JPH11170291A - マグネットローラの製造方法及びマグネットローラ成形用金型 - Google Patents

マグネットローラの製造方法及びマグネットローラ成形用金型

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JPH11170291A
JPH11170291A JP23080598A JP23080598A JPH11170291A JP H11170291 A JPH11170291 A JP H11170291A JP 23080598 A JP23080598 A JP 23080598A JP 23080598 A JP23080598 A JP 23080598A JP H11170291 A JPH11170291 A JP H11170291A
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JP
Japan
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mold
main body
magnet roller
roller
shaft
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Pending
Application number
JP23080598A
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English (en)
Inventor
Shigeru Aoki
繁 青木
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネットローラの円周面上の軸方向にパー
ティングライン及びバリを発生させないマグネットロー
ラ製造方法を得る。 【解決手段】 移動金型14には、一方の軸部18と本
体22とを一体成形する円筒状の軸型孔20と本体型孔
24が形成され、固定金型12には、他方の軸部26を
成形する円筒状の軸型孔28が形成されている。この移
動金型14と固定金型12とを面合わせして、キャビテ
イ内へ溶融樹脂を注入し、冷却後、成形品としてのロー
ラ16を取り出す。パーティングライン及びバリは、移
動金型14と固定金型12とのパーティング面Pである
本体22の端部周面及び本体22と軸部26との接合部
に発生するので、円周面の表面精度の優れたローラ16
を成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、レザープリンター、ファクシミリ等に用いられる
マグネットローラ製造方法及びマグネットローラ成形用
金型に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、図2に示すような、円柱状の本体
42と、この本体42の両端に設けられた軸部44とで
構成されるローラRを製造する場合、半円筒状の型孔4
6が形成された上型48と下型50とを面合わせし、円
筒状とされたキャビテイ内へ溶融樹脂を注入し、冷却
後、型割りしてローラRを取り出すようになっている。
【0003】しかし、このように成形されたローラRに
は、上型48と下型50とのパーティング面P(合わせ
面)、すなわち、ローラRの円周面上の軸方向にパーテ
ィングラインLが発生する。
【0004】また、上型48と下型50とのパーティン
グ面Pは、樹脂の流動による磨耗が激しく、この磨耗し
た部分に溶融樹脂が流れ込み、ローラRの軸方向に沿っ
てバリBが発生し、ローラRの直径寸法が公差内に納ま
らない場合がある。
【0005】このため、上型48と下型50との合わせ
面にバリ逃げを設けてバリが発生しないようにして、本
体42及び軸部44の直径寸法が公差内に納まるように
工夫された金型もある。
【0006】しかし、バリ逃げを設けると、本体42及
び軸部44の断面形が真円形とならず、また、バリ逃げ
を設けた金型の型孔内の表面仕上げは非常に難しく、成
形品の表面精度が悪くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、ローラの円周面上の軸方向にパーティングライ
ン及びバリを発生させないマグネットローラ製造方法及
びマグネットローラ成形用金型を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、柱状の本体と、この本体の両端に設けられた軸部と
で構成されるマグネットローラの製造方法において、前
記軸部の一方と前記本体とを一体成形する型孔が形成さ
れた第1金型と、前記軸部の他方を形成する型孔が形成
された第2金型とを面合わせして得られたキャビティ内
へ溶融樹脂を射出し、冷却後マグネットローラを取り出
すことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、柱状の本体と、
この本体の両端に設けられた軸部とで構成されるマグネ
ットローラを製造するマグネットローラ成形用金型にお
いて、前記軸部の一方と前記本体とを一体成形する型孔
が形成された第1金型と、前記第1金型と面合わせされ
前記軸部の他方を成形する型孔が形成された第2金型
と、を有することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、柱状の本体と、こ
の本体の両端に設けられた軸部とが一体となったマグネ
ットローラが製造される。
【0011】第1金型には、軸部の一方と本体とを一体
成形する型孔が形成されており、第2金型には、軸部の
他方を成形する型孔が形成されている。この第1金型と
第2金型を面合わせして得られたキャビティ内へ溶融樹
脂を射出し、冷却後マグネットローラを取り出す。
【0012】これによって、パーティングライン及びバ
リは、第1金型と第2金型との合わせ面である本体の端
部周面及び本体と軸部との接合部に発生するので、本体
及び軸部の円周面の表面精度の優れたマグネットローラ
を成形することができる。
【0013】請求項2に記載の発明では、柱状の本体
と、この本体の両端に設けられた軸部とが一体となった
マグネットローラが製造される。
【0014】第1金型には、軸部の一方と本体とを一体
成形する型孔が形成され、第2金型には、軸部の他方を
成形する型孔が形成されている。
【0015】この第1金型と第2金型とを面合わせして
得られた、キャビテイ内へ成形材料を注入し、冷却後、
成形品としてのマグネットローラを取り出す。
【0016】ここで、パーティングライン及びバリは、
第1金型と第2金型との合わせ面である本体の端部周面
及び本体と軸部との接合部に発生するので、本体及び軸
部の円周面の表面精度の優れたマグネットローラを成形
することができる。なお、パーティングライン及びバリ
の発生位置は、特にマグネットローラの機能上問題とな
らないので、後仕上げの必要もなくなる。
【0017】また、バリを逃げるためのバリ逃げを型孔
内に形成する必要がなくなるので、断面が理想的な真円
形状のマグネットローラを製造することができる。
【0018】
【実施例】図1に示すように、本実施例に係るマグネッ
トローラ成形用金型10は、固定金型12と移動金型1
4とで構成されている。移動金型14には、端部が塞が
れマグネットローラ16の軸部18を成形する小円筒状
の軸型孔20と、この軸型孔20と連通して、固定金型
12とのパーティング面が開口し本体22を成形する大
円筒状の本体型孔24とが形成されている。軸型孔20
の端部には、図示しない押出しピンが配設されており、
成形後のマグネットローラ16を軸方向へ押し出すよう
になっている。
【0019】一方、固定金型12には、移動金型14と
のパーティング面Pが開口しマグネットマグネットロー
ラ16の軸部26を成形する小円筒状の軸型孔28が形
成されている。この軸型孔28の端部には、溶融樹脂注
入用のゲート30が設けられている。このように、ゲー
ト30を軸部26の端面に設けることによって、ゲート
30の後仕上げが簡単となり、またマグネットローラ1
6の品質に影響を及ぼすことがない。
【0020】ゲート30は、湯道としてのランナ32で
スプール34と結ばれている。このスプール34には、
図示しないノズルが接続され、溶融樹脂が注入されるよ
うになっている。
【0021】次に、マグネットローラ16の製造方法を
説明する。
【0022】図示しないガイドロッドによって位置決
め、連結される移動金型14と固定金型12とを型締め
し、溶融樹脂をスプール34からランナ32、ゲート3
0を通して、本体型孔24及び軸型孔20、28で構成
されるキャビテイ内へ注入する。キャビテイ内に入った
溶融樹脂は、空気を追い出してキャビテイ内に充満す
る。ここで、キャビテイ内の空気は、移動金型14と固
定金型12とのパーティング面Pに設けられた図示しな
いガス抜き機構から排出される。なお、このガス抜き機
構は、キャビティ内へ溶融樹脂を注入するゲートから最
も離れた位置に設けることが好ましく、また、ガス抜き
孔を設ける場合、その孔径は樹脂の流動性によっても相
違するが、一般に、ガスを通し樹脂を通さない程度の大
きさとされいてる。
【0023】次に、溶融樹脂の冷却が完了すると、移動
金型14を移動側へ後退させる。移動金型14がガイド
ロッドにガイドされて所定の位置まで後退すると、押出
ピンが相対的に固定金型12の方へ押し出され、移動金
型14の本体型孔24及び軸型孔20からマグネットロ
ーラ16が突き出される。
【0024】このように製造されたマグネットローラ1
6には、本体22の端部周面(矢印A)及び本体22と
軸部26との接合部(矢印B)にパーティングライン及
びバリが発生する。しかし、この部位は、特にマグネッ
トローラの機能上問題とならないので、後仕上げをする
必要がない。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、マグネッ
トローラの円周面上の軸方向にパーティングライン及び
バリが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るマグネットローラ成形用金型の
分解斜視図である。
【図2】従来のマグネットローラ成形用金型の分解斜視
図である。
【符号の説明】
12 固定金型(第2金型) 14 移動金型(第1金型) 20 軸型孔 24 本体型孔 28 軸型孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 23:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の本体と、この本体の両端に設けら
    れた軸部とで構成されるマグネットローラの製造方法に
    おいて、 前記軸部の一方と前記本体とを一体成形する型孔が形成
    された第1金型と、前記軸部の他方を形成する型孔が形
    成された第2金型とを面合わせして得られたキャビティ
    内へ溶融樹脂を射出し、冷却後マグネットローラを取り
    出すことを特徴とするマグネットローラの製造方法。
  2. 【請求項2】 柱状の本体と、この本体の両端に設けら
    れた軸部とで構成されるマグネットローラを製造するマ
    グネットローラ成形用金型において、 前記軸部の一方と前記本体とを一体成形する型孔が形成
    された第1金型と、前記第1金型と面合わせされ前記軸
    部の他方を成形する型孔が形成された第2金型と、を有
    することを特徴とするマグネットローラ成形用金型。
JP23080598A 1993-09-17 1998-08-17 マグネットローラの製造方法及びマグネットローラ成形用金型 Pending JPH11170291A (ja)

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