JPS60166104A - 圧延によるリボン線成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の利用分野 この発明は、ローラー圧延によって所定寸法の薄板を成
形する産業分野中、特にリボン線成形分野に属するもの
である。

発明の目的 この発明は、細長い薄板の成形に際し、エツジドロップ
のきわめて小さい、寸法ｍｒｉのよいリボン線成形方法
に関するものである。

従来技術 従来リボン線成形については、幅広い鋼板を所定幅に切
断し、これを圧延する方法又は丸線又は角線をその直径
（又は幅）方向に圧延する装置と方法（特公昭５８−３
７６１号）が知られており、相当の成果を上げている。

何れにしても中心部より両縁部が薄くなり、寸法精度を
高く要求される製品としては不十分であって改善が研究
されていたが、エツジドロップの防止方法については、
これを完全に防止Ｊる有効な手段がなく、その改善は、
当該産業分野における技術者の重要課題であっだ。

尚、エツジドロップを防止する方法としては、バックア
ップローラーを軸方向に移動し、これによって圧延ロー
ラーの支持力を変化させる技術が知られているが、この
方法により補正できるのは板幅５Ｑｍｍ以上の場合に限
られ、この発明によってめているような比較的幅の狭い
リボン線の圧延に用いることは困難であるばかりでなく
、装置が複雑化して高価になる問題点がある。

また圧延ローラー表面のクラウンカーブを変化させて、
エツジドロップを防止することも広く行われているが、
圧延ローラーの表面研磨がむつかしく、かつ被圧延材料
毎に変化させなけれはならないような事情があって、実
用上幾多の問題点があった。

然るにこの発明は、仕上げ圧延前に中間材を成形づるこ
とによって、結果的に高精度のリボン線を得ることに成
功したのである。

発明の構成 この発明は、断面円形、又は角形の線材をその中心軸に
対して直角の方向に圧延した後、線材の両縁補正用の圧
延を行い、然る後、線材の中心軸に対し直角な軸を有す
るローラーの圧延を行うものである。この場合に第１の
圧延は、線材の中心軸と平行な軸を有する一対のローラ
ー、又は一つのローラーとこれに対応するアンビルとを
組み合せて行うことにより、線材の直径に対し複数倍の
幅に圧延する。ついで第２の圧延は、一つのローラーと
、これに対応する溝付アンビルによって両縁部を厚く成
形し、然る後に線材の中心軸と直角な軸で架設されたロ
ーラーにより、仕上げ圧延を行うものである。

この仕上げ圧延の場合には、幅方向の延びはきわめて小
さく、寸法を必要寸法で、かつ高精度にする為である。

従って前記第２の圧延における厚さの調整は、仕上げ圧
延のりダクション率と、エツジドロップとを考慮して調
整時の厚さを決める必要がある。前記両縁部の厚さは、
アンビルに設ける溝の形状および深さによって任意に調
整できる。

前記は第１の圧延と第２の圧延を経た後、仕上げ圧延す
る構成について述べたが、第１の圧延において溝（４ア
ンビルを用いれば（第２の圧延に対応）、直ちに仕上げ
圧延をすることができる。

発明の作用効果 即ちこの発明によれば、線材を一回又は二回圧延するこ
とによって、線材の直径の複数倍の幅に成形できると共
に、整形工程を介在させることによって、仕上げ圧廷時
のエツジドロップも修正し、結果的に高精度の寸法のリ
ボン線を連続的、かつ必要長さ多量生産し得る効果があ
る。またこの発明によれば、線材を中心軸と直角な方向
および平行な方向にクロス圧延する結果、製品の特性が
著しく向上し、全方位均等強さを発揮すると共に、リボ
ン線よりの打抜製品に歪の発生が少ないなどの効果があ
る。

実施例１ この発明の実施例を第１図について説明づれば、丸線１
をその中心軸と平行に架設した一対のローラー２．２ａ
によって丸線の直径方向へ圧延し、第１中間品３が成形
される。この第１中間品３をローラー４と溝付アンビル
５との組み合わせによる圧延で、第２中間品６を成形す
る。この場合には中間品６の両端ａ、ｂはやや肉厚に成
形しである。ついで中間品６の中心軸と直角に架設した
一対のローラー７．７ａによって、仕上げ圧延すればリ
ボンｒｉＡ９ができる。

実施例２ この発明の実施例を第２図について説明すれば、丸線１
をその中心軸と平行に架設したローラー４と溝付アンビ
ル５との組み合せで圧延して、中間品８を成形し、つい
で中間品８の中心軸と直角に架設した一対のローラー７
．７ａによって仕上げ圧延すれば、リボン線ができる。

図中１１はアンどル５の溝である。

実施例３ 前記実施例１．２中一つの圧延ローラーと、溝付アンビ
ルに代えて第８図図示のような一対の圧延ローラー１３
．１４を用いることもできる。この場合には、各圧延ロ
ーラー１３．１４の鎖線部１３ａ、１４ａ（従来のカー
ブ）が実線部１３ｂ、１４ｂのように逃げているので、
中間品１５のエツジドロップが生じないことになり、前
記実線部１３ｂ、１４ｂのカーブを調整すれば、中間品
１５の両端を中央部より若干厚く成形することもできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の各実施工程にお（プる成形品推移の
説明図、第２図は同じく他の実施工程の成形品推移の説
明図、第３図は同じ〈実施工程の圧延装置の要部の平面
図、第４図は同じく正面図、′　第５図は同じく一対の
圧延ローラーの一部拡大図、第６図は同じく圧延ローラ
ーとアンビルとの一部拡大図、第７図は同じくアンビル
の断面図、第８図は同じく溝付アンビルを使用しないで
調整断面を得る場合のローラーの一部拡大図である。 １・・・丸　線　２．２ａ・・・ローラー３・・・第１
中間品　４・・・ローラー５・・・溝付アンヒル　６・
・・第２中間品７．７ａ・・・ローラー　８・・・中間
品第５図 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　線材を中心軸に直角な方向に圧延して、両縁部を中
   心部と同等又は中心部より若干厚く成形した後、中心軸
   方向に再圧延することを特徴とした圧延によるリボン線
   成形方法 ２　中心軸と直角な方向の圧延は、幅を増大させる第１
   の圧延と、厚さを調整する第２の圧延とを結合させた特
   許請求の範囲第１項記載のリボン線成形方法 ３　第１の圧延は、線材の中心軸と平行な軸に架設され
   た一対の圧延ローラー又は一つの圧延ローラーとアンビ
   ルとの組み合Ｉを用いた特許請求の範囲第２項記載の圧
   延によるリボン線成形方法４　第２の圧延は、線材の中
   心軸と平行な軸に架設された一つの圧延ローラーと溝付
   アンビルとの組み合せを用いた特許請求の範囲第２項記
   載の圧延によるリボン線成形方法