JP3613617B2 - ロール帯体の引き出し方法および治具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はロール状に巻かれた帯体(以下ロール帯体という)から引き出される帯体が幅方向に横振れしないようにした、ロール帯体の引き出し方法およびその治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
所定の幅を有する帯び状の粘着テープ、剥離紙付き粘着テープ、紙などを総称して以下帯体という。ロール帯体でも巻かれている帯体の腰が弱いものは巻き戻りがないので問題はないのであるが、腰の強い帯体を巻いたロール帯体の場合には、何らかの手段でロール帯体の外周を押えないと巻きほぐれが起ってばらけ、ロール帯体から引き出された帯体を使用する後の作業に支障を来す場合がある。例えば、図 21に示す製本の背表紙貼り装置(特開平6−239055号公報)において、ロール帯体(この場合の帯体は粘着テープ)2から引き出された粘着テープPは、癖取りテンションローラ12にてロール帯体2の巻き方向とは逆の方向に反転されて巻き癖が取られ、引っ張りローラ13および剥離ローラ14により、案内板15、案内ローラ26を経て、受け板16の上に引き出され、ホルダ18に設けられているカッター刃17にて截断される。
【0003】
次に、ストッパ19にて書類22の先端を揃えた後に、スライド式押え板20および押え板21と23で書類を挟持し押し下げることにより、書類22の裏面(空間部C2)に粘着テープPが貼着され、更に押し下げることにより垂直面24に書類22の背がこすられるようにして、書類22の背の部分に貼着され、引き続き押し下げることにより上貼りローラ25が書類22側に移動するのと同期して、スライド式押え板20がC1 の距離だけ退避して、書類22の表面側に貼着される。
【0004】
そこで、ロール帯体2に巻きほぐれが生じてばらけた場合には、図14に示すようにロール帯体2(粘着テープP)の幅W1 は、書類22(例えば規格紙A4 )の幅W2 に略等しい幅になっているので、書類22に対して背表紙27がL1 (例えば1mmとか0.5mm )寸法ずれることがある。このずれはロール帯体2の巻きほぐれにより、粘着テープPの位置決めが正確にできないことにより発生する。
【0005】
従来のロール帯体の巻きほぐれ防止装置として図18(実開昭61−165959号公報)に開示されたものは、直角に形成された受け部材1にロール帯体2を押し付けるように、軸4に固定された押え板3が設けられ、この押え板3にはコイルバネによって矢印(イ)方向に常時回転力が与えられている。そして、この装置にロール帯体2をセットする場合には、ロール帯体2の外周を手で押さえて持ったまま押え板3を起こし、押え板3をロール帯体2の外周面に押し付けた状態にした後に、ロール帯体から手を離さなければならない。そして、この装置の場合には、ロール帯体の使用前(新品の状態)から使用終端までの間、押え板3によってロール帯体2の外周面に終始押圧力をかけるようにしている。
【0006】
図19に示す従来例(実開昭61−18255号公報)は、ロール帯体2の芯材5に挿通した棒6と外周面に沿わせて設けられた棒7との間に引っ張りバネ8を設け、ロール帯体2の外周面に常時押圧力をかけるようにしている。この従来例の場合も同様に、ロール帯体の使用前(新品の状態)から使用終端までの間、引っ張りバネ8によってロール帯体の外周面に終始押圧力をかけるようにしている。
【0007】
図20に示す従来例(実開平6−87358号公報)は、収納箱9にロール帯体2を収納し、隙間10から帯体Pを引き出すようにしたものであり、この従来例の場合には収納箱9内でロール帯体2が自由にほぐれるようにしている。この図から判断して、引き出された帯体Pの横振れ防止は隙間10(収納箱9)の幅と帯体Pの幅をほぼ同一にすることにより、隙間10の両側面で帯体Pの両側縁を案内して規制することにより行われるものと考える。
【0008】
次に、図15から図17に示す従来例(実公平6−38842号公報)はいずれも、ホルダ11に形成した隙間10から帯体Pを引き出すようにし、ホルダ11を指で押さえることにより隙間10の部分を狭くして帯体Pを挟持し、引き出された帯体Pを隙間10のエッジ部で切断するようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
先ず、図18および図19に示した従来例にあっては、ロール帯体2が新品の状態から使い切るまでの間、ロール帯体2の外周面に終始押圧力を加えて、巻きほぐれを確実に防止するようにしているので、巻きほぐれ防止の観点からは有効な手段である。また、ロール帯体の直径は帯体が引き出されて使用されるにつれて小さくなることから、ロール帯体2の新品の状態から使い切るまでの間、常時巻きほぐれを防止するためには、このような手段が有効であると考える。したがって、ロール帯体2の巻きほぐれを常時防止する手段としては当然のことながら構造が複雑になり、これに伴い機械自体が大型になって高価なものとなるという問題がある。また、図19に示すものは比較的構造は簡単であるが、芯材5の孔を利用しているので、この芯材5を利用してロール帯体2を支持することができないという問題がある。
【0010】
そして、この図18および図19に示した従来例にあっては、ロール帯体を装置に装着した後においては終始巻きほぐれが防止されるが、市販されているロール帯体は通常包装紙などに包まれていて、巻きほぐれしないようになっているので、このロール帯体を装置に装着する場合に、先ず包装紙等を取り除く際に巻きほぐれが起こらないように注意しなければならず、また包装紙等を取り除いたロール帯体を装置に装着する際にも、巻きほぐれが起こらないように注意して取り扱わなければならない。また、一旦巻きほぐれが生じた場合には巻き締めをした後に、装置に装着しなければならない。そのために、市販されているロール帯体を装置に装着する場合には、相当な熟練と注意が必要になり、作業性の点で問題がある。
【0011】
次に、図15および図20に示す従来例にあっては、新品のロール帯体2の外径に対して、収納箱およびホルダの大きさが十分に余裕がある内容積になっているので、収納箱またはホルダに収納されたロール帯体は図12に示すように、ロール帯体2の外周側から巻きほぐれが発生してうず巻き状にほぐれてしまう。このように、うず巻き状にほぐれた場合に、ロール帯体2の帯体間に隙間Cができることになるので、ロール帯体2がほぐれないで密着しているときのように、引き出された帯体の横振れを拘束することができない。そのために、図13に示すように斜めに引き出されたり(P1 )、あるいは、うず巻き状にほぐれている場合には、ロール帯体の軸方向にスプリング効果があるので、平行に横ずれした状態(P2)で引き出すことができることから、図 13に示すようなずれL 2 が生じるという問題がある。
【0012】
次に、図16および図17に示す従来例にあっては、ロール帯体2の外周がホルダ11の内面に摺接しているので、ロール帯体2の外周側から巻きほぐれが起こらず、ロール帯体の芯側から巻きほぐれが発生する。しかしながら、ホルダ11は新品のロール帯体2の外径が丁度内接する大きさになっていて、ロール帯体2から引き出される帯体の量に応じて小さくなるロール帯体2の外径に合わせて、ホルダ11が小さくなる構成にはなっていないので、次のような問題がある。
【0013】
すなわち、ロール帯体2が新品の状態ではロール帯体の帯体間が強い圧接力で密着された状態にあるので、引き出される帯体の横振れはロール帯体2の外周面で拘束されるが、ロール帯体2の外径が小さくなるにしたがって、ロール帯体の帯体間の圧接力が次第に小さくなり、この圧接力がある値まで小さくなると、図12に示したようなロール帯体の帯体間の隙間Cがないにしてもこれに近い状態になり、結局のところ図13に示すように斜めに引き出されたり(P1 )、あるいは、うず巻き状にほぐれている場合と同様にスプリング効果があるので、平行に横ずれした状態(P2 )で引き出すことができることから、図 13に示すようなずれL 2 が生じるという問題がある。
【0014】
本発明は簡単な治具を使用して、ロール帯体の外径が帯体の引き出し量に応じて小さくなっても、ロール帯体の帯体間の圧接力を保持し、引き出される帯体の横振れをなくすと共に、作業性をも向上したロール帯体の引き出し方法および治具を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載したロール帯体の引き出し方法の発明は、外周を押えないと巻きほぐれが発生するロール帯体の外周を弾性部材で押え、巻かれている各帯体間の摩擦力を大きくした状態で、前記ロール帯体から前記帯体を引き出すと、この帯体の引き出し量に応じて、前記ロール帯体の外径が小さくなるにしたがって前記弾性部材の押圧力が弱くなり、前記ロール帯体のほぐれ力が、前記弾性部材の押圧力によって与えられる前記ロール帯体の各帯体間の摩擦力より大きくなった時に、前記ロール帯体の巻き芯側からのほぐれが開始される状態と、その後、巻き芯側からのほぐれによって前記ロール帯体の外径が大きくなるにしたがって前記弾性部材の押圧力が強くなり、前記弾性部材の押圧力によって与えられる前記ロール帯体の各帯体間の摩擦力が前記ロール帯体のほぐれ力と釣り合った時に、前記ロール帯体の巻き芯側からのほぐれが停止される状態とが順次繰り返され、前記ロール帯体の外径を所定の範囲内に維持させると共に 前記ロール帯体の各帯体間を密着させた状態で、前記帯体が引き出されることを特徴とする。
【0016】
また、請求項2に記載したロール帯体の引き出し方法の発明は、請求項1に記載した発明において、前記ロール帯体の巻き芯の両端にはフランジが取り付けられており、所定の範囲内で変動する前記ロール帯体の外径の上限値を前記フランジの外径より小さくなるようにして、前記ロール帯体の各帯体間を密着させた状態で、前記帯体が引き出されることを特徴とする。
【0017】
次に、請求項3に記載したロール帯体の引き出し治具の発明は、外周を押えないと巻きほぐれが発生するロール帯体の外周を押える弾性部材からなる引き出し治具であって、前記弾性部材はC形状に形成され、その内径を使用前の前記ロール帯体の外径よりも小さく設定すると共に、巻き芯の径とほぼ等しいか、あるいは巻き芯の径よりも大小いずれかに設定されることを特徴とする。
【0018】
また、請求項4に記載したロール帯体の引き出し治具の発明は、請求項3に記載した発明において、前記弾性部材の表面に粘着テープの剥離を容易にした表面処理を施したことを特徴とする。
【0019】
【作用】
本発明はこのように構成したので次の通りの作用がある。すなわち、請求項1記載から把握される手段において、ロール帯体の外周を弾性部材で押えることにより、例えばロール帯体に弾性部材を装着した状態で市販することができ、ロール帯体から手を離してもロール帯体の巻きほぐれはない。
【0020】
そしてこの弾性部材により、巻かれているロール帯体の帯体間の摩擦力を大きくして、ロール帯体のほぐれを防止しながら、ロール帯体から帯体を引き出す。このようにして帯体を引き出すことにより、その帯体の引き出し量に応じて、ロール帯体の外径が小さくなるにしたがって弾性部材の押圧力が弱くなり、ロール帯体のほぐれ力が、弾性部材の押圧力によって与えられるロール帯体の各帯体間の摩擦力よりも大きくなった時に、ロール帯体の巻き芯側からのほぐれが開始される。
【0021】
このようにロール帯体の巻き芯側からのほぐれが開始されると、ロール帯体のうず巻き状のばらけが防止され、かつ、ロール帯体の外径を大きくすることができ、このロール帯体の外径が大きくなるにともなって、弾性部材の押圧力が強くなり、この強くした弾性部材の押圧力によって与えられるロール帯体間の摩擦力と、ロール帯体のほぐれ力との釣り合いで、巻き芯側からのほぐれを停止される。
【0022】
このように、弾性部材の押圧力を強くして、弾性部材の押圧力によって与えられるロール帯体の帯体間の摩擦力と、ロール帯体のほぐれ力との釣り合いで、巻き芯のほぐれを停止させることにより、ロール帯体の帯体間の密着性を強くすることが可能となる。
そして、帯体が引き出され、ロール帯体の巻き芯側からのほぐれが開始される状態と、ほぐれが停止される状態とが順次繰り返され、ロール帯体の外径が所定の範囲内に維持されると共に各帯体間が常に密着された状態で、帯体が引き出されるようになる。
【0023】
次に請求項2の記載から把握される手段において、所定の範囲内で変動するロール帯体の外径の上限値をフランジの外径より小さくなるようにして、帯体が引き出されるので、巻き芯からほぐれる時にフランジの側面によって、ロール帯体の横方向(巻き芯の軸方向)へのずれが拘束され、かつ、ロール帯体の帯体間を密着させることが可能となる。
【0024】
次に、請求項3の記載から把握される治具において、外周を押えないと巻きほぐれが発生するロール帯体の外周を押える弾性部材をC形状に形成し、弾性部材の内径を使用前のロール帯体の外径よりも小さく、ロール帯体の巻き芯の直径よりも大きくすると、弾性部材を弾性変形させてロール帯体が新品の状態で装着することが可能となり、かつ、弾性力を与えて巻きほぐれを防止し、またロール帯体の外径が小さくなるにしたがって、弾性部材の内径もそれにつれて小さくなって、ロール帯体を押圧する力を弱くすることができ、またロール帯体が巻き芯側からほぐれてその外径が大きくなるにしたがって、弾性部材の内径も大きくなって、その弾性力を大きくすることが可能となる。
【0025】
また、弾性部材の内径を使用前のロール帯体の外径よりも小さく、ロール帯体の巻き芯の直径にほぼ等しくすると、弾性部材を構成する材料の弾性力を弱くしても、弾性部材を弾性変形させてロール帯体が新品の状態で装着することが可能となり、かつ、弾性力を与えて巻きほぐれを防止し、またロール帯体の外径が小さくなるにしたがって、弾性部材の内径もそれにつれて小さくなって、ロール帯体を押圧する力を弱くすることができ、またロール帯体が巻き芯側からほぐれてその外径が大きくなるにしたがって、弾性部材の内径も大きくなって、その弾性力を大きくすることが可能となり、皺や傷がつき易い帯体でも、皺や傷を付けないようにすることが可能となる。
【0026】
また、弾性部材の内径を使用前のロール帯体の外径よりも小さく、ロール帯体の巻き芯の直径よりも小さくすると、弾性部材を構成する材料の弾性力を更に弱くしても、弾性部材を弾性変形させてロール帯体が新品の状態で装着することが可能となり、かつ、弾性力を与えて巻きほぐれを防止し、またロール帯体の外径が小さくなるにしたがって、弾性部材の内径もそれにつれて小さくなって、ロール帯体を押圧する力を弱くすることができ、またロール帯体が巻き芯側からほぐれてその外径が大きくなるにしたがって、弾性部材の内径も大きくなって、その弾性力を大きくすることが可能となり、更に皺や傷がつき易い帯体でも、皺や傷を付けないようにすることが可能となる。
【0027】
次に、請求項4の記載から把握される治具において、弾性部材の表面に粘着テープの剥離を容易にした表面処理を施すことにより、帯体として粘着テープを使用したときでも、弾性部材の表面に粘着テープが付着しない。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について説明する。先ず、治具について説明すると、図3に示すように治具(弾性部材)28の側面形状はスリット29を設けたC形になっており、図1に示すように長さL3 の円筒状である。また、材料としては例えば鋼とか樹脂などの弾性に富んだ材料で作られる。
【0029】
図4は実験データをまとめたものであり、その諸元は次の通りである。内径D=44mm、肉厚t=1mm、長さL3 =60mm、スリットの幅W3 =5mm、材質はポリカ−ボネ−トの治具28を使用した。帯体としては剥離紙の上に粘着テープを重ねた巻き癖のない剥離紙付き粘着テープを使用し、この剥離紙付き粘着テープの物理的性質は次の通りである。剛軟性についてはJIS-L-1096-6・19・3-D法(ハ−トル−プ法)で測定した結果49mmの値であり、この値を出願人の社内規格により曲げ硬さに換算したところ、3500mg・cm であった。また、曲げ反発性については、JIS-L-1096-6・20・1-A法(ガ−レ法)で測定した結果1400mgの値であった。この剥離紙付き粘着テープを直径が38mmの巻き芯に直径が46.5mm(市販のものと同じ)まで、緩みなく巻いたものを使用した。
【0030】
図4は横軸に資料(剥離紙付き粘着テープロール)の外径を取り、縦軸に治具28の弾性強さを取って図に表したものである。この治具28の弾性強さの測定はスリット29の幅をその都度測定し、そのスリット29の幅に相当する治具28の弾性力を測定することにより求めた。また、治具28の弾性力の復元性を見るために、資料の最大直径52mm、スリット29の幅27mmについても実験を行った。
【0031】
図4から得られた結果は次の通りである。図において×印は実験値を示しており、治具28の内径(資料の外径)が44mmで治具28の弾性強さがゼロの点を基点として、ほぼ直線状になっており、治具28の内径を最大直径52mmにしても、治具28の直径の変化と治具28の弾性力とが比例関係にあり、治具28の弾性力の復元があることが確認された。また、図4には表れていないが、治具28の弾性力は同一の材質であっても、治具28の肉厚t、および長さL3 に大きく影響され、治具28の弾性力が強過ぎた場合には、ロール帯体2から引き出された帯体Pに皺が発生したり、傷が付いたりするので、帯体の物理的性質に適した弾性力にすることが必要である。例えば、帯体Pが比較的皺や傷がつきにくいものにあっては、ロール帯体2の最小直径を巻き芯30の直径よりも大きく、かつ、弾性力が大きな治具28を使用し、また、皺や傷が付き易い帯体Pにあっては、ロール帯体2の最小直径を巻き芯30の直径にほぼ等しく、かつ、弾性力が小さな治具28を使用し、更に皺や傷が付き易い帯体Pには、ロール帯体2の直径を巻き芯30の直径よりも小さく、かつ、弾性力が更に小さな治具28を使用するようにする。
【0032】
次に、資料から剥離紙付き粘着テープを引き出しながら資料の直径の変化と巻きほぐれとの関係を観察し測定したところ、資料の直径が略45mm、スリット29の幅8.5mm 、治具28の弾性強さ50g で、資料の芯側から巻きほぐれが始まり、巻きほぐされた資料の直径が略45.4mmで巻きほぐれが停止し、そのときの治具28の弾性強さは略70g であった。
【0033】
これを物理的に解析した場合に図8に示す関係が想定される。ロール帯体2の帯体P1とP2との間の摩擦力F2は治具28の締付力(弾性力)によって与えられ、帯体P1またはP2が巻きほぐれようとする力F3 が摩擦力F2 よりも大きくなった時に、ロール帯体2の巻きほぐれが起こる。そして、ロール帯体2の芯側から巻きほぐれてその外径が大きくなり、治具28の直径が大きくなってF1 が大きくなることにより摩擦力F2 が大きくなり、F2 ≧F3 の関係が成立して、巻きほぐれが停止する。そして、帯体P1 とP2 はF2 >F3 の関係が生じる治具28の弾性力で圧接されており、繰り返しこの関係を維持しながらロール帯体2から帯体が引き出されることになる。
【0034】
このように、治具28の弾性力がその直径の大きさに比例している上限の範囲で、治具28の材質、肉厚、長さを決定し、またロール帯体2の芯側から巻きほぐされて直径が大きくなり、その巻きほぐれが停止した時の摩擦力F2 が、帯体Pが横振れしないで引き出せる程度になるように、治具28の最小径を決定することができる。すなわち、図5に示すように新品のロール帯体2の外径D1 に対して、治具28の弾性力が直径の変化に応じて比例して変化する範囲で、スリット29の幅W4 の広がり幅になるようにし、図6に示すようにロール帯体2が芯側から巻きほぐれ、この巻きほぐれが停止した時に適度の摩擦力F2 が発生するように、そのときのロール帯体2の外径D2 とスリット29の幅W5 を決定して、治具28の諸元を決定することができる。
【0035】
例えば、帯体Pの腰が強く巻きほぐれ力F3 が大きなものに対しては弾性力が大きな治具28を使用する。このような弾性力が大きな治具28の最小直径を巻き芯30の直径に等しいか、あるいは小さくした場合に、ロール帯体2が新品の状態では、F1 が強くなり過ぎて帯体Pに皺や傷を付けることになるので、治具28の最小直径を巻き芯30の直径よりも大きくして、治具28の最小直径から最大直径までの変形量を少なくし、治具28が最大直径の時のF1 の力を小さくする。また、治具28の最小直径が大きくても治具28の弾性力が大きいので、F2 ≧F3 の関係が成立して、巻きほぐれが停止した時の治具28の直径におけるF1 の値もそれ相当に大きな力となる。
【0036】
また逆に、帯体Pの腰が弱く巻きほぐれ力F3 が小さなものに対しては弾性力が小さな治具28を使用する。このような弾性力が小さな治具28の最小直径を巻き芯30の直径よりも大きくした場合に、ロール帯体2が新品の状態では、それ相当に大きなF1 が得られるが、治具28が最小直径に近づくにつれて、それ相当の大きなF1 を得ることができない。そこで、治具28の最小直径を巻き芯30の直径に等しいか、または小さくして、治具28の最小直径から最大直径までの変形量を大きくし、治具28が最小直径に近づいた時のF1 の力を大きくする。また、治具28の最小直径から最大直径までの変形量が大きくても治具28の弾性力が小さいので、ロール帯体2が新品の状態でも帯体Pに皺や傷を付けることはない。
【0037】
次に、方法の実施例について説明する。ロール帯体2の外周をC形の治具28(弾性部材)で押えることにより、ロール帯体2に治具28を装着した状態で市販することができ、ロール帯体2から手を離してもロール帯体2の巻きほぐれは起こらない。
【0038】
そして治具28を装着したロール帯体2を装置にセットすることにより、巻かれているロール帯体2の帯体P間の摩擦力を大きくして、ロール帯体2のほぐれを防止しながら、ロール帯体2から帯体Pを引き出す。このようにして帯体Pを引き出すことにより、その帯体Pの引き出し量に応じて、ロール帯体2の外径が小さくなり、これにしたがって治具28の直径も小さくなって、その時の内径に比例した治具28の弾性力よる押圧力が弱くなり、ロール帯体2のほぐれ力F3 が、治具28の押圧力F1 によって与えられるロール帯体2の帯体P間の摩擦力F2よりも大きくなった時に、ロール帯体2の巻き芯側からのほぐれが開始される。
【0039】
このようにロール帯体2の巻き芯側からのほぐれが開始されると、ロール帯体2のうず巻き状のばらけが防止され、かつ、ロール帯体2の外径が大きくなり、このロール帯体2の外径が大きくなるにともなって治具28の外径も大きくなり、この大きくなった治具28の外径に比例した弾性力により押圧力F1 が強くなる。そして、この強くなった治具28の押圧力F1 によって与えられるロール帯体2の帯体P間の摩擦力F2 と、ロール帯体2のほぐれ力F3 との釣り合いで、巻き芯のほぐれが停止される。
【0040】
このように、治具28の直径を大きくしてロール帯体2の押圧力F1 を強くして、治具28の押圧力F1 によって与えられるロール帯体2の帯体P間の摩擦力F2と、ロール帯体2のほぐれ力F3 との釣り合いで、巻き芯のほぐれを停止させることにより、ロール帯体2の帯体P間の密着力をほぼF1 にすることができる。
また、これら巻き芯側からのほぐれが開始される状態と、巻き芯側からのほぐれが停止される状態とが順次繰り返され、ロール帯体2の外径は、所定の範囲内に維持されるようになる。
【0041】
次に、図7に示すように両端にフランジ31を設けた巻き芯30に、フランジ31の内面に接触するように帯体Pを巻き、治具28を装着したロール帯体2において、ロール帯体2の巻き芯30側からほぐれて、ロール帯体2の外径が大きくなり、治具28の外径が大きくなることにより押圧力F1が強くなり、治具28の押圧力F1 によって与えられるロール帯体2の帯体P間の摩擦力F2 と、ロール帯体2のほぐれ力F3 との釣り合いで、巻き芯30側からのほぐれが停止した時のロール帯体2の外径を、フランジ 31の外径以下になるようにすることにより、巻き芯30側からほぐれる時にフランジ31の内側面によって、ロール帯体2の横方向(巻き芯の軸方向)へのずれが拘束され、かつ、ロール帯体2の帯体P間を密着力F1 で密着させることができる。
【0042】
また、図1および図2に示すように、帯体が剥離紙P′に粘着テープTを貼り合わせた剥離紙付き粘着テープである場合に、ロール帯体2を装置に装着する際の不手際により、図2における剥離紙P’を治具28の内側に巻き込んだときには、粘着テープTが治具28の表面に貼り付くことがある。そこで、治具28の表面に粘着テープTの剥離を容易にするための表面処理(例えばシリコン処理)をすることにより、治具28の表面に粘着テープTが貼り付くのを防止することができる。
【0043】
図9に示すように治具28を固定した場合(図15〜図20に相当)に、帯体Pの引き出し方向によっては治具28のエッジEにて引き出される帯体Pがしごかれるようになり、図1に示すように治具28の長さL3 が帯体Pの幅に対して短い場合には、上記しごきにより引き出された帯体Pに皺を発生させたり、あるいは傷を付けたりする。
【0044】
そこで、治具28を固定しないで図1に示すようにロール帯体2の外周面に嵌着することにより、図10および図11に示すように帯体Pの引き出し方向に応じて治具28が矢印(イ)の方向に回動し、帯体Pの引き出し方向は治具28のエッジEを接点とした切線方向になり、エッジEによるしごきは起こらない。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述した通り請求項1に記載の内容に基づいて詳細な説明から把握される発明によれば、ロール帯体の外周を弾性部材で押えることにより、例えばロール帯体に弾性部材を装着した状態で市販することができ、ロール帯体から手を離してもロール帯体の巻き戻りはないので、ロール帯体の取扱に特別な注意を払う必要はなく、作業性を向上することができる。
【0046】
そしてこの弾性部材により、巻かれているロール帯体の帯体間の摩擦力を大きくして、ロール帯体のほぐれを防止しながら、ロール帯体から帯体を引き出すので、引き出される帯体は弾性部材に形成されているスリットのエッジ部まで密着されて巻回されているロール帯体の外周面によって固定され、引き出される帯体の横方向のずれを防止することができる。
【0047】
このようにして帯体を引き出すことにより、その帯体の引き出し量に応じて、ロール帯体の外径が小さくなるにしたがって弾性部材の押圧力が弱くなり、ロール帯体のほぐれ力が、弾性部材の押圧力によって与えられるロール帯体の帯体間の摩擦力より大きくなった時に、ロール帯体の巻き芯側からのほぐれが開始されるので、ロール帯体のうず巻き状のばらけが防止され、かつ、ロール帯体の外径を大きくすることができ、このロール帯体の外径が大きくなるにともなって、弾性部材の押圧力が強くなり、この強くした弾性部材の押圧力によって与えられるロール帯体間の摩擦力と、ロール帯体のほぐれ力との釣り合いで、巻き芯のほぐれが停止されるので、ロール帯体の帯体間の密着力を高め、引き出される帯体の横振れを防止することができる。
【0048】
このように、弾性部材の押圧力を強くして、弾性部材の押圧力によって与えられるロール帯体の帯体間の摩擦力と、ロール帯体のほぐれ力との釣り合いで、巻き芯のほぐれを停止させることにより、ロール帯体の帯体間の密着性を強くするので、帯体が引き出されても、各帯体間の密着性が自動的に保持されると共に、各帯体間の摩擦力が常に一定に維持されるので、ロール帯体の新品の状態から使用終了までの間、引き出される帯体の横振れを防止することができ、さらに、帯体を引き出す際の力を常に一定に維持することができる。
【0049】
次に請求項2の記載内容に基づいて詳細な説明から把握される発明によれば、ロール帯体の巻き芯からほぐして、ロール帯体の外径を大きくし、弾性部材の押圧力を強くして、弾性部材の押圧力によって与えられるロール帯体の帯体間の摩擦力と、ロール帯体のほぐれ力との釣り合いで、巻き芯からのほぐれが停止した時のロール帯体の外径、すなわち所定の範囲内で変動するロール帯体の外径の上限を、フランジの外径以下になるようにすることにより、巻き芯からほぐれる時にフランジの側面によって、ロール帯体の横方向(巻き芯の軸方向)へのずれが拘束され、かつ、ロール帯体の帯体間を密着させるので、引き出される帯体の横ずれ、および横振れを防止することができる。
【0050】
次に、請求項3の記載内容に基づいて詳細な説明から把握される発明によれば、外周を押えないと巻きほぐれが発生するロール帯体の外周を押える弾性部材をC形状に形成して、弾性部材の内径は使用前のロール帯体の外径よりも小さく、ロール帯体の巻き芯の直径よりも大きくし、弾性部材を弾性変形させてロール帯体が新品の状態で装着することにより取扱を容易にして作業性を向上すると共に、ロール帯体の外径が小さくなるにしたがって、弾性部材の内径もそれにつれて小さくなって、ロール帯体を押圧する力を弱くすることができ、またロール帯体が巻き芯からほぐれてその外径が大きくなるにしたがって、弾性部材の内径も大きくなって、その弾性力を大きくすることができるので、帯体の使用量に応じてロール帯体の外径が小さくなっても、帯体間の密着性が自動的に保持され、ロール帯体の新品の状態から使用終了までの間、引き出される帯体の横振れを防止することができる。
【0051】
また、弾性部材の最小直径をロール帯体の巻き芯の直径にほぼ等しくすることにより、巻き戻し力が弱い帯体に対して皺や傷を付けることなく、上記の効果を得ることができる。
【0052】
また、弾性部材の最小直径をロール帯体の巻き芯の直径よりも小さくすることにより、巻き戻し力が更に弱い帯体に対して皺や傷を付けることなく、上記の効果を得ることができる。
【0053】
次に、請求項4の記載内容に基づいて詳細な説明から把握される発明によれば、
弾性部材の表面に粘着テープの剥離を容易にした表面処理を施すことにより、帯体として粘着テープを使用したときでも、弾性部材の表面に粘着テープが付着しないので、帯体として粘着テープを使用した場合の取扱を容易にし、その作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用態様を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1における治具の側面図である。
【図4】図1における治具の実験結果を示す線図である。
【図5】図1における治具を新品のロール帯体に装着したときの側面図である。
【図6】ロール帯体の巻き芯からのほぐれが停止したときの図1における治具の側面図である。
【図7】フランジ付き巻き芯に帯体を巻いたロール帯体に、図1における治具を装着し、ロール帯体を断面して示した正面図である。
【図8】ロール帯体の一部を部分拡大して、治具による押しつけ力、帯体間の摩擦力およびロール帯体が巻き戻る力との関係を示す図である。
【図9】治具を固定した場合において、治具と引き出された帯体との関係を示す説明用図である。
【図10】治具をロール帯体に嵌着した場合において、治具と引き出された帯体との関係を示す説明用図である。
【図11】治具をロール帯体に嵌着した場合において、治具と引き出された帯体との関係を示す説明用図である。
【図12】ロール帯体が外周側から巻き戻った場合の状態を示す説明用図である。
【図13】図12のようにロール帯体が巻き戻った場合における、引き出された帯体の横ずれを示す説明用図である。
【図14】引き出された帯体の使用態様の一例を斜視図で示した説明用図である。
【図15】従来例の側面図である。
【図16】従来例の側面図である。
【図17】従来例の側面図である。
【図18】従来例の側面図である。
【図19】従来例の側面図である。
【図20】従来例の側面図である。
【図21】ロール帯体の具体的使用の一例を模式図で示した説明用図である。
【符号の説明】
2 ロール帯体
28 治具(弾性部材)
29 スリット
30 巻き芯
P 帯体
T 粘着テープ
Claims (4)
- 外周を押えないと巻きほぐれが発生するロール帯体の外周を弾性部材で押え、巻かれている各帯体間の摩擦力を大きくした状態で、前記ロール帯体から前記帯体を引き出すと、この帯体の引き出し量に応じて、前記ロール帯体の外径が小さくなるにしたがって前記弾性部材の押圧力が弱くなり、前記ロール帯体のほぐれ力が、前記弾性部材の押圧力によって与えられる前記ロール帯体の各帯体間の摩擦力より大きくなった時に、前記ロール帯体の巻き芯側からのほぐれが開始される状態と、その後、巻き芯側からのほぐれによって前記ロール帯体の外径が大きくなるにしたがって前記弾性部材の押圧力が強くなり、前記弾性部材の押圧力によって与えられる前記ロール帯体の各帯体間の摩擦力が前記ロール帯体のほぐれ力と釣り合った時に、前記ロール帯体の巻き芯側からのほぐれが停止される状態とが順次繰り返され、前記ロール帯体の外径を所定の範囲内に維持させると共に前記ロール帯体の各帯体間を密着させた状態で、前記帯体が引き出されることを特徴とするロール帯体の引き出し方法。
- 前記ロール帯体の巻き芯の両端にはフランジが取り付けられており、所定の範囲内で変動する前記ロール帯体の外径の上限値を前記フランジの外径より小さくなるようにして、前記ロール帯体の各帯体間を密着させた状態で、前記帯体が引き出されることを特徴とする請求項1に記載のロール帯体の引き出し方法。
- 外周を押えないと巻きほぐれが発生するロール帯体の外周を押える弾性部材からなる引き出し治具であって、
前記弾性部材はC形状に形成され、その内径を使用前の前記ロール帯体の外径よりも小さく設定すると共に、巻き芯の径とほぼ等しいか、あるいは巻き芯の径よりも大小いずれかに設定されることを特徴とするロール帯体の引き出し治具。 - 前記弾性部材の表面に粘着テープの剥離を容易にした表面処理を施したことを特徴とする請求項3に記載のロール帯体の引き出し治具。
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JP04251395A JP3613617B2 (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | ロール帯体の引き出し方法および治具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH08217296A JPH08217296A (ja) | 1996-08-27 |
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-
1995
- 1995-02-07 JP JP04251395A patent/JP3613617B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH08217296A (ja) | 1996-08-27 |
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