JPH11167756A - 自動排出機能付きビデオデッキ - Google Patents

自動排出機能付きビデオデッキ

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Publication number
JPH11167756A
JPH11167756A JP9332182A JP33218297A JPH11167756A JP H11167756 A JPH11167756 A JP H11167756A JP 9332182 A JP9332182 A JP 9332182A JP 33218297 A JP33218297 A JP 33218297A JP H11167756 A JPH11167756 A JP H11167756A
Authority
JP
Japan
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tape
video
deck
video tape
automatic ejection
Prior art date
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Pending
Application number
JP9332182A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Sakakibara
茂人 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP9332182A priority Critical patent/JPH11167756A/ja
Publication of JPH11167756A publication Critical patent/JPH11167756A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンタルビデオテープを視聴する場合、多く
の利用者は本編が終了する間際に停止させてしまい、巻
き戻させている。従って、この場合は最後まで再生され
ないので自動排出はされず、操作者が自らの操作で排出
させなければならず、面倒であった。 【解決手段】 ビデオデッキ40は、レンタルビデオテ
ープを見終えて巻き戻す場合、同レンタルビデオテープ
を最後まで巻き戻してスタートセンサ73aにてリーダ
を検出したときに同巻き戻しを終了し、爪折れ検出セン
サ73cにてビデオテープカセットが爪折れ状態である
ことを確認するとともに、同ビデオテープカセットを装
填状態から自動排出するため、レンタルビデオテープの
使い勝手を良くすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープカセ
ットを装填状態から自動排出する自動排出機能付きビデ
オデッキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動排出機能付きビデオ
デッキは、ビデオテープカセットを最後まで再生したと
きに自動的に停止して巻き戻しを開始するとともに、巻
き戻しを完了したら自動排出する。
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自動排
出機能付きビデオデッキにおいて、最後まで再生するこ
とが前提となっている。これは、いつでも巻き戻し後に
自動排出することにしてしまうと、必要でないときにも
自動排出してしまうので煩わしいからである。
【0003】一方、レンタルビデオテープを視聴する場
合、多くの利用者は本編が終了する間際に停止させてし
まい、巻き戻させている。従って、この場合は最後まで
再生されないので自動排出はされず、操作者が自らの操
作で排出させなければならず、面倒であった。
【0004】本発明は、上記課題をかんがみてなされた
もので、レンタルビデオテープの場合に使い勝手を良く
することが可能な自動排出機能付きビデオデッキの提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定条件下で巻き戻し終
了後に自動排出可能なデッキ本体と、ビデオテープカセ
ットの誤録画防止用爪の有無を検出して爪検出結果を出
力する爪折れ検出センサと、上記爪折れ検出センサにて
爪折れカセットであると判断されたときに上記デッキ本
体から自動排出させる自動排出制御手段とを具備する構
成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、爪折れ検出センサがビデオテープカセッ
トの誤録画防止用爪の有無を検出し、爪検出結果を自動
排出制御手段に出力する。一方、デッキ本体は通常であ
ればテープエンドまで再生されたときのような場合にだ
け巻き戻し終了後に自動排出する。しかしながら、自動
排出制御手段は、当該ビデオテープカセットが爪折れカ
セットであると判断すると、同デッキ本体が巻き戻しを
完了したときに自動排出させる。
【0007】上記デッキ本体は、所定条件下で巻き戻し
終了後に自動排出可能な構成であれば良い。通常は、従
来のものと同様に再生完了後に自動排出するものなどで
良いし、あるいはこのような再生完了後に自動排出する
こと自体は不可能であっても、自動排出制御手段からの
指示に基づいて巻き戻し完了時にだけは自動排出可能な
ものであっても良い。さらに、巻き戻しを完了したか否
かの判断はデッキ本体で行う必要もなく、自動排出制御
手段が行うものであっても良い。また、利用者による設
定によって同自動排出を行うかどうかを選択可能なもの
であっても構わない。
【0008】上記爪折れ検出センサは、ビデオテープカ
セットの誤録画防止用爪の有無を検出して爪検出結果を
出力することができれば良い。一般には、回動可能に支
持されたレバー式スイッチをデッキ本体に装着してお
き、装填されたビデオテープカセットの誤録画防止用爪
が同スイッチをオン・オフさせるような構成が可能であ
る。この場合、同スイッチが誤録画防止用爪にて押し退
けられて導通状況が変化するので、同誤録画防止用爪の
有無を検出することができる。また、同レバー式スイッ
チがLEDとフォトトランジスタとの間で光路を遮った
り透過させたりするようにしておけば、同フォトトラン
ジスタのスイッチング動作に応じて誤録画防止用爪の有
無を検出することができる。
【0009】上記自動排出制御手段は、上記爪折れ検出
センサにて爪折れカセットであると判断されたときに上
記デッキ本体から自動排出させるものであるが、その目
的はレンタルビデオテープを視聴するような場合の便宜
性を向上させることにある。従って、各種の付加的な条
件判断を行うようにしても構わない。
【0010】その一例として、請求項2にかかる発明
は、上記請求項1に記載の自動排出機能付きビデオデッ
キにおいて、テープ残量を検出するテープ残量検出手段
を備えるとともに、上記自動排出制御手段は上記巻き戻
しを開始したときにおけるテープ残量が所定時間以内で
あるときに上記デッキ本体から自動排出させる構成とし
てある。
【0011】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記自動排出制御手段は、上記巻き戻し
を開始したときにテープ残量検出手段にて検出したテー
プ残量が所定時間以内であるときに上記デッキ本体から
自動排出させる。
【0012】ここでいう所定時間は、ビデオテープの巻
き戻しが行われた場合に、利用者がすでに所望のビデオ
映像を見終えているものと推定される最大のテープ残量
が好適である。このため、テープ残量が上記所定時間以
内であるときに利用者が巻き戻しを開始させると、ビデ
オテープカセットをデッキ本体から排出させたいと思っ
ている利用者の代わりに自動排出制御手段が同デッキ本
体からビデオテープカセットの自動排出させてくれるこ
ととなる。
【0013】また、他の付加的な条件判断を行う一例と
して、請求項3にかかる発明は、上記請求項1に記載の
自動排出機能付きビデオデッキにおいて、テープ再生時
間を検出するテープ再生時間検出手段を備えるととも
に、上記自動排出制御手段は、上記巻き戻しを開始した
ときにおけるテープ再生時間が所定時間以上であるとき
に上記デッキ本体から自動排出させる構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記自動排出制御手段は、上記巻き戻し
を開始したときにテープ再生時間記録手段にて検出した
テープ再生時間が所定値以上であるときにビデオテープ
カセットを装填状態から自動排出する。
【0015】ここでいう所定値は、ビデオテープの巻き
戻しが行われた場合に、利用者がすでに所望のビデオ映
像を見終えているものと推定される最小のテープ再生時
間が好適である。このため、テープ再生時間が上記所定
値以上であるときに利用者が巻き戻しを開始させると、
ビデオテープカセットをデッキ本体から排出させたいと
思っている利用者の代わりに自動排出制御手段が同デッ
キ本体からビデオテープカセットの自動排出させてくれ
ることとなる。
【0016】むろん、ここでいう再生時間は、連続再生
時間のみならず、途中の休憩を挟んだ累積再生時間等を
含めて広く利用者がビデオテープを再生させた時間を示
している。
【0017】さらに、別の付加的な条件判断を行う一例
として、請求項4にかかる発明は、上記請求項1に記載
の自動排出機能付きビデオデッキにおいて、上記巻き戻
しを開始してから終了するまでのテープ巻き戻し時間を
検出するテープ巻き戻し時間検出手段を備えるととも
に、上記自動排出制御手段は、同テープ巻き戻し時間が
所定時間以上であるときに上記デッキ本体から自動排出
させる構成としてある。
【0018】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、上記自動排出制御手段は、テープ巻き戻
し時間検出手段にて検出した上記巻き戻しを開始してか
ら終了するまでのテープ巻き戻し時間が所定時間以上で
あるときにビデオテープカセットを装填状態から自動排
出する。
【0019】ここでいう所定値は、ビデオテープの巻き
戻しが行われた場合に、利用者がすでに所望のビデオ映
像を見終えているものと推定される最小のテープ巻き戻
し時間が好適である。このため、利用者が巻き戻しを行
った時間が上記所定値以上であるとき、ビデオテープカ
セットをデッキ本体から排出させたいと思っている利用
者の代わりに自動排出制御手段が同デッキ本体からビデ
オテープカセットの自動排出させてくれることとなる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、レンタル
ビデオテープの使い勝手を良くすることが可能な自動排
出機能付きビデオデッキを提供することができる。ま
た、請求項2にかかる発明によれば、テープ残量が所定
時間内となったときにビデオテープカセットをデッキ本
体から自動排出させることができる。さらに、請求項3
にかかる発明によれば、テープ再生時間が所定時間以上
となったときにビデオテープカセットをデッキ本体から
自動排出させることができる。さらに、請求項4にかか
る発明によれば、テープ巻き戻し時間が所定時間以上と
なったときにビデオテープカセットをデッキ本体から自
動排出させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明にかかるクレーム対
応図を示しており、図2は本発明の一実施形態にかかる
ビデオデッキをブロック図により示している。本発明に
おいて、その核をなすのはデッキ本体10と、爪折れ検
出センサ20と、自動排出制御手段30であり、これら
を具体的に実現しているのが図2に示すビデオデッキ4
0である。
【0022】図2に示すビデオデッキ40について、先
ず、その基本的構成について説明する。本ビデオデッキ
40は、操作パネル50と、信号処理回路60と、テー
プメカ70と、これらを制御するシスコン80とから構
成されている。操作パネル50は、再生ボタン51や巻
き戻しボタン52等の各操作ボタンを備えるとともに時
刻表示やチャンネル表示などを行う表示パネル55など
が備えられており、シスコン80は各操作ボタンの操作
状況を検出するとともに表示パネル55での表示を制御
している。信号処理回路60はチューナを内蔵してお
り、シスコン80の制御に従ってアンテナ61を介して
テレビ放送電波を受信するとともに信号処理してビデオ
記録信号を生成したり、ビデオテープから読み取られた
ビデオ記録信号を信号処理してコンポジット信号に変換
するなどの処理を行っている。テープメカ70は、上記
ビデオ記録信号をビデオテープに記録したり再生したり
する各種ヘッド71と、同ビデオテープを走行させたり
ビデオテープカセットを装填排出させる各種モータ72
と、同ビデオテープの走行状態等を検出する各種センサ
73などから構成されている。なお、信号処理回路60
にはモニタ90が接続されており、テレビ放送やビデオ
テープから再生した画像や音声を視聴可能となってい
る。
【0023】テープメカ70における各種ヘッド71
は、ビデオ記録信号の録再を行うドラムヘッド71a
と、ビデオテープに記録されたビデオ信号を全消去する
フルイレースヘッド71bとからなるとともに、各種モ
ータ72には図示しない供給/巻取リールとキャプスタ
ンを駆動させる駆動モータ72aが含まれている。従っ
て、通常の録画再生時などには同シスコン80からの指
示に基づいてビデオテープを走行させつつ録再を行った
り、同ビデオテープの早送りや巻き戻し等を行ってい
る。
【0024】また、テープメカ70はこのテープ走行に
利用される駆動モータ72aとともにローディングモー
タ72bも備えており、ビデオテープカセットの装填お
よび排出に使用している。すなわち、本ビデオデッキ4
0の外壁面に形成された図示しない挿入口と装填位置と
の間でビデオテープカセットを移動させるトレイ機構が
備えられており、同ローディングモータ72bを駆動源
として装填操作や排出操作が可能となっている。なお、
同ローディングモータ72bはビデオテープをカセット
ハウジングから引き出して所定の走行経路に配置させる
ローディングおよびアンローディングなども行っている
が、ここでは詳述しない。
【0025】本ビデオデッキ40においては巻き戻し操
作後の自動排出が可能であるが、シスコン80によるか
かる制御を実現するために、上述した各種のセンサ73
が使用されている。このセンサ73には、ビデオテープ
のリーダを検出するスタートセンサ73aと、ビデオテ
ープのトレーラを検出するエンドセンサ73bとが備え
られており、ビデオの再生中に上記エンドセンサ73b
がビデオテープのトレーラを検出すると上記シスコン8
0は再生を終了しつつビデオテープをアンロードして巻
き戻しを実行させ、上記スタートセンサ73aがビデオ
テープのリーダを検出した時点で巻き戻しを終了させ、
次いでアンローディングモータ72bを駆動させてビデ
オテープカセットを排出させる。なお、これらのスター
トセンサ73aやエンドセンサ73bは、赤外光を発光
するLEDとこの赤外光を受光するフォトトランジスタ
とから構成され、ビデオテープの両端に接続された透明
テープのリーダとトレーラの部分でLEDからの赤外光
をフォトトランジスタが受光可能となり、リーダとトレ
ーラを検出できる。
【0026】そして、シスコン80は、通常の再生中に
エンドセンサ73bがビデオテープのトレーラを検知す
ると、ビデオテープの終端であると判断してビデオテー
プを巻き戻すとともに、上記スタートセンサ73aによ
って同ビデオテープのリーダを検知するとビデオテープ
の始端まで巻き戻したものと判断し、ローディングモー
タ72bを制御してビデオテープをアンロードさせると
ともに当該ビデオテープカセットを装填位置から挿入口
位置へと自動排出させる。
【0027】以上の動作から明らかなようにこれらによ
ってデッキ本体10がビデオデッキ40にて実現されて
いるといえる。
【0028】一方、テープメカ70には爪折れ検出セン
サ73cも備えられている。この爪折れ検出センサ73
cはビデオテープカセットを装填した状態でその誤消去
防止用爪に対面する位置に配置したレバー式スイッチで
構成されており、同誤消去防止用爪があると押し出され
るとともに同誤消去防止用爪がないときにはビデオテー
プカセットの凹みに入り込む。レバー式スイッチはこの
二位置の間で導通状況が変化し、検出信号をシスコン8
0に出力する。
【0029】シスコン80は、通常時は、この爪折れ検
出センサ73cを誤録画防止に使用している。すなわ
ち、操作パネル50にて録画操作が指示されたときにシ
スコン80は爪折れ検出センサ73cの導通状況を検知
し、誤消去防止用爪がある場合には録画を開始するし、
なければ録画を実行させないようにする。
【0030】従って、上記爪折れ検出センサ73cは、
本発明にいう爪折れ検出センサ20を構成するが、必ず
しも上述したような構成で爪折れを検出する必要はな
く、フォトセンサなどでレバー式スイッチの回動状況を
検出するようにしても良い。
【0031】ところで、上述したようなシスコン80を
核とした通常の排出制御に加え、本実施形態における自
動排出制御手段30は、図3に示すフローチャートに基
づいてより便宜性の高い自動排出を実現している。ここ
で、同自動排出制御手段30について説明する前に、そ
の制御中で使用するテープ残量検出機能について説明す
る。
【0032】本ビデオデッキ40は、このテープ残量検
出機能を、操作パネル50に備えられたテープ長設定ス
イッチ54と、テープメカ70に備えられた回転速度検
出センサ73dとによって実現している。
【0033】ここで、テープ長設定スイッチ54は60
分/120分の二通りに切替可能な切替スイッチで構成
され、ビデオテープカセットを装填するときに同ビデオ
テープカセットに収容されるビデオテープの長さを設定
する。なお、60分/120分の二通りに切替可能とし
たのは一例にすぎないため、設定するテープ長を別の値
に変更したものであっても良いし、三通り以上のテープ
長を設定可能な構成であっても良い。なお、テープ長設
定スイッチ54は必ずしも必要なわけではなく省略する
ことも可能である。
【0034】一方、回転速度検出センサ73dは、上記
供給/巻取リールと同軸状態に支持されるとともに径方
向の一部に切り欠きを形成した回転板と、同回転板の一
回転面から赤外光を発光するLEDと、同回転板の他回
転面にて同赤外光を受光するフォトトランジスタとを備
え、同回転板の切り欠きを介して同フォトトランジスタ
が赤外光を受光するタイミングを検知して各リールの回
転速度を検出する。
【0035】そして、シスコン80は、各リールの回転
速度を回転速度検出センサ73dから取得して供給リー
ルと巻取リールとの回転速度差を算出するとともに、テ
ープ長設定スイッチ54にて設定されたテープ長に基づ
いてビデオテープの残量を検出する。
【0036】このようなテープ残量検出機能を利用して
自動排出制御手段30が自動排出を行う場合の処理の手
順を図3を参照しながら説明する。シスコン80は、停
止ボタン53に続く巻き戻しボタン52の押下を検出す
ると(ステップS110)、回転速度検出センサ73d
に供給リールと巻取リールの回転速度を検出させるとと
もに、各リールの回転速度差とテープ長設定スイッチ5
4にて設定されたテープ長とからテープ残量を検出し記
憶する(ステップS120)。
【0037】そして、駆動モータ72aを反転させて巻
き戻しを開始し(ステップS130)、ビデオテープが
巻き戻されてスタートセンサ73aがビデオテープカセ
ットのリーダが検出すると(ステップS140)、同駆
動モータ72aを停止させてこの巻き戻し動作を終了す
る(ステップS150)。
【0038】このとき、ビデオテープカセットが爪折れ
状態である旨の検出信号を爪折れ検出センサ73cから
取得するとともに(ステップS160)、上記テープ残
量が30分以下であることを確認すると(ステップS1
80)、ローディングモータ72bを駆動させて同ビデ
オテープカセットの自動排出を行う(ステップS19
0)。
【0039】このように、爪折れ検出センサ73cにて
ビデオテープカセットの爪が折られていることを確認し
て同ビデオテープカセットを装填状態から自動排出させ
るので、自動排出制御手段30を構成しているといえ
る。
【0040】なお、このシスコン80は、利用者がビデ
オテープをトレーラまで再生し、エンドセンサ73bに
て同ビデオテープのトレーラを検出した場合には(ステ
ップS100)、ビデオテープカセットの爪の有無に関
わらず巻き戻しを終了した後に同ビデオテープカセット
を自動排出するように制御を行っている。
【0041】本実施形態では、レンタルビデオテープに
代表される爪折れカセットのテープ残量が30分以下と
なった場合、すなわち、ビデオテープカセットに収容さ
れているビデオテープのテープ長が120分程度であれ
ばこの全テープ量のうちの約3/4以上を再生した場
合、利用者がすでに所望のビデオ映像を見終えるととも
に同ビデオテープの巻き戻しを行ってビデオテープカセ
ットを排出させようとしているものと推定し、ビデオテ
ープが最後まで巻き戻された時点で自動排出するように
制御している。むろん、この30分というのは一例に過
ぎず、10分以下や5分以下というようにテープ残量が
さらに少なくなった場合に自動排出させるものであって
も良い。
【0042】レンタルビデオテープを見終わったか否か
を判断する別の視点として、ビデオテープの再生時間を
計測してこの計測結果に基づいて自動排出を行うか否か
を決めるようにしても良い。例えば、再生時間が30分
に満たない場合に巻き戻しをした場合、殆どは見始めた
ものといろいろと雑用が生じて見れなくなってしまい、
一旦巻き戻しておこうといったことが多いと考えられ
る。このような場合は、自動排出されると巻き戻した後
で装填させなければならず煩わしいので、自動排出させ
ないような仕組みの方が使いやすいと言える。
【0043】そこで、このような場合における自動排出
処理の一例について、図4および図5を参照しながら説
明する。シスコン80は、再生ボタン51の押下を検出
すると(ステップS205)、時間計測を開始し(ステ
ップS210)、停止ボタン53に続く巻き戻しボタン
52の押下が検出されると(ステップS200)、この
時間計測を終了して再生時間を算出するとともに(ステ
ップS220)、巻き戻しを開始する(ステップS22
5)。そして、ビデオテープが巻き戻されてスタートセ
ンサ73aにてビデオテープカセットのリーダが検出さ
れると(ステップS230)、駆動モータ72aを停止
させてこの巻き戻し動作を終了する(ステップS23
5)。
【0044】このとき、ビデオテープカセットが爪折れ
状態である旨の検出信号を爪折れ検出センサ73cから
受信した場合には(ステップS240)、算出された再
生時間が1時間以上であるか否かを判断し(ステップS
250)、1時間以上であればローディングモータ72
bを駆動させて同ビデオテープカセットを自動排出する
(ステップS250)。
【0045】なお、本実施形態では、再生時間が1時間
以上である場合に自動排出を行っているが、この時間的
条件は利用者が所望のビデオ映像を見終えるとともにビ
デオテープの巻き戻しを行ってビデオテープカセットの
排出操作を行うであろう時間の一例にすぎず、利用者が
ビデオデッキを購入したときに自ら時間設定できるよう
な構成とすることも可能である。
【0046】また、上述したようにビデオテープの再生
時間を検出する代わりに、ビデオテープの巻き戻し時間
を検出することも可能である。例えば、再生ボタン51
の代わりに巻き戻しボタン52の押下を検出したときに
時間計測を開始し、ビデオテープが巻き戻されてスター
トセンサ73aにてビデオテープカセットのリーダが検
出された際にこの時間計測を終了して巻き戻し時間を算
出する。そして、算出された巻き戻し時間が1時間分の
ビデオテープを巻き戻すのに要する時間以上である場合
にだけ、ローディングモータ72bを駆動させて同ビデ
オテープカセットの自動排出を行うようにすることもで
きる。
【0047】以上のことから、利用者は、ビデオテープ
を最後まで走行させて自動巻き戻しを行うことなく、ビ
デオ映像の記録部分が終わり次第、同ビデオテープを巻
き戻してビデオデッキ40から自動排出させることがで
きる。このため、特に、レンタルビデオを再生するとき
等には、使い勝手が良く好適なものとなる。なお、これ
までは操作パネル50を使用して操作を行うように説明
しているが、リモコンを使用して操作可能であることは
いうまでもない。
【0048】次に、本実施形態にかかるビデオデッキに
おいて、実際にレンタルビデオテープを見終えて巻き戻
しを行う際の動作を図3のフローチャートを参照して説
明する。利用者は、テープ長設定スイッチ54にて装填
しようとするビデオテープカセットのテープ長を設定し
てから同ビデオテープカセットを挿入口から挿入して装
填させる。そして、再生ボタン51を押し下げると、駆
動モータ72aの回転によりキャプスタンと各リールが
駆動してテープ走行が開始される。このとき、ドラムヘ
ッド71aがビデオテープからビデオ信号を読み出し、
信号処理回路60がビデオ信号を信号処理してコンポジ
ット信号を出力すると、モニタ90は同コンポジット信
号に基づくビデオ画像を出力する。
【0049】このビデオテープカセットが映画であると
し、テープ長が概ね120分であって本編は115分程
度で終わるものとする。利用者はビデオテープに記録さ
れたビデオ信号の再生を続け、本編を終了した時点で操
作パネル50の停止ボタン53を押して停止させるとと
もに巻き戻しボタン52を操作して巻き戻しを開始させ
たとする。
【0050】利用者が巻き戻しボタン52を押し下げる
と、シスコン80は回転速度検出センサ73dに各リー
ルの回転速度を検出させ、各リールの回転速度差とテー
プ長設定スイッチ54にて設定されたテープ長とからテ
ープ残量を算出するとともに(ステップS120)、駆
動モータ72aを反転させる。すると、各リールが逆方
向に回転して巻き戻しを開始する(ステップS13
0)。
【0051】このビデオテープが最後まで巻き戻され、
スタートセンサ73aがビデオテープのリーダを検出す
ると(ステップS140)、シスコン80は駆動モータ
72aを停止させて巻き戻しを終了する(ステップS1
50)。レンタルビデオテープであるので、爪折れ検出
センサ73cが爪折れ状態であることを検出し(ステッ
プS160)、シスコン80は上記テープ残量が30分
以下であるか否かを判断する(ステップS180)。
【0052】上述したように120分のテープ長に対し
て115分程度のところで巻き戻しを開始したため、テ
ープ残量は約5分程度であるから、この場合はローディ
ングモータ72bを駆動させて同ビデオテープカセット
の自動排出させる(ステップS190)。
【0053】これに対して、殆ど映画を見終わることな
く途中で停止せざるを得なかったような場合を想定する
と、巻き戻しを開始したのが残り1時間30分程度とい
ったことがある。このような場合はテープ残量が30分
以下ではないと判断され(ステップS180)、自動排
出されない。また、レンタルビデオテープでなければ爪
折れ状態でないと判断され(ステップS160)、この
場合も自動排出されない。もちろん、爪折れ状態でなけ
ればレンタルビデオテープでないと判断するのは確実で
はないが一般的な便利さを向上させる程度の目的であれ
ば十分に有効な判断と言える。
【0054】一方、図4および図5に示すフローチャー
トに示される自動排出処理の場合は次のようになる。レ
ンタルビデオテープを装填してビデオの視聴を開始した
ものの、電話がかかってきて十分に見ることなく途中ま
で進んでしまうことが良くある。このような場合に利用
者は一旦停止して巻き戻し、最初から見直したいと思う
ことが多い。
【0055】従って、30分程度で巻き戻しを開始した
とすれば、その間の再生時間を算出しておく(ステップ
S220)。そして、巻き戻し終了後(ステップS23
5)に、爪折れ状態であっても(ステップS240)、
算出された再生時間が1時間未満であると判断されると
(ステップS250,S255)、自動排出はしない。
【0056】これに対して、映画を見終わったようなと
きには再生時間が1時間55分というようになり、再生
時間が1時間以上であると判断され(ステップS25
0)、自動排出される(ステップS255)。
【0057】このように、ビデオデッキ40は、レンタ
ルビデオテープを見終えて巻き戻す場合、同レンタルビ
デオテープを最後まで巻き戻してスタートセンサ73a
にてリーダを検出したときに同巻き戻しを終了し、爪折
れ検出センサ73cにてビデオテープカセットが爪折れ
状態であることを確認するとともに、同ビデオテープカ
セットを装填状態から自動排出するため、レンタルビデ
オテープの使い勝手を良くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるクレーム対応図である。
【図2】本実施形態にかかるビデオデッキの構成を示す
ブロック図である。
【図3】自動排出処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】変形例にかかる自動排出処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】変形例にかかる自動排出処理のつづきを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…デッキ本体 20…検出センサ 30…自動排出制御手段 40…ビデオデッキ 70…テープメカ 72a…駆動モータ 72b…ローディングモータ 73c…爪折れ検出センサ 80…シスコン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件下で巻き戻し終了後に自動排出
    可能なデッキ本体と、 ビデオテープカセットの誤録画防止用爪の有無を検出し
    て爪検出結果を出力する爪折れ検出センサと、 上記爪折れ検出センサにて爪折れカセットであると判断
    されたときに上記デッキ本体から自動排出させる自動排
    出制御手段とを具備することを特徴とする自動排出機能
    付きビデオデッキ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の自動排出機能付き
    ビデオデッキにおいて、 テープ残量を検出するテープ残量検出手段を備えるとと
    もに、上記自動排出制御手段は上記巻き戻しを開始した
    ときにおけるテープ残量が所定時間以内であるときに上
    記デッキ本体から自動排出させることを特徴とする自動
    排出機能付きビデオデッキ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の自動排出機能付き
    ビデオデッキにおいて、 テープ再生時間を検出するテープ再生時間検出手段を備
    えるとともに、上記自動排出制御手段は、上記巻き戻し
    を開始したときにおけるテープ再生時間が所定時間以上
    であるときに上記デッキ本体から自動排出させることを
    特徴とする自動排出機能付きビデオデッキ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1に記載の自動排出機能付き
    ビデオデッキにおいて、 上記巻き戻しを開始してから終了するまでのテープ巻き
    戻し時間を検出するテープ巻き戻し時間検出手段を備え
    るとともに、上記自動排出制御手段は、同テープ巻き戻
    し時間が所定時間以上であるときに上記デッキ本体から
    自動排出させることを特徴とする自動排出機能付きビデ
    オデッキ。
JP9332182A 1997-12-02 1997-12-02 自動排出機能付きビデオデッキ Pending JPH11167756A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216123A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Funai Electric Co Ltd トレイ自動オープン機能付き光ディスク再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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