JPH11171531A - 不燃材料用無機複合酸化物 - Google Patents

不燃材料用無機複合酸化物

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JPH11171531A
JPH11171531A JP9335227A JP33522797A JPH11171531A JP H11171531 A JPH11171531 A JP H11171531A JP 9335227 A JP9335227 A JP 9335227A JP 33522797 A JP33522797 A JP 33522797A JP H11171531 A JPH11171531 A JP H11171531A
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silica
composite oxide
inorganic composite
oxide
alkali
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JP9335227A
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Yuji Ozeki
雄治 尾関
Kazuyoshi Iwayama
一由 岩山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルカリ金属の溶出がなく、かつ不燃性を示す
複合材料を提供する。 【解決手段】脱水状態の酸化物組成比が絶乾基準で xM2/nO・Al23・ySiO2 (x:0.3〜0.95、y:6.5〜150、M:ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属から選ばれた少なくとも
1種、n:Mの価数を示す)で表される不燃材料用無機
複合酸化物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素繊維等と複合
化することにより不燃性マトリックス材料にするのに適
した不燃材料用無機複合酸化物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭素繊維複合材料は比強度、比剛性が高
く、耐食性、電磁波シールド性が、鉄、セメント、木材
といった材料に比べ優れている。しかし、これまで炭素
繊維複合材料は炭素繊維とフェノール樹脂などの有機化
合物と複合化されている。従って不燃材料でないことに
より構造材料として耐火制限を受けてきた。炭素繊維を
不燃性無機材料と複合化できれば耐火制限を受けない不
燃性構造材料となり、屋根、壁、床、踏み板、橋桁など
多くの用途への展開が可能となる。
【0003】不燃性無機材料としては炭化ケイ素または
チッ化ケイ素などで代表されるセラミックス繊維強化剤
およびセメントなどで代表されるシリカおよびアルミナ
を含む複合無機材料等が知られている。しかしこれら不
燃性無機材料は価格が高かったり、炭素繊維との複合化
が難しいなど多くの課題があるのが現状である。この課
題に対して最近、炭素繊維との複合化を目指した無機材
料が開示されている。例えば、欧州特許EP0,288,502(WO
88/02,741)およびこれに対応する米国特許US4,888,311
にSiO2/Al2O3比が2、nM/Al比が0.25〜5.70のポリ(シ
アル酸塩)M(‐Si‐O‐Al‐O‐)からなる不燃材料用無
機複合酸化物が開示されている。欧州特許EP0518980(WO
91/13830)にはSiO2/Al2O3比が4、nM/Al比が1.0〜1.6の
ポリ(シアル酸塩シロキソ)M(‐Si‐O‐Al‐O‐Si‐O
‐)からなる不燃材料用無機複合酸化物が開示されてい
る。また、欧州特許EP0518962(WO91/13840)にはS
iO2/Al2O3比が6、nM/Al比が1.0〜1.6のポリ(シアル酸
塩ジシロキソ)M(‐Si‐O‐Al‐O‐Si‐O‐Si‐O‐)か
らなる無機複合酸化物が開示されている。これらの不燃
材料用無機複合酸化物は、珪素とアルミニウムが酸素を
介し結合した単一相からなり、三次元的な網目構造を有
しているため、高い硬度を有する反面、脆く、炭素繊維
との複合材料は高温において不燃性を示さない欠点があ
った。
【0004】これに対し最近公開された、PCT/FR96/003
88(WO96/28398)明細書には次に示す二相から構成されて
いるSiO2/Al2O3比が6.5〜70、nM/Al比が0.95〜9.5の不
燃材料用無機複合酸化物が開示されている。
【0005】a相:粒径1μm 未満のシリカアルミナ粒
子(2SiO2・AlO2〜34SiO2・AlO2) b相:アルミノケイ酸網状部分(M4Si2AlO10〜M2Si4AlO
16) かかる不燃材料用無機複合酸化物と炭素繊維との複合材
料では1000℃まで不燃性を示すとの記述があるが、脆さ
の改善がまだ十分でなく、かつ水に浸したとき不燃材料
用無機複合酸化物からアルカリが溶出し、水が濃アルカ
リ性を示すなど多くの問題があることがわかった。
【0006】また、不燃材料用無機複合酸化物の原料溶
液の調製の直後の粘度は、SiO2/Al2O3比に影響され、Si
O2/Al2O3比が高いほど粘度が低く、複合材料の作製が容
易になる。この点に関し、従来技術のSiO2/Al2O3比はい
ずれも70未満に限定されたものであった。
【0007】以上のように、従来技術にあるSiO2/Al2O3
比:2〜6、nM/Al比:0.25〜5.70の不燃材料用無機複合
酸化物は脆く、高温において不燃性を示さないものであ
った。また、SiO2/Al2O3:6.5〜70、nM/Al比:0.95〜9.5
の不燃材料用無機複合酸化物では、脆さの改善が十分で
なく、作製した不燃材料用無機複合酸化物からアルカリ
金属および/またはアルカリ土類金属が溶出するといっ
た問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は脆さ、および
水に浸したときのアルカリ溶出を改善し、炭素繊維など
と複合化させて不燃性マトリックス材料とするのに適し
た不燃材料用無機複合酸化物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するためのものであり、本発明者らは絶乾状態の酸化物
組成比が xM2/nO・Al23・ySiO2 (x:0.3〜0.95、y:6.5〜150、より好
ましくは、x:0.3〜0.95、y:70〜150、
M:アルカリ金属、アルカリ土類金属から選ばれた少な
くとも1種、n:Mの価数を示す)で表される不燃材料
用無機複合酸化物は、従来技術に比べ脆さが改善され、
かつアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の濃
度が低いため、該不燃材料用無機複合酸化物を水と接触
させてもアルカリの溶出が少ないことを見出した。また
炭素繊維と複合化させることで複合マトリックス材料が
1000℃まで不燃性を示すことを見い出した。
【0010】また、不燃材料用無機複合酸化物の調製に
おいて、SiO2/Al2O3比を70〜150と高くすること
で、各原料を混合した直後の溶液の粘度を低下でき、炭
素繊維等との複合化が容易になることを見出した。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にある不燃材料用無機複合
酸化物は、ケイ酸アルカリ水溶液に、含アルミニウム化
合物とシリカを添加し、調製された溶液を150℃以下
で加熱、固化することにより作製される。
【0012】本発明で用いるケイ酸アルカリ水溶液の組
成は特に限定されるものではないが、水酸化アルカリ水
溶液にシリカを溶解したものが好ましく用いられる。該
ケイ酸アルカリ水溶液中の全溶質の濃度は特に限定され
るものではないが、3〜50wt%のものが好ましく用
いられる。また、該ケイ酸アルカリ水溶液中のnM/S
i比(M:ケイ酸アルカリ水溶液中のアルカリ金属およ
び/またはアルカリ土類金属、n:Mの価数)は、特に
限定されるものではないが、0.1〜5.0のものが好ましく
用いられる。さらに、上記nM/Al比、およびSiO2/A
l2O3比の不燃材料用無機複合酸化物が作製できる範囲内
で該水溶液中にアルミニウムを含んでも問題ではない。
また、ケイ酸アルカリ水溶液への含アルミニウム化合物
とシリカの添加順序も特に限定されるものではないが、
好ましくは含アルミニウム化合物−シリカの順に添加す
る。
【0013】本発明で用いるアルカリ性ケイ酸塩水溶液
に添加する含アルミニウム化合物としては、γ-アルミ
ナ、δ-アルミナ、水和アルミナ、アルミナゾル、水酸
化アルミニウム、硝酸アルミニウム、および硫酸アルミ
ニウムから選ばれた少なくとも1種類を含み、好ましく
は、γ-アルミナ、およびδ-アルミナから選ばれた少な
くとも1種類を含む。
【0014】また、その添加量はnM/Al比(M:ケイ酸
アルカリ水溶液中のアルカリ金属および/またはアルカ
リ土類金属、n:Mの価数)が0.3〜0.95の範囲
内になるように設定される。nM/Al比が高すぎると、生
成した不燃材料用無機複合酸化物からアルカリ金属およ
び/またはアルカリ土類金属が溶出し、不燃材料用無機
複合酸化物が水に接触した際に水がアルカリ性を示すと
いった弊害が生じる。
【0015】また、本発明でケイ酸アルカリ水溶液に含
アルミナ化合物を添加した後に添加するシリカの量は、
作製される無機複合酸化物全体のSiO2/Al2O3比が6.5
〜150、より好ましくは70〜150の範囲内になる
ように設定される。SiO2/Al2O3比が高いほど、各原料を
混合した直後の粘度を低下でき、炭素繊維等との複合化
が容易になるため好ましい。
【0016】また、本発明の不燃材料用無機複合酸化物
の構造は特に限定されないが、粒径1μm未満のシリカ
粒子および/またはシリカアルミナ粒子からなる部分
と、ケイ酸塩水溶液が加熱により固化した部分とで構成
される構造が好ましく用いられれる。また、ケイ酸塩水
溶液が加熱により固化した部分が、シリカとアルミナか
らなるポリマーを構成していても良い。
【0017】また、本発明の不燃材料用無機複合酸化物
は平均粒径1μm未満のシリカ粒子および/またはシリ
カアルミナ粒子を含む時、剛性に優れ好ましく、ここで
用いる平均粒径1ミクロン未満のシリカおよび/または
シリカアルミナ粒子は、平均粒径1ミクロン以上の粒子
を粉砕することにより容易に、平均粒径を1ミクロン未
満にすることができる。また別の例として、2000℃
以上の高温で発生させたシリカ蒸気の凝縮および冷却に
より得られた平均粒径1ミクロン未満のサーマルシリカ
と呼ばれる非晶質シリカがあげられる。シリカ蒸気発生
時にアルミナ蒸気を発生させ、非晶質シリカアルミナ粒
子を作製し、これを用いて無機複合酸化物を作製しても
よい。
【0018】また、本発明で用いられるケイ酸アルカリ
水溶液のアルカリ源として、アルカリ金属および/また
はアルカリ土類金属から選ばれる少なくとも1種類の金
属が好ましく用いられ、さらに好ましくはカリウム、ナ
トリウム、およびカルシウムが、さらに好ましくはカリ
ウムが用いられる。
【0019】本発明の不燃材料用無機複合酸化物の作製
方法において、ケイ酸アルカリ水溶液、アルミナ粒子、
およびシリカ粒子を混合後、調製した溶液を熟成し、そ
の後に溶液を固化させるために、150℃以下で加熱す
る。加熱時間は溶液の組成にもよるが、3時間から1週
間である。
【0020】また、該不燃材料用無機複合酸化物と炭素
繊維等を複合化させる方法は特に限定されるものではな
く、例えば従来の炭素繊維とフェノール系樹脂との複合
化方法と同様な作製方法が用いられ、好ましくは炭素繊
維の織布を不燃材料用無機複合酸化物の原料を混合した
水溶液中に含浸する、あるいは不燃材料用無機複合酸化
物の原料を混合した水溶液を炭素繊維の織布に塗りつけ
る方法が用いられる。
【0021】本発明の不燃材料用無機複合酸化物を用い
ることにより、炭素繊維を1000℃まで空気中での酸
化および劣化から保護することができる。また、さらに
この特性のため炭素繊維を特殊処理する必要がない。
【0022】以下実施例に従って説明するが、実施例に
よって本発明を制約するものではない。
【0023】
【実施例】
【0024】
【実施例1】脱イオン水34.4g(1.9mol)に水酸化カリ
ウム2.71g(48m mol)を溶かした。この中へヒューム
ドシリカ(Aldrich製)1.45g(24m mol)を加え、シリ
カが溶解するまで5℃で撹拌した。シリカが溶解した
後、γ-アルミナ(住友セメント製)3.39g(33m mol)
を加え、約10分間撹拌した。次にここへ粉砕したシリカ
(竹折砿業製、平均粒径0.8μm)を75.3g(1.3mol)加
え、約10分間撹拌した。この溶液を室温で約1〜2時間熟
成させたところ粘度は約100cpとなった。次にこの
溶液へ炭素繊維織布を含浸させ、この含浸織布を積層さ
せた複合材料を作り、80℃で3時間加熱することにより
複合材料を硬化させた。
【0025】不燃材料用無機複合酸化物の絶乾状態の酸
化物組成を以下に示す。また生成した複合材料の性質を
表1に示す。
【0026】0.725K2O/Al2O3/38.3SiO2
【0027】
【実施例2】脱イオン水57.7g(3.2mol)に水酸化カリ
ウム1.63g(29m mol)を溶かした。この中へヒューム
ドシリカ(Aldrich製)0.87g(15m mol)を加え、シリ
カが溶解するまで撹拌した。シリカが溶解した後、γ-
アルミナ(住友セメント製)2.04g(20m mol)を加
え、約10分間撹拌した。次にここへ粉砕したシリカ(竹
折砿業製、平均粒径0.8μm)を131g(2.2mol)加え、
約10分間撹拌した。この溶液を室温で約1〜2時間熟成さ
せたところ粘度は約50cpとなった。次にこの溶液へ
炭素繊維織布を含浸させた。この含浸織布を積層させた
複合材料を作り、80℃で3時間加熱することにより複合
材料を硬化させた。
【0028】不燃材料用無機複合酸化物の絶乾状態の酸
化物組成を以下に示す。また生成した複合材料の性質を
表1に示す。
【0029】0.725K2O/Al2O3/110SiO2
【0030】
【実施例3】脱イオン水57.7g(3.2mol)に水酸化カリ
ウム1.63g(29m mol)を溶かした。この中へヒューム
ドシリカ(Aldrich製)0.87g(15m mol)を加え、シリ
カが溶解するまで撹拌した。シリカが溶解した後、γ-
アルミナ(住友セメント製)2.04g(20m mol)を加
え、約10分間撹拌した。次にここへヒュームドシリカ
(アドマテック製、平均粒径0.5μm)を131g(2.2mo
l)加え、約10分間撹拌した。この溶液を室温で約1〜2
時間熟成させたところ粘度は約50cpとなった。次に
この溶液へ炭素繊維織布を含浸させた。この含浸織布を
積層させた複合材料を作り、80℃で3時間加熱すること
により複合材料を硬化させた。
【0031】不燃材料用無機複合酸化物の絶乾状態の酸
化物組成を以下に示す。また生成した複合材料の性質を
表1に示す。
【0032】0.725K2O/Al2O3/110SiO2
【0033】
【比較例1】脱イオン水30.6g(1.7mol)に水酸化カリ
ウム9.04g(96m mol)を溶かした。この中へヒューム
ドシリカ(Aldrich製)2.88g(48m mol)を加え、シリ
カが溶解するまで撹拌した。シリカが溶解した後、γ-
アルミナ(住友セメント製)1.02g(10m mol)を加
え、約10分間撹拌した。次にここへ粉砕したシリカ(竹
折砿業製、平均粒径0.8μm)を63.2g(1.1mol)加え、
約10分間撹拌した。この溶液を室温で約1〜2時間熟成さ
せたところ粘度は約50cpとなった。次にこの溶液へ
炭素繊維織布を含浸させた。この含浸織布を積層させた
複合材料を作り、80℃で3時間加熱することにより複合
材料を硬化させた。
【0034】不燃材料用無機複合酸化物の絶乾状態の酸
化物組成を以下に示す。また生成した複合材料の性質を
表1に示す。
【0035】4.8K2O/Al2O3/110SiO2
【0036】
【比較例2】脱イオン水63.0g(3.5mol)に水酸化カリ
ウム26.0g(0.55mol)を溶かした。この中へヒューム
ドシリカ(Aldrich製)16.6g(0.28mol)を加え、シリ
カが溶解するまで撹拌した。シリカが溶解した後、γ-
アルミナ(住友セメント製)3.98g(39m mol)を加
え、約10分間撹拌した。次にここへヒュームドシリカ
(アドマテック製、平均粒径0.5μm)を134g(2.2mo
l)加え、約10分間撹拌した。この溶液を室温で約1〜2
時間熟成させたところ粘度は約100cpとなった。次
にこの溶液へ炭素繊維織布を含浸させた。この含浸織布
を積層させた複合材料を作り、80℃で3時間加熱するこ
とにより複合材料を硬化させた。
【0037】不燃材料用無機複合酸化物の絶乾状態の酸
化物組成を以下に示す。また生成した複合材料の性質を
表1に示す。
【0038】6.69K2O/Al2O3/64.3SiO2
【0039】
【比較例3】脱イオン水49.2g(2.7mol)に水酸化カリ
ウム47.1g(0.50mol)を溶かした。この中へヒューム
ドシリカ(Aldrich製)30.1g(0.50mol)を加え、シリ
カが溶解するまで撹拌した。シリカが溶解した後、γ-
アルミナ(住友セメント製)19.6g(0.19mol)を加
え、約10分間撹拌した。次にここへ粉砕したシリカ(竹
折砿業製、平均粒径0.8μm)を40.3g(0.67mol)加
え、約10分間撹拌した。この溶液を室温で約1〜2時間熟
成させたところ粘度は約200cpとなった。次にこの
溶液へ炭素繊維織布を含浸させた。この含浸織布を積層
させた複合材料を作り、80℃で3時間加熱することによ
り複合材料を硬化させた。
【0040】不燃材料用無機複合酸化物の絶乾状態の酸
化物組成を以下に示す。また生成した複合材料の性質を
表1に示す。
【0041】1.30K2O/Al2O3/6.10SiO2
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明による不燃材料用無機複合酸化物
を用い炭素繊維などと複合化することで、アルカリ金属
の溶出がなく、かつ不燃性を示す複合材料を作製するこ
とができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱水状態の酸化物組成比が絶乾基準で xM2/nO・Al23・ySiO2 (x:0.3〜0.95、y:6.5〜150、M:ア
    ルカリ金属、アルカリ土類金属から選ばれた少なくとも
    1種、n:Mの価数を示す)で表される不燃材料用無機
    複合酸化物。
  2. 【請求項2】脱水状態の酸化物組成比が絶乾基準で xM2/nO・Al23・ySiO2 (x:0.3〜0.95、y:70〜150、M:アル
    カリ金属、アルカリ土類金属から選ばれた少なくとも1
    種、n:Mの価数を示す)で表される不燃材料用無機複
    合酸化物。
  3. 【請求項3】請求項1または2においてMがカリウムを
    含むことを特徴とする不燃材料用無機複合酸化物。
  4. 【請求項4】平均粒径1μm未満のシリカ粒子および/
    またはシリカアルミナ粒子を含む請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の不燃材料用無機複合酸化物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の不燃材料
    用無機複合酸化物を含む複合材料。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の不燃材料
    用無機複合酸化物と炭素繊維を含む複合マトリックス材
    料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515800A (ja) * 2005-11-10 2009-04-16 ザ・モーガン・クルーシブル・カンパニー・ピーエルシー 高い温度に対して耐性である繊維

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