JPH11168485A - 遠隔監視通信方法およびシステム - Google Patents

遠隔監視通信方法およびシステム

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JPH11168485A
JPH11168485A JP9350050A JP35005097A JPH11168485A JP H11168485 A JPH11168485 A JP H11168485A JP 9350050 A JP9350050 A JP 9350050A JP 35005097 A JP35005097 A JP 35005097A JP H11168485 A JPH11168485 A JP H11168485A
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JP
Japan
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signal
station
slave station
slave
polling
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JP9350050A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ito
顕市 伊藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子局に関する情報を親局が迅速に取得できる
ようにする。 【解決手段】 親局4の子局登録手段14は、子局から
の応答信号に登録依頼信号が含まれているときその子局
を稼働中の子局として登録し、登録削除手段16は上記
応答信号に削除依頼信号が含まれているときはその子局
の登録を削除する。そして、ポーリング信号送信手段1
8は、稼働中であるとして登録されているすべての子局
のID情報をポーリング信号に含めて送信する。一方、
子局の情報判定手段20は、親局4からのいずれかの子
局宛のポーリング信号に自局のID情報が含まれている
か否かを判定し、自局のID情報が含まれていない場
合、応答信号送信手段22は、登録依頼信号を応答信号
に含めて親局4に送信する。子局が稼働を終了する場合
は、応答信号送信手段22は削除依頼信号を含む応答信
号を親局4に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局が複数の子局
に対しポーリング信号を送信して子局の状態を監視する
遠隔監視通信方法および遠隔監視通信システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、1つの親局と複数の子局とから
成る衛星通信システムでは、親局は、複数の子局に対し
て各子局宛のポーリング信号を順次送信してポーリング
を行い、その結果、子局から送られてくる応答信号にも
とづいて各子局の状態を把握し、子局を監視していた。
このように従来の遠隔監視通信システムでは、親局は各
子局に対して順番にポーリングを行うため、子局の数が
多い場合には、すべての子局に対するポーリングが一巡
するために長時間を要していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その結果、従来の遠隔
監視通信システムでは、子局が稼働を開始した場合、あ
るいは稼働を終了した場合、子局がそのことを親局に通
知できるのは次にその子局がポーリングされる時であ
り、親局は子局の状態変化を迅速に把握することができ
なかった。また、ある子局で状態変化があっても、子局
がそのことを親局に通知できるのは、同様に、次にその
子局がポーリングされる時であり、親局は子局の状態変
化を迅速に把握できなかった。本発明はこのような問題
を解決するためになされたもので、その目的は、子局の
稼働開始あるいは稼働終了や状態変化といった子局に関
する情報を親局が迅速に取得できる遠隔監視通信方法お
よびシステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、親局は複数の子局に対し同時にポーリング信
号を送信し、各子局は前記ポーリング信号を受信して相
互に異なるタイミングで応答信号を前記親局に送信し、
前記親局は周期的に前記ポーリング信号を送信して前記
子局からの前記応答信号にもとづき前記子局を監視する
遠隔監視通信方法において、前記親局は、前記子局から
の前記応答信号に登録依頼信号が含まれているときその
子局を稼働中の子局として登録し、前記子局からの前記
応答信号に削除依頼信号が含まれているときその子局の
前記稼働中としての登録を削除し、前記稼働中であると
して登録したすべての前記子局の識別情報を前記ポーリ
ング信号に含めて送信し、前記子局は、前記親局からの
前記ポーリング信号に自局の前記識別情報が含まれてい
るか否かを判定して、前記ポーリング信号に自局の前記
識別情報が含まれていないと判定した場合には、前記登
録依頼信号を前記応答信号に含めて前記親局に送信し、
稼働を終了するときは、前記ポーリング信号に対する前
記応答信号に前記削除依頼信号を含めて前記親局に送信
することを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記親局が、前記子局か
らの前記応答信号に状態変化通知信号が含まれていると
きその子局を状態が変化した子局として登録し、状態が
変化したとして登録したすべての前記子局の識別情報
を、登録直後に送信する前記ポーリング信号に含めて送
信し、前記子局は、前記親局からの前記ポーリング信号
に自局の識別情報が、状態が変化した子局の識別情報と
して含まれているか否かを判定し、前記識別情報が前記
ポーリング信号に含まれていないと判定し、かつ前回の
前記ポーリング信号を受信した後、前記状態変化通知信
号を前記応答信号に含めて前記親局に送信していた場
合、および自局の状態が変化した場合に、前記状態変化
通知信号を前記応答信号に含めて前記親局に送信するこ
とを特徴とする。
【0006】本発明では、親局は、稼働中であるとして
登録したすべての子局の識別情報をすべてのポーリング
信号に含めて送信しており、子局は受信した各ポーリン
グ信号に自局の識別情報が含まれていない場合には、登
録依頼信号を親局に送信する。また、稼働を終了すると
きは、親局からの任意のポーリング信号に対する応答信
号に削除依頼信号を含めて親局に送信する。したがっ
て、子局は、自局宛のポーリング信号に限らず、いずれ
かの子局宛のポーリング信号を受信した段階で、直ちに
必要に応じ登録依頼信号あるいは削除依頼信号を親局に
送信して自局が稼働中であるか停止しているかを親局に
迅速に把握させ、稼働中の子局として登録させたり、あ
るいは登録を削除させたりすることができる。
【0007】また、本発明は、親局は複数の子局に対し
同時にポーリング信号を送信し、各子局は前記ポーリン
グ信号を受信して相互に異なるタイミングで応答信号を
前記親局に送信し、前記親局は周期的に前記ポーリング
信号を送信して前記子局からの前記応答信号にもとづき
前記子局を監視する遠隔監視通信システムにおいて、前
記親局は、前記子局からの前記応答信号に登録依頼信号
が含まれているときその子局を稼働中の子局として登録
する子局登録手段と、前記子局からの前記応答信号に削
除依頼信号が含まれているときその子局の稼働中として
の登録を削除する登録削除手段と、稼働中であるとして
登録されているすべての前記子局の識別情報を前記ポー
リング信号に含めて送信するポーリング信号送信手段と
を含み、前記子局は、前記親局からの前記ポーリング信
号に自局の前記識別情報が含まれているか否かを判定す
る情報判定手段と、前記情報判定手段が前記ポーリング
信号に自局の前記識別情報が含まれていないと判定した
場合には、前記登録依頼信号を前記応答信号に含めて前
記親局に送信し、稼働を終了するときは、前記ポーリン
グ信号に対する応答信号に前記削除依頼信号を含めて前
記親局に送信する応答信号送信手段とを含むことを特徴
とする。
【0008】また、本発明は、前記親局が、前記子局か
らの前記応答信号に状態変化通知信号が含まれていると
きその子局を状態が変化した子局として登録する第2の
子局登録手段と、状態が変化したとして登録したすべて
の前記子局の識別情報を、登録直後に送信する前記ポー
リング信号に含めて送信する第2のポーリング信号送信
手段とを備え、前記子局は、前記親局からの前記ポーリ
ング信号に自局の識別情報が、状態が変化した子局の識
別情報として含まれているか否かを判定する第2の情報
判定手段と、前記第2の情報判定手段が、前記識別情報
が前記ポーリング信号に含まれていないと判定し、かつ
前回の前記ポーリング信号を受信した後、前記状態変化
通知信号を前記応答信号に含めて前記親局に送信してい
た場合、および自局の状態が変化した場合に、前記状態
変化通知信号を前記応答信号に含めて前記親局に送信す
る第2の応答信号送信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】本発明では、親局は、状態が変化したとし
て登録したすべての子局の識別情報をすべてのポーリン
グ信号に含めて送信しており、子局は受信した各ポーリ
ング信号に自局の識別情報が含まれておらず、かつ前回
のポーリング信号を受信した後、状態変化通知信号を送
信していた場合、および自局の状態が変化した場合に
は、状態変化通知信号を親局に送信する。したがって、
子局は、任意のポーリング信号を受信した段階で、直ち
に必要に応じ状態変化通知信号を送信して親局に状態が
変化したことを通知でき、親局は子局の状態変化を迅速
に把握することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る遠隔監視通信システムの一例を示す要部ブロック図、
図2は模式構成図である。以下ではこれらの図面を参照
して本発明による遠隔監視通信システムの一例について
説明し、同時に本発明による遠隔監視通信方法の実施例
について説明する。
【0011】この遠隔監視通信システム2は、図2に示
したように、親局4、および親局4と衛星6を介して通
信を行う第1子局8、第2子局10、…、第n子局12
(nは正の整数)により構成され、親局4は各子局に対
し同時にポーリング信号S0(下り回線信号)を送信
し、各子局はポーリング信号S0を受信して相互に異な
るタイミングで応答信号S10、S20、…、Sn0
(上り回線信号)を親局4に送信する。親局4は上記ポ
ーリング信号S0を周期的に送信して子局からの応答信
号にもとづき子局を監視する。
【0012】そして、機能的には、図1に示したよう
に、親局4は、子局からの応答信号に登録依頼信号が含
まれているときその子局を稼働中の子局として登録する
子局登録手段14と、子局からの応答信号に削除依頼信
号が含まれているときその子局の稼働中としての登録を
削除する登録削除手段16と、稼働中であるとして登録
されているすべての子局の識別情報をポーリング信号S
0に含めて送信するポーリング信号送信手段18とを含
んでいる。なお、子局登録手段14は、本実施例では、
子局からの応答信号を例えば回線の品質低下により正常
に受信できなかった場合には、その子局の登録を削除す
る機能も備えている。
【0013】一方、子局8、10、…、12は、親局4
からのポーリング信号S0に自局の識別情報が含まれて
いるか否かを判定する情報判定手段20と、情報判定手
段20が、ポーリング信号S0に自局の識別情報が含ま
れていないと判定した場合には、登録依頼信号を応答信
号に含めて親局4に送信し、稼働を終了するときは、ポ
ーリング信号S0に対する応答信号に削除依頼信号を含
めて親局4に送信する応答信号送信手段22とを含んで
いる。
【0014】次に、この遠隔監視通信システム2の動作
について説明する。図3は図1の遠隔監視通信システム
2を構成する子局の動作を示すフローチャート、図4は
図1の遠隔監視通信システム2の動作を説明するための
タイミングチャートである。親局4は、図4に示したよ
うに、ポーリング信号S0を周期aで繰り返し送信す
る。このポーリング信号S0に、親局4のポーリング信
号送信手段18は、コマンドヘッダ24、監視対象の子
局を表す識別情報、すなわちID情報26、子局を制御
するための制御データであるパラメータ情報28を含
め、そして、上述のように、稼働中であるとして登録さ
れているすべての子局の識別情報、すなわちID情報3
0をポーリング信号S0に含めて送信する。
【0015】ポーリング信号送信手段18は、このポー
リング信号を各子局に対して順番に送信する。したがっ
て、例えば図4に示したように、ポーリング信号送信手
段18はまず第1子局8にポーリング信号を送信し、そ
の後、第2子局10、第3子局(図示せず)、…、第n
子局12に送信する。そして、最後の第n子局12にポ
ーリング信号を送信すると、再び第1子局8から順番に
ポーリング信号を送信する。また、どの子局にポーリン
グ信号を送信するかに応じてポーリング信号に含める上
記監視対象の子局を表すID情報26を変更する。例え
ば、第1子局8に送信する場合は、第1子局8のID情
報を含め、第2子局10に送信する場合は、第2子局1
0のID情報を含める。
【0016】ここで、まず、子局が稼働中である場合の
子局の動作について説明する。図3はこの場合の子局の
動作を表している。第1子局8、第2子局10、…、第
n子局12の各子局がすべて稼働中であったとすると、
これらの子局では、図3に示したように、常時、ポーリ
ング信号S0の受信待ちの状態にあり(ステップA
1)、ポーリング信号を受信すると(ステップA1でY
esの場合)、受信したポーリング信号のフレーム解析
を行う(ステップA2)。
【0017】そして、ポーリング信号に含まれる監視対
象の子局を表すID情報26が自局のID情報26かど
うかを解析して判定し(ステップA3)、自局ID情報
であった場合(ステップA3でYes)はポーリング信
号のコマンドヘッダ24によりこのポーリング信号が状
態監視要求コマンドであることを確認した上で、応答信
号を親局4に送出する(ステップA6)。この応答信号
は、タイミング制御により、タイムスロット上で他の信
号と衝突しないタイミングで送信される(ステップA
7)。
【0018】例えば、図4に示したように、ポーリング
信号S032が第1子局8のID情報26を含んでいる
場合には、第1子局8はポーリング信号S032を受信
した直後に応答信号34を親局4に送信する。そして、
同様にポーリング信号S036が第2子局10のID情
報26を含んでいる場合には、第2子局10はポーリン
グ信号S036を受信した直後に応答信号38を親局4
に送信する。
【0019】一方、ステップA3で、ポーリング信号S
0に、監視対象子局として自局を表すID情報26が含
まれていなかった場合(ステップA3でNoの場合)に
は、子局の情報判定手段20は、親局4からのポーリン
グ信号S0を解析してポーリング信号S0中に、稼働中
の子局としての自局のID情報30(図4)が含まれて
いるか否かを判定する(ステップA4)。ここで、通常
は、子局は稼働中であるためID情報30は含まれてお
り、判定結果は正となるので、子局はステップA1に戻
って待機状態となる。しかし、例えば回線品質低下によ
り応答信号が親局に受信されておらず、登録が削除さ
れ、ポーリング信号S0にID情報30が含まれていな
かった場合には、判定結果は否となり、この場合、子局
の応答信号送信手段22は、登録依頼信号を応答信号に
含めて親局4に送信する(ステップA5)。この応答信
号は、上述の場合と同様、タイミング制御により、タイ
ムスロット上で他の信号と衝突しないタイミングで送信
される(ステップA7)。
【0020】したがって、例えば第1子局8が稼働中で
あるにもかかわらず、例えば第2子局宛のポーリング信
号S036を受信したとき、ポーリング信号S036に
第1子局8のID情報30が含まれていなかった場合、
第1子局8の応答信号送信手段22は、その段階で親局
4に対して登録依頼信号を含む応答信号39を送信す
る。その結果、親局4の子局登録手段14は、受信した
応答信号に第1子局8の登録依頼信号が含まれているこ
とから、第1子局8を稼働中の子局として登録する。
【0021】このように、本実施例の遠隔監視通信シス
テム2では、ある子局が稼働中であるにもかかわらず稼
働中の子局として登録されていない場合、その子局は親
局4がいずれかの子局宛のポーリング信号を送信した段
階で直ちに登録依頼信号を送信して稼働中であることを
親局4に把握させ、登録を行わせることができる。
【0022】次に、これまで稼働していなかった子局が
稼働を開始する場合の子局の動作について説明する。図
3はこの場合の子局の動作をも示している。稼働を開始
する子局は、まず、上述の場合と同様に、親局4からの
ポーリング信号S0を受信し(ステップA1)、フレー
ム解析を行う(ステップA2)。つづいて、ステップA
3で、ポーリング信号S0に、監視対象子局として自局
を表すID情報26が含まれているかを判定するが(ス
テップA3)、この場合にはこのID情報26は含まれ
ていないので、子局の情報判定手段20は、親局4から
のポーリング信号S0を解析してポーリング信号S0中
に、稼働中の子局としての自局のID情報30(図4)
が含まれているか否かを判定する(ステップA8)。そ
して、この場合にはこの判定結果も否となるので、子局
の応答信号送信手段22は、登録依頼信号を応答信号に
含めて親局4に送信する(ステップA5)。この応答信
号は、上述の場合と同様、タイミング制御により、タイ
ムスロット上で他の信号と衝突しないタイミングで送信
される(ステップA7)。
【0023】したがって、例えば第1子局8が稼働を開
始する場合、稼働を開始しようとした直後に例えば第2
子局宛のポーリング信号S036が送信されてきたとす
ると、第1子局8の応答信号送信手段22は、その段階
で親局4に対して登録依頼信号を含む応答信号を送信す
る。その結果、親局4の子局登録手段14は、受信した
応答信号に第1子局8の登録依頼信号が含まれているこ
とから、第1子局8を稼働中の子局として登録する。こ
のように、本実施例の遠隔監視通信システム2では、あ
る子局が稼働を開始する場合、その子局は親局4がいず
れかの子局宛のポーリング信号を送信した段階で直ちに
登録依頼信号を送信して稼働中であることを把握させ、
登録を行わせることができる。
【0024】次に、稼働中の子局が稼働を終了する場合
の動作について説明する。稼働を終了する子局は、親局
4からのポーリング信号S0を受信すると、そのポーリ
ング信号が自局宛か否かにかかわらず、子局の応答信号
送信手段22は、削除依頼信号を応答信号に含めて親局
4に送信する。この応答信号は、上述の場合と同様、タ
イミング制御により、タイムスロット上で他の信号と衝
突しないタイミングで送信される(ステップA7)。し
たがって、例えば第1子局8が稼働を終了する場合、例
えば第2子局宛のポーリング信号が送信されてきたとす
ると、第1子局8の応答信号送信手段22は、その段階
で親局4に対して削除依頼信号を含む応答信号を送信す
る。その結果、親局4の登録削除手段16は、受信した
応答信号に第1子局8の削除依頼信号が含まれているこ
とから、第1子局8の稼働中の子局としての登録を削除
する。このように、本実施例の遠隔監視通信システム2
では、ある子局が稼働を終了する場合、その子局は親局
4がいずれかの子局宛のポーリング信号を送信した段階
で直ちに削除依頼信号を送信して稼働を終了することを
親局4に把握させ、登録を削除させることができる。
【0025】なお、この遠隔監視通信システム2では、
上述のようにポーリング信号に、稼働中の子局のID情
報30が含まれているので、子局間で相互に他の子局が
稼働中か否かを把握することができる。したがって、例
えばある子局が他の子局と通信しようとする場合、親局
4からのポーリング信号により相手局が稼働中か否かを
予め調べることで、稼働していない子局に対して通信を
試みるといった無駄を避けることができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図5は第2の実施例の遠隔監視通信システムを示
す要部ブロック図である。図中、図1と同一の要素には
同一の符号が付されており、それらに関する詳しい説明
はここでは省略する。この遠隔監視通信システム40で
は、図5に示したように、親局4は、上述した子局登録
手段14およびポーリング信号送信手段18に加えて、
子局からの応答信号に状態変化通知信号が含まれている
ときその子局を状態が変化した子局として登録する第2
の子局登録手段42と、状態が変化したとして登録した
すべての子局の識別情報を、登録直後に送信するポーリ
ング信号に含めて送信する第2のポーリング信号送信手
段44とを備えている。一方、子局は、上記情報判定手
段20および応答信号送信手段22に加えて、親局4か
らのポーリング信号に自局の識別情報が、状態が変化し
た子局の識別情報として含まれているか否かを判定する
第2の情報判定手段46と、第2の情報判定手段46
が、上記識別情報がポーリング信号に含まれていないと
判定し、かつ前回のポーリング信号を受信した後、状態
変化通知信号を親局に送信していた場合、および自局の
状態が変化した場合に、状態変化通知信号を応答信号に
含めて親局4に送信する第2の応答信号送信手段48と
を備えている。
【0027】次に、この遠隔監視通信システム40の動
作について説明する。図6は図5の遠隔監視通信システ
ムを構成する子局の動作を示すフローチャート、図7は
図5の遠隔監視通信システムの動作を説明するためのタ
イミングチャートである。なお、これらの図において図
3および図4と同一のステップや信号には同一の符号が
付されている。
【0028】親局4は、図7に示したように、ポーリン
グ信号S0を周期aで繰り返し送信する。このポーリン
グ信号S0に、親局4のポーリング信号送信手段18
は、コマンドヘッダ24、および稼働中であるとして登
録されているすべての子局の識別情報、すなわちID情
報30をポーリング信号S0に含めて送信する。本実施
例では、ポーリング信号送信手段18は、監視対象の子
局を表す上記ID情報26および上記パラメータ情報2
8は送信しない。そして、第2のポーリング信号送信手
段44は、状態が変化したとして登録されているすべて
の子局の識別情報、すなわちID情報50を、登録直後
にポーリング信号送信手段18が送信するポーリング信
号に含めて送信する。
【0029】ここで、第1子局8、第2子局10、…、
第n子局12の各子局がすべて稼働中であるとすると、
これらの子局では、図6に示したように、常時、ポーリ
ング信号S0の受信待ちの状態にあり(ステップA
1)、ポーリング信号を受信すると(ステップA1でY
esの場合)、受信したポーリング信号のフレーム解析
を行う(ステップA2)。そして、ポーリング信号のコ
マンドヘッダ24によりこのポーリング信号が状態監視
要求コマンドであることを確認した上で、情報判定手段
20が起動され、情報判定手段20は、上述した遠隔監
視通信システム2の場合と同様に動作し、親局4からの
ポーリング信号S0を解析してポーリング信号S0中
に、稼働中の子局としての自局のID情報30(図7)
が含まれているか否かを判定する(ステップA4)。
【0030】ここで、通常は、子局は稼働中であるため
ID情報30は含まれており、判定結果は正となるが、
例えば回線品質低下により応答信号が親局に受信されて
おらず、登録が削除され、ポーリング信号S0にID情
報30が含まれていなかった場合には、判定結果は否と
なり、この場合子局の応答信号送信手段22は、上記遠
隔監視通信システム2の場合と同様、登録依頼信号を応
答信号に含めて親局4に送信する(ステップA5)。こ
の応答信号は、タイミング制御により、タイムスロット
上で他の信号と衝突しないタイミングで送信される(ス
テップA7)。
【0031】したがって、図7に示したように、例えば
第n子局12がポーリング信号S036を受信し、ポー
リング信号S036に自局のID情報30が含まれてい
なかった場合には、直ちに登録依頼信号を含む応答信号
52を親局4に送信し、稼働中の子局として親局4に登
録させることができる。すなわち、この第2の実施例に
おいても、ある子局が稼働中であるにもかかわらず稼働
中の子局として登録されていない場合、あるいは子局が
稼働を開始する場合には、その子局は親局4が任意のポ
ーリング信号を送信した段階で直ちに登録依頼信号を送
信して登録を行わせることができる。
【0032】また、稼働中の子局としての登録を削除す
る場合の動作も、遠隔監視通信システム2の場合と基本
的に同じであり、子局が稼働を終了するときは、その子
局の応答信号送信手段22は、任意のポーリング信号に
対して応答信号に削除依頼信号を含めて親局4に送信す
る。したがって、この第2の本実施例においても、子局
が稼働を終了する場合には、その子局は親局4がポーリ
ング信号を送信した段階で直ちに削除依頼信号を送信し
て登録を削除させることができる。
【0033】一方、ポーリング信号S0中に、稼働中の
子局としての自局のID情報30が含まれており、情報
判定手段20の判定結果は正となった場合には(ステッ
プA4でYesの場合)、次に、第2の情報判定手段4
6は、親局4からのポーリング信号S0に自局のID情
報が、状態が変化した子局のID情報として含まれてい
るか否かを判定する(ステップA10)。
【0034】そして、親局4からのポーリング信号S0
に自局のID情報が、状態が変化した子局のID情報と
して含まれていないと第2の情報判定手段46が判定し
た場合(ステップA10でNoの場合)には、さらに前
回のポーリング信号を受信した後、状態変化通知信号を
応答信号に含めて親局に送信していたときは、自局がす
でに送った状態変化通知信号が正常に親局4により受理
されていないことになるので、第2の応答信号送信手段
48は、状態変化通知信号を応答信号に含めて親局4に
送信する(ステップA12)。また、第2の情報判定手
段46が、ステップA10において、自局のID情報が
ポーリング信号S0に含まれていると判定した場合(Y
es)は、第2の応答信号送信手段48は、自局の状態
が変化しているなら(ステップA11でYesの場合)
同様に状態変化通知信号を応答信号に含めて親局4に送
信する(ステップA12)。なお、自局の状態が変化し
ていない場合は、子局の動作はステップA1に戻って待
機状態となる。
【0035】したがって、例えば第1子局8がポーリン
グ信号S036を受信し、そのポーリング信号S036
に自局のID情報が、状態が変化した子局のID情報と
して含まれていない場合、およびこのID情報が含まれ
ている場合でも自局の状態が変化している場合には、直
ちに状態変化通知信号を応答信号54に含めて親局4に
送信し、自局の状態が変化したことを把握させることが
できる。
【0036】このように、第2の実施例の遠隔監視通信
システム40では、上述したように最初の実施例と同様
の効果が得られることに加えて、子局は自局の状態が変
化した場合には、いずれかのポーリング信号を受信した
段階で直ちに状態変化通知信号を送信して自局の状態が
変化したことを親局4に把握させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、親局
は、稼働中であるとして登録したすべての子局の識別情
報をすべてのポーリング信号に含めて送信しており、子
局は受信した各ポーリング信号に自局の識別情報が含ま
れていない場合には、登録依頼信号を親局に送信する。
また、稼働を終了するときは、親局からの任意のポーリ
ング信号に対する応答信号に削除依頼信号を含めて親局
に送信する。したがって、子局は、自局宛のポーリング
信号に限らず、いずれかの子局宛のポーリング信号を受
信した段階で、直ちに必要に応じ登録依頼信号あるいは
削除依頼信号を親局に送信して自局が稼働中であるか停
止しているかを親局に迅速に把握させ、稼働中の子局と
して登録させたり、あるいは登録を削除させたりするこ
とができる。
【0038】また本発明では、親局は、状態が変化した
として登録したすべての子局の識別情報をすべてのポー
リング信号に含めて送信しており、子局は受信した各ポ
ーリング信号に自局の識別情報が含まれておらず、かつ
前回のポーリング信号を受信した後、状態変化通知信号
を送信していた場合、および自局の状態が変化した場合
には、状態変化通知信号を親局に送信する。したがっ
て、子局は、任意のポーリング信号を受信した段階で、
直ちに必要に応じ状態変化通知信号を送信して親局に状
態が変化したことを通知でき、親局は子局の状態変化を
迅速に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠隔監視通信システムの一例を示
す要部ブロック図である。
【図2】本発明による遠隔監視通信システムの一例を示
す模式構成図である。
【図3】図1の遠隔監視通信システムを構成する子局の
動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の遠隔監視通信システムの動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図5】第2の実施例の遠隔監視通信システムを示す要
部ブロック図である。
【図6】図5の遠隔監視通信システムを構成する子局の
動作を示すフローチャートである。
【図7】図5の遠隔監視通信システムの動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
2……遠隔監視通信システム、4……親局、6……衛
星、8……第1子局、10……第2子局、12……第n
子局、14……子局登録手段、16……登録削除手段、
18……ポーリング信号送信手段、20……情報判定手
段、22……応答信号送信手段、24……コマンドヘッ
ダ、26……ID情報、28……パラメータ情報、30
……ID情報、32……ポーリング信号S0、34……
応答信号、36……ポーリング信号S0、38……応答
信号、40……遠隔監視通信システム、42……第2の
子局登録手段、44……第2のポーリング信号送信手
段、46……第2の情報判定手段、48……第2の応答
信号送信手段、50……ID情報、52……応答信号、
54……応答信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局は複数の子局に対し同時にポーリン
    グ信号を送信し、各子局は前記ポーリング信号を受信し
    て相互に異なるタイミングで応答信号を前記親局に送信
    し、前記親局は周期的に前記ポーリング信号を送信して
    前記子局からの前記応答信号にもとづき前記子局を監視
    する遠隔監視通信方法において、 前記親局は、 前記子局からの前記応答信号に登録依頼信号が含まれて
    いるときその子局を稼働中の子局として登録し、 前記子局からの前記応答信号に削除依頼信号が含まれて
    いるときその子局の前記稼働中としての登録を削除し、 前記稼働中であるとして登録したすべての前記子局の識
    別情報を前記ポーリング信号に含めて送信し、 前記子局は、 前記親局からの前記ポーリング信号に自局の前記識別情
    報が含まれているか否かを判定して、前記ポーリング信
    号に自局の前記識別情報が含まれていないと判定した場
    合には、前記登録依頼信号を前記応答信号に含めて前記
    親局に送信し、 稼働を終了するときは、前記ポーリング信号に対する前
    記応答信号に前記削除依頼信号を含めて前記親局に送信
    する、 ことを特徴とする遠隔監視通信方法。
  2. 【請求項2】 前記親局は、 前記子局からの前記応答信号に状態変化通知信号が含ま
    れているときその子局を状態が変化した子局として登録
    し、 状態が変化したとして登録したすべての前記子局の識別
    情報を、登録直後に送信する前記ポーリング信号に含め
    て送信し、 前記子局は、 前記親局からの前記ポーリング信号に自局の識別情報
    が、状態が変化した子局の識別情報として含まれている
    か否かを判定し、 前記識別情報が前記ポーリング信号に含まれていないと
    判定し、かつ前回の前記ポーリング信号を受信した後、
    前記状態変化通知信号を前記応答信号に含めて前記親局
    に送信していた場合、および自局の状態が変化した場合
    に、前記状態変化通知信号を前記応答信号に含めて前記
    親局に送信する、 ことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視通信方法。
  3. 【請求項3】 前記親局および前記子局は衛星通信回線
    を通じて通信を行うことを特徴とする請求項1または2
    に記載の遠隔監視通信方法。
  4. 【請求項4】 親局は複数の子局に対し同時にポーリン
    グ信号を送信し、各子局は前記ポーリング信号を受信し
    て相互に異なるタイミングで応答信号を前記親局に送信
    し、前記親局は周期的に前記ポーリング信号を送信して
    前記子局からの前記応答信号にもとづき前記子局を監視
    する遠隔監視通信システムにおいて、 前記親局は、 前記子局からの前記応答信号に登録依頼信号が含まれて
    いるときその子局を稼働中の子局として登録する子局登
    録手段と、 前記子局からの前記応答信号に削除依頼信号が含まれて
    いるときその子局の稼働中としての登録を削除する登録
    削除手段と、 稼働中であるとして登録されているすべての前記子局の
    識別情報を前記ポーリング信号に含めて送信するポーリ
    ング信号送信手段とを含み、 前記子局は、 前記親局からの前記ポーリング信号に自局の前記識別情
    報が含まれているか否かを判定する情報判定手段と、 前記情報判定手段が前記ポーリング信号に自局の前記識
    別情報が含まれていないと判定した場合には、前記登録
    依頼信号を前記応答信号に含めて前記親局に送信し、稼
    働を終了するときは、前記ポーリング信号に対する応答
    信号に前記削除依頼信号を含めて前記親局に送信する応
    答信号送信手段とを含む、 ことを特徴とする遠隔監視通信システム。
  5. 【請求項5】 前記親局は、前記子局からの前記応答信
    号に状態変化通知信号が含まれているときその子局を状
    態が変化した子局として登録する第2の子局登録手段
    と、 状態が変化したとして登録したすべての前記子局の識別
    情報を、登録直後に送信する前記ポーリング信号に含め
    て送信する第2のポーリング信号送信手段とを備え、 前記子局は、 前記親局からの前記ポーリング信号に自局の識別情報
    が、状態が変化した子局の識別情報として含まれている
    か否かを判定する第2の情報判定手段と、 前記第2の情報判定手段が、前記識別情報が前記ポーリ
    ング信号に含まれていないと判定し、かつ前回の前記ポ
    ーリング信号を受信した後、前記状態変化通知信号を前
    記応答信号に含めて前記親局に送信していた場合、およ
    び自局の状態が変化した場合に、前記状態変化通知信号
    を前記応答信号に含めて前記親局に送信する第2の応答
    信号送信手段とを備える、 ことを特徴とする請求項4記載の遠隔監視通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記親局および前記子局は衛星通信回線
    を通じて通信を行うことを特徴とする請求項4または5
    に記載の遠隔監視通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002035771A1 (fr) * 2000-10-26 2002-05-02 Sharp Kabushiki Kaisha Procede de commande de communication et dispositif de communication
WO2009028041A1 (ja) * 2007-08-27 2009-03-05 Fujitsu Limited 監視システム、並びに、当該監視システムにおける監視装置、配下装置および応答送信方法

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