JPH11173038A - 横型ブラインドの操作装置 - Google Patents

横型ブラインドの操作装置

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JPH11173038A
JPH11173038A JP34663097A JP34663097A JPH11173038A JP H11173038 A JPH11173038 A JP H11173038A JP 34663097 A JP34663097 A JP 34663097A JP 34663097 A JP34663097 A JP 34663097A JP H11173038 A JPH11173038 A JP H11173038A
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grip
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shaft
cord
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Yuichi Miura
雄一 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレーキ装置の摩擦力を容易に微調整可能と
し、かつブレーキ装置の摩擦力の再設定を必要とするこ
となく、ブレーキ装置の作動を容易に解除可能とし得る
横型ブラインドの操作装置を提供する。 【解決手段】操作棒8の下端部に設けたグリップ42内
にブレーキ装置を設け、ブレーキ装置は、昇降コード1
0に摺接して、該昇降コード10に対し摩擦力を発生さ
せる摩擦部材46,49と、摩擦力を調節可能とする摩
擦力調節手段48,57と、摩擦力調節手段で設定され
た摩擦力を発生させる状態と、該摩擦力を解除する状態
とのいずれかを選択可能とするブレーキ解除手段52,
56とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横型ブラインド
のスラットを昇降及び角度調節するための操作装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】横型ブラインドは、ヘッドボックスから
複数本のラダーコードを介して多数段のスラットが吊下
支持され、同ラダーコードの下端にボトムレールが吊下
支持される。また、各スラットには複数本の昇降コード
が挿通され、同昇降コードの一端は前記ボトムレールに
接続され、他端部はヘッドボックス内に案内されて、操
作装置に接続される。
【0003】そして、操作装置の操作により、昇降コー
ドを介してボトムレールを昇降することにより、スラッ
トが昇降される。また、操作装置の操作により、ラダー
コードを介して各スラットが同位相で角度調節される。
【0004】前記操作装置の一種類として、ヘッドボッ
クス内にギヤ機構が配設され、そのギヤ機構の入力軸が
ヘッドボックスに設けられた開口部からヘッドボックス
外へ突出され、その入力軸の先端に操作棒が連結され、
その操作棒の回転操作により、スラットを角度調節可能
としたものがある。
【0005】また、このような操作装置では、昇降コー
ドがヘッドボックス内から操作棒内に案内され、同操作
棒下端部において、つまみに接続される。そして、つま
みを操作して昇降コードをヘッドボックスから引き出せ
ば、ボトムレールが引き上げられて、スラットが上昇す
る。
【0006】昇降コードの引出し操作を停止すれば、自
重降下防止装置が作動して、スラット及びボトムレール
の自重降下が防止される。また、自重降下防止装置の作
動を解除すれば、スラット及びボトムレールはその自重
に基づいて下降する。
【0007】また、上記のような横型ブラインドでは自
重降下防止装置の作動を解除したとき、ボトムレール及
びスラットの自重による降下速度を調整するためのブレ
ーキ装置が備えられている。
【0008】このようなブレーキ装置は、昇降コードの
移動径路上に設けられ、昇降コードに摩擦力を作用させ
ることにより、スラットの急激な落下を防止する構成と
したものが一般的であり、実公平7−41836号公報
には、昇降コードに作用する摩擦力を調整可能として、
ブラインドの大きさに関わらずスラットの降下速度を適
宜に設定可能としたブレーキ装置が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
横型ブラインドでは、ブレーキ装置と自重降下防止装置
とを兼用した構成となっている。すなわち、操作棒の下
端部に設けられたグリップ部分は、その下部本体をコイ
ルばねの付勢力に抗して引き下げれば、ブレーキ装置と
して動作し、下部本体を手放せば自重降下防止装置とし
て動作する。
【0010】また、下部本体を上部本体に対し回転させ
て、操作棒の下端内周部に対するコードロックの位置を
調整することにより、下部本体を引き下げてブレーキ装
置として作用させたときに昇降コードに作用する摩擦力
を調節可能となっている。従って、コードロックの位置
を調整することにより、ブラインドの大きさに見合った
摩擦力を発生させて、スラットの降下速度を適宜に設定
可能となっている。
【0011】上記のようなブレーキ装置では、自重降下
防止装置として動作させたとき、操作棒の下端内周部と
コードロックとで昇降コードを挟着して昇降コードの移
動を確実に阻止する必要がある。
【0012】このため、操作棒の下端内周部に対し、コ
ードロックの昇降コード案内面を斜面とする必要があ
る。このような構成では、自重降下防止装置として動作
させたとき、昇降コードの移動を確実に阻止するために
は、コードロックの昇降コード案内面の傾きを大きくす
る必要があるが、傾きを大きくすると、ブレーキ装置と
して動作させるときの摩擦力の微調整が難しくなる。ま
た、傾きを小さくして、摩擦力を容易に微調整可能とす
ると、自重降下防止装置として動作させたとき、昇降コ
ードの移動を確実に阻止することができなくなるおそれ
がある。
【0013】また、上記のようなブレーキ装置ではスラ
ットの下降操作時に、あらかじめ設定された一定の摩擦
力が昇降コードに常時作用する。このような状態では、
スラットが最下限近傍まで下降されたとき、昇降コード
に作用するスラットの重量が少なくなるため、スラット
の下降速度が低下したり、あるいはスラットが最下限ま
で下降されることなく下降動作が停止することもある。
【0014】そこで、このような場合にはスラットを速
やかに最下限まで下降させるために、ブレーキ装置の作
動を解除するようにコードロックの位置を変更すると、
スラット下降操作後にブレーキ装置の摩擦力を再設定す
る必要があり、その作業が煩雑となる。
【0015】この発明の目的は、ブレーキ装置の摩擦力
を容易に微調整可能とし、かつブレーキ装置の摩擦力の
再設定を必要とすることなく、ブレーキ装置の作動を容
易に解除可能とし得る横型ブラインドの操作装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1では、ヘッドボ
ックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊
下支持し、前記ヘッドボックスの一側に垂下される操作
棒を回転操作して、ヘッドボックス内の角度調節軸を回
転させることにより、前記ラダーコードを介して各スラ
ットを角度調節可能とし、前記ヘッドボックスから前記
操作棒内に挿通され、該操作棒から垂下される昇降コー
ドをヘッドボックスから引き出すことによりボトムレー
ルを引き上げてスラットを引き上げ可能とし、前記ボト
ムレール及びスラットの自重により前記昇降コードをヘ
ッドボックス内に引き込ませることによりスラットを下
降可能とし、前記ヘッドボックス内には、スラットの自
重による昇降コードの移動を阻止し、前記操作棒をその
軸方向に引くことによりその作動を解除してスラットの
自重による同昇降コードの移動を許容し、前記昇降コー
ドをヘッドボックスから引き出すことによりその作動を
解除してスラットの引き上げ操作を可能とする自重降下
防止装置を設けた横型ブラインドにおいて、前記操作棒
の下端部に設けたグリップ内にブレーキ装置を設け、前
記ブレーキ装置は、前記昇降コードに摺接して、該昇降
コードに対し摩擦力を発生させる摩擦部材と、前記摩擦
力を調節可能とする摩擦力調節手段と、前記摩擦力調節
手段で設定された摩擦力を発生させる状態と、該摩擦力
を解除する状態とのいずれかを選択可能とするブレーキ
解除手段とから構成した。
【0017】請求項2では、前記摩擦部材は、中央部に
設けたブレーキ軸の周囲に前記昇降コードを挿通するた
めの挿通孔を備えたブレーキ体と、前記ブレーキ軸の周
囲に配設され、該ブレーキ軸との間に前記昇降コードを
挿通するための間隙を設定するブレーキ環とから構成
し、前記ブレーキ軸は、先端に向かって細くした。
【0018】請求項3では、前記摩擦力調整手段は、前
記グリップ内に移動可能に支持するとともに、先端に前
記ブレーキ環を取着したスライダーと、前記スライダー
を前記ブレーキ軸の軸方向に移動させて、該ブレーキ軸
とブレーキ環との間隙を調節するスライダー位置調節装
置とから構成した。
【0019】請求項4では、前記ブレーキ解除手段は、
前記スライダーを、前記スライダー位置調節装置で設定
された位置に付勢する付勢手段と、前記スライダーを前
記付勢手段の付勢力に抗して移動させて、前記ブレーキ
軸とブレーキ環との間隙を拡大するスライダー操作装置
とから構成した。
【0020】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)図1及び図
2に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1から複数
本のラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊下
支持され、同ラダーコード2の下端にはボトムレール4
が吊下支持されている。
【0021】前記ヘッドボックス1内には支持部材5が
複数個配設され、その支持部材5にはドラム6が回転可
能に支持される。前記ラダーコード2の上端部は、前記
ドラム6に取着され、そのドラム6の中心部には角度調
節軸7が嵌挿されている。従って、角度調節軸7が回転
されると、ドラム6が回転され、そのドラム6の回転に
ともなって、ラダーコード2の一方が引き上げられるこ
とにより、各スラット3及びボトムレール4が同位相で
角度調節される。
【0022】前記ヘッドボックス1の一端部には操作棒
8が吊下支持されている。前記操作棒8を回転操作する
と、図3に示すようにヘッドボックス1内に配設される
ギヤ機構9を介して前記角度調節軸7が回転される。従
って、操作棒8の回転操作により、各スラット3を角度
調節可能となっている。
【0023】前記スラット3の両側部には、昇降コード
10が貫通され、その昇降コード10の一端は前記ボト
ムレール4に取着される。前記昇降コード10の他端は
前記支持部材5を経て、ヘッドボックス1内を前記ギヤ
機構9方向に案内される。そして、ギヤ機構9に設けら
れる後記自重降下防止装置を経て、前記操作棒8内に挿
通され、その先端はコードイコライザ11に接続され
る。
【0024】従って、コードイコライザ11を下方へ引
いて、ヘッドボックス1から昇降コード10を引き出す
ことにより、ボトムレール4を引き上げて、スラット3
を引き上げ可能である。そして、昇降コード10の引出
し操作を停止すれば、自重降下防止装置が作動して、ボ
トムレール4及びスラット3の自重による降下が防止さ
れて、スラット3が所望位置に吊下支持される。
【0025】また、前記操作棒8をその長手方向に沿っ
て下方へ引くと、前記自重降下防止装置の作動が解除さ
れ、ボトムレール4及びスラット3がその自重により下
降するようになっている。
【0026】前記ギヤ機構9の入力軸12はヘッドボッ
クス1の開口部から突出され、その入力軸12の先端に
ユニバーサルジョイント13を介して前記操作棒8が吊
下支持される。前記ヘッドボックス1の開口部は前記入
力軸12を挿通するカバー14で覆われている。
【0027】図3に示すように、前記ギヤ機構9の支持
ケース15は前記ヘッドボックス1内に固定され、その
支持ケース15に前記入力軸12が回転可能に、かつ軸
方向に上下動可能に支持されている。
【0028】前記入力軸12の上端には拡径部16が形
成され、その拡径部16の外周には平歯車17が刻設さ
れている。前記入力軸12を回転可能に支持する前記支
持ケース15の軸受部と前記拡径部16との間には、コ
イルスプリング25が配設される。そして、入力軸12
を下方へ引き下げると、コイルスプリング25が圧縮さ
れて、支持ケース15を支点として入力軸12を上方へ
付勢するようになっている。
【0029】前記拡径部16の側方において、前記支持
ケース15には第一の中間ギヤ18が回転可能に支持さ
れている。その第一の中間ギヤ18は平歯車で構成さ
れ、前記拡径部16の平歯車17に噛み合っている。
【0030】前記第一の中間ギヤ18の側方において、
前記支持ケース15には第二の中間ギヤ19が回転可能
に支持されている。その第二の中間ギヤ19は、その軸
心が前記第一の中間ギヤ18の軸心に対し45度傾いた
状態で支持され、その下部には前記第一の中間ギヤ18
に噛み合う斜歯歯車20が刻設されている。
【0031】前記第二の中間ギヤ19の上部にはウォー
ム21が刻設され、そのウォーム21には前記支持ケー
ス15に回転可能に支持されたウォームホイール22が
噛み合わされる。
【0032】前記ウォームホイール22の中心部は、中
空状に形成されて、前記角度調節軸7が挿通されてい
る。前記ウォームホイール22の一端面には、なだらか
な山型の凹凸23aが周方向に連続して形成され、その
ウォームホイール22の一端面に対向するクラッチ部材
24の端面にも同様な凹凸23bが形成されて、互いに
噛み合わされている。
【0033】また、クラッチ部材24は支持ケース15
を支点としたコイルスプリング26の付勢力により常に
ウォームホイール22に圧接され、一定値以下の回転ト
ルクがウォームホイール22からクラッチ部材24に伝
達される。なお、ウォームホイール22からクラッチ部
材24に伝達される回転トルクが一定値を超えると、ク
ラッチ部材24が軸方向に往復動作しながら凹凸23
a,23bが互いに空回りするようになっている。
【0034】前記クラッチ部材24の中心部には六角孔
27が形成され、その六角孔27には前記角度調節軸7
が嵌挿されている。従って、クラッチ部材24が回転さ
れると、角度調節軸7が回転される。
【0035】前記入力軸12の平歯車17の上方におい
て、前記支持ケース15には滑車28が支軸29を介し
て回転可能に支持されている。その支軸29は、ヘッド
ボックス1の長手方向に対し直交する方向に支持され
て、滑車28はヘッドボックス1の長手方向に沿って回
転可能に支持される。前記滑車28の外周面にはローレ
ットが刻設されている。
【0036】前記滑車28の側方において、前記支持ケ
ース15にはストッパカム30が支軸31を介して上下
方向に回転可能に支持されている。すなわち、前記スト
ッパカム30は、ヘッドボックス1の長手方向に対し直
交する方向に支持された支軸31にその基端部が回転可
能に支持され、その先端部は前記滑車28の外周面に対
向している。また、その対向面の下部にはローレットが
刻設された歯面32aが形成され、上部には平坦面32
bが形成されている。
【0037】そして、ストッパカム30の先端部を前記
滑車28より下方に位置させた状態から、同ストッパカ
ム30を上方へ回動させたとき、滑車28とストッパカ
ム30の歯面32aとの最小間隔は、前記昇降コード1
0の径より十分小さくなるように設定される。
【0038】前記ストッパカム30を支持する支軸31
には、捩りコイルスプリング33が巻装され、その捩り
コイルスプリング33の一端は、前記支持ケース15に
当接し、他端はストッパカム30に当接している。そし
て、支持ケース15を支点とする捩りコイルスプリング
33の付勢力により、ストッパカム30は常に上方へ付
勢されている。
【0039】図5に示すように、前記ストッパカム30
の一側には、駆動アーム34が形成される。前記駆動ア
ーム34は、その基端が前記支軸31の下方に位置し、
先端部は斜め上方に向かって延び、先端には前記支軸3
1の軸方向に突出する係止軸35が形成されている。
【0040】前記ストッパカム30の上面には、係止凹
部36が形成され、前記支持ケース15の上部には、係
止凹部36に係合する回動規制軸37が形成される。そ
して、ストッパカム30は係止凹部36が回動規制軸3
7に係合すると、それ以上の動が阻止される。
【0041】前記支持ケース15の後方には、解除プレ
ート38が配設されている。その解除プレート38に
は、図5に示すように、前記ストッパカム30の係止軸
35に係合可能とした係合部39が形成され、解除プレ
ート38の基端部は直角に折り曲げられて、前記入力軸
12を挿通可能とした環状部40が形成されている。
【0042】図3に示すように、解除プレート38の環
状部40には入力軸12が挿通されて、その環状部40
が前記コイルスプリング25と拡径部16との間に支持
される。従って、解除プレート38は入力軸12と一体
に上下動するようになっている。
【0043】また、コイルスプリング25の付勢力によ
り、入力軸12が上限位置にあるときは、解除プレート
38の係合部39は、係止凹部36が回動規制軸37に
係合しているストッパカム30の係止軸35より上方に
位置するように設定される。
【0044】そして、コイルスプリング25の付勢力に
抗して入力軸12が引き下げられることにより解除プレ
ート38が下方へ移動すると、解除プレート38の係合
部39がストッパカム30の係止軸35に係合して、ス
トッパカム30が下方へ回動される。
【0045】コイルスプリング25の付勢力により、入
力軸12が上方へ移動して原位置に復帰すれば、捩りコ
イルスプリング33の付勢力により、係止凹部36が回
動規制軸37に係合するまでストッパカム30が上方へ
回動される。
【0046】従って、前記滑車28とストッパカム30
とで自重降下防止装置41が構成され、前記昇降コード
10はヘッドボックス1内から滑車28とストッパカム
30との間に挿通され、入力軸12を経て前記操作棒8
内に案内される。
【0047】前記操作棒8の下端部にはグリップ42が
設けられ、そのグリップ42内にはスラット下降操作時
におけるスラット降下速度を設定するためのブレーキ装
置が内蔵されている。
【0048】前記ブレーキ装置の構成を図7〜図11に
従って説明する。前記操作棒8の下端には、筒状の第一
のグリップ43が嵌着固定される。図7に示すように、
前記第一のグリップ43の下端部には、下端縁から上方
に延びる垂直部と、その垂直部の上端からさらに直角に
側方へ延びる水平部とで構成される4つの係止溝43a
が等間隔に設けられている。
【0049】前記第一のグリップ43内の上部には、ブ
レーキ体44がストップリング45を介して嵌着されて
いる。前記ブレーキ体44には、その中央において下方
へ向かって突出するブレーキ軸46が形成され、そのブ
レーキ軸46の周囲には、前記昇降コード10を挿通す
るための複数の挿通孔47が形成されている。
【0050】前記ブレーキ軸46は、断面円形の軸であ
り、先端に向かって僅かに径が小さくなるように形成さ
れる。前記ブレーキ体44の下方には、合成樹脂で成形
されたスライダー48が前記第一のグリップ43の内周
面に沿って上下方向に移動可能に配設されている。前記
スライダー48の上端には、ブレーキ環49が嵌着さ
れ、そのブレーキ環49の中央部には、ブレーキ孔50
が形成されている。
【0051】前記ブレーキ孔50内には、前記ブレーキ
軸46が突出され、図8〜図10に示すように、ブレー
キ孔50内へのブレーキ軸46の突出量が変化すると、
ブレーキ軸46とブレーキ環49との間隔が変化するよ
うになっている。
【0052】そして、図8に示すように、ブレーキ軸4
6がその基端近傍までブレーキ孔50内に挿入された状
態では、ブレーキ軸46とブレーキ環49との間隔は昇
降コード10の径より小さくなるように設定されてい
る。また、ブレーキ軸46は先端に向かってその径が小
さくなることから、スライダー48を下降させるにつれ
て、ブレーキ軸46とブレーキ環49との間隔が大きく
なるように設定されている。
【0053】前記第一のグリップ43の下端部には、環
状の第二のグリップ51が嵌着されている。すなわち、
前記第二のグリップ51の内周面には、前記第一のグリ
ップ43の係止溝43aに係合するように、径方向内側
に突出する係止凸部51aが形成され、その係止凸部5
1aを係止溝43aの水平部に係合させると、第二のグ
リップ51が第一のグリップ43に対し上下方向に移動
不能に支持される。
【0054】前記第二のグリップ51の中心部には、前
記スライダー48が上下方向に移動可能に挿通されてい
る。前記第二のグリップ51と、前記スライダー48の
上端部に形成されたフランジ部との間には、コイルスプ
リング52が配設されている。従って、スライダー48
は第二のグリップ51を支点としたコイルスプリング5
2の付勢力により、上方へ付勢されている。
【0055】前記スライダー48の中間部外周面には、
雄ネジ53が刻設され、下端部には上方に伸びるバネ片
54が形成され、そのバネ片54の先端には返し55が
形成されている。
【0056】前記スライダー48の下端部には、筒状の
第三のグリップ56がスライダー48に沿って上下方向
に移動可能に、かつ相対回転不能に挿通され、その第三
のグリップ56内には筒状の第四のグリップ57が嵌挿
されている。前記第四のグリップ57の上端部内周面に
は雌ネジ58が刻設され、前記スライダー48の雄ネジ
53に螺合されている。
【0057】前記第四のグリップ57の下端部外周面に
は、断面波型の凹凸59が形成され、その凹凸59の一
部は前記第三のグリップ56の下方に露出されている。
前記第三のグリップ56の下端部内周面には、前記第四
のグリップ57の凹凸59に噛み合う断面波型の凹凸6
0が形成されている。従って、第四のグリップ57の凹
凸59が第三のグリップ56の凹凸60に噛み合ってい
る状態では、第三のグリップ56の回動が阻止される。
前記第三のグリップ56の上端部は、第四のグリップ5
7の上端に係合している。
【0058】前記昇降コード10は、前記操作棒8内か
らブレーキ体44の挿通孔47に案内され、次いでブレ
ーキ軸46とブレーキ環49との間に案内され、スライ
ダー48内から第四のグリップ57内を経て、グリップ
42下方に案内される。
【0059】このよう構成されたブレーキ装置では、第
三のグリップ56を下方へ引き下げると、第四のグリッ
プ57が第三のグリップ56と一体に引き下げられる。
すると、スライダー48が第四のグリップ57と一体に
引き下げられる。
【0060】また、第二のグリップ51の係止凸部51
aを第一のグリップ43の係止溝43aの水平部から外
すと、第二のグリップ51が下降可能な状態となり、こ
の状態では第四のグリップ57を第三のグリップ56か
ら容易に引き出し可能となる。そして、凹凸59,60
の係合を解除した状態とすれば、第四のグリップの回転
操作が可能となる。
【0061】また、第四のグリップ57を一方へ回転さ
せると、第四のグリップ57とスライダー48とが螺合
されていることから、スライダー48が下降し、他方へ
回転させると、スライダー48が上昇する。図8に示す
ように、スライダー48の返し55が第四のグリップ5
7の下縁に当接している状態では、スライダー48のそ
れ以上の上昇が阻止される。
【0062】次に、上記のように構成された操作装置の
動作を説明する。スラット3の角度調節操作を行う場合
には、操作棒8を回転操作して、入力軸12を回転させ
ると、第一及び第二の中間ギヤ18,19を介してウォ
ームホイール22が回転される。すると、クラッチ部材
24が回転されて角度調節軸7が回転され、ラダーコー
ド2を介してスラット3が角度調節される。
【0063】このとき、ウォームホイール22とクラッ
チ部材24との間に過大な回転トルクが作用すると、ウ
ォームホイール22とクラッチ部材24との間に空回り
が生じて、ギヤ機構9あるいは支持部材5のラダーコー
ド2支持部等の破損が未然に防止される。
【0064】スラット3を引き上げる場合には、コード
イコライザ11を下方へ引くと、滑車28とストッパカ
ム30との間の昇降コード10が下方へ移動されて、ス
トッパカム30が捩りコイルスプリング33の付勢力に
抗して下方へ回動され、図4に示す状態となる。
【0065】すると、昇降コード10が下方へ移動可能
となり、昇降コード10をヘッドボックス1から引き出
すと、ボトムレール4が引き上げられて、スラット3が
引き上げられる。
【0066】このとき、図11に示すように、第三のグ
リップ56をコイルスプリング52の付勢力に抗して引
き下げると、ブレーキ軸46がブレーキ環49内からほ
ぼ引き抜かれた状態となって、昇降コード10とブレー
キ軸46及びブレーキ環49との摩擦力がほとんど無く
なるため、昇降コード10を軽微な操作力で引き出すこ
とができる。
【0067】スラット3を所望位置まで引き上げた後、
コードイコライザ11を放すと、ボトムレール4及びス
ラット3の重量により、操作棒8内の昇降コード10が
ヘッドボックス1内に引き込まれようとする。すると、
ストッパカム30が捩りコイルスプリング33の付勢力
により上方へ回動して、図3に示すように、ストッパカ
ム30の歯面32aと滑車28との間で昇降コード10
が挟着される。従って、昇降コード10のヘッドボック
ス1内への引き込みが阻止され、スラット3が所望位置
に吊下支持される。
【0068】スラット3を下降させる場合には、操作棒
8を下方へ引く。すると、入力軸12が下方へ引き下げ
られ、解除プレート38が下方へ移動する。解除プレー
ト38の移動にともなって、ストッパカム30の係止軸
35が下方へ引き下げられるため、ストッパカム30が
下方へ回動される。
【0069】すると、図6に示すように、滑車28とス
トッパカム30の歯面32aとによる昇降コード10の
挟着が解除され、昇降コード10がヘッドボックス1内
に引き込まれる。そして、ボトムレール4が下降される
ことによりスラット3が下降される。
【0070】このとき、グリップ42内のブレーキ装置
により、昇降コード10に摩擦力が作用する。図8に示
すように、第四のグリップ57を一方に回転操作して、
スライダー48を上限まで上昇させた状態では、ブレー
キ軸46とブレーキ環49との間隔が小さくなり、昇降
コード10とブレーキ軸46及びブレーキ環49との間
の摩擦力が増大する。
【0071】従って、この状態ではスラット3の段数の
多い大型のブラインドにおいて、スラット3の重量が増
大して昇降コード10に大きな引張り力が作用する場合
にも、昇降コード10に作用する摩擦力を十分に確保し
て、昇降コード10の移動速度を抑制することができ
る。
【0072】図9に示すように、第四のグリップ57の
回転操作により、ブレーキ軸46の先端部のみをブレー
キ環49内に没入させた状態とすると、ブレーキ軸46
とブレーキ環49との間隔がやや大きくなり、昇降コー
ド10とブレーキ軸46及びブレーキ環49との間の摩
擦力は、図8に示す状態に比して減少する。
【0073】図10に示すように、第四のグリップ57
の回転操作により、ブレーキ軸46をブレーキ環49か
らほぼ抜き出した状態とすると、ブレーキ軸46とブレ
ーキ環49との間隔が大きくなり、昇降コード10とブ
レーキ軸46及びブレーキ環49との間の摩擦力は、図
9に示す状態に比してさらに減少する。従って、この状
態ではスラット3の段数の少ない小型のブラインドにお
いて、昇降コード10に作用する摩擦力を小さくして、
昇降コード10の移動速度を確保することができる。
【0074】スラット3の下降操作時に、スラット3が
最下限近傍まで垂下されると、昇降コード10に作用す
るスラット3の重量が減少するため、スラット3の下降
速度が低下したり、あるいはスラット3の下降が停止す
る。
【0075】このような場合には、図11に示すように
第三のグリップ56を引き下げる。すると、スライダー
48が引き下げられて、昇降コード10に作用する摩擦
力が小さくなり、スラット3が最下限まで速やかに下降
される。また、第三のグリップ56を手放せば、コイル
スプリング52の付勢力によりスライダー48が原位置
に移動し、あらかじめ設定された摩擦力を昇降コード1
0に作用させる状態に復帰する。
【0076】上記のようなブラインドの操作装置では、
次に示す作用効果を得ることができる。 (イ)操作棒8の回転操作により、スラット3の角度調
節操作を行うことができる。また、操作棒8を下方へ引
くことにより、スラット3の下降操作を行うことができ
る。 (ロ)操作棒8を下方へ引くだけの操作により、スラッ
ト3の下降操作を容易に行うことができるとともに、ス
ラット3を下降操作した後にスラット3を角度調節する
場合には、ともに操作棒8の操作により行うことができ
るので、持ち変えが不要となり、スラット3の操作を速
やかに行うことができる。 (ハ)スラット3の引き上げ操作は、昇降コード10を
操作棒8から引き出すことにより行うことができる。 (ニ)スラットの下降操作時には、グリップ42内のブ
レーキ装置により、昇降コード10の移動速度を調節す
ることができる。昇降コード10の移動速度は、第四の
グリップ57の回転操作により、昇降コード10とブレ
ーキ軸46及びブレーキ環49との摩擦力を調節するこ
とにより、容易に行うことができる。 (ホ)昇降コード10とブレーキ軸46及びブレーキ環
49との摩擦力を任意に調節することができるので、ブ
ラインドの大きさに関わらず共通のブレーキ装置を使用
することができる。 (ヘ)自重降下防止装置とブレーキ装置とを別体に設け
たので、ブレーキ軸46とブレーキ環49との間で昇降
コード10を挟着する機能を備える必要はない。従っ
て、ブレーキ軸46の径の変化を緩やかにして、ブレー
キ軸46に対するブレーキ環49の位置の調節によるブ
レーキ軸46とブレーキ環49との間隔の変化を小さく
することができるので、昇降コード10に作用する摩擦
力を細かく調節することができる。 (ト)第三のグリップ56を下方へ引くことにより、ブ
レーキ装置の作動を解除することができるので、スラッ
ト3の下降操作時に、スラット3が最下限近傍まで下降
されて、その下降速度が低下したとき、第三のグリップ
56を下方へ引くことにより、スラット3を速やかに下
降させることができる。 (チ)第三のグリップ56を下方へ引くことにより、ブ
レーキ装置の作動を解除することができるので、スラッ
ト3の引き上げ操作時に、第三のグリップ56を下方へ
引くことにより、スラット3の引き上げ操作を軽微な操
作力で行うことができる。 (リ)第三のグリップ56を下方へ引いて、ブレーキ装
置の作動を解除しても、第三のグリップ56を原位置に
復帰させれば、ブレーキ環49はあらかじめ設定された
位置に復帰して、ブレーキ装置が作動可能な状態とな
る。従って、ブレーキ装置の作動解除後に昇降コード1
0に作用させる摩擦力の再設定を行う必要はない。 (ヌ)第三のグリップ56と第四のグリップ57は、凹
凸59,60で互いに噛み合って第四のグリップ57の
回転が阻止されている。従って、グリップ42を持って
操作軸8を操作する際、第四のグリップ57の無用な回
転を防止することができる。 (ル)ブレーキ装置42により昇降コード10の移動速
度が一定値以下に抑制されるため、ボトムレール4の下
降速度が一定値以下に抑制される。この結果、ボトムレ
ール4の急激な落下が防止されて、スラット下降操作時
のボトムレール4と他の物体との衝突による騒音が防止
される。 (第二の実施の形態)図12は、ブレーキ装置の第二の
実施の形態を示す。この実施の形態は、前記第一の実施
の形態のブレーキ装置から第三及び第四のグリップ5
6,57を除去し、第五のグリップ61を付加したもの
であり、その他の構成は第一の実施の形態と同様であ
る。
【0077】前記第五のグリップ61は、その下端部に
前記スライダー48の下端部を挿入し得る筒状部が形成
され、その筒状部の内周面には、スライダー48のバネ
片54先端に設けられた返し55に係合する突部62が
形成される。そして、この突部62に返し55が係合す
るまで、スライダー48の下端部が筒状部内に挿入され
ると、第一のグリップ43内において、ブレーキ軸46
がスライダー48の上端のブレーキ環49内にほぼ没入
するように構成される。
【0078】前記第五のグリップ61の上部には、第一
のグリップ43の一側部のみを覆うような操作片63が
形成される。このように構成されたブレーキ装置では、
スラット3の下降操作時に、グリップ42を操作して、
操作棒8を下方へ引けば、スラット3が下降する。この
とき、第一のグリップ43を握りながら、第五のグリッ
プ61の操作片63を親指で下方へ押せば、図13に示
すように、第五のグリップ61とともにスライダー48
を下方へ移動させて、昇降コード10に作用する摩擦力
を調節することができる。
【0079】また、操作片63を下方へ押して、スライ
ダー48を下限位置まで引き下げれば、ブレーキ装置の
作動を解除することができる。従って、この実施の形態
利ブレーキ装置では、スライダー48と第五のグリップ
61とが摩擦力調節手段として作用し、コイルスプリン
グ52と第五のグリップ61とがブレーキ解除手段とし
て作用する。
【0080】上記のようなブレーキ装置では、スラット
3を下降させながら、第五のグリップ61の操作により
昇降コード10に作用する摩擦力を調節して、スラット
3の下降速度を適宜に調節することができる。
【0081】また、前記第一の実施の形態における
(イ)(ロ)(ハ)(ホ)(ヘ)(ル)と同様な作用効
果を得ることができる。上記実施の形態から把握できる
前記請求項以外の技術的思想を、以下にその効果ととも
に述べる。 (1)請求項3において、前記スライダー位置調節装置
は、前記グリップに回動可能に支持された回動筒を前記
スライダーに螺合して構成し、前記回動筒とグリップと
の間に該回動筒の回動を規制する凹凸を係脱可能に設け
た。回動筒の無用な回動を防止することができる。 (2)請求項4において、前記スライダー位置調節装置
及びスライダー操作装置は、前記スライダーを直接移動
操作する第五のグリップで構成した。スラットの下降操
作を行いながら摩擦力の調節を行うことができる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明では、ブ
レーキ装置の摩擦力を容易に微調整可能とし、かつブレ
ーキ装置の摩擦力の再設定を必要とすることなく、ブレ
ーキ装置の作動を容易に解除可能とし得る横型ブライン
ドの操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 横型ブラインドの正面図である。
【図2】 横型ブラインドの側面図である。
【図3】 自重降下防止装置、ギヤ機構及びブレーキ装
置の断面図である。
【図4】 自重降下防止装置及びブレーキ装置の動作を
示す断面図である。
【図5】 自重降下防止装置の分解斜視図である。
【図6】 自重降下防止装置及びブレーキ装置の動作を
示す断面図である。
【図7】 第一の実施の形態のブレーキ装置を示す分解
斜視図である。
【図8】 ブレーキ装置の動作を示す断面図である。
【図9】 ブレーキ装置の動作を示す断面図である。
【図10】ブレーキ装置の動作を示す断面図である。
【図11】ブレーキ装置の動作を示す断面図である。
【図12】第二の実施の形態のブレーキ装置を示す断面
図である。
【図13】第二の実施の形態のブレーキ装置を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス 2 ラダーコード 3 スラット 4 ボトムレール 7 角度調節軸 8 操作棒 10 昇降コード 28 自重降下防止装置(滑車) 30 自重降下防止装置(ストッパカム) 42 グリップ 46 摩擦部材(ブレーキ軸) 48 摩擦力調節手段(スライダー) 49 摩擦部材(ブレーキ環) 52 ブレーキ解除手段(コイルスプリング) 56 ブレーキ解除手段(第三のグリップ) 57 摩擦力調節手段(第四のグリップ) 61 摩擦力調節手段、ブレーキ解除手段(第五の
グリップ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドボックスからラダーコードを介し
    て多数段のスラットを吊下支持し、前記ヘッドボックス
    の一側に垂下される操作棒を回転操作して、ヘッドボッ
    クス内の角度調節軸を回転させることにより、前記ラダ
    ーコードを介して各スラットを角度調節可能とし、前記
    ヘッドボックスから前記操作棒内に挿通され、該操作棒
    から垂下される昇降コードをヘッドボックスから引き出
    すことによりボトムレールを引き上げてスラットを引き
    上げ可能とし、前記ボトムレール及びスラットの自重に
    より前記昇降コードをヘッドボックス内に引き込ませる
    ことによりスラットを下降可能とし、前記ヘッドボック
    ス内には、スラットの自重による昇降コードの移動を阻
    止し、前記操作棒をその軸方向に引くことによりその作
    動を解除してスラットの自重による同昇降コードの移動
    を許容し、前記昇降コードをヘッドボックスから引き出
    すことによりその作動を解除してスラットの引き上げ操
    作を可能とする自重降下防止装置を設けた横型ブライン
    ドにおいて、 前記操作棒の下端部に設けたグリップ内にブレーキ装置
    を設け、 前記ブレーキ装置は、 前記昇降コードに摺接して、該昇降コードに対し摩擦力
    を発生させる摩擦部材と、 前記摩擦力を調節可能とする摩擦力調節手段と、 前記摩擦力調節手段で設定された摩擦力を発生させる状
    態と、該摩擦力を解除する状態とのいずれかを選択可能
    とするブレーキ解除手段とから構成したことを特徴とす
    る横型ブラインドの操作装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦部材は、 中央部に設けたブレーキ軸の周囲に前記昇降コードを挿
    通するための挿通孔を備えたブレーキ体と、 前記ブレーキ軸の周囲に配設され、該ブレーキ軸との間
    に前記昇降コードを挿通するための間隙を設定するブレ
    ーキ環とから構成し、 前記ブレーキ軸は、先端に向かって細くしたことを特徴
    とする請求項1記載の横型ブラインドの操作装置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦力調整手段は、 前記グリップ内に移動可能に支持するとともに、先端に
    前記ブレーキ環を取着したスライダーと、 前記スライダーを前記ブレーキ軸の軸方向に移動させ
    て、該ブレーキ軸とブレーキ環との間隙を調節するスラ
    イダー位置調節装置とから構成したことを特徴とする請
    求項2記載の横型ブラインドの操作装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ解除手段は、 前記スライダーを、前記スライダー位置調節装置で設定
    された位置に付勢する付勢手段と、 前記スライダーを前記付勢手段の付勢力に抗して移動さ
    せて、前記ブレーキ軸とブレーキ環との間隙を拡大する
    スライダー操作装置とから構成したことを特徴とする請
    求項3記載の横型ブラインドの操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020100989A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 株式会社ニチベイ ブラインド

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