JP2004514623A - ハンドヘルド型粘着テープディスペンサー - Google Patents

Abstract

ハンドヘルド型粘着テープディスペンサー（１０）は、サポートフェース（１４）とオープンフェースハウジングを形成する周辺壁（１６）を備える部分的なシェルの形状をなす。粘着テープ（２０）のスプールは、スプールのコア（１８）をシェルに回転可能および着脱可能に取り付けるシェル上にある取り付け用構造体の使用を介してサポートフェース（１４）に取り付けられる。取り付け用構造体は、コア（１８）の上にパチンとはまるスプリングフィンガー（２４）を含む。シェルの貼用端は、固定ガイドに隣接して位置する周辺壁（１６）内に通路および貼用端にカッター（４４）を備え、コア（１８）から移動されたテープ（２０）がガイドの周りの通路（３８）を通過して、基材に貼用され、それからカッター（４４）で切断される。

Description

【０００１】
【従来の技術】
ある形状の粘着テープを紙などの基材に都合よく貼用することを目的とした多様な種類の粘着テープディスペンサーが公知である。これらのディスペンサーは多様な形をとる。
一般的に、ディスペンサーは、デスクディスペンサーおよびロール状のテープが回転するスプール上に蓄えられ、ブレイドによって所望の長さに切断することができる、両手の使用を必要とするハンドヘルド型ディスペンサーの形で最も広く知られている。粘着テープを直接に紙に貼用し、テープをある程度巧緻な切断用具の使用によって切断されることを可能にする粘着テープディスペンサーもまた存在する。当然に、このような粘着テープディスペンサーは多数の部品から構成されており、したがって比較的大型のものである。さらには、テープの交換はしばしば煩雑な操作である。
【０００２】
ハンドヘルド型のディスペンサーの一つの形は、一般的に、その中にテープのスプールが回転可能に取り付けられた密閉型ハウジングを含む。テープはアプリケーターの先端を通してケースの外部に伸長する。しばしばアプリケーターの先端には、所望量のテープがディスペンスされたときにテープがきれいに切断されるようにのこぎり状のエッジを有するカッターが備えられる。このようなテープディスペンサーの適合性の一つの要素は、操作の有効性を損なうことなくディスペンサーを製造するコストを最少化することである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記のニーズを満たすハンドヘルド型の粘着テープディスペンサーを実現することである。
本発明のさらなる目的は、ディスペンサーの操作の有効性を損なうことなく、最少の部品を使って低コストで容易に製造し得る、ディスペンサーを実現することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、ハンドヘルド型粘着テープディスペンサーは、サポートフェースおよびサポートフェースから外向きに伸びてオープンフェースを形成する周辺壁を備える、部分的なシェルを含む。その上に粘着テープを収容するスプールは、スプールにパチンとはまるスプリングフィンガーを含む、取り付け用構造体によって着脱可能にハウジングに取り付けられる。本発明の好ましい実施においては、スプリングフィンガーはまた、ディスプレイの目的でハウジングのオープンフェースにキャリアボードを取り付けるために利用され得る。周辺壁は、ハウジングのアプリケーター側の端にオープンスペースを有し、ここにはカッターが設置され、そしてテープの残りの部分から切断されるために、テープのセグメントが固定ガイド付近にある通路を経てスプールからガイド表面の周りまで伸びるように固定ガイドが配置される。
【０００５】
本発明の好ましい実施では、ディスペンサーは三つの別々の部品から構成される。部品の一つはテープを備えたスプールである。もう一つの別の部品はキャリアボードである。残りの部品は、ワンピース構造であるディスペンサーのその他すべての構成部品を含む。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明は、その全ての詳細が本願明細書に参考文献として引用されている、国際出願番号ＰＣＴ／１Ｂ００／００７４１に記述されたテープディスペンサーの変形に基く。一般的に本発明は、当初はディスペンサーのディスプレー用ボードとして機能するキャリアボードに取り付けられるハンドヘルド型テープディスペンサーに関する。このようなキャリアボードは、堅紙またはボール紙のような、任意の適切な材料で作成することができ、宣伝資料はもとより使用説明書のようにユーザーに有用な多様な情報を片面または両面に収めることができる。
【０００７】
図示のように、ディスペンサー１０はオープンフェースを有するハウジング１２を含む。ハウジング１２は一般的に、幅広の端とより細い貼用端あるいは先端部を備えるティアドロップ形をなす。ハウジング１２は、サポートフェース１４とサポートフェース１４から外向きに伸びる周辺壁１６を備える部分的なシェルである。この部分的なシェルまたはハウジング１２は、それゆえにサポートファース１４の反対側のフェースが開放している。粘着テープのスプールは、ハウジング１２の幅広の端に位置する。スプールは、テープ２０が従来の方法でその上に取り付けられるコア１８を含む。アセテート製材料のようなどんな適切なテープ材料を使用してもよい。
【０００８】
図１、３および６に最もよく示されるように、コア１８は回転可能にハウジングに取り付けられ、より厳密には、一般的に長方形の形で、サポート面１４から外向きに伸びるボス２２を含む取り付け用構造体によってサポート面１４に取り付けられる。コア１８の内面とボス２２の外面の間には十分な隙間があるため、コア１８はボス２２の周りを自由に回転する。ボス２２の反対側には外側に向いたタブ２６を備える一対のスプリングフィンガー２４を形成するスロット２３がある。タブ２６は、コア１８の上にパチンとはまるように十分に外向きに伸長し、それによってディスペンサーを通常使用する間にコアが外れることを防止する。タブ２６とコア１８の外面との間にはキャリアボード２８の厚さを収容するのに十分な隙間がある。したがって、図３はキャリアボード２８がタブ２６とコア１８に挟まれている状態を示す。図２が示すようにタブ２６と２６は、キャリアボード２８にあるスロット３４を通って伸長する。スプリングフィンガーの使用は、購入者によってキャリアボード２８がディスペンサーから容易に取り除かれることを可能にする。後述するように、また、図１および４に示すように、タブ３２を備えるさらなるスプリングフィンガー３０がディスペンシングハウジング１２のアプリケーター側の端付近に設けられ、キャリアボード２８のスロット３４を通って伸長して、ハウジング１２をキャリアボード２８に取り付ける際にスプリングフィンガー２４と連携して作動する。
【０００９】
図示のように、したがってハウジング１２は取り付けのためにプラスチック製バブルパックを必要とせずに直接にキャリアボード２８に確実に取り付けられる。
図６に示すように、ディスペンサーハウジング１２のアプリケーターの先端３６は、周辺壁１６にオープンスペースを有し、テープ２０のセグメントがコア１８から巻き解かれ、ディスペンサーハウジング１２の外部に通り得るように吐き出し通路３８を作出する。
【００１０】
図６、１０および１１に示すように、固定ガイド４０は、テープ２０がガイド４０の外側のアーチ形のガイド表面の周りをガイドされて紙のような基材４２の上まで導かれるように、吐き出し通路３８に設置される。ガイド４０は好ましくは円筒の一部（セグメント）である。しかし、所望に応じて、ガイドメンバーとして機能するように円筒形メンバー全体が通路３８付近に取り付けられてもよい。ガイド４０は、基材４２に貼用されたテープ２０のセグメント２１がテープの残りの部分から切断され得るように、のこぎり状のブレイドまたはカッター４４に隣接するように置かれる。テープの残りの部分の下流の最端部は、テープの次のセグメントを使い得るようにアプリケーターの先端３６の露出部分で構造体に露呈されたままに留まる。
【００１１】
ガイド４０は、部品を最少化するために不可動であるか固定されることが好ましいが、ガイドはテープのディスペンシングを円滑にするようにローラーの役目を果たす回転可能な円筒であってもよい。
ディスペンサー１０の優位性は、吐き出し通路３８が、ハウジング１２の壁、特にアプリケーター先端３６にある唯一の開口部であるため、テープの新しいスプールが挿入され、テープ２０のセグメントがスプールから巻き解かれるときに、テープがハウジング１２の正しい位置、言い換えれば通路３８、それからガイドの表面４０の周りを通って出て行くことを確実にすることである。テープの粘着する側は、図５および１０に示すように、ガイドメンバー４０によって基材４２に対して押しつけられる。ディスペンサー１０はそれから、基材に貼用するために図１０に示すように矢印の方向に引っ張られる。適切な量のテープが貼用されたら、ハウジングは図５に想像図で示すように、そして図１１に示すように回転されて、図１６に示すようにカッター４４がセグメント２１を切断し、切り離されたセグメント２１が基材に残る一方で隣接した部分２０をディスペンサーから露出した形で残す。
【００１２】
セグメントが切断された後、残りのテープの端が小のこぎり歯（セレーション）にはりついてハウジング中に引っ込まないように、小のこぎり歯または小さな窪み（ディンプル）を通路３８に配置することができる。
図示のように、ハウジング１２は、カッター４４の刃の近くに配置された小さなガイドチーク４５を含む。チーク４５はいくつかの機能を有する。例えば、チーク４５は、テープ２０がディスペンスされる間にテープを適切な位置に保つための外側のガイドメンバーの役目を果たす。図１０に示すように、例えば、ディスペンシング操作中、ガイド４０は、テープ２０を紙または基材４２に押しつける。それと同時に、チーク４５もまた、紙または基材４２を圧迫し、それによってガイド４０とチーク４５が基材に対して配置されるときに適切なディスペンシング角度が実現することを確実にする。チークがハウジング１２のサポート面に沿って配置されているため、チークはテープそれ自体のいくぶん外側に位置し、したがって、その後の切断操作中にテープをカッター４４を横切って設置される経路に沿うように制限するガイドとして機能し、それによってテープをガイド４０上の位置に保つ。図１０にまた示すように、チーク４５はテープを貼用する過程において、カッター４４をテープ２０の上に持ち上げて、それに接触しないように保持する機能を果たす。チークは、回転するピボットメンバーとして機能するように、鋭く尖っているよりも丸いほうが好ましい。したがって、テープ２０からセグメント２１を切断することを所望する際は、図１１に示すようにカッター４４がテープ２０と接触するまで、ディスペンサーをチーク４５の周りを回転させる。ディスペンシング操作の間、基材と完全に接触しないようにカッターを持ち上げることを確実にするこの配置は、テープを貼用している間に基材が引き裂かれることによる破損を最少化するために役立ち、そしてさらにディスペンサーをチーク４５の周りをピボットさせてカッターをテープ２０と接触するように動かす場合に鋭い切り口を可能にする。
【００１３】
テープが完全にディスペンスされたときに、新しいスプールをハウジング１２に取り付けることができる。最初に、空のコア１８を取り外すためにスプリングフィンガー２４と２４を合わせて十分に強く握る。新しいスプールは、スプリングフィンガーが互いの向きに強く握られる際にビョウの上に滑り込ませて所定の位置に取り付けることができる。テープの自由端は、次のテープを貼用するための用意が整うように、ハウジング１２を通して、吐き出し通路３８の外に引っ張り出される。
【００１４】
ディスペンサー１０は当初は、例えば店頭でのディスプレーの一部としてフックに取り付けられるための穴４６を有する可能性のあるキャリアボード２８に取り付けられる。ハウジング１２をキャリアボードから取り外すことを所望する場合は、ハウジングとキャリアボードはフィンガー２４と３０のバネの力によってただ単に引き離され、互いから解除される。タブ２６はテープのスプールがハウジングから外れることを防止する。ハウジングはそれから、これらすべての操作を片手のみを使って行う、図５，１０および１１に示す方法でテープを貼用するために操作される。
【００１５】
ハウジング１２は人間工学的な形状をなし、一般的にティアドロップ形の外観を有する。ハウジング１２は、図１および９に示すように、親指を受ける凹み４６を含んでもよく、そしてさらに、図６と１１に示すように、ユーザーの人差し指を受けるためのグリップリブ４８を含んでもよい。所望に応じて、ハウジング１２の剛性をさらに高めるために表面１４をサポートするように、補強リブ５０を成形することもできる。
【００１６】
スロット付きビョウの優位性は、ある温度条件下においてテープのスプールの収縮に対処できることである。スプールのさらなる特性は、一枚壁の厚さからなっているゆえに、ハウジング内により多量な長さのテープを収容する余分な空間を提供することである。例えば、テープ２０は、コア１８の外面から外向きに放射状方向に二分の一インチ以上の長さだけコア１８の周りに巻かれ得る。テープのスプールは、図６に示すようにハウジング１２の幅広端をほぼ完全に埋め尽くす。これは二重壁の厚さで、テープ量が外壁から放射状に二分の一インチ以下の長さで伸び、ハウジング１２の総直径がコア１８が位置する幅広端において１．５インチ以上であってはならない従来のスプールに比べて改善を実現する。ロール状のテープの総直径は、長さが少なくとも３５０インチのテープでは約１．５インチである。ロール状のテープの直径が１．２５インチの場合、テープの長さは少なくとも３００インチである。ディスペンサー自体はテープの幅を制限しないため、テープの幅は、ディスペンサーの操作の容易さのような要素によって決定されるいずれの寸法であってもよい。
【００１７】
本発明のさらなる優位性は、最小限の部品数を実現しやすいことである。 ディスペンサー１０は、例えば、わずかに３個の部品から成り得る。一つの部品はキャリアボード２８である。もう一つの部品はテープのスプールである。残りの構成部品すべては、第三の部品を形成するために一体型に成形されるであろう。しかし、所望に応じて、これらの構成部品のいくつかは個別のメンバーであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】
本発明によるハンドヘルド型粘着テープディスペンサーの正面図。
【図２】
図１に表示のディスペンサーの背面図。
【図３】
図２に表示の線３−３に沿った断面図。
【図４】
図１に表示の線４−４に沿った断面図。
【図５】
図１〜４に表示のディスペンサーがキャリアボードから着脱され、およびテープがディスペンスされている間の正面図。
【図６】
図１〜５に表示のディスペンサーがキャリアボードから着脱された、背面図。
【図７】
後部のキャリアボードを想定表示した、図６に表示のディスペンサーの側面図。
【図８】
図６〜７に表示のディスペンサーの頂面図。
【図９】
図６〜８に表示のディスペンサーの底面図。
【図１０】
ディスペンスされる粘着テープを表示する、図５と同様な背面図。
【図１１】
粘着テープが切断される過程を表示する、拡大断片化された背面図。

Claims (19)

1. 部分的シェルを備えるハンドヘルド型粘着テープディスペンサーであって、
   前記シェルは、サポートフェースと前記サポートフェースから外向きに伸びてオープンフェースハウジングを形成する周辺壁を有し、
   前記ハウジング内のコアはその上に巻かれる粘着テープを有し、
   前記シェル上にある取り付け用構造体は前記コアを前記シェルに回転可能かつ着脱可能に取り付け、前記取り付け用構造体は前記コアにパチンとはまる（ｓｎａｐ ｏｖｅｒ）スプリングフィンガーを含み、
   前記シェルは貼用端を有し、前記周辺壁はオープンスペースを有し、前記オープンスペース内にあるカッターが前記壁から外向きに伸び、前記オープンスペース内にあるガイドが前記カッターに隣接して配置され、
   前記ガイドは、前記壁の外側にガイド表面を有し、並びに前記ガイドが前記壁から離れていて前記テープのセグメント用の吐き出し通路を形成しており、
   前記コアから伸びた前記テープセグメントは、前記通路および前記ガイド表面の周りを通って伸びて、前記テープの残りから前記カッターによって切断される、ハンドヘルド型粘着テープディスペンサー。
2. 前記ディスペンサーがキャリアボードを含み、そして前記取り付け構造体が前記ハウジングの前記オープンフェースに前記キャリアボードを取り付ける、請求項１に記載のディスペンサー。
3. 前記スプリングフィンガーのそれぞれが、前記ハウジングに前記キャリアボードを着脱可能に取り付けるために、前記キャリアボード内にあるスロットを通して伸びる偏った位置にあるタブに終端する、請求項２に記載のディスペンサー。
4. 前記ディスペンサーが、前記取り付け用構造体のスプリングフィンガーから遠く離れた位置にある前記サポートフェースに取り付けられているさらなるスプリングフィンガーを含み、前記さらなるスプリングフィンガーが外向きに伸びるタブを備え、前記キャリアボードにあるスロットを通って伸長して、前記取り付け用構造体スプリングフィンガーと連携して作動して前記ハウジングに前記キャリアボードを取り付ける、請求項３に記載のディスペンサー。
5. 前記通路が前記シェルの側壁にある唯一の開口部であり、前記ハウジングからテープが出るときに前記テープの正しい位置付けを確実にする、請求項１に記載のディスペンサー。
6. 前記ガイド表面がアーチ形をなし、そして前記ガイドが固定された固定ガイドである、請求項１に記載のディスペンサー。
7. 前記ハウジングが一般的にアーチ形の幅広端と前記幅広端から遠く離れた位置にあるより細い端を備えるティアドロップ形であって、前記細い端が前記貼用端を備え、前記コアが前記幅広端内に取り付けられており、前記サポートフェースが親指を受ける凹みを含み、そして前記周辺壁が指を受ける凹みを含む、請求項１に記載のディスペンサー。
8. 前記ディスペンサーが、前記テープをディスペンスする間に前記カッターを持ち上げるために、前記カッターに隣接して取り付けられたチークを含む、請求項１に記載のディスペンサー。
9. 前記チークがアーチ形表面を備え、それによって前記ディスペンサーがディスペンシング位置から切断位置に移動されるときに、前記チークが回転するピボットメンバーとして機能し得る、請求項８に記載のディスペンサー。
10. 前記取り付け用構造体が、前記スプリングフィンガーを作出し、ならびに前記テープの収縮に対処するために、２箇所の別々の位置でスロットが作成されている壁を有するボスを具備する、請求項１に記載のディスペンサー。
11. 前記ボスが一般的に長方形である、請求項１０に記載のディスペンサー。
12. 前記コアと前記テープが実質的に前記幅広端を埋め尽くし、前記コアが一枚壁の厚さであって、そして前記テープが前記コアの周囲から少なくとも１／２ｉｎｃｈの半径厚まで放射状に伸びる、請求項１に記載のディスペンサー。
13. 前記スプリングフィンガーのそれぞれが、前記シェルに回転可能に取り付けられている前記コアを選択的に維持し、さらに前記コアを前記シェルから取り外すことができるように外向きに伸びるタブを含む、請求項１に記載のディスペンサー。
14. 前記取り付け用構造体と前記ガイドならびに前記カッターが前記シェルと一体化されている、請求項１に記載のディスペンサー。
15. キャリアボードが前記ハウジングに着脱可能に取り付けられており、そして前記ディスペンサーが、前記シェルを一つの部品として、前記キャリアボードを二番目の部品として、ならびに前記テープを備える前記コアを三番目の部品として含む三部構造である、請求項１４に記載のディスペンサー。
16. 部分的シェルを備えるハンドヘルド型粘着テープディスペンサーであって、
    前記シェルがサポートフェースと前記サポートフェースから外向きに伸びてオープンフェースを形成する周辺壁を有し、
    前記ハウジング内にあるコアはその上に巻かれる粘着テープを有し、
    前記シェル上にある取り付け用構造体は、前記コアを前記シェルに回転可能かつ着脱可能に取り付け、キャリアボードが前記ハウジングのオープンフェースを横切って取り付けられ、
    前記シェルは貼用端を有し、
    前記周辺壁はオープンスペースを有し、前記オープンスペース内にあるカッターが前記壁から外向きに伸び、前記オープンスペースにある固定ガイドが前記カッターに隣接して配置され、
    前記固定ガイドは前記壁の外側にガイド表面を有し、前記固定ガイドが前記壁から離れていて、前記テープセグメント用の吐き出し通路を作出し、
    前記コアから伸びた前記テープセグメントは、前記通路および前記ガイド表面の周りを通って伸びて、前記テープの残りから前記カッターによって切断され、前記取り付け用構造体と前記固定ガイドならびに前記カッターが前記シェルと一体化されてワンピース部品を形成し、並びに前記ディスペンサーが前記ワンピース部品と二番目の部品である前記キャリアボードと三番目の部品である前記コアとテープから成る３個の別々の部品のみを含む、ハンドヘルド型粘着テープディスペンサー。
17. 前記ハウジングが一般的にアーチ形の幅広端と前記幅広端から遠く離れた位置にある細い端を備えるティアドロップ形であって、前記細い端が前記貼用端を備え、前記コアと前記テープが前記幅広端内に位置して実質的にこれを埋め尽くし、前記コアが一枚壁の厚さで、そして前記テープが前記コアの周りに少なくとも１／２ｉｎｃｈの厚さで放射状に伸びる、請求項１６に記載のディスペンサー。
18. 前記ディスペンサーが、前記テープをディスペンスする間前記カッターを持ち上げるために、前記カッターに隣接して取り付けられたチークを含む、請求項１６に記載のディスペンサー。
19. 前記チークがアーチ形表面を有し、それによって前記ディスペンサーがディスペンシング位置から切断位置まで移動されるときに、前記チークが回転するピボットメンバーとして機能し得る、請求項１８に記載のディスペンサー。