JPH11169959A - パイプの反転加工方法及びその装置 - Google Patents

パイプの反転加工方法及びその装置

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JPH11169959A
JPH11169959A JP33755697A JP33755697A JPH11169959A JP H11169959 A JPH11169959 A JP H11169959A JP 33755697 A JP33755697 A JP 33755697A JP 33755697 A JP33755697 A JP 33755697A JP H11169959 A JPH11169959 A JP H11169959A
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JP
Japan
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pipe
reversing
guide body
annular groove
inversed
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JP33755697A
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English (en)
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Kenpei Baku
建平 莫
Yutaka Sekido
豊 関戸
Yutaka Okamoto
裕 岡本
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Sango Co Ltd
Original Assignee
Sango Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ端を反転用ダイスを用いて外側へ反転
するものにおいて、その反転部をパイプと同軸で均一な
反転形状に形成する。 【解決手段】 パイプ端6aを反転用ダイス2の環状溝
3に押し付けて外向きに連続的にカールし、円筒状の反
転部6bを形成する。この加工時において、反転部6b
を、パイプ6の外周部にパイプ6と同心状に配置した筒
状穴5bの周面5cに沿って接動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプの反転加工
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイプの一端側を反転させて二重
管を成形する方法として、例えば図5に示すように、反
転用ダイス100に環状溝101を形成し、パイプ10
2の1端部を上記環状溝101の内側部に位置させ、上
型103によってパイプ102の他端部を加圧し、上記
パイプ102の1端部を環状溝101に押し付けて外側
へ反転させ、パイプ102の外側に円筒状の反転部10
4を形成する方法が例えば特開平2−44188号公報
に開示されている。
【0003】しかし、この方法によると、上記反転した
1端部が不安定であることから、内外パイプ間のクリア
ランスDが一定になりにくい問題がある。そのため、上
記のクリアランスDを一定に保持する方法として、従
来、図6に示すように、上記図5の方法に加えて、パイ
プ102の外周に案内リンク105を摺動可能に備える
とともにその下面外周部に、反転部104の先端部10
6が嵌合する嵌合部107を形成して、反転加工時に、
反転部104の先端部106を嵌合部107で保持しな
がら反転させる方法が知られている(例えば塑性加工学
会編:チューブフォーミング、P136)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な反転部の先端部106は、反転時において真円でない
不均一形状になるため、上記図6に示すように、先端部
106に案内リング105を嵌合させると、反転部10
4に不均一な力がかかって反転部104に曲がり変形が
生じ、均一な反転形状が得られないという問題がある。
【0005】そこで本発明は、反転部をパイプと同心か
つ均一形状に形成できるパイプの反転加工方法及びその
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、パイプ端を反転用
ダイスの環状溝に押し付けて外向きに連続的にカール
し、円筒状の反転部を形成する加工方法において、反転
部を、パイプの外周部にパイプと同心状に配置した筒状
穴の周面に沿って接動させるようにしたことを特徴とす
るパイプの反転加工方法である。
【0007】本発明においては、カーリング変形した筒
状の反転部は、パイプと同心状の筒状穴の周面に接動し
てパイプの軸方向に進む。このとき、カーリング変形さ
れた反転部の先端部は不均一な力が加わることなく進
む。そのため、反転部は筒状穴の周面に案内されてパイ
プと同心かつ均一形状に形成される。
【0008】請求項2記載の第2の発明は、パイプ端を
反転用ダイスの環状溝に押し付けて外向きに連続的にカ
ールし、円筒状の反転部を形成する加工装置において、
反転用ダイスにおける環状溝の外径部と同径の筒状穴を
有するガイド体をパイプの外周部に設けたことを特徴と
する反転加工装置である。
【0009】本発明においては、上記第1の発明の加工
方法を可能にする。請求項3記載の第3の発明は、上記
第2の発明において、ガイド体と反転用ダイスが同心状
に一体に形成されているか又は強固に結合されているも
のである。
【0010】本発明においては、環状溝と筒状穴との位
置関係が正確に保持されるため、上記第1の発明の作用
がより正確に行われる。請求項4記載の第4の発明は、
上記第2の発明において、ガイド体とパイプとのクリア
ランスを保持するスペーサを設けたものである。
【0011】本発明においては、ガイド体の筒状穴とパ
イプとの位置関係がスペーサにより正確に保持されるた
め、上記第1の発明の作用がより正確に行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。図1は第1
実施例を示す。
【0013】図1において、ベース1上には反転用のダ
イス2が固定されており、その反転用ダイス2の中心部
には中心穴2aが上下方向に貫設され、上面には中心穴
2aを中心とする環状溝3が形成されている。
【0014】上記反転用ダイス2の中央部には、二段形
状の芯金4が、その小径部4aを上記中心穴2aに嵌入
して設置されており、その大径部4bが、被加工物であ
るパイプ6の内径と等しく、すなわち上記環状溝3の内
径に等しい径に設定されている。
【0015】上記反転用ダイス2の外周部には筒状のガ
イド体5が立設されており、その穴の大径部5aを上記
反転用ダイス2の外面に嵌合して固設されている。更
に、該ガイド体5内には、上記環状溝3の外径と等しい
径の筒状穴5bが形成されており、その周面5cは上記
芯金4の大径部4bの外面、すなわち、パイプ6と同心
的に形成されている。
【0016】以上の構成において、被加工物である金属
製のパイプ6のカール形成側の端部6aを芯金4の大径
部4b面に挿通して他端(図1の上方端)を適宜手段に
より矢印Pのように押圧すると、パイプ6におけるカー
ル形成側の端部6aが環状溝3の内径部に押し付けられ
た後、その環状溝3の曲面に沿って外側へ反転される。
更に押圧すると端部6aは環状溝3でカーリング変形し
た後に環状溝3の外径部からガイド体5における筒状穴
5bの周面5cに移乗する。更に押圧すると、パイプ6
は連続的にカーリング変形し、その反転部6bはガイド
体5における筒状穴5bの周面5cに接動して筒状形態
で上昇する。そのため、パイプ6は芯金4に案内され、
反転部6bはパイプ6と一定のクリアランスD1を保持
したガイド体5に案内されることになり、またパイプ6
の先端6aは何等拘束されることなく上昇するため、そ
の反転部6bは、パイプ6に対して同心でかつクリアラ
ンスDが同等に保持されて均一形状に形成される。
【0017】また、ガイド体5は上記のように反転用ダ
イス2に同心的で強固に固定されているため、環状溝3
と筒状穴5bとの位置関係が強固に保持され、上記均一
形状の形成が一層向上する。
【0018】図2は第2実施例を示す。ベース1上には
上記と同様の反転用ダイス2が固定され、該反転用ダイ
ス2には上記と同様の環状溝3が形成されている。反転
用ダイス2の外周部には、二段穴を有する下固定リング
7が、その大径穴7aを反転用ダイス2の外周面に嵌合
固定して設けられている。
【0019】反転用ダイス2上には筒状のガイド体8が
立設されている。該ガイド体8における筒状穴8aの周
面8bは、上記環状溝3の外径と同径に、すなわちパイ
プ6と同心状に形成されている。そして、ガイド体8の
外周面が、上記反転用ダイス2に固設した下固定リング
7の小径部7bに、該ガイド体8の外周面と小径部7b
とを同径にして嵌合されており、ガイド体8の下部が反
転用ダイス2に同心的に強固に保持されている。
【0020】ガイド体8の上端には二段穴を有するスペ
ーサ9が、その大径穴9aをガイド体8の外周と同径に
してガイド体8に嵌合して固着されている。更に、該ス
ペーサ9の中央部には、被加工物であるパイプ6の外径
に等しい内径のガイド穴9bが、上記大径穴9aと同心
的に形成されている。
【0021】本実施例において、被加工物である金属製
のパイプ6のカール形成側をスペーサ9のガイド穴9b
に挿通し、その端部6aを上記実施例と同様に環状溝3
の内径部に位置させてパイプ6の他端を加圧すると、上
記実施例と同様にパイプ6の端部がカールされて反転
し、ガイド体8の周面8bに接動して上昇する。このと
き、パイプ6とガイド体8とのクリアランスD1がスペ
ーサ9により確実に保持されるため、反転部6bはパイ
プ6に対して同心でかつクリアランスDが同等に保持さ
れて均一形状に形成される。
【0022】図3は第3実施例を示す。本第3実施例
は、上記第1実施例において、その芯金2を使用せず、
ガイド体5の筒状穴5b内にスペーサ10を摺動可能に
嵌合したもので、該スペーサ10は、その外径をガイド
体5における筒状穴5bと周面5cと同径に形成し、内
径をパイプ6の外径と同径に形成したリング状に形成さ
れ、パイプ6をガイド体5の筒状穴5bと同芯に保持す
るようになっている。
【0023】本第3実施例においては、上記第1実施例
と同様な反転加工により、パイプ6の端部6aの上昇と
ともにスペーサ10が押し上げられ、上記第1実施例と
同様に反転部6bがパイプ6に対して同心でかつクリア
ランスDが同等に保持されて均一形状に形成される。
【0024】また、上記のスペーサ10は、反転部の先
端部6aに対して単に載置しているのみであるため、そ
の先端部6aに従来のような不均一な力は作用せず、上
記のような反転部6bの均一形成に支障とならない。
【0025】図4は第4実施例を示す。本第4実施例
は、上記第2実施例において、ガイド体8の外側に嵌合
するスペーサ9を使用せず、上記第3実施例と同様のス
ペーサ10をガイド体8の筒状穴8aに嵌合してパイプ
6を保持するようにしたものである。
【0026】本第4実施例においても上記第3実施例と
同様の作用、効果を発揮する。
【0027】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、反転部が筒状穴に沿って接動するため、
反転部先端が真円でない不均一形状であっても反転部を
パイプと同心かつ均一形状に形成できる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の方法を可能にする装置を提供できる。請求項
3記載の発明によれば、上記の効果を向上できる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、上記の効果
を更に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す加工装置側断面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す加工装置側断面図。
【図3】本発明の第3実施例を示す加工装置側断面図。
【図4】本発明の第4実施例を示す加工装置側断面図。
【図5】従来の加工装置の1例を示す側断面図。
【図6】従来の加工装置の他の例を示す側断面図。
【符号の説明】
2…ダイス 3…環状溝 5,8…ガイド体 5b,8a…筒状
穴 5c,8b…周面 6b…反転部 D1…クリアランス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ端を反転用ダイスの環状溝に押し
    付けて外向きに連続的にカールし、円筒状の反転部を形
    成する加工方法において、反転部を、パイプの外周部に
    パイプと同心状に配置した筒状穴の周面に沿って接動さ
    せるようにしたことを特徴とするパイプの反転加工方
    法。
  2. 【請求項2】 パイプ端を反転用ダイスの環状溝に押し
    付けて外向きに連続的にカールし、円筒状の反転部を形
    成する加工装置において、反転用ダイスにおける環状溝
    の外径部と同径の筒状穴を有するガイド体をパイプの外
    周部に設けたことを特徴とする反転加工装置。
  3. 【請求項3】 ガイド体と反転用ダイスが同心状に一体
    に形成されているか又は強固に結合されている請求項2
    記載のパイプの反転加工装置。
  4. 【請求項4】 ガイド体とパイプとのクリアランスを保
    持するスペーサを設けた請求項1又は2記載のパイプの
    反転加工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107824631A (zh) * 2017-11-28 2018-03-23 华中科技大学 一种不锈钢双层管的成形装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107824631A (zh) * 2017-11-28 2018-03-23 华中科技大学 一种不锈钢双层管的成形装置及方法
CN107824631B (zh) * 2017-11-28 2024-03-19 华中科技大学 一种不锈钢双层管的成形装置及方法

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Effective date: 20031007