JP3594689B2 - テープディスペンサー - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、裏面に粘着剤が塗布され、所望の間隔にミシン目やスリット等の切り込み部を有して巻き取られたテープを引き出し、切り込み部より切断して使用できるようにしたテープディスペンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
巻き取り形状の粘着テープは、裏面に粘着剤が塗布され、幅が約1〜2cm程度のもの、あるいはダンボールの梱包用などに使用され、約4〜6cm程度の幅広のものがあり、材質についても透明、半透明または着色され、紙、樹脂または布状のものが一般的なものとして知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、これらの粘着テープの使用に際しては、テープ収納部より引き出してジクザグな一枚の刃よって、所望の長さに切断されるテープディスペンサーが用いられるが、このような従来のテープディスペンサーにおいては、粘着テープの形態において、あらかじめ所望の間隔にミシン目やスリット等の切り込み部を有して巻き取られているテープを引き出して、ミシン目より切断するためには、このミシン目と刃を正確に合わせなくてはならず使い勝手が悪いものであった。
【0004】
このように、あらかじめ所望の間隔にミシン目を有して巻き取られているテープは、あらかじめ印刷されたり、あるいは、各種の可変データが印字され、所定形状または、任意な長さのラベルとして使用されるものが見込まれている。この発明は、あらかじめランダムにあるいは、所定の間隔に切り取り用の切り込み部が設けられた粘着テープ用のテープディスペンサーであって、テープの引き出しおよび切り取り用の切り込み部から切断する際にも簡単な切断操作ができるテープディスペンサーを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明によるテープディスペンサーは、
内側に粘着面を有し、単位毎にミシン目及びスリットを有するロール状粘着テープを保持する保持手段と、
このロール状粘着テープを一端から引き出して粘着面を突出させるテープ繰り出し手段と、
このテープ繰り出し手段から繰り出されたテープの粘着面の裏面側に位置し、該テープのスリットを押し開くためのテープ切断補助手段とを設けてなるものである。
【0006】
また理想的には、前記テープ繰り出し手段は、テープ繰り出し面の少なくとも先端に湾曲面を有してなるか、前記テープ切断補助手段をテープ繰り出し手段におけるロール状粘着テープの繰り出し方向下流端部に位置し、テープ繰り出し面が湾曲する突出位置に配置させることが望ましい。
【0007】
【作用】
このテープ繰り出し手段の後端部または後段に位置するテープ切断補助手段は、テープの粘着面の裏面側に位置するので、テープ繰り出し手段によって、粘着テープの一端を引き出す際、不用意にテープの粘着面がテープ切断補助手段に貼り付くことなくスムースに引き出せる。
【0008】
また、前記テープ繰り出し手段は、テープ繰り出し面の少なくとも先端に湾曲面を有してなるか、前記テープ切断補助手段をテープ繰り出し手段の後端部に位置し、テープ繰り出し面が湾曲する突出位置に配置させることによって、繰り出されるテープに腰ができテープディスペンサーのテープ繰り出し手段から確実にテープを繰り出すことができる。
【0009】
【実施例】
以下この発明の実施例を示す図面に基づいてこの発明を説明する。図1は、この発明のテープディスペンサー1を示す側面説明図である。図2は、図1の反対側の側面図で繰り出し機構の側面説明図である。また、図3は、テープディスペンサー1からテープが繰り出される状態を示すテープディスペンサー1の正面説明図である。さらに、図4は、このテープディスペンサー1で使用される粘着テープ2の説明図である。
【0010】
このテープディスペンサー1は、図4に示されるようにあらかじめ所定の間隔でテープの幅方向にミシン目3とこのミシン目3の中央部を切り込んだスリット4が設けられている粘着テープ2がロール形状のものを使用する。テープディスペンサー1は、粘着テープ2をフレーム5内にセットしテープ繰り出し手段を構成するハンドル10を握ると繰り出しロール6と繰り出しベルト7から粘着テープ2が一端から繰り出せるようになっている。このテープ繰り出し手段は、図2に示されるようにハンドル10がフレーム5に支点11で支えられており、ハンドル10を握ると支点13で支えられたギヤ14に回転力が連結バー12を介して伝達される。ギヤ14が回転すると繰り出しロール回転ギヤ15を回転させるが、このギヤ14は、ワンウェイクラッチを介して繰り出しロール6に接続されている。ハンドル10は、手を離すとスプリング17によってもとの位置にもどされるが、繰り出しロール6は、このワンウェイクラッチによって粘着テープ2の繰り出し方向にのみ回転するようになっている。また、11は、粘着テープ2が不用意に繰り出されないように設けられたブレーキである。
【0011】
繰り出しベルト7の先端には、繰り出された粘着テープ2の切断を補助する先端形状が球状のテープ切断補助手段8が設けられている。繰り出しベルト7とテープ切断補助手段8の位置関係は、図3の正面説明図に示されるように粘着テープ2の幅方向に両側方向に二本の繰り出しベルト7の先端方向の間にテープ切断補助手段8の先端が位置している。これにより粘着テープ2の繰り出し面の先端が湾曲し、粘着テープに腰ができテープディスペンサー1のテープ繰り出し手段から確実にテープを繰り出すことができる。
【0012】
テープ切断補助手段8の前方には、繰り出された粘着テープ2を被貼着物に押し付けるためのテープ押さえ9が設けられている。
【0013】
次に、図5に基づいてこのテープディスペンサー1の使用状態を説明する。尚、繰り出し手段については、前述した通りであるので粘着テープ2が繰り出される部分のみについて説明する。図5の(イ)は、粘着テープ2を繰り出す前の状態で、図5の(ロ)のように粘着テープ2がテープ押さえ9の下部位置まで繰り出される。図5の(ハ)のように繰り出された粘着テープ2をテープ押さえ9で被貼着物に押し付ける。その状態で、テープディスペンサー1を引くと、図5の(ニ)のようにテープ切断補助手段8が粘着テープ2のスリット4を押し開き、さらにミシン目3を引き裂き切断され、図5の(ホ)の状態になる。この図5の(ホ)の状態は、図5の(イ)の状態と同じ状態であり、次に図5の(ヘ)の状態は、図5の(ロ)同様であり、以後同じ動作を繰り返えす。
【0014】
以上の通りであるが、粘着テープの繰り出し面に湾曲面を構成する手段において、上記実施例では、二本の繰り出しベルトで構成したが、糸巻き状のロール等で構成してもよい。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、この発明のテープディスペンサーによれば、このテープ繰り出し手段の後端部または後段に位置するテープ切断補助手段は、テープの粘着面の裏面側に位置するので、テープ繰り出し手段によって、粘着テープの一端を引き出す際、不用意にテープの粘着面がテープ切断補助手段に貼り付くことなくスムースに引き出せ、またテープの引き出しおよび切り取り用の切り込み部から切断する際にも切断操作が簡単なテープディスペンサーを提供できる等の効果を奏することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープディスペンサーの側面説明図。
【図2】図1のテープディスペンサーの反対側の側面説明図。
【図3】図1テープディスペンサーの正面説明図。
【図4】本発明で使用される粘着テープの説明図。
【図5】本発明のテープディスペンサーの使用状態説明図。
【符号の説明】
1 テープディスペンサー
2 粘着テープ
5 フレーム
6 繰り出しロール
7 繰り出しベルト
8 テープ切断補助手段
9 テープ押さえ
10 ハンドル
Claims (3)
- 内側に粘着面を有し、単位毎にミシン目及びスリットを有するロール状粘着テープを保持する保持手段と、
このロール状粘着テープを一端から引き出して粘着面を突出させるテープ繰り出し手段と、
このテープ繰り出し手段から繰り出されたテープの粘着面の裏面側に位置し、該テープのスリットを押し開くためのテープ切断補助手段とを設けてなることを特徴とするテープディスペンサー。 - 前記テープ繰り出し手段は、テープ繰り出し面の少なくとも先端に湾曲面を有してなることを特徴とする請求項1記載のテープディスペンサー。
- 前記テープ切断補助手段は、テープ繰り出し手段におけるロール状粘着テープの繰り出し方向下流端部に位置し、テープ繰り出し面が湾曲する突出位置に配置させたことを特徴とする請求項1記載のテープディスペンサー。
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JP6476395A JP3594689B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | テープディスペンサー |
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Family
ID=13267561
Family Applications (1)
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JP6476395A Expired - Fee Related JP3594689B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | テープディスペンサー |
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1995
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