JPH11170207A - 鋸身用素材およびその製造方法 - Google Patents
鋸身用素材およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH11170207A JPH11170207A JP33976797A JP33976797A JPH11170207A JP H11170207 A JPH11170207 A JP H11170207A JP 33976797 A JP33976797 A JP 33976797A JP 33976797 A JP33976797 A JP 33976797A JP H11170207 A JPH11170207 A JP H11170207A
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- roll
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 鋸身用の素材を研削加工等の工程を経ること
なしに効率よく製造する。 【解決手段】 歯振りの振り幅に対応する厚さを有する
肥厚域1を備えた素材において、この素材は、圧延加工
にて形成した、肥厚域1と鋸身の背に相当する部位2お
よびこれらの相互間をつなぐ減厚部3を有するものとす
る。
なしに効率よく製造する。 【解決手段】 歯振りの振り幅に対応する厚さを有する
肥厚域1を備えた素材において、この素材は、圧延加工
にて形成した、肥厚域1と鋸身の背に相当する部位2お
よびこれらの相互間をつなぐ減厚部3を有するものとす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋸身用素材およびそ
の製造方法に関し、鋸身の構造に工夫を加えることによ
って木材等の切断加工に際してのマーキングに沿う切断
精度を高めることともに、このような構造の鋸身用の素
材を比較的簡単な工程でもって効率よく製造しようとす
るものである。
の製造方法に関し、鋸身の構造に工夫を加えることによ
って木材等の切断加工に際してのマーキングに沿う切断
精度を高めることともに、このような構造の鋸身用の素
材を比較的簡単な工程でもって効率よく製造しようとす
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋸身用の素材は、まず製品とほぼ
同じサイズになる形状のものを得るため矩形断面になる
鋼材をプレス加工によって打ち抜き、次いで、これを平
面自動研削盤のマグネットチックベースに配置した型板
に入れ込むとともに、所定の断面形状が得られるように
グラインダーを使用してその表裏面を交互に研削加工
(アサリをつける等)することによって製造されてお
り、この点に関する文献としては、例えば「産業文化史
鋸」( 平沢一雄 著, 1980年5月10日, 初版発行発行
所 クオリ) が参照される。
同じサイズになる形状のものを得るため矩形断面になる
鋼材をプレス加工によって打ち抜き、次いで、これを平
面自動研削盤のマグネットチックベースに配置した型板
に入れ込むとともに、所定の断面形状が得られるように
グラインダーを使用してその表裏面を交互に研削加工
(アサリをつける等)することによって製造されてお
り、この点に関する文献としては、例えば「産業文化史
鋸」( 平沢一雄 著, 1980年5月10日, 初版発行発行
所 クオリ) が参照される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な工程を経て造られた素材は研削加工の際に加工熱によ
り素材に反りなどの変形や歪みが発生するのが避けられ
ず、そのため、研削加工の後に、素材を厚さ方向に挟む
ロレットローラにてその全体の歪み取りを行い、これに
引き続いて、何種類もの金槌を使用して局所的に残存す
る歪みを一つづつ取っていく熟練した人による手作業が
必要であって生産効率が極めて低い不具合があった。ま
た、研削加工においては研削量が大きいため、砥石の摩
耗がはげしく目詰まりしやすく砥石の寿命が極端に短く
大量の砥石を用意しておく必要があること、さらに、材
料は片面づつ研削を行うために両側を均一な状態に加工
するのが難しく、このような状態でアサリを付与するこ
とアサリ量が左右で異なることがあり切れ曲がり等の発
生原因となる不都合があって、その解決手法を模索して
いのが現状であった。
な工程を経て造られた素材は研削加工の際に加工熱によ
り素材に反りなどの変形や歪みが発生するのが避けられ
ず、そのため、研削加工の後に、素材を厚さ方向に挟む
ロレットローラにてその全体の歪み取りを行い、これに
引き続いて、何種類もの金槌を使用して局所的に残存す
る歪みを一つづつ取っていく熟練した人による手作業が
必要であって生産効率が極めて低い不具合があった。ま
た、研削加工においては研削量が大きいため、砥石の摩
耗がはげしく目詰まりしやすく砥石の寿命が極端に短く
大量の砥石を用意しておく必要があること、さらに、材
料は片面づつ研削を行うために両側を均一な状態に加工
するのが難しく、このような状態でアサリを付与するこ
とアサリ量が左右で異なることがあり切れ曲がり等の発
生原因となる不都合があって、その解決手法を模索して
いのが現状であった。
【0004】この発明の目的は、上述したような従来の
問題を解消できる新規な鋸身用素材およびその製造方法
を提案するところにある。
問題を解消できる新規な鋸身用素材およびその製造方法
を提案するところにある。
【0005】この発明は、歯振りの幅に対応する厚さを
有する肥厚域を備えた素材であって、この素材は、圧延
加工にて形成した、肥厚域と鋸身の背に相当する部位お
よびこれらの相互間をつなぐ減厚部からなる点に特徴を
有するものである。
有する肥厚域を備えた素材であって、この素材は、圧延
加工にて形成した、肥厚域と鋸身の背に相当する部位お
よびこれらの相互間をつなぐ減厚部からなる点に特徴を
有するものである。
【0006】また、この発明は上記の構成になる素材に
おいて、減厚部が肥厚域から鋸の背に沿う向きに少なく
とも一つの段差を有するものとし、肥厚域と減厚部の境
界には傾斜面またはR面を設ける。傾斜面、R面の長さ
は肥厚域の厚さの1〜3倍とする。とくに肥厚域に関し
ては、歯振りの正確な振り幅を確保するため、その両側
ともに平坦な面 (直線的な面) を有するのが望ましい。
おいて、減厚部が肥厚域から鋸の背に沿う向きに少なく
とも一つの段差を有するものとし、肥厚域と減厚部の境
界には傾斜面またはR面を設ける。傾斜面、R面の長さ
は肥厚域の厚さの1〜3倍とする。とくに肥厚域に関し
ては、歯振りの正確な振り幅を確保するため、その両側
ともに平坦な面 (直線的な面) を有するのが望ましい。
【0007】この発明は、偏平の矩形断面からなる長尺
材を上下に挟む一対の水平ロールと、該長尺材を左右に
挟む一対の竪ロールを備えたミルを用いて鋸身用素材を
製造するに当たり、前記水平ロールを、ロール胴の中央
域の径がその両端域よりも大きい径差ワークロールを用
意する一方、このワークロールの各背面にそれぞれ、ワ
ークロール相互のロール胴によって形成された間隙の変
形を防止するバックアップロールを配置し、偏平断面に
なる長尺材をこのワークロールおよび竪ロールに通し
て、歯振りの幅に対応する厚さを有する肥厚域と鋸身の
背に相当する部位およびこれらの相互間でそれらよりも
薄肉とした減厚部を圧延成形することを特徴とする鋸身
用素材の製造方法である。
材を上下に挟む一対の水平ロールと、該長尺材を左右に
挟む一対の竪ロールを備えたミルを用いて鋸身用素材を
製造するに当たり、前記水平ロールを、ロール胴の中央
域の径がその両端域よりも大きい径差ワークロールを用
意する一方、このワークロールの各背面にそれぞれ、ワ
ークロール相互のロール胴によって形成された間隙の変
形を防止するバックアップロールを配置し、偏平断面に
なる長尺材をこのワークロールおよび竪ロールに通し
て、歯振りの幅に対応する厚さを有する肥厚域と鋸身の
背に相当する部位およびこれらの相互間でそれらよりも
薄肉とした減厚部を圧延成形することを特徴とする鋸身
用素材の製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明においては、鋸歯を形成
する肥厚域と鋸身の背に相当する部位およびこれらの相
互間の減厚部を一括して圧延加工により成形するので、
砥石を使用した研削加工において生じていた加工熱によ
る影響がなく、反りや歪みを取る作業が省略できる。ま
た、素材の両面は均一な状態に加工できるので鋸身のア
サリ量も等しくなり、木材等の切断に際して切れ曲がり
を起こすようなことはない。
する肥厚域と鋸身の背に相当する部位およびこれらの相
互間の減厚部を一括して圧延加工により成形するので、
砥石を使用した研削加工において生じていた加工熱によ
る影響がなく、反りや歪みを取る作業が省略できる。ま
た、素材の両面は均一な状態に加工できるので鋸身のア
サリ量も等しくなり、木材等の切断に際して切れ曲がり
を起こすようなことはない。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明をより具体的に
説明する。図1はこの発明に従う鋸身用素材の断面を示
したものであり、図2はこのような断面を有する素材を
圧延成形するのに好適なミルの構成を示したものであ
る。
説明する。図1はこの発明に従う鋸身用素材の断面を示
したものであり、図2はこのような断面を有する素材を
圧延成形するのに好適なミルの構成を示したものであ
る。
【0010】図1において、番号1は図3に示すような
歯振の振り幅(切り幅)wに対応する厚さTと歯丈に対
応する長さLを有する肥厚域、2は鋸身の背に相当する
部位、3は肥厚域1と背に相当する部位2とをつなぐ減
厚部であって、この減厚部3は圧延時における材料の流
れのバランスを考慮して全幅L1 対しその1/3程度の
長さを有する。また、4は肥厚域1と減厚部3の境界に
おける傾斜面であって、この傾斜面4はR面とすること
もでき、この傾斜面あるいはR面4と減厚部3の間の領
域L2 は緩やかな斜面またはR面でつなぐことができ
る。
歯振の振り幅(切り幅)wに対応する厚さTと歯丈に対
応する長さLを有する肥厚域、2は鋸身の背に相当する
部位、3は肥厚域1と背に相当する部位2とをつなぐ減
厚部であって、この減厚部3は圧延時における材料の流
れのバランスを考慮して全幅L1 対しその1/3程度の
長さを有する。また、4は肥厚域1と減厚部3の境界に
おける傾斜面であって、この傾斜面4はR面とすること
もでき、この傾斜面あるいはR面4と減厚部3の間の領
域L2 は緩やかな斜面またはR面でつなぐことができ
る。
【0011】また、図2における5a,5bは偏平の矩
形断面からなる長尺材を上下に挟みロール胴の中央域の
径が両端域の径よりも大きい水平ロールとしての径差ワ
ークロール、6a,6bは長尺材を左右に挟む一対の竪
ロール、7a,7bは径差ワークロール5a,5bのバ
ックアップロールであって、このバックアップロール7
a,7bは径差ワークロール5a,5bによって形成さ
れた間隙の変形を防止する役目を有するとともに、材料
の張力を小さくすることができるのでそれを原因とする
材料の変形を防止することができるものであって、この
ロールは図4に示すような形状のものであってもよい。
形断面からなる長尺材を上下に挟みロール胴の中央域の
径が両端域の径よりも大きい水平ロールとしての径差ワ
ークロール、6a,6bは長尺材を左右に挟む一対の竪
ロール、7a,7bは径差ワークロール5a,5bのバ
ックアップロールであって、このバックアップロール7
a,7bは径差ワークロール5a,5bによって形成さ
れた間隙の変形を防止する役目を有するとともに、材料
の張力を小さくすることができるのでそれを原因とする
材料の変形を防止することができるものであって、この
ロールは図4に示すような形状のものであってもよい。
【0012】コイル状に巻き取られた長尺材fは図4に
示すように巻戻し機8にて巻き戻され熱処理後に該長尺
材fの巻きぐせを消去するためのレベラ9、入側ガイド
10を通して水平ロール5a,5b、竪ロール6a,6
bを備えたミルに導かれ、このミルで上掲図1に示すよ
うな断面形状に連続的に圧延成形されのち、テンション
ロール11を経て巻き取り機12にて巻き取られる。圧
延時に生じた肥厚域1(刃付け部)の端面部における凹
凸は研摩処理をすることによって直線度を出すようにす
るが、その研摩処理は熱処理の前後の何れにおいて実施
してもよく、より正確な直線度を確保するとともに、仕
上がり面を美しくするためには熱処理後に行うのが最も
好ましい。
示すように巻戻し機8にて巻き戻され熱処理後に該長尺
材fの巻きぐせを消去するためのレベラ9、入側ガイド
10を通して水平ロール5a,5b、竪ロール6a,6
bを備えたミルに導かれ、このミルで上掲図1に示すよ
うな断面形状に連続的に圧延成形されのち、テンション
ロール11を経て巻き取り機12にて巻き取られる。圧
延時に生じた肥厚域1(刃付け部)の端面部における凹
凸は研摩処理をすることによって直線度を出すようにす
るが、その研摩処理は熱処理の前後の何れにおいて実施
してもよく、より正確な直線度を確保するとともに、仕
上がり面を美しくするためには熱処理後に行うのが最も
好ましい。
【0013】そして巻き取られた長尺材fは次に、図示
はしないが平坦になるように巻き戻されるとともに鋸身
の長さが得られるように所定の寸法に裁断される。鋸身
用素材は所定の寸法に裁断される前あるいは裁断後にめ
っき処理を施た上で図3に示した如く肥厚域1において
刃付けが行われ、刃の部分の研削バリの除去後に刃先に
高周波焼入れ等の硬化処理を経て鋸身製品とされる。
はしないが平坦になるように巻き戻されるとともに鋸身
の長さが得られるように所定の寸法に裁断される。鋸身
用素材は所定の寸法に裁断される前あるいは裁断後にめ
っき処理を施た上で図3に示した如く肥厚域1において
刃付けが行われ、刃の部分の研削バリの除去後に刃先に
高周波焼入れ等の硬化処理を経て鋸身製品とされる。
【0014】この発明に従う上掲図1に示すような鋸身
用素材は、圧延によって直接成形することができるの
で、生産効率が高いうえ従来のような研削加工は必要な
い。また、鋸身用素材の形状がその表裏において均一に
なるので熟練者による手作業による工程は省略できる利
点がある。
用素材は、圧延によって直接成形することができるの
で、生産効率が高いうえ従来のような研削加工は必要な
い。また、鋸身用素材の形状がその表裏において均一に
なるので熟練者による手作業による工程は省略できる利
点がある。
【0015】図6はこの発明に従う鋸身用素材の他の例
を示したものである。この鋸身用素材は、肥厚域1から
鋸の背にそう向きに段差hを設けたものであり、このよ
うな素材を用いて鋸身とした場合には、減厚部が二段と
なるので、とくに中すき鋸と同様の効果を得ることがで
きる利点がある。
を示したものである。この鋸身用素材は、肥厚域1から
鋸の背にそう向きに段差hを設けたものであり、このよ
うな素材を用いて鋸身とした場合には、減厚部が二段と
なるので、とくに中すき鋸と同様の効果を得ることがで
きる利点がある。
【0016】図7は圧延成形に供する前の材料の断面で
あり、この材料を用いて図8に示すような断面形状にな
る鋸身を作成する場合、鋸身として必要なアサリ量aは
a/tに関しては0.3以下とするのがよい。また、t
/Tは0. 5以上、t/T1は0. 5以上、L3 /L1
は0. 3以下とするのがよい。上記の条件を満足させ、
とくに、寸法iを0.5mm以下になるような緩やかな傾
斜面を形成すれば圧延成形に際して大きな圧延荷重を必
要とせず、圧延前の母材の硬度、厚さ、幅寸法の変動に
起因して起こり得る圧延の際の材料の伸び変化が少なく
なり、鋸身および鋸歯において寸法変化の小さい製品を
製造できる。
あり、この材料を用いて図8に示すような断面形状にな
る鋸身を作成する場合、鋸身として必要なアサリ量aは
a/tに関しては0.3以下とするのがよい。また、t
/Tは0. 5以上、t/T1は0. 5以上、L3 /L1
は0. 3以下とするのがよい。上記の条件を満足させ、
とくに、寸法iを0.5mm以下になるような緩やかな傾
斜面を形成すれば圧延成形に際して大きな圧延荷重を必
要とせず、圧延前の母材の硬度、厚さ、幅寸法の変動に
起因して起こり得る圧延の際の材料の伸び変化が少なく
なり、鋸身および鋸歯において寸法変化の小さい製品を
製造できる。
【0017】上掲図1に示したような素材を用いて製作
した鋸身の断面形状は上掲図3に示したとおりである
が、このような鋸身においては鋸身が木材等切断対象物
に深く挽き込まれた際に、鋸身の減厚部においては木材
と強く接触することがないので摩擦係数が小さく鋸を滑
らかに挽くことができる。また、このような鋸において
は切り幅Tを小さくできるので木材にマーキング(けが
き)を入れて切断する場合等においては該マーキングに
沿う正確な切断を行うことができる。
した鋸身の断面形状は上掲図3に示したとおりである
が、このような鋸身においては鋸身が木材等切断対象物
に深く挽き込まれた際に、鋸身の減厚部においては木材
と強く接触することがないので摩擦係数が小さく鋸を滑
らかに挽くことができる。また、このような鋸において
は切り幅Tを小さくできるので木材にマーキング(けが
き)を入れて切断する場合等においては該マーキングに
沿う正確な切断を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば高い精度で切断するこ
とができる断面形状を有する鋸身用の素材を、プレスや
研削加工、あるいは熟練者による手作業を必要とせずに
効率よく製造することが可能であり、製造コストの大幅
な低減を図ることができる。
とができる断面形状を有する鋸身用の素材を、プレスや
研削加工、あるいは熟練者による手作業を必要とせずに
効率よく製造することが可能であり、製造コストの大幅
な低減を図ることができる。
【図1】この発明に従う断面形状を有する鋸身用素材を
示した図である。
示した図である。
【図2】この発明に従う鋸身用素材を製造するのに適し
たミルの構成を示した図である。
たミルの構成を示した図である。
【図3】この発明に従って製作した鋸身の断面を示した
図である。
図である。
【図4】この発明に従う鋸身用素材を製造するのに好適
な設備の構成を示した図である。
な設備の構成を示した図である。
【図5】この発明に用いて好適なミルの他の例を示し他
図である。
図である。
【図6】この発明に従う鋸身用素材の他の例を示した図
である。
である。
【図7】鋸身用素材を製造するのに用いる材料の断面を
示した図である。
示した図である。
【図8】鋸身用素材の断面を示した図である。
1 肥厚域 2 鋸身の背に相当する部位 3 減厚部 4 傾斜面またはR面 5a 径差ワークロール 5b 径差ワークロール 6a 竪ロール 6b 竪ロール 7a バックアップロール 7b バックアップロール 8 巻戻し機 9 レベラ 10 入側ガイド 11 テンションロール 12 巻き取り機
Claims (5)
- 【請求項1】 歯振の振り幅に対応する厚さを有する肥
厚域を備えた素材であって、 この素材は、圧延加工にて形成した、肥厚域と鋸身の背
に相当する部位およびこれらの相互間をつなぐ減厚部を
備える、ことを特徴とする鋸身用素材。 - 【請求項2】 減厚部は肥厚域から鋸の背に沿う向きに
少なくとも一つの段差を有する、請求項1記載の鋸身用
素材。 - 【請求項3】 肥厚域と減厚部の境界に傾斜面またはR
面を有する、請求項1または2記載の鋸身用素材。 - 【請求項4】 境界の傾斜面またはR面の長さが肥厚域
の厚さの1〜3倍である、請求項1〜3の何れかに記載
の鋸身用素材。 - 【請求項5】 偏平の矩形断面になる長尺材を上下に挟
む一対の水平ロールと、該長尺材を左右に挟む一対の竪
ロールを備えたミルを用いて鋸身用素材を製造するに当
たり、 前記水平ロールとして、ロール胴の中央域の径がその両
端域よりも大きい径差ワークロールを用意する一方、こ
のワークロールの各背面にそれぞれ、ワークロール相互
のロール胴によって形成された間隙の変形を防止するバ
ックアップロールを配置し、偏平断面になる長尺材をこ
のワークロールおよび竪ロールに通して、歯振の振り幅
に対応する厚さ有する肥厚域と鋸身の背に相当する部位
およびこれらの相互間でそれらよりも薄肉とした減厚部
を圧延形成することを特徴とする鋸身用素材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33976797A JPH11170207A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 鋸身用素材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33976797A JPH11170207A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 鋸身用素材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170207A true JPH11170207A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18330621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33976797A Withdrawn JPH11170207A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 鋸身用素材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11170207A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114346322A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-04-15 | 江阴金缘锯业有限公司 | 一种双金属带锯条的制备工艺 |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP33976797A patent/JPH11170207A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114346322A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-04-15 | 江阴金缘锯业有限公司 | 一种双金属带锯条的制备工艺 |
CN114346322B (zh) * | 2021-12-08 | 2023-07-04 | 江阴金缘锯业有限公司 | 一种双金属带锯条的制备工艺 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |