JPH11169293A - 抽出飲料の自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵槽を空にすることなく、効率良く抽出飲
料を販売することのできる抽出飲料の自動販売機を提供
する。 【解決手段】 販売動作、粉末原料の供給テスト、ある
いはコーヒー飲料の流量調整等によって貯蔵槽２０，２
１に貯蔵されたコーヒーの液面が変化したときに抽出動
作を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は抽出飲料の自動販売
機に関し、特に、抽出された飲料を貯蔵する貯蔵槽を備
えた抽出飲料の自動販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動販売機として、コーヒー豆等
の粉末原料と湯の混合体をろ過して飲料を抽出する飲料
抽出部を有し、顧客の要求に応じて抽出飲料を販売する
ものがある。

【０００３】近年では、顧客のニーズに応えるために１
台で種々の抽出飲料を販売する自動販売機が実用化され
ている。しかし、上記した混合体のろ過に所定の時間を
要することから、飲料抽出部が１台しか備えられていな
い自動販売機では、販売要求が集中すると販売が追いつ
かず、その結果、販売チャンスを逃してしまうという問
題がある。

【０００４】このような問題を解消する自動販売機とし
て、例えば、特開平６−５２４３５号公報に開示される
ものがある。この自動販売機は、予め設定された販売時
間帯での抽出コーヒー飲料の販売量を予測し、予測値に
応じたコーヒーを販売時間帯の直前に抽出して貯蔵槽に
貯蔵している。販売時間帯では、抽出コーヒー飲料の販
売要求があると、貯蔵槽から前もって抽出されたコーヒ
ー飲料を供給することによって抽出コーヒー飲料の迅速
な販売を可能にしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の抽出飲
料の自動販売機によると、予測値を上回る販売要求があ
ると貯蔵槽が空になってしまうため、再度予測値を満た
す抽出動作を行うか、通常の抽出動作を行って不足分を
補わなければならないという問題がある。特に、飲料抽
出部が１台しか備えられておらず、また、２つ以上の貯
蔵槽を有する自動販売機では、空になった貯蔵槽への抽
出動作の実行中に他の貯蔵槽が空になると、先の抽出動
作が終了するまで後の抽出動作が実行できずに売り切れ
となってしまうことから、販売チャンスを逃してしまう
という問題がある。従って、本発明の目的は貯蔵槽を空
にすることなく、効率良く抽出飲料を販売することので
きる抽出飲料の自動販売機を提供することにある。

【０００６】本発明の他の目的は、複数の貯蔵槽がある
場合でも貯蔵量を適切に管理でき、種々の抽出飲料を迅
速に販売することのできる抽出飲料の自動販売機を提供
することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、コーヒー等の抽出飲料を抽出する飲料抽出部
と、前記抽出飲料を貯蔵する貯蔵槽と、前記飲料抽出部
による前記貯蔵槽への抽出動作を制御する制御手段を備
えた自動販売機において、前記制御手段は、前記貯蔵槽
に貯蔵された前記抽出飲料の液面が変化する動作が生じ
たとき、前記飲料抽出部に前記貯蔵槽への抽出動作を実
行させる抽出飲料の自動販売機を提供する。

【０００８】本発明の抽出飲料の自動販売機において、
制御手段は、保守点検等の作業によって本体を開閉する
前面ドアが開いているときは飲料抽出部による抽出動作
を実行させないことが好ましい。また、制御手段は、貯
蔵槽内の抽出飲料の貯蔵量に応じた抽出数で飲料抽出部
に抽出動作を実行させる構成とすることが好ましい。

【０００９】また、本発明は上記目的を達成するため、
コーヒー等の抽出飲料を抽出する飲料抽出部と、前記抽
出飲料を貯蔵する少なくとも２つの貯蔵槽と、所定の時
間帯における前記抽出飲料の販売量を前記少なくとも２
つの貯蔵槽毎に予測する予測手段と、予測された前記販
売量に基づいて前記飲料抽出部による前記少なくとも２
つの貯蔵槽への抽出動作を制御する制御手段を備えた自
動販売機において、前記制御手段は、前記貯蔵槽に貯蔵
された前記抽出飲料の液面が変化する動作が生じたと
き、前記少なくとも２つの貯蔵槽のうち予測された前記
販売量と現在の貯蔵量の差が最も大なる貯蔵槽への抽出
動作を前記飲料抽出部に実行させる抽出飲料の自動販売
機を提供する。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の抽出飲料の自動販
売機を図面を参照して詳細に説明する。

【００１１】図１は、本発明の第１の実施の形態に係る
抽出飲料の自動販売機を示し、所定の粒度に粉砕された
コーヒー豆の粉末原料と湯の混合体をろ過する飲料抽出
部１と、ろ過されたコーヒー抽出液（以下、コーヒーと
いう）を貯蔵する飲料貯蔵部２と、湯を貯蔵する湯タン
ク３と、湯タンク３内に貯蔵された湯の温度を検出する
温度センサ３Ａと、コーヒー豆を所定の粒度に粉砕した
粉末原料として供給するコーヒー原料供給部４と、クリ
ームを貯蔵するクリームキャニスタ５と、砂糖を貯蔵す
る砂糖キャニスタ６と、コーヒーとシュート７を介して
供給されるクリームおよび砂糖を混合するウイッパ８
と、ウイッパ８で混合されたコーヒー飲料、氷、冷水等
を受容するカップ９を有し、飲料抽出部１およびウイッ
パ８には導湯弁５０Ａ、５１Ａの開閉に基づいて湯タン
ク３から湯を供給する導湯管５０，５１が接続されてい
る。

【００１２】飲料抽出部１は、コーヒー豆の粉末原料と
湯を供給されるシリンダ１０と、シリンダ１０の混合体
をろ過するペーパーフィルタ１１と、ろ過されたコーヒ
ーを受容する飲料受け部１２と、飲料受け部１２から飲
料供給管６０を介して供給されるコーヒーを所定の飲料
供給管６１、６２、および６３に供給する切替弁１３
と、飲料受け部１２の飲料を排水バケツ７３に排水する
飲料廃棄管７０で構成されている。

【００１３】飲料貯蔵部２は、飲料抽出部１で抽出され
たコーヒー（ホット用）を貯蔵する貯蔵槽２０と、貯蔵
槽２０内のコーヒーの温度を検出する温度センサ２０Ａ
と、貯蔵槽２０内に貯蔵されるコーヒーの量に応じた圧
力を検出する圧力センサ２０Ｂと、飲料供給弁６４Ａの
開閉に基づいて貯蔵槽２０に貯蔵されたコーヒーをウイ
ッパ８に供給する飲料供給管６４と、飲料廃棄弁７１Ａ
の開閉に基づいて貯蔵槽２０内のコーヒーを排水バケツ
７３に排水する飲料廃棄管７１と、飲料抽出部１で抽出
されたコーヒー（アイス用）を貯蔵する貯蔵槽２１と、
貯蔵槽２１内のコーヒーの温度を検出する温度センサ２
１Ａと、貯蔵槽２１内に貯蔵されるコーヒーの量に応じ
た圧力を検出する圧力センサ２１Ｂと、飲料供給弁６５
Ａの開閉に基づいて貯蔵槽２１に貯蔵されたコーヒーを
ウイッパ８に供給する飲料供給管６５と、飲料廃棄弁７
２Ａの開閉に基づいて貯蔵槽２０内のコーヒーを排水バ
ケツ７３に排水する飲料廃棄管７２で構成されている。

【００１４】コーヒー原料供給部４は、コーヒー豆を貯
蔵するコーヒー豆キャニスタ４０と、貯蔵されたコーヒ
ー豆を送り出す豆オーガ４１と、豆オーガ４１から豆シ
ュート４２を介して供給されるコーヒー豆を所定の粒度
に粉砕するコーヒーミル４３で構成されている。

【００１５】図２は、第１の形態の形態における抽出飲
料の自動販売機の制御ブロック図を示し、所定の時間帯
で予測されるコーヒー飲料の販売量（以下、予測値とい
う）を算出する販売量予測部８０と、顧客の選択した飲
料の種類、砂糖やクリームの量等の販売情報を入力する
販売情報入力部８１と、１回の抽出動作におけるコーヒ
ーの抽出数量（以下、抽出数という）を入力する抽出数
入力部８２と、顧客の選択に応じたコーヒーを抽出する
飲料抽出部１と、貯蔵槽２０，２１に貯蔵されたコーヒ
ーの温度およびの量に応じた圧力の検出信号を出力する
飲料貯蔵部２と、湯タンク３内に貯蔵される湯の温度管
理および貯蔵槽からの販売あるいは都度販売に応じて切
替弁および飲料供給弁を制御する飲料供給部８３と、抽
出数入力部８２によって入力された抽出数、貯蔵槽２
０，２１に貯蔵されたコーヒーの量（以下、貯蔵量とい
う）、および予測値から貯蔵量を差し引いた値（以下、
貯蔵差という）を格納するメモリ８４を主制御部８５に
よって制御している。

【００１６】以下、本発明の抽出飲料の自動販売機の動
作を、図３に示すフローチャートに基づいて説明する。

【００１７】まず、１回の抽出動作におけるコーヒーの
抽出数を設定する。抽出数入力部８２から抽出数を入力
するとメモリ８４に抽出数が格納される。主制御部８５
は、販売量予測部８０から予測値に基づく抽出指示を入
力すると（ステップ１００）、メモリ８４に格納された
抽出数で飲料抽出部１（湯タンク３およびコーヒー原料
供給部４を含む）に抽出動作を実行させる。販売時間帯
における予測値を表１に示す。

【００１８】

【表１】

【００１９】本実施の形態の自動販売機では、２つの貯
蔵槽２０，２１を有しているので、抽出開始前に貯蔵槽
２０，２１が空であるとき、予測値の大なる貯蔵槽から
抽出数の抽出動作を行う。例えば、表１に示す販売時間
帯（１０：００〜１０：２０）の場合、貯蔵槽２１（ホ
ット用）の予測値が貯蔵槽２０（アイス用）の予測値よ
り大であるので、貯蔵槽２１への抽出動作を先に行う
（ステップ１０１）。抽出動作を開始するタイミング
は、抽出仕立てのコーヒーの味や香りを損なわないため
に貯蔵槽からの販売時間帯の直前となることが好まし
く、販売時間帯の開始時刻から逆算されて決定される。

【００２０】貯蔵槽２１にホット用のコーヒーが貯蔵さ
れると、圧力センサ２１Ｂから主制御部８５に貯蔵槽内
の液量に応じた圧力検出信号が出力されて貯蔵量が更新
される（ステップ１０２）。また、更新された貯蔵量に
基づいて貯蔵差が更新される（ステップ１０３）。以降
の抽出動作は、貯蔵槽２０，２１の貯蔵差を比較して貯
蔵差が大である貯蔵槽に抽出数で抽出動作を行う。貯蔵
槽２０，２１の各抽出回数毎の貯蔵量、貯蔵差を表２に
示す。本実施の形態では、比較時に貯蔵槽２０，２１の
貯蔵差が同じときは、貯蔵槽２１に優先的に抽出動作を
行う。

【００２１】

【表２】

【００２２】貯蔵槽２０，２１への抽出動作を繰り返す
ことによって、抽出数が貯蔵差より大になるときは、貯
蔵差と抽出数との差分に応じた貯蔵差分の抽出動作を行
う（ステップ１０４）。抽出動作後、貯蔵量を更新し
（ステップ１０５）、貯蔵差を更新する（ステップ１０
６）。上記した抽出動作によって、貯蔵槽２０，２１の
貯蔵量が予測値以上になると抽出動作を終了する（ステ
ップ１０７）。

【００２３】販売時間帯になると、顧客の販売要求に基
づいて貯蔵槽２０，２１から販売動作（ステップ１０
８）を行う。販売が終了し、販売待機状態（ステップ１
０９）となると、貯蔵槽２０，２１の貯蔵量が更新され
（ステップ１１０）、更新された貯蔵量に基づいて貯蔵
差が更新される、（ステップ１１１）。

【００２４】主制御部８５は、上記した販売要求時に貯
蔵槽２０，２１の貯蔵差を比較する。このとき、貯蔵差
の大なる貯蔵槽ほどコーヒーの供給量が多く、良く売れ
ている貯蔵槽と判断できることから、貯蔵差の大なる貯
蔵槽に抽出動作を行うように飲料抽出部１に抽出指示を
出力する。この抽出動作は、上記したように貯蔵差と抽
出数の関係に基づいて、抽出数あるいは貯蔵差分が選択
される。

【００２５】また、主制御部８５は、販売要求があった
場合以外に、例えば、粉末原料の供給テスト、あるいは
コーヒー飲料の流量調整等の、貯蔵槽２０，２１に貯蔵
されたコーヒーの液面が変化する動作が生じたときに飲
料抽出部１に抽出開始信号を出力する。

【００２６】上記した構成によると、貯蔵槽内のコーヒ
ーの液面が変化する動作が生じたときに各貯蔵槽の貯蔵
差を比較し、貯蔵差の大なる貯蔵槽に抽出動作を行うの
で、仮に予測値以上の販売要求があっても貯蔵槽が空に
ならず、販売チャンスを逃すことがない。また、貯蔵槽
への抽出動作は予め設定された抽出数で実行することか
ら、１度に数杯分のコーヒーを抽出でき、その結果、粉
末原料の消費量を低減することができる。また、貯蔵差
が抽出数に満たないときは貯蔵差分の抽出を行うので、
効率の良い抽出動作を行うことができる。

【００２７】図４は、本発明の第２の実施の形態を示
し、第１の実施の形態における貯蔵槽内のコーヒーの液
面が変化する動作が生じたとき（ステップ１１２）、自
動販売機のメンテナンス等によって本体の前面に設けら
れるドアが開いているときは抽出動作を行わず、ドアが
閉じられた後に抽出動作を実行するようにしている（ス
テップ１１３）。ドアが閉じている場合は第１の実施の
形態の動作と同様に抽出動作が実行される（ステップ１
１４）。このような構成とすることによって、メンテナ
ンス中に誤って抽出動作が実行されることを防止でき、
メンテナンスの作業性を向上させることができる。

【００２８】図５は、本発明の第３の実施の形態を示
し、複数の貯蔵槽（１〜ｎ）を備える自動販売機につい
ても第１の実施の形態と同様に各貯蔵槽の貯蔵差を比較
し（ステップ１１６）、貯蔵差の大なる貯蔵槽を選択し
て（ステップ１１７）抽出動作を実行することにより、
複数の貯蔵槽を空にすることなく貯蔵量を適切に管理す
ることができ、種々の抽出飲料を迅速に販売することが
できる。その他のステップについては第１の実施の形態
と同じであるので重複する説明を省略する。

【００２９】上記した実施の形態では、コーヒー飲料を
販売する自動販売機について説明したが、他の抽出飲料
を販売する自動販売機についても同様の抽出制御を行う
ことができる。また、貯蔵槽から抽出飲料を販売する時
刻あるいは時間帯に応じた予測値、貯蔵槽への抽出数を
自動販売機の過去の売り上げ等のデータに基づいて適宜
設定する構成としても良い。

【００３０】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明の抽出飲料の
自動販売機によると、販売動作、粉末原料の供給テス
ト、あるいはコーヒー飲料の流量調整等によって貯蔵槽
に貯蔵されたコーヒー飲料の液面が変化する動作が生じ
たときに抽出動作を実行するようにしたため、貯蔵槽を
空にすることなく、効率良く抽出飲料を販売することが
できる。また、複数の貯蔵槽がある場合でも販売予測量
と現在の貯蔵量の差に応じて抽出動作を行うようにする
ため、貯蔵量を適切に管理でき、種々の抽出飲料を迅速
に販売することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態における抽出飲料の
自動販売機を示す説明図。

【図２】本発明の第１の実施の形態における抽出飲料の
自動販売機の制御ブロック図である。

【図３】本発明の第１の実施の形態における抽出飲料の
自動販売機のフローチャートである。

【図４】本発明の第２の実施の形態における抽出飲料の
自動販売機のフローチャートである。

【図５】本発明の第３の実施の形態における抽出飲料の
自動販売機のフローチャートである。

【符号の説明】

１，飲料抽出部 ２，飲料貯蔵部 ３，湯タンク ３Ａ，温度センサ ４，コーヒー原料供給部 ５，クリームキャニスタ ６，砂糖キャニスタ ７，シュート ８，ウイッパ ９，カップ １０，シリンダ １１，ペーパーフィルタ １２，飲料受け部 １３，切替弁 ２０，貯蔵槽 ２０Ａ，温度センサ ２０Ｂ，圧力センサ ２１，貯蔵槽 ２１Ａ，温度センサ ２１Ｂ，圧力センサ ４０，コーヒー豆キャニスタ ４１，豆オーガ ４２，豆シュート ４３，コーヒーミル ５０，導湯管 ５０Ａ，導湯弁 ５１，導湯管 ５１Ａ，導湯弁 ６０，飲料供給管 ６１，飲料供給管 ６２，飲料供給管 ６３，飲料供給管 ６４，飲料供給管 ６４Ａ，飲料供給弁 ６５，飲料供給管 ６５Ａ，飲料供給弁 ７０，飲料廃棄管 ７１，飲料廃棄管 ７１Ａ，飲料廃棄弁 ７２，飲料廃棄管 ７２Ａ，飲料廃棄弁 ７３，排水バケツ ８０，販売量予測部 ８１，販売情報入力部 ８２，抽出数入力部 ８３，飲料供給部 ８４，メモリ ８４，主制御部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コーヒー等の抽出飲料を抽出する飲料抽
   出部と、前記抽出飲料を貯蔵する貯蔵槽と、前記飲料抽
   出部による前記貯蔵槽への抽出動作を制御する制御手段
   を備えた自動販売機において、 前記制御手段は、前記貯蔵槽に貯蔵された前記抽出飲料
   の液面が変化する動作が生じたとき、前記飲料抽出部に
   前記貯蔵槽への抽出動作を実行させることを特徴とする
   抽出飲料の自動販売機。
2. 【請求項２】 前記制御手段は、保守点検等の作業によ
   って本体を開閉する前面ドアが開いているときは前記飲
   料抽出部に抽出動作を実行させない構成の請求項第１項
   記載の抽出飲料の自動販売機。
3. 【請求項３】 前記制御手段は、前記貯蔵槽内の前記抽
   出飲料の貯蔵量に応じた抽出数で前記飲料抽出部に抽出
   動作を実行させる構成の請求項第１項記載の抽出飲料の
   自動販売機。
4. 【請求項４】 コーヒー等の抽出飲料を抽出する飲料抽
   出部と、前記抽出飲料を貯蔵する少なくとも２つの貯蔵
   槽と、所定の時間帯における前記抽出飲料の販売量を前
   記少なくとも２つの貯蔵槽毎に予測する予測手段と、予
   測された前記販売量に基づいて前記飲料抽出部による前
   記少なくとも２つの貯蔵槽への抽出動作を制御する制御
   手段を備えた自動販売機において、 前記制御手段は、前記貯蔵槽に貯蔵された前記抽出飲料
   の液面が変化する動作が生じたとき、前記少なくとも２
   つの貯蔵槽のうち予測された前記販売量と現在の貯蔵量
   の差が最も大なる貯蔵槽への抽出動作を前記飲料抽出部
   に実行させることを特徴とする抽出飲料の自動販売機。