JP3708313B2 - 紙幣繰出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣収納カセットの端面部と押圧板との間に装填される紙幣を紙幣収納カセットの端面部側に設けられた摩擦分離機構により一枚ずつに分離して繰り出す紙幣繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣収納カセットの端面部と押圧板との間に装填される紙幣を紙幣収納カセットの端面部側に設けられた摩擦分離機構により一枚ずつに分離して繰り出す紙幣繰出装置には、紙幣に対し入出金等の所定の処理を行う紙幣処理機に一体に組み込まれたものや、該紙幣処理機に対し着脱自在の出金専用あるいは入出金用の紙幣収納カセットに組み込まれたものが、例えば特開平6−223255号公報に開示されるように周知である。
また、これらそれぞれについて、さらに集積方向を縦にして集積紙幣を装填させる縦型のものや集積方向を横にして集積紙幣を装填させる横型のものも周知である。
ところで、紙幣収納カセットにおいては、通常、紙幣を人手により装填させるための開閉蓋が備えられており、図15および図16に示すように、このような紙幣収納カセット51を横にして開閉蓋52を開き、内部の押圧板53を片手で引き、他方の手で、紙幣収納カセットの端面部54と押圧板53の間に紙幣を装填している。
このとき、紙幣収納カセット51には、装填する紙幣同士が、その摩擦力や静電気により密着状態で装填されないように、装填者が一旦捌いてから装填するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金融機関等においては、忙しさから、勢い、このような紙幣を捌くという手間を省いて紙幣の装填が行われやすい傾向がある。
特に、一般的に官封券と呼ばれている日本銀行よりおろしたての新紙幣にあっては、その密着度が高いため、一度も捌かずに紙幣収納カセットに装填してしまうと、紙幣収納カセットの構成によっては、図16に示すように、100枚の束毎に一体状に傾斜して、集積紙幣Sが摩擦分離機構55に接触することがなく、この状態で安定的に維持されてしまうことがあった。
このような状態の紙幣収納カセットを、紙幣処理機に装填して出金動作を行おうとしても、集積紙幣Sと摩擦分離機構55とが接触しないため紙幣の繰り出し動作が行われなかったり、接触したとしても接触圧が弱くて断続的な繰り出し動作になったりする繰り出し不良を引き起こしてしまう。
このような問題は、紙幣収納カセットに一体に組み込まれた紙幣繰出装置に限らず、紙幣処理機の入金口や投入口に一体に組み込まれた紙幣繰出装置においても生じる問題である。
【0004】
したがって、本発明の目的は、例え官封券が一度も捌かれずに装填され摩擦分離機構と接触しない状態が生じたとしても、これを解除して良好に分離繰り出し動作を行うことができる紙幣繰出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の紙幣繰出装置は、紙幣処理機に対し着脱自在とされる紙幣収納カセットに設けられるものであって、集積方向を横にして装填される集積紙幣の集積方向における一端面に当接して該集積紙幣を集積方向における他端面側に向け押圧する横移動可能な押圧板と、前記集積紙幣の集積方向における他端面側に配置される横移動可能な前板と、前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有、前記前板の前記押圧板側への移動時に該前板および前記押圧板とともに移動する前記集積紙幣の前記一端面における前記一端縁部側に当接して該当接部分を前記押圧板から離間させる矯正部材が前記紙幣収納カセットに固定されていることを特徴としている。
これにより、前板を押圧板側へ移動させると、これらに挟持された集積紙幣の前記一端面における前記一端縁部側が矯正部材に当接し該当接部分が押圧板から離間するように、すなわち集積紙幣の前記他端面における前記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動するように集積紙幣に力が加わる。この後、前板および押圧板を摩擦分離機構側へ移動させると、前記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動させられた集積紙幣は該一端縁部側において摩擦分離機構に接触しやすくなる。
【0006】
本発明の請求項2記載の紙幣繰出装置は、紙幣処理機に対し着脱自在とされる紙幣収納カセットに設けられるものであって、集積方向を横にして装填される集積紙幣の集積方向における一端面に当接して該集積紙幣を集積方向における他端面側に向け押圧する横移動可能かつ所定の角度範囲で揺動自在とされた押圧板と、前記集積紙幣の集積方向における他端面側に配置される横移動可能な前板と、前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有、前記前板の前記押圧板側への移動時に該前板および前記集積紙幣とともに移動する前記押圧板の前板に対し反対の裏面における前記一端縁部側に当接して該当接部分が前記前板側に位置するよう前記押圧板を揺動させる矯正部材が前記紙幣収納カセットに固定されていることを特徴としている。
これにより、前板を押圧板側へ移動させると、前板との間に集積紙幣を挟持した状態の押圧板の前板に対し反対の裏面における前記一端縁部側が矯正部材に当接し該当接部分が前板側に位置するように、すなわち集積紙幣の前記他端面における前記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動するように押圧板が揺動する。この後、前板および押圧板を摩擦分離機構側へ移動させると、前記一端縁部側が摩擦分離機構側に移動させられた集積紙幣は該一端縁部側において摩擦分離機構に接触しやすくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
紙幣繰出装置の第1の参考技術を図1および図2を参照して以下に説明する。
【0008】
図1に示すように、この紙幣繰出装置11は、紙幣処理機に対し着脱自在とされる出金専用の紙幣収納カセット12に適用されるものである。
この紙幣収納カセット12は、略直方体形状をなすもので、長手方向が上下方向に配置されて紙幣処理機に装着されることになり、この状態で、該紙幣収納カセット12に設けられた紙幣繰出装置11は、分離繰り出しを行う使用状態となる。
なお、以下においては、特に記載のない限り、紙幣収納カセット12が使用状態とされている場合をもって説明する。
【0009】
紙幣収納カセット12には、例えば、一の側面部13aに紙幣装填用の開口部14が形成されており、この開口部14にはこれを開閉させる開閉蓋15が設けられている。
この紙幣収納カセット12は、紙幣処理機から取り出された後、長手方向を横方向にし開口部14を上側にした状態で台等に載置されて、開口部14から集積紙幣Sが装填されることになる。
【0010】
紙幣繰出装置11は、紙幣収納カセット12の内部の集積空間部17に水平延在した状態で上下移動可能に設けられた押圧板18と、該押圧板18を上下方向に移動させる図示せぬ押圧板移動機構と、収納紙幣カセット12の上面部13bの開口部14に対し反対側に集積空間部17内に突出した状態で設けられた摩擦分離機構19と、収納紙幣カセット12の上面部13bの側面部13aとこれに対向する側面部13cとを結ぶ方向(図1における左右方向)の中間所定位置に集積空間部17内に突出するよう設けられた蹴出ローラ20とで主に構成されている。
【0011】
そして、紙幣繰出装置11には、上面部13bと押圧板18との間に、集積紙幣Sが集積方向を上下にして装填されることになり、これにより、押圧板18は集積紙幣Sの下端面Saに当接し、また、集積紙幣Sの上端面Sb側に上面部13bが配置される。
押圧板移動機構は、図示は略すが、例えば、押圧板18を上面部13bに向け付勢するバネ部材と、押圧板18に上面部13b側から当接してバネ部材の付勢力に抗して該押圧板18を下面部13d側に移動させる移動部材とを有している。よって、押圧板移動機構の移動部材が上面部13b側に移動すると、押圧板18は、バネ部材の付勢力で集積紙幣Sとともに上面部13b側に移動させられるとともに集積紙幣Sが上方の移動限界位置に達した時点で移動部材から離れてバネ部材の付勢力で集積紙幣Sを上面部13bの方向に押圧する。一方、押圧板移動機構の移動部材が下面部13d側に移動すると、押圧板18は、該移動部材と当接した後に、バネ部材の付勢力に抗して下面部13d側に移動させられ、集積紙幣Sへの押圧を解除するとともに集積紙幣Sを載置させた状態となって下降する。
【0012】
蹴出ローラ20は、押圧板18で上方に押圧された集積紙幣Sの上端面Sbに当接し、該上端面Sbを構成する最上の紙幣を側面部13cの方向すなわち摩擦分離機構19の方向に蹴り出す。
摩擦分離機構19は、一対の繰出ローラ22および分離ローラ23を有しており、繰出ローラ22は、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側(一端縁部側)に接触し、接触した紙幣に繰り出し力を付与する。また、分離ローラ23は、回転が規制されていて、繰出ローラ22との間に繰出ローラ22と接触する紙幣以外の紙幣が通過するのを規制する。
ここで、蹴出ローラ20は繰出ローラ22よりも下面部13dの方向に突出している。
【0013】
そして、第1の参考技術の紙幣繰出装置11は、紙幣収納カセット12の下面部13dの側面部13c側に上方に突出状態で固定された矯正部材24を有している。この矯正部材24は、押圧板18の下降時に、該押圧板18に形成された図示せぬ挿通孔を通過する。そして、該押圧板18が下限位置まで下降すると、この下降に伴って、矯正部材24は、押圧板18から上方に突出して該押圧板18上に載置された集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13c側に当接して該当接部分を押圧板18から離間させる。
【0014】
このような第1の参考技術の紙幣繰出装置11が設けられた紙幣収納カセット12を紙幣処理機から取り出した後、長手方向を横方向にし開口部14を上側にした状態として、開口部14から集積紙幣Sを装填させる。
そして、紙幣収納カセット12を、その開口部14を開閉蓋15で閉塞して紙幣処理機に装着し使用状態とする。すると、そのままでは、図1に二点鎖線で示すように、集積紙幣Sがその上端面Sbにおける側面部13c側が側面部13a側に比して下げられた状態となり、摩擦分離機構19の繰出ローラ22に接触し難い状態が生じる場合がある。このため、この紙幣繰出装置11は、この紙幣収納カセット12の紙幣処理機への装着を図示せぬ装着検出手段で検出して、一旦、押圧板移動機構により、押圧板18を下限位置まで下降させる。
【0015】
すると、図1に実線で示すように、この下降に伴って、矯正部材24が押圧板18から突出し、該押圧板18上に載置された集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13c側に当接して該当接部分を押圧板18から離間させ、集積紙幣Sを全体として傾ける。その結果、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられる。この後、押圧板18を上昇させると、上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられた集積紙幣Sは該側面部13c側において摩擦分離機構19の繰出ローラ22に接触しやすくなる。
したがって、例え官封券が一度も捌かれずに紙幣収納カセット12に装填され摩擦分離機構19と接触しない状態が生じたとしても、押圧板18を一旦下降させて上昇させることで、前記状態を解除して良好に分離繰り出し動作を行うことができる。
【0016】
なお、上記第1の参考技術を図2に示すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット12の摩擦分離機構19側の側面部13cの下面部13d側の位置に、側面部13aの方向に突出する矯正部材25を固定する。ここで、この矯正部材25の通過を許容するように押圧板18には、図示せぬ溝等が形成されている。
この矯正部材25は、該押圧板18が下限位置まで下降すると、この下降にともなって、押圧板18より上側に位置して該押圧板18上に載置された集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13c側に当接して上記と同様に該当接部分を押圧板18から離間させることになる。
【0017】
このような矯正部材25においても、押圧板18を下降させると、矯正部材25が集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13c側を押圧板18から離間させ、集積紙幣Sを全体として傾けることになる。その結果、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられることになる。
したがって、上記と同様の効果を発揮することになる。
【0018】
次に、紙幣繰出装置の第2の参考技術を図3および図4を参照して以下に、第1の参考技術との相違部分を中心に説明する。
まず、第2の参考技術の紙幣繰出装置11は、図3に示すように、紙幣収納カセット12の集積空間部17内において、水平延在した状態で上下移動可能に設けられた支持部材26を有しており、押圧板18はこの支持部材26の上面部13b側に所定の角度範囲で揺動自在となるよう支持されている。
【0019】
ここで、押圧板18は、側面部13cと側面部13aとを結ぶ方向の略中央の位置において、側面部13cおよび上面部13bに平行に配置された支持軸27を中心に揺動自在とされている。また、押圧板18は、支持部材26に当接することで各揺動方向の限界角度が決められる。
図示せぬ押圧板移動機構は支持部材26を介して押圧板18を上下方向に移動させる。
【0020】
そして、第2の参考技術では、紙幣収納カセット12の下面部13dの側面部13c側に上方に突出した状態で矯正部材24が固定されている。この矯正部材24は、押圧板18の下降時に、支持部材26に形成された図示せぬ挿通孔を通過する。そして、支持部材26が下限位置まで下降すると、支持部材26から上方に突出して、押圧板18の下面部13d側の裏面18aにおける側面部13c側に当接して該当接部分が側面部13a側(他端縁部側)に対し上側に位置するよう押圧板18を揺動させる。
【0021】
このような第2の参考技術の紙幣繰出装置11が設けられた紙幣収納カセット12を、その内部に集積紙幣Sを装填した状態で紙幣処理機に装着する。すると、紙幣繰出装置11は、この装填を検出すると、一旦、押圧板移動機構により、押圧板18を下限位置まで下降させる。
【0022】
すると、この下降に伴って、矯正部材24が支持部材26から突出し、該支持部材26に揺動自在に支持された押圧板18の裏面18aにおける側面部13c側に当接して該当接部分を側面部13a側に比して上側に位置するように押圧し、該押圧板18を揺動させる。その結果、集積紙幣Sも全体として傾いて、押圧板18上の集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が側面部13a側に対し持ち上げられることになる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を発揮することができる。
【0023】
なお、上記第2の参考技術を図4に示すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット12の摩擦分離機構19側の側面部13cの下面部13d側の位置に、側面部13aの方向に突出する矯正部材25を固定する。ここで、この矯正部材25の通過を許容するように支持部材26には、図示せぬ溝等が形成されている。
この矯正部材25は、支持部材26が下限位置まで下降すると、支持部材26より上側に位置して押圧板18に当接して、これを上記と同様に揺動させる。
【0024】
このような矯正部材25においても、支持部材26および押圧板18を下降させると、矯正部材25が押圧板18の裏面18aにおける側面部13c側を側面部13a側より上側に位置させ、その結果、該押圧板18上の集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側を側面部13a側に比して持ち上げる。よって、この後、支持部材26を介して押圧板18を上昇させると、上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられた集積紙幣Sは該側面部13c側において摩擦分離機構19に接触しやすくなって、上記と同様の効果を発揮することになる。
【0025】
次に、紙幣繰出装置の第3の参考技術を図5および図6を参照して以下に、第1の参考技術との相違部分を中心に説明する。
第3の参考技術の紙幣繰出装置11では、図5に示すように、紙幣収納カセット12の上面部13bの側面部13a側に矯正部材31が出没可能に設けられている。すなわち、この矯正部材13は図示せぬアクチュエータで駆動されて上面部13bから下方に突出したり、上面部13b内に引込んだりする。この矯正部材31は、押圧板18の上昇時に、押圧板18上に載置された集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13a側に当接して該当接部分を下方に押圧する。
【0026】
このような第3の参考技術の紙幣繰出装置11が設けられた紙幣収納カセット12を、その内部に集積紙幣Sを装填した状態で紙幣処理機に装着する。すると、紙幣繰出装置11は、この装着を検出して、アクチュエータで矯正部材31を一旦突出させる。
【0027】
すると、矯正部材31が、押圧板18上に載置された集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13a側に当接し該当接部分を押圧して側面部13c側に比して下方に位置させる。その結果、集積紙幣Sが全体として傾いて、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられることになる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を発揮することができる。
ここで、矯正部材31は、摩擦分離機構19による紙幣の分離時には、側面部13b側に引込むことになる。
【0028】
なお、上記第3の参考技術を図6に示すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット12の摩擦分離機構19に対し反対側の側面部13aの上面部13bより若干下側の位置に、矯正部材32を、側面部13aから側面部13c方向に突出したり側面部13a内に引込んだりするように出没可能に設けてもよい。
【0029】
このような矯正部材32においては、押圧板18を一旦下降させて、矯正部材32を突出させて、再度押圧板18を上昇させると、この上昇に伴って、矯正部材32が集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13a側に当接して該当接部分を側面部13c側より下方に位置させる。その結果、集積紙幣Sが全体的に傾いて、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられることになる。
したがって、上記と同様の効果を発揮することができる。
【0030】
次に、紙幣繰出装置の第4の参考技術を図7および図8を参照して以下に、第3の参考技術との相違部分を中心に説明する。
第4の参考技術の紙幣繰出装置11は、図7に示すように、押圧板18が、その下面部13d側に配置される第2の参考技術と同様の支持部材26および支持軸27によって、第2の参考技術と同様に所定の角度範囲で揺動自在となるよう支持されている。
【0031】
そして、第4の参考技術では、第3の参考技術と同様の矯正部材31が設けられている。この矯正部材31は、支持部材26を介しての押圧板18の上昇時に、押圧板18上に載置された集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13a側に当接して該当接部分を下方に押圧する。これにより集積紙幣Sが全体的に傾くとともに、押圧板18の側面部13a側は側面部13c側より下方に位置するよう揺動する。その結果、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられることになる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を発揮することができる。
【0032】
なお、上記第4の参考技術を図8に示すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット12の摩擦分離機構19に対し反対側の側面部13aの上面部13bより若干下側の位置に、矯正部材32を、側面部13aから側面部13cの方向に突出したり側面部13a内に引込んだりするように出没可能に設けてもよい。
【0033】
このような矯正部材32においては、支持部材26を介して押圧板18を一旦下降させて、矯正部材32を突出させて、再度押圧板18を上昇させると、この上昇に伴って、矯正部材32が集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13a側に当接して該当接部分を押圧して側面部13c側に比して下方に位置させる。その結果、上記と同様に、集積紙幣Sが傾くとともに押圧板18が揺動して、集積紙幣Sの上端面Sbにおける側面部13c側が持ち上げられることになる。
したがって、上記と同様の効果を発揮することができる。
【0034】
次に、第5の参考技術を図9を参照して以下に、第1の参考技術との相違部分を中心に説明する。
第5の参考技術の紙幣繰出装置11は、摩擦分離機構19が、収納紙幣カセット12の下面部13dの側面部13c側に集積空間部17内に突出して設けられており、蹴出ローラ20が紙幣収納カセット12の下面部13dの側面部13aと側面部13cとを結ぶ方向の中間所定位置に集積空間部17内に突出して設けられている。そして、下面部13dと押圧板18との間に、集積紙幣Sが集積方向を上下にして装填されることになる。これにより、押圧板18は集積紙幣Sの上端面Sbに当接し、また、集積紙幣Sの下端面Sa側に下面部13dが配置される。
【0035】
押圧板移動機構は、例えば、押圧板18を下面部13dに向け付勢するバネ部材を有している。よって、押圧板移動機構のバネ部材の付勢力で押圧板18は、常に下面部13d側に付勢されており、集積紙幣Sに当接した状態ではこれを下面部13dの方向に押圧する。
【0036】
蹴出ローラ20は、押圧板18で下面部13dの方向に押圧された集積紙幣Sの下端面Saに当接し、該下端面Saを構成する紙幣を側面部13cの方向すなわち摩擦分離機構19の方向に蹴り出す。
摩擦分離機構19の繰出ローラ22は、集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13c側に接触し、該接触した紙幣に繰り出し力を付与する。
ここで、蹴出ローラ20は繰出ローラ22よりも上面部13b側に突出している。
【0037】
そして、第5の参考技術の紙幣繰出装置11では、紙幣収納カセット12の下面部13dの側面部13a側に矯正部材34が出没可能に設けられている。すなわち、この矯正部材34は図示せぬアクチュエータで駆動されて下面部13dから上面部13bの方向に突出したり、下面部13d内に引込んだりする。この矯正部材34は、下面部13d側に載置された集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13a側に当接して該当接部分を上面部13bの方向に押圧する。
【0038】
このような第5の参考技術の紙幣繰出装置11が設けられた紙幣収納カセット12を、その内部に集積紙幣Sを装填した状態で紙幣処理機に装着する。すると、紙幣繰出装置11は、この装着を検出して、アクチュエータで矯正部材34を一旦突出させる。
【0039】
すると、矯正部材34が、下面部13d上の集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13a側に当接して該当接部分を上方に押圧して持ち上げる。その結果、集積紙幣Sが全体的に傾いて、集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13c側が側面部13a側に比して下げられることになる。このように下端面Saにおける側面部13c側が下面部13d側に移動させられた集積紙幣Sは、その後、矯正部材34が引込まれた状態で作動する摩擦分離機構19に該側面部13c側において接触しやすくなる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を発揮することができる。
【0040】
次に、第6の参考技術を図10を参照して以下に、第5の参考技術との相違部分を中心に説明する。
まず、第6の参考技術の紙幣繰出装置11は、図10に示すように、紙幣収納カセット12の集積空間部17内において、水平延在した状態で上下移動可能に設けられた支持部材26を有しており、押圧板18はこの支持部材26の下面部13d側に所定の角度範囲で揺動自在となるよう支持されている。
【0041】
ここで、押圧板18は、側面部13cと側面部13aとを結ぶ方向の略中央の位置において、側面部13cおよび上面部13bに平行に配置された支持軸27を中心に揺動自在とされている。また、押圧板18は、支持部材26に当接することで各揺動方向の限界角度が決められる。
図示せぬ押圧板移動機構は支持部材26を介して押圧板18を上下方向に移動させる。
【0042】
そして、第6の参考技術では、第5の参考技術と同様の矯正部材34が設けられている。この矯正部材34は、押圧板18が下面部13d側に移動し集積紙幣Sを押圧した状態において、下面部13d上に載置された集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13a側に当接して該当接部分を上方に押圧する。これにより、集積紙幣Sが全体的に傾いて、押圧板18の側面部13a側が側面部13c側より上方に位置するよう揺動する。その結果、集積紙幣Sの下端面Saにおける側面部13c側が下げられることになる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を発揮することができる。
【0043】
次に、本発明の紙幣繰出装置の第1の実施の形態を図11および図12を参照して以下に、第1の参考技術との相違部分を中心に説明する。
第1の実施の形態の紙幣繰出装置11が設けられる紙幣収納カセット12は、長手方向(図11における左右方向)が横方向に配置されて紙幣処理機に装着されるもので、図11に示すように、上面部13eと底面部13gと長手方向における端面部13f,13hとを有している。
上面部13eには、第1の参考技術と同様の開口部14および開閉蓋15が設けられており、開口部14を上側にした状態で集積紙幣Sが装填されるとともに、このように長手方向が横方向に配置された状態のまま紙幣処理機に装着されて使用状態となる。
【0044】
第1の実施の形態の紙幣繰出装置11は、紙幣収納カセット12の集積空間部17内において、該紙幣収納カセット12の長手方向に直交する状態で該長手方向に沿って移動可能(すなわち横移動可能)に設けられた押圧板18と、該押圧板18を移動させる図示せぬ押圧板移動機構と、押圧板18と収納紙幣カセット12の端面部13hとの間に紙幣収納カセット12の長手方向に直交する状態で該長手方向に沿って移動可能に設けられた前板36と、該前板36を移動させる図示せぬ前板移動機構と、収納紙幣カセット12の端面部13hの底面部13g側に近接して集積空間部17内に突出して設けられた摩擦分離機構19と、収納紙幣カセット12の端面部13hの底面部13gと上面部13eとを結ぶ方向(図11における上下方向)の中間所定位置に集積空間部17内に突出して設けられた蹴出ローラ20とで主に構成されている。
【0045】
そして、前板36と押圧板18との間に、集積紙幣Sが集積方向を紙幣収納カセット12の長手方向に沿わせて(すなわち横にして)装填されることになり、これにより、押圧板18は集積紙幣Sの集積方向における一端面Scに当接し、また、集積紙幣Sの集積方向における他端面Sd側に前板36が配置される。
【0046】
押圧板移動機構は、例えば、押圧板18を端面部13hに向け付勢するバネ部材を有している。
そして、前板移動機構で前板36が端面部13h側に移動すると、押圧板18は、前板36とで集積紙幣Sを挟持した状態で、バネ部材の付勢力で端面部13h側に移動させられる。一方、前板移動機構で前板36が端面部13f側に移動すると、押圧板18は、前板36とで集積紙幣Sを挟持した状態で、バネ部材の付勢力に抗して端面部13f側に移動させられる。
なお、押圧板18はバネ部材の付勢力で集積紙幣Sを常に一端面Sc側から他端面Sd側に押圧可能とされている。
また、前板36は、端面部13h側の移動限界位置に位置すると蹴出ローラ20より端面部13h側に位置することになる。
【0047】
蹴出ローラ20は、繰出ローラ22よりも端面部13f側に突出しており、押圧板18で端面部13h側に押圧された集積紙幣Sの他端面Sdに当接し、該他端面Sdを構成する紙幣を底面部13gの方向すなわち摩擦分離機構19の方向に蹴り出す。
摩擦分離機構19は、一対の繰出ローラ22および分離ローラ23を有しており、繰出ローラ22は、集積紙幣Sの他端面Sdにおける底面部13g側(一端縁部側)に接触して接触した紙幣に繰り出し力を付与する。
【0048】
そして、第1の実施の形態の紙幣繰出装置11は、紙幣収納カセット12の端面部13fの底面部13g側に端面部13h側に突出するように固定された矯正部材37を有している。この矯正部材37は、前板36が集積紙幣Sおよび押圧板18とともに端面部13f側へ移動すると、該押圧板18に形成された図示せぬ挿通孔を通過して押圧板18から端面部13h側に突出する。
【0049】
前板36で押圧された押圧板18が端面部13f側の移動限界位置まで移動すると、この移動に伴って、矯正部材37が押圧板18から突出し、該押圧板18に当接させられた集積紙幣Sの一端面Scにおける底面部13g側に当接して該当接部分を押圧板18から離間させ、集積紙幣Sを全体的に傾けて、集積紙幣Sの他端面Sdにおける底面部13g側を上面部13e側に比して端面部13hの方向に位置させる。この後、前板36を端面部13h方向の移動限界位置まで移動させると、他端面Sdにおける底面部13g側が上面部13eに比して端面部13h側に移動させられた集積紙幣Sは底面部13g側において摩擦分離機構19の繰出ローラ22に接触しやすくなる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を奏することができる。
【0050】
なお、上記第1の実施の形態を図12に示すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット12の摩擦分離機構19側の底面部13gの端面部13h側の位置に、上面部13eの方向に突出する矯正部材38を固定する。この矯正部材38の通過を許容するように押圧板18には、図示せぬ溝等が形成されている。
この矯正部材38は、該押圧板18が端面部13f側の限界位置まで移動すると、この移動にともなって、押圧板18より端面部13h側に位置して該押圧板18に当接させられた集積紙幣Sの一端面Scにおける底面部13g側に当接して上記と同様に該当接部分を押圧板18から離間させることになる。
【0051】
このような矯正部材38においても、前板36および押圧板18を端面部13f側に移動させると、矯正部材38が押圧板18より前板36側に位置し、該押圧板18に支持された集積紙幣Sの一端面Scにおける底面部13g側に当接して該当接部分を押圧板18から離間させ、集積紙幣Sの他端面Scにおける底面部13g側を上面部13e側に比して前板36側に位置させることになる。
したがって、上記と同様の効果を発揮することになる。
【0052】
次に、本発明の紙幣繰出装置の第2の実施の形態を図13および図14を参照して以下に、第1の実施の形態との相違部分を中心に説明する。
第2の実施の形態の紙幣繰出装置は、図13に示すように、紙幣収納カセット12の集積空間部17内において、該紙幣収納カセット12の長手方向に直交した状態で該長手方向に沿って移動可能に設けられた支持部材26を有しており、押圧板18はこの支持部材26の端面部13h側に所定の角度範囲で揺動自在となるよう支持されている。
【0053】
ここで、押圧板18は、底面部13gと上面部13eとを結ぶ方向の略中央の位置において、底面部13gおよび端面部13fに平行に配置された支持軸27を中心に揺動自在とされている。また、押圧板18は、支持部材26に当接することで各揺動方向の限界角度が決められる。
図示せぬ押圧板移動機構は支持部材26を介して押圧板18を横方向に移動させる。
【0054】
そして、紙幣収納カセット12の端面部13fの底面部13g側に端面部13hの方向に突出する矯正部材37が固定されている。この矯正部材37は、押圧板18の端面部13f側への移動時に、支持部材26に形成された図示せぬ挿通孔を通過する。そして、支持部材26が端面部13f側の移動限界位置まで移動すると、この移動に伴って、矯正部材37が支持部材26から突出し、該支持部材26に揺動自在に支持された押圧板18の裏面18aにおける底面部13g側に当接して該当接部分を端面部13h側に位置するように揺動させる。すると、集積紙幣が全体に傾いて、集積紙幣Sの他端面Sdにおける底面部13g側が上面部13e側に比して前板36側に位置させられる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を発揮することができる。
【0055】
なお、上記第2の実施の形態を図14に示すように変更してもよい。すなわち、紙幣収納カセット12の摩擦分離機構11側の底面部13gの端面部13f側の位置に、上面部13eの方向に突出する矯正部材38を固定している。この矯正部材38の通過を許容するように支持部材26には、図示せぬ溝等が形成されている。
この矯正部材38は、支持部材26が端面部13f側の限界位置まで移動すると、この移動にともなって、支持部材26より端面部13h側に位置して、該支持部材26に揺動自在に支持された押圧板18の裏面18aにおける底面部13g側に当接して該当接部分を上面部13e側に比して前板36側に位置するように揺動させる。すると、集積紙幣Sが全体に傾いて、集積紙幣Sの他端面Sdにおける底面部13g側が上面部13e側に比して前板36側に位置させられる。
したがって、第1の参考技術と同様の効果を発揮することができる。
【0056】
以上の第1〜第2の実施の形態においては、出金専用の紙幣収納カセットの場合を例にとり説明したが、勿論、出金専用の紙幣収納カセットに限らず、入出金用の紙幣収納カセット、あるいは紙幣処理機の入金口や投入口にも適用可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1乃至2記載の紙幣繰出装置によれば、集積紙幣が摩擦分離機構に接触しやすくなるため、例え官封券が一度も捌かれずに装填され摩擦分離機構と接触しない状態が生じたとしても、これを解除して良好に分離繰り出し動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の参考技術の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図2】 第1の参考技術の紙幣繰出装置の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図3】 第2の参考技術の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図4】 第2の参考技術の紙幣繰出装置の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図5】 第3の参考技術の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図6】 第3の参考技術の紙幣繰出装置の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図7】 第4の参考技術の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図8】 第4の参考技術の紙幣繰出装置の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図9】 第5の参考技術の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図10】 第6の参考技術の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図11】 本発明の第1の実施の形態の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図12】 本発明の第1の実施の形態の紙幣繰出装置の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図13】 本発明の第2の実施の形態の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図14】 本発明の第2の実施の形態の紙幣繰出装置の他の例が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【図15】 従来の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す斜視図である。
【図16】 従来の紙幣繰出装置が設けられた紙幣収納カセットを概略的に示す正断面図である。
【符号の説明】
11 紙幣繰出装置
13b 上面部(前板)
18 押圧板
19 摩擦分離機構
24,25,26,31,32,34,37,38 矯正部材
26 支持部材
36 前板
S 集積紙幣

Claims (2)

  1. 紙幣処理機に対し着脱自在とされる紙幣収納カセットに設けられる紙幣繰出装置において、
    集積方向を横にして装填される集積紙幣の集積方向における一端面に当接して該集積紙幣を集積方向における他端面側に向け押圧する横移動可能な押圧板と、
    前記集積紙幣の集積方向における他端面側に配置される横移動可能な前板と、
    前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有
    前記前板の前記押圧板側への移動時に該前板および前記押圧板とともに移動する前記集積紙幣の前記一端面における前記一端縁部側に当接して該当接部分を前記押圧板から離間させる矯正部材が前記紙幣収納カセットに固定されていることを特徴とする紙幣繰出装置。
  2. 紙幣処理機に対し着脱自在とされる紙幣収納カセットに設けられる紙幣繰出装置において、
    集積方向を横にして装填される集積紙幣の集積方向における一端面に当接して該集積紙幣を集積方向における他端面側に向け押圧する横移動可能かつ所定の角度範囲で揺動自在とされた押圧板と、
    前記集積紙幣の集積方向における他端面側に配置される横移動可能な前板と、
    前記集積紙幣の前記他端面における一端縁部側に接触して接触した紙幣を分離し繰り出す摩擦分離機構とを有
    前記前板の前記押圧板側への移動時に該前板および前記集積紙幣とともに移動する前記押圧板の前板に対し反対の裏面における前記一端縁部側に当接して該当接部分が前記前板側に位置するよう前記押圧板を揺動させる矯正部材が前記紙幣収納カセットに固定されていることを特徴とする紙幣繰出装置。
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