JPH11171120A - 包装システムおよび商品処理システム - Google Patents

包装システムおよび商品処理システム

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JPH11171120A
JPH11171120A JP36410797A JP36410797A JPH11171120A JP H11171120 A JPH11171120 A JP H11171120A JP 36410797 A JP36410797 A JP 36410797A JP 36410797 A JP36410797 A JP 36410797A JP H11171120 A JPH11171120 A JP H11171120A
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JP
Japan
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container
product
tray
timing
centering
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JP36410797A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Sakata
利行 坂田
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレーおよび商品の寸法を図り得ると共に、
検出器を減らすことで、コストダウンを図り得る包装シ
ステムを提供する。 【解決手段】 コンベヤ上の容器を幅方向にセンタリン
グし、容器に載った商品を供給装置によって容器ごとリ
フタ上に供給し、該リフタ上の商品を包装ステーション
に押し上げ、フィルムを容器の底面側に折り込んで商品
を容器ごと包装する包装システムに関する。一対のセン
タリング部材の位置に基づいて容器の幅を求める幅算出
手段11bと、供給装置の第1および第2搬送用駆動部
が駆動するタイミングを設定するために、容器を検出す
る第1および第2検出装置4,5と、第1検出装置4か
らの商品または容器に関する高さ情報に基づいて商品ま
たは容器の高さを求める高さ算出手段11cと、第2検
出装置5からの信号に基づいて容器の搬送方向の奥行を
求める奥行算出手段11dとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレーのような容
器の底面側にフィルムを折り込んで(折り畳んで)商品
を容器ごとフィルムで包装する包装システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、商品を容器ごと上方の包装ス
テーションに持ち上げて商品を容器ごとフィルムで包装
する包装システムがある(たとえば、特開昭60−77
843号、特開平7−257524号)。かかる包装シ
ステムの一例を図11に示す。
【0003】図11において、供給装置20は、商品M
の載ったトレー(容器)Tをリフタ201上に供給す
る。リフタ201の各ポスト210は、包装機構200
の包装ステーションSの直下に配置されていると共に、
昇降手段208により上下昇降自在とされている。この
リフタ201は、供給装置20から商品Mが供給される
と、上昇して商品Mを包装ステーションSまで持ち上げ
る。
【0004】一方、包装動作に先立ち、前記包装ステー
ションSには、張設状態のフィルムFが移送機構20
2,202によって供給されている。このフィルムF
は、商品Mが押し上げられると、商品Mの上面に密着す
る。この状態で、フィルム折込み機構203は、図12
の一対の左右折込板204,204と、後折込板205
と、丸棒状の前折込部材206と、プッシャー207
(図11)によって、フィルムFの前後左右の各側縁部
を、トレーTの底面側に折り込んで商品Mを包装すると
共に、図11の排出コンベヤ209上に包装済の商品を
排出する。
【0005】かかるストレッチ包装においては、フィル
ムFの消費効率や包装の仕上がり状態を向上させるため
に、図13のトレーTの高さZz,奥行Xxおよび幅Y
yに合わせて、図12の折込板204,205などの動
作タイミングやフィルムFの幅F2およびフィルム長
(カット長さ)F1などを設定している。ここで、トレ
ーTの前記各寸法Xx,Yy,Zzを、包装の度ごとに
入力するのは面倒なので、トレーTのサイズを包装前に
検出して測定している(特公平6−2494号公報参
照)。この測定方法の一例を図13に示す。
【0006】図13に示すように、多数の反射型の光電
検出器300を設け、トレーTが供給装置20(図1
1)上を移動する間に反射光が入射した検出器300の
数からトレーTの幅Yyを算出する。一方、反射型の光
電検出器301および反射板302を設け、トレーTが
供給装置20(図11)上を移動する間に、光を遮光し
た時間と搬送速度からトレーTの奥行Xxを算出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる検出機
構は、トレーTの寸法を検出する専用の検出器であるか
ら、検出器や配線材の数が増加して、コストアップの要
因となる。
【0008】本発明は、前記目的を達成するためになさ
れたもので、その目的は、容器の寸法を自動的に測定し
得ると共に、検出器を減らすことで、コストダウンを図
り得る包装システムおよび商品処理システムを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、搬送方向に直交する幅方向に移動自在な
一対のセンタリング部材によってコンベヤ上の容器を幅
方向にセンタリングし、容器に載った商品を供給装置に
よって容器ごとリフタ上に供給し、該リフタ上の商品を
包装ステーションに押し上げ、フィルムを容器の底面側
に折り込んで商品を容器ごと包装する包装システムにお
いて、一対のセンタリング部材のセンタリング位置に基
づいて容器の幅を求める幅算出手段と、供給装置の第1
および第2搬送用駆動部の駆動タイミングを設定するた
めに、容器を検出する第1および第2検出装置と、第1
検出装置からの商品または容器に関する情報に基づいて
商品または容器の高さを求める高さ算出手段と、第2検
出装置からの信号に基づいて容器の搬送方向の奥行を求
める奥行算出手段とを備えている。
【0010】本発明によれば、容器をセンタリングする
ためのセンタリング部材の位置に基づいて容器の幅を求
め、一方、搬送用駆動部が駆動するタイミングを設定す
るための検出装置からの信号に基づいて容器の高さおよ
び奥行を求めるので、検出装置を搬送と寸法検出の双方
に兼用することができるから、検出器や配線材の数を減
らすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。なお、以下の説明において、商
品MはトレーT上に載って搬送されていくが、「商品
M」とは、トレーT内の内容物を指す場合と、内容物お
よびトレーTを含んだ概念で用いる場合とがある。
【0012】図1に示すように、本包装システムは、商
品Mを正面側2aから搬入して背面側2bに排出する後
方排出型の包装システムであって、本体2の正面2aに
は、支持台22が該本体2に一体的に設けられ、この支
持台22上に商品Mを本体2に搬入するアキュームコン
ベヤ(搬入コンベヤ)21が支持されている。該アキュ
ームコンベヤ21と後述する下流のコンベヤ等によっ
て、商品Mを本体2内の奥部のリフタ201上に送り込
む供給装置20が構成されている。
【0013】つぎに、供給装置20の構成について説明
する。図2に示すように、この供給装置20は、アキュ
ームコンベヤ21から供給される商品Mの導入を一時停
止させるストッパ24を備えていると共に、前記供給装
置20の下流部において、アキュームコンベヤ21から
商品Mを受け取る切離しコンベヤ25と、該切離しコン
ベヤ25から商品Mを受け取る爪付コンベヤ26と、該
爪付コンベヤ26から商品を受け取るスライドフォーク
27とが並設されている。
【0014】前記切離しコンベヤ25は、ストッパ24
の開時にアキュームコンベヤ21から受け取った商品M
を本体2(図1)の内部へ取り込む。前記爪付コンベヤ
26は、図3に示すように、切離しコンベヤ25の各間
隙に該切離しコンベヤ25に対して所定の距離だけ下流
側にずらして配置されており、図2の切離しコンベヤ2
5によって取り込んだ商品Mを爪26eの移動によって
更に奥部へ送り込む。なお、2つの爪26eは、原点
(ホームポジション)検出用センサS7に検出されて停
止して間欠駆動する。前記スライドフォーク27は、爪
付コンベヤ26によって送り込まれた商品Mを載せる
「くし状」のフォーク部27cを備えており、商品Mを
載せた状態で図3の二点鎖線で示すように、該フォーク
部27cがリフタ201のポスト210に入り込む。図
2の前記スライドフォーク27の先端には、受止部材2
7bが立設されており、トレーTの先端が該受止部材2
7bに当接することで、トレーTの搬送方向Xの位置決
めがなされる。なお、図1のリフタ201が上昇する際
に、スライドフォーク27(図2)からリフタ201上
にトレーTが乗り移り、前記従来例で述べたように、包
装動作が行われる。
【0015】つぎに、トレーTの寸法の検出機構等につ
いて説明する。本包装システムは、図4に示すマイコン
1からなる主制御手段を備えている。該マイコン1はC
PU11およびメモリ12を備えており、該マイコン1
には、図示しないインターフェイスを介して入力操作部
13、表示部14およびローカル制御装置15が接続さ
れている。該ローカル制御装置15は、マイコン1の命
令に従って、包装システムの搬送用駆動部の動作を制御
する。
【0016】前記CPU11は、幅算出手段11a、高
さ算出手段11bおよび奥行算出手段11cを備えてい
る。一方、前記メモリ12は、モード記憶部12aと第
1、第2および第3テーブル12b,12cおよび12
dとを備えている。本包装システムは、入力操作部13
からの入力操作によって、検出モードと寸法既知モード
とを選択することができ、選択されたモードはモード記
憶部12aに記憶される。検出モードは、トレーTの剛
性が比較的大きく、かつ、検出容易な不透明のトレーT
の場合に選択するモードで、トレーTを検出したタイミ
ングに基づいて、供給装置20(図2)の各搬送用駆動
部が動作するモードである。一方、寸法既知モードは、
トレーTの剛性が極めて小さい場合や、検出が困難な透
明のトレーTの場合に選択するもので、予め設定登録さ
れたトレーTの寸法から動作タイミングを知って、前記
搬送用駆動部を動作させるモードである。
【0017】つぎに、幅寸法の検出機構等について説明
する。図2の二点鎖線で示すように、アキュームコンベ
ヤ21の下流部には、センタリング装置30が設けてあ
る。該センタリング装置30は、図5(a),(b)に
示すように、一対の挟み付け部材(センタリング部材)
31,31を有しており、ストッパ24に当接してアキ
ューム状態で停止しているトレーTを、前記挟み付け部
材31が両側から挟み付けるようにして、搬送方向Xに
直交するY方向にトレーTをセンタリングする。前記挟
み付け部材31は、平行クランク機構32のアーム32
aおよびコイルスプリング33によって、スライダ34
に対して揺動自在に支持されている。前記スライダ34
は、第1モータM1(図5(c))の正逆回転によっ
て、レール35に沿って往復動する。
【0018】前記各アーム32a(または挟み付け部材
31)には、図5(c)に示すような、被検出板36が
連結されており、図5(b)のように、挟み付け部材3
1がトレーTに当接して外側Oに開くように回動する
と、図5(c)の破線で示すように、前記被検出板36
が外側Oに若干移動する。一方、各センタリング検出器
Sc,Scは、それぞれ前記移動した被検出板36,3
6を検出する。センタリング検出装置3は、該一対の被
検出板36,36およびセンタリング検出器Scからな
り、前記一対のセンタリング検出器Scから被検出板3
6の検出信号をローカル制御装置15に出力する。
【0019】ローカル制御装置15は、前記一対のセン
タリング検出器Sc,Scの双方から被検出板36の検
出信号を受け取ったとき、トレーTがセンタリングされ
たと判別し、第1モータM1を逆回転させて、図5
(b)のスライダ34を開方向Oに走行させる。これに
より、挟み付け部材31がトレーTから離れると共に、
図5(c)の2つのセンタリング検出器Scからの検出
信号が被検出信号に切り換わる。ローカル制御装置15
は、図5(a)の原点位置Poから前記切り換り時まで
の第1モータM1の回転数(正回転数から逆回転数を減
算した回転数)をパルス信号の数でカウントし、該パル
ス数を図4(a)のマイコン1に出力する。なお、第1
モータM1は、パルスが入力されると1回転するように
なっている。
【0020】CPU11は、該パルス数とトレーTの幅
Yyとの関係を記憶した図4(b)の第1テーブル12
bを検索して、該パルス数からトレーTの幅Yyを求め
る。すなわち、CPU11の幅算出手段11aは、セン
タリング検出装置3から出力される信号の出力タイミン
グに基づいて、図5(a),(b)の挟み付け部材31
(スライダ34)の移動量Y1 に相当する第1モータM
1の回転数(物理量)を知って、つまり、移動量Y1
実質的に知って、該移動量Y1 (回転数)に基づいてト
レーTの幅Yyを求める。なお、本実施形態では、一対
の挟み付け部材31,31がトレーTから離れる時(切
り換り時)の移動量Y1 に基づいてトレーTの幅Yyを
測定するので、第1モータM1(スライダ34)がオー
バーランすることによる検出誤差が生じない。しかし、
原点位置Poから図5(c)の一対のセンタリング検出
器Sc,Scの双方が被検出板36の検出信号を出力す
るまでの回転数をパルス信号の数でカウントして、トレ
ーTの幅Yyを求めてもよい。
【0021】つぎに、高さの検出機構について説明す
る。図2の前記爪付コンベヤ26の上方には、高さ検出
装置(後端検出装置,第1検出装置)4が設けられてい
る。該高さ検出装置4は、図6(a)に示すように、上
下方向に並べた4組の投受光器(光電検出器)S1〜S
4および反射板40からなり、前記各投受光器S1〜S
4は幅方向Yに、かつ、略水平に光を投受光してトレー
Tおよび商品Mを検出する。各投受光器S1〜S4から
の信号は、ローカル制御装置15に出力される。
【0022】各投受光器S1〜S4は、図2の爪(第1
搬送用駆動部)26eが駆動するタイミングを設定する
ためのものである。すなわち、図6(a)の前記ローカ
ル制御装置15は各投受光器S1〜S4がトレーTを検
出した後に、すべての投受光器S1〜S4の光が受光し
たタイミングで、つまり、トレーTの後端Te(トレー
の通過)を検出したタイミングで、図2の第2モータM
2を回転させて、爪付コンベヤ26および爪26eを駆
動させる。これにより、爪26eがトレーTの底面に当
たるのを防止して、トレーTが起き上がるのを防止す
る。なお、爪付コンベヤ26は第2モータM2が間欠的
に一定回転数だけ回転して、トレーTを搬送方向Xに後
方から押す爪26eを間欠駆動させる。
【0023】図6(a)の前記ローカル制御装置15
は、4つの投受光器S1〜S4からの信号によって、ト
レーTまたは商品Mを検出した投受光器S1〜S4のう
ち、最も上方の投受光器Snを判別し、その判別信号を
マイコン1(図4)に出力する。たとえば、図6(b)
の商品Mの場合、下の2つの投受光器S1,S2がトレ
ーTまたは商品Mを検出するが、この際には、図4
(a)のローカル制御装置15が検出器No. として
「2」を出力する。CPU11の高さ算出手段11b
は、前記ローカル制御装置15からの検出器No. と高さ
Zzとの関係を記憶した図4(c)の第1テーブル12
cを検索して、該検出器No. からトレーTを含む商品M
の高さを判別する。すなわち、高さ算出手段11bは高
さ検出装置4からの高さ情報(検出器No. )に基づいて
トレーTまたは商品Mの高さを求める。
【0024】つぎに、奥行の検出機構について説明す
る。図2のスライドフォーク27における受止部材27
bの若干上流には、前端検出装置(第2検出装置)5が
設けてある。図7(a)に示すように該前端検出装置5
は2組の投受光器(光電検出器)S5,S6および反射
板50からなり、各投受光器S5,S6が、それぞれ、
搬送方向Xに直交する斜め方向に光を投受光してトレー
Tの前端Tfを検出して、その検出信号をローカル制御
装置15に出力する。
【0025】ローカル制御装置15は、一対の投受光器
S5,S6の一方からトレーTの検出信号を受け取った
とき、トレーTの前端Tfが所定のポイントに到着した
と判別し、第3モータM3(図2)を回転させて、図7
(b)のスライドフォーク27を搬送方向Xにスライド
させる。これにより、スライドフォーク27が加速され
るまでの速度差でトレーTが爪26eと受止部材27b
との間で押し潰されるのを防止する。
【0026】一方、前記ローカル制御装置15は、爪2
6eが原点位置P1から前記前端検出までの間、爪付コ
ンベヤ26の第2モータM2(図2)の回転数をカウン
トしており、該回転数を図4(a)のマイコン1に出力
する。CPU11は、該回転数とトレーTの奥行Xxと
の関係を記憶した図4(d)の第3テーブル12dを検
索して、該回転数からトレーTの奥行Xxを求める。す
なわち、CPU11の奥行算出手段11cは、前端検出
装置5から出力される信号の出力タイミングに基づい
て、図7(b)の爪(第2搬送用駆動部)26eの移動
量X1 に相当する第2モータM2(図2)の回転数(物
理量)を知って、つまり、移動量X1 を実質的に知っ
て、該移動量X1 (回転数)に基づいてトレーTの奥行
Xxを求める。
【0027】つぎに、前記構成の動作について説明す
る。まず、トレーTの寸法が未知の検出モードについて
説明する。オペレータが、トレーNo. として「0」を入
力操作部13(図4)から入力すると、検出モードに設
定される。
【0028】図8(a)のように、オペレータがトレー
Tをアキュームコンベヤ21に載せた後、図8(b)の
ように、トレーTがセンタリング装置30まで搬送され
ると、トレーTがストッパ24に当接した状態で、トレ
ーTがセンタリングされると共に、トレーTの幅Yy
(図5)が検出される。センタリング完了後、ストッパ
24が下降し、センタリングされたトレーTは、図8
(c)のように、切離しコンベヤ25に乗り移り、更
に、図8(d)のように、高さ検出装置4の側方を通過
する際に高さZz(図6)が検出されると共に、該通過
のタイミングで爪付コンベヤ26が駆動する。
【0029】図9(a)のように、前記爪付コンベヤ2
6の駆動で爪26eがトレーTの後端を押してトレーT
が切離しコンベヤ25の搬送面から図9(a)のスライ
ドフォーク27の搬送面上に乗り移る。その後、トレー
Tの先端のエッジが前端検出装置5に検出されると、奥
行Xxが検出されると共に、スライドフォーク27が駆
動し始め、図9(b)のように、スライドフォーク27
がリフタ201のポスト210の間に入り込むようにス
ライドして、該スライドフォーク27によってトレーT
が図9(c)のリフタ201上に搬送される。その後、
図9(d)のようにリフタ201のポスト210が上昇
して、所定の包装動作が行われる。
【0030】このように、本包装システムでは、図2の
供給装置20のセンタリング装置30ならびに爪26e
やスライドフォーク27のような搬送用駆動部が駆動す
るタイミングを設定するための検出装置3,4,5によ
って、トレーTや商品Mの寸法Xx,Yy,Zzを検出
するようにしたので、検出器の数を減らすことができ
る。したがって、コストダウンを図り得る。
【0031】ついで、トレーTの寸法が既知の寸法既知
モードについて説明する。オペレータがトレーNo. とし
て「1」以上の番号を図4の入力操作部13から入力す
ると、寸法既知モードに設定される。該寸法既知モード
では、入力されたトレーNo. に基づいて、CPU11が
トレーの奥行Xxおよび幅Yyを図4(e)のトレーマ
スター12eから読み出す。なお、トレーNo. とトレー
の平面的な寸法Xx,Yyとの関係は、各トレーNo. ご
とに予めメモリ12のトレーマスター12eに設定登録
しておく。
【0032】該寸法既知モードでは、図4(a)のセン
タリング検出装置3および前端検出装置5からの出力を
無視するか、あるいは、これらの検出装置3,5が作動
しないようにして、代わりに、トレーマスター12eか
ら読み出したトレーの平面的な寸法Xx,Yyに基づい
て、第1および第2モータM1,M2を制御する。
【0033】すなわち、CPU11が図4(b)の第1
テーブル12bのトレーTの幅Yyに基づいてパルス数
(図5の挟み付け部材31が移動すべき移動量Y1 に相
当)を読み出し、当該パルス数だけ第1モータM1を回
転させることにより、一対の挟み付け部材31を停止さ
せて、トレーTをセンタリングする。
【0034】また、図4のCPU11が図4(d)の第
3テーブル12dのトレーTの奥行Xxに基づいて第2
モータM2の回転数(図7の爪26eの移動量X1 に対
応するスライドフォーク27の駆動タイミング)を読み
出し、第2モータM2を当該回転数だけ回転させたとき
に、第3モータM3を回転駆動させてスライドフォーク
27を駆動させる。これにより、トレーTが爪26eと
受止部材27bとの間で押し潰されるのを防止する。
【0035】なお、該寸法既知モードにおいては、図6
の高さ検出を行ってもよいが、高さを検出せずに予め入
力したトレーTの高さに基づいて包装動作を行ってもよ
い。寸法既知モードのその他の動作は、前述の検出モー
ドと同様であり、その説明および図示を省略する。
【0036】ところで、図5のトレーTには内容物(商
品M)が入っており、そのため、トレーTが重くなって
いるのに対し、センタリング装置30はトレーTを大き
な速度で幅方向Yに移動させる。そのため、図5(c)
のセンタリング検出器Scが被検出板36を検出するま
でにトレーTには力が加わるので、トレーTが軟弱な構
造の場合には、検出モードでセンタリングすると、トレ
ーTが潰れたり、あるいは、内容物(商品M)が傷んだ
りするおそれがある。
【0037】ここで、本実施形態では、トレーTの幅Y
yを検出する検出モードの他に、寸法既知モードを備え
ているので、トレーTに大きな力が加わるおそれがな
い。したがって、トレーTが潰れたりするおそれがな
く、かつ、センタリングのサイクルタイムを短くし得
る。
【0038】また、図7のトレーTが透明な場合などに
は、トレーTの検出が困難となる。かかる場合にトレー
Tを前端検出装置5で検出する検出モードに基づいてス
ライドフォーク27の駆動をスタートすると、トレーT
の前端を検出できずに、爪26eと受止部材27bとの
間で、トレーTが押し潰されてしまうおそれがある。
【0039】ここで、本実施形態では、トレーTの奥行
Xxを検出する検出モードの他に、寸法既知モードを備
えているので、所定のタイミングでスライドフォーク2
7の駆動をスタートさせることができる。したがって、
トレーTが潰れたりするおそれがなく、かつ、爪26e
とスライドフォーク27との間にトレーTを緩く挟ん
で、トレーTをリフタ上の所定の位置に位置決めして搬
送することができる。
【0040】ところで、前記実施形態では、図5のセン
タリング装置30が駆動部を有していたが、本発明で
は、図10(a)のように、トレーTを案内する一対の
ガイド板状のセンタリング部材31Aによってセンタリ
ング装置30を構成してもよい。この場合、両センタリ
ング部材31Aの幅方向Yの位置(センタリング位置)
をエンコーダ等で検出し、これをマイコン1に出力する
ようにする。
【0041】ところで、前記実施形態では、図8(d)
の爪26eのスタートタイミングを検出する検出器を高
さ検出装置4と兼用したが、本発明において、高さ検出
装置4を兼用する検出器は、供給装置20の何らかの搬
送用の駆動部(位置決めや姿勢制御も含む)であればよ
い。たとえば、図10(b)のように、ストッパ24を
上昇させるタイミングを知るために、4つの検出器から
なるトレーTの後端検出装置4Aを設け、該後端検出装
置4Aが高さ情報を検出すると共に、該後端検出装置4
Aの検出器が全てONになったときに、ストッパ24を
上昇させてもよい。
【0042】前記実施形態では、図10(b)のスライ
ドフォーク27のスタートタイミングを検出する検出器
を前端検出装置5と兼用したが、本発明において、前端
検出装置5を兼用する検出器は、供給装置20の何らか
の搬送用の駆動部であればよい。たとえば、図10
(c)の高さ検出装置4がトレーの前端のエッジを検出
してから後端のエッジを検出するまでの時間tをタイマ
で測定し、時間tに爪26eの速度vを乗算して、トレ
ーTの奥行Xxを求めてもよい。
【0043】また、前記実施形態では、図4のCPU1
1がメモリ12の各テーブル12b〜12dに基づいて
トレーTの寸法を求めたが、本発明では、検出値(パル
ス数、回転数)からトレーの平面寸法Xx,Yyを算出
する演算式をメモリ12に記憶させておき、該演算式に
従ってトレーの平面寸法等を算出してもよい。
【0044】また、前記実施形態では、検出器として光
電検出器を用いたが、本発明では超音波センサや一次元
(リニア)イメージセンサなどを用いてもよい。
【0045】また、前記実施形態では、トレーTとして
比較的浅い形状のものを図示したが、本発明における
「容器」およびトレーTには、奥行Xxや幅Yyよりも
高さZzが大きいものも含まれる。また、前記包装シス
テムの他に計量機能やラベルの貼付機能を備えた商品処
理システムも本発明の範囲に含まれる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器をセンタリングするためのセンタリング部材の位置
に基づいて容器の幅を求め、一方、搬送用駆動部が駆動
するタイミングを設定するための検出装置からの検出信
号に基づいて容器の高さおよび奥行を求めるので、検出
装置を搬送と寸法検出の双方に兼用することができるか
ら、検出器の数を減らすことができる。したがって、部
品点数や組立工数を減らすことができるから、コストダ
ウンを図り得る。
【0047】また、請求項5の発明によれば、検出モー
ドの他に寸法既知モードを有しているから、容器の寸法
を正確に検出し得ない場合や、容器の剛性が小さい場合
にも、容器をリフタ上まで迅速に搬送し得ると共に、容
器や内容物(商品)を押し潰したりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略側面図である。
【図2】供給装置の概略断面図である。
【図3】供給装置およびリフタの概略平面図である。
【図4】本包装システムの概略構成図およびメモリの記
憶内容を示す図表である。
【図5】センタリング装置を示す正面図およびセンタリ
ング検出装置を示す概念図である。
【図6】高さ(後端)検出装置を示す斜視図および側面
図である。
【図7】前端検出装置を示す斜視図および奥行の寸法の
検出原理を示す概念図である。
【図8】供給装置の動作を示す工程図である。
【図9】供給装置の動作を示す工程図である。
【図10】変形例を示す平面図および概略側面図であ
る。
【図11】従来の包装システムを示す概略側面図であ
る。
【図12】フィルムの折み込み動作を示す斜視図であ
る。
【図13】従来の検出方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
3:センタリング検出装置 4:高さ検出装置(第1検出装置,後端検出装置) 5:前端検出装置(第2検出装置,前端検出装置) S1〜S6:光電検出器 11a:幅算出手段 11b:高さ算出手段 11c:奥行算出手段 21:搬入コンベヤ(アキュームコンベヤ) 26:爪付コンベヤ(第1搬送用駆動部) 27:スライドフォーク(第2搬送用駆動部) 30:センタリング装置 31:センタリング部材(挟み付け部材) 201:リフタ 210:ポスト T:トレー M:商品 Xx:奥行 Yy:幅 Zz:高さ X:搬送方向 Y:幅方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に直交する幅方向に移動自在な
    一対のセンタリング部材によってコンベヤ上の容器を幅
    方向にセンタリングし、前記容器に載った商品を供給装
    置によって容器ごとリフタ上に供給し、該リフタ上の商
    品を包装ステーションに押し上げ、フィルムを容器の底
    面側に折り込んで商品を容器ごと包装する包装システム
    において、 前記一対のセンタリング部材のセンタリング位置に基づ
    いて容器の幅を求める幅算出手段と、 前記供給装置の第1および第2搬送用駆動部の駆動タイ
    ミングを設定するために、前記容器を検出する第1およ
    び第2検出装置と、 前記第1検出装置からの商品または容器に関する情報に
    基づいて商品または容器の高さを求める高さ算出手段
    と、 前記第2検出装置からの信号に基づいて容器の搬送方向
    の奥行を求める奥行算出手段とを備えた包装システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1検出装置は、前記幅方向に、かつ、略水平に光
    を投光して容器および商品を検出する複数の光電検出器
    を上下方向に並べてなり、 これらの光電検出器のONまたはOFFによって容器の
    到達または通過を検出して前記第1搬送用駆動部が駆動
    するタイミングを設定し、 前記容器または商品を検出した光電検出器のうち、最も
    上方の光電検出器によって容器または商品の高さを前記
    高さ算出手段が算出する包装システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第2検出装置は、前記搬送方向に直交する方向に光
    を投光して容器の前端または後端のエッジを検出する1
    以上の光電検出器からなり、 前記容器のエッジを検出したタイミングに基づいて前記
    第2搬送用駆動部が駆動するタイミングを設定すると共
    に、前記容器のエッジが検出されるまでの前記第1搬送
    用駆動部による前記容器の搬送量に基づいて前記容器の
    奥行を前記奥行算出手段が求める包装システム。
  4. 【請求項4】 容器に載った商品を供給装置によって容
    器ごとリフタ上に供給し、該リフタ上の商品を包装ステ
    ーションに押し上げ、フィルムを容器の底面側に折り込
    んで商品を容器ごと包装する包装システムにおいて、 前記供給装置は、搬送方向に直交する幅方向に移動して
    搬入コンベヤ上の容器を両側から挟み付けるようにして
    幅方向にセンタリングする一対の挟み付け部材を有する
    センタリング装置と、前記センタリングされた容器を搬
    送方向に後方から押す爪を間欠駆動させる爪付コンベヤ
    と、該爪付コンベヤによって送り込まれた容器を載せた
    状態で前方のリフタのポスト間に入り込むスライドフォ
    ークとを備え、 前記一対の挟み付け部材が前記容器に当接していること
    を検出するセンタリング検出装置と、 該センタリング検出装置から出力される信号の出力タイ
    ミングに基づいて決まる前記一対の挟み付け部材の移動
    量に基づいて容器の幅を求める幅算出手段と、前記爪付
    コンベヤの駆動タイミングを設定するために容器の後端
    を検出する後端検出装置と、 該後端検出装置からの商品または容器に関する高さ情報
    に基づいて商品または容器の高さを求める高さ算出手段
    と、 前記スライドフォークの駆動タイミングを設定するため
    に、前記スライドフォーク上における容器の前端を検出
    する前端検出装置と、 該前端検出装置から出力される信号の出力タイミングに
    基づいて決まる検出時点までの前記爪の移動量に基づい
    て容器の搬送方向の奥行きを求める奥行算出手段とを備
    えた包装システム。
  5. 【請求項5】 一対の挟み付け部材が搬送方向に直交す
    る幅方向に移動してコンベヤ上の容器を両側から挟み付
    けるようにして幅方向にセンタリングし、前記容器に載
    った商品を供給装置によって容器ごとリフタ上に供給
    し、該リフタ上の商品を包装ステーションに押し上げ、
    フィルムを容器の底面側に折り込んで商品を容器ごと包
    装する包装システムにおいて、 前記容器を検出したタイミングに基づいて供給装置の搬
    送用駆動部が動作する検出モードと、前記容器の寸法に
    基づいて設定される動作タイミングに従って前記搬送用
    駆動部が動作する寸法既知モードとを備え、 前記検出モードでは、 一対の挟み付け部材が前記容器に当接していることを検
    出するセンタリング検出装置からの信号に基づいて前記
    挟み付け部材の停止タイミングを設定すると共に、前記
    センタリング検出装置から出力される信号の出力タイミ
    ングに基づいて決まる前記一対の挟み付け部材の移動量
    から容器の幅を求め、 前記供給装置における容器を検出する容器検出装置から
    の信号に基づいて前記搬送用駆動部の動作タイミングを
    設定すると共に、前記容器検出装置からの信号に基づい
    て前記容器の搬送方向の奥行きを求め、 前記寸法既知モードでは、 前記容器の幅に基づいて前記一対の挟み付け部材が移動
    すべき移動量を求めて前記一対の挟み付け部材を停止さ
    せて容器をセンタリングし、 前記容器の奥行に基づいて前記搬送用駆動部が駆動すべ
    き動作タイミングを求めるようにした包装システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の包
    装システムを備えた商品処理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012041073A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Nippon Porisutaa Kk ピロー型包装装置

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