JPH11171350A - 紙幣繰出装置 - Google Patents

紙幣繰出装置

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JPH11171350A
JPH11171350A JP34030297A JP34030297A JPH11171350A JP H11171350 A JPH11171350 A JP H11171350A JP 34030297 A JP34030297 A JP 34030297A JP 34030297 A JP34030297 A JP 34030297A JP H11171350 A JPH11171350 A JP H11171350A
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Junichi Arikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例え官封券が一度も捌かれずに装填され摩擦
分離機構と接触しない状態が生じたとしても、これを解
除して良好に分離繰り出し動作を行うことができる紙幣
繰出装置を提供する。 【解決手段】 押圧板18上に載置された集積紙幣Sの
下端面Saにおける摩擦分離機構19側に当接して該当
接部分を押圧板18から離間させる矯正部材24を有す
る。これにより、矯正部材24が集積紙幣Sの上端面S
bにおける摩擦分離機構19側を持ち上げるように集積
紙幣Sに力を加えて、集積紙幣Sを摩擦分離機構と接触
しやすい状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前板と押圧板との
間に装填される紙幣を前板側に設けられた摩擦分離機構
により一枚ずつに分離して繰り出す紙幣繰出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前板と押圧板との間に装填される紙幣を
前板側に設けられた摩擦分離機構により一枚ずつに分離
して繰り出す紙幣繰出装置には、紙幣に対し入出金等の
所定の処理を行う紙幣処理機に一体に組み込まれたもの
や、該紙幣処理機に対し着脱自在の出金専用あるいは入
出金用の紙幣収納カセットに組み込まれたものが、例え
ば特開平6−223255号公報に開示されるように周
知である。また、これらそれぞれについて、さらに集積
方向を縦にして集積紙幣を装填させる縦型のものや集積
方向を横にして集積紙幣を装填させる横型のものも周知
である。ところで、紙幣収納カセットにおいては、通
常、紙幣を人手により装填させるための開閉蓋が備えら
れており、図15および図16に示すように、このよう
な紙幣収納カセット51を横にして開閉蓋52を開き、
内部の押圧板53を片手で引き、他方の手で、前板54
と押圧板53の間に紙幣を装填している。このとき、紙
幣収納カセット51には、装填する紙幣同士が、その摩
擦力や静電気により密着状態で装填されないように、装
填者が一旦捌いてから装填するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金融機
関等においては、忙しさから、勢い、このような紙幣を
捌くという手間を省いて紙幣の装填が行われやすい傾向
がある。特に、一般的に官封券と呼ばれている日本銀行
よりおろしたての新紙幣にあっては、その密着度が高い
ため、一度も捌かずに紙幣収納カセットに装填してしま
うと、紙幣収納カセットの構成によっては、図16に示
すように、100枚の束毎に一体状に傾斜して、集積紙
幣Sが摩擦分離機構55に接触することがなく、この状
態で安定的に維持されてしまうことがあった。このよう
な状態の紙幣収納カセットを、紙幣処理機に装填して出
金動作を行おうとしても、集積紙幣Sと摩擦分離機構5
5とが接触しないため紙幣の繰り出し動作が行われなか
ったり、接触したとしても接触圧が弱くて断続的な繰り
出し動作になったりする繰り出し不良を引き起こしてし
まう。このような問題は、紙幣収納カセットに一体に組
み込まれた紙幣繰出装置に限らず、紙幣処理機の入金口
や投入口に一体に組み込まれた紙幣繰出装置においても
生じる問題である。
【0004】したがって、本発明の目的は、例え官封券
が一度も捌かれずに装填され摩擦分離機構と接触しない
状態が生じたとしても、これを解除して良好に分離繰り
出し動作を行うことができる紙幣繰出装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の紙幣繰出装置は、集積方向
を上下にして装填される集積紙幣の下端面に当接して該
集積紙幣を上方に押圧する押圧板と、前記集積紙幣の上
端面側に配置される前板と、前記集積紙幣の上端面にお
ける一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離し繰り出
す摩擦分離機構とを有するものであって、前記押圧板上
に載置された前記集積紙幣の下端面における前記一端縁
部側に当接して該当接部分を前記押圧板から離間させる
矯正部材を有することを特徴としている。これにより、
矯正部材が、押圧板上に載置された集積紙幣の下端面に
おける前記一端縁部側に当接し該当接部分を押圧板から
離間させるように、すなわち集積紙幣の上端面における
前記一端縁部側を持ち上げるように集積紙幣に力を加え
る。このように上端面における前記一端縁部側が持ち上
げられた集積紙幣は、該一端縁部側において摩擦分離機
構に接触しやすくなる。したがって、例え官封券が一度
も捌かれずに装填され摩擦分離機構と接触しない状態が
生じたとしても、これを解除して良好に分離繰り出し動
作を行うことができる。
【0006】本発明の請求項2記載の紙幣繰出装置は、
集積方向を上下にして装填される集積紙幣の下端面に当
接して該集積紙幣を上方に押圧する所定の角度範囲で揺
動自在とされた押圧板と、前記集積紙幣の上端面側に配
置される前板と、前記集積紙幣の上端面における一端縁
部側に接触して接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離
機構とを有するものであって、前記押圧板の下面におけ
る前記一端縁部側に当接して該当接部分が上側に位置す
るよう押圧板を揺動させる矯正部材を有することを特徴
としている。これにより、矯正部材が、押圧板の下面に
おける前記一端縁部側に当接し該当接部分を上側に位置
させるように、すなわち該押圧板上の集積紙幣の上端面
における前記一端縁部側を持ち上げるように押圧板を揺
動させる。このように上端面における前記一端縁部側が
持ち上げられた集積紙幣は該一端縁部側において摩擦分
離機構に接触しやすくなる。
【0007】本発明の請求項3記載の紙幣繰出装置は、
集積方向を上下にして装填される集積紙幣の下端面に当
接して該集積紙幣を上方に押圧する押圧板と、前記集積
紙幣の上端面側に配置される前板と、前記集積紙幣の上
端面における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離
し繰り出す摩擦分離機構とを有するものであって、前記
押圧板上に載置された前記集積紙幣の上端面における前
記一端縁部側に対し反対の他端縁部側に当接して該当接
部分を下方に押圧する出没可能な矯正部材を有すること
を特徴としている。これにより、矯正部材を突出させる
と、該矯正部材が、押圧板上に載置された集積紙幣の上
端面における前記一端縁部側に対し反対の他端縁部側に
当接して該当接部分を下方に押圧する。その結果、集積
紙幣の上端面における前記一端縁部側が持ち上げられる
ことになる。このように上端面における前記一端縁部側
が持ち上げられた集積紙幣は該一端縁部側において摩擦
分離機構に接触しやすくなる。
【0008】本発明の請求項4記載の紙幣繰出装置は、
集積方向を上下にして装填される集積紙幣の上端面に当
接して該集積紙幣を下方に押圧する押圧板と、前記集積
紙幣の下端面側に配置される前板と、前記集積紙幣の下
端面における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離
し繰り出す摩擦分離機構とを有するものであって、前記
集積紙幣の下端面における前記一端縁部側に対し反対の
他端縁部側に当接して該当接部分を上方に押圧する出没
可能な矯正部材を有することを特徴としている。これに
より、矯正部材を突出させると、該矯正部材が、集積紙
幣の下端面における前記一端縁部側に対し反対の他端縁
部側に当接して該当接部分を上方に押圧する。その結
果、集積紙幣の下端面における前記一端縁部側が下げら
れることになる。このように下端面における前記一端縁
部側が下げられた集積紙幣は該一端縁部側において摩擦
分離機構に接触しやすくなる。
【0009】本発明の請求項5記載の紙幣繰出装置は、
集積方向を横にして装填される集積紙幣の集積方向にお
ける一端面に当接して該集積紙幣を集積方向における他
端面側に向け押圧する押圧板と、前記集積紙幣の前記他
端面側に配置される前板と、前記集積紙幣の前記他端面
における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離し繰
り出す摩擦分離機構とを有するものであって、前記集積
紙幣の前記他端面における前記一端縁部側に対し反対の
他端縁部側に当接して該当接部分を前記一端面側に押圧
する出没可能な矯正部材を有することを特徴としてい
る。これにより、矯正部材を突出させると、該矯正部材
が、集積紙幣の前記他端面における前記一端縁部側に対
し反対の他端縁部側に当接して該当接部分を前記一端面
側に押圧する。その結果、集積紙幣の前記他端面におけ
る前記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動させられるこ
とになる。このように前記他端面における前記一端縁部
側が摩擦分離機構側に移動させられた集積紙幣は該一端
縁部側において摩擦分離機構に接触しやすくなる。
【0010】本発明の請求項6記載の紙幣繰出装置は、
請求項3乃至5のいずれか一項記載のものに関して、前
記押圧板は所定の角度範囲で揺動自在とされていること
を特徴としている。これにより、矯正部材を突出させる
と、集積紙幣を介して、押圧板が揺動し、集積紙幣の前
記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動させられることに
なる。このように前記一端縁部側が摩擦分離機構側に移
動させられた集積紙幣は該一端縁部側において摩擦分離
機構に接触しやすくなる。
【0011】本発明の請求項7記載の紙幣繰出装置は、
集積方向を横にして装填される集積紙幣の集積方向にお
ける一端面に当接して該集積紙幣を集積方向における他
端面側に向け押圧する押圧板と、前記集積紙幣の集積方
向における他端面側に配置される横移動可能な前板と、
前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触し
て接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有す
るものであって、前記前板の前記押圧板側への移動時に
該前板とともに移動する前記集積紙幣の前記一端面にお
ける前記一端縁部側に当接して該当接部分を前記押圧板
から離間させる矯正部材を有することを特徴としてい
る。これにより、前板を押圧板側へ移動させると、これ
らに挟持された集積紙幣の前記一端面における前記一端
縁部側が矯正部材に当接し該当接部分が押圧板から離間
するように、すなわち集積紙幣の前記他端面における前
記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動するように集積紙
幣に力が加わる。この後、前板および押圧板を摩擦分離
機構側へ移動させると、前記一端縁部側が摩擦分離機構
側に移動させられた集積紙幣は該一端縁部側において摩
擦分離機構に接触しやすくなる。
【0012】本発明の請求項8記載の紙幣繰出装置は、
集積方向を横にして装填される集積紙幣の集積方向にお
ける一端面に当接して該集積紙幣を集積方向における他
端面側に向け押圧する所定の角度範囲で揺動自在とされ
た押圧板と、前記集積紙幣の集積方向における他端面側
に配置される横移動可能な前板と、前記集積紙幣の前記
他端面における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分
離し繰り出す摩擦分離機構とを有するものであって、前
記前板の前記押圧板側への移動時に該前板とともに移動
する前記押圧板の前板に対し反対の裏面における前記一
端縁部側に当接して該当接部分が前記前板側に位置する
よう前記押圧板を揺動させる矯正部材を有することを特
徴としている。これにより、前板を押圧板側へ移動させ
ると、前板との間に集積紙幣を挟持した状態の押圧板の
前板に対し反対の裏面における前記一端縁部側が矯正部
材に当接し該当接部分が前板側に位置するように、すな
わち集積紙幣の前記他端面における前記一端縁部側が摩
擦分離機構側に移動するように押圧板が揺動する。この
後、前板および押圧板を摩擦分離機構側へ移動させる
と、前記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動させられた
集積紙幣は該一端縁部側において摩擦分離機構に接触し
やすくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の紙幣繰出装置の第1の実
施の形態を図1および図2を参照して以下に説明する。
【0014】図1に示すように、この紙幣繰出装置11
は、紙幣処理機に対し着脱自在とされる出金専用の紙幣
収納カセット12に適用されるものである。この紙幣収
納カセット12は、略直方体形状をなすもので、長手方
向が上下方向に配置されて紙幣処理機に装着されること
になり、この状態で、該紙幣収納カセット12に設けら
れた紙幣繰出装置11は、分離繰り出しを行う使用状態
となる。なお、以下においては、特に記載のない限り、
紙幣収納カセット12が使用状態とされている場合をも
って説明する。
【0015】紙幣収納カセット12には、例えば、一の
側面部13aに紙幣装填用の開口部14が形成されてお
り、この開口部14にはこれを開閉させる開閉蓋15が
設けられている。この紙幣収納カセット12は、紙幣処
理機から取り出された後、長手方向を横方向にし開口部
14を上側にした状態で台等に載置されて、開口部14
から集積紙幣Sが装填されることになる。
【0016】紙幣繰出装置11は、紙幣収納カセット1
2の内部の集積空間部17に水平延在した状態で上下移
動可能に設けられた押圧板18と、該押圧板18を上下
方向に移動させる図示せぬ押圧板移動機構と、収納紙幣
カセット12の上面部(前板)13bの開口部14に対
し反対側に集積空間部17内に突出した状態で設けられ
た摩擦分離機構19と、収納紙幣カセット12の上面部
13bの側面部13aとこれに対向する側面部13cと
を結ぶ方向(図1における左右方向)の中間所定位置に
集積空間部17内に突出するよう設けられた蹴出ローラ
20とで主に構成されている。
【0017】そして、紙幣繰出装置11には、上面部1
3bと押圧板18との間に、集積紙幣Sが集積方向を上
下にして装填されることになり、これにより、押圧板1
8は集積紙幣Sの下端面Saに当接し、また、集積紙幣
Sの上端面Sb側に上面部13bが配置される。押圧板
移動機構は、図示は略すが、例えば、押圧板18を上面
部13bに向け付勢するバネ部材と、押圧板18に上面
部13b側から当接してバネ部材の付勢力に抗して該押
圧板18を下面部13d側に移動させる移動部材とを有
している。よって、押圧板移動機構の移動部材が上面部
13b側に移動すると、押圧板18は、バネ部材の付勢
力で集積紙幣Sとともに上面部13b側に移動させられ
るとともに集積紙幣Sが上方の移動限界位置に達した時
点で移動部材から離れてバネ部材の付勢力で集積紙幣S
を上面部13bの方向に押圧する。一方、押圧板移動機
構の移動部材が下面部13d側に移動すると、押圧板1
8は、該移動部材と当接した後に、バネ部材の付勢力に
抗して下面部13d側に移動させられ、集積紙幣Sへの
押圧を解除するとともに集積紙幣Sを載置させた状態と
なって下降する。
【0018】蹴出ローラ20は、押圧板18で上方に押
圧された集積紙幣Sの上端面Sbに当接し、該上端面S
bを構成する最上の紙幣を側面部13cの方向すなわち
摩擦分離機構19の方向に蹴り出す。摩擦分離機構19
は、一対の繰出ローラ22および分離ローラ23を有し
ており、繰出ローラ22は、集積紙幣Sの上端面Sbに
おける側面部13c側(一端縁部側)に接触し、接触し
た紙幣に繰り出し力を付与する。また、分離ローラ23
は、回転が規制されていて、繰出ローラ22との間に繰
出ローラ22と接触する紙幣以外の紙幣が通過するのを
規制する。ここで、蹴出ローラ20は繰出ローラ22よ
りも下面部13dの方向に突出している。
【0019】そして、第1の実施の形態の紙幣繰出装置
11は、紙幣収納カセット12の下面部13dの側面部
13c側に上方に突出状態で固定された矯正部材24を
有している。この矯正部材24は、押圧板18の下降時
に、該押圧板18に形成された図示せぬ挿通孔を通過す
る。そして、該押圧板18が下限位置まで下降すると、
この下降に伴って、矯正部材24は、押圧板18から上
方に突出して該押圧板18上に載置された集積紙幣Sの
下端面Saにおける側面部13c側に当接して該当接部
分を押圧板18から離間させる。
【0020】このような第1の実施の形態の紙幣繰出装
置11が設けられた紙幣収納カセット12を紙幣処理機
から取り出した後、長手方向を横方向にし開口部14を
上側にした状態として、開口部14から集積紙幣Sを装
填させる。そして、紙幣収納カセット12を、その開口
部14を開閉蓋15で閉塞して紙幣処理機に装着し使用
状態とする。すると、そのままでは、図1に二点鎖線で
示すように、集積紙幣Sがその上端面Sbにおける側面
部13c側が側面部13a側に比して下げられた状態と
なり、摩擦分離機構19の繰出ローラ22に接触し難い
状態が生じる場合がある。このため、この紙幣繰出装置
11は、この紙幣収納カセット12の紙幣処理機への装
着を図示せぬ装着検出手段で検出して、一旦、押圧板移
動機構により、押圧板18を下限位置まで下降させる。
【0021】すると、図1に実線で示すように、この下
降に伴って、矯正部材24が押圧板18から突出し、該
押圧板18上に載置された集積紙幣Sの下端面Saにお
ける側面部13c側に当接して該当接部分を押圧板18
から離間させ、集積紙幣Sを全体として傾ける。その結
果、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が
持ち上げられる。この後、押圧板18を上昇させると、
上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられた集
積紙幣Sは該側面部13c側において摩擦分離機構19
の繰出ローラ22に接触しやすくなる。したがって、例
え官封券が一度も捌かれずに紙幣収納カセット12に装
填され摩擦分離機構19と接触しない状態が生じたとし
ても、押圧板18を一旦下降させて上昇させることで、
前記状態を解除して良好に分離繰り出し動作を行うこと
ができる。
【0022】なお、上記第1の実施の形態を図2に示す
ように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット1
2の摩擦分離機構19側の側面部13cの下面部13d
側の位置に、側面部13aの方向に突出する矯正部材2
5を固定する。ここで、この矯正部材25の通過を許容
するように押圧板18には、図示せぬ溝等が形成されて
いる。この矯正部材25は、該押圧板18が下限位置ま
で下降すると、この下降にともなって、押圧板18より
上側に位置して該押圧板18上に載置された集積紙幣S
の下端面Saにおける側面部13c側に当接して上記と
同様に該当接部分を押圧板18から離間させることにな
る。
【0023】このような矯正部材25においても、押圧
板18を下降させると、矯正部材25が集積紙幣Sの下
端面Saにおける側面部13c側を押圧板18から離間
させ、集積紙幣Sを全体として傾けることになる。その
結果、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側
が持ち上げられることになる。したがって、上記と同様
の効果を発揮することになる。
【0024】次に、本発明の紙幣繰出装置の第2の実施
の形態を図3および図4を参照して以下に、第1の実施
の形態との相違部分を中心に説明する。まず、第2の実
施の形態の紙幣繰出装置11は、図3に示すように、紙
幣収納カセット12の集積空間部17内において、水平
延在した状態で上下移動可能に設けられた支持部材26
を有しており、押圧板18はこの支持部材26の上面部
13b側に所定の角度範囲で揺動自在となるよう支持さ
れている。
【0025】ここで、押圧板18は、側面部13cと側
面部13aとを結ぶ方向の略中央の位置において、側面
部13cおよび上面部13bに平行に配置された支持軸
27を中心に揺動自在とされている。また、押圧板18
は、支持部材26に当接することで各揺動方向の限界角
度が決められる。図示せぬ押圧板移動機構は支持部材2
6を介して押圧板18を上下方向に移動させる。
【0026】そして、第2の実施の形態では、紙幣収納
カセット12の下面部13dの側面部13c側に上方に
突出した状態で矯正部材24が固定されている。この矯
正部材24は、押圧板18の下降時に、支持部材26に
形成された図示せぬ挿通孔を通過する。そして、支持部
材26が下限位置まで下降すると、支持部材26から上
方に突出して、押圧板18の下面部13d側の裏面18
aにおける側面部13c側に当接して該当接部分が側面
部13a側(他端縁部側)に対し上側に位置するよう押
圧板18を揺動させる。
【0027】このような第2の実施の形態の紙幣繰出装
置11が設けられた紙幣収納カセット12を、その内部
に集積紙幣Sを装填した状態で紙幣処理機に装着する。
すると、紙幣繰出装置11は、この装填を検出すると、
一旦、押圧板移動機構により、押圧板18を下限位置ま
で下降させる。
【0028】すると、この下降に伴って、矯正部材24
が支持部材26から突出し、該支持部材26に揺動自在
に支持された押圧板18の裏面18aにおける側面部1
3c側に当接して該当接部分を側面部13a側に比して
上側に位置するように押圧し、該押圧板18を揺動させ
る。その結果、集積紙幣Sも全体として傾いて、押圧板
18上の集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c
側が側面部13a側に対し持ち上げられることになる。
したがって、第1の実施の形態と同様の効果を発揮する
ことができる。
【0029】なお、上記第2の実施の形態を図4に示す
ように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット1
2の摩擦分離機構19側の側面部13cの下面部13d
側の位置に、側面部13aの方向に突出する矯正部材2
5を固定する。ここで、この矯正部材25の通過を許容
するように支持部材26には、図示せぬ溝等が形成され
ている。この矯正部材25は、支持部材26が下限位置
まで下降すると、支持部材26より上側に位置して押圧
板18に当接して、これを上記と同様に揺動させる。
【0030】このような矯正部材25においても、支持
部材26および押圧板18を下降させると、矯正部材2
5が押圧板18の裏面18aにおける側面部13c側を
側面部13a側より上側に位置させ、その結果、該押圧
板18上の集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13
c側を側面部13a側に比して持ち上げる。よって、こ
の後、支持部材26を介して押圧板18を上昇させる
と、上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられ
た集積紙幣Sは該側面部13c側において摩擦分離機構
19に接触しやすくなって、上記と同様の効果を発揮す
ることになる。
【0031】次に、本発明の紙幣繰出装置の第3の実施
の形態を図5および図6を参照して以下に、第1の実施
の形態との相違部分を中心に説明する。第3の実施の形
態の紙幣繰出装置11では、図5に示すように、紙幣収
納カセット12の上面部13bの側面部13a側に矯正
部材31が出没可能に設けられている。すなわち、この
矯正部材13は図示せぬアクチュエータで駆動されて上
面部13bから下方に突出したり、上面部13b内に引
込んだりする。この矯正部材31は、押圧板18の上昇
時に、押圧板18上に載置された集積紙幣Sの上端面S
bにおける側面部13a側に当接して該当接部分を下方
に押圧する。
【0032】このような第3の実施の形態の紙幣繰出装
置11が設けられた紙幣収納カセット12を、その内部
に集積紙幣Sを装填した状態で紙幣処理機に装着する。
すると、紙幣繰出装置11は、この装着を検出して、ア
クチュエータで矯正部材31を一旦突出させる。
【0033】すると、矯正部材31が、押圧板18上に
載置された集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13
a側に当接し該当接部分を押圧して側面部13c側に比
して下方に位置させる。その結果、集積紙幣Sが全体と
して傾いて、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部1
3c側が持ち上げられることになる。したがって、第1
の実施の形態と同様の効果を発揮することができる。こ
こで、矯正部材31は、摩擦分離機構19による紙幣の
分離時には、側面部13b側に引込むことになる。
【0034】なお、上記第3の実施の形態を図6に示す
ように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット1
2の摩擦分離機構19に対し反対側の側面部13aの上
面部13bより若干下側の位置に、矯正部材32を、側
面部13aから側面部13c方向に突出したり側面部1
3a内に引込んだりするように出没可能に設けてもよ
い。
【0035】このような矯正部材32においては、押圧
板18を一旦下降させて、矯正部材32を突出させて、
再度押圧板18を上昇させると、この上昇に伴って、矯
正部材32が集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部1
3a側に当接して該当接部分を側面部13c側より下方
に位置させる。その結果、集積紙幣Sが全体的に傾い
て、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が
持ち上げられることになる。したがって、上記と同様の
効果を発揮することができる。
【0036】次に、本発明の紙幣繰出装置の第4の実施
の形態を図7および図8を参照して以下に、第3の実施
の形態との相違部分を中心に説明する。第4の実施の形
態の紙幣繰出装置11は、図7に示すように、押圧板1
8が、その下面部13d側に配置される第2の実施の形
態と同様の支持部材26および支持軸27によって、第
2の実施の形態と同様に所定の角度範囲で揺動自在とな
るよう支持されている。
【0037】そして、第4の実施の形態では、第3の実
施の形態と同様の矯正部材31が設けられている。この
矯正部材31は、支持部材26を介しての押圧板18の
上昇時に、押圧板18上に載置された集積紙幣Sの上端
面Sbにおける側面部13a側に当接して該当接部分を
下方に押圧する。これにより集積紙幣Sが全体的に傾く
とともに、押圧板18の側面部13a側は側面部13c
側より下方に位置するよう揺動する。その結果、集積紙
幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げら
れることになる。したがって、第1の実施の形態と同様
の効果を発揮することができる。
【0038】なお、上記第4の実施の形態を図8に示す
ように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット1
2の摩擦分離機構19に対し反対側の側面部13aの上
面部13bより若干下側の位置に、矯正部材32を、側
面部13aから側面部13cの方向に突出したり側面部
13a内に引込んだりするように出没可能に設けてもよ
い。
【0039】このような矯正部材32においては、支持
部材26を介して押圧板18を一旦下降させて、矯正部
材32を突出させて、再度押圧板18を上昇させると、
この上昇に伴って、矯正部材32が集積紙幣Sの上端面
Sbにおける側面部13a側に当接して該当接部分を押
圧して側面部13c側に比して下方に位置させる。その
結果、上記と同様に、集積紙幣Sが傾くとともに押圧板
18が揺動して、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面
部13c側が持ち上げられることになる。したがって、
上記と同様の効果を発揮することができる。
【0040】次に、本発明の紙幣繰出装置の第5の実施
の形態を図9を参照して以下に、第1の実施の形態との
相違部分を中心に説明する。第5の実施の形態の紙幣繰
出装置11は、摩擦分離機構19が、収納紙幣カセット
12の下面部(前板)13dの側面部13c側に集積空
間部17内に突出して設けられており、蹴出ローラ20
が紙幣収納カセット12の下面部13dの側面部13a
と側面部13cとを結ぶ方向の中間所定位置に集積空間
部17内に突出して設けられている。そして、下面部1
3dと押圧板18との間に、集積紙幣Sが集積方向を上
下にして装填されることになる。これにより、押圧板1
8は集積紙幣Sの上端面Sbに当接し、また、集積紙幣
Sの下端面Sa側に前板としての下面部13dが配置さ
れる。
【0041】押圧板移動機構は、例えば、押圧板18を
下面部13dに向け付勢するバネ部材を有している。よ
って、押圧板移動機構のバネ部材の付勢力で押圧板18
は、常に下面部13d側に付勢されており、集積紙幣S
に当接した状態ではこれを下面部13dの方向に押圧す
る。
【0042】蹴出ローラ20は、押圧板18で下面部1
3dの方向に押圧された集積紙幣Sの下端面Saに当接
し、該下端面Saを構成する紙幣を側面部13cの方向
すなわち摩擦分離機構19の方向に蹴り出す。摩擦分離
機構19の繰出ローラ22は、集積紙幣Sの下端面Sa
における側面部13c側に接触し、該接触した紙幣に繰
り出し力を付与する。ここで、蹴出ローラ20は繰出ロ
ーラ22よりも上面部13b側に突出している。
【0043】そして、第5の実施の形態の紙幣繰出装置
11では、紙幣収納カセット12の下面部13dの側面
部13a側に矯正部材34が出没可能に設けられてい
る。すなわち、この矯正部材34は図示せぬアクチュエ
ータで駆動されて下面部13dから上面部13bの方向
に突出したり、下面部13d内に引込んだりする。この
矯正部材34は、下面部13d側に載置された集積紙幣
Sの下端面Saにおける側面部13a側に当接して該当
接部分を上面部13bの方向に押圧する。
【0044】このような第5の実施の形態の紙幣繰出装
置11が設けられた紙幣収納カセット12を、その内部
に集積紙幣Sを装填した状態で紙幣処理機に装着する。
すると、紙幣繰出装置11は、この装着を検出して、ア
クチュエータで矯正部材34を一旦突出させる。
【0045】すると、矯正部材34が、下面部13d上
の集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13a側に当
接して該当接部分を上方に押圧して持ち上げる。その結
果、集積紙幣Sが全体的に傾いて、集積紙幣Sの下端面
Saにおける側面部13c側が側面部13a側に比して
下げられることになる。このように下端面Saにおける
側面部13c側が下面部13d側に移動させられた集積
紙幣Sは、その後、矯正部材34が引込まれた状態で作
動する摩擦分離機構19に該側面部13c側において接
触しやすくなる。したがって、第1の実施の形態と同様
の効果を発揮することができる。
【0046】なお、この第5の実施の形態の紙幣繰出装
置11が設けられた紙幣収納カセット12は、長手方向
を横方向とした状態を紙幣処理機の装着される使用状態
とすることもできる。この場合は、使用状態において、
開口部14側の側面部13aが上面部13aとなり、側
面部13aに対し反対側の側面部13cが底面部13c
となり、上面部13bが端面部13bとなり、下面部1
3dが端面部13dとなる。さらに、集積紙幣Sは、上
端面Sbが一端面Sbとなり、下端面Saが他端面Sa
となる。
【0047】そして、端面部13dと押圧板18との間
に、集積紙幣Sが集積方向を紙幣収納カセット12の長
手方向に沿わせて(すなわち横にして)装填されること
になる。これにより、押圧板18は集積紙幣Sの一端面
Sbに当接するとともに該集積紙幣Sを他端面Sa側に
向け押圧し、また、集積紙幣Sの他端面Sa側に前板と
しての端面部13dが配置される。
【0048】このような紙幣繰出装置11が設けられた
紙幣収納カセット12を、その内部に集積紙幣Sを装填
した状態で紙幣処理機に装着する。このとき、押圧板1
8は下面部13d側に移動し集積紙幣Sを押圧してい
る。紙幣繰出装置11は、この装着を検出して、アクチ
ュエータで矯正部材34を一旦突出させる。
【0049】すると、矯正部材34が、端面部13d側
の集積紙幣Sの他端面Saにおける上面部13a側に当
接して該当接部分を一端面Sbの方向に押圧する。その
結果、集積紙幣Sが全体的に傾いて、集積紙幣Sの他端
面Saにおける底面部13c側が上面部13a側に比し
て端面部13d側に移動させられることになる。このよ
うに他端面Saにおける底面部13c側が端面部13d
側に移動させられた集積紙幣Sは、その後、矯正部材3
4が引込まれた状態で作動する摩擦分離機構19に該底
面部13c側において接触しやすくなる。したがって、
第1の実施の形態と同様の効果を発揮することができ
る。
【0050】次に、本発明の紙幣繰出装置の第6の実施
の形態を図10を参照して以下に、第5の実施の形態と
の相違部分を中心に説明する。まず、第6の実施の形態
の紙幣繰出装置11は、図10に示すように、紙幣収納
カセット12の集積空間部17内において、水平延在し
た状態で上下移動可能に設けられた支持部材26を有し
ており、押圧板18はこの支持部材26の下面部13d
側に所定の角度範囲で揺動自在となるよう支持されてい
る。
【0051】ここで、押圧板18は、側面部13cと側
面部13aとを結ぶ方向の略中央の位置において、側面
部13cおよび上面部13bに平行に配置された支持軸
27を中心に揺動自在とされている。また、押圧板18
は、支持部材26に当接することで各揺動方向の限界角
度が決められる。図示せぬ押圧板移動機構は支持部材2
6を介して押圧板18を上下方向に移動させる。
【0052】そして、第6の実施の形態では、第5の実
施の形態と同様の矯正部材34が設けられている。この
矯正部材34は、押圧板18が下面部13d側に移動し
集積紙幣Sを押圧した状態において、下面部13d上に
載置された集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13
a側に当接して該当接部分を上方に押圧する。これによ
り、集積紙幣Sが全体的に傾いて、押圧板18の側面部
13a側が側面部13c側より上方に位置するよう揺動
する。その結果、集積紙幣Sの下端面Saにおける側面
部13c側が下げられることになる。したがって、第1
の実施の形態と同様の効果を発揮することができる。
【0053】なお、この第6の実施の形態の紙幣繰出装
置が設けられた紙幣収納カセットも、上記第5の実施の
形態における変更と同様に、長手方向を横方向とした状
態を紙幣処理機に装着される使用状態とすることもでき
る。この場合も、使用状態において、開口部14側の側
面部13aが上面部13aとなり、側面部13aに対し
反対側の側面部13cが底面部13cとなり、上面部1
3bが端面部13bとなり、下面部13dが端面部13
dとなる。さらに、集積紙幣Sは、上端面Sbが一端面
Sbとなり、下端面Saが他端面Saとなる。
【0054】このような紙幣繰出装置11でも、第6の
実施の形態と同様の矯正部材34が設けられている。こ
の矯正部材34は、押圧板18が端面部13d側に移動
し集積紙幣Sを押圧した状態において、集積紙幣Sの他
端面Saにおける上面部13a側に当接して該当接部分
を端面部13bの方向に押圧し、これにより集積紙幣S
が全体的に傾いて、押圧板18の底面部13c側を上面
部13aより端面部13d側に位置するよう揺動させ
る。その結果、集積紙幣Sの他端面Saにおける底面部
13c側が側面部13a側に比して端面部13d側に位
置させられることになる。したがって、第1の実施の形
態と同様の効果を発揮することができる。
【0055】次に、本発明の紙幣繰出装置の第7の実施
の形態を図11および図12を参照して以下に、第1の
実施の形態との相違部分を中心に説明する。第7の実施
の形態の紙幣繰出装置11が設けられる紙幣収納カセッ
ト12は、長手方向(図11における左右方向)が横方
向に配置されて紙幣処理機に装着されるもので、図11
に示すように、上面部13eと底面部13gと長手方向
における端面部13f,13hとを有している。上面部
13eには、第1の実施の形態と同様の開口部14およ
び開閉蓋15が設けられており、開口部14を上側にし
た状態で集積紙幣Sが装填されるとともに、このように
長手方向が横方向に配置された状態のまま紙幣処理機に
装着されて使用状態となる。
【0056】第7の実施の形態の紙幣繰出装置11は、
紙幣収納カセット12の集積空間部17内において、該
紙幣収納カセット12の長手方向に直交する状態で該長
手方向に沿って移動可能(すなわち横移動可能)に設け
られた押圧板18と、該押圧板18を移動させる図示せ
ぬ押圧板移動機構と、押圧板18と収納紙幣カセット1
2の端面部13hとの間に紙幣収納カセット12の長手
方向に直交する状態で該長手方向に沿って移動可能に設
けられた前板36と、該前板36を移動させる図示せぬ
前板移動機構と、収納紙幣カセット12の端面部13h
の底面部13g側に近接して集積空間部17内に突出し
て設けられた摩擦分離機構19と、収納紙幣カセット1
2の端面部13hの底面部13gと上面部13eとを結
ぶ方向(図11における上下方向)の中間所定位置に集
積空間部17内に突出して設けられた蹴出ローラ20と
で主に構成されている。
【0057】そして、前板36と押圧板18との間に、
集積紙幣Sが集積方向を紙幣収納カセット12の長手方
向に沿わせて(すなわち横にして)装填されることにな
り、これにより、押圧板18は集積紙幣Sの集積方向に
おける一端面Scに当接し、また、集積紙幣Sの集積方
向における他端面Sd側に前板36が配置される。
【0058】押圧板移動機構は、例えば、押圧板18を
端面部13hに向け付勢するバネ部材を有している。そ
して、前板移動機構で前板36が端面部13h側に移動
すると、押圧板18は、前板36とで集積紙幣Sを挟持
した状態で、バネ部材の付勢力で端面部13h側に移動
させられる。一方、前板移動機構で前板36が端面部1
3f側に移動すると、押圧板18は、前板36とで集積
紙幣Sを挟持した状態で、バネ部材の付勢力に抗して端
面部13f側に移動させられる。なお、押圧板18はバ
ネ部材の付勢力で集積紙幣Sを常に一端面Sc側から他
端面Sd側に押圧可能とされている。また、前板36
は、端面部13h側の移動限界位置に位置すると蹴出ロ
ーラ20より端面部13h側に位置することになる。
【0059】蹴出ローラ20は、繰出ローラ22よりも
端面部13f側に突出しており、押圧板18で端面部1
3h側に押圧された集積紙幣Sの他端面Sdに当接し、
該他端面Sdを構成する紙幣を底面部13gの方向すな
わち摩擦分離機構19の方向に蹴り出す。摩擦分離機構
19は、一対の繰出ローラ22および分離ローラ23を
有しており、繰出ローラ22は、集積紙幣Sの他端面S
dにおける底面部13g側(一端縁部側)に接触して接
触した紙幣に繰り出し力を付与する。
【0060】そして、第7の実施の形態の紙幣繰出装置
11は、紙幣収納カセット12の端面部13fの底面部
13g側に端面部13h側に突出するように固定された
矯正部材37を有している。この矯正部材37は、前板
36が集積紙幣Sおよび押圧板18とともに端面部13
f側へ移動すると、該押圧板18に形成された図示せぬ
挿通孔を通過して押圧板18から端面部13h側に突出
する。
【0061】前板36で押圧された押圧板18が端面部
13f側の移動限界位置まで移動すると、この移動に伴
って、矯正部材37が押圧板18から突出し、該押圧板
18に当接させられた集積紙幣Sの一端面Scにおける
底面部13g側に当接して該当接部分を押圧板18から
離間させ、集積紙幣Sを全体的に傾けて、集積紙幣Sの
他端面Sdにおける底面部13g側を上面部13e側に
比して端面部13hの方向に位置させる。この後、前板
36を端面部13h方向の移動限界位置まで移動させる
と、他端面Sdにおける底面部13g側が上面部13e
に比して端面部13h側に移動させられた集積紙幣Sは
底面部13g側において摩擦分離機構19の繰出ローラ
22に接触しやすくなる。したがって、第1の実施の形
態と同様の効果を奏することができる。
【0062】なお、上記第7の実施の形態を図12に示
すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット
12の摩擦分離機構19側の底面部13gの端面部13
h側の位置に、上面部13eの方向に突出する矯正部材
38を固定する。この矯正部材38の通過を許容するよ
うに押圧板18には、図示せぬ溝等が形成されている。
この矯正部材38は、該押圧板18が端面部13f側の
限界位置まで移動すると、この移動にともなって、押圧
板18より端面部13h側に位置して該押圧板18に当
接させられた集積紙幣Sの一端面Scにおける底面部1
3g側に当接して上記と同様に該当接部分を押圧板18
から離間させることになる。
【0063】このような矯正部材38においても、前板
36および押圧板18を端面部13f側に移動させる
と、矯正部材38が押圧板18より前板36側に位置
し、該押圧板18に支持された集積紙幣Sの一端面Sc
における底面部13g側に当接して該当接部分を押圧板
18から離間させ、集積紙幣Sの他端面Scにおける底
面部13g側を上面部13e側に比して前板36側に位
置させることになる。したがって、上記と同様の効果を
発揮することになる。
【0064】次に、本発明の紙幣繰出装置の第8の実施
の形態を図13および図14を参照して以下に、第7の
実施の形態との相違部分を中心に説明する。第8の実施
の形態の紙幣繰出装置は、図13に示すように、紙幣収
納カセット12の集積空間部17内において、該紙幣収
納カセット12の長手方向に直交した状態で該長手方向
に沿って移動可能に設けられた支持部材26を有してお
り、押圧板18はこの支持部材26の端面部13h側に
所定の角度範囲で揺動自在となるよう支持されている。
【0065】ここで、押圧板18は、底面部13gと上
面部13eとを結ぶ方向の略中央の位置において、底面
部13gおよび端面部13fに平行に配置された支持軸
27を中心に揺動自在とされている。また、押圧板18
は、支持部材26に当接することで各揺動方向の限界角
度が決められる。図示せぬ押圧板移動機構は支持部材2
6を介して押圧板18を横方向に移動させる。
【0066】そして、紙幣収納カセット12の端面部1
3fの底面部13g側に端面部13hの方向に突出する
矯正部材37が固定されている。この矯正部材37は、
押圧板18の端面部13f側への移動時に、支持部材2
6に形成された図示せぬ挿通孔を通過する。そして、支
持部材26が端面部13f側の移動限界位置まで移動す
ると、この移動に伴って、矯正部材37が支持部材26
から突出し、該支持部材26に揺動自在に支持された押
圧板18の裏面18aにおける底面部13g側に当接し
て該当接部分を端面部13h側に位置するように揺動さ
せる。すると、集積紙幣が全体に傾いて、集積紙幣Sの
他端面Sdにおける底面部13g側が上面部13e側に
比して前板36側に位置させられる。したがって、第1
の実施の形態と同様の効果を発揮することができる。
【0067】なお、上記第8の実施の形態を図14に示
すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット
12の摩擦分離機構11側の底面部13gの端面部13
f側の位置に、上面部13eの方向に突出する矯正部材
38を固定している。この矯正部材38の通過を許容す
るように支持部材26には、図示せぬ溝等が形成されて
いる。この矯正部材38は、支持部材26が端面部13
f側の限界位置まで移動すると、この移動にともなっ
て、支持部材26より端面部13h側に位置して、該支
持部材26に揺動自在に支持された押圧板18の裏面1
8aにおける底面部13g側に当接して該当接部分を上
面部13e側に比して前板36側に位置するように揺動
させる。すると、集積紙幣Sが全体に傾いて、集積紙幣
Sの他端面Sdにおける底面部13g側が上面部13e
側に比して前板36側に位置させられる。したがって、
第1の実施の形態と同様の効果を発揮することができ
る。
【0068】以上の第1〜第8の実施の形態において
は、出金専用の紙幣収納カセットの場合を例にとり説明
したが、勿論、出金専用の紙幣収納カセットに限らず、
入出金用の紙幣収納カセット、あるいは紙幣処理機の入
金口や投入口にも適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
乃至8記載の紙幣繰出装置によれば、集積紙幣が摩擦分
離機構に接触しやすくなるため、例え官封券が一度も捌
かれずに装填され摩擦分離機構と接触しない状態が生じ
たとしても、これを解除して良好に分離繰り出し動作を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の紙幣繰出装置が
設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図で
ある。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の紙幣繰出装置の
他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正
断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の紙幣繰出装置が
設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図で
ある。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の紙幣繰出装置の
他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正
断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態の紙幣繰出装置が
設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図で
ある。
【図6】 本発明の第3の実施の形態の紙幣繰出装置の
他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正
断面図である。
【図7】 本発明の第4の実施の形態の紙幣繰出装置が
設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図で
ある。
【図8】 本発明の第4の実施の形態の紙幣繰出装置の
他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正
断面図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態の紙幣繰出装置が
設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図で
ある。
【図10】 本発明の第6の実施の形態の紙幣繰出装置
が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図
である。
【図11】 本発明の第7の実施の形態の紙幣繰出装置
が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図
である。
【図12】 本発明の第7の実施の形態の紙幣繰出装置
の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す
正断面図である。
【図13】 本発明の第8の実施の形態の紙幣繰出装置
が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図
である。
【図14】 本発明の第8の実施の形態の紙幣繰出装置
の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す
正断面図である。
【図15】 従来の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納
カセットを概略的に示す斜視図である。
【図16】 従来の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納
カセットを概略的に示す正断面図である。
【符号の説明】
11 紙幣繰出装置 13b 上面部(前板) 18 押圧板 19 摩擦分離機構 24,25,31,32,34,37,38 矯正部材 26 支持部材 36 前板 S 集積紙幣

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積方向を上下にして装填される集積紙
    幣の下端面に当接して該集積紙幣を上方に押圧する押圧
    板と、 前記集積紙幣の上端面側に配置される前板と、 前記集積紙幣の上端面における一端縁部側に接触して接
    触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有する紙
    幣繰出装置において、 前記押圧板上に載置された前記集積紙幣の下端面におけ
    る前記一端縁部側に当接して該当接部分を前記押圧板か
    ら離間させる矯正部材を有することを特徴とする紙幣繰
    出装置。
  2. 【請求項2】 集積方向を上下にして装填される集積紙
    幣の下端面に当接して該集積紙幣を上方に押圧する所定
    の角度範囲で揺動自在とされた押圧板と、 前記集積紙幣の上端面側に配置される前板と、 前記集積紙幣の上端面における一端縁部側に接触して接
    触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有する紙
    幣繰出装置において、 前記押圧板の下面における前記一端縁部側に当接して該
    当接部分が上側に位置するよう押圧板を揺動させる矯正
    部材を有することを特徴とする紙幣繰出装置。
  3. 【請求項3】 集積方向を上下にして装填される集積紙
    幣の下端面に当接して該集積紙幣を上方に押圧する押圧
    板と、 前記集積紙幣の上端面側に配置される前板と、 前記集積紙幣の上端面における一端縁部側に接触して接
    触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有する紙
    幣繰出装置において、 前記押圧板上に載置された前記集積紙幣の上端面におけ
    る前記一端縁部側に対し反対の他端縁部側に当接して該
    当接部分を下方に押圧する出没可能な矯正部材を有する
    ことを特徴とする紙幣繰出装置。
  4. 【請求項4】 集積方向を上下にして装填される集積紙
    幣の上端面に当接して該集積紙幣を下方に押圧する押圧
    板と、 前記集積紙幣の下端面側に配置される前板と、 前記集積紙幣の下端面における一端縁部側に接触して接
    触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有する紙
    幣繰出装置において、 前記集積紙幣の下端面における前記一端縁部側に対し反
    対の他端縁部側に当接して該当接部分を上方に押圧する
    出没可能な矯正部材を有することを特徴とする紙幣繰出
    装置。
  5. 【請求項5】 集積方向を横にして装填される集積紙幣
    の集積方向における一端面に当接して該集積紙幣を集積
    方向における他端面側に向け押圧する押圧板と、 前記集積紙幣の前記他端面側に配置される前板と、 前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触し
    て接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有す
    る紙幣繰出装置において、 前記集積紙幣の前記他端面における前記一端縁部側に対
    し反対の他端縁部側に当接して該当接部分を前記一端面
    側に押圧する出没可能な矯正部材を有することを特徴と
    する紙幣繰出装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧板は所定の角度範囲で揺動自在
    とされていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれ
    か一項記載の紙幣繰出装置。
  7. 【請求項7】 集積方向を横にして装填される集積紙幣
    の集積方向における一端面に当接して該集積紙幣を集積
    方向における他端面側に向け押圧する押圧板と、 前記集積紙幣の集積方向における他端面側に配置される
    横移動可能な前板と、 前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触し
    て接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有す
    る紙幣繰出装置において、 前記前板の前記押圧板側への移動時に該前板とともに移
    動する前記集積紙幣の前記一端面における前記一端縁部
    側に当接して該当接部分を前記押圧板から離間させる矯
    正部材を有することを特徴とする紙幣繰出装置。
  8. 【請求項8】 集積方向を横にして装填される集積紙幣
    の集積方向における一端面に当接して該集積紙幣を集積
    方向における他端面側に向け押圧する所定の角度範囲で
    揺動自在とされた押圧板と、 前記集積紙幣の集積方向における他端面側に配置される
    横移動可能な前板と、 前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触し
    て接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有す
    る紙幣繰出装置において、 前記前板の前記押圧板側への移動時に該前板とともに移
    動する前記押圧板の前板に対し反対の裏面における前記
    一端縁部側に当接して該当接部分が前記前板側に位置す
    るよう前記押圧板を揺動させる矯正部材を有することを
    特徴とする紙幣繰出装置。
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JP2016153950A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 沖電気工業株式会社 媒体繰出カセット及び媒体引渡装置
WO2017104082A1 (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 富士通フロンテック株式会社 紙葉類格納装置及び紙葉類取扱装置

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