JP3906972B2 - テープ結束器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビニール袋の開口部等を封止するのに好適なテープ結束器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、野菜、菓子、パン類などは、ビニール袋に収容された状態で店頭に並べられる場合がある。その場合、袋の開口部は、片面粘着テープが巻きつけられることにより封止されている。
このような粘着テープを開口部などに巻き付ける結束器として、特開平8−91329号公報に記載された結束器が知られている。この結束器10は、図11に示したように、平板状の装置フレーム11に、粘着テープ8を取り付けたテープリール6が回動自在に設置されるとともに、他方側の案内溝4内に、歯車3とテープリテーナ5とが対向するように配置され、さらに図示しないカッター刃が、回動自在なフォーミングレバー12の他端側に具備されている。そして、図12に示したように、例えば、物品が収容されたビニール袋2の口部開口付近を絞った状態で、案内溝4内に挿入すれば、歯車4が回動され、歯車4の溝内でテープの環が形成されるとともに、この状態から、さらにビニール袋2を下方に押し込むことにより、フォーミングレバー12が回動され、他方側に装着された図示しないカッター刃により、テープ8の端末8aが切断されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の結束器10では、ビニール袋2が粘着テープ8で封止されたとしても、図12に示したように、粘着テープ8の端末8aは、のり面同士が互いに接着されてしまうため、粘着テープ8を剥がすことが困難で、結局の所、このテープ8を剥がさずに、袋2を破ることにより、内部の物品を取り出すようにしていた。
【0004】
本発明は、このような実情に鑑み、ビニール袋の開口などを結束した片面粘着テープを容易に剥がすことが可能な結束器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、
粘着テープ38を巻回したテープリール32を回転可能に保持するリール体保持部36およびビニール袋等の被シール体を所定位置まで案内する案内通路40を形成した装置フレーム28と、
前記案内通路40の入口近傍に臨むように配設され、外周面に凹溝44が形成された歯車42と、
前記案内通路40を挟んで前記歯車42と対向するように配置され前記装置フレーム28に固設されたテープリテーナ回動用支持軸56と
前記歯車42の外周面に対向する側面部に円弧状の斜面52aが形成され、この円弧状の斜面52aと反対側の後面部にばね取り付け部54が形成され、これら斜面52aとばね取り付け部54との間の略中間部に長孔55が形成されているとともに、この長孔55内に前記テープリテーナ回動用支持軸56が配置されることにより、前記装置フレーム28に対して回動自在に支持されたテープリテーナ50と、
前記テープリテーナ50の前記歯車42とは反対側の後面部に形成されたばね取り付け部54に一端が取り付けられ、他端が前記装置フレーム28に支持されることにより、前記テープリテーナ50の前記歯車42に対向する円弧状の斜面52aを前記歯車42に当接する方向に付勢するテープリテーナ引張用スプリング58と、
前記案内通路40の下流域で前記テープリテーナ回動用支持軸56と同じ側に配置された位置規制軸64と
前記案内通路40を挟んで前記位置規制軸64の反対側に配置されたフォーミングレバー用回動軸94と
基端部53と作用端部57との間に略コ字状部の凹所51が形成されたフォーミングレバー本体71並びに、このフォーミングレバー本体71の前記作用端部57側に一体的に取り付けられたカッターホルダー75から構成されたフォーミングレバー78と、
前記フォーミングレバー本体71に一端が取り付けられ、他端が前記装置フレーム28に支持されることにより、前記フォーミングレバー本体71の前記基端部53を前記位置規制軸64に当接するように付勢するフォーミングレバー引張用スプリング92と、
前記フォーミングレバー本体71の前記作用端部57と前記カッターホルダー75とに形成されたくちばし状の通路86からなり、前記粘着テープ38の先端部を縦方向に折り曲げる折曲手段と、
前記フォーミングレバー本体71の前記作用端部57側に具備され、前記粘着テープ38を切断する切断手段と、を有し、
前記くちばし状の通路86に、前記粘着テープ38が差し込まれることにより、前記粘着テープ38が縦方向に折り曲げられることを特徴としている。
【0006】
このような構成であれば、ループ状に結束された粘着テープの両端部は、一方の端部と他方の端部とが、それぞれ2つ折りにされて別々に密着される一方、相互に離反した状態に配置されるので、テープを剥離する場合は、一方の端部を引っ張ることにより、結束部分を剥がすことができる
【0007】
このような構成であれば、テープリテーナを歯車から離反させることができるので、テープがからまった場合などに保守点検を容易に行なうことができる。
さらに、前記テープリテーナの外周面には、スライド操作用の突起が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、保守点検ならびに、詰まりなどが発生した場合に、この突起から力を加えることにより、テープリテーナを左右に動かすことができ、テープのリセットが容易になる。
【0008】
た、前記切断手段は平板状のカッター刃であり、このカッター刃が前記フォーミングレバー本体と前記カッターホルダーとの間に着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
【0009】
さらに、前記カッター刃68は、前記作用端部57の進行方向に対して切断部分が斜めに配置されていることが好ましい。
このような構成であれば、カッター刃の取り付けおよび交換作業が容易で、またカッター刃の切断能力を向上させることもできる。
【0010】
このような構成であれば、粘着テープの先端部を簡単な構成によりそれぞれ2つ折りにし、これに続いて切断することができるので、両端部同士が互いに接着してしまうことはない。
また、前記くちばし状の通路86には、該くちばし状の通路86を構成する一方の側壁と他方の側壁とに、該くちばし状の通路の両側から突起83が互い違いに形成されることより、くちばし状の通路86が縦方向にジグザグになるように形成されていることが好ましい。
【0011】
このような構成であれば、縦方向に折り曲げられる粘着テープの先端部を確実に折り曲げて接着させることができる。
また、前記位置規制軸64には、円筒状の筒部材が回転自在に取り付けられており、この筒部材の略中央部に、環状突起が形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、これから切断しようとする部分の粘着テープの先端部分が縦方向に曲がり易いように力が作用するので、テープの2つ折り効果を促進することができる。
【0012】
前記環状突起は、ゴム製のOリング63であることが好ましい。
このようにOリング63を用いれば、環状突起の構成が容易であるとともに、セットも容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例による結束器を示したものである。
この結束器20は、脚部がL字状に折曲された一対の板体24,26が相対峙して配置されることにより、自立可能な略T字状の装置フレーム28が構成されている。
【0014】
装置フレーム28を構成する一対の板体24,26には、一方の隅角部に斜め方向に案内溝30が形成され、この案内溝30の終端部に、テープリール32のハブ部34を回転自在に保持するリール体保持部36が構成されている。そして、このリール体保持部36には、円盤状のテープリール32を介して粘着テープ38が交換可能に設置されている。また、この粘着テープ38からは、粘着面38aが上を向く方向でテープが繰り出されている。
【0015】
一方、装置フレーム28の他方の隅角部には、ビニール袋などの結束しようとする被シール体Cを差し込むための案内通路40が斜め方向に形成され、この案内通路40の終端部は、下部の大きな空間43に連通している。なお、この被シール体Cは、例えば、ビニール袋の開口を塞ぐように中間部をつぼませた環状の塊であり、この部分にテープを巻回することにより袋が封止される。
【0016】
さらに、案内通路40の入口近傍には、歯車42が配置され、この歯車42の外周面には、複数の凹溝44が形成されている。さらに、案内通路40を挟んで歯車42の反対側には、横方向に広がったテープリテーナ50がテープリテーナ回動用支持軸56を支点として回動可能に設置されている。
このテープリテーナ50は、歯車42の外周面を部分的に押圧するものであり、またこの歯車42の外周面と対向する側面部に、円弧状の斜面52aが形成され、これと反対側の後面部に、ばね取付け部54が形成され、これらの略中間部に、横方向に広がる長孔55が形成されている。そして、この長孔55内に、テープリテーナ50の回転支点となるテープリテーナ回動用支持軸56が装置フレーム28に固定設置されている。
【0017】
ばね取付け部54には、テープリテーナ引張用スプリング58の一端が取り付けられており、テープリテーナ引張用スプリング58の他端は、装置フレーム28の脚部側に固定設置された軸60に係止されている。
したがって、テープリテーナ50は、通常、テープリテーナ引張用スプリング58の付勢力により、長孔55内のテープリテーナ回動用支持軸56を支点として、図2において反時計方向の力を受けており、この力によりリテーナ50の面52aが、歯車42の外周面を押圧している。
【0018】
なお、テープリテーナ引張用スプリング58の他端を支持している軸60およびこれと反対側の軸62、及びテープリテーナ50を支持しているテープリテーナ用回動支持軸56、歯車42を支持している軸41などは、それぞれ装置フレーム28を構成する一対の板体24,26間の距離を一定にするためのスペーサとして機能するもので、これらの長さは、同じ長さに設定されている。
【0019】
また、案内通路40の途中には、位置規制軸64が植設されている。
この位置規制軸64は、図3に示したように、両端部に取り付けられる六角ナット13,13などにより、板体24,26間に回動不能に支持されるもので、その外周面には、プラスチックなどから形成された円筒状のカラー61が介装され、さらにそのカラー61の中央部にゴム製のOリング63が装着されている。したがって、このカラー61およびOリング63は、位置規制軸64に対して回動可能に設置される。
【0020】
また、案内通路40を挟んで位置規制軸64の反対側には、フォーミングレバー用回動軸94を回動支点とするフォーミングレバー78が設置されており、このフォーミングレバー78はフォーミングレバー引張用スプリング92により、下方の軸62側に引っ張られている。
このフォーミングレバー78は、図4に分解して示したように、分割体から構成されるもので、例えば、略三角形状のフォーミングレバー本体71と、このフォーミングレバー本体71の天井部にネジ73により着脱自在に組み付けられるカッターホルダー75などから構成されている。そして、カッターホルダー75の底面には、ネジ77により平板尖塔状のカッター刃68が取り外し可能に取り付けられている。したがって、このカッター刃68は、ネジ77を取り外すことにより他のものと交換することができる。
【0021】
なお、このカッター刃68は、先端部68aが鋭角にされており、この姿勢で取り付けられることにより、B方向に送られてくるテープに対する切れ味が良好にされている。
また、フォーミングレバー本体71の一側面には、略コ字状の凹所51が形成されている。そして、この凹所51内に上記位置規制軸64が立設されることにより、フォーミングレバー78の回動域が規定されている。また、この凹所51を挟んで一方側に、折曲手段および切断手段を備えた作用端部57が、他方側に位置規制軸64に当接する基端部53がそれぞれ形成されている。また、フォーミングレバー本体71の他方側の側面部には、フォーミングレバー引張用スプリング92を取り付けるたのばね取り付け部91が設けられている。
【0022】
したがって、このようなフォーミングレバー78は、図2に示したようにフォーミングレバー用回動軸94を支点として矢印A−A’方向に回動可能であるが、位置規制軸64のOリング63に、作用端部57または基端部53が当接されることにより、A−A'方向の回動域が規制されている。
さらに、図4に示したように、フォーミングレバー本体71の作用端部57およびカッターホルダー75の一端部には、それぞれ略Y字状のスリットが形成されることにより、ここに通路幅が次第に狭くなるくちばし状の通路86が形成されている。なお、このくちばし状の通路86内には、例えば、図4のB方向矢視である図5に示したように、両側から互い違いに突起83,83が形成されることにより、縦方向(図6の紙面に対して直角な方向)にジグザクに形成されている。したがって、図6に示したように、カッターホルダー75からフォーミングレバー本体71の作用端部57の範囲に連続して形成されたこのくちばし状の通路86に、粘着テープ38が幅いっぱいに広がって送られてくると、この粘着テープ38は、突起83により一層幅の狭められた通路86内を2つ折りにされながら通過することにより、互い違いの突起83で押圧される、これにより、粘着面38a同士が重ね合わされる。
【0023】
なお、このようなフォーミングレバー78は、フォーミングレバー引張用スプリング92の作用により、通常は、図2に示したように、基端部53が位置規制軸64に当接した状態にある。そして、この状態から、ビニール袋などの被シール部材Cが案内通路40内に送られてきて、この被シール体Cからの力により基端部53が下方に押し込まれると、フォーミングレバー78は、フォーミングレバー用回動軸94を支点として図1において反時計方向に回動する。すなわち、基端部53が位置規制軸64から離反する。すると、くちばし状の通路86並びにカッター刃68を備えた作用端部57が案内通路40側に接近するようになる。そして、作用端部57が案内通路40を横断することにより、くちばし状の通路86内に図6に示したように、相対的にテープが案内され、さらに内方のカッター刃68に到達することにより、2つ折りにされた粘着テープ38が所定位置から切断される。
【0024】
このように、カッター刃68を備えたカッターホルダー75は、案内通路40に対し、接近または離反可能に配置されている。よって、図2の状態において、案内通路40は開放されているが、カッターホルダー75が突出してきたときに、案内通路40は閉塞されることになる。
以下、本発明の作用について、さらに図2、図7、図8を参照しながら説明する。
【0025】
今、被シール体Cは、野菜などを収容したビニール袋を束ねた部分である。また、粘着テープ38のロール体から引き出された先端部38bは、案内通路40内にあり、粘着面38aは上を向いている。粘着テープ38の先端部38bは、前回の結束により、予め縦方向に折り曲げられている。一方、テープリテーナ50は、スプリング58の付勢力により、歯車42の外周面に押し当てられており、これにより歯車42の回動が阻止されるとともに、粘着テープ38が挟持され、粘着面38aは、テープリテーナ50の傾斜面52aに一時的に付着されている。
【0026】
この状態から、案内通路40内に、被シール体Cが挿入される。すると、被シール体Cは、図7(A)に示したように、粘着テープ38の、粘着面38aに接着される。この状態からさらに、被シール体Cを下方に押し込むと、被シール体Cは、同図(B)に示したように、歯車42の凹溝44内に押し込まれる。これにより、被シール体Cに対する粘着テープ38の接着面積が大きくなる。また、粘着テープ38は、テープリテーナ50の斜面52aに付着されたままであるため、ここから剥がれることはない。図7(B)の状態から続いて、被シール体Cを押し込むと、同図(C)に示したように、粘着テープ38が被シール体Cの外周に対し、略一周分ループ状に巻回される。
【0027】
さらに、被シール体Cがこの状態から押し込まれると、図8(A)に示したように、粘着テープ38の、粘着面38aがテープリテーナ50の斜面52aに引きずられるので、被シール体Cの周りにループ状の輪が形成される。この状態から、さらに被シール体Cが押し込まれると、図8(B)に示したように、被シール体Cが歯車42の凹溝44から解放される。すると、これまでテープリテーナ50に一時的に付着されていた部分も強制的に剥がされる。
【0028】
その後、この被シール体Cは、図2に示したフォーミングレバー78の下方の基端部53に到達し、この基端部53を、図2において、矢印A方向に回動させる。すると、被シール体Cは、フォーミングレバー78を回動させながら下方に移動する。一方、位置規制軸64の直ぐ上方では、図9に示したように、被シール体CがOリング63の周面で押圧されている。これにより、フォーミングレバー78の作用端部57と位置規制軸64との間で引っ張られた粘着テープ38は、Oリング63により、折れ線が形成される。また、その後、フォーミングレバー78の作用端部57が案内通路40内に突出してくるので、粘着テープ38は、くちばし状の通路86内に挿入される。
【0029】
したがって、下方では、Oリング63により折れ線が形成され、上方では、くちばし状の通路86により、粘着テープ38が縦方向に折り曲げられるので、粘着テープ38を、確実に縦方向に折れ曲げることができる。一方、くちばし状の通路86の内方には、カッター刃68が具備されているため、テープ38が縦方向に折り曲げられて案内されてくるときに、図8(C)に示したように、カッター刃68により切断される。すなわち、粘着テープ38は、縦方向に折り曲げられた部分から、切断されることになる。
【0030】
なお、粘着テープ38の縦方向に折り曲げられる長さは、少なくとも、くちばし状の通路86が形成された作動端部57の高さとカッターホルダー75の高さとを加えた長さである。また、カッター刃68は、その縦方向に折り曲げられた長さの略中央位置を切断する。よって、縦方向に折り曲げられカッター刃68で切断された部分の下半部は、被シール体Cに付随する切断部39aとなり、上半部は、次に結束する場合の先端部38b’となる。
【0031】
このように、切断され切り落とされた切断部39aは、図10に示したように、縦方向に折り曲げられている。また、既に切断されている先端部38bも予め縦方向に折り曲げられているので、結果として、各端部39a、38bは、それぞれ縦方向に2つに折り曲げられた状態で、互いに接着されることなく、配置されることになる。
【0032】
したがって、これらの端部39a、38b同士が、接着されてしまうことはない。そして、このシール部分を剥がそうとする場合は、端部39a,38bを、それぞれ逆方向に引っ張れば、ループ状の環を簡単に剥がすことができる。よって、ビニール袋2を破らずに、内容物を取り出すことができる。
さらに、上記実施例において、連続運転中にテープの先端側が案内通路40内でからまったりした場合は、テープリテーナ50の頭部に形成された突起15を、図2において左方向に移動させれば、テープリテーナ回動用支持軸56に対して長孔55が相対的に左方に移動するので、テープリテーナ50と歯車42との当接状態を解除することができる。よって、テープ38のからみを取り除いて正しい状態にセットし直すことが可能になる。
【0033】
なお、本実施例の結束器20では、装置フレーム28の板体24の外面に、他のカッター45が取り付けられているので、このカッター45を利用して、テープの余剰部分などを切断する作業を行なうこともできる。
このような結束器20では、粘着テープ38の縦方向に折り曲げられる長さは、カッターホルダー75の高さと作動端部57の高さとを加えた長さになるため、これを2つに切断しても、充分な長さを確保することができる。したがって、ビニール袋などの被シール体Cに具備されるテープ端部を、充分長く確保することができる。また、位置規制軸64の外周に具備されるOリング63は、幅が細く、回動自在であるため、粘着テープ38の幅方向の略中央部に縦方向の折れ線を形成するのに好適で、しかも被シール体Cが位置規制軸64より下方に移動したときに、このOリング63は、粘着テープの背面を押圧するようになるので、のり面同士の接着性を向上させることができる。
【0034】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。
例えば、粘着テープで結束される被シール体Cは、ビニール袋の開口部に限定されず、鉛筆などの棒材などであってもよく、限定されるものではない。
また、上記実施例では、フォーミングレバー78は、フォーミングレバー本体71とカッターホルダー75との2つの分割体から構成されているが、勿論、2つ以上の分割体から構成されていても良い。
【0035】
さらに、位置規制軸64は、装置フレーム28に対して回動不能に設置されているが、回動可能に設置されていても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る結束器によれば、粘着テープの端末が片側ずつ縦方向に折り曲げられた状態で接着されているので、両端部間が接着されてしまうことはない。したがって、結束部分から粘着テープを剥がすことが容易である。
【0037】
また、縦方向に折り曲げられた部分の長さを十分に長く確保することができるため、テープの剥離性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による結束器の斜視図である。
【図2】図2は図1の結束器において、手前側の板体を取り外した状態で示した正面図である。
【図3】図3は同実施例の結束器に使用されている位置規制軸の取り付け構造を示した斜視図である。
【図4】図4は同実施例の結束器で使用されているフォーミングレバーと、ここに組み込まれた切断手段の分解斜視図である。
【図5】図5は図4に示したフォーミングレバーの一部をB方向から見た矢視図である。
【図6】図6は図4に示したフォーミングレバーに具備されたくちばし状通路の平面図である。
【図7】図7(A)、図7(B)、図7(C)は、本発明の一実施例による結束器の作用を順番に示した説明図である。
【図8】図8(A)、図8(B)、図8(C)は、図7に続く結束器の作用を順番に示した説明図である。
【図9】図9は図1に示した結束器において、粘着テープが縦方向に折り曲げられるときの斜視図である。
【図10】図10は図1に示した結束器において、ビニール袋が粘着テープで結束された状態を示す斜視図である。
【図11】図11は従来の結束器の正面図である。
【図12】図12は従来の結束器で結束された袋の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
15 スライド操作用の突起
20 結束器
28 装置フレーム
32 テープリール
36 リール体保持部
38 粘着テープ
40 案内通路
42 歯車
44 凹溝
50 テープリテーナ
51 凹所
53 基端部
56 テープリテーナ回動用支持軸
57 作端部
58 テープリテーナ引張用スプリング
61 カラー(筒部材)
63 Oリング(環状突起)
64 位置規制軸
68 カッター刃(切断手段)
78 フォーミングレバー
86 くちばし状の通路(折曲手段)
92 フォーミングレバー引張用スプリング
94 フォーミングレバー用回動軸
C 被シール体

Claims (7)

  1. 粘着テープ(38)を巻回したテープリール(32)を回転可能に保持するリール体保持部(36)およびビニール袋等の被シール体(C)を所定位置まで案内する案内通路(40)を形成した装置フレーム(28)と、
    前記案内通路(40)の入口近傍に臨むように配設され、外周面に凹溝(44)が形成された歯車(42)と、
    前記案内通路(40)を挟んで前記歯車(42)と対向するように配置され前記装置フレーム(28)に固設されたテープリテーナ回動用支持軸(56)と、
    前記歯車(42)の外周面に対向する側面部に円弧状の斜面(52a)が形成され、この円弧状の斜面(52a)と反対側の後面部にばね取り付け部(54)が形成され、これら斜面(52a)とばね取り付け部(54)との間の略中間部に長孔(55)が形成されているとともに、この長孔(55)内に前記テープリテーナ回動用支持軸(56)が配置されることにより、前記装置フレーム(28)に対して回動自在に支持されたテープリテーナ(50)と、
    前記テープリテーナ(50)の前記歯車(42)とは反対側の後面部に形成されたばね取り付け部(54)に一端が取り付けられ、他端が前記装置フレーム(28)に支持されることにより、前記テープリテーナ(50)の前記歯車(42)に対向する円弧状の斜面(52a)を前記歯車(42)に当接する方向に付勢するテープリテーナ引張用スプリング(58)と、
    前記案内通路(40)の下流域で前記テープリテーナ回動用支持軸(56)と同じ側に配置された位置規制軸(64)と
    前記案内通路(40)を挟んで前記位置規制軸(64)の反対側に配置されたフォーミングレバー用回動軸(94)と
    基端部(53)と作用端部(57)との間に略コ字状部の凹所(51)が形成されたフォーミングレバー本体(71)並びに、このフォーミングレバー本体(71)の前記作用端部(57)側に一体的に取り付けられたカッターホルダー(75)から構成されたフォーミングレバー(78)と、
    前記フォーミングレバー本体(71)に一端が取り付けられ、他端が前記装置フレーム(28)に支持されることにより、前記フォーミングレバー本体(71)の前記基端部(53)を前記位置規制軸(64)に当接するように付勢するフォーミングレバー引張用スプリング(92)と、
    前記フォーミングレバー本体(71)の前記作用端部(57)と前記カッターホルダー(75)とに形成されたくちばし状の通路(86)からなり、前記粘着テープ(38)の先端部を縦方向に折り曲げる折曲手段と、
    前記フォーミングレバー本体(71)の前記作用端部(57)側に具備され、前記粘着テープ(38)を切断する切断手段と、を有し、
    前記くちばし状の通路(86)に、前記粘着テープ(38)が差し込まれることにより、前記粘着テープ(38)が縦方向に折り曲げられることを特徴とするテープ結束器(20)。
  2. 前記テープリテーナ(50)の外周面には、スライド操作用の突起(15)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ結束器。
  3. 前記切断手段は平板状のカッター刃(68)であり、このカッター刃(68)が前記フォーミングレバー本体(71)と前記カッターホルダー(75)との間に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のテープ結束器。
  4. 前記カッター刃(68)は、前記作用端部(57)の進行方向に対して切断部分が斜めに配置されていることを特徴とする請求項3に記載のテープ結束器。
  5. 前記くちばし状の通路(86)には、該くちばし状の通路(86)を構成する一方の側壁と他方の側壁とに、該くちばし状の通路の両側から突起(83)が互い違いに形成されることより、くちばし状の通路(86)が縦方向にジグザグになるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ結束器。
  6. 前記位置規制軸(64)には、円筒状の筒部材が回転自在に取り付けられており、この筒部材の略中央部に、環状突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ結束器。
  7. 前記環状突起は、ゴム製のOリング(63)であることを特徴とする請求項6に記載のテープ結束器。
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