JPH06234558A - セメント用組成物及びこれらの組成物から得られたセメント - Google Patents

セメント用組成物及びこれらの組成物から得られたセメント

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JPH06234558A
JPH06234558A JP1224994A JP1224994A JPH06234558A JP H06234558 A JPH06234558 A JP H06234558A JP 1224994 A JP1224994 A JP 1224994A JP 1224994 A JP1224994 A JP 1224994A JP H06234558 A JPH06234558 A JP H06234558A
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JP
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cement
silica
water
weight
silicone
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JP1224994A
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Denis Bortzmeyer
ドニ・ボルツマイエル
Laurent Frouin
ローラン・フルーアン
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Rhodia Chimie SAS
Original Assignee
Rhone Poulenc Chimie SA
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Publication date
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マクロ欠陥のないセメント用の組成物を提供
する。 【構成】 セメントと、水溶性又は水分散性の重合体
と、湿式法によって製造したシリカ、熱分解法シリカ及
びシリコーンよりなる群から選択される少なくとも1種
の成分とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、マクロ欠陥のないセメント用
の組成物及びこれらの組成物から得られたセメントに関
する。
【0002】
【発明の背景】MDF(マクロ・デフェクト・フリー)
と称されるマクロ欠陥のないセメントは約10年前に出
現した。これらの製品は、セメント、水及び重合体を混
合させることによって得られる。これらは、通常のセメ
ントと比較して特に曲げ強さに関して極めて著しく向上
された機械的強度を有する。しかしながら、MDFセメ
ントは、それらが水に対して高度に感性であるという大
きな不利益を有する。水の存在下におけるこれらの強度
は、時間の経過と共に目立って低下する。かくして、ポ
ルトランドMDFセメントは、水への浸漬及び乾燥のサ
イクルの後にそれらの引張強度の少なくとも50%を失
う場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、向上
した耐水性を有するMDF型の物質を提供することであ
る。
【0004】
【発明の概要】この目的のために、本発明に従ったマク
ロ欠陥のないセメント用の組成物は、 ・セメント、 ・水溶性又は水分散性の重合体、 ・湿式法によって製造したシリカ、熱分解法シリカ及び
シリコーンよりなる群から選択される少なくとも1種の
成分、 を含むことを特徴とする。
【0005】更に、本発明は、セメントと、水溶性又は
水分散性の重合体と、湿式法によって製造したシリカ、
熱分解法シリカ及びシリコーンよりなる群から選択され
る少なくとも1種の成分と、随意成分としての少なくと
も1種の添加剤とに水を混合する工程を含むことを特徴
とするマクロ欠陥のないセメントの製造法にも関する。
【0006】また、本発明は、上記種類の組成物を混合
する工程を含むことを特徴とするマクロ欠陥のないセメ
ントの製造法も包含する。
【0007】本発明の他の特徴、細部及び利益は以下の
説明及び実施例を通読するときに一層明らかになるであ
ろうが、本発明はこれらに限定されるものではないこと
を理解されたい。
【0008】
【発明の具体的な説明】本発明に従った組成物及び方法
は、先に記載したように、以下で詳細に説明するある数
の成分を含み又はそれを利用するものである。以下の説
明では、かかる成分について説明したことはすべて、こ
れらの成分を使用した組成物及び方法の両方に当てはま
る。
【0009】これらの組成物は、第一に、セメントを含
む。このセメントは水硬性型のものであり、即ち、それ
は水の存在下に硬化することができる物質である。本発
明の範囲内では任意種類のセメントを使用することがで
きるけれども、いくつかの例を以下に示す。
【0010】このセメントは、第一に、アルミン酸塩型
のものである。これは、アルミナそれ自体又はアルミン
酸塩又は両者のいずれかを高割合で含有するすべてのセ
メントを意味する。一例として、アルミン酸カルシウム
を基材とするセメント特にSECAR型のものを挙げる
ことができる。また、セメントは、珪酸塩型のもの特に
珪酸カルシウムを基材とするものであってもよい。一例
としてポルトランドセメントを挙げることができるが、
この種のセメントでは速硬性又は超速硬性のポルトラン
ドセメント、白色セメント、硫酸塩に対して抵抗性のも
の、並びに高炉スラグ及び/又はフライアッシュ及び/
又はメタカオリンを含むものがある。また、硫酸カルシ
ウム半水和物を基材とするセメント及びソーレルセメン
トと称されるマグネシウムセメントも挙げることができ
る。
【0011】本発明の組成物は、セメント特に上に記載
した種類のものの混合物を含むことができる。しかしな
がら、本発明の好ましい具体例に従えば、珪酸塩型のセ
メント特にポルトランドセメントが使用される。
【0012】本発明の組成物中の第二構成成分は、水溶
性又は水分散性の重合体である。これは、MDFセメン
トを取り扱う従来技術に記載される種類の任意の有機重
合体又は共重合体である。それ故に、好適な重合体は周
知である。かかる重合体について特に必要ならば、米国
特許第4,410,366号又はヨーロッパ特許願第2
20,073号を参照されたい。
【0013】ここで一例として挙げることができる好適
な重合体は、セルロース又はカルボキシセルロースエー
テルのようなセルロース誘導体、糖類及びキサンタンガ
ムのような多糖類、ポリアクリルアミド、ポリエステ
ル、アクリル重合体、マレイン酸重合体、部分加水分解
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキシド、ポリビニルピロリドン、及び尿素、エポキシ
又はフェノール/ホルムアルデヒド樹脂である。
【0014】より具体的に言えば、特にポルトランドセ
メントを使用する場合には、少なくともカルボキシル官
能基又はカルボキシル官能基を生じることができる基を
含有ししかもセメントの水和間に離脱する陰イオン又は
陽イオンと相互作用することができる重合体を使用する
のが好ましい。かかる重合体の例は、ポリアクリルアミ
ド又はアクリル酸/部分加水分解ポリ酢酸ビニル共重合
体である。
【0015】重合体含量は一般にはセメントに対して少
なくとも2重量%そして好ましくは少なくとも5重量%
であり、特にそれは5〜9重量%の間であってよい。通
常、15重量%程度の量を超えない。というのは、これ
よりも上ではセメントの機械的特性が失われる場合があ
るからである。
【0016】最後に、本発明の組成物は、湿式法によっ
て製造したシリカ、熱分解法シリカ及びシリコーンより
なる群から選択される少なくとも1種の第三成分を含
む。
【0017】湿式法によって製造したシリカとは、本明
細書では珪酸アルカリ金属と無機酸との反応から沈殿に
よって得られたシリカ、それ故に沈殿媒体のpHに依存
して沈降シリカ又はシリカゲル(このpHはゲルの場合
には高酸性である)を意味する。本発明では、シリカの
製造法は任意の形式のもの(珪酸塩のベース材料への酸
の添加、水又は珪酸塩溶液のベース材料への酸及び珪酸
塩の全体的又は部分的同時添加等)でよく、そして得よ
うとするシリカの種類の関数として選択される。また、
この同じ種類の中には、例えばオートクレーブにおいて
加圧下に天然シリカと水酸化カルシウムとを反応させ次
いで塩酸のような酸で処理することによって得られる熱
水法シリカも包含される。
【0018】熱分解法シリカは、四塩化珪素を火炎中で
加水分解させることによって得られるものである。この
種の製品の例としては、エーロシルシリカを挙げること
ができる。
【0019】上記のシリカの中では、沈降シリカを使用
するのが特に好ましい。上記シリカの混合物を使用する
ことも可能である。シリカは、特にセメント−重合体混
合物中におけるその良好な分散性の関数として選択され
る。少なくとも20m2 /g特に40〜200m2
g、例えば特に沈降シリカの場合には40〜170m2
/gのBET表面積を有するシリカを使用するのが好ま
しい。
【0020】本発明の組成物はシリコーンを含むことが
できる。シリコーンは、R3 SiO0.5 (M単位)、R
2 SiO(D単位)、RSiO1.5 (T単位)及びRi
2(Q単位)型のポリシロキサン連鎖順序を含有する
化合物である。R基は同種又は異種であり、そして直鎖
又は分岐鎖アルキル基並びにビニル、フェニル及び3,
3,3−トリフルオルプロピル基から選択することがで
きる。アルキル基は、1〜6個の炭素原子を含有するの
が好ましい。より具体的に挙げることができるアルキル
基Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t
−ブチル及びn−ヘキシル基である。
【0021】本発明の範囲内では、シリコーン油又はガ
ム即ち連鎖停止剤(ブロッカー)Mの存在下における環
式Dn 単位の陰イオン又は陽イオン重合によって得られ
る生成物を使用するのが好ましい。一般式MDn Mの
油、例えば500,000程度の極めて高い分子量のポ
リシロキサンガム、及び反応性油即ちHO−Dn −OH
型のジヒドロキシル化高分子重合体を挙げることができ
る。特に、シリコーンとして、鎖末端においてトリメチ
ルシロキシ単位で停止された分岐鎖ポリメチルシロキサ
ン油又は鎖末端においてトリメチルシリル単位で停止さ
れた直鎖ポリメチルシロキサン油を使用するのが好まし
い。
【0022】好ましい具体例に従えば、本発明の組成物
は、上記種類の少なくとも1種のシリカ特に沈降シリカ
及び少なくとも1種のシリコーンを含む。特に、上記種
類のシリカ特にシリコーンを被覆した沈降シリカを使用
することが可能である。この被覆は、シリカ上にシリコ
ーン油を周囲温度で又はそれよりも高い温度で例えば約
500℃で吹き付けること(これはシリカ上へのシリコ
ーンの化学的収着をもたらす)によって得ることができ
る。
【0023】セメント−重合体混合物への各成分の配合
は、一般には、シリコーンを使用すると良好である。本
発明の組成物及び方法は、ある数の公知添加剤を追加的
に含むことができ又はそれらを使用することができる。
第一に、添加剤として、一般には縮合されたヒュームド
シリカを挙げることができる。
【0024】かくして、極めて有益な具体例に従えば、
本発明の組成物は、上記種類の少なくとも1種のシリカ
特に沈降シリカ、少なくとも1種のシリコーン及びヒュ
ームドシリカを含む。
【0025】他の種類の添加剤としては、硬化遅延剤を
挙げることができる。これらは、硼素含有ヒドロキシカ
ルボン酸、燐酸、燐酸アルミニウム、硫酸第二鉄、硫酸
ナトリウム、リグノスルホン酸ナトリウム、塩化亜鉛、
酢酸銅、グルコン酸ナトリウム、ナトリウムセルロース
サルフェートアセテート、ホルムアルデヒド/アミノリ
グノサルフェート反応の生成物、ジアルデヒド澱粉、
N,N−ジメチロールジヒドロキシエチレン尿素、フル
オロシリケート、タル油及びショ糖から選択することが
できる。
【0026】また、添加剤として、例えばリグノスルホ
ン酸ナトリウム及びナフタリンスルホン酸ナトリウム縮
合物のような可塑剤も挙げることができる。
【0027】添加剤の使用及び選択は、得ようとする機
械的特性及び使用する成分の性状の関数として行われ
る。かくして、第三成分として湿式法によって製造した
シリカ又は熱分解法シリカのみを含む組成物又はそれを
使用する方法の特定の場合には、上記種類の硬化遅延剤
を使用するのが好ましい。
【0028】本発明の組成物又は方法で使用される各成
分の割合はかなり変動することができる。一例として、
下記の割合、 ・セメント:75〜100重量部、特に100重量部、 ・水溶性又は水分散性の重合体:5〜11重量部、 ・シリカ(上記種類の):1.5〜20重量部、特に
1.5〜10重量部、 ・シリコーン:0.1〜5重量部、特に0.5〜2重量
部、 を例示することができる。
【0029】シリカに関して言えば、ヒュームドシリカ
の添加の場合におけるシリカの総割合即ちその組み合わ
せ(上記種類のシリカ+ヒュームドシリカ)の割合は、
35重量部まで増大することができ、そして一般には5
重量部以上特に10重量部以上である。
【0030】本発明に従ったマクロ欠陥のないセメント
用の組成物は、有益なこととして、水中に浸漬させたと
きに低い吸水量、例えば7%未満特にせいぜい5%又は
せいぜい3.5%さえの吸水量を示す。
【0031】既に明らかであるように、本発明は、マク
ロ欠陥のないセメントの製造法にも関する。この方法
は、2つの態様で実施することができる。第一の方法
は、すぐ上に記載した組成物で出発することからなる。
この場合には、組成物中の構成成分は同時に一緒にされ
る。第二の方法は上記の成分を使用することよりなる
が、この場合には成分は別々に導入される。両方の場合
において、これらの方法は、上に記載した成分に第一に
水を混合する工程を包含する。
【0032】これらの2つの方法の間での選択は、上記
成分の供給形態の関数として行うことができる。実際
に、これらの成分は、固体形態で又は液体若しくは懸濁
形態のどちらでも供給することができる。このことは重
合体にも当てはまり、これらの重合体は、固体の可溶化
可能な若しくは分散性可能な状態で、さもなければ懸濁
液、エマルジョン若しくは水溶液の形態で供給されるこ
とができる。重合体、湿式法シリカ、熱分解法シリカ及
びシリコーン成分のすべてがセメントを加水分解するこ
とができる水を導入しない形態で供給され得るならば、
上記した種類のものの組成物を調製することができ、そ
してこの組成物はセメントの調製時に直接使用すること
ができる。他方、かかる成分のうちの少なくとも1つを
液体形態で水の存在下に使用することが必要又は好まし
い場合には、各成分を別個に導入しながらセメントの調
製が行われる。
【0033】水の混合は、剪断条件下に例えばブレンダ
ーにおいて行われる。各成分及び水は任意の順序で導入
することができる。水の添加量は、可塑性で均質な伸展
性混合物を得ることを可能にする程のものである。水の
添加量は一般にはセメントの量の25重量%特に15重
量%を越えない。それは、15〜9重量%の間であって
よい。
【0034】混合の終了時に得られる混合物は、次い
で、熱間プレスを受ける。使用する圧力は特に使用する
ブレンダーの種類に左右されそして通常10〜1,00
0バール例えば300バール程度であり、そして温度は
80〜150℃の間である。熱間プレスの後に、生成物
は1つ以上の熱処理を施すこともできる。この種の処理
はそれ自体公知である。処理温度は一般には60〜10
0℃であり、そして処理は湿った雰囲気中で例えば95
%相対湿度で又はその領域で行われる。
【0035】上記操作の終わりに、マクロ欠陥がなくし
かも極めて低い多孔度を示すセメントが得られる。かく
して、得られるセメントは一般にはせいぜい0.1cm
2 /gの多孔度を有しそして最大直径が40nmを越え
ない特に25nmを越えない細孔を示す。このセメント
は、これを基材とする構造部材を製造する建築産業及び
公共事業の分野において使用することができる。
【0036】
【実施例】ここで本発明の実施例を提供するが、これら
の実施例はいかなる点においても本発明を限定するもの
ではない。結果は、表1及び2に要約されている。
【0037】例1 本発明に従ったセメントAは、上記成分を上記条件下に
使用することによって調製される。その含量は、 ・ポルトランドセメント:100重量部、 ・ポリアクリルアミド(アルドリッチ、商品番号181
27−7):7重量部、 ・水:14重量部、 ・沈降シリカ(シラス( Cilas)レーザー回折法を使用
してブレンダーにおいて分散前に測定した平均寸法3.
2μm;BET比表面積170m2 /g):5重量部、 ・ヒュームドシリカ(Elkem 940 U):20
重量部、 ・シリコーン油(ローヌ・プーラン社製43V120で
あって、これは鎖末端においてトリメチルシロキシ単位
で停止された分岐鎖ポリメチルシロキサン油であり、そ
してその粘度は25℃において120mPa程度であ
る):0.5重量部、 で与えらる。
【0038】上記成分をエラストマー用のミル(ブラベ
ンダー)で15分間混合し、次いで円筒状型において3
00バール下に120℃で1時間プレスして直径7cm
で厚さ0.5cmの小さいプラックを形成する。この生
成物は、0.05cm2 /gの多孔度及び最大直径が2
5nmの細孔を示す。かくしてセメントAから得られた
小さいプラックを次いで切断して5×0.4×0.5c
3 のおよその寸法を有する小さい棒にし、次いでこれ
をその製造から100日後に3点曲げ試験(3cm離し
て)で試験する。耐水性を測定するために、試験片を精
製水中に24時間浸漬させ次いでこの浸漬直後に試験す
る。吸水率は、この浸漬後の試験片の重量増加(初期重
量の%単位)である。
【0039】例2(比較例) 例1におけると同じ操作を使用して、セメントAと同じ
セメント、同じポリアミド及び同じ含水量に基ずく比較
セメントBを調製するが、しかし沈降シリカもシリコー
ン油もヒュームドシリカも使用しない。例1におけると
同じ態様で同じ寸法の小さい棒を形成し、そしてこれに
同じ試験を施す。
【0040】例3(比較例) 先の例におけると同じ態様でそして以下の成分を使用し
てセメントCを調製する。その含量は、 ・ポルトランドセメント:100重量部、 ・ポリアクリルアミド(アルドリッチ、商品番号181
27−7):9.3重量部、 ・水:18.7重量部、 ・ヒュームドシリカ(Elkem 940 U):3
3.4重量部、 である。次いで、同じ小さい棒を形成しそして上記と同
じ試験を施す。
【0041】例4 先の例におけると同じ態様でそして以下の成分を使用し
てセメントDを調製する。その含量は、 ・ポルトランドセメント:7重量部、 ・ポリアクリルアミド(アルドリッチ、商品番号181
27−7):5重量部、 ・例1の沈降シリカ:5重量部、 ・例1のヒュームドシリカ:20重量部、 ・硬化遅延剤(RETARDAN P):0.5重量部 ・水:14量部、 である。次いで、同じ小さい棒を形成しそして上記と同
じ試験を施す。
【0042】例5 先の例におけると同じ態様でそして以下の成分を使用し
てセメントEを調製する。その含量は、 ・ポルトランドセメント:75.6重量部、 ・ポリアクリルアミド(オルドリッチ、商品番号181
27−7):7.9重量部、 ・例1のシリコーン:1.22重量部、 ・例1のヒュームドシリカ:24.4重量部、 ・水:12.8量部、 である。次いで、同じ小さい棒を形成しそして上記と同
じ試験を施す。
【0043】
【表1】
【0044】それ故に、最も満足な結果は本発明に従っ
たセメントA、D及びEで得られ、そして最良の性能を
有する組成物は沈降シリカ、シリコーン及びヒュームド
シリカを同時に含有するもの(セメントA)である。
【0045】例6 先の例におけると同じ態様でそして以下の成分を使用し
て3種のセメントF、G及びHを調製する。その含量
は、 ・ポルトランドセメント:75重量部、 ・ポリアクリルアミド(アルドリッチ、商品番号181
27−7):7重量部、 ・水:14量部、 ・沈降シリカ(下記のBET比表面積):5重量部、 ・例1のヒュームドシリカ:20重量部、 ・例1のシリコーン:0.5重量部、 である。セメントFの製造に使用した沈降シリカは、4
0m2 /gのBET比表面積を有する。セメントG(又
はH)の製造に使用した沈降シリカは、120m2 /g
(又は160m2 /g)のBET比表面積を有する。次
いで、同じ小さい棒を形成しそして上記と同じ試験を施
す。
【0046】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:40) 2102−4G

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ・セメント、 ・水溶性又は水分散性の重合体、 ・湿式法によって製造したシリカ、熱分解法シリカ及び
    シリコーンよりなる群から選択される少なくとも1種の
    成分、を含むことを特徴とするマクロ欠陥のないセメン
    ト用の組成物。
  2. 【請求項2】 上記種類の少なくとも1種のシリカ及び
    少なくとも1種のシリコーンを含むことを特徴とする請
    求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ヒュームドシリカ及び硬化遅延剤よりな
    る群から選択される少なくとも1種の添加剤を追加的に
    含むことを特徴とする請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 上記種類の少なくとも1種のシリカ、少
    なくとも1種のシリコーン及びヒュームドシリカを含む
    ことを特徴とする請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 沈降シリカを含むことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 珪酸塩型又はアルミン酸塩型のセメント
    から選択されるセメントを含むことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 次の成分、 ・セメント:75〜100重量部、 ・水溶性又は水分散性の重合体:5〜11重量部、 ・シリカ:1.5〜20重量部、 ・シリコーン:0.1〜5重量部、を含むことを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか一項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 セメントと、水溶性又は水分散性の重合
    体と、湿式法によって製造したシリカ、熱分解法シリカ
    及びシリコーンよりなる群から選択される少なくとも1
    種の成分と、随意成分としての少なくとも1種の添加剤
    とに水を混合する工程を含むことを特徴とするマクロ欠
    陥のないセメントの製造法。
  9. 【請求項9】 上記種類のシリカ及び少なくとも1種の
    シリコーンが使用されることを特徴とする請求項8記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 ヒュームドシリカ及び硬化遅延剤より
    なる群から選択される少なくとも1種の成分が添加剤と
    して使用されることを特徴とする請求項8又は9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 沈降シリカが使用されることを特徴と
    する請求項8〜10のいずれか一項記載の方法。
  12. 【請求項12】 珪酸塩型又はアルミン酸塩型のセメン
    トから選択されるセメントが使用されることを特徴とす
    る請求項8〜11のいずれか一項記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜7のいずれか一項記載の組
    成物に水を混合する工程を含むことを特徴とするマクロ
    欠陥のないセメントの製造法。
  14. 【請求項14】 得られた混合物に熱間プレス、次いで
    随意として少なくとも1つの熱処理を施すことを特徴と
    する請求項8〜13のいずれか一項記載の方法。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれか一項記載の
    方法を使用して得られたことを特徴とするマクロ欠陥の
    ないセメント。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のセメントを基材とす
    ることを特徴とする構造部材。
JP1224994A 1993-01-13 1994-01-11 セメント用組成物及びこれらの組成物から得られたセメント Pending JPH06234558A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9300229A FR2700328B1 (fr) 1993-01-13 1993-01-13 Compositions pour ciment et ciments obtenus à partir de ces compositions.
FR93-00229 1993-01-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06234558A true JPH06234558A (ja) 1994-08-23

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ID=9442987

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