JP2003011932A - テープ結束器 - Google Patents

テープ結束器

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JP2003011932A JP2001328934A JP2001328934A JP2003011932A JP 2003011932 A JP2003011932 A JP 2003011932A JP 2001328934 A JP2001328934 A JP 2001328934A JP 2001328934 A JP2001328934 A JP 2001328934A JP 2003011932 A JP2003011932 A JP 2003011932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビニール袋などの開口部を結束した片面粘着
テープを容易に剥がすことが可能な結束器を提供する。 【解決手段】被シール体Cが回動可能なフォーミングレ
バー78を回動させて、切断手段を備えたくちばし状の
通路86内にテープが差し込まれることにより、テープ
が縦方向に折り曲げられ、続いてカッター刃68で切断
されるようにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニール袋の開口
部等を封止するのに好適なテープ結束器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、野菜、菓子、パン類などは、ビ
ニール袋に収容された状態で店頭に並べられる場合があ
る。その場合、袋の開口部は、片面粘着テープが巻きつ
けられることにより封止されている。このような粘着テ
ープを開口部などに巻き付ける結束器として、特開平8
−91329号公報に記載された結束器が知られてい
る。この結束器10は、図11に示したように、平板状
の装置フレーム11に、粘着テープ8を取り付けたテー
プリール6が回動自在に設置されるとともに、他方側の
案内溝4内に、歯車3とテープリテーナ5とが対向する
ように配置され、さらに図示しないカッター刃が、回動
自在なフォーミングレバー12の他端側に具備されてい
る。そして、図12に示したように、例えば、物品が収
容されたビニール袋2の口部開口付近を絞った状態で、
案内溝4内に挿入すれば、歯車4が回動され、歯車4の
溝内でテープの環が形成されるとともに、この状態か
ら、さらにビニール袋2を下方に押し込むことにより、
フォーミングレバー12が回動され、他方側に装着され
た図示しないカッター刃により、テープ8の端末8aが
切断されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の結束器10では、ビニール袋2が粘着テープ8で
封止されたとしても、図12に示したように、粘着テー
プ8の端末8aは、のり面同士が互いに接着されてしま
うため、粘着テープ8を剥がすことが困難で、結局の
所、このテープ8を剥がさずに、袋2を破ることによ
り、内部の物品を取り出すようにしていた。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、ビニー
ル袋の開口などを結束した片面粘着テープを容易に剥が
すことが可能な結束器を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、粘着テープを巻回したテープリールを回転
可能に保持するリール体保持部、およびビニール袋等の
被シール体を所定位置まで案内する案内通路をそれぞれ
形成した装置フレームと、前記案内通路の入口近傍に臨
むように配設され、外周面に凹溝が形成された歯車と、
前記歯車の外周面に弾性的に当接するように配置され、
この歯車との間で前記テープリールから送られてきた粘
着テープを一時的に付着させて、この粘着テープを前記
歯車との間で挟持するとともに、前記ビニール袋等の被
シール体を前記案内通路内に押し込んだときに、前記粘
着テープを前記被シール体にループ状に巻回するテープ
リテーナと、前記案内通路の下流域に配置された位置規
制軸と、前記テープリテーナより前記案内通路の下流域
に回動可能に配置されるとともに、前記案内通路に対向
される凹所を挟んだ一方側の作用端部に前記テープリテ
ーナから繰り出されてきた粘着テープを縦方向に折り曲
げる折曲手段とこの粘着テープを切断する切断手段とが
それぞれ具備されており、前記凹所を挟んだ他方側の基
端部に前記位置規制軸が当接した状態では、前記案内通
路が開放されるとともに、前記基端部が前記案内通路の
下流側に押し込まれて前記位置規制軸から離反したとき
に、前記端部が前記案内通路に接近する方向に回動さ
れ、これにより当該端部に具備された前記折曲手段に前
記粘着テープが当接して、粘着テープが縦方向に折り曲
げられ、さらにこの縦方向に折り曲げられた二つ折りの
先端部分が、前記切断手段で切断されるようにしたフォ
ーミングレバーと、を有していることを特徴としてい
る。
【0006】このような構成であれば、ループ状に結束
された粘着テープの両端部は、一方の端部と他方の端部
とが、それぞれ2つ折りにされて別々に密着される一
方、相互に離反した状態に配置されるので、テープを剥
離する場合は、一方の端部を引っ張ることにより、結束
部分を剥がすことができる。ここで、前記テープリテー
ナの略中央部には、回転支点となる軸を支持するための
長孔が形成されていることが好ましい。
【0007】このような構成であれば、テープリテーナ
を歯車から離反させることができるので、テープがから
まった場合などに保守点検を容易に行なうことができ
る。さらに、前記テープリテーナの外周面には、スライ
ド操作用の突起が形成されていることが好ましい。この
ような構成であれば、保守点検ならびに、詰まりなどが
発生した場合に、この突起から力を加えることにより、
テープリテーナを左右に動かすことができ、テープのリ
セットが容易になる。
【0008】また、前記フォーミングレバーは、前記凹
所が形成されたフォーミングレバー本体と、このフォー
ミングレバー本体に一体的に取付けられるカッターホル
ダーとの少なくとも2つの分割体から構成されているこ
とが好ましい。また、前記切断手段は平板状のカッター
刃であり、このカッター刃が前記フォーミングレバー本
体と前記カッターホルダーとの間に着脱自在に取り付け
られていることが好ましい。
【0009】さらに、前記カッター刃は、前記粘着テー
プの進行方向に対して切断部分が斜めに配置されている
ことが好ましい。このような構成であれば、カッター刃
の取り付けおよび交換作業が容易であり、またカッター
刃の切断能力を向上させることもできる。また、前記折
曲手段は、前記フォーミングレバー本体と前記カッター
ホルダーとに形成されたくちばし状の通路であり、この
くちばし状の通路に前記粘着テープが案内されることに
より、前記粘着テープが縦方向に折り曲げられることが
好ましい。
【0010】このような構成であれば、粘着テープの先
端部を簡単な構成によりそれぞれ2つ折りにし、これに
続いて切断することができるので、両端部同士が互いに
接着してしまうことはない。さらに、前記くちばし状の
通路には、粘着テープの通路幅がジグザクになるように
両側から互い違いに突起が形成されていることが好まし
い。
【0011】このような構成であれば、縦方向に折り曲
げられる粘着テープの先端部を確実に折り曲げて互いに
接着させることができる。また、前記位置規制軸には、
円筒状の筒部材が回転自在に取り付けられており、この
筒部材の略中央部に、環状突起が形成されていることが
好ましい。このような構成であれば、これから切断しよ
うとする部分の粘着テープの先端部分が縦方向に曲がり
易いように力が作用するので、テープの2つ折り効果を
促進することができる。
【0012】また、前記環状突起は、ゴム製のOリング
であることが好ましい。このようにOリングを用いれ
ば、環状突起の構成が容易であるとともに、セットも容
易である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1および図2は、本発明
の一実施例による結束器を示したものである。この結束
器20は、脚部がL字状に折曲された一対の板体24,
26が相対峙して配置されることにより、自立可能な略
T字状の装置フレーム28が構成されている。
【0014】装置フレーム28を構成する一対の板体2
4,26には、一方の隅角部に斜め方向に案内溝30が
形成され、この案内溝30の終端部に、テープリール3
2のハブ部34を回転自在に保持するリール体保持部3
6が構成されている。そして、このリール体保持部36
には、円盤状のテープリール32を介して粘着テープ3
8が交換可能に設置されている。また、この粘着テープ
38からは、粘着面38aが上を向く方向でテープが繰
り出されている。
【0015】一方、装置フレーム28の他方の隅角部に
は、ビニール袋などの結束しようとする被シール体Cを
差し込むための案内通路40が斜め方向に形成され、こ
の案内通路40の終端部は、下部の大きな空間43に連
通している。なお、この被シール体Cは、例えば、ビニ
ール袋の開口を塞ぐように中間部をつぼませた環状の塊
であり、この部分にテープを巻回することにより袋が封
止される。
【0016】さらに、案内通路40の入口近傍には、歯
車42が配置され、この歯車42の外周面には、複数の
凹溝44が形成されている。さらに、案内通路40を挟
んで歯車42の反対側には、横方向に広がったテープリ
テーナ50が軸56を支点として回動可能に設置されて
いる。このテープリテーナ50は、歯車42の外周面を
部分的に押圧するものであり、またこの歯車42の外周
面と対向する側面部に、円弧状の斜面52aが形成さ
れ、これと反対側の後面部に、ばね取付け部54が形成
され、これらの略中間部に、横方向に広がる長孔55が
形成されている。そして、この長孔55内に、テープリ
テーナ50の回転支点となる軸56が装置フレーム28
に固定設置されている。
【0017】ばね取付け部54には、引っ張りスプリン
グ58の一端が取り付けられており、引っ張りスプリン
グ58の他端は、装置フレーム28の脚部側に固定設置
された軸60に係止されている。したがって、テープリ
テーナ50は、通常、引っ張りスプリング58の付勢力
により、長孔55内の軸56を支点として、図2におい
て反時計方向の力を受けており、この力によりリテーナ
50の傾斜面52aが、歯車42の外周面を押圧してい
る。
【0018】なお、引っ張りスプリング58の他端を支
持している軸60およびこれと反対側の軸62、及びテ
ープリテーナ50を支持している軸56、歯車42を支
持している軸41などは、それぞれ装置フレーム28を
構成する一対の板体24,26間の距離を一定にするた
めのスペーサとして機能するもので、これらの長さは、
同じ長さに設定されている。
【0019】また、案内通路40の途中には、位置規制
軸64が植設されている。この位置規制軸64は、図3
に示したように、両端部に取り付けられる六角ナット1
3,13などにより、板体24,26間に回動不能に支
持されるもので、その外周面には、プラスチックなどか
ら形成された円筒状のカラー61が介装され、さらにそ
のカラー61の中央部にゴム製のOリング63が装着さ
れている。したがって、このカラー61およびOリング
63は、位置規制軸64に対して回動可能に設置され
る。
【0020】また、案内通路40を挟んで位置規制軸6
4の反対側には、軸94を回動支点とするフォーミング
レバー78が設置されており、このフォーミングレバー
78は引っ張りスプリング92により、下方の軸62側
に引っ張られている。このフォーミングレバー78は、
図4に分解して示したように、分割体から構成されるも
ので、例えば、略三角形状のフォーミングレバー本体7
1と、このフォーミングレバー本体71の天井部にネジ
73により着脱自在に組み付けられるカッターホルダー
75などから構成されている。そして、カッターホルダ
ー75の底面には、ネジ77により平板尖塔状のカッタ
ー刃68が取り外し可能に取り付けられている。したが
って、このカッター刃68は、ネジ77を取り外すこと
により他のものと交換することができる。
【0021】なお、このカッター刃68は、先端部68
aが鋭角にされており、この姿勢で取り付けられること
により、B方向に送られてくるテープに対する切れ味が
良好にされている。また、フォーミングレバー本体71
の一側面には、略コ字状の凹所51が形成されている。
そして、この凹所51内に上記位置規制軸64が立設さ
れることにより、フォーミングレバー78の回動域が規
定されている。また、この凹所51を挟んで一方側に、
折曲手段および切断手段を備えた作用端部57が、他方
側に位置規制軸64に当接する基端部53がそれぞれ形
成されている。また、フォーミングレバー本体71の他
方側の側面部には、引っ張りスプリング92を取り付け
るたけのばね取り付け部91が設けられている。
【0022】したがって、このようなフォーミングレバ
ー78は、図2に示したように軸94を支点として矢印
A−A’方向に回動可能であるが、位置規制軸64のO
リング63に、作用端部57または基端部53が当接さ
れることにより、A−A'方向の回動域が規制されてい
る。さらに、図4に示したように、フォーミングレバー
本体71の作用端部57およびカッターホルダー75の
一端部には、それぞれ略Y字状のスリットが形成される
ことにより、ここに通路幅が次第に狭くなるくちばし状
の通路86が形成されている。なお、このくちばし状の
通路86内には、例えば、図4のB方向矢視である図5
に示したように、両側から互い違いに突起83,83が
形成されることにより、縦方向にジグザクに形成されて
いる。したがって、図6に示したように、カッターホル
ダー75からフォーミングレバー本体71の作用端部5
7の範囲に連続して形成されたこのくちばし状の通路8
6に、粘着テープ38が幅いっぱいに広がって送られて
くると、この粘着テープ38は、突起83により一層幅
の狭められた通路86内を2つ折りにされながら通過す
ることにより、互い違いの突起83で押圧される、これ
により、粘着面38a同士が重ね合わされる。
【0023】なお、このようなフォーミングレバー78
は、引っ張りスプリング92の作用により、通常は、図
2に示したように、基端部53が位置規制軸64に当接
した状態にある。そして、この状態から、ビニール袋な
どの被シール部材Cが案内通路40内に送られてきて、
この被シール体Cからの力により基端部53が下方に押
し込まれると、フォーミングレバー78は、軸94を支
点として図1において反時計方向に回動する。すなわ
ち、基端部53が位置規制軸64から離反する。する
と、くちばし状の通路86並びにカッター刃68を備え
た作用端部57が案内通路40側に接近するようにな
る。そして、作用端部57が案内通路40を横断するこ
とにより、くちばし状の通路86内に図6に示したよう
に、相対的にテープが案内され、さらに内方のカッター
刃68に到達することにより、2つ折りにされた粘着テ
ープ38が所定位置から切断される。
【0024】このように、カッター刃68を備えたカッ
ターホルダー75は、案内通路40に対し、接近または
離反可能に配置されている。よって、図2の状態におい
て、案内通路40は開放されているが、カッターホルダ
ー75が突出してきたときに、案内通路40は閉塞され
ることになる。以下、本発明の作用について、さらに図
2、図7、図8を参照しながら説明する。
【0025】今、被シール体Cは、野菜などを収容した
ビニール袋を束ねた部分である。また、粘着テープ38
のロール体から引き出された先端部38bは、案内通路
40内にあり、粘着面38aは上を向いている。粘着テ
ープ38の先端部38bは、前回の結束により、予め縦
方向に折り曲げられている。一方、テープリテーナ50
は、スプリング58の付勢力により、歯車42の外周面
に押し当てられており、これにより歯車42の回動が阻
止されるとともに、粘着テープ38が挟持され、粘着面
38aは、テープリテーナ50の傾斜面52aに一時的
に付着されている。
【0026】この状態から、案内通路40内に、被シー
ル体Cが挿入される。すると、被シール体Cは、図7
(A)に示したように、粘着テープ38の、粘着面38
aに接着される。この状態からさらに、被シール体Cを
下方に押し込むと、被シール体Cは、同図(B)に示し
たように、歯車42の凹溝44内に押し込まれる。これ
により、被シール体Cに対する粘着テープ38の接着面
積が大きくなる。また、粘着テープ38は、テープリテ
ーナ50の斜面52aに付着されたままであるため、こ
こから剥がれることはない。図7(B)の状態から続い
て、被シール体Cを押し込むと、同図(C)に示したよ
うに、粘着テープ38が被シール体Cの外周に対し、略
一周分ループ状に巻回される。
【0027】さらに、被シール体Cがこの状態から押し
込まれると、図8(A)に示したように、粘着テープ3
8の、粘着面38aがテープリテーナ50の斜面52a
に引きずられるので、被シール体Cの周りにループ状の
輪が形成される。この状態から、さらに被シール体Cが
押し込まれると、図8(B)に示したように、被シール
体Cが歯車42の凹溝44から解放される。すると、こ
れまでテープリテーナ50に一時的に付着されていた部
分も強制的に剥がされる。
【0028】その後、この被シール体Cは、図2に示し
たフォーミングレバー78の下方の基端部53に到達
し、この基端部53を、図2において、矢印A方向に回
動させる。すると、被シール体Cは、フォーミングレバ
ー78を回動させながら下方に移動する。一方、位置規
制軸64の直ぐ上方では、図9に示したように、被シー
ル体CがOリング63の周面で押圧されている。これに
より、フォーミングレバー78の作用端部57と位置規
制軸64との間で引っ張られた粘着テープ38は、Oリ
ング63により、折れ線が形成される。また、その後、
フォーミングレバー78の作用端部57が案内通路40
内に突出してくるので、粘着テープ38は、くちばし状
の通路86内に挿入される。
【0029】したがって、下方では、Oリング63によ
り折れ線が形成され、上方では、くちばし状の通路86
により、粘着テープ38が縦方向に折り曲げられるの
で、粘着テープ38を、確実に縦方向に折れ曲げること
ができる。一方、くちばし状の通路86の内方には、カ
ッター刃68が具備されているため、テープ38が縦方
向に折り曲げられて案内されてくるときに、図8(C)
に示したように、カッター刃68により切断される。す
なわち、粘着テープ38は、縦方向に折り曲げられた部
分から、切断されることになる。
【0030】なお、粘着テープ38の縦方向に折り曲げ
られる長さは、少なくとも、くちばし状の通路86が形
成された作動端部57の高さとカッターホルダー75の
高さとを加えた長さである。また、カッター刃68は、
その縦方向に折り曲げられた長さの略中央位置を切断す
る。よって、縦方向に折り曲げられカッター刃68で切
断された部分の下半部は、被シール体Cに付随する切断
部39aとなり、上半部は、次に結束する場合の先端部
38b’となる。
【0031】このように、切断され切り落とされた切断
部39aは、図10に示したように、縦方向に折り曲げ
られている。また、既に切断されている先端部38bも
予め縦方向に折り曲げられているので、結果として、各
端部39a、38bは、それぞれ縦方向に2つに折り曲
げられた状態で、互いに接着されることなく、配置され
ることになる。
【0032】したがって、これらの端部39a、38b
同士が、接着されてしまうことはない。そして、このシ
ール部分を剥がそうとする場合は、端部39a,38b
を、それぞれ逆方向に引っ張れば、ループ状の環を簡単
に剥がすことができる。よって、ビニール袋2を破らず
に、内容物を取り出すことができる。さらに、上記実施
例において、連続運転中にテープの先端側が案内通路4
0内でからまったりした場合は、テープリテーナ50の
頭部に形成された突起15を、図2において左方向に移
動させれば、軸56に対して長孔55が相対的に左方に
移動するので、テープリテーナ50と歯車42との当接
状態を解除することができる。よって、テープ38のか
らみを取り除いて正しい状態にセットし直すことが可能
になる。
【0033】なお、本実施例の結束器20では、装置フ
レーム28の板体24の外面に、他のカッター45が取
り付けられているので、このカッター45を利用して、
テープの余剰部分などを切断する作業を行なうこともで
きる。このような結束器20では、粘着テープ38の縦
方向に折り曲げられる長さは、カッターホルダー75の
高さと作動端部57の高さとを加えた長さになるため、
これを2つに切断しても、充分な長さを確保することが
できる。したがって、ビニール袋などの被シール体Cに
具備されるテープ端部を、充分長く確保することができ
る。また、位置規制軸64の外周に具備されるOリング
63は、幅が細く、回動自在であるため、粘着テープ3
8の幅方向の略中央部に縦方向の折れ線を形成するのに
好適で、しかも被シール体Cが位置規制軸64より下方
に移動したときに、このOリング63は、粘着テープの
背面を押圧するようになるので、のり面同士の接着性を
向上させることができる。
【0034】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、
粘着テープで結束される被シール体Cは、ビニール袋の
開口部に限定されず、鉛筆などの棒材などであってもよ
く、限定されるものではない。また、上記実施例では、
フォーミングレバー78は、フォーミングレバー本体7
1とカッターホルダー75との2つの分割体から構成さ
れているが、勿論、2つ以上の分割体から構成されてい
ても良い。
【0035】さらに、位置規制軸64は、装置フレーム
28に対して回動不能に設置されているが、回動可能に
設置されていても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る結束
器によれば、粘着テープの端末が片側ずつ縦方向に折り
曲げられた状態で接着されているので、両端部間が接着
されてしまうことはない。したがって、結束部分から粘
着テープを剥がすことが容易である。
【0037】また、縦方向に折り曲げられた部分の長さ
を十分に長く確保することができるため、テープの剥離
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による結束器の斜視図
である。
【図2】図2は図1の結束器において、手前側の板体を
取り外した状態で示した正面図である。
【図3】図3は同実施例の結束器に使用されている位置
規制軸の取り付け構造を示した斜視図である。
【図4】図4は同実施例の結束器で使用されているフォ
ーミングレバーと、ここに組み込まれた切断手段の分解
斜視図である。
【図5】図5は図4に示したフォーミングレバーの一部
をB方向から見た矢視図である。
【図6】図6は図4に示したフォーミングレバーに具備
されたくちばし状通路の平面図である。
【図7】図7(A)、図7(B)、図7(C)は、本発
明の一実施例による結束器の作用を順番に示した説明図
である。
【図8】図8(A)、図8(B)、図8(C)は、図7
に続く結束器の作用を順番に示した説明図である。
【図9】図9は図1に示した結束器において、粘着テー
プが縦方向に折り曲げられるときの斜視図である。
【図10】図10は図1に示した結束器において、ビニ
ール袋が粘着テープで結束された状態を示す斜視図であ
る。
【図11】図11は従来の結束器の正面図である。
【図12】図12は従来の結束器で結束された袋の状態
を示す斜視図である。
【符号の簡単な説明】
20 結束器 28 装置フレーム 32 テープリール 36 リール体保持部 38 粘着テープ 40 案内通路 42 歯車 44 凹溝 50 テープリテーナ 51 凹所 53 基端部 57 作動端部 61 カラー(筒部材) 64 位置規制軸 68 カッター刃(切断手段) 78 フォーミングレバー 86 くちばし状の通路(折曲手段) C 被シール体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 塚 良 宏 神奈川県横浜市保土ヶ谷区新桜ヶ丘1−29 −23 Fターム(参考) 3C027 DD05 DD08 3E057 AB03 AD06 BB01 3E094 AA12 CA33 DA05 EA08 FA04 FA14 FA19 GA11 HA08 HA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着テープを巻回したテープリールを回転
    可能に保持するリール体保持部、およびビニール袋等の
    被シール体を所定位置まで案内する案内通路をそれぞれ
    形成した装置フレームと、 前記案内通路の入口近傍に臨むように配設され、外周面
    に凹溝が形成された歯車と、 前記歯車の外周面に弾性的に当接するように配置され、
    この歯車との間で前記テープリールから送られてきた粘
    着テープを一時的に付着させて、この粘着テープを前記
    歯車との間で挟持するとともに、前記ビニール袋等の被
    シール体を前記案内通路内に押し込んだときに、前記粘
    着テープを前記被シール体にループ状に巻回するテープ
    リテーナと、 前記案内通路の下流域に配置された位置規制軸と、 前記テープリテーナより前記案内通路の下流域に回動可
    能に配置されるとともに、前記案内通路に対向される凹
    所を挟んだ一方側の作用端部に前記テープリテーナから
    繰り出されてきた粘着テープを縦方向に折り曲げる折曲
    手段とこの粘着テープを切断する切断手段とがそれぞれ
    具備されており、前記凹所を挟んだ他方側の基端部に前
    記位置規制軸が当接した状態では、前記案内通路が開放
    されるとともに、前記基端部が前記案内通路の下流側に
    押し込まれて前記位置規制軸から離反したときに、前記
    端部が前記案内通路に接近する方向に回動され、これに
    より当該端部に具備された前記折曲手段に前記粘着テー
    プが当接して、粘着テープが縦方向に折り曲げられ、さ
    らにこの縦方向に折り曲げられた二つ折りの先端部分
    が、前記切断手段で切断されるようにしたフォーミング
    レバーと、を有していることを特徴とするテープ結束
    器。
  2. 【請求項2】前記テープリテーナの略中央部には、回転
    支点となる軸を支持するための長孔が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテープ結束器。
  3. 【請求項3】前記テープリテーナの外周面には、スライ
    ド操作用の突起が形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のテープ結束器。
  4. 【請求項4】前記フォーミングレバーは、前記凹所が形
    成されたフォーミングレバー本体と、このフォーミング
    レバー本体に一体的に取付けられるカッターホルダーと
    の少なくとも2つの分割体から構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のテープ結束器。
  5. 【請求項5】前記切断手段は平板状のカッター刃であ
    り、このカッター刃が前記フォーミングレバー本体と前
    記カッターホルダーとの間に着脱自在に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1または4に記載のテープ
    結束器。
  6. 【請求項6】前記カッター刃は、前記粘着テープの進行
    方向に対して切断部分が斜めに配置されていることを特
    徴とする請求項5に記載のテープ結束器。
  7. 【請求項7】前記折曲手段は、前記フォーミングレバー
    本体と前記カッターホルダーとに形成されたくちばし状
    の通路であり、このくちばし状の通路に前記粘着テープ
    が案内されることにより、前記粘着テープが縦方向に折
    り曲げられることを特徴とする請求項1に記載のテープ
    結束器。
  8. 【請求項8】前記くちばし状の通路には、粘着テープの
    通路幅がジグザクになるように両側から互い違いに突起
    が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のテ
    ープ結束器。
  9. 【請求項9】前記位置規制軸には、円筒状の筒部材が回
    転自在に取り付けられており、この筒部材の略中央部
    に、環状突起が形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のテープ結束器。
  10. 【請求項10】前記環状突起は、ゴム製のOリングであ
    ることを特徴とする請求項9に記載のテープ結束器。
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