JP6038495B2 - ロールブラインドの操作装置及び巻取軸のパイプキャップ - Google Patents

ロールブラインドの操作装置及び巻取軸のパイプキャップ Download PDF

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Description

この発明は、無端状の操作コードの操作によりスクリーンを昇降するロールブラインドに関するものである。
ロールブラインドは、操作装置の操作により巻取軸から垂下されるスクリーンを巻取軸に巻き取り、あるいは巻取軸からスクリーンを巻き戻すことにより、スクリーンを昇降するようになっている。
このようなロールブラインドの操作装置の一種類として、巻取軸の一端から無端状の操作コードが垂下されるとともに、巻取軸内にはスプリングモーターが配設されたものがある。
この操作装置では、操作コードを一方へ操作して巻取軸をスクリーン巻き戻し方向に回転させてスクリーンを下降操作し、操作コードを操作して巻取軸内のストッパー装置の作動を解除することにより、スプリングモーターの付勢力に基づいて巻取軸を回転させて、スクリーンを引き上げるようになっている。
また、前後方向に位置する2本の巻取軸からそれぞれスクリーンを吊下支持するダブルロールスクリーンでは、操作コードを一方へ操作することにより一方のスクリーンの下降操作と、ストッパー装置の解除に続くスクリーンの引き上げ操作が可能である。さらに、操作コードを他方へ操作することにより他方のスクリーンの下降操作と、ストッパー装置の解除に続くスクリーンの引き上げ操作が可能である。
特開2005‐23682号公報
上記のようなロールブラインドの操作装置では、操作コードの操作によりスクリーンを下降操作するとき、スクリーンを巻き戻して下限まで下降させた後に操作コードをさらに同方向へ操作すると、スクリーンが巻取軸に逆方向に巻き取られる。
特に、共通の操作コードで2枚のスクリーンの昇降操作を行うダブルロールブラインドでは、スクリーンが下限まで下降されたとき、操作コードの同方向へのそれ以上の操作を規制する下限停止手段を操作コードに設けることができない。
スクリーンを巻取軸に逆方向に巻き取った後にストッパー装置を解除すると、スクリーンはまず巻取軸から巻き戻されて下限まで下降し、次いで巻取軸に巻き取られて上昇する。
逆巻きされたスクリーンがスプリングモーターの付勢力で巻き戻されるとき、スプリングモーターに作用する負荷がスクリーンの引き上げ時に比べて小さくなるので、スクリーンが勢いよく下降する。
このスプリングモーターの付勢力によるスクリーン下降時に、スクリーンの下降を停止させようとして操作コードを操作すると、操作装置に大きな負荷が作用して故障することがある。
特許文献1には、スクリーンの逆巻き防止機構を備えた巻取式スクリーン装置が開示されている。しかし、逆巻き防止機構を構成するラチェットは、正方向あるいは逆方向のいずれかの回転方向に限ってトルクリミッター機能を有するので、右操作用と左操作用の操作装置を構成するためには、動作方向の異なるラチェットを使用する必要がある。従って、部品点数が増大し、コストを上昇させるという問題点がある。
この発明の目的は、スクリーンの巻取軸への逆巻きを防止して、操作装置での故障の発生を未然に防止し得るとともに、部品点数を削減し得るロールブラインドの操作装置を提供することにある。
請求項1では、操作装置と取付ブラケットとの間に回転可能に支持される巻取軸からスクリーンを垂下し、前記操作装置から垂下される操作コードの操作に基づいて前記スクリーンを昇降するロールブラインドの操作装置において、前記スクリーンの前記巻取軸からの巻き戻し時及び巻き戻しに続く逆巻き時に、該巻取軸に作用する回転トルクの増大に基づいて空回りして、前記操作コードの操作力を前記巻取軸に伝達しないとともに、正逆いずれの回転方向に対しても同一の伝達トルク制限機能を備えたトルクリミッターを前記巻取軸の端部に取着されるパイプキャップに内蔵し、前記パイプキャップは、前記巻取軸の左右何れの端部にも取着可能である
請求項2では、前記トルクリミッターは、前記操作装置の操作に基づいて回転されるとともに、回転中心に対し点対称状に形成された第一の凹凸部を備えたパイプキャップシャフトと、前記パイプキャップシャフトに回転可能に支持されるとともに、前記第一の凹凸部に空回り可能に噛み合う第二の凹凸部と、前記パイプキャップに常時噛み合う第三の凹凸部とを備えた移動コマと、前記第一及び第二の凹凸部を互いに圧接させて伝達トルクを設定する付勢手段とを備えた。
請求項3では、前記第一及び第二の凹凸部は、その凸部のトルク伝達方向の断面形状が台形となるように形成した。
請求項4では、前記第一及び第二の凹凸部は、その凸部の両側面を同一の傾きを備えた斜面とした。
請求項5では、前記操作装置と前記取付ブラケットとの間に2本の前記巻取軸を回転可能に支持し、前記各巻取軸のパイプキャップには、前記操作装置から垂下される共通の操作コードで各巻取軸から垂下されるスクリーンを昇降操作可能としたクラッチ装置を備えた。
請求項6では、前記パイプキャップに回転可能に支持されるパイプキャップシャフトの基端側から先端まで、前記クラッチ装置の出力軸を嵌合した。
請求項7では、前記トルクリミッターを前記巻取軸の一端に取着したパイプキャップに備え、前記巻取軸内に前記巻取軸にスクリーン巻取り方向の回転トルクを付与するスプリングモーターと、該スプリングモーターの付勢力に抗してスクリーンを所望高さに保持するストッパー装置とを備え、前記巻取軸の他端に前記スクリーンの下限位置を設定する下限リミット設定装置と、前記スプリングモーターの初期巻きトルクを調整する調整装置を備えた。
請求項8では、前記下限リミット設定装置は、前記巻取軸の回転にともなって、前記巻取軸の軸方向にスライドするストッパーと、前記スクリーンが下限まで下降したとき、前記ストッパーのスライドを阻止する移動規制片と、前記ストッパーのスライドの停止を選択可能とした選択手段とを備え、前記調整装置は、前記ストッパーをスライド可能に支持するスプライン軸を貫通して、前記取付ブラケットの側方から前記スプリングモーターの初期巻きトルクを調整可能とした調整軸を備えた。
請求項9では、操作装置の操作に基づいて回転されるとともに、回転中心に対し点対称状に形成された第一の凹凸部を備えたパイプキャップシャフトと、前記パイプキャップシャフトに回転可能に支持されるとともに、前記第一の凹凸部に空回り可能に噛み合う第二の凹凸部と、パイプキャップに常時噛み合う第三の凹凸部とを備えた移動コマと、前記第一及び第二の凹凸部を互いに圧接させて伝達トルクを設定する付勢手段とを有するトルクリミッターとを備える巻取軸のパイプキャップであって、前記パイプキャップは、前記巻取軸の左右何れの端部にも取着可能である
請求項10では、前記パイプキャップシャフトには、出力軸を嵌挿可能とした筒状部を設け、該筒状部にはパイプキャップに嵌合する係止突部と、該係止突部の近傍に設けたスリットとを備えた。
本発明によれば、スクリーンの巻取軸への逆巻きを防止して、操作装置での故障の発生を未然に防止し得るとともに、部品点数を削減し得るロールブラインドの操作装置を提供することができる。
ロールブラインドを示す正面図である。 巻取軸の端部を示す断面図である。 トルクリミッターを示す断面図である。 トルクリミッターを示す分解斜視図である。 下限リミット設定装置を示す断面図である。 下限リミット設定装置を示す分解斜視図である。 下限リミット設定装置の動作を示す断面図である。 第二の実施形態のトルクリミッターを示す断面図である。 第二の実施形態のパイプキャップシャフトを示す斜視図である。
以下、この発明を具体化したロールブラインドの一実施形態を図面に従って説明する。図1に示すダブルロールブラインドは、フレーム1の一端に取着される操作装置2と、フレーム1の他端に取着される取付ブラケット3との間には、2本の巻取軸4a,4bが回転可能に支持されている。
前記巻取軸4a,4bは、前後方向及び上下方向にずらして支持され、下方かつ後方に位置する巻取軸4aからスクリーン5aが吊下支持され、上方かつ前方に位置する巻取軸4bからスクリーン5bがスクリーン5aの方に吊下支持されている。各スクリーン5a,5bの下端にはウェイトバー6a,6bがそれぞれ取着されている。
前記操作装置2のケース7内にはプーリー8が回転可能に支持され、そのプーリー8に無端状のボールチェーン9が掛装されている。そして、ボールチェーン9の操作によりプーリー8を正逆方向に回転操作可能となっている。
前記ボールチェーン9は、他のボールと同様な形状のジョイント9aを介して無端状に接続されている。そして、操作者がボールチェーン9に引っ掛かった場合等、通常の操作時に作用する引っ張り力以上の力が作用したとき、ジョイント9aで切断されて安全を確保するようになっている。
前記ケース7内には前記プーリー8の回転を前記巻取軸4a,4bに伝達するギヤ機構が配設されている。そして、例えば室側に垂下されるボールチェーン9を下方へ引くと、巻取軸4aをスクリーン5aの下降方向に回転操作可能であり、室側に垂下されるボールチェーン9を下方へ引くと、巻取軸4bをスクリーン5bの下降方向に回転操作可能となっている。
前記巻取軸4a,4bはアルミの形材で形成され、図2に示すように、その一端にはパイプキャップ10が嵌着されている。そして、パイプキャップ10内にクラッチ装置11とトルクリミッター12がそれぞれ収容されている。
クラッチ装置11は、前記ボールチェーン9の操作に基づいて、各巻取軸4a,4bをスクリーン下降方向にのみ回転させるものであり、トルクリミッター12は各巻取軸4a,4bに対するスクリーン5a,5bの逆巻きを防止するものである。
前記巻取軸4a,4bに配設されるクラッチ装置11及びトルクリミッター12は同一構成であるので、巻取軸4aに配設されるクラッチ装置11及びトルクリミッター12について詳細に説明する。
クラッチ装置11は、前記プーリー8の回転に基づいて入力軸がスクリーン巻き戻し方向に回転されるとき、スライド部材81がスライドして、スライド部材81に設けられた係止部82と出力軸17側の係止部83とが係合する。すると、出力軸17がスクリーン巻き戻し方向に回転される。
また、プーリー8の回転に基づいて入力軸がスクリーン巻取り方向に回転されるとき、スライド部材81はスライドせず、出力軸17は回転されない。
図3及び図4に示すように、前記パイプキャップ10は前記巻取軸4a内に嵌合可能とした筒状に形成され、基端側すなわち巻取軸4aの端部側の開口部の直径は、先端側の開口部の直径より大きい径で形成されている。
このパイプキャップ10は、基端部を除いて巻取軸4a,4bの内周面に形成されるリブに係合する突条85が周方向に複数設けられ、巻取軸4a,4bに対し一体に回転するように嵌合される。
また、パイプキャップ10の基端部外周面には指掛け凹部84が形成され、巻取軸4a,4bに対しスクリーン5a,5bを巻取軸4a,4bに取着する生地押さえ(図示しない)を容易に着脱可能となっている。
前記パイプキャップ10の先端側には前記トルクリミッター12が収容されている。トルクリミッター12はパイプキャップシャフト13と、移動コマ14と、コイルスプリング15とで構成されている。
前記パイプキャップシャフト13は丸軸状に形成され、その基端側には六角孔16が開口されている。そして、その六角孔16に前記クラッチ装置11の出力軸17を嵌合可能となっている。
前記パイプキャップシャフト13の軸方向中間部にはフランジ18が形成され、そのフランジ18の先端側側面には凹凸が周方向に等間隔に形成されて凹凸部19が形成されている。
前記パイプキャップシャフト13の先端外周面には、パイプキャップ10の先端側開口部21の周縁部に係合する係止突部20がパイプキャップシャフト13の軸中心に対し線対称状に2箇所形成されている。そして、パイプキャップシャフト13の先端部をパイプキャップ10内から開口部21に嵌挿すると、図3に示すように、係止突部20が開口部21に係合して、パイプキャップシャフト13の先端部が開口部21に保持されるようになっている。
前記移動コマ14は、前記パイプキャップシャフト13の直径より若干大きい内径を備えた円筒状に形成されて、パイプキャップシャフト13と移動コマ14の内周面との間に前記コイルスプリング15を収容可能となっている。
前記移動コマ14の基端縁には前記パイプキャップシャフト13を相対回転可能に挿通し得る径の開口部22を備えた係止片23が形成されている。そして、前記パイプキャップシャフト13の凹凸部19に対向する側の係止片23の側面には、凹凸部19に係合する凹凸部24が形成されている。
また、前記コイルスプリング15は係止片23とパイプキャップ10の開口部21の周辺部との間に配設され、パイプキャップ10を支点とするコイルスプリング15の付勢力により、移動コマ14の凹凸部24がパイプキャップシャフト13の凹凸部19に圧接されて係合するようになっている。
前記凹凸部19,24は、その凸部の断面形状が台形となるように、凸部の側面が同一の傾きを備えた斜面となるように形成されている。そして、パイプキャップシャフト13と移動コマ14との間に作用する回転トルクが、コイルスプリング15の付勢力に基づいて凹凸部19,24間に発生する摩擦力を上回ると、移動コマ14とパイプキャップシャフト13とが互いに空回りするようになっている。
前記移動コマ14の外周面には、複数の凹凸が周方向に等間隔に形成されて凹凸部25が形成され、前記パイプキャップ10の内周面の先端側には前記凹凸部25に噛み合う凹凸部26が形成されている。そして、移動コマ14はパイプキャップ10内の先端部で凹凸部25,26が噛み合う状態で保持されている。従って、移動コマ14とパイプキャップ10とは一体に回転する。
このようなトルクリミッター12を組み立てるには、パイプキャップシャフト13の先端側を移動コマ14の基端側に挿入し、凹凸部19,24を互いに係合させる。そして、移動コマ14内にコイルスプリング15を挿入し、この状態でパイプキャップシャフト13の先端をパイプキャップ10内から先端側の開口部21に挿通する。すると、係止突部20が開口部21の外側面に係合して、パイプキャップシャフト13、移動コマ14及びコイルスプリング15がパイプキャップ10内に保持される。
このようにトルクリミッター12を取着したパイプキャップ10を巻取軸4aの一端に嵌着し、パイプキャップ10内でパイプキャップシャフト13の六角孔16に前記クラッチ装置11の出力軸17を相対回転不能に嵌合し、そのクラッチ装置11の入力軸を前記操作装置2のギヤ機構の出力軸に連結する。すると、図2に示すように、パイプキャップ10内にクラッチ装置11が収容される。
そして、巻取軸4aにスクリーン5aの上端を取着すると、クラッチ装置11及びトルクリミッター12を備えたロールブラインドが構成される。クラッチ装置11は、ボールチェーン9の操作に基づいて回転駆動されるギヤ機構の出力軸の回転のいずれか一方の回転、すなわち巻取軸4aからスクリーン5aを巻き戻す方向の回転のみを伝達する公知の構成及び機能を備えている。前記巻取軸4bの一端部の構成もクラッチ装置11の動作方向が逆方向となることを除いて巻取軸4aと同様である。
上記のようなクラッチ装置11及びトルクリミッター12を備えたロールブラインドでは、室側に垂下されるボールチェーン9を下方へ引くと、操作装置2のギヤ機構から巻
取軸4a内のクラッチ装置11に、巻取軸4aからスクリーン5aを巻き戻す方向の回転が伝達される。そして、その回転はクラッチ装置11を介してパイプキャップシャフト13に伝達される。
このとき、巻取軸4bのクラッチ装置11には、巻取軸4bにスクリーン5bを巻き取る方向の回転が伝達されるが、その回転はクラッチ装置11の作用により巻取軸4bに伝達されることはない。
巻取軸4aのパイプキャップシャフト13に回転力が伝達されると、パイプキャップシャフト13に凹凸部19,24を介して噛み合う移動コマ14がパイプキャップシャフト13と一体に回転され、凹凸部25,26を介してパイプキャップ10が移動コマ14と一体に回転される。
すると、巻取軸4aがスクリーン5aの巻き戻し方向に回転されて、スクリーン5aが下降する。
スクリーン5aが巻取軸4aからすべて巻き戻された後、巻取軸4aがさらに同方向へ回転されると、スクリーン5aが巻取軸4aに逆巻きされようとする。すると、凹凸部19,24間に作用する負荷が、スクリーン5aの下降操作時に比べて大きくなる。
この結果、パイプキャップシャフト13が移動コマ14に対し空回りして、スクリーン5aの逆巻きが防止される。言い換えれば、スクリーン5aが逆巻きされようとすると、パイプキャップシャフト13が移動コマ14に対し空回りするようにコイルスプリング15の付勢力が設定されている。
側に垂下されるボールチェーン9を下方へ引くと、操作装置2のギヤ機構から巻取軸4b内のクラッチ装置11に、巻取軸4bからスクリーン5bを巻き戻す方向の回転が伝達され、その回転はクラッチ装置11を介してパイプキャップシャフト13に伝達される。
このとき、巻取軸4aのクラッチ装置11には、巻取軸4aにスクリーン5aを巻き取る方向の回転が伝達され、その回転はクラッチ装置11の作用により巻取軸4aに伝達されることはない。
そして、巻取軸4b内のトルクリミッター12も同様に動作して、巻取軸4bへのスクリーン5bの逆巻きが防止される。
次に、前記巻取軸4a,4bの他端側に設けられる下限リミット設定装置について説明する。下限リミット設定装置はスクリーン5aあるいはスクリーン5bがすべて巻き戻されたとき、巻取軸4a,4bのスクリーン巻き戻し方向の回転を阻止して,スクリーン5a,5bの逆巻きを防止するように動作するものである。巻取軸4a,4bに取着される下限リミット設定装置は同一構成であるので、巻取軸4a内に設けられる下限リミット設定装置について説明する。
図5及び図7に示すように、前記取付ブラケット3にはブラケットシャフト31が取着され、そのブラケットシャフト31に下限リミット設定装置32を介して前記巻取軸4aが回転可能に支持されている。
下限リミット設定装置32の具体的構成を説明すると、前記ブラケットシャフト31には前記巻取軸4aの長手方向中間部に向かって延びる丸軸状の支軸33が設けられ、その支軸33の中心部には四角孔34が形成されている。
前記ブラケットシャフト31の四角孔34にはスプライン軸35の基端部が相対回転不能に嵌合されている。スプライン軸35は、図6に示すように、前記四角孔34に相対回転不能に係合する突条36が上方及び下方に向かってそれぞれ2条ずつ突出されている。また、スプライン軸35の中間部やや先端側にはスプライン軸35の中心に対し点対称状に位置する突条36が切除されて切除部37が形成されている。
前記スプライン軸35にはストッパー38がスプライン軸35の軸方向にスライド可能に支持されている。ストッパー38は、スプライン軸35を嵌挿可能とした略円筒状に形成され、その内周面にはスプライン軸35の突条36に係合する凸部39が中心に対し線対称状に形成されている。
従って、スプライン軸35を挿通したストッパー38は、その凸部39がスプライン軸35の突条36に係合して、スプライン軸35に対し相対回転不能であり、かつ軸方向にスライド可能に支持されている。
前記ストッパー38の外周面には雄ネジ40が刻設されるとともに、その外周面には雄ネジ40をストッパー38の中心に対し線対称状に切除した平面部41が形成されている。
前記ブラケットシャフト31の支軸33には略円筒状のストッパー受け42が回転可能に支持され、そのストッパー受け42の内周面に雌ネジ43が刻設されている。そして、ストッパー受け42内に前記ストッパー38を取着したスプライン軸35がその先端部を除いて収容されるとともに、ストッパー38が雌ネジ43に螺合されている。従って、ストッパー受け42が回転されると、ストッパー38がスプライン軸35に沿ってスライドするようになっている。
前記ストッパー受け42の基端側内周面には、前記ストッパー38の移動軌跡上に突出する移動規制片44が形成され、図5に示すように、前記ストッパー38が移動規制片44に当接するまで移動すると、ストッパー38の同方向へのそれ以上の移動が阻止される。すると、ストッパー受け42の同方向へのそれ以上の回転が阻止される。
前記ストッパー受け42の基端部に設けられるフランジ部45には、先端側に向かって突出する多数の係止凸部46が設けられている。
前記ストッパー受け42の基端部にはキャップ47が回転可能に、かつストッパー受け42の軸方向に相対的にスライド可能に支持され、図7に示すように、前記ストッパー受け42の係止凸部46に対向する側面には係止凸部46に係合可能とした係止凹部48が形成されている。
そして、図5に示すように係止凸部46が係止凹部48に係合している状態では、ストッパー受け42とキャップ47が一体に回転する。また、図7に示すように、係止凸部46と係止凹部48との係合が外れると、キャップ47が回転されても、ストッパー受け42が回転されないようになっている。
前記キャップ47の先端部には連結孔49が中心に対し線対称状に2箇所設けられ、その連結孔49にカバー50が嵌着されている。カバー50は、前記ストッパー受け42を収容可能とした筒状に形成され、その基端外周面に前記連結孔49に嵌合する嵌合突部51が形成されている。そして、嵌合突部51を連結孔49に嵌合することにより、カバー50とキャップ47が相対回転不能に連結されている。
前記カバー50の外周面には、前記巻取軸4aの内周面に形成されるリブに係合可能とした段差部52が形成されている。そして、カバー50は段差部52で巻取軸4aの内周面に嵌合されて、巻取軸4aと一体に回転するようになっている。
前記キャップ47の外周面には、周方向に斜めに延びるガイド溝53が形成されている。このガイド溝53は、中心に対し点対称状に2箇所形成され、ガイド溝53の長手方向中間部に不連続部分が形成されている。
前記ブラケットシャフト31にはロックキャップ(選択手段)54が回転可能に支持されている。このロックキャップ54は、基端側に操作ダイヤル部55が形成され、その操作ダイヤル部55の周面にローレット56が滑り止めとして形成されている。
前記操作ダイヤル部55には、先端側に延びる一対のガイド片57が中心に対し線対称状に形成され、そのガイド片57の先端部には前記キャップ47のガイド溝53に係合するガイド突起58が対向するように形成されている。
前記ガイド片57の中間部には、前記ストッパー受け42の基端側外周面に設けられた係止溝59に係合可能とした突部60が設けられている。そして、ガイド片57のガイド突起58をガイド溝53に係合させた状態で、突部60が係止溝59に周方向にスライド可能に係合されている。
このようなロックキャップ54をブラケットシャフト31に対し回転操作すると、ガイド突起58がキャップ47のガイド溝53に案内されて、図5及び図7に示すように、ストッパー受け42の軸方向にスライドしながら回転する。
すると、ロックキャップ54のスライドにともなってストッパー受け42がスライドされ、図5に示すように、係止凸部46が係止凹部48に係合している状態と、図7に示すように、係止凸部46が係止凹部48から外れた状態とのいずれかを選択可能となっている。
また、ガイド溝53の不連続部分によりロックキャップ54の回転操作にクリック感が得られる。
前記ブラケットシャフト31には、前記ストッパー受け42の移動限度を設定するストッパー止め61が取着されている。
前記巻取軸4aの中間部には、公知のストッパー装置62及びスプリングモーター63が内蔵されている。スプリングモーター63は捩りコイルスプリング64の一端が固定プラグ65に取着され、固定プラグ65が前記スプライン軸35の先端に開口される四角孔66に回転不能に嵌合されている。
前記捩りコイルスプリング64の他端はワインドプラグ67に取着され、そのワインドプラグ67はストッパー装置62のケース68に連結されている。
前記ストッパー装置62のケース68は、前記巻取軸4aの内周面に嵌合して巻取軸4aと一体に回転する。そして、巻取軸4aがスクリーン5aの巻き戻し方向に回転されると、ワインドプラグ67が回転されて、捩りコイルスプリング64が蓄勢されるようになっている。
ストッパー装置62は、ケース68内にドラム69が配設され、そのドラム69はジョイント70及び前記捩りコイルスプリング64に挿通されるサポートパイプ71を介して前記固定プラグ65に連結されて、回動不能に支持されている。
そして、ケース68の回転に基づいてドラム69の周面に設けられたガイド溝72に沿ってボール73が移動する。
このようなストッパー装置62では、ボールチェーン9の操作により捩りコイルスプリング64の付勢力に抗してスクリーン5aを所望高さに吊下支持する動作と、捩りコイルスプリング64の付勢力よりスクリーン5aを巻取軸4aに巻き取る動作とを選択可能である。
図5及び図7に示すように、前記ブラケットシャフト31及びスプライン軸35の中心部には基端部を除いて六角棒状の調整軸74が回転可能に支持されている。調整軸74の先端側には六角棒部分より径の大きい丸軸部75と、端面に六角孔が操作孔76として開口される操作軸部77が形成されている。
そして、調整軸74の先端部は前記固定プラグ65の入力軸78に嵌合され、調整軸74の丸軸部75が前記ブラケットシャフト31に回転可能に支持されている。また、前記操作孔76が取付ブラケット3の側面に露出されている。
前記固定プラグ65は、前記入力軸78と前記捩りコイルスプリング64が取着されるエンド部材79との間にクラッチ装置80が介在されている。そして、取付ブラケット3の側方から操作孔76に六角レンチ等の冶具を挿入して調整軸74を回転させると、クラッチ装置80を介してエンド部材79を回転させて、捩りコイルスプリング64の所期巻きトルクを調整可能となっている。なお、捩りコイルスプリング64の付勢力は、クラッチ装置80の作用により入力軸78には伝達されず、スプライン軸35の四角孔66で受け止められる。
次に、上記のように構成されたロールブラインドの作用を説明する。
プーリー8から室外側に垂下されるボールチェーン9を下方へ引くと、巻取軸4aのクラッチ装置11の作用により巻取軸4aがスクリーン5aの巻き戻し方向に回転され、スクリーン5aが下降する。このとき、巻取軸4b内のクラッチ装置11の作用により、巻取軸4bは回転されない。また、巻取軸4aをスクリーン巻き戻し方向に回転させると、巻取軸4a内のスプリングモーター63が蓄勢される。
スクリーン5aを所望高さまで下降させた後、ボールチェーン9を手放すと、巻取軸4a内のストッパー装置62の作用によりスプリングモーター63の付勢力によるスクリーン5aの引き上げが阻止される。
スクリーン5aを引き上げるには、室外側に垂下されるボールチェーン9を下方へ僅かに引き下げるとストッパー装置62の作動が解除され、この状態でボールチェーン9を手放すと、スプリングモーター63の付勢力によりスクリーン5aが上限まで自動的に引き上げられる。
プーリー8から室内側に垂下されるボールチェーン9を操作すると、巻取軸4bを操作してスクリーン5bの昇降操作が可能であり、その動作は巻取軸4aの場合と同様である。
巻取軸4aからスクリーン5aを巻き戻すとき、トルクリミッター12に作用するトルクは、スプリングモーター63を蓄勢するために要するトルクから、スクリーン5aの重量に基づいて巻取軸4aに作用するトルクを差し引いた値となる。この状態では、トルクリミッター12に空回りが生ずることはなく、ボールチェーン9の操作によりクラッチ装置11及びトルクリミッター12を介して巻取軸4aが回転される。
巻取軸4aからスクリーン5aがすべて巻き戻された後、ボールチェーン9をさらに同方向へ操作すると、スクリーン5aが巻取軸4aに逆巻きされようとする。
すると、トルクリミッター12に作用するトルクは、スプリングモーター63を蓄勢するために要するトルクと、スクリーン5aの重量に基づいて巻取軸4aに作用するトルクとの総和となる。この状態では、トルクリミッター12のパイプキャップシャフト13と移動コマ14との間に空回りが生じるため、巻取軸4aに対するスクリーン5aの逆巻きが防止される。
このとき、パイプキャップシャフト13と移動コマ14の凹凸部19,24が互いに乗り越えながら空回りして騒音が発生するため、操作者はスクリーン5aが下限まで下降したことを認識可能である。
巻取軸4bにおいても、トルクリミッター12の同様な動作により、逆巻きが防止される。
また、巻取軸4a,4bの他端側に配設される下限リミット設定装置32の動作により、スクリーン5a,5bの逆巻きが防止される。
下限リミット設定装置32にスクリーン5aの下限位置を設定するには、まず巻取軸4aを回転させて、図5に示すようにストッパー38がストッパー受け42の移動規制片44に当接するまで移動させる。
次いで、ロックキャップ54を回転操作してロックキャップ54及びストッパー受け42をスライドさせ、図7に示すように、ストッパー受け42の係止凸部46とキャップ47の係止凹部48との係合を解除する。
この状態でスクリーン5aを下限まで下降させ、ロックキャップ54を逆方向に操作して、ストッパー受け42の係止凸部46とキャップ47の係止凹部48とが係合する状態に復帰させる。
この状態から、巻取軸4aをスクリーン巻き取り方向に回転させてスクリーン5aを引き上げると、ストッパー38が図5に示す右方へ移動される。そして、巻取軸4aをスクリーン巻き戻し方向に回転させて、スクリーン5aが下限まで下降すると、ストッパー38が移動規制片44に当接して同方向へのそれ以上のスライドが阻止されるため、スクリーン5aの逆巻きが阻止される。
巻取軸4bに配設される下限リミット設定装置32も同様に動作する。
上記のように構成されたロールブラインドでは、次に示す効果を得ることができる。
(1)トルクリミッター12により、巻取軸4a,4bへのスクリーン5a,5bの逆巻きを防止することができる。
(2)共通のボールチェーン9で巻取軸4a,4bへのスクリーン5a,5bの巻取り及び巻き戻しを行うとともに、ボールチェーン9に下限位置を設定する下限設定手段を取着できないダブルロールブラインドにおいて、各巻取軸4a,4bへのスクリーン5a,5bの逆巻きを防止することができる。
(3)巻取軸4a,4bからスクリーン5a,5bを巻き戻す際に巻取軸4a,4bに作用する回転トルクに比して、巻取軸4a,4bにスクリーン5a,5bを逆巻きする場合に巻取軸4a,4bに作用する回転トルクが増大し、この増大分に基づいてトルクリミッター12を自動的に作動させて、スクリーン5a,5bの逆巻きを防止することができる。
(4)スクリーン5a,5bの逆巻きを防止することができるので、スプリングモーター63の付勢力に基づいてスクリーン5a,5bが勢いよく下降することはない。従って、ボールチェーン9の操作により、操作装置2及びクラッチ装置11に過負荷が作用することもない。
(5)スクリーン5a,5bの逆巻きが開始されようとするとき、トルクリミッター12のパイプキャップシャフト13と移動コマ14の凹凸部19,24の空回りによる騒音で、スクリーン5a,5bが下限まで下降されたことを認識することができる。
(6)トルクリミッター12は、凹凸部19,24の形状により、正逆いずれの回転方向に対しても、同一の伝達トルク制限機能を備えているので、操作装置2がフレーム1の左右いずれに取着されても、共通のトルクリミッター12を使用することができる。従って、操作方向の異なる操作装置を用意する必要がある場合に、部品点数の増大を防止することができる。
(7)下限リミット設定装置32により、スクリーン5a,5bの逆巻きを阻止することができる。
(8)下限リミット設定装置32を設けた巻取軸4a,4bの端部側から、スプリングモーター63の初期巻きトルクを調整することができる。
(第二の実施形態)
図8及び図9は、トルクリミッター12の第二の実施形態を示す。第一の実施形態では、図2に示すように、クラッチ装置11の出力軸17はパイプキャップシャフト13の六角孔16の中間部まで挿入されているが、この実施形態では出力軸91の六角棒状の先端部がパイプキャップシャフト13の先端縁まで挿入されている。この他の構成は、第一の実施形態と同様であり、同一構成部分は同一符号を付して説明する。
図8に示すように、パイプキャップ10内にはクラッチ装置11とトルクリミッター12が収容されている。前記クラッチ装置11の出力軸91は、第一の実施形態の出力軸17より軸方向に長く延設されている。
図9に示すパイプキャップシャフト92には、その筒状部の軸方向先端部に形成された係止突部20の周方向両側にスリット93が形成されている。そして、パイプキャップシャフト92の先端部をパイプキャップ10に嵌合するとき、パイプキャップシャフト92の先端部の縮径方向への若干の撓みを許容して、パイプキャップ10に容易に嵌合できるようになっている。
前記パイプキャップシャフト92には、第一の実施形態のパイプキャップシャフト13と同様に、前記出力軸91を嵌挿可能とした筒状に形成されるとともに、基端側から中間部にかけては、前記出力軸91を相対回転不能に嵌合するための六角孔16が形成されている。
また、パイプキャップシャフト92の先端側には前記六角孔16に連なるとともに、その六角孔16より径の大きい円形孔94が形成されている。そして、前記係止突部20の内側において、前記円形孔94の内周面には前記出力軸91の先端部に当接するリブ95が軸方向に形成されている。
次に、この実施形態のトルクリミッター12の作用を説明する。図8に示すように、トルクリミッター12はパイプキャップシャフト92の先端部をパイプキャップ10の先端側開口部21に嵌着すると、係止部20が先端側開口部21に係合して、トルクリミッター12がパイプキャップ10に保持される。
そして、クラッチ装置11の出力軸91をパイプキャップシャフト92の円形孔94まで嵌合すると、クラッチ装置11の出力軸91の回転がトルクリミッター12を介して巻取軸に伝達される。
このようなトルクリミッター12では、クラッチ装置11の出力軸91がパイプキャップシャフト92の先端まで挿通されて、出力軸91の外周面にリブ95が当接した状態に維持されている。
従って、パイプキャップシャフト92が合成樹脂で形成されていても、その中心部に出力軸91が嵌挿されているので、パイプキャップシャフト92の先端部の縮径方向の撓みが阻止される。
第一の実施形態では、クラッチ装置11の出力軸17がパイプキャップシャフト13の軸方向中間部まで嵌挿されている。そして、パイプキャップシャフト13の先端部が撓みにくいので、パイプキャップ10の先端側開口部21に嵌合しにくい。
しかし、この実施形態ではスリット93によりパイプキャップシャフト92の先端部が撓みやすいので、パイプキャップ10にパイプキャップシャフト92を容易に嵌合できる。そして、出力軸91をパイプキャップシャフト92の円形孔94まで嵌挿すると、パイプキャップシャフト92の先端部の縮径方向の撓みを阻止することができるので、パイプキャップシャフト92のパイプキャップ10の先端側開口部21からの脱落を防止することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・トルクリミッター12と、下限リミット設定装置32のいずれかを備えて、スクリーン5a,5bの逆巻きを防止するようにしてもよい。
・下限リミット設定装置32では、スクリーンの下限位置を、スクリーンをすべて巻き戻した位置に限らず、スクリーンがすべて巻き戻される直前位置等、任意のスクリーン高さで設定することもできる。
2…操作装置、3…取付ブラケット、4a,4b…巻取軸、5a,5b…スクリーン、9…操作コード(ボールチェーン)、10…パイプキャップ、11…クラッチ装置、12…トルクリミッター、13,92…パイプキャップシャフト、14…移動コマ、15…付勢手段(コイルスプリング)、17,91…出力軸、19…第一の凹凸部、24…第二の凹凸部、25…第三の凹凸部、74…調整装置(調整軸)、93…スリット。

Claims (10)

  1. 操作装置と取付ブラケットとの間に回転可能に支持される巻取軸からスクリーンを垂下し、前記操作装置から垂下される操作コードの操作に基づいて前記スクリーンを昇降するロールブラインドの操作装置において、
    前記スクリーンの前記巻取軸からの巻き戻し時及び巻き戻しに続く逆巻き時に、前記巻取軸に作用する回転トルクの増大に基づいて空回りして、前記操作コードの操作力を前記巻取軸に伝達しないとともに、正逆いずれの回転方向に対しても同一の伝達トルク制限機能を備えたトルクリミッターを前記巻取軸の端部に取着されるパイプキャップに内蔵し、
    前記パイプキャップは、前記巻取軸の左右何れの端部にも取着可能である
    ことを特徴とするロールブラインドの操作装置。
  2. 前記トルクリミッターは、
    前記操作装置の操作に基づいて回転されるとともに、回転中心に対し点対称状に形成された第一の凹凸部を備えたパイプキャップシャフトと、
    前記パイプキャップシャフトに回転可能に支持されるとともに、前記第一の凹凸部に空回り可能に噛み合う第二の凹凸部と、前記パイプキャップに常時噛み合う第三の凹凸部とを備えた移動コマと、
    前記第一及び第二の凹凸部を互いに圧接させて伝達トルクを設定する付勢手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のロールブラインドの操作装置。
  3. 前記第一及び第二の凹凸部は、その凸部のトルク伝達方向の断面形状が台形となるように形成したことを特徴とする請求項2記載のロールブラインドの操作装置。
  4. 前記第一及び第二の凹凸部は、その凸部の両側面を同一の傾きを備えた斜面としたことを特徴とする請求項3記載のロールブラインドの操作装置。
  5. 前記操作装置と前記取付ブラケットとの間に2本の前記巻取軸を回転可能に支持し、前記各巻取軸のパイプキャップには、前記操作装置から垂下される共通の操作コードで各巻取軸から垂下されるスクリーンを昇降操作可能としたクラッチ装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロールブラインドの操作装置。
  6. 前記パイプキャップに回転可能に支持されるパイプキャップシャフトの基端側から先端まで、前記クラッチ装置の出力軸を嵌合したことを特徴とする請求項5記載のロールブラインドの操作装置。
  7. 前記トルクリミッターを前記巻取軸の一端に取着したパイプキャップに備え、前記巻取軸内に前記巻取軸にスクリーン巻取り方向の回転トルクを付与するスプリングモーターと、該スプリングモーターの付勢力に抗してスクリーンを所望高さに保持するストッパー装置とを備え、前記巻取軸の他端に前記スクリーンの下限位置を設定する下限リミット設定装置と、前記スプリングモーターの初期巻きトルクを調整する調整装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロールブラインドの操作装置。
  8. 前記下限リミット設定装置は、
    前記巻取軸の回転にともなって、前記巻取軸の軸方向にスライドするストッパーと、
    前記スクリーンが下限まで下降したとき、前記ストッパーのスライドを阻止する移動規制片と、
    前記ストッパーのスライドの停止を選択可能とした選択手段と
    を備え、
    前記調整装置は、
    前記ストッパーをスライド可能に支持するスプライン軸を貫通して、前記取付ブラケットの側方から前記スプリングモーターの初期巻きトルクを調整可能とした調整軸を備えたことを特徴とする請求項7記載のロールブラインドの操作装置。
  9. 操作装置の操作に基づいて回転されるとともに、回転中心に対し点対称状に形成された第一の凹凸部を備えたパイプキャップシャフトと、
    前記パイプキャップシャフトに回転可能に支持されるとともに、前記第一の凹凸部に空回り可能に噛み合う第二の凹凸部と、パイプキャップに常時噛み合う第三の凹凸部とを備えた移動コマと、
    前記第一及び第二の凹凸部を互いに圧接させて伝達トルクを設定する付勢手段と
    を有するトルクリミッターとを備える巻取軸のパイプキャップであって、
    前記パイプキャップは、前記巻取軸の左右何れの端部にも取着可能である
    ことを特徴とする巻取軸のパイプキャップ。
  10. 前記パイプキャップシャフトには、出力軸を嵌挿可能とした筒状部を設け、該筒状部にはパイプキャップに嵌合する係止突部と、該係止突部の近傍に設けたスリットとを備えたことを特徴とする請求項9記載の巻取軸のパイプキャップ。
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