JPH11168237A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

Info

Publication number
JPH11168237A
JPH11168237A JP33544997A JP33544997A JPH11168237A JP H11168237 A JPH11168237 A JP H11168237A JP 33544997 A JP33544997 A JP 33544997A JP 33544997 A JP33544997 A JP 33544997A JP H11168237 A JPH11168237 A JP H11168237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light emitting
current diffusion
thickness
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33544997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3253267B2 (ja
Inventor
Yukio Shakuda
幸男 尺田
Yukio Matsumoto
幸生 松本
Shunji Nakada
俊次 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP33544997A priority Critical patent/JP3253267B2/ja
Priority to US09/203,405 priority patent/US6236067B1/en
Publication of JPH11168237A publication Critical patent/JPH11168237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3253267B2 publication Critical patent/JP3253267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/36Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/02Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
    • H01L33/26Materials of the light emitting region
    • H01L33/30Materials of the light emitting region containing only elements of Group III and Group V of the Periodic Table

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AlGaInP系またはAlGaAs系の化
合物半導体により発光層を形成する半導体積層部が設け
られ、その上に電流拡散層としてGaPが用いられる半
導体発光素子において、格子不整合に基づく歪みが発光
層に影響を与えないで高輝度が得られる構造の半導体発
光素子を提供する。 【解決手段】 GaAsからなる基板1上にAlGaI
nP系またはAlGaAs系の化合物半導体からなりn
形層3、活性層4、p形層5が積層され発光層を形成す
る発光層形成部11が設けられている。さらに、発光層
形成部11の表面側にGaPからなる電流拡散層6設け
られている。そして、活性層4と電流拡散層6との間の
p形層5が約2μm以上の厚さに、または電流拡散層6
の厚さが約3〜7μm程度に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はAlGaInP系や
AlGaAs系の化合物半導体材料を用いる可視光の発
光素子に関する。さらに詳しくは、積層される半導体層
の格子定数の差に基づく歪みにより発光輝度が低下する
のを防止し得る半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可視光の半導体発光素子は、たと
えば発光層形成部にAlGaInP系の化合物半導体材
料を用い、図4に示されるような構造になっている。す
なわち、図4において、n形のGaAsからなる半導体
基板21上に、たとえばn形のAlGaInP系の半導
体材料からなるn形クラッド層22、クラッド層よりバ
ンドギャップエネルギーが小さくなる組成のノンドープ
のAlGaInP系の半導体材料からなる活性層23、
p形のAlGaInP系の半導体材料からなるp形クラ
ッド層24がそれぞれエピタキシャル成長され、ダブル
ヘテロ接合構造の発光層形成部29が形成されている。
さらにその表面にGaPからなるp形の電流拡散層25
が順次エピタキシャル成長され、その表面にp側電極2
7、半導体基板21の裏面側にn側電極28がそれぞれ
Au-Ge-Ni合金などにより形成されることにより構
成されている。
【0003】この構造の発光素子では、積層された半導
体層の表面側、すなわちp側電極27側からの光が利用
され、光を遮断するp側電極27はできるだけ小さい面
積で形成される。一方、両クラッド層22、24により
挟まれた活性層23にキャリアを閉じ込めることにより
発光させるため、電流は発光層の全体に分散して流れる
ことが望ましい。そのため、電流がチップの全体に広が
るように、電流拡散層25は10〜70μm程度と厚く
形成されている。この電流拡散層25は、電流を拡散す
ると共に、活性層23で発光する光を吸収しないことが
望ましく、バンドギャップエネルギーの大きい材料であ
るGaPが用いられている。また、p形層24はキャリ
アの閉込め作用をすればよいため、光を吸収しないよう
に、通常は0.5μm程度に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の図4に示される
構造の半導体発光素子では、電流拡散層は電流を拡散さ
せるため、できるだけ厚く形成される必要がある。しか
し、電流拡散層のGaP層と、発光層形成部に用いられ
るAlGaInP系やAlGaAs系の化合物半導体層
とでは格子定数が相当異なり、格子不整合による歪みが
発生しやすい。すなわち、基板のGaAs層と発光層を
形成する半導体積層部とのマッチングは取れるものの、
半導体積層部とGaP層とのマッチングは取れない。そ
して、本発明者らがこの種の半導体発光素子で発光輝度
を向上させるため鋭意検討を重ねた結果、格子不整合に
よる歪みが発光層となる活性層に及ぶと輝度が著しく低
下することを見出した。
【0005】本発明は、このような知見に基づきなされ
たもので、AlGaInP系またはAlGaAs系の化
合物半導体により発光層を形成する半導体積層部が設け
られ、その上に電流拡散層としてGaPが用いられる半
導体発光素子において、格子不整合に基づく歪みが発光
層に影響を与えないで高輝度が得られる構造の半導体発
光素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体発光
素子は、GaAsからなる基板と、該基板上にAlGa
InP系またはAlGaAs系化合物半導体からなるn
形層、活性層およびp形層が積層され発光層を形成する
発光層形成部と、該発光層形成部の表面側に設けられる
GaPからなる電流拡散層とを備え、前記活性層と電流
拡散層との間のp形層またはn形層が約2μm以上の厚
さに形成されている。
【0007】ここにAlGaInP系化合物半導体と
は、(Alx Ga1-x 0.51In0.49Pの形で表され、
xの値が0と1との間で種々の値のときの材料を意味す
る。なお、(Alx Ga1-x )とInの混晶比率の0.
51および0.49はAlGaInP系材料が積層され
るGaAsなどの半導体基板と格子整合される比率であ
ることを意味する。また、AlGaAs系化合物半導体
とは、AlとGaとが合計で1になるように種々の割合
に変化し得る化合物であることを意味する。
【0008】また、本発明の半導体発光素子の他の形態
は、GaAsからなる基板と、該基板上にAlGaIn
P系またはAlGaAs系化合物半導体からなるn形
層、活性層およびp形層が積層され発光層を形成する発
光層形成部と、該発光層形成部の表面側に設けられるG
aPからなる電流拡散層とを備え、前記電流拡散層が約
3〜約7μmの厚さに形成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明の半導体発光素子について説明をする。
【0010】前述のように、本発明者らは可視光の赤色
系の半導体発光素子の輝度を向上させるため、鋭意検討
を重ねた結果、格子定数の異なる半導体層が積層される
ことにより格子歪みが発生し、その歪みが発光層となる
活性層に延びることにより、輝度の低下が顕著となるこ
とを見出した。そして、さらに鋭意検討を重ねた結果、
GaPからなる電流拡散層と活性層との間のクラッド層
(たとえばp形層)を厚くすることにより、および/ま
たは電流拡散層を約3〜7μm程度と薄くすることによ
り、活性層への歪みの影響を小さくすることができ、輝
度を向上させることができることを見出した。
【0011】本発明の半導体発光素子は、図1にその一
例の断面構造が示されるように、n形のGaAs基板1
上に、たとえばAlGaInP系化合物半導体からなる
n形クラッド層3、活性層4およびp形クラッド層5が
積層され発光層を形成する発光層形成部11が設けられ
ている。そして、その発光層形成部11の表面側にp形
GaPからなる電流拡散層6が設けられている。本発明
では、前記活性層4と電流拡散層6との間のクラッド層
であるp形クラッド層5の厚さtp が約2μm以上に形
成されているか、電流拡散層6の厚さtw が約3〜7μ
m程度と薄く形成されていることに特徴がある。
【0012】発光層形成部11は、AlGaInP系化
合物半導体からなり、キャリア濃度が1×1017〜1×
1019cm-3程度で、厚さが0.1〜2μm程度のn形
クラッド層3と、ノンドープでクラッド層よりバンドギ
ャップエネルギーが小さくなる組成のAlGaInP系
化合物半導体からなり、0.1〜2μm程度の厚さの活
性層4と、Znがドープされてキャリア濃度が1×10
16〜1×1019cm-3程度で、n形クラッド層3と同じ
組成のAlGaInP系化合物半導体からなるp形クラ
ッド層5との積層構造からなっている。このp形クラッ
ド層5の厚さはキャリアを活性層4内に閉じ込める作用
をすればよいため、通常は0.5μm程度の厚さに形成
されるが、本発明では、この厚さの最適値を検討した結
果、前述のように約2μm程度以上の厚さで形成するこ
とにより、良好な結果が得られた。なお、GaAs基板
1上に図示しないバッファ層を介してこれらの発光層形
成部11が積層される場合もある。その場合、バッファ
層は、n形のGaAsからなり、厚さが0.1〜2μm
程度でキャリア濃度が1×1017〜1×1019cm- 3
度に形成される。
【0013】電流拡散層6は、p側電極8とのオーミッ
クコンタクトを得るために高いキャリア濃度で光をでき
るだけ吸収しない層として設けられている。すなわち、
キャリア濃度が2×1018〜2×1019cm-3で、バン
ドギャップが大きく光を吸収しにくいGaP層からなっ
ている。この電流拡散層6は、通常は電流をチップ内に
広く拡散させるため、10〜70μm程度の厚さに形成
されるが、本発明では、この厚さの最適値を検討した結
果、前述のように約3〜7μm程度に形成することによ
り、良好な結果が得られた。
【0014】前述の電流拡散層6の表面にAu-Ti合
金、またはAu-Ge-Ni合金などからなるp側電極8
が、またGaAs基板1の裏面にAu-Ge-Ni合金な
どからなるn側電極9が設けられている。
【0015】つぎに、輝度を向上させるためにp形クラ
ッド層5および電流拡散層6の最適値を得るための検討
結果について説明をする。
【0016】まず、前述の構成で、電流拡散層6の厚さ
を50μmにしてp形クラッド層5以外の条件は全て同
じで、p形クラッド層5の厚さtp のみを0.2μm、
0.5μm、1μm、1.5μm、2μm、2.5μm、
3μm、3.5μmと種々変えて製造し、同じ条件によ
りそれぞれの輝度を測定した。その結果を相対的な輝度
で図2に示す。図2から明らかなように、p形クラッド
層5の厚さが約2μmより小さいと輝度が低く、約2μ
m以上の厚さにすることにより、輝度が向上して安定す
ることを見出した。これはp形クラッド層5の厚さtp
が約2μm以上になると、p形クラッド層5による光の
吸収が増加するものの、p形クラッド層5と電流拡散層
6との格子定数の差に基づく格子歪みがp形クラッド層
5で止って、活性層4にまで及ばないためと考えられ
る。
【0017】つぎに、今度はp形クラッド層5の厚さを
0.5μmで一定とし、また電流拡散層6以外の各層は
前回と同様に一定にし、電流拡散層6のみ、その厚さt
w を種々変化させてその発光特性を調べた。その結果、
10μm以下の薄いほうで輝度が向上することを見出
し、さらに2〜8μmの範囲で詳細に調べた結果を図3
に示す。なお、この場合も輝度は相対的な値で絶対値の
測定ではない。図3から明らかなように、5μm程度の
厚さのときに輝度が最も高く、それより厚くても薄くて
も輝度が低下することを見出した。すなわち、電流拡散
層6の厚さtw を約3〜7μm程度の範囲にすることが
輝度を高く維持することができる。これは約3μmより
薄いと電流の拡散を充分に行うことができず、発光面積
が小さくなって輝度が低下し、7μmより厚くなるとp
形クラッド層との間の格子不整合による歪みが大きくな
り活性層にも影響を及ぼすためと考えられる。なお、電
流拡散層6の厚さtw を10μm程度以下にしたとき
は、電流を薄い層で充分に拡散させることができるよう
に、キャリア濃度を2×1018〜2×1019cm-3と高
くして行った。この電流を拡散させる方法としては、こ
のようなキャリア濃度を高くする代りに、その表面に、
たとえばNi-Au合金などの光を透過させる程度に薄
い金属層を電流拡散用に設けることもできる。
【0018】前述の構造の半導体発光素子を製造するに
は、たとえばn形のGaAs基板1をMOCVD装置内
に入れ、反応ガスのトリエチルガリウム(以下、TEG
という)またはトリメチルガリウム(以下、TMGとい
う)およびアルシン(以下、AsH3 という)、Seの
ドーパントガスであるH2 Seをキャリアガスの水素
(H2 )と共に導入し、500〜800℃程度でエピタ
キシャル成長し、キャリア濃度が1×1018cm-3程度
になるようにSeがドープされたn形のGaAsからな
るバッファ層(図示せず)を0.1μm程度成膜する。
ついで、AsH3に代えてホスフィン(以下、PH3
いう)を、さらにTMAおよびトリメチルインジウム
(以下、TMInという)を導入し、n形でキャリア濃
度が1×10 17〜1×1019cm-3程度のたとえば(A
0.7 Ga0.3 0.51In0.49Pからなるn形クラッド
層3を0.5μm程度、反応ガスのTMAを減らしてT
MGを増やし、たとえばノンドープの(Al0.25Ga
0.750.51In0.49Pからなる活性層4を0.5μm程
度、n形クラッド層3と同様の反応ガスで、H2 Seの
代わりに、Znのドーパントガスとしてのジメチル亜鉛
(DMZn)を導入してキャリア濃度が1×1016〜1
×1019cm-3の(Al0.7 Ga0.3 0.51In0. 49
からなるp形クラッド層5を3μm程度エピタキシャル
成長する。
【0019】さらに、ドーパントガスのDMZnを導入
しながら、反応ガスをTMGおよびPH3 にして、Ga
Pの成長を続け、キャリア濃度が2×1018〜2×10
19cm-3程度の電流拡散層6を5μm程度形成する。従
来はこの電流拡散層を非常に厚く形成しなければならな
いため、液相成長法などの異なる成長装置によりにより
成長しなければならなかったが、電流拡散層6がこの程
度の厚さであればMOCVD法により連続して成長する
ことができる。
【0020】ついで、真空蒸着装置にウェハを入れ、N
iおよびAuをそれぞれ1〜20nm程度づつ成膜し、
100〜400℃程度で0.1〜10分程度のシンター
処理をすることにより、Au-Ni合金からなる0.2〜
40nm程度の電流拡散層が形成される。この表面に同
様に真空蒸着などとパターニングによりAu-Ti合
金、またはAu-Ge-Ni合金などからなる上部電極
(p側電極)8およびAu-Ge-Ni合金などからなる
下部電極(n側電極)9を形成し、ダイシングしてチッ
プ化する。
【0021】たとえばAlGaInP系化合物半導体か
らなる発光層形成部上にGaPからなる電流拡散層が設
けられる構造において、電流拡散層と隣接する、たとえ
ばp形クラッド層が約2μm以上に形成される構造の本
発明によれば、AlGaInP系化合物半導体とGaP
の格子定数の差に基づく歪みが、厚く設けられるp形ク
ラッド層により吸収されて活性層に歪みが及ぶのを防止
することができる。そのため、厚く形成されるクラッド
層による光の吸収が多少増加しても、活性層への歪みの
波及を防止する効果の方が大きくなり、輝度が向上す
る。
【0022】また、GaP層からなる電流拡散層の厚さ
を約3〜7μmと薄くする本発明によれば、AlGaI
nP系化合物半導体からなる発光層形成部に対して、G
aP層がそれほど厚くならないため、電流拡散層でその
歪みが吸収されて活性層の方には余り歪みが延びない。
一方、電流拡散層が薄くなるとチップの全体に電流が拡
散しにくくなるが、電流拡散層のキャリア濃度を大きく
したり、電流拡散層の表面に光を透過させる程度の薄い
金属層が設けられることにより、電流を充分に拡散させ
ることができる。そのため、チップ面積の全体で発光
し、しかも活性層への歪みによる影響を受けることなく
高輝度の発光をすることができる。また、電流拡散層が
薄くなるため、発光層形成部の半導体層と同じ成長装置
により連続して成長をすることができるし、短時間で成
長をすることができる。
【0023】なお、前述の例では、半導体発光素子を構
成する各半導体層として、具体的な半導体材料を用い、
その厚さやキャリア濃度に特定の例が示されているが、
これらの例には限定されない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、AlGaInP系また
はAlGaAs系の化合物半導体からなる発光層形成部
の表面にバンドギャップエネルギーの大きいGaPから
なる電流拡散層が設けられる半導体発光素子において
も、その格子定数の差に基づく歪みの影響を小さくして
高輝度の半導体発光素子が得られる。さらに電流拡散層
を薄くするため、コストダウンを図れると共に、動作電
圧が低下して高特性で、薄型の半導体発光素子が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体発光素子の一例の断面構造を示
す図である。
【図2】本発明の半導体発光素子を得るためにp形クラ
ッド層の厚さを種々変化させたときの輝度の変化を示す
図である。
【図3】本発明の半導体発光素子を得るために電流拡散
層の厚さを種々変化させたときの輝度の変化を示す図で
ある。
【図4】従来の半導体発光素子の断面構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 3 n形クラッド層 4 活性層 5 p形クラッド層 6 電流拡散層 11 発光層形成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAsからなる基板と、該基板上にA
    lGaInP系またはAlGaAs系化合物半導体から
    なるn形層、活性層およびp形層が積層され発光層を形
    成する発光層形成部と、該発光層形成部の表面側に設け
    られるGaPからなる電流拡散層とを備え、前記活性層
    と電流拡散層との間のp形層またはn形層が約2μm以
    上の厚さに形成されてなる半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 GaAsからなる基板と、該基板上にA
    lGaInP系またはAlGaAs系化合物半導体から
    なるn形層、活性層およびp形層が積層され発光層を形
    成する発光層形成部と、該発光層形成部の表面側に設け
    られるGaPからなる電流拡散層とを備え、前記電流拡
    散層が約3〜約7μmの厚さに形成されてなる半導体発
    光素子。
JP33544997A 1997-12-05 1997-12-05 半導体発光素子 Expired - Fee Related JP3253267B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33544997A JP3253267B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 半導体発光素子
US09/203,405 US6236067B1 (en) 1997-12-05 1998-12-02 Semiconductor light emitting device using an AlGaInP group or AlGaAs group material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33544997A JP3253267B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 半導体発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11168237A true JPH11168237A (ja) 1999-06-22
JP3253267B2 JP3253267B2 (ja) 2002-02-04

Family

ID=18288692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33544997A Expired - Fee Related JP3253267B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 半導体発光素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6236067B1 (ja)
JP (1) JP3253267B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004128444A (ja) * 2002-07-31 2004-04-22 Shin Etsu Handotai Co Ltd 発光素子及びそれを用いた照明装置
US7244630B2 (en) * 2005-04-05 2007-07-17 Philips Lumileds Lighting Company, Llc A1InGaP LED having reduced temperature dependence

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5270246A (en) * 1991-06-18 1993-12-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Manufacturing method of semiconductor multi-layer film and semiconductor laser
JPH0661525A (ja) 1992-08-07 1994-03-04 Hitachi Ltd 発光ダイオード
JP3122324B2 (ja) 1995-02-20 2001-01-09 三菱電線工業株式会社 半導体発光素子
JP3233569B2 (ja) * 1996-03-22 2001-11-26 シャープ株式会社 半導体発光素子
JP3807638B2 (ja) 1997-01-29 2006-08-09 シャープ株式会社 半導体発光素子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3253267B2 (ja) 2002-02-04
US6236067B1 (en) 2001-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063756B1 (ja) 窒化物半導体素子
US6107648A (en) Semiconductor light emitting device having a structure which relieves lattice mismatch
JP2000307149A (ja) 窒化物半導体素子
US7485902B2 (en) Nitride-based semiconductor light-emitting device
JP4119501B2 (ja) 半導体発光素子
JP2000244013A (ja) 窒化物半導体素子
JP2006332205A (ja) 窒化物半導体発光素子
GB2320136A (en) Semiconductor light emitting devices
JPH0897468A (ja) 半導体発光素子
JP3567926B2 (ja) pn接合型リン化硼素系半導体発光素子、その製造方法および表示装置用光源
KR20000076084A (ko) 반도체 발광소자 및 그 제조방법
JPH10321903A (ja) 半導体発光素子およびその製法
KR19990035944A (ko) 반도체발광소자 및 그 제조방법
JP3253267B2 (ja) 半導体発光素子
JP2000101133A (ja) 発光素子用エピタキシャルウェハ及びその製造方法
JP3723314B2 (ja) 半導体発光素子
JP3817322B2 (ja) 半導体発光素子
JP2002164569A (ja) 発光素子用エピタキシャルウェハ及び発光素子
JP2001102627A (ja) AlGaInP系発光ダイオード及びその製造方法
JP4302827B2 (ja) AlGaInP発光ダイオード
JP7413599B1 (ja) Iii-v族化合物半導体発光素子及びiii-v族化合物半導体発光素子の製造方法
JP2004356600A (ja) 半導体発光素子
JP2001320083A (ja) AlGaInP系発光素子及び発光素子用エピタキシャルウェハ
JPH09172198A (ja) 発光ダイオードおよびその製造方法
JP2001007445A (ja) AlGaInP系発光素子及び発光素子用エピタキシャルウェハ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees