JPH1116762A - 電子部品の外部電極形成方法 - Google Patents

電子部品の外部電極形成方法

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JPH1116762A
JPH1116762A JP9166190A JP16619097A JPH1116762A JP H1116762 A JPH1116762 A JP H1116762A JP 9166190 A JP9166190 A JP 9166190A JP 16619097 A JP16619097 A JP 16619097A JP H1116762 A JPH1116762 A JP H1116762A
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external electrode
component
forming
conductor film
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JP9166190A
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Masayuki Hattori
昌之 服部
Shinji Masuyama
津二 増山
Kazuyuki Shibuya
和行 渋谷
Masayuki Ishiyama
正之 石山
Kazuo Naganuma
一夫 長沼
Kazuyuki Tanaka
一幸 田中
Seiji Yanai
精二 柳井
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細形状の外部電極を狭ピッチで精度良く形
成できる電子部品の外部電極形成方法を提供すること。 【解決手段】 部品本体1の表面に外部電極用の導体膜
3を形成してから、該導体膜3の不要部分をレーザ光照
射による熱エネルギー付与によって取り除くようにして
いるので、導体膜形成時には特段の精度を要することな
く、レーザ光LBの照射精度に基づいて所定形状の外部
電極5を所定ピッチで部品表面に精度良く形成すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品や複合
部品等の各種電子部品に有用な外部電極形成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】チップ部品やアレイ,ネットワークと称
される複合部品(以下これらを総称して電子部品とい
う)には、基板電極等の接続相手に対して電気的な接続
を行うための外部電極がその表面に設けられている。
【0003】外部電極の形状及びその位置は部品によっ
て様々で、例えば、直方体形状のチップ部品では相対向
する2側面それぞれの全体を覆うようにして一対の外部
電極が形成され、また、直方体形状の複合部品では相対
向する2側面それぞれを部分的に覆うようにして複数の
外部電極が形成されている。
【0004】図7は後者に該当する外部電極を備えた電
子部品、例えばインダクタアレイを示すもので、部品本
体101内には4つのコイル(図示省略)が長手方向に
間隔をおいて並設され、各コイルの端縁は部品本体10
1の幅方向の2側面それぞれに導出されている。また、
同側面それぞれには、縦長帯状の外部電極102が長手
方向に間隔をおいて4個宛形成されており、幅方向で対
向する外部電極102には、各コイルの導出端縁が接続
している。
【0005】上記の外部電極は、焼成を可能とした金属
粉末含有の電極ペーストを塗布しこれを焼き付けて硬化
させる方法によって一般に形成されており、ペースト塗
布にはスクリーン印刷法やディップ法等が適宜用いられ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年における高密度実
装の要求を満足するには、小型化される部品本体の表面
に、微細形状の外部電極を狭ピッチで精度良く形成する
手法が求められているが、上記従来の外部電極形成方法
ではこれに追従するにも手法的な限界がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、微細形状の外部電極を狭
ピッチで精度良く形成できる電子部品の外部電極形成方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、内部回路と導通するように部品表面に所定形状の外
部電極を形成する電子部品の外部電極形成方法に係り、
請求項1の発明は、部品表面に外部電極用の導体膜を形
成し、該導体膜の不要部分を取り除くことによって所定
形状の外部電極を形成することをその特徴とし、また、
請求項3の発明は、部品表面に研削または成形によって
所定形状の突起部を形成し、該突起部の表面に導体膜を
形成してこれを外部電極とすることをその特徴とし、さ
らに、請求項4の発明は、軟質外周面を有する塗布ロー
ラを部品表面に押し当てることにより、該軟質外周面の
溝内に受容されている導体ペーストを部品表面に転写
し、転写された導体ペーストを硬化させることによって
所定形状の外部電極を形成することをその特徴としてい
る。
【0009】請求項1の発明では、部品表面に外部電極
用の導体膜を形成し、該導体膜の不要部分を取り除くよ
うにしているので、導体膜形成時には特段精度を要する
ことなく、不要部分を取り除くときの精度に基づいて所
定形状の外部電極を部品表面に形成することができる。
【0010】また、請求項3の発明では、部品表面に成
形または研削によって所定形状の突起部を形成し、該突
起部の表面に導体膜を形成するようにしているので、導
体膜形成時には特段精度を要することなく、突起部を形
成するときの精度に基づいて該突起部に合致した所定形
状の外部電極を部品表面に形成することができる。
【0011】さらに、請求項4の発明では、軟質外周面
を有する塗布ローラを部品表面に押し当てることによ
り、該軟質外周面の溝内に受容されている導体ペースト
を部品表面に転写し、転写された導体ペーストを硬化さ
せるようにしているので、塗布ローラの溝の寸法精度に
基づいて所定形状の外部電極を部品表面に形成すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]図1は本発明の第1実施形態を示すも
ので、以下同図を参照して、本第1実施形態に係る外部
電極形成方法を説明する。
【0013】まず、図1(a)に示すようなアレイ用の
部品本体1を用意する。この部品本体1は外観が直方体
形状で、その内部にはコイル,コンデンサ,抵抗器等の
何れか1種または複数種から選択された個別回路(図示
省略)が長手方向に間隔をおいて4個並設されており、
各個別回路の端縁2は部品本体1の幅方向の2側面それ
ぞれに導出されている。
【0014】次に、図1(b)に示すように、部品本体
1の幅方向の2側面それぞれに、外部電極用の導体膜3
を面全域に亘って形成する。具体的には、多数の部品本
体1をその幅方向の側面が揃うように隙間なく並べた状
態で、両側面に、Ag,Ni,Ag−Pd等の金属粉末
を含有した焼成可能な導体ペーストをスクリーン印刷法
等の手法によって所定厚みで塗布し、塗布後に部品本体
1を分離してから、塗布ペーストを焼き付けて硬化させ
ることによって形成する。
【0015】次に、図1(c)に示すように、レーザ光
学系と部品本体1の少なくとも一方を所定方向に定速移
動させながら、各導体膜3の不要部分(外部電極として
使用しない部分)に赤外域のレーザ光4を照射し、該レ
ーザ光4の熱エネルギーによって導体膜3の照射部分を
加熱消失させて除去する。図示例のものでは、レーザ光
4の照射幅を除去幅と一致させてあるが、除去幅よりも
小さな照射幅のレーザ光4を複数回走査して不要部分を
除去するようにしてもよい。
【0016】以上で、図1(d)に示すように、部品本
体1の幅方向の2側面それぞれに、部品本体1内の個別
回路の導出端縁2と接続した縦長帯状の外部電極5が4
個宛形成される。
【0017】上述の外部電極形成方法によれば、部品本
体1の表面に外部電極用の導体膜3を形成してから、該
導体膜3の不要部分をレーザ光照射による熱エネルギー
付与によって取り除くようにしているので、導体膜形成
時には特段の精度を要することなく、レーザ光LBの照
射精度に基づいて所定形状の外部電極5を所定ピッチで
部品表面に精度良く形成することができる。
【0018】尚、上述の第1実施形態では、部品本体の
幅方向2側面に外部電極を形成したものを例示したが、
上記の方法を利用すれば、他の面は勿論のこと、複数面
に及ぶ外部電極も簡単に形成することができる。
【0019】また、上述の第1実施形態では、縦長帯状
の外部電極を形成したものを例示したが、レーザ光の照
射軌跡を変更することにより任意形状の外部電極を形成
することができる。
【0020】[第2実施形態]図2は本発明の第2実施
形態を示すもので、以下同図を参照して、本第2実施形
態に係る外部電極形成方法を説明する。
【0021】まず、図2(a)に示すようなアレイ用の
部品本体11を用意する。この部品本体11は外観が直
方体形状で、その内部にはコイル,コンデンサ,抵抗器
等の何れか1種または複数種から選択された個別回路
(図示省略)が長手方向に間隔をおいて4個並設されて
おり、各個別回路の端縁12は部品本体11の幅方向の
2側面それぞれに導出されている。
【0022】次に、図2(b)に示すように、部品本体
11の幅方向の2側面それぞれに、外部電極用の導体膜
13を面全域に亘って形成する。具体的には、多数の部
品本体11をその幅方向の側面が揃うように隙間なく並
べた状態で、両側面に、Ag,Ni,Ag−Pd等の金
属粉末を含有した焼成可能な導体ペーストをスクリーン
印刷法等の手法によって所定厚みで塗布し、塗布後に部
品本体1を分離してから、塗布ペーストを焼き付けて硬
化させることによって形成する。
【0023】次に、図2(c)に示すように、所定方向
に回動する研削ローラ14を、部品本体11の導体膜形
成面に相対的に押し当てて、各導体膜13の不要部分
(外部電極として使用しない部分)を削り取って除去す
る。この研削ローラ14は、同一外径の複数のダイヤモ
ンドブレード14aを外部電極幅に応じた間隔をおいて
同軸上に連結して構成されており、モータ等の回転駆動
源によって所定方向に定速回動する。
【0024】以上で、図2(d)に示すように、部品本
体11の幅方向の2側面それぞれに、部品本体11内の
個別回路の導出端縁12と接続した縦長帯状の外部電極
15が4個宛形成される。
【0025】上述の外部電極形成方法によれば、部品本
体11の表面に外部電極用の導体膜13を形成してか
ら、該導体膜13の不要部分を研削ローラ14による研
削によって取り除くようにしているので、導体膜形成時
には特段の精度を要することなく、研削ローラ14の研
削精度に基づいて所定形状の外部電極15を所定ピッチ
で部品表面に精度良く形成することができる。
【0026】尚、上述の第2実施形態では、部品本体の
幅方向2側面に外部電極を形成したものを例示したが、
上記の方法を利用すれば、他の面は勿論のこと、複数面
に及ぶ外部電極も簡単に形成することができる。
【0027】また、上述の第2実施形態では、研削ロー
ラによって導体膜の不要部分のみを削り取るようにした
ものを例示したが、研削深さを導体膜の厚みよりも大き
く設定すれば、図2(e)に示すように、部品本体の表
面を導体膜の不要部分と一緒に除去して、各外部電極1
5を帯状に膨出させることもできる。
【0028】[第3実施形態]図3は本発明の第3実施
形態を示すもので、以下同図を参照して、本第3実施形
態に係る外部電極形成方法を説明する。
【0029】まず、図3(a)に示すようなアレイ用の
部品本体21を用意する。この部品本体21は外観が直
方体形状で、その内部にはコイル,コンデンサ,抵抗器
等の何れか1種または複数種から選択された個別回路
(図示省略)が長手方向に間隔をおいて4個並設されて
おり、各個別回路の端縁22は部品本体21の幅方向の
2側面それぞれに導出されている。
【0030】次に、図3(b)に示すように、部品本体
21の幅方向の2側面それぞれに、外部電極用の導体膜
23を面全域に亘って形成する。具体的には、多数の部
品本体21をその幅方向の側面が揃うように隙間なく並
べた状態で、両側面に、Ag,Ni,Ag−Pd等の金
属粉末を含有した焼成可能な導体ペーストをスクリーン
印刷法等の手法によって所定厚みで塗布し、塗布後に部
品本体21を分離してから、塗布ペーストを焼き付けて
硬化させることによって形成する。
【0031】次に、図3(c)に示すように、所定温度
に加熱されたヒータブロック24を、部品本体21の導
体膜形成面に相対的に押し当てて、各導体膜23の不要
部分(外部電極として使用しない部分)を加熱消失させ
て除去するか、または、同不要部分をブロック側に熱付
着させて剥離して除去する。このヒータブロック24
は、外部電極幅に応じた凹部24aを押し当て面に間隔
をおいて備えており、内蔵ヒータによってブロック全
体、好ましくは押し当て面を上記の除去作用に応じた温
度に加熱できる。
【0032】以上で、図3(d)に示すように、部品本
体21の幅方向の2側面それぞれに、部品本体21内の
個別回路の導出端縁22と接続した縦長帯状の外部電極
24が4個宛形成される。
【0033】上述の外部電極形成方法によれば、部品本
体21の表面に外部電極用の導体膜23を形成してか
ら、該導体膜23の不要部分をヒータブロック24によ
る熱エネルギー付与によって取り除くようにしているの
で、導体膜形成時には特段の精度を要することなく、ヒ
ータブロック24の寸法精度に基づいて所定形状の外部
電極25を所定ピッチで部品表面に精度良く形成するこ
とができる。
【0034】尚、上述の第3実施形態では、部品本体の
幅方向2側面に外部電極を形成したものを例示したが、
上記の方法を利用すれば、他の面は勿論のこと、複数面
に及ぶ外部電極も簡単に形成することができる。
【0035】また、上述の第3実施形態では、縦長帯状
の外部電極を形成したものを例示したが、ヒータブロッ
クの押し当て面のパターンを変更することにより任意形
状の外部電極を形成することができる。
【0036】[第4実施形態]図4は本発明は第4実施
形態を示すもので、以下同図を参照して、本第4実施形
態に係る外部電極形成方法を説明する。
【0037】まず、図4(a)に示すようなアレイ用の
部品本体31を用意する。この部品本体31は外観が直
方体形状で、その内部にはコイル,コンデンサ,抵抗器
等の何れか1種または複数種から選択された個別回路
(図示省略)が長手方向に間隔をおいて4個並設されて
おり、各個別回路の端縁32は部品本体31の幅方向の
2側面それぞれに導出されている。
【0038】次に、図4(b)に示すように、所定方向
に回動する研削ローラ33を、部品本体31の幅方向の
2側面それぞれに相対的に押し当てて、同側面の外部電
極を形成しない部分を所定深さで削り取って除去する。
この研削ローラ33は、同一外径の複数のダイヤモンド
ブレード33aを外部電極幅に応じた間隔をおいて同軸
上に連結して構成されており、モータ等の回転駆動源に
よって所定方向に定速回動する。
【0039】これにより、図4(a)に示すように、部
品本体31の幅方向の2側面それぞれに、縦長帯状の突
起部31aが長手方向に間隔をおいて4個宛形成され
る。
【0040】次に、図4(d)に示すように、各突起部
31aの表面に、外部電極34となる導体膜を形成す
る。具体的には、多数の部品本体31をその幅方向の側
面が揃うように隙間なく並べた状態で、両側面の突起部
31aに、Ag,Ni,Ag−Pd等の金属粉末を含有
した焼成可能な導体ペーストをスクリーン印刷法等の手
法によって所定厚みで塗布し、塗布後に部品本体31を
分離してから、塗布ペーストを焼き付けて硬化させるこ
とによって形成する。
【0041】以上で、図4(d)に示すように、部品本
体31の幅方向の2側面それぞれに、部品本体31内の
個別回路の導出端縁32と接続した縦長帯状の外部電極
34が4個宛形成される。
【0042】上述の外部電極形成方法によれば、部品本
体31の表面に研削によって所定形状の突起部31aを
形成してから、該突起部31aの表面に外部電極34と
なる導体膜を形成するようにしているので、導体膜形成
時に特段精度を要することなく、突起部31aを形成す
るときの精度に基づいて該突起部31aに合致した所定
形状の外部電極34を所定ピッチで部品表面に精度良く
形成することができる。
【0043】尚、上述の第4実施形態では、部品本体の
幅方向2側面に外部電極を形成したものを例示したが、
上記の方法を利用すれば、他の面は勿論のこと、複数面
に及ぶ外部電極も簡単に形成することができる。
【0044】また、上述の第4実施形態では、研削によ
って突起部を形成したものを例示したが、成形等の手法
によって予め部品本体の表面に同様の突起部を形成して
おくようにしてもよい。
【0045】[第5実施形態]図5は本発明の第5実施
形態を示すもので、以下同図を参照して、本第5実施形
態に係る外部電極形成方法を説明する。
【0046】まず、図5(a)に示すようなアレイ用の
部品本体41を用意する。この部品本体41は外観が直
方体形状で、その内部にはコイル,コンデンサ,抵抗器
等の何れか1種または複数種から選択された個別回路
(図示省略)が長手方向に間隔をおいて4個並設されて
おり、各個別回路の端縁42は部品本体41の幅方向の
2側面それぞれに導出されている。
【0047】次に、図5(b)に示すように、所定方向
に回動する塗布ローラ43を、部品本体41の幅方向の
2側面それぞれに相対的に押し当てて、同側面に、A
g,Ni,Ag−Pd等の金属粉末を含有した焼成可能
な導体ペースト44を部分的に塗布する。この塗布ロー
ラ43は、合成ゴムや軟質樹脂から成る軟質外周面43
aに、外部電極幅に応じた周方向溝43bを間隔をおい
て備えており、該周方向溝43b内に受容されている導
体ペースト44を部品表面に転写できると共に、転写時
における塗布ローラ43と部品本体41との図中左右方
向の位置ずれを軟質外周面43aの密着性によって防止
することができる。
【0048】次に、部品本体41の表面に塗布された導
体ペースト44を焼き付けて硬化させる。以上で、図5
(c)に示すように、部品本体41の幅方向の2側面そ
れぞれに、部品本体41内の個別回路の導出端縁42と
接続した縦長帯状の外部電極45が4個宛形成される。
【0049】上述の外部電極形成方法によれば、軟質外
周面43aを有する塗布ローラ43を部品本体1の表面
に押し当てることにより、該軟質外周面43aの周方向
溝43b内に受容されている導体ペースト44を部品表
面に転写し、転写された導体ペースト44を硬化させる
ようにしているので、塗布ローラ44の周方向溝43a
の寸法精度に基づいて所定形状の外部電極44を所定ピ
ッチで部品表面に精度良く形成することができる。
【0050】また、塗布ローラ43の軟質外周面43a
を部品本体41の表面に押し当ててペースト転写を行う
ようにしているので、転写時における塗布ローラ43と
部品本体41との位置ずれを相互の密着性によって確実
に防止して、電極形成精度を高めることができる。
【0051】尚、上述の第5実施形態では、部品本体の
幅方向2側面に外部電極を形成したものを例示したが、
上記の方法を利用すれば、他の面は勿論のこと、複数面
に及ぶ外部電極も簡単に形成することができる。
【0052】また、上述の第5実施形態では、縦長帯状
の外部電極を形成したものを例示したが、塗布ローラの
周面の溝パターンを変更することにより任意形状の外部
電極を形成することができる。
【0053】以上、上述の第1乃至第5実施形態では、
焼成を可能とした金属粉末含有の導体ペーストを用いて
外部電極用の導体膜を形成したものを示したが、光硬化
性の導体ペースト、例えば、紫外線硬化性樹脂と金属粉
末を少なくとも含有したペーストを用い、紫外域の光の
照射によってペースト硬化を行うようにしてもよい。こ
のような光硬化性の導体ペーストを用いれば、焼成を可
能とした導体ペーストを用いる場合に比べて、硬化時間
を大幅に短縮して外部電極形成を容易に行うことができ
る。
【0054】また、外部電極の表面にさらにSn−Pb
系合金(半田)の膜をメッキによって形成する場合に
は、図6(a)に示すように、部品本体51上の外部電
極52の表面に、SnまたはPdを含む溶液(メッキ補
助液)を塗布すれば、図6(b)に示すように、メッキ
膜54を外部電極52の表面のみに精度良く形成するこ
とが可能であり、メッキ膜が隣接する外部電極に及んで
短絡を生じることを確実に防止して狭ピッチ化に貢献で
きる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
部品表面に微細形状の外部電極を狭ピッチで精度良く形
成することができ、高密度実装の要求に伴う部品の小型
化に追従できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る外部電極形成方法
を示す図
【図2】本発明の第2実施形態に係る外部電極形成方法
を示す図
【図3】本発明の第3実施形態に係る外部電極形成方法
を示す図
【図4】本発明の第4実施形態に係る外部電極形成方法
を示す図
【図5】本発明の第5実施形態に係る外部電極形成方法
を示す図
【図6】外部電極の表面にメッキ膜を形成する手法を示
す図
【図7】従来の電子部品の外観斜視図
【符号の説明】
1…部品本体、2…個別回路の端縁、3…外部電極用の
導体膜、4…レーザ光、5…外部電極、11…部品本
体、12…個別回路の端縁、13…外部電極用の導体
膜、14…研削ローラ、15…外部電極、21…部品本
体、22…個別回路の端縁、23…外部電極用の導体
膜、24…ヒータブロック、25…外部電極、31…部
品本体、31a…突起部、32…個別回路の端縁、33
…研削ローラ、34…導体膜(外部電極)、41…部品
本体、42…個別回路の端縁、43…塗布ローラ、44
…導体ペースト、45…導体膜(外部電極)、51…部
品本体、52…外部電極、53…メッキ補助液、54…
メッキ膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石山 正之 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 長沼 一夫 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 田中 一幸 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 柳井 精二 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路と導通するように部品表面に所
    定形状の外部電極を形成する電子部品の外部電極形成方
    法であって、 部品表面に外部電極用の導体膜を形成し、該導体膜の不
    要部分を取り除くことによって所定形状の外部電極を形
    成する、 ことを特徴とする電子部品の外部電極形成方法。
  2. 【請求項2】 導体膜の不要部分除去を、不要部分に対
    する局部的な熱エネルギー付与によって行う、 ことを特徴とする請求項1記載の電子部品の外部電極形
    成方法。
  3. 【請求項3】 内部回路と導通するように部品表面に所
    定形状の外部電極を形成する電子部品の外部電極形成方
    法であって、 部品表面に研削または成形によって所定形状の突起部を
    形成し、該突起部の表面に導体膜を形成してこれを外部
    電極とする、 ことを特徴とする電子部品の外部電極形成方法。
  4. 【請求項4】 内部回路と導通するように部品表面に所
    定形状の外部電極を形成する電子部品の外部電極形成方
    法であって、 軟質外周面を有する塗布ローラを部品表面に押し当てる
    ことにより、該軟質外周面の溝内に受容されている導体
    ペーストを部品表面に転写し、転写された導体ペースト
    を硬化させることによって所定形状の外部電極を形成す
    る、 ことを特徴とする電子部品の外部電極形成方法。
  5. 【請求項5】 導体膜が、光硬化性の導体ペーストを用
    いて形成される、 ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の電
    子部品の外部電極形成方法。
JP9166190A 1997-06-23 1997-06-23 電子部品の外部電極形成方法 Withdrawn JPH1116762A (ja)

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