に当接し、接着テープの繰り出し
    方向へ上記テープ押え用ローラが回転するときには上記
    溝に係合せず接着テープの反繰り出し方向へ上記テープ
    押え用ローラが回転するときには接着テープを介在させ
    て上記溝に係合し上記テープ押え用ローラの逆転及び反
    繰り出し方向への接着テープの移動を防止する請求項1
    又は2記載のテープディスペンサ。
  4. 【請求項4】 上記テープ折り曲げガイドを通過する接
    着テープに作用する張力は、0.3〜5.0kgfの範
    囲である、請求項1から3のいずれかに記載のテープデ
    ィスペンサ。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2テープ折り曲げガイド
    にて形成される接着テープの上記幅方向間隔であるテー
    プ折り曲げガイドの幅は、(接着テープの幅寸法)−
    (折り曲げ幅寸法)−β(0≦β≦2mm)である、請
    求項1ないし4のいずれかに記載のテープディスペン
    サ。
  6. 【請求項6】 上記ブレーキ付きドラム、上記テープ折
    り曲げガイド、上記逆転防止機構付テープ接着部材が取
    り付けられるテープディスペンサ本体には握り部を備え
    た、請求項1ないし5のいずれかに記載のテープディス
    ペンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101287157B1 (ko) * 2011-11-03 2013-07-17 박용열 테이프 풀림장치
KR20170022527A (ko) * 2015-08-21 2017-03-02 오동환 접착테이프 절단장치

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