JP2002164569A - 発光素子用エピタキシャルウェハ及び発光素子 - Google Patents
発光素子用エピタキシャルウェハ及び発光素子Info
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Abstract
拡散を抑え、高出力化を達成することのできる発光素子
用エピタキシャルウェハ及び発光素子を提供すること。 【解決手段】n型GaAs基板1上に、n型(Seドー
プ)AlGaInPクラッド層3と、アンドープAlG
aInP活性層4と、p型(Znドープ)AlGaIn
Pクラッド層5と、p型電流拡散層6とを積層した構造
の発光素子用エピタキシャルウェハにおいて、又は上記
基板1の裏面と上記p型電流拡散層表面の一部に電極を
設けた構造の発光素子において、ウインドウ層たる上記
p型電流拡散層6を多層化し、組成の異なる半導体材料
からなる4層以上の多層構造(多層電流拡散層7)とす
る。
Description
発光素子(波長領域としては650nm(赤色)から55
0nm(黄緑))用のエピタキシャルウェハ及び発光素子
に関するものである。
ウェハを用いて製造する高輝度の赤色及び黄色発光ダイ
オードの需要が大幅に伸びている。主な用途は、交通用
信号、自動車のブレーキランプ、フォグランプなどであ
る。
系発光ダイオード用エピタキシャルウェハの典型的な構
造を示す。n型GaAs基板1上に、有機金属気相成長
法(MOVPE法)によって、n型GaAsバッファ層
2、SeまたはSiをドープしたn型AlGaInPク
ラッド層3、アンドープAlGaInP活性層4、Zn
をドープしたp型AlGaInPクラッド層5、Znを
ドープしたp型AlGaAs電流拡散層6(ウインドウ
層と呼ばれる場合もある)を順次積層した構造となって
いる。
術の課題として、電流拡散層のp型ドーパントとして用
いているZnが、ヘテロ界面や隣接層に異常拡散してし
まう現象が挙げられる。
方向へ広げるために、高いp型キャリア濃度(約3×1
018cm-3以上)が必要となるため、高濃度のZnをドー
ピングしている。また、電流拡散層は、前述の電流の拡
散を良くするために、5μm以上の厚膜成長させるた
め、成長時間が長い。さらに、AlGaInP系発光素
子用エピタキシャルウェハは、不純物となる酸素濃度を
低減させるために一般的に650℃以上の高温で成長す
る。この3つのことが原因になって、エピタキシャルウ
ェハ中では、成長中に受ける熱をドライビングフォース
とした、Znの拡散が非常に起こりやすい。
から発光領域であるAlGaInPクラッド層・活性層
へと拡散し、このZnの拡散が起こると、拡散したZn
が非発光再結合中心を作り、発光ダイオードの発光出力
を劣化させることが知られている。亜鉛による非発光再
結合中心の影響は、連続通電することによってさらに顕
著になり発光ダイオードの信頼性を著しく悪化させる。
し、電流拡散層から活性層側へのp型ドーパントの拡散
を抑え、高出力化を達成することのできる発光素子用エ
ピタキシャルウェハ及び発光素子を提供することにあ
る。
果、AlGaInPおよびAlGaAs系材料において
は、Al組成が大きいほど、例えばZn等のドーパント
拡散の度合いが小さく、また、層界面における格子不整
合度が大きいほど、例えばZn等のドーパントは界面に
トラップされやすいこと、そして格子定数の大きい層か
ら小さい層へは拡散は起こりにくいことを発見した。
く、且つ隣接する層間の格子定数が異なる多層構造(多
層電流拡散層)とすることによって、電流拡散層から活
性層内へのドーパントの拡散を防ぐことができる。つま
り電流拡散層を高キャリア濃度にしてもドーパントが活
性層に拡散しないため、効果的な電流拡散と動作電圧の
低減、高光出力化が実現する。
る標準的なAlGaInP系発光ダイオードにおいて、
電流拡散層を、主としてAlGaInPおよびAlGa
As系半導体材料からなる4層以上の多層構造(多層電
流拡散層)とする。これによって例えばZnなどのp型
ドーパントをその多層構造内部の界面にトラップし、p
型ドーパントの電流拡散層から活性層側への拡散を抑
え、高出力化を達成するものである。
発明は、次のように構成したものである。
型導電性を有するGaAs基板上に、AlGaInP系
材料からなるn型クラッド層と、該クラッド層よりバン
ドギャップエネルギーが小さいAlGaInP系材料か
らなる活性層と、該活性層よりバンドギャップエネルギ
ーが大きい組成のp型AlGaInP系材料からなるク
ラッド層と、p型電流拡散層とを積層した構造の発光素
子用エピタキシャルウェハにおいて、又は上記基板の裏
面と上記p型電流拡散層表面の一部に電極を設けた構造
の発光素子において、上記p型電流拡散層が、組成の異
なる半導体材料の4層以上の多層構造から成る多層電流
拡散層により構成されていることを特徴とする。
前記多層電流拡散層のキャリア濃度が、2×1017cm-3
以上2×1019cm-3以下であることを特徴とする。
前記多層電流拡散層のキャリア濃度が活性層側ほど小さ
くなっていることを特徴とする。
前記多層電流拡散層が、AlGaInP系の材料からな
ることを特徴とする。
前記多層電流拡散層が、AlGaAs系の材料からなる
ことを特徴とする。
前記多層電流拡散層を構成する各層のバンドギャップ
が、前記活性層よりも大きいことを特徴とする。
前記多層電流拡散層を構成する各層の格子定数が、隣接
する層間で異なることを特徴とする。
前記多層電流拡散層を構成する各層の格子定数が、活性
層側のものほど小さくなっていることを特徴とする。
て、多層電流拡散層の層数を4以上としたのは、充分な
電流拡散効果の得られる程度のドーピング(2×1017
cm-3以上2×1019cm-3以下)をした場合、層数が4よ
りも小さいと不純物の拡散抑止効果が不充分であること
が種々の検討の結果明らかになったためである。
リア濃度を2×1017cm-3以上2×1019cm-3以下とし
たのは、2×1017cm-3よりも低いと、多層電流拡散層
の抵抗率が高くなって、発光素子の駆動電圧が高くなり
すぎ、2×1019cm-3よりも高いと、多層電流拡散層の
結晶が劣化して、素子の発光出力が低下して、いずれも
実用的な発光素子が得られなくなるためである。
は互いの格子定数差が大きいほど、また、p型クラッド
層に比べて大きいほどZnの拡散を防止する効果が上が
るが、格子定数の差が大きくなり過ぎると、多層電流拡
散層に欠陥が発生し、発光素子の性能を却って落とす結
果となる。従って、多層電流拡散層を構成する各層の格
子定数には最適範囲が存在するが、これは、多層電流拡
散層を構成する各層或いは下地となるp型クラッド層の
材質、組成及びエピタキシャル成長条件によって変わる
ため、数値限定はかけられない。
基づいて説明する。
オードは、発光波長620nm付近の赤色発光ダイオード
である。この発光素子用エピタキシャルウェハは、図1
に示すように、n型GaAs基板1上に、n型(Seド
ープ)GaAsバッファ層2、n型(Seドープ)Al
GaInPクラッド層3、該クラッド層よりバンドギャ
ップエネルギーが小さいアンドープAlGaInP活性
層4、該活性層よりバンドギャップエネルギーが大きい
組成のp型(Znドープ)AlGaInPクラッド層
5、p型多層電流拡散層7を積層した構造を有する。
るp型(Znドープ)AlGaAsの4層以上の多層構
造から成り、多層電流拡散層を構成する各層は、その格
子定数が隣接する層間で異なり、活性層側のものほど小
さくなっている。具体的には、p型多層電流拡散層7
は、p型Al0.85Ga0.15Asから成る第1層とp型A
l0.75Ga0.25Asから成る第2層とを、各々1μmづ
つ、交互に5ペアで積層したものから成る。
散の度合いが小さいため、第1層と第2層とでは、活性
層より遠い側の第1層に、相対的にAl組成の大きいp
型Al0.85Ga0.15Asを、また活性層に近い側の第2
層に、相対的にAl組成の小さいp型Al0.75Ga0.25
Asを形成している。
いほど、ドーパントのZnは界面にトラップされやすい
ため、各層の格子定数を隣接する層間で異ならせてい
る。なお、Znの拡散防止効果は、この各層の格子不整
合度だけでなく、下地となるp型(Znドープ)AlG
aInPクラッド層5に対する格子不整合度等によって
も異なったものとなる。
い層へは拡散が起こりにくいことから、p型Al0.85G
a0.15As(第1層)とp型Al0.75Ga0.25As(第
2層)のペアは、活性層側のものほど格子定数が小さく
なっている。
キャリア濃度は、2×1017cm-3以上2×1019cm-3以
下の範囲に定められており、そのキャリア濃度は活性層
側ほど小さくなっている。上記範囲としたのは、2×1
017cm-3よりも低いと、多層電流拡散層7の抵抗率が高
くなって、発光素子の駆動電圧が高くなりすぎること、
また、2×1019cm-3よりも高いと、多層電流拡散層の
結晶が劣化して、素子の発光出力が低下して、いずれも
実用的な発光素子が得られなくなるためである。
s系の半導体材料で構成したが、この代わりにAlGa
InP系の半導体材料から構成することもできる。
波長620nm付近の赤色発光ダイオード用エピタキシャ
ルウェハを次のように作製した。
で、n型(Seドープ)GaAsバッファ層2、n型
(Seドープ)(Al0.7 Ga0.3 )0.5 In0.5 Pク
ラッド層3、アンドープ(Al0.15Ga0.85)0.5 In
0.5 P活性層4、p型(Znドープ)(Al0.7 Ga
0.3 )0.5 In0.5 Pクラッド層5を成長させ、その上
にp型Al0.85Ga0.15Asとp型Al0.75Ga0.25A
sとを各々1μmづつ、交互に5ペアで積層した多層電
流拡散層7をMOVPE法で成長させた。
OVPE成長は、成長温度700度、成長圧力50to
rr、各層の成長速度は0.3〜1.0nm/sec、V
族原料とIII 族原料との供給量比、いわゆるV/III 比
は200〜400で行った。多層電流拡散層7は、V/
III 比75、成長速度1nm/secで成長した。p型ク
ラッド層5のZn濃度は5×1017cm-3、多層電流拡散
層7のZn濃度は3×1018cm-3である。なお、バッフ
ァ層2及びn型クラッド層3のSe濃度は1×1018cm
-3である。
の亜鉛の濃度分布を2次イオン分析(SIMS)で測定
した結果を図2に示す。横軸は深さ(μm)、縦軸は亜
鉛の濃度分布であり、濃度の単位は、例えば「1.E+
16」で1×1016cm-3を表す。図2から判るように、
電流拡散層7にドーピングされたZnは、この多層電流
拡散層7の界面にほとんどトラップされており、従来例
(図4)で見られるような、活性層にまで達する亜鉛の
異常な拡散は見られなかった。
して、発光ダイオードチップを作製した。チップの大き
さは300μm角で、チップ下面全体にn型電極を形成
し、チップ上面に直径150μmの円径のp型電極を形
成した。n型電極は、金ゲルマニウム、ニッケル、金
を、それぞれ厚さ60nm、10nm、500nmの順に蒸着
し、一方、p型電極は、金亜鉛、ニッケル、金を、それ
ぞれ厚さ60nm、10nm、1000nmの順に蒸着した。
乗せ、発光ダイオードの発光特性を調べた結果、発光出
力は、1.6mW、順方向動作電圧(20mA通電時)
は、1.8Vであった。
て、図3に示した構造の発光波長620nm付近の赤色発
光ダイオード用エピタキシャルウェハを作製した。
型GaAs基板1上にMOVPE法で、n型(Seドー
プ)GaAsバッファ層2、n型(Seドープ)(Al
0.7Ga0.3 )0.5 In0.5 Pクラッド層3、アンドー
プ(Al0.15Ga0.85)0.5In0.5 P活性層4、p型
(Znドープ)(Al0.7 Ga0.3 )0.5 In0.5 Pク
ラッド層を成長させ、その上にp型Al0.85Ga0.15A
s電流拡散層6を10μm、MOVPE法で成長させ
た。
OVPE成長は、成長温度700度、成長圧力50to
rr、各層の成長速度は0.3〜1.0nm/sec、V
/III 比は200〜400で行った。電流拡散層6は、
V/III 比75、成長速度1nm/secで成長した。p
型クラッド層5のZn濃度は5×1017cm-3、電流拡散
層6のZn濃度は3×1018cm-3である。
ャル層中の深さ方向の亜鉛の濃度分布を2次イオン分析
(SIMS)で測定した結果を図4に示す。SIMS分
析の結果から判るように、従来例の場合、電流拡散層の
亜鉛がAlGaInPクラッド層・活性層の発光領域に
大量に拡散している。
ハを、実施例と同様に加工して、発光ダイオードチップ
を作製した。この従来例の発光ダイオードの発光特性を
調べた結果、発光出力は、0.6mW、順方向動作電圧
(20mA通電時)は1.9Vであった。
ら活性層へのp型ドーパントの拡散をより効果的に防止
するために、多層電流拡散層の活性層側の層ほどドーピ
ング濃度を小さくした形態とすることができる。
料から構成し、それらの膜厚をそれぞれ活性層の発光波
長の1/4とすることでブラッグ反射器としての機能を
持たせ、n型クラッド層の下にもブラッグ反射器を挿入
することで、共鳴反射型の発光素子とすることもでき
る。
のような優れた効果が得られる。
防ぐためには例えば拡散係数の小さいMgなどのドーパ
ントを用いたり、拡散を見越して活性層付近へのドーピ
ングを少なくするなどの対策がとられていた。しかしM
gはメモリー効果やドーピングディレイのために制御性
が悪く、また、高濃度のドーピングを行うとこれらの対
策を施しても活性層へのドーパントの拡散を効果的に防
ぐことができなかった。結果的にp型クラッド層や電流
拡散層へのドーピング濃度を抑えなければならず、素子
特性の向上を妨げていた。
及び発光素子は、AlGaInP系材料からなるn型ク
ラッド層と、該クラッド層よりバンドギャップエネルギ
ーが小さいAlGaInP系材料からなる活性層と、該
活性層よりバンドギャップエネルギーが大きい組成のp
型AlGaInP系材料からなるクラッド層と、p型電
流拡散層とを積層した構造の発光素子用エピタキシャル
ウェハにおいて、又は上記基板の裏面と上記p型電流拡
散層表面の一部に電極を設けた構造の発光素子におい
て、ウインドウ層たる上記p型電流拡散層を多層化し、
組成の異なる半導体材料からなる4層以上の多層構造
(多層電流拡散層)としている。
層におけるZn等のp型ドーパントの活性層側への拡散
を効果的に抑えることができる。従って、制御性の良い
Znなどのドーパントを電流拡散層に高濃度にドーピン
グすることができ、結果的に従来に比べて大きな発光出
力を持つ信頼性の高い発光ダイオードを得ることができ
る。
色LED用エピタキシャルウェハの断面構造図である。
タキシャル層中の、亜鉛濃度分布のSIMS分析結果を
示す図である。
ピタキシャルウェハの断面構造図である。
Zn濃度分布のSIMS分析結果を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】n型導電性を有するGaAs基板上に、A
lGaInP系材料からなるn型クラッド層と、該クラ
ッド層よりバンドギャップエネルギーが小さいAlGa
InP系材料からなる活性層と、該活性層よりバンドギ
ャップエネルギーが大きい組成のp型AlGaInP系
材料からなるクラッド層と、p型電流拡散層とを積層し
た構造の発光素子用エピタキシャルウェハにおいて、 前記p型電流拡散層が、組成の異なる半導体材料の4層
以上の多層構造から成る多層電流拡散層により構成され
ていることを特徴とする発光素子用エピタキシャルウェ
ハ。 - 【請求項2】請求項1記載の発光素子用エピタキシャル
ウェハにおいて、前記多層電流拡散層のキャリア濃度
が、2×1017cm-3以上2×1019cm-3以下であること
を特徴とする発光素子用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項3】請求項2記載の発光素子用エピタキシャル
ウェハにおいて、前記多層電流拡散層のキャリア濃度が
活性層側ほど小さくなっていることを特徴とする発光素
子用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の発光素子
用エピタキシャルウェハにおいて、前記多層電流拡散層
が、AlGaInP系の材料からなることを特徴とする
発光素子用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の発光素子
用エピタキシャルウェハにおいて、前記多層電流拡散層
が、AlGaAs系の材料からなることを特徴とする発
光素子用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項6】請求項1記載の発光素子用エピタキシャル
ウェハにおいて、前記多層電流拡散層を構成する各層の
バンドギャップが、前記活性層よりも大きいことを特徴
とする発光素子用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項7】請求項1〜3のいずれかに記載の発光素子
用エピタキシャルウェハにおいて、前記多層電流拡散層
を構成する各層の格子定数が、隣接する層間で異なるこ
とを特徴とする発光素子用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項8】請求項7記載の発光素子用エピタキシャル
ウェハにおいて、前記多層電流拡散層を構成する各層の
格子定数が、活性層側のものほど小さくなっていること
を特徴とする発光素子用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項9】裏面に電極を有し、n型導電性を有するG
aAs基板上に、AlGaInP系材料からなるn型ク
ラッド層と、該クラッド層よりバンドギャップエネルギ
ーが小さいAlGaInP系材料からなる活性層と、該
活性層よりバンドギャップエネルギーが大きい組成のp
型AlGaInP系材料からなるクラッド層と、p型電
流拡散層とを積層し、該p型電流拡散層表面の一部に電
極を設けた構造の発光素子において、 前記p型電流拡散層が、組成の異なる半導体材料の4層
以上の多層構造から成る多層電流拡散層により構成され
ていることを特徴とする発光素子。 - 【請求項10】請求項9記載の発光素子において、前記
多層電流拡散層のキャリア濃度が、2×1017cm-3以上
2×1019cm-3以下であることを特徴とする発光素子。 - 【請求項11】請求項10記載の発光素子において、前
記多層電流拡散層のキャリア濃度が活性層側ほど小さく
なっていることを特徴とする発光素子。 - 【請求項12】請求項9〜11のいずれかに記載の発光
素子において、前記多層電流拡散層が、AlGaInP
系の材料からなることを特徴とする発光素子。 - 【請求項13】請求項9〜11のいずれかに記載の発光
素子において、前記多層電流拡散層が、AlGaAs系
の材料からなることを特徴とする発光素子。 - 【請求項14】請求項9記載の発光素子において、前記
多層電流拡散層を構成する各層のバンドギャップが、前
記活性層よりも大きいことを特徴とする発光素子。 - 【請求項15】請求項9〜11のいずれかに記載の発光
素子において、前記多層電流拡散層を構成する各層の格
子定数が、隣接する層間で異なることを特徴とする発光
素子。 - 【請求項16】請求項15記載の発光素子において、前
記多層電流拡散層を構成する各層の格子定数が、活性層
側のものほど小さくなっていることを特徴とする発光素
子。
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