JPH11172995A - クロスランナー - Google Patents

クロスランナー

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JPH11172995A
JPH11172995A JP34318297A JP34318297A JPH11172995A JP H11172995 A JPH11172995 A JP H11172995A JP 34318297 A JP34318297 A JP 34318297A JP 34318297 A JP34318297 A JP 34318297A JP H11172995 A JPH11172995 A JP H11172995A
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JP
Japan
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roller
thrust
radial
flange
support shaft
Prior art date
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Application number
JP34318297A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kouchi
寛之 古内
Akira Sone
章 曽根
Osamu Komata
修 小俣
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Kyoei Steel Ltd
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Kyoei Steel Ltd
Nichibei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レールの突出壁からローラに作用する上方向
の力に対する耐久性を向上させることにより、懸架でき
るパネル重量を増加させることができるクロスランナー
を提供することを課題とする。 【解決手段】 ローラ2がラジアル受けボール7を介し
て支軸1に回転自在に設けられ、前記支軸1にはフラン
ジ部4が設けられてなり、しかも、該フランジ部4と前
記ローラ2との間には、スラスト方向の力を受けるスラ
スト受けボール8が介在されてなることを解決手段とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切り用パネル
に用いられるクロスランナーの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクロスランナーは、図6
に示す如く、ローラ72と支軸71との間にベアリング
73が設けられ、該ベアリング73により上下一対のロ
ーラ72,72が支軸71に回動自在に設けられなるも
のである。
【0003】かかるクロスランナーは、図7に示す如
く、間仕切り用のパネル60に支軸71の下端側を螺着
させて、レール51の内部に挿入して使用されるもので
あり、この際に、一対のローラ72,72の下面がレー
ル51の内部の突出壁52,53の斜面52a,53a
に当接することによりレール51内に懸架され、レール
51の内面54にローラ72の外周面が当接しながら回
転することにより、前記パネル60をレール51の長手
方向に沿って移動できるように構成しているものであ
る。
【0004】このように、この種のクロスランナーは、
ローラ72がレール51の突出壁52,53の斜面52
a,53aに当接してパネル60の重量を支えながら移
動させるものであり、該ローラ72には、常に突出壁5
2,53から上方向に力を受けているものである。従っ
て、このローラ72に作用する力は、そのままベアリン
グ73に作用する結果、ベアリング73がパネル60の
重量を支えることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
クロスランナーにあっては、ローラ72と支軸71との
間に設けられているベアリング73が、ローラ72の外
周面に作用する回転中心方向の力を受けるための、いわ
ゆるラジアル受けのものであるため、ローラ72に作用
する上方向(スラスト方向)の力を受け止めるには本来
不適なものであり、必然的に懸架できるパネル60の重
量には限界があった。
【0006】即ち、従来のクロスランナーにあっては、
ラジアル受けのベアリング73がローラ72に作用する
スラスト方向(上方向)の力を受けながらローラ72を
回転させることになるため、重いパネル60を懸架させ
ると、ベアリング73がパネル60の重量に耐えきれ
ず、ローラ72の回転負荷が増加して時には回転が停止
する等の問題があり、従来のクロスランナーは、パネル
60の重量を支える耐荷重が小さく、重いパネル60を
懸架できないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、レールの突出壁からローラに作用する上方
向の力に対する耐久性を向上させることにより、懸架で
きるパネル重量を増加させることができるクロスランナ
ーを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係るクロスラン
ナーは、ローラ2がラジアル受けボール7を介して支軸
1に回転自在に設けられてなるクロスランナーであっ
て、前記支軸1には、フランジ部4が設けられてなり、
しかも、該フランジ部4と前記ローラ2との間には、ス
ラスト方向の力を受けるスラスト受けボール8が介在さ
れてなることを特徴とする。
【0009】本発明に係るクロスランナーにあっては、
フランジ部4と前記ローラ2との間には、スラスト方向
の力を受けるスラスト受けボール8が介在されてなるの
で、ローラ2にパネル60の重量が作用しても、この力
をスラスト受けボール8が受け止める結果、ラジアル受
けボール7へのスラスト方向の荷重の負担を大幅に減少
し、パネル60の重量によってスラスト方向の力が作用
しても常にローラ2が円滑に回転することができる。
【0010】また、請求項2記載の如く、ラジアル受け
ボール7をローラ2とフランジ部4との間に設け、しか
も、ローラ2に回転中心方向に向けて延設された環状鍔
部21bを設けて、該ローラ2により前記フランジ部4
の外周部を覆うことにより、ローラ2とフランジ部4と
の間の隙間がローラ2によって覆われて、隙間へのゴミ
等の異物の侵入が防止される。
【0011】特に、請求項3記載の如く、環状鍔部21
bをラジアル受けボール7に当接すべく形成することに
より、環状鍔部21bとラジアル受けボール7との間に
フランジ部4を介在させる必要がなくなるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクロスランナーの
一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。図1に
おいて、1は上端側に鍔状のヘッド部1a及び下方側に
ネジ部1bを有する支軸で、該支軸1には、一対のロー
ラ2,2が回転自在に設けられてなり、前記ネジ部1b
には、スプリング付きワッシャ3が螺入されてなる。
【0013】4は前記支軸1に外嵌装着されてなるフラ
ンジ部材(フランジ部)で、該フランジ部材4は、支軸
1に上下一対配されてなり、上方側のフランジ部材4
は、前記ヘッド部1aと支軸1に装着されているスペー
サ5とによって上下から挟持されてなり、下方側のフラ
ンジ部材4は、前記スペーサ5と前記ネジ部1aに螺着
されてなる固定ナット6によって挟持されてなる。
【0014】このように、上下一対のフランジ部材4,
4は、スペーサ5によって所定間隔離間して配されてな
り、ヘッド部1aと固定ナット6によって支軸1に固定
されてなる。
【0015】かかるフランジ部材4の外周側には、図2
に示す如く、上端面11から順に第一段部14と第二段
部15が共に全周に形成されてなり、該第二段部15と
前記ローラ2との間には、ローラ2に作用する回転中心
方向(ラジアル方向)の力を受けるためのラジアル受け
ボール7が転動自在に複数充填されてなる。
【0016】尚、第二段部15の隅部15aは、ラジア
ル受けボール7と略同一半径の曲面状に形成され、該曲
面状の隅部15aがラジアル受けボール7の90度の範
囲と当接してなる。
【0017】即ち、ローラ2は、ローラ2とフランジ部
材4の外周面13との間にラジアル受けボール7が介在
することにより、フランジ部材4に対して回転自在に設
けられてなる。
【0018】また、フランジ部材4の下面12には、環
状の逆凹溝16が形成されてなり、該逆凹溝16と前記
ローラ2との間には、ローラ2に作用する上方向(スラ
スト方向)の力を受けるためのスラスト受けボール8が
転動自在に複数充填されてなる。
【0019】尚、逆凹溝16は、スラスト受けボール8
の半径よりも若干大きい半径の断面視略半円状に形成さ
れてなり、スラスト受けボール8の略上半分を覆うよう
形成されてなる。
【0020】このように、ローラ2は、ラジアル受けボ
ール7とスラスト受けボール8が各々ラジアル方向の力
とスラスト方向の力を受け止めることにより、フランジ
部材4に対して回転負荷が少ない状態で回動自在に設け
られてなる。
【0021】かかるローラ2は、具体的には、フランジ
部材4の外周面13の外側に位置してラジアル受けボー
ル7と係合するラジアル受け部材21と、フランジ部材
4の下方側に位置してスラスト受けボール8と係合する
スラスト受け部材22と、該両受け部材21,22を外
周側から固定するための固定部材23と、該三つの部材
21,22,23の外側に形成されてなるカバー24と
から構成されてなる。
【0022】前記ラジアル受け部材21は、フランジ部
材4の外周面13と所定間隙を有して設けられてなるリ
ング状の外周受け部21aと、該外周受け部21aの上
端部から回転中心方向に向けて水平に延設されてなる環
状鍔部21bとから構成されてなる。
【0023】前記環状鍔部21bは、ラジアル受け部材
21とフランジ部材4との間の隙間を上方側から覆うよ
うに形成され、しかも、前記第一段部14と所定隙間を
有して係合すべく形成されてなり、ラジアル受け部材2
1の上面21cとフランジ部材4の上端面11が略同一
平面となるよう構成されてなる。
【0024】このように、ラジアル受け部材21は、外
周受け部21aと環状鍔部21bとによって、ラジアル
受けボール7の外側を覆うべく形成されてなり、該ラジ
アル受けボール7は、ラジアル受け部材21とフランジ
部材4の第二段部15との間に転動自在に充填されてな
る。
【0025】また、ラジアル受け部材21の内面側の隅
部21dは、ラジアル受けボール7と略同一半径の曲面
状に形成されてなり、ラジアル受けボール7は、ラジア
ル受け部材21と90度の範囲で当接してなる。
【0026】従って、ラジアル受けボール7は、外側の
上方がラジアル受け部材21の隅部21dと90度の範
囲で係合し、内側の下方が前記フランジ部材4の第二段
部15の隅部15aと90度の範囲で係合することによ
り、ラジアル受け部材21とフランジ部材4によって挟
持されてなる。
【0027】前記スラスト受け部材22は、円盤状に形
成されてフランジ部材4の下面12と所定間隙を有して
配されてなり、上面22aの外周端部には、前記ラジア
ル受け部材21が当接してなる。
【0028】また、上面22aの内周側には、環状の凹
溝22bが形成されてなり、該凹溝22bは、前記フラ
ンジ部材4の逆凹溝16と同様に断面視略半円状に形成
され、逆凹溝16と対向する位置に設けられてなり、両
凹溝16,22bによって形成される環状の空間に前記
スラスト受けボール8が転動自在に充填されてなる。
【0029】即ち、該凹溝22bもスラスト受けボール
8の略下半分を覆うように形成されてなり、両凹溝1
6,22bによってスラスト受けボール8は、フランジ
部材4の下面12とスラスト受け部材22の上面22a
との間の所定間隙を除いて略全周を覆われてなる。
【0030】更に、スラスト受け部材22の外周面の下
端には、段部22cが形成されてなり、該段部22cに
は、前記固定部材23の下端部23bが係合されてな
る。
【0031】かかる固定部材23は、両受け部材21,
22に外嵌されてなり、上述の如く、回転中心方向に延
設されて前記スラスト受け部材22の段部22cと係合
するよう構成されてなる下端部23bと、前記ラジアル
受け部材21に形成された面取り部21eと係合するよ
うに内側に折曲してなる上端部23aとを有してなる。
【0032】このように、固定部材23は、上下端部2
3a,23bが各々ラジアル受け部材21とスラスト受
け部材22とを上下から挟み込むようにして両受け部材
21,22を固定してなる。また、前記フランジ部材4
は、両受け部材21,22によって外周部が覆われてな
る。尚、固定部材23の上端部23aの折曲形状は、カ
シメによって形成されてなる。
【0033】前記カバー24は、上端部24aと下端部
24bがそれぞれ回転中心方向に延設されて、該両端部
24a,24bにより前記両受け部材21,22と固定
部材23を挟持すべく形成されてなる。
【0034】尚、両ボール7,8は、耐久性の観点から
鋼球からなり、また、フランジ部材4、両受け部材2
1,22、固定部材23は、金属部材から形成されてな
る。特に、フランジ部材4と両受け部材21,22は、
両ボール7,8と係合するため、表面硬度の観点からク
ロムモリブデン鋼等からなる侵炭材が好ましい。
【0035】また、カバー24は、合成樹脂から形成さ
れ、特に、レール51と当接する際の騒音抑制の観点及
びレール51の損傷防止の観点から、ナイロン66等の
ポリアミド系樹脂が好ましい。
【0036】次に、上記構成からなるクロスランナーの
使用状態について図3及び図4を用いて説明する。かか
るクロスランナーは、まず、パネル60の固定金具61
に支軸1のネジ部1bを螺入し、スプリングワッシャ付
きナット3を締め付けて固定金具61に固定する。
【0037】その後、図3に示す如く、レール51の内
側に、上側のローラ2とレール51の第一突出壁52、
及び下側のローラ2とレール51の第二突出壁53を各
々係合させるようにクロスランナーを挿入して使用可能
状態となる。
【0038】即ち、かかるクロスランナーがレール51
内部に挿入された状態では、上側のローラ2の下面が第
一突出壁52の上方の斜面52aと当接し、下側のロー
ラ2の下面が第二突出壁53の斜面53aと当接するこ
とにより、支軸1に取り付けられたパネル60がクロス
ランナーの両ローラ2,2を介してレール51に懸架さ
れることとなる。(図4参照)
【0039】また、パネル60をレール51に沿って移
動させると、一対のローラ2,2の外周面がレール51
の側面54,54と当接しながら回転する。このパネル
の移動時には、ローラ2が、ラジアル受けボール7を介
してフランジ部材4に回転自在に設けられているため、
走行負荷の小さい状態でパネル60を移動させることが
できる。
【0040】また、ローラ2には、パネル60の重量に
よって、両突出壁52,53の斜面52a,53aから
上方向の反作用の力を受けているが、ローラ2とフラン
ジ部材4との間には、スラスト受けボール8が介在して
ローラ2に作用する力を受け止めている。従って、ラジ
アル受けボール7には、この上方向の力が殆ど作用しな
いため、ローラ2がパネル60の重量を支えて回転方向
と垂直な方向の力を受けている状態であっても、常に回
転負荷の小さい状態で回転することができ、しかも、繰
り返し移動に対する耐久性を確保できる結果、従来に比
してパネル60の荷重に対するクロスランナー自体の耐
荷重を大幅に増加させることができる。
【0041】また、パネル60の移動時には、レール5
1の側面54及び突出壁52,53から各々回転中心方
向と上方向の力がローラに作用するが、両ボール7,8
と係合する両受け部材21,22が固定部材23によっ
て固定されているために、ローラ2が揺動することなく
滑らかに安定して回転できるのである。
【0042】更には、ラジアル受け部材21の環状鍔部
21bがローラ2とフランジ部材4との間の隙間を上方
から覆うと共に、スラスト受け部材22が隙間を下方側
から閉塞しているために、該隙間へのゴミ等の異物の侵
入が防止でき、ラジアル受けボール7が異物によって回
転ムラを起こしたり回転不能になったりすることがな
い。
【0043】尚、上記実施形態では、ラジアル受け部材
21の環状鍔部21bがラジアル受けボール7と当接す
べく形成されてなるものについて説明したが、これに限
定するものではなく、例えば、図5に示す如く、環状鍔
部21bがラジアル受けボール7と離間して、この間に
フランジ部材4の外周部が配置されてなるものであって
もよい。即ち、環状鍔部21bが回転中心方向に延設さ
れて、ローラ2とフランジ部材4との間の隙間を覆うよ
う構成することにより、上方から隙間へのゴミ等の侵入
を防止することができる。
【0044】但し、上記実施形態の如く、環状鍔部21
bがラジアル受けボール7と当接するよう構成されてな
ることにより、ローラ2の上下方向の厚みを薄くできる
利点がある。
【0045】また、各ボール7,8と係合する部分の形
状は、上記実施形態のような略半円状や曲面状以外にも
種々の形状を採用することができる。即ち、第二段部1
5の隅部15a及びラジアル受け部材21の隅部21d
は、何れも曲面状でなく直角形状であってもよい。
【0046】更に、両ボール7,8の数、材質、サイ
ズ、配置等も限定するものではなく、ラジアル受けボー
ル7を支軸1の外周に配置してもよく、また、ローラ2
も上記実施形態のように四つの部材21,22,23,
24から構成する以外にも例えば該部材21,22,2
3,24を一体的に構成してなるものであってもよい。
但し、別体に形成することにより、組立等の製造がより
容易となる他、両ボール7,8と係合する箇所(両受け
部材21,22)を摩耗等の観点から金属性の部材と
し、レール51に当接する最外周部(カバー24)を防
音等の観点から樹脂性の部材とするなど、各箇所に要求
される性能に応じて異なる材質から構成することができ
る利点がある。
【0047】尚、環状鍔部21bは、ラジアル受け部材
21以外の、例えば、固定部材23やカバー24に設け
ても本発明の意図する範囲内であり、ローラ2に環状鍔
部21bを設けてフランジ部材4の外周部を覆うことに
より隙間へのゴミ等の侵入を防止できる効果を奏する。
【0048】但し、環状鍔部21bをラジアル受け部材
21に設けることにより、該環状部材21bを上述の如
くラジアル受けボール7と当接させてローラ2の厚みを
薄くできる効果がある。
【0049】また、フランジ部材4も支軸1と一体的に
形成してもよいが、別体とすることにより、支軸1の加
工やローラ2の組立等が容易になるなどの製造上の利点
がある。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るクロスランナーにあって
は、フランジ部とローラとの間に、スラスト方向の力を
受けるスラスト受けボールが介在されてなるので、ラジ
アル受けボールのスラスト方向の荷重による負担が減少
して、ローラを円滑に回転させることができる。従っ
て、パネルを安定して懸架し又移動することができ、パ
ネル重量に対する耐久性を向上させることができ、懸架
できるパネル重量を従来に比して増加させることができ
るのである。
【0051】更に、請求項2記載の如く、ローラに回転
中心方向に向けて延設された環状鍔部を設けてフランジ
部の外周部を覆うことにより、クロスランナーの防塵性
をより一層高めることができ、長期間安定したローラの
回転が得られる。
【0052】また、請求項3記載の如く、環状鍔部をラ
ジアル受けボールに当接すべく形成することにより、ロ
ーラを薄型化することができ、クロスランナー全体を小
型化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるクロスランナーを
示す一部断面を含む正面図。
【図2】一実施形態のクロスランナーの要部を示す断面
図。
【図3】一実施形態のクロスランナーの使用状態を示す
一部断面を含む正面図。
【図4】一実施形態のクロスランナーの使用状態におけ
る要部を示す断面図。
【図5】他実施形態のクロスランナーの要部を示す断面
図。
【図6】従来のクロスランナーを示す一部断面を含む正
面図。
【図7】従来のクロスランナーの使用状態を示す一部断
面を含む正面図。
【符号の説明】
1…支軸、2…ローラ、4…フランジ部材(フランジ
部)、7…ラジアル受けボール、8…スラスト受けボー
ル、21b…環状鍔部
フロントページの続き (72)発明者 小俣 修 神奈川県愛甲郡愛川町中津桜台4024 株式 会社ニチベイ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ(2)がラジアル受けボール
    (7)を介して支軸(1)に回転自在に設けられてなる
    クロスランナーであって、前記支軸(1)には、フラン
    ジ部(4)が設けられてなり、しかも、該フランジ部
    (4)と前記ローラ(2)との間には、スラスト方向の
    力を受けるスラスト受けボール(8)が介在されてなる
    ことを特徴とするクロスランナー。
  2. 【請求項2】 前記ラジアル受けボール(7)は、前記
    ローラ(2)とフランジ部(4)との間に設けられ、し
    かも、前記ローラ(2)には、回転中心方向に向けて延
    設された環状鍔部(21b)が設けられてなり、該ロー
    ラ(2)により前記フランジ部(4)の外周部が覆われ
    てなる請求項1記載のクロスランナー。
  3. 【請求項3】 前記環状鍔部(21b)は、前記ラジア
    ル受けボール(7)に当接すべく形成されてなる請求項
    2記載のクロスランナー。
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