JPH11172825A - 床パネル - Google Patents
床パネルInfo
- Publication number
- JPH11172825A JPH11172825A JP9369845A JP36984597A JPH11172825A JP H11172825 A JPH11172825 A JP H11172825A JP 9369845 A JP9369845 A JP 9369845A JP 36984597 A JP36984597 A JP 36984597A JP H11172825 A JPH11172825 A JP H11172825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor panel
- floor
- slit grooves
- slit
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物の壁体内と床下とを連通し、床下から壁
体内へ、壁体内から床下への空気の循環を可能とする。 【解決手段】 所定の規格寸法の構造用合板で形成し、
横架材上に敷設して施工する矩形板状の床パネルにおい
て、裏面の側辺に、縁端から所定の深さで削成したスリ
ット溝15を、間隔を設けて並置する。
体内へ、壁体内から床下への空気の循環を可能とする。 【解決手段】 所定の規格寸法の構造用合板で形成し、
横架材上に敷設して施工する矩形板状の床パネルにおい
て、裏面の側辺に、縁端から所定の深さで削成したスリ
ット溝15を、間隔を設けて並置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木造住宅等の床
の施工に用いる床パネルに関するものである。
の施工に用いる床パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造住宅等の床の施工は、土台、
大引、根太等の横架材上に矩形板状の床パネルを敷設し
て行われ、その上に、畳敷、カーペット、フローリング
等の床仕上げを施している。一般に、この床パネルは、
所定の厚さで3尺×6尺、又は1m×2m等の規格寸法
の構造用合板で形成されている。
大引、根太等の横架材上に矩形板状の床パネルを敷設し
て行われ、その上に、畳敷、カーペット、フローリング
等の床仕上げを施している。一般に、この床パネルは、
所定の厚さで3尺×6尺、又は1m×2m等の規格寸法
の構造用合板で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、建物の基礎に適
宜の箇所を開孔して床下換気口を設け、床下の通風が図
られるが、空気、熱溜まりが生じて完全な換気が行われ
るものではなく、床下換気扇を用いて強制的に換気を行
う手段も用いられている。また、床パネルを敷設する
と、建物の壁体内(外壁と内壁との空間)と床下とは遮
断され、空気の循環が行われない構造となっている。
宜の箇所を開孔して床下換気口を設け、床下の通風が図
られるが、空気、熱溜まりが生じて完全な換気が行われ
るものではなく、床下換気扇を用いて強制的に換気を行
う手段も用いられている。また、床パネルを敷設する
と、建物の壁体内(外壁と内壁との空間)と床下とは遮
断され、空気の循環が行われない構造となっている。
【0004】この発明は、新規構成の床パネルを提供
し、この床パネルを施工することにより壁体内と床下と
を連通し、床下から壁体内へ、壁体内から床下への空気
の循環を可能として柱、梁等の構造体が常に新鮮な空気
に触れる構造とし、木の調湿作用を促進させて耐久性の
向上を図るとともに、快適な住環境を実現することを目
的とするものである。同時に、床下換気の通風、排気の
向上を図ることを目的とするものである。
し、この床パネルを施工することにより壁体内と床下と
を連通し、床下から壁体内へ、壁体内から床下への空気
の循環を可能として柱、梁等の構造体が常に新鮮な空気
に触れる構造とし、木の調湿作用を促進させて耐久性の
向上を図るとともに、快適な住環境を実現することを目
的とするものである。同時に、床下換気の通風、排気の
向上を図ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる課題を
解決するため、所定の規格寸法の構造用合板で形成し、
横架材上に敷設して施工する矩形板状の床パネルにおい
て、裏面の側辺に、縁端から所定の深さで削成したスリ
ット溝を、間隔を設けて並置したことを特徴とするもの
である。
解決するため、所定の規格寸法の構造用合板で形成し、
横架材上に敷設して施工する矩形板状の床パネルにおい
て、裏面の側辺に、縁端から所定の深さで削成したスリ
ット溝を、間隔を設けて並置したことを特徴とするもの
である。
【0006】また、このスリット溝を、床パネルの両長
辺及び両短辺に対称の位置に並置して形成するものであ
る。以下に、この発明の構成を図面を用いて具体的に説
明する。
辺及び両短辺に対称の位置に並置して形成するものであ
る。以下に、この発明の構成を図面を用いて具体的に説
明する。
【0007】
【発明の実施の形態】図面はこの発明の具体的な実施の
形態を示し、矩形板状の床パネル(10)は、所定の規
格寸法の構造用合板で形成されてる。この床パネル(1
0)は、一方の長辺の小口面(11)に突条(12)が
形成され、他方の長辺の小口面(13)に溝(14)が
形成され、小口面を当接して床パネル(10)を敷設し
た場合、突条(12)が溝(14)に凹凸状に嵌合して
剛性が得られるようにされている。
形態を示し、矩形板状の床パネル(10)は、所定の規
格寸法の構造用合板で形成されてる。この床パネル(1
0)は、一方の長辺の小口面(11)に突条(12)が
形成され、他方の長辺の小口面(13)に溝(14)が
形成され、小口面を当接して床パネル(10)を敷設し
た場合、突条(12)が溝(14)に凹凸状に嵌合して
剛性が得られるようにされている。
【0008】床パネル(10)の裏面の四辺の側辺に、
縁端から所定の深さで削成したスリット溝(15)が、
所定の間隔を設けて並置されている。このスリット溝
(15)は、両長辺及び両短辺に対称の位置に並置さ
れ、小口面を当接して床パネル(10)を敷設した場
合、隣接した床パネル(10)どうしでスリット溝(1
5)の開口位置が一致し、連通するように配列されてい
る。
縁端から所定の深さで削成したスリット溝(15)が、
所定の間隔を設けて並置されている。このスリット溝
(15)は、両長辺及び両短辺に対称の位置に並置さ
れ、小口面を当接して床パネル(10)を敷設した場
合、隣接した床パネル(10)どうしでスリット溝(1
5)の開口位置が一致し、連通するように配列されてい
る。
【0009】図4は、この床パネル(10)を木造軸組
構造の住宅に施工した実施例を示すものである。図4に
おいて、建物の基礎(20)上に土台(21)がボルト
締め固定され、基礎(20)の適宜の箇所の開孔に、木
枠(22)で支持した開閉式の床下換気口(23)が取
り付けられている。基礎(20)の表面に断熱材(2
4)を張設し、その表面を化粧モルタル(25)で仕上
げている。高さ調節を可能としたプラスチック床束(2
7)上に大引(28)が架設され、床パネル(10)
が、土台(21)、大引(28)等の横架材上に小口面
を当接して敷設され、順次専用ビスで横架材に直接固定
して施工される。土台に立設した柱(29)に断熱材
(30)が面張りされ、その表面に外壁(32)を施工
するとともに、室内側では、内壁(33)を施工する。
二階部分の床の施工は、床梁、根太等の横架材上に、同
様に床パネル(10)を敷設して行う。
構造の住宅に施工した実施例を示すものである。図4に
おいて、建物の基礎(20)上に土台(21)がボルト
締め固定され、基礎(20)の適宜の箇所の開孔に、木
枠(22)で支持した開閉式の床下換気口(23)が取
り付けられている。基礎(20)の表面に断熱材(2
4)を張設し、その表面を化粧モルタル(25)で仕上
げている。高さ調節を可能としたプラスチック床束(2
7)上に大引(28)が架設され、床パネル(10)
が、土台(21)、大引(28)等の横架材上に小口面
を当接して敷設され、順次専用ビスで横架材に直接固定
して施工される。土台に立設した柱(29)に断熱材
(30)が面張りされ、その表面に外壁(32)を施工
するとともに、室内側では、内壁(33)を施工する。
二階部分の床の施工は、床梁、根太等の横架材上に、同
様に床パネル(10)を敷設して行う。
【0010】この実施例において、床パネル(10)の
スリット溝(15)により、外壁(32)と内壁(3
3)との空間の壁体内と、床下とが連通するとともに、
小口面を当接して隣接した床パネル(10)のスリット
溝(15)が連通している。したがって、床下換気口
(22)から床下内に流入した空気(図4中、矢印)
は、スリット溝(15)を通過して、大引(28)を渡
る換気が図られるとともに、床下から壁体内へ、あるい
は壁体内から床下への空気の通風、循環が図られる。同
様に、二階部分にあっては、二階床下と壁体内とが連通
して換気が行われる。
スリット溝(15)により、外壁(32)と内壁(3
3)との空間の壁体内と、床下とが連通するとともに、
小口面を当接して隣接した床パネル(10)のスリット
溝(15)が連通している。したがって、床下換気口
(22)から床下内に流入した空気(図4中、矢印)
は、スリット溝(15)を通過して、大引(28)を渡
る換気が図られるとともに、床下から壁体内へ、あるい
は壁体内から床下への空気の通風、循環が図られる。同
様に、二階部分にあっては、二階床下と壁体内とが連通
して換気が行われる。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、床パネル(1
0)の裏面の側辺に、間隔を設けて並置したスリット溝
(15)により、壁体内と床下とが連通し、床下から壁
体内へ、壁体内から床下への空気の循環が行われ、柱、
梁等の構造体が常に新鮮な空気に触れる構造とし、木の
調湿作用を促進させて耐久性の向上を図ることができる
とともに、快適な住環境を実現することができるもので
ある。
0)の裏面の側辺に、間隔を設けて並置したスリット溝
(15)により、壁体内と床下とが連通し、床下から壁
体内へ、壁体内から床下への空気の循環が行われ、柱、
梁等の構造体が常に新鮮な空気に触れる構造とし、木の
調湿作用を促進させて耐久性の向上を図ることができる
とともに、快適な住環境を実現することができるもので
ある。
【0012】また、スリット溝(15)を、両長辺及び
両短辺に対称の位置に並置することにより、小口面を当
接して隣接した床パネル(10)のスリット溝(15)
が連通し、この連通路により横架材を渡る換気が図ら
れ、床下換気の通風、排気の向上を図ることができるも
のである。
両短辺に対称の位置に並置することにより、小口面を当
接して隣接した床パネル(10)のスリット溝(15)
が連通し、この連通路により横架材を渡る換気が図ら
れ、床下換気の通風、排気の向上を図ることができるも
のである。
【図1】この発明の床パネルを裏返した状態の平面図。
【図2】図1のA−A線で切断し、中間部を省略した拡
大断面図。
大断面図。
【図3】この床パネルを裏返した状態の隅部を拡大した
斜視図。
斜視図。
【図4】この床パネルの施工の実施例を示す要部の拡大
断面図。
断面図。
15 スリット溝
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の規格寸法の構造用合板で形成し、
横架材上に敷設して施工する矩形板状の床パネルにおい
て、 裏面の側辺に、縁端から所定の深さで削成したスリット
溝(15)を、間隔を設けて並置したことを特徴とする
床パネル。 - 【請求項2】 請求項1記載のスリット溝(15)を、
両長辺及び両短辺に対称の位置に並置したことを特徴と
する床パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369845A JPH11172825A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 床パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369845A JPH11172825A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 床パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11172825A true JPH11172825A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18495458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9369845A Pending JPH11172825A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 床パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11172825A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104532996A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-22 | 北京天基新材料股份有限公司 | 一种预制楼板及预制楼板结构件 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP9369845A patent/JPH11172825A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104532996A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-22 | 北京天基新材料股份有限公司 | 一种预制楼板及预制楼板结构件 |
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